JP5524474B2 - 上吊り式引戸装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、病院や、ビル、住宅、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分に配設され、引戸本体を吊り下げられた状態で開閉動作するようにした上吊り式引戸装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されるもののように、左右方向へ移動するように吊り下げられた引戸本体(開閉体20)と、全開位置の前記引戸本体の表裏面に近接して沿うように固定された戸袋部材(50)と、該戸袋部材の引戸閉鎖方向側に隣接し前記引戸本体によって開閉される開口部とを構成した上吊り式引戸装置がある。
ところで、前記従来の上吊り式引戸装置によれば、特許文献1の図5に示すように、前記開口部を前記引戸本体(開閉体20)によって閉鎖した場合、前記引戸本体(開閉体20)の表面と、前記戸袋部材(50)の表面との間に段差が形成されて、外観上の体裁を損ねてしまう場合がある。
特開2005−90040号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、閉鎖状態の引戸本体と戸袋部材との間に形成される段差を小さくすることができる上吊り式引戸装置を提供することにある。
引戸本体を吊り下げられた状態で開閉動作するようにした上吊り式引戸装置において、
前記引戸本体の上方で引戸開閉方向へわたるように不動部位に固定されたハンガーレールと、前記ハンガーレールに対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに前記引戸本体を戸厚方向へ移動するように吊り持つ移動支持部材と、前記引戸本体の上端部に設けられた上方向きのガイド突起と、前記ガイド突起の側部に当接するように引戸開閉方向へわたって不動部位に固定された凸レール部と、前記凸レール部の引戸閉鎖方向寄りに配設されて前記ガイド突起を戸厚方向へ没入させる凹部と、前記ハンガーレールの下方側で略全開状態の前記引戸本体に対し重なり合うようにして不動部位に固定された戸袋部材と、前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側に隣接し前記引戸本体によって開閉される開口部とを備え、前記引戸本体の全体を前記移動支持部材よりも下側に配置するとともに、この引戸本体の上端部を前記移動支持部材の下端部に吊り持たせ、前記凸レール部に沿って引戸閉鎖方向へ移動した前記ガイド突起を前記凹部内へ没入させるのに伴って、前記引戸本体を前記移動支持部材により戸厚方向へ移動させて前記開口部内における前記移動支持部材よりも下側へ入り込ませて、この引戸本体と前記戸袋部材とが引戸閉鎖方向側から視て重なり合う位置関係になるようにし、前記凸レール部の突端は、前記引戸本体の上方側で前記引戸本体の戸厚内に位置し、前記移動支持部材は、前記ハンガーレールに対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに戸厚方向へ揺動するように支持された揺動体を備え、この揺動体の下端に、前記凸レール側を開口した断面略コ枠状のブラケットを、戸厚方向への移動により前記凸レール部の突端側に嵌ったり脱したりするように接続するとともに、このブラケットの下端部を前記引戸本体の上端部に接続し、前記ガイド突起は、前記引戸本体の上端部から上方向きに突出するとともにその突端を前記ブラケットの上端よりも下側に位置し、前記引戸本体の上端部よりも上方側における前記引戸本体の戸厚内にて前記凸レール部の突端に当接するように設けられている

本発明を実施するための一形態では、引戸本体を吊り下げられた状態で開閉動作するようにした上吊り式引戸装置において、前記引戸本体の上方で引戸開閉方向へわたるように不動部位に固定されたハンガーレールと、前記ハンガーレールに対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに前記引戸本体を戸厚方向へ移動するように吊り持つ移動支持部材と、前記引戸本体の上端部に設けられた上方向きのガイド突起と、前記ガイド突起の側部に当接するように引戸開閉方向へわたって不動部位に固定された凸レール部と、前記凸レール部の引戸閉鎖方向寄りに配設されて前記ガイド突起を戸厚方向へ没入させる凹部と、前記ハンガーレールの下方側で略全開状態の前記引戸本体に対し重なり合うようにして不動部位に固定された戸袋部材と、前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側に隣接し前記引戸本体によって開閉される開口部とを備え、前記凸レール部に沿って引戸閉鎖方向へ移動した前記ガイド突起を前記凹部内へ没入させるのに伴って、前記引戸本体を前記移動支持部材により戸厚方向へ移動させて前記開口部内へ入り込ませるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、引戸本体を閉鎖動作させると、凸レール部に沿って引戸閉鎖方向へ移動したガイド突起が凹部内へ没入し、引戸本体が、移動支持部材によって揺動し戸袋部材に隣接する開口部の内部へ入り込む。よって、引戸本体と戸袋部材との間に形成される段差が小さくなる。
また、他の形態では、前記移動支持部材は、傾斜状態から略垂直状態になるまで揺動することで、前記引戸本体を戸厚方向へ移動させて前記開口部内へ入り込ませる。
この構成によれば、引戸本体の開口部内への移動量が、戸袋部材の厚み以上であって引戸本体の厚み未満となるため、閉鎖状態の引戸本体と戸袋部材との間に形成される段差を、より小さくして目立たなくすることができる。
また、他の形態では、前記凹部の深さが、前記戸袋部材の厚み以上であって且つ前記引戸本体の厚み未満に設定されている。
この構成によれば、移動支持部材を傾斜状態から略垂直状態になるまで自重によって揺動させることができる。
また、他の形態では、前記凹部内には、引戸開放方向側から前記ガイド突起を挿入可能な略凹状に形成されて前記ガイド突起の戸厚方向への振れを規制する第一の振れ規制部が設けられている。
この構成によれば、ガイド突起が凹部内に没入した際に、ガイド突起の戸厚方向への振れが規制され、ひいては、閉鎖状態の引戸本体が厚さ方向へ振れるのを防ぐことができる。
また、他の形態では、前記凸レール部には、前記ガイド突起の移動軌跡を上方側から略凹状に囲むことで、前記ガイド突起の戸厚方向への振れを規制する第二の振れ規制部が設けられている。
この構成によれば、ガイド突起が凸レール部に沿って移動する際に戸厚方向へ振れるのを抑制することができ、ひいては、引戸本体が開閉動作中に戸厚方向への振れるのを防ぐことができる。
また、他の形態では、前記凸レール部には、前記引戸本体が開放した際に前記ガイド突起に嵌り合って前記引戸本体の開放状態を維持するように、開放係止凹部が設けられている。
この構成によれば、引戸本体が開放すると、ガイド突起が凸レール部上の開放係止凹部に嵌り合う。したがって、引戸本体の開放状態に維持することができる。
また、他の形態では、前記開口部の引戸閉鎖方向側には、略全閉した際の前記引戸本体の戸先部に接触又は近接するように、縦枠部が設けられ、この縦枠部には、前記引戸本体を閉鎖方向へ移動させながら前記開口部内へ導くように、前記引戸本体の戸先部に摺接する案内傾斜面が設けられている。
この構成によれば、引戸本体が閉鎖方向へ移動しながら開口部内へ入り込む際、引戸本体の戸先部が案内傾斜面に摺接され案内される。よって、引戸本体をスムーズに閉鎖動作させることができる。
また、他の形態では、前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部に、前記開口部内へ入り込むにしたがって引戸閉鎖方向へ向かう傾斜面を形成するとともに、前記引戸本体の戸尻部にも前記傾斜面にならう傾斜面を形成し、前記引戸本体の略全閉時に前記二つの傾斜面が対向するようにした。
この構成によれば、引戸本体が略全閉した際に、戸袋部材の傾斜面と、引戸本体の傾斜面とが向かい合って近接する。したがって、戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部と、引戸本体の戸尻部との間に、引戸厚さ方向(引戸開閉方向に略直交する方向)の隙間が形成されるのを防ぐことができ、ひいては、覗き行為を防ぐことができる。
また、他の形態では、前記引戸本体の下端部と対向する不動面に係合突起を設け、前記引戸本体の下端部には、前記引戸本体の開閉方向及び戸厚方向への移動中に前記係合突起と嵌り合うガイド溝を設けた。
この構成によれば、引戸本体の開閉方向への移動中および開口部内外への移動中、引戸本体の厚さ方向への振れを小さくすることができる。
また、他の形態では、前記引戸本体の戸尻部に、略全閉状態で前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部に対し当接して弾性変形する弾性部材を設けた。
この構成によれば、引戸本体が略全閉状態になると、該引戸本体の戸尻部に設けられた弾性部材が、戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部に対し弾性的に当接する。よって、引戸本体による全閉時の閉鎖性(例えば気密性)を向上することができる。
また、他の形態では、前記引戸本体の上端部と前記開口部の上方側の上枠部との間に、これらの間が狭まった際に挟まれるように弾性部材を設けた。
この構成によれば、引戸本体が開口部内へ入り込むと、引戸本体の上端部と上枠部との間に弾性部材が挟まれる。よって、引戸本体による全閉時の閉鎖性を、一層向上することができる。
また、他の形態では、前記引戸本体の下端部と、該下端部に対向する不動面との間に、これらの間が狭まった際に挟まれるように弾性部材を設けた。
この構成によれば、引戸本体が開口部内に入り込むのに伴って、移動支持部材が傾斜状態から略垂直状態になるまで揺動すると、引戸本体の下端部と、該下端部に対向する不動面との間が狭まり、これらの間に弾性部材が挟まれる。よって、引戸本体による全閉時の閉鎖性を、一層向上することができる。
また、他の形態では、前記移動支持部材は、前記ハンガーレールの上面に沿って転動する吊車と、該吊車を回動自在に支持する支持ブラケットと、該支持ブラケットの下端側に戸厚方向へ揺動するように支持された揺動体とを備え、前記揺動体の下端に前記引戸本体を吊持してなる。
この構成によれば、移動支持部材を生産性の良好な具体的態様とすることができる。
また、他の形態では、引戸開閉方向へわたって固定された振れ抑制レールを具備し、該振れ抑制レールを前記支持ブラケットに対し近接又は接触させて、前記吊車の戸厚方向への振れを抑制するようにした。
この構成によれば、支持ブラケットおよび吊車が、開閉動作中に戸厚方向へ振れるのを抑制することができる。
他の形態では、前記凸レール部は、引戸開放方向側に設けられた第一の凸レール部と、該第一の凸レール部よりも引戸閉鎖方向側に設けられた第二の凸レール部と、該第二の凸レール部よりも引戸閉鎖方向側に設けられた第三の凸レール部とを略直線状に配設してなり、前記凹部は、第一の凸レール部と第二の凸レール部との間に設けられた第一の凹部と、第二の凸レール部と第三の凸レール部との間に設けられた第二の凹部と、前記第三の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第三の凹部とからなり、前記ガイド突起は、第一の凹部と第二の凹部と第三の凹部に対し、それぞれ略同時に没入される第一のガイド突起と第二のガイド突起と第三のガイド突起とからなる。
この構成によれば、引戸本体の開閉方向への移動中は、三つのガイド突起の内の少なくとも二つが、何れかの凸レール部に当接するため、開閉動作中の引戸本体が戸厚方向へ傾斜するようなことを防ぐことができる。そして、引戸本体を開口部内へ入り込ませる際には、三つのガイド突起が略同時に三つの凹部内に没入するため、引戸本体が、傾斜することなく平行移動することになる。
他の形態では、前記凸レール部は、引戸開放方向側に設けられた第一の凸レール部と、該第一の凸レール部の引戸閉鎖方向側であって且つ該第一の凸レール部の上側又は下側に設けられた第二の凸レール部とから構成され、前記凹部は、第一の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第一の凹部と、第二の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第二の凹部とから構成され、前記ガイド突起は、第一の凸レール部に当接可能であって且つ第一の凹部に没入可能な第一のガイド突起と、第二の凸レール部に当接可能であって且つ第二の凹部に没入可能な第二のガイド突起とを備え、これら第一のガイド突起と第二のガイド突起の間隔と、第一の凹部と第二の凹部の間隔とを、略同一にしている。
この構成によれば、引戸本体の開閉方向への移動中、第一のガイド突起と第二のガイド突起は、それぞれ第一の凸レール部と第二の凸レール部に沿って移動する。そして、第一のガイド突起が第一の凹部に没入するのと略同時に、第二のガイド突起が第二の凹部に没入する。したがって、一方のガイド突起のみが凹部に没入して引戸本体が傾斜するようなことを防ぐことができる。
また、他の形態では、前記引戸本体を閉鎖方向へ付勢する付勢手段を具備した。
この構成によれば、引戸本体を付勢手段によって自動的に閉鎖動作させることができる。
また、他の形態では、前記引戸本体を開閉動作させるリニアモータを具備した。
この構成によれば、開閉体をリニアモータの駆動によって開閉動作させることができる
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
閉鎖動作した引戸本体が開口部内へ入り込むため、閉鎖状態の引戸本体と戸袋部材との間に形成される段差を小さくすることができる
以下、上記形態の具体例を、図面に基づいて説明する。
この上吊り式引戸装置1は、建物等の躯体開口部に固定される枠体10と、該枠体10内において吊り下げられた状態で左右方向へ開閉動作する引戸本体20と、前記引戸本体20の上方で引戸開閉方向(図1によれば左右方向)へわたるように不動部位(枠体10)に固定されたハンガーレール30と、前記ハンガーレール30に対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに前記引戸本体20を戸厚方向へ移動するように吊り持つ移動支持部材40と、前記引戸本体20の上端部に設けられた上方向きの三つのガイド突起51,52,53と、前記ガイド突起51,52,53の側部に当接するように引戸開閉方向へわたって不動部位(枠体10)に固定された三つの凸レール部61,62,63と、前記凸レール部61,62,63の引戸閉鎖方向寄りに配設されて前記ガイド突起51,52,53を戸厚方向へ没入させる凹部71,72,73と、ハンガーレール30の下方側で略全開状態の引戸本体20に対し重なり合うようにして不動部位(枠体10)に固定された戸袋部材80と、戸袋部材80の引戸閉鎖方向側に隣接し前記引戸本体20によって開閉される開口部A(図2参照)とを具備している。
枠体10は、左右の縦枠部11,12と、これら縦枠部11,12の上端部間に止着された上枠部13とからなる正面視略コ字状に構成される。
上枠部13内には、ハンガーレール30や、三つの凸レール部61,62,63、三つの凹部71,72,73等が配設される。
引戸本体20は、枠体10内左右の片半部側を覆う略矩形板状の部材であり、後述する移動支持部材40を介してハンガーレール30に掛けられている。この引戸本体20は、ハンガーレール30に沿う左右方向(図示例によれば略水平方向)への移動と、移動支持部材40の揺動による戸厚方向への移動とによって、枠体10内左右の片半部側(図2によれば左半部側)に設けられた開口部A(図2参照)を開閉する。
ハンガーレール30は、不動部位である枠体10の上枠部13に、左右方向へわたって固定されている。
より詳細に説明すれば、このハンガーレール30は、図4に示すように、上枠部13に溶接等で固定された断面略逆L字状の下側ブラケット31と、該下側ブラケット31に対し上方に間隔を置いて上枠部13に溶接等で固定された断面略L字状の上側ブラケット32と、これら下側ブラケット31と上側ブラケット32との間に挟まれたレール部材33と、これら三つの部材を上下方向へ締結する締結部材34(図示例によればボルトとナット)とにより構成される。
下側ブラケット31、上側ブラケット32、レール部材33は、それぞれ引戸開閉方向へ連続する長尺状の部材である。
レール部材33は、戸厚方向の突端に上方向きに突出するとともに引戸開閉方向へわたる凸状レール部33aを有する。このレール部材33は、その基端側が下側ブラケット31と上側ブラケット32との間に差し込まれ、締結部材34が締め付けられることで固定される。
前記ハンガーレール30の構成によれば、例えば断面略L字状のレール部材を上枠部13に対し直接ねじ止めするようにした従来技術と比較し、ネジやボルト等の締結部材34が外部に露出することがなく外観上の体裁が良好な上、凸状レール部33aの走行面が溶接により傷むようなこともなく、更には、レール部材33の交換が容易であり、メンテナンス性に優れている。
また、移動支持部材40は、ハンガーレール30における凸状レール部33aの上面に沿って転動する吊車41と、該吊車41を回動自在に支持する支持ブラケット42と、該支持ブラケット42の下端側に戸厚方向へ揺動するように支持された揺動体43とを備え、揺動体43の下端に引戸本体20を吊持している。
そして、この移動支持部材40は、図4〜図5に示すように傾斜状態から略垂直状態になるまで揺動することで、引戸本体20を戸厚方向へ移動させて開口部A(図2参照)内へ入り込ませる。
吊車41は、略円柱のローラであり、その外周面に、ハンガーレール30の凸状レール部33aに嵌り合う環状溝を有する。
支持ブラケット42は、吊車41を回動自在に支持するとともに、ハンガーレール30の下側へ延設される。
揺動体43は、上枠部13に沿う平板状の部材である。この揺動体43の上端部と、前記支持ブラケット42との間には、蝶番等の上側軸支部材44が介在される。揺動体43は、その下端側を戸厚方向に沿って回動させるように、上側軸支部材44によって支持ブラケット42に対し接続されている。
揺動体43の下端部と引戸本体20との間には、蝶番等の下側軸支部材45が介在される。この下側軸支部材45は、揺動体43に対し引戸本体20を回動自在に接続している。この下側軸支部材45によれば、揺動体43の下端側が戸厚方向に沿って揺動した際、引戸本体20は、略垂直状態のまま戸厚方向へ略平行に移動することになる。なお、図4及び図5中、符号46は、下側軸支部材45と引戸本体20とを接続する断面略コ枠状のブラケット46である。
また、三つのガイド突起51,52,53は、引戸開閉方向へ間隔を置いて配設される。本明細書では、前記三つのガイド突起を、引戸開放方向側から順番に、第一のガイド突起51、第二のガイド突起52、第三のガイド突起53とする。
第一のガイド突起51、第二のガイド突起52、第三のガイド突起53の各々は、引戸本体20の上端から上方向きに突出する軸部51a(52b,53b)と、該軸部によって回動自在に支持されたローラ部51b(52b,53b)とからなり、前記ローラ部の外周面を、凸レール部61(62,63)の突端面に沿って転動させる。
三つの凸レール部61,62,63は、引戸開閉方向に沿う略直線状に並べ設けられる。本明細書では、前記三つの凸レール部を、引戸開放方向側から順番に、第一の凸レール部61、第二の凸レール部62、第三の凸レール部63とする。
第一の凸レール部61、第二の凸レール部62、第三の凸レール部63の各々は、上枠部13内面から引戸厚さ方向へ突出する突端面61a(62a,63a)と、該突端面の引戸閉鎖方向側(図3によれば左方向側)の端部に接続された傾斜面61b(62b,63b)とを有する。
各突端面61a(62a,63a)は、引戸開閉方向へ連続する略直線状の面である。
各傾斜面61b(62b,63b)は、図3に示すように平面視上において開口部A内方向へ斜めに向かう面であり、後述する凹部71(72,又は73)を構成する。
第一の凸レール部61は、三つのガイド突起51,52,53に対し同時に当接する長さを有する。すなわち、第一の凸レール部61の長さ寸法は、三つのガイド突起51,52,53の引戸開閉方向の配設範囲の長さよりも長く設定される。
三つの凹部71,72,73は、本明細書によれば、第一の凸レール部61と第二の凸レール部62との間に設けられた第一の凹部71と、第二の凸レール部62と第三の凸レール部63との間に設けられた第二の凹部72と、第三の凸レール部63の引戸閉鎖方向側に設けられた第三の凹部73とにより構成される。
第一の凹部71は、第一の凸レール部61と第二の凸レール部62を所定間隔置いて配置することにより、これら凸レール部間に設けられる空間である。なお、前記所定間隔は、第三のガイド突起53が第二の凸レール部62に当接した際に第二のガイド突起52と第一の凸レール部61との当接状態を保てるように設定される。
同様に、第二の凹部72は、第二の凸レール部62と第三の凸レール部63を所定間隔置いて配置することにより、これら凸レール部間に設けられる空間である。なお、前記所定間隔は、第三のガイド突起53が第三の凸レール部63に当接した際に第二のガイド突起52と第二の凸レール部62との当接状態を保てるように設定される。
また、第三の凹部73は、第三の凸レール部63の引戸閉鎖方向側に隣接する空間である。
第一の凹部71、第二の凹部72、第三の凹部73の各々は、その深さ寸法が、戸袋部材80の厚み以上であって且つ引戸本体20の厚み未満に設定されている。
この構成によれば、引戸本体20を全閉して開口部A内に挿入させた際、戸袋部材80における挿入方向側の外側面80a(図4参照)と、引戸本体20の同方向側の側面20a(図4参照)とを、図5に示すように略面一にすることができる。
戸袋部材80は、枠体10内の空間の左右何れかの片半部(図1によれば右半部)を閉鎖する略矩形板状に形成される。この戸袋部材80は、図4に示すように、ハンガーレール30の下方側で略全開状態の引戸本体20に対し近接して重なり合うように配置され、不動部位である枠体10に固定されている。
また、開口部Aは、枠体10内において、戸袋部材80の引戸閉鎖方向側に隣接するとともに戸厚方向へ貫通された正面視略矩形状の空間であり、引戸本体20によって開閉される。
次に上記構成の上吊り式引戸装置1を開閉動作した際の作用効果について詳細に説明する。
また、引戸本体20が略全開状態にある際には、引戸本体20上端の三つのガイド突起51,52,53の全てに対し、第一の凸レール部61の突端面61aが当接している。
この状態では、図4に示すように、三つのガイド突起51,52,53がその側方からハンガーレール30により押圧されることで、移動支持部材40の揺動体43が傾斜した状態に維持され、引戸本体20は戸袋部材80に対し近接して重なり合う(図4参照)。
引戸本体20が前記全体状態から閉鎖方向へスライドすると、先ず、第三のガイド突起53が第一の凹部71を越え、次に第二のガイド突起52が第一の凹部71を超える(図2及び図3参照)。
前記閉鎖動作の際、少なくとも、三つのガイド突起51,52,53の内、少なくとも2つ以上が、凸レール部61,62,63の突端部61a,62a,63aに当接するため、引戸本体20の閉鎖動作の途中で、何れかの前記ガイド突起のみが前記凹部に嵌り合い、引戸本体20が戸厚方向へ傾斜するようなことを防ぐことができる。
すなわち、仮に、同一直線上に二つの凹部を設けるとともに、これら凹部に対応する二つのガイド突起を設けた態様では、閉鎖動作中に、その閉鎖方向側の一方のガイド突起のみが先に一方の凹部に嵌って引戸本体20が傾斜してしまう場合があるが、本実施の形態の上吊り式引戸装置1では、このようなことを防ぐことができる。
次に、三つのガイド突起51,52,53は、図3に示すように、それぞれ三つの凹部71,72,73に対し略同時に嵌り合う。この際、引戸本体20は、図4〜図5に示すように、移動支持部材40の揺動体43下端側を揺動させて、開口部A内へ挿入される。
より詳細に説明すれば、図3に示すように、第一のガイド突起51は、第一の凸レール部61端部の傾斜面61bに沿うようにして、第一の凹部71内へ没入する。それと略同時に、第二のガイド突起52は、第二の凸レール部62端部の傾斜面62bに沿うようにして、第二の凹部72内へ没入する。それと略同時に、第三のガイド突起53は、第三の凸レール部63端部の傾斜面63bに沿うようにして、第三の凹部73内へ没入する。
したがって、引戸本体20は、傾斜面61b,62b,63bに沿うようにして、平面視上において斜めに平行移動しながら(図3参照)、自重によって揺動体43を傾斜状態から略垂直状態になるまで揺動させて、開口部A内へ入り込む。
引戸本体20が開口部A内へ挿入された全閉状態では、図5に示すように、引戸本体20の挿入方向側(図5によれば左方向側)の外側面20aと、戸袋部材80の同方向側の外側面80aとが、段差のほとんどない略面一な状態になる。よって、全閉状態の外観上の体裁を向上することができる。
次に、上記上吊り式引戸装置1に対し必要に応じて付加される構成について、詳細に説明する。
上記上吊り式引戸装置1に対しては、図6に示すように、ガイド突起51(52,又は53)の戸厚方向(図6によれば上下方向)への振れを規制する第一の振れ規制部110を設けるようにしてもよい。
第一の振れ規制部110は、凹部71(72,又は73)内に、振れ規制片111を固定することで、引戸開放方向側(図6によれば右方向側)からガイド突起51(52,又は53)を挿入可能な略凹状に形成される。
振れ規制片111は、金属片を曲げ加工することで、凹部71(72,又は73)内の底面に止着される止着片部111aと、前記底面から離間して配置され前記底面との間を略凹状に形成する離間片部111bと、これら止着片部111aと離間片部111bとを接続するとともに弾性的に撓み可能な弾性撓み部111cと、離間片部111bの先端側を外方へ曲げるようにして形成された曲げ部111b1とを有する(図7参照)。
上記構成の第一の振れ規制部110によれば、引戸本体20が全閉すると、ガイド突起51(52,53)が凹部71(72,73)の底面と離間片部111bとの間に位置して、該ガイド突起51(52,53)の戸厚方向への移動が規制され、ひいては、閉鎖状態の引戸本体20が厚さ方向へ振れるのを防ぐことができる。
しかも、ガイド突起51(52,53)の第一の振れ規制部110内への挿入を、曲げ部111b1によってスムーズに行うことができる。
更には、ガイド突起51(52,53)が第一の振れ規制部110内に噛み込んで移動不能になるようなことを、弾性撓み部111cの弾性的な撓みによって防ぐことができる。
また、上記上吊り式引戸装置1に対しては、図8に示すように、凸レール部61(62,又は63)の突端面61a(62a,又は63a)に、ガイド突起51(52,53)の移動軌跡を上方側から略凹状に囲むことで、ガイド突起51(52,53)の戸厚方向への振れを規制する第二の振れ規制部120を設けるようにしてもよい。
第二の振れ規制部120は、凸レール部61(62,又は63)の突端面61a(62a,又は63a)に沿って連続する断面略凹状の部材であり、その断面略凹状の開口部を下方へ向けるとともに、該開口部の引戸開閉方向の端部から内部にガイド突起51(52,53)を挿入する。
よって、上記構成の第二の振れ規制部120によれば、ガイド突起51(52,53)が凸レール部61(62,63)に沿って移動する際に戸厚方向へ振れるのを抑制することができ、ひいては、引戸本体20が開閉動作中に戸厚方向への振れるのを防ぐことができる。
なお、図示例によれば、特に好ましい一例として、前記突端面61a(62a,又は63a)の略全長にわたるように、第二の振れ規制部120を設けているが、他例としては、突端面61a(62a,又は63a)の長さ方向において、部分的に第二の振れ規制部120を設けたり、複数の第二の振れ規制部120を設けたり等することも可能である。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図9に示すように、引戸本体20が略全開した際に、三つのガイド突起51,52,53に嵌り合って引戸本体20の全開状態を維持するように、第一の凸レール部61に対し三つの開放係止凹部131,132,133を設けるようにしてもよい。
三つの開放係止凹部131,132,133は、第一の凸レール部61に対し、三つのガイド突起51,52,53と略同ピッチで配設される。
各開放係止凹部131(132,又は133)は、上記凹部71,72,73よりも浅く形成され、図示例によれば、ガイド突起51,52,53の一部を没入させる程度の深さに形成される。
各開放係止凹部131(132,又は133)内の引戸開放方向側の側面は、傾斜状に形成されることで、ガイド突起51,52,53の係脱性を良好にしている。
上記構成によれば、引戸本体20が略全開すると、三つのガイド突起51,52,53が、それぞれ三つの開放係止凹部131,132,133に嵌り合う。したがって、引戸本体20の全開状態を維持することができる。
なお、他例としては、引戸本体20が途中開放位置にある際に、三つのガイド突起51,52,53に嵌り合って引戸本体20の途中開放状態を維持するように、前記開放係止凹部131,132,133を配置することも可能である。
また、上記構成の開放係止凹部131,132,133は、引戸本体20を閉鎖方向へ付勢する付勢手段と共に用いられるのが効果的である。
前記付勢手段は、例えば、図2に二点鎖線で示すように、巻取リール141と、該巻取リール141に巻かれたワイヤー142とから構成される。
巻取リール141は、図示しない付勢部材(例えばゼンマイバネ等)によって巻取り方向へ付勢された回転体であり、引戸閉鎖方向側の縦枠部11に軸支される。
ワイヤー142は、一端側を巻取リール141の外周面に止着するとともに、他端側を引戸本体20と一体的に開閉移動する部位(図示例によれば支持ブラケット42)に止着している。
よって、前記構成によれば、全開状態の引戸本体20を外力(例えば手動)によって若干閉鎖動作して、ガイド突起51,52,53を開放係止凹部131,132,133から離脱すれば、前記外力が除去された後も、引戸本体20は前記付勢手段の付勢力によって閉鎖動作を継続することになる。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図10に示すように、略全閉した際の引戸本体20の戸先部に接触又は近接する縦枠部11に、案内傾斜面150を設けるようにしてもよい。
案内傾斜面150は、引戸本体20の戸先方向側の縦枠部11に対し部分的に設けられ、引戸本体20の戸先部に摺接して、引戸本体20を閉鎖方向へ移動させながら開口部A内へ導き、引戸本体20の閉鎖動作をスムーズにする。
この案内傾斜面150は、縦枠部11に対し単数設けてもよいし、上下方向へ間隔を置いて複数設けるようにしてもよい。
また、前記案内傾斜面の他例としては、上下方向へわたる長尺状に形成してもよい。この態様の好ましい一例としては、図11に示すように、縦枠部11に対し一体に案内傾斜面150’を形成してもよい。
図11に示す案内傾斜面150’は、縦枠部11の一部分であり、引戸本体20を閉鎖方向へ移動させながら開口部A内へ導くように、縦枠部11の上下方向の略全長にわたって設けられている。
なお、図11中符号21は、引戸本体20の戸先部を覆う戸先カバーである。この戸先カバー21は、例えば合成樹脂材料からなり、引戸本体20戸先部の美観を向上するとともに、案内傾斜面150’に摺接した際の摩擦抵抗を軽減している。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図12に示すように、引戸本体20の戸尻部に、略全閉状態で戸袋部材80の引戸閉鎖方向側の端部に対し当接して弾性変形する弾性部材160を設けるようにしてもよい。
弾性部材160は、ゴムやエラストマー樹脂、弾性合成樹脂等の弾性材料からなり、戸袋部材80の戸先方向先端側(より具体的にはカバー部材81)の内側面に対し、上下方向へ渡って当接する片状に形成される。
図12に示す戸袋部材80は、その戸先方向の先端部に、他の部分よりも厚みの薄いカバー部材81を接続しており、このカバー部材81に対し前記弾性部材160を当接させるようにしている。
前記構成の弾性部材160によれば、引戸本体20が略全閉状態になると、該弾性部材160が、戸袋部材80の引戸閉鎖方向側の端部に対し弾性的に当接する。よって、引戸本体20による全閉時の閉鎖性(気密性を含む)を向上することができる。
なお、図12中符号22は、引戸本体20の先端部に上下方向へわたって設けられた弾性部材であり、引戸本体20が略全閉した際に、引戸本体20戸先側の閉鎖性を向上する。
上記弾性部材は、図13に示すように、引戸本体20の戸尻カバー160’と一体的な弾性片部161’に置換することが可能である。
戸尻カバー160’は、ゴムやエラストマー樹脂、弾性合成樹脂等の弾性材料から、引戸本体20の戸尻部分を覆う凹状に形成され、その外面に、戸袋部材80の戸先側の内面に対し上下方向へわたって当接する弾性片部161’を形成している。この態様によれば、弾性片部161’の耐久性を向上することができる。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図14に示すように、戸袋部材80の引戸閉鎖方向側の端部に、開口部A内へ入り込むにしたがって引戸閉鎖方向へ向かう傾斜面82を形成するとともに、引戸本体20の戸尻部にも前記傾斜面82にならう傾斜面23を形成して、引戸本体20の略全閉時に前記二つの傾斜面82,23が対向するようにしてもよい。
戸袋部材80側の傾斜面82は、戸袋部材80の上下方向の略全長にわたって形成される。同様に引戸本体20側の傾斜面23も、引戸本体20の上下方向の略全長にわたって形成される。
前記構成によれば、引戸本体20が全閉すると、二つの傾斜面82,23が対向して近接する。したがって、引戸本体20の戸尻側端部と、戸袋部材80の戸先側端部との間に、これら引戸本体20及び戸袋部材80に対し略直交する方向の隙間が形成されない。換言すれば、引戸本体20と戸袋部材80との間の隙間が斜め方向になる。
よって、引戸本体20と戸袋部材80との隙間による覗き行為を防ぐことができる。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図15に示すように、引戸本体20の下端部と対向する不動面(例えば、床面や下枠等)に係合突起170を設け、引戸本体20の下端部に、引戸本体20の開閉方向及び戸厚方向への移動中に係合突起170と嵌り合うガイド溝24を設けるようにしてもよい。
ガイド溝24は、引戸開閉方向へ連続する開閉方向案内溝24aと、該開閉方向案内溝24aの戸尻側で斜め戸厚方向へ傾斜する傾斜案内溝24bとからなる。
係合突起170は、前記不動面(例えば、床面や下枠等)に固定される。この係合突起170は、引戸本体20の閉鎖動作中、先ず開閉方向案内溝24a内に沿うことで、引戸本体20を戸袋部材80に略平行する閉鎖方向(図15の左方向)へ案内し、その後、傾斜案内溝24b内に沿うことで、同引戸本体20を斜め戸厚方向へ案内して開口部A内へ入り込ませる。開放動作の際には、前記と逆の動作になる。
よって、引戸本体の開閉方向への移動中および開口部内外への移動中、引戸本体20の厚さ方向への振れを小さくすることができ、ひいては引戸本体20の開閉動作をスムーズにすることができる。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図16及び図17に示すように、引戸本体20の上端部と開口部Aの上方側の上枠部13との間が狭まった際に挟まれる弾性部材181と、引戸本体20の下端部と、該下端部に対向する不動面(例えば床面や下枠等)との間が狭まった際に挟まれる弾性部材182との内、何れか一方又は双方を具備するようにしてもよい。
一方の弾性部材181は、ゴムやエラストマー樹脂からなり、上枠部13における開口部A上方側に対応する部分であって、且つ引戸本体20の上端部に対向する部分に配置され、引戸開閉方向へ連続して設けられる。なお、他例としては、この弾性部材181を引戸本体20側に設けるようにしてもよい。
他方の弾性部材182は、ゴムやエラストマー樹脂からなり、引戸本体20の下端部に、引戸開閉方向へわたって連続して設けられる。なお、他例としては、この弾性部材182を前記不動面(例えば床面や下枠等)に設けるようにしてもよい。
上記構成によれば、引戸本体20の閉鎖動作に伴う移動支持部材40下端側の揺動により、引戸本体20が戸厚方向の開口部A側へ移動しながら下方へ移動すると、上枠部13の下端部と引戸本体20の上端部との間に弾性部材181が挟まれて弾性的に圧縮される。また、引戸本体20の下端部と前記不動面との間には、弾性部材182が挟まれて弾性的に圧縮される。よって、引戸本体20全閉時の閉鎖性を向上することができる。
また、上記上吊り式引戸装置1には、図18に示すように、引戸開閉方向へわたって固定された振れ抑制レール191を具備し、該振れ抑制レール191を、移動支持部材40の支持ブラケット42に対し、ローラ部材192を介して近接又は接触させて、吊車41の戸厚方向への振れを抑制するようにしてもよい。
振れ抑制レール191は、図示例によれば、引戸開閉方向へわたる断面略逆凹字状に形成され、吊車41及び支持ブラケット42の上方において、不動部位(具体的には上枠部13)に固定される。
ローラ部材192は、支持ブラケット42から上方へ突出する略垂直状の軸部42aを介して回転自在に支持され、前記振れ抑制レール191の逆凹字状の部分に内在される。
この構成によれば、吊車41及び支持ブラケット42の戸厚方向への振れを抑制することができる。
また、振れ抑制レールの他例としては、吊車41上方側の不動部位に固定されて引戸開閉方向へ連続するとともに、吊車41外周の環状溝に対し上方側から近接して嵌り合うレール状に構成することも可能である(図示せず)。
この構成によれば、吊車41が、その上方側の前記振れ抑制レールと、下方側のハンガーレール30との間に挟まれるようにして配置される。したがって、吊車41の戸厚方向への振れを効果的に抑制することができる。
なお、上記振れ抑制レール191は、図18に示す一例のように、引戸本体20を開閉方向へ駆動するリニアモータ210を具備した場合に、特に効果的に作用する。
リニアモータ210は、移動支持部材40の支持ブラケット42に固定された可動子211と、該可動子211に対し上方側から近接するようにして不動部位(例えば枠体10等)に固定された固定子212とを具備し、図示しないセンサによる感知信号に応じて固定子212が通電されることにより可動子211を開閉体開閉方向へ推進させる。
この構成によれば、振れ抑制レール191によって移動支持部材40上端側の引戸厚さ方向の振れが抑制されるため、固定子212に対し可動子211が引戸厚さ方向へずれるのを防ぐことができ、ひいては、リニアモータ210による推進力を効率的に得ることができる。
なお、前記センサは、引戸本体20が若干開放動作された時点、及び引戸本体20が若干閉鎖動作された時点を検知するように設けられる。すなわち、引戸本体20を手動で若干閉鎖動作または開放動作すれば、前記センサが感知信号を発し、その感知信号に応じて、引戸本体20の閉鎖動作又は開放動作がリニアモータ210の駆動力によって継続されるようになっている。
なお、上記実施の形態によれば、図4及び図5に示すように、引戸本体20が開口部A内へ入り込むのに伴って移動支持部材40の下端側(より具体的には揺動体43)が傾斜状態から略垂直状態になるようにしたが、他例としては、引戸本体20が開口部A内へ入り込むのに伴って移動支持部材40の下端側(より具体的には揺動体43)が略垂直状態(図19に示す状態)から傾斜状態(図20に示す状態)になるようにしてもよい。
なお、この態様では、移動支持部材40を略垂直状態から傾斜状態にするように付勢する付勢手段を具備する。この付勢手段は、例えば、支持ブラケット42と揺動体43との間の上側軸支部材44を、バネ入り蝶番とし、該バネ入り蝶番によって揺動体43を付勢する構成とすればよい。
また、上記実施の形態によれば、複数の凸レール部61,62,63を略直線的に配置する構成としたが、他例としては、図21に示す上吊り式引戸装置2のように、上下方向へずれた二つの凸レール部221,222を具備した構成とすることが可能である。
上吊り式引戸装置2は、引戸開放方向側に設けられた第一の凸レール部221と、該第一の凸レール部221の引戸閉鎖方向側であって且つ該第一の凸レール部221の上側又は下側(図示例によれば上側)に接続された第二の凸レール部222と、第一の凸レール部221の引戸閉鎖方向側に設けられた第一の凹部223と、第二の凸レール部222の引戸閉鎖方向側に設けられた第二の凹部224と、第一の凸レール部221に当接可能であって且つ第一の凹部223に没入可能な第一のガイド突起225と、第二の凸レール部222に当接可能であって且つ第二の凹部224に没入可能な第二のガイド突起226とを備え、第一のガイド突起225と第二のガイド突起226の間隔と、第一の凹部223と第二の凹部224の間隔とを、略同一にしている。
第一の凸レール部221と第二の凸レール部222は、それぞれ上記上吊り式引戸装置1の第一の凸レール部61と略同構成の部材である。
第二の凸レール部222は、第一の凸レール部221の引戸閉鎖方向側端部の上側に重ね合わせられ固定されている。
第一の凹部223は、第一の凸レール部221の引戸閉鎖方向側に隣接する空間である。
第二の凹部224は、第二の凸レール部222の引戸閉鎖方向側に隣接する空間である。
第一のガイド突起225は、引戸本体20における開閉方向の一端側の上端から上方向きに突出する軸部225aに、ローラ部225bを回動自在に支持してなり、ローラ部225bを第一の凸レール部221の突端面221aに当接させる。
第二のガイド突起226は、引戸本体20における開閉方向の他端側の上端から上方向きに突出する軸部226aに、ローラ226bを回動自在に支持してなる。この第二のガイド突起226は、軸部226bを第一のガイド突起225の軸部225aよりも長く形成しており、ローラ226bを上側の第二の凸レール部222の突端面222aに当接させる。
上記構成の上吊り式引戸装置2によれば、引戸本体20の全開状態では、第一のガイド突起225が第一の凸レール部221に当接し、第二のガイド突起226が第二の凸レール部222に当接する。この状態から引戸本体20を閉鎖動作させると、二つのガイド突起225,226が略同時に、二つの凹部223,224にそれぞれ没入する。
したがって、仮に、同一直線上に二つの凹部を設けるとともに、これら凹部に対応する二つのガイド突起を設けた態様では、閉鎖動作中に、その閉鎖方向側の一方のガイド突起のみが先に一方の凹部に嵌って引戸本体20が傾斜してしまう場合があるが、前記上吊り式引戸装置2では、このようなことを防ぐことができる。
なお、上記上吊り式引戸装置1(図3参照)によれば、凸レール部を複数備え、隣り合う凸レール部間に凹部を構成するようにしたが、他例としては、凸レール部を単数とし、該凸レール部の長さ方向の途中に凹部を形成するようにしてもよい。
また、引戸本体20を閉鎖方向へ付勢する付勢手段は、図2に二点鎖線で示す構成(符号142)に限定されるものでなく、例えば、ハンガーレール30を閉鎖方向へ傾斜させた構成や、他の構成とすることが可能である。
また、上記実施の形態によれば、例えば図4に示すように、戸厚方向の一方側(図4によれば左側)のみに戸袋部材80を設けたが、他例としては、戸厚方向の両側に間隔を置いて二つの戸袋部材を設け、これら二つの戸袋部材の間に引戸本体20が収納される構造としてもよい。
本発明に係る上吊り式引戸装置の一例を示す正面図である。 同上吊り式引戸装置の要部斜視図である。 同上吊り式引戸装置の要部横断面図である。 同上吊り式引戸装置の要部縦断面図であり、引戸本体が開放した状態を示す。 同上吊り式引戸装置の要部縦断面図であり、引戸本体が閉鎖した状態を示す。 第一の振れ規制部の一例を示す要部横断面図である。 振れ規制片の一例を示す斜視図である。 第二の振れ規制部の一例を示す要部斜視図である。 開放係止凹部を有する凸レール部の一例を示す要部横断面図である。 案内傾斜面を有する縦枠部の一例を示す斜視図である。 案内傾斜面を有する縦枠部の他例を示す斜視図である。 引戸本体戸尻側の弾性部材の一例を示す要部横断面図である。 引戸本体戸尻側の弾性部材の他例を示す要部横断面図である。 戸尻側に傾斜面を有する引戸本体の一例を示す要部横断面図である。 ガイド溝を有する引戸本体の一例を示す要部横断面図である。 上枠部と引戸本体下端に弾性部材を有する上吊り式引戸装置の一例を示す要部縦断面図であり、引戸本体の開放状態を示している。 上枠部と引戸本体下端に弾性部材を有する上吊り式引戸装置の一例を示す要部縦断面図であり、引戸本体の閉鎖状態を示している。 振れ抑制レール及びリニアモータを具備した上吊り式引戸装置の一例を示す要部縦断面図である。 上吊り式引戸装置の他例を示す要部縦断面図であり、引戸本体が開放した状態を示す。 上吊り式引戸装置の他例を示す要部縦断面図であり、引戸本体が閉鎖した状態を示す。 上吊り式引戸装置の他例を示す要部斜視図であり、引戸本体が閉鎖した状態を示す。
1:上吊り式引戸装置、 10:枠体
11,12:縦枠部 20:引戸本体
23:傾斜面 24:ガイド溝
30:ハンガーレール 40:移動支持部材
41:吊車 42:支持ブラケット
43:揺動体 51:第一のガイド突起
52:第二のガイド突起 53:第三のガイド突起
61:第一の凸レール部 62:第二の凸レール部
63:第三の凸レール部 71:第一の凹部
72:第二の凹部 73:第三の凹部
80:戸袋部材 82:傾斜面
110:第一の振れ規制部 120:第二の振れ規制部
131,132,133:開放係止凹部 150,150’:案内傾斜面
160,181,182:弾性部材 161’:弾性片部
170:係合突起 191:振れ抑制レール
210:リニアモータ 221:第一の凸レール部
222:第二の凸レール部 223:第一の凹部
224:第二の凹部 225:第一のガイド突起
226:第二のガイド突起 A:開口部

Claims (16)

  1. 引戸本体を吊り下げられた状態で開閉動作するようにした上吊り式引戸装置において、
    前記引戸本体の上方で引戸開閉方向へわたるように不動部位に固定されたハンガーレールと、前記ハンガーレールに対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに前記引戸本体を戸厚方向へ移動するように吊り持つ移動支持部材と、前記引戸本体の上端部に設けられた上方向きのガイド突起と、前記ガイド突起の側部に当接するように引戸開閉方向へわたって不動部位に固定された凸レール部と、前記凸レール部の引戸閉鎖方向寄りに配設されて前記ガイド突起を戸厚方向へ没入させる凹部と、前記ハンガーレールの下方側で略全開状態の前記引戸本体に対し重なり合うようにして不動部位に固定された戸袋部材と、前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側に隣接し前記引戸本体によって開閉される開口部とを備え、
    前記引戸本体の全体を前記移動支持部材よりも下側に配置するとともに、この引戸本体の上端部を前記移動支持部材の下端部に吊り持たせ、
    前記凸レール部に沿って引戸閉鎖方向へ移動した前記ガイド突起を前記凹部内へ没入させるのに伴って、前記引戸本体を前記移動支持部材により戸厚方向へ移動させて前記開口部内における前記移動支持部材よりも下側へ入り込ませて、この引戸本体と前記戸袋部材とが引戸閉鎖方向側から視て重なり合う位置関係になるようにし
    前記凸レール部の突端は、前記引戸本体の上方側で前記引戸本体の戸厚内に位置し、
    前記移動支持部材は、前記ハンガーレールに対し引戸開閉方向へ移動するように掛止されるとともに戸厚方向へ揺動するように支持された揺動体を備え、この揺動体の下端に、前記凸レール側を開口した断面略コ枠状のブラケットを、戸厚方向への移動により前記凸レール部の突端側に嵌ったり脱したりするように接続するとともに、このブラケットの下端部を前記引戸本体の上端部に接続し、
    前記ガイド突起は、前記引戸本体の上端部から上方向きに突出するとともにその突端を前記ブラケットの上端よりも下側に位置し、前記引戸本体の上端部よりも上方側における前記引戸本体の戸厚内にて前記凸レール部の突端に当接するように設けられていることを特徴とする上吊り式引戸装置。
  2. 前記移動支持部材は、傾斜状態から略垂直状態になるまで揺動することで、前記引戸本体を戸厚方向へ移動させて前記開口部内における前記移動支持部材よりも下側へ入り込ませるように構成され、
    前記凹部の深さが、前記戸袋部材の厚み以上であって且つ前記引戸本体の厚み未満に設定されていることを特徴とする請求項1記載の上吊り式引戸装置。
  3. 前記凹部内には、引戸開放方向側から前記ガイド突起を挿入可能な略凹状に形成されて前記ガイド突起の戸厚方向への振れを規制する第一の振れ規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の上吊り式引戸装置。
  4. 前記凸レール部には、前記ガイド突起の移動軌跡を上方側から略凹状に囲むことで、前記ガイド突起の戸厚方向への振れを規制する第二の振れ規制部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  5. 前記凸レール部には、前記引戸本体が開放した際に前記ガイド突起に嵌り合って前記引戸本体の開放状態を維持するように、開放係止凹部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  6. 前記開口部の引戸閉鎖方向側には、略全閉した際の前記引戸本体の戸先部に接触又は近接するように、縦枠部が設けられ、
    この縦枠部には、前記引戸本体を閉鎖方向へ移動させながら前記開口部内へ導くように、前記引戸本体の戸先部に摺接する案内傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  7. 前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部に、前記開口部内へ入り込むにしたがって引戸閉鎖方向へ向かう傾斜面を形成するとともに、前記引戸本体の戸尻部にも前記傾斜面にならう傾斜面を形成し、前記引戸本体の略全閉時に前記二つの傾斜面が対向するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  8. 前記引戸本体の下端部と対向する不動面に係合突起を設け、
    前記引戸本体の下端部には、前記引戸本体の開閉方向及び戸厚方向への移動中に前記係合突起と嵌り合うガイド溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  9. 前記引戸本体の戸尻部に、略全閉状態で前記戸袋部材の引戸閉鎖方向側の端部に対し当接して弾性変形する弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至8何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  10. 前記引戸本体の上端部と前記開口部の上方側の上枠部との間に、これらの間が狭まった際に挟まれるように弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至9何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  11. 前記引戸本体の下端部と、該下端部に対向する不動面との間に、これらの間が狭まった際に挟まれるように弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至10何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  12. 前記移動支持部材は、前記ハンガーレールの上面に沿って転動する吊車と、該吊車を回動自在に支持する支持ブラケットと、引戸開閉方向へわたって固定された振れ抑制レールを具備し、該振れ抑制レールを前記支持ブラケットに対し、ローラ部材を介して近接又は接触させて、前記吊車の戸厚方向への振れを抑制するようにしたことを特徴とする請求項1乃至11何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  13. 前記凸レール部は、引戸開放方向側に設けられた第一の凸レール部と、該第一の凸レール部よりも引戸閉鎖方向側に設けられた第二の凸レール部と、該第二の凸レール部よりも引戸閉鎖方向側に設けられた第三の凸レール部とを略直線状に配設してなり、
    前記凹部は、第一の凸レール部と第二の凸レール部との間に設けられた第一の凹部と、第二の凸レール部と第三の凸レール部との間に設けられた第二の凹部と、前記第三の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第三の凹部とからなり、
    前記ガイド突起は、第一の凹部と第二の凹部と第三の凹部に対し、それぞれ略同時に没入される第一のガイド突起と第二のガイド突起と第三のガイド突起とからなることを特徴とする請求項1乃至12何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  14. 前記凸レール部は、引戸開放方向側に設けられた第一の凸レール部と、該第一の凸レール部の引戸閉鎖方向側であって且つ該第一の凸レール部の上側又は下側に設けられた第二の凸レール部とから構成され、
    前記凹部は、第一の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第一の凹部と、第二の凸レール部の引戸閉鎖方向側に設けられた第二の凹部とから構成され、
    前記ガイド突起は、第一の凸レール部に当接可能であって且つ第一の凹部に没入可能な第一のガイド突起と、第二の凸レール部に当接可能であって且つ第二の凹部に没入可能な第二のガイド突起とを備え、これら第一のガイド突起と第二のガイド突起の間隔と、第一の凹部と第二の凹部の間隔とを、略同一にしていることを特徴とする請求項1乃至12何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  15. 前記引戸本体を閉鎖方向へ付勢する付勢手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至14何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
  16. 前記引戸本体を開閉動作させるリニアモータを具備したことを特徴とする請求項1乃至14何れか1項記載の上吊り式引戸装置。
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