JP5843738B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関し、より詳細には、戸車が上レールを転動して該上レールの延在方向に沿って開閉移動することにより、開口部を開閉する障子を備えた建具に関するものである。
従来、上端部に設けられた戸車が天井に配設された上レールに載置することで吊り下げられ、かつ戸車が上レールを転動することにより該上レールの延在方向に沿って開閉移動する障子を備えた建具が知られている。この建具の障子は、開閉移動することで開口部を開閉するものであるが、施工誤差や走行不良を避けるために下端部が床面から離隔した状態で吊り下げられている。
そのため、上記障子が開口部を閉成する閉止位置に閉止される場合にも該障子の下端部は床面から離隔しており、下端部と床面との隙間に子供等の足の指等が入る虞れがあった。
そこで、上レールに凹部を設け、障子を閉止位置に閉止させる場合に戸車が該凹部に落ち込むことで、開口部を閉成する障子の下端部が床面に接するようにした建具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−24548号公報
ところが、上述した特許文献1に提案されているような建具では、上レールに凹部を設けていたために、上レールに複雑な加工が必要となり、結果的にコストの増大化を招来していた。また、上述した特許文献1に提案されている建具では、障子が閉止位置から開移動した場合において障子の傾きを防止するために上記戸車とは別の副戸車が設けられており、部品点数の増加に伴うコストの増大化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、閉止位置に閉止される障子と床面との間に指等が進入することを防止しつつ、コストの低減化を図ることができる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具は、戸車が上レールを転動して該上レールの延在方向に沿って開閉移動する障子を備えた建具において、前記障子は、付勢手段により上方に向けて付勢されて下端部が床面から離隔した状態で開閉移動するものであり、前記上レールに下方に向けて突出するよう配設されてなり、閉移動する障子に設けられた当接部と接することにより前記付勢手段の付勢力に抗して該障子を降下させて前記下端部が床面と接した状態、あるいは前記下端部と前記床面との離間距離が前記障子の開閉移動時の離間距離よりも小さい状態で前記障子を所定の閉止位置に閉止させるガイド部材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、障子が付勢手段により上方に向けて付勢されて下端部が床面から離隔した状態で開閉移動するものであり、ガイド部材が閉移動する障子の当接部と接することにより付勢手段の付勢力に抗して障子を降下させて下端部が床面に接した状態、あるいは下端部と床面との離間距離が障子の開閉移動時の離間距離よりも小さい状態で障子を所定の閉止位置に閉止させるので、上レール自体には凹凸を設けるような複雑な加工を必要とせず、しかも障子が閉止位置に閉止されるときには床面との間に例えば子供等の足の指等が進入する虞れがない。
また、本発明は、上記建具において、前記ガイド部材は、前記障子を前記閉止位置に閉止させる場合に、前記当接部の一部を進入させる保持凹部が形成されて成ることを特徴とする。
この発明によれば、ガイド部材の保持凹部が、障子が閉止位置に閉止される場合に、当接部の一部を進入させるので、障子が閉止位置に閉止した状態を良好に保持することができる。
また、本発明は、上記建具において、前記障子は、前記下端部における前記床面と接触可能な部位が軟質材若しくは弾性体からなる易変形部材により構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、障子の下端部における床面と接触可能な部位が軟質材若しくは弾性体からなる易変形部材により構成されているので、障子が閉止位置に閉止される場合に床面との摩擦抵抗を大きくして風等により障子がばたつくことを抑制することができる。また、障子の開閉移動時において足の指等が当たることにより負傷することを防止することができる。
また、本発明は、上記建具において、前記当接部は、前記障子の上端面より上方に向けて突出するよう該障子の開閉移動方向に沿って前後一対に複数設けられており、前記ガイド部材は、前記障子を前記閉止位置に閉止させる場合に、前方側の第1当接部に接する第1ガイド部と、後方側の第2当接部に接する第2ガイド部とを備え、前記第2ガイド部は、前記障子が開閉移動する際に前記第1当接部が通過することを許容する通過溝部が形成されて成ることを特徴とする。
この発明によれば、ガイド部材を構成する第2ガイド部には、障子が開閉移動する際に第1当接部が通過することを許容する通過溝部が形成されているので、障子の開閉移動時に第1当接部と第2ガイド部とが干渉する虞れがなく、障子の開閉移動を良好に行うことができる。
本発明によれば、閉止位置に閉止される障子と床面との間に指等が進入することを防止しつつ、コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である建具を示す外観図である。 図2は、本発明の実施の形態である建具の要部を拡大して示す拡大横断面図である。 図3は、本発明の実施の形態である建具の内部構造を示す模式図である。 図4は、図3におけるA−A線断面図である。 図5は、図3におけるB−B線断面図である。 図6は、図3におけるC−C線断面図である。 図7は、本発明の実施の形態である建具を構成する障子が閉移動する場合を模式的に示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態である建具を構成する障子が閉移動する場合を模式的に示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜6は、それぞれ本発明の実施の形態である建具を示すものであり、図1は外観図、図2は拡大横断面図、図3は内部構造を示す模式図、図4は図3におけるA−A線断面図、図5は図3におけるB−B線断面図、図6は図3におけるC−C線断面図である。ここで例示する建具は、障子10及びガイド部材を備えて構成されている。
障子10は、上フレーム部材11、下フレーム部材12及び左右一対の縦フレーム部材13が四周組みされることによって構成された例えばアルミ製のフレーム枠の内部にパネル材14が保持されたものである。かかる障子10は、躯体に形成された開口部1を閉成するのに十分な大きさを有している。尚、図2中の符号2は、開口部1を画成する後方壁であり、符号3は、開口部1を画成する前方壁である。また以下においては、障子10の見付け方向を前後方向とし、障子10の見込方向を左右方向として説明する。
上フレーム部材11は、前端部に第1係合ユニット20が配設され、後端部に第2係合ユニット30が配設されている。
第1係合ユニット20は、例えば樹脂材により形成されたブロック状のものであり、後方に向けて突出する平板状の第1係止片21が設けられている。この第1係止片21には貫通孔21aが形成されており、かかる貫通孔21aを上端部が第1戸車ユニット40に連結されたロッド状の軸部材41が貫通している。この軸部材41の下端部は係止板42を貫通してナット43に螺合されている。
第1戸車ユニット40は、左右一対の戸車44が前後に配置されており、それぞれが天井面4に取り付けられた上レール5に載置されている。
上記軸部材41には、一端が係止板42に係止され、他端が第1係止片21に係止された圧縮コイルバネ(付勢手段)KBが巻回されており、これにより第1係合ユニット20と軸部材41とは、第1係止片21と係止板42とが互いに離隔するよう係合している。
また、上記第1係合ユニット20には、第1突起部(当接部)22が形成されている。第1突起部22は、第1係合ユニット20の前方側部位、すなわち第1係止片21を貫通する軸部材41よりも前方側となる上端部位より上方に突出するよう設けられている。
第2係合ユニット30は、例えば樹脂材により形成されたブロック状のものであり、前方に向けて突出する平板状の第2係止片31が設けられている。この第2係止片31には貫通孔31aが形成されており、かかる貫通孔31aを上端部が第2戸車ユニット50に連結されたロッド状の軸部材51が貫通している。この軸部材51の下端部は係止板52を貫通してナット53に螺合されている。
第2戸車ユニット50は、左右一対の戸車54が前後に配置されており、それぞれが天井面4に取り付けられた上レール5に載置されている。
上記軸部材51には、一端が係止板52に係止され、他端が第2係止片31に係止された圧縮コイルバネ(付勢手段)KBが巻回されており、これにより第2係合ユニット30と軸部材51とは、第2係止片31と係止板52とが互いに離隔するよう係合している。
また、上記第2係合ユニット30には、第2突起部(当接部)32が形成されている。第2突起部32は、第2係合ユニット30の後方側部位、すなわち第2係止片31を貫通する軸部材51よりも後方側となる上端部位より上方に突出するよう設けられている。この第2突起部32は、突出高さが第1突起部22と同程度のものであり、左右幅が第1突起部22よりも大きくなるよう形成されている。
下フレーム部材12は、見付け方向(前後方向)の全域に亘って、下方に開口する下端溝部121が形成されているとともに、該下端溝部121を形成する下端面に下方に向けて突出する長尺状のゴム部材122が左右一対に配設されている。このゴム部材122は、下フレーム部材12とともに障子10の下端部を構成し、かつ弾性体により形成された弾性変形可能な易変形部材である。尚、本実施の形態では、ゴム部材122が配設されているが、本発明においては、軟質材により形成されるものであってもよい。
このような障子10は、第1戸車ユニット40及び第2戸車ユニット50を構成する戸車44,54がそれぞれ上レール5に載置され、圧縮コイルバネKBにより第1係合ユニット20と軸部材41とが係合し、かつ第2係合ユニット30と軸部材51とが係合することにより、上レール5に吊り下げられており、しかも圧縮コイルバネKBの付勢力により、ゴム部材122が床面6から離隔した状態とされている。そして、各戸車44,54が上レール5を転動することにより、障子10は、上レール5の延在方向、すなわち前後方向に沿って開閉移動可能なものである。尚、図6中の符号7は、床面6に設けられた振止部材である。この振止部材7は、下フレーム部材12の下端溝部121に進入して、障子10が開閉移動時に左右方向に沿って変位することを規制するためのものである。
ガイド部材は、複数(図示の例では2つ)設けられており、第1ガイド部60と第2ガイド部70とを有している。これら第1ガイド部60及び第2ガイド部70は、それぞれ例えば樹脂材により形成されている。
第1ガイド部60は、一部が前方側より上レール5の前端部に挿入されることで下部が該上レール5よりも下方に向けて突出するよう配設されている。この第1ガイド部60の下部には、後端部より前方に向かうに連れて下方に傾斜する第1傾斜面61が形成されており、かかる第1傾斜面61の前方側に第1保持凹部62が形成されている。
第1傾斜面61は、障子10が開閉移動する場合に第1突起部22の頂部22aと摺接する面である。第1保持凹部62は、第1傾斜面61に連続する第1水平面63において下方に開口するよう設けられている。この第1保持凹部62は、障子10が閉移動して閉止位置に閉止される場合、すなわち障子10の左側の縦フレーム部材13が前方壁3に当接して該障子10が開口部1を閉成する場合に、第1突起部22の頂部22aの進入を許容して該障子10を閉止位置に閉止された状態に保持させるものである。
第2ガイド部70は、上レール5における第1ガイド部60よりも後方側の個所において、下部が該上レール5よりも下方に向けて突出するようネジにより固定されて配設されている。この第2ガイド部70の下部には、後端部より前方に向かうに連れて下方に傾斜する第2傾斜面71が形成されており、かかる第2傾斜面71の前方側に第2保持凹部72が形成されている。
第2傾斜面71は、障子10が開閉移動する場合に第2突起部32の頂部32aと摺接する面である。より詳細に説明すると、第2傾斜面71は、障子10が開閉移動する場合であって、第1突起部22の頂部22aが第1傾斜面61に摺接する際に第2突起部32の頂部32aと摺接する面である。
第2保持凹部72は、第2傾斜面71に連続する第2水平面73において下方に開口するよう設けられている。この第2保持凹部72は、障子10が閉移動して閉止位置に閉止される場合、すなわち第1突起部22の頂部22aが第1保持凹部62に進入する場合に、第2突起部32の頂部32aの進入を許容して該障子10を閉止位置に閉止された状態に保持させるものである。
このように第2ガイド部70は、第1ガイド部60が第1突起部22と接する場合に第2突起部32に接し、かつ第1ガイド部60の第1保持凹部62に第1突起部22の頂部22aが進入する場合に第2保持凹部72に第2突起部32の頂部32aが進入することが可能な位置に配設してある。
また、この第2ガイド部70には、図6に示すように、下方に開口する通過溝部74が形成されている。この通過溝部74の左右幅は、第2突起部32の左右幅よりも小さく、かつ第1突起部22の左右幅よりも大きく形成されており、障子10が開閉移動する場合に、第1突起部22が通過することを許容するものである。
以上のような構成を有する建具においては、障子10が、図3に示すような開口部1を開成させた状態にある場合には、第1突起部22及び第2突起部32がいずれの個所にも当接しておらず、障子10は、圧縮コイルバネKBにより上方に向けて付勢されて下端部が床面6から離隔した状態にある。かかる障子10を前方に向けて閉移動させると、第1突起部22の頂部22aが第1ガイド部60の第1傾斜面61に当接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2ガイド部70の第2傾斜面71に当接する。
このように第1突起部22の頂部22aが第1傾斜面61に当接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2傾斜面71に当接した状態から障子10を閉移動させると、図7に示すように、第1突起部22の頂部22aが第1傾斜面61を摺接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2傾斜面71を摺接することとなり、これら第1傾斜面61及び第2傾斜面71の傾斜により、障子10は、圧縮コイルバネKBの付勢力に抗して降下する。
そして、障子10の閉移動に伴って第1突起部22の頂部22aが第1傾斜面61の最下部に接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2傾斜面71に最下部に接すると、障子10は最も降下した状態となり、下フレーム部材12のゴム部材122が床面6との接触により僅かに弾性変形する。
その後、障子10の閉移動により第1突起部22の頂部22aが第1水平面63と摺接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2水平面73と摺接し、更に障子10が閉止位置に到達すると、図8に示すように、第1突起部22の頂部22aが圧縮コイルバネKBの付勢力により第1保持凹部62に進入し、かつ第2突起部32の頂部32aが圧縮コイルバネKBの付勢力により第2保持凹部72に進入し、障子10は、開口部1を閉成した状態に保持される。このとき下フレーム部材12のゴム部材122は、床面6に接している。
一方、開口部1を閉成した状態に保持される障子10を後方に向けて開移動させると次のようになる。障子10の開移動により第1突起部22の頂部22aが第1保持凹部62から離脱し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2保持凹部72から離脱する。障子10の開移動に伴って第1突起部22の頂部22aが第1傾斜面61を摺接し、かつ第2突起部32の頂部32aが第2傾斜面71を摺接すると、障子10は、圧縮コイルバネKBに付勢されて上昇し、下フレーム部材12のゴム部材122が床面6と離隔する。
その後、障子10の開移動に伴って第1突起部22が第1ガイド部60から離隔し、第2突起部32が第2ガイド部70から離隔すると、障子10は圧縮コイルバネKBにより最も上昇した状態に付勢され、かかる上昇した状態のまま後方に向けて開移動する。かかる開移動により、第1突起部22は第2ガイド部70に至っても該第2ガイド部70の通過溝部74を通過することで該第2ガイド部70と干渉する虞れがない。
以上説明したように、本発明の実施の形態である建具によれば、障子10が、圧縮コイルバネKBにより上方に向けて付勢されてゴム部材122が床面6から離隔した状態で開閉移動するものであり、第1ガイド部60が閉移動する障子10に設けられた第1突起部22の頂部22aと接し、かつ第2ガイド部70が該障子10に設けられた第2突起部32の頂部32aと当接することにより圧縮コイルバネKBの付勢力に抗して該障子10を降下させてゴム部材122が床面6に接した状態で閉止位置に閉止させるので、上レール5自体には凹凸を設けるような複雑な加工を必要とせず、しかも障子10が閉止位置に閉止されるときには床面6との間に例えば子供等の足の指等が進入する虞れがない。従って、閉止位置に閉止される障子10と床面6との間に指等が進入することを防止しつつ、コストの低減化を図ることができる。
上記建具によれば、障子10が閉止位置に閉止される場合に、第1突起部22の頂部22aを第1保持凹部62に進入させ、かつ第2突起部32の頂部32aを第2保持凹部72に進入させるので、障子10を閉止位置に閉止させた状態に良好に保持させることができる。
上記建具によれば、障子10の下フレーム部材12にゴム部材122が設けられていることにより、障子10の下端部における床面6と接触可能な部位がゴム部材122により構成されていることとなり、障子10が閉止位置に閉止される場合に床面6との摩擦抵抗を大きくして風等により障子10がばたつくことを抑制することができる。また、障子10の開閉移動時において足の指等が当たることにより負傷することを防止することができる。
上記建具によれば、第2ガイド部70に第1突起部22の通過を許容する通過溝部74が形成されているので、障子10の開閉移動時に第1突起部22と第2ガイド部70とが干渉する虞れがなく、障子10の開閉移動を良好に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、障子10が閉止位置に閉止される場合には、該障子10が開口部1を閉成していたが、本発明においては、障子は開口部の一部を閉成するもので、複数の障子がそれぞれ所定の閉止位置に閉止されることで開口部を閉成するものであっても良い。
上述した実施の形態では、ガイド部材が第1ガイド部60及び第2ガイド部70により構成されていたが、本発明においては、ガイド部材は単数であっても複数であっても良く、その数は特に限定されないが、障子に設けられる突起部と同数であることが好ましい。
上述した実施の形態では、付勢手段である圧縮コイルバネKBは軸部材41,51を巻回するよう設けられていたが、本発明においては、付勢手段はどのような形態で設けられていても構わない。例えば、本実施の形態にように、圧縮コイルバネKBのような付勢手段により上方に向けて付勢されて障子10の下端部が床面から離隔した状態とするものはもちろんのこと、本発明においては、引張コイルバネを付勢手段として用いても良い。このように引張コイルバネを付勢手段として用いる場合には、引張コイルバネの一端を係止板(42,52)に接続して他端を戸車ユニット(40,50)に接続すれば良く、障子(10)は引張コイルバネに吊り下げられ、該引張コイルバネがある程度伸びた状態で障子(10)の下方移動を制限し、その状態から更に障子(10)がガイド部材(第1ガイド部60,第2ガイド部70)によって下方に押し下げられることで、バネが更に伸びて障子(10)の下端部が床面(6)に接することになる。
上述した実施の形態では、第1突起部22及び第2突起部32をガイド部材(第1ガイド部60,第2ガイド部70)と接する当接部として説明したが、本発明においては、当接部は、これら突起部22,32のように上方に向けて突出した形態に限られず、例えば障子(10)の角部等により実現されるものであっても構わない。
上述した実施の形態では、障子10が閉止位置に閉止される場合、障子10の下端部(ゴム部材122)が床面6に接した状態になっていたが、本発明においては、障子(10)が閉止位置に閉止される場合、障子(10)の下端部と床面(6)との離間距離が障子(10)の開閉移動時の離間距離よりも小さい状態となるようにしても良い。
1 開口部
2 後方壁
3 前方壁
4 天井面
5 上レール
6 床面
7 振止部材
10 障子
11 上フレーム部材
12 下フレーム部材
121 下端溝部
122 ゴム部材
13 縦フレーム部材
14 パネル材
20 第1係合ユニット
21 第1係止片
21a 貫通孔
22 第1突起部
22a 頂部
30 第2係合ユニット
31 第2係止片
31a 貫通孔
32 第2突起部
32a 頂部
40 第1戸車ユニット
41 軸部材
42 係止板
43 ナット
44 戸車
50 第2戸車ユニット
51 軸部材
52 係止板
53 ナット
54 戸車
60 第1ガイド部
61 第1傾斜面
62 第1保持凹部
63 第1水平面
70 第2ガイド部
71 第2傾斜面
72 第2保持凹部
73 第2水平面
74 通過溝部
KB 圧縮コイルバネ(付勢手段)

Claims (4)

  1. 戸車が上レールを転動して該上レールの延在方向に沿って開閉移動する障子を備えた建具において、
    前記障子は、付勢手段により上方に向けて付勢されて下端部が床面から離隔した状態で開閉移動するものであり、
    前記上レールに下方に向けて突出するよう配設されてなり、閉移動する障子に設けられた当接部と接することにより前記付勢手段の付勢力に抗して該障子を降下させて前記下端部が床面と接した状態、あるいは前記下端部と前記床面との離間距離が前記障子の開閉移動時の離間距離よりも小さい状態で前記障子を所定の閉止位置に閉止させるガイド部材を備えたことを特徴とする建具。
  2. 前記ガイド部材は、前記障子を前記閉止位置に閉止させる場合に、前記当接部の一部を進入させる保持凹部が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記障子は、前記下端部における前記床面と接触可能な部位が軟質材若しくは弾性体からなる易変形部材により構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建具。
  4. 前記当接部は、前記障子の上端面より上方に向けて突出するよう該障子の開閉移動方向に沿って前後一対に複数設けられており、
    前記ガイド部材は、前記障子を前記閉止位置に閉止させる場合に、前方側の第1当接部に接する第1ガイド部と、後方側の第2当接部に接する第2ガイド部とを備え、
    前記第2ガイド部は、前記障子が開閉移動する際に前記第1当接部が通過することを許容する通過溝部が形成されて成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の建具。
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