JP5843369B2 - 無線通信装置、無線通信方法、無線チャネル制御装置および無線チャネル制御プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、無線チャネル制御装置および無線チャネル制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線チャネルを切り替えて通信を行う無線通信装置、無線通信方法、無線チャネル制御装置および無線チャネル制御プログラムに関する。
現在、携帯電話の通信網よりも基地局からの電波の到達範囲が広く、被災時の通信に役立つ業務用無線システムの開発が行われている。業務用無線システムでは、音声通信やデータ通信を実現し、一般業務のみならず災害時の復旧業務にも用いられる。ただし、使用できる無線チャネルの数は比較的少なく、送信可能なデータはある程度限定される。
業務用無線システムの構築においては、広域災害に備えることを考えると、日本全国をカバーする必要があり、その実現には多くの無線通信装置の設置が不可欠である。そのため、無線通信装置の設置コストの削減は大きな課題となる。
また、音声通信とデータ通信を異なる無線チャネルを用いて行う場合、一般的には通信チャネルとは別に制御用のチャネル(制御チャネル) を用いて、通信チャネルを制御する方法が一般的である(特許文献1) 。しかし、制御チャネルを用いる方式は複雑であり、PTT(Push To Talk)通信で通信が実現される業務用無線システムには適さない。
制御チャネルを用いず分散制御により自律的に無線チャネルを選択して通信する方式を用い、かつ、音声通信やデータ通信を複数の無線チャネルで行うために、1台の無線通信機と無線チャネル制御装置を組み合わせて無線通信装置を構成することが考えられる。この場合、1台の無線通信機で対応できることから大幅なコストダウンが期待できるが、無線チャネル制御装置内に複数の送信データが存在するときの扱いが問題になる。
図1は、無線ネットワークの構成例を示す。
図1において、無線ネットワークを構成する各無線通信装置10,20,30は、それぞれ複数の無線チャネルCH1,CH2の1つを用いて通信する。
図2は、無線通信装置10,20,30の構成例を示す。
図2において、無線通信装置10,20,30は、無線通信機11、無線チャネル制御装置12、端末装置13A,13Bにより構成される。端末装置13A,13Bは、パソコンのような音声やデータを処理する装置であり、2つ以上の場合もある。無線通信機11は、送受信データの入出力ポートと、使用する無線チャネルが指定されるチャネル制御信号を入力するチャネル制御ポートを備え、チャネル制御信号により指定される1つの無線チャネルに切り替えて送受信データの送受信処理を行う。無線チャネル制御装置12は、端末装置13A,13Bとの間でそれぞれ送受信データを入出力するポート1,2を備え、ポート1,2に入力する送信データA,Bをそれぞれ対応する無線チャネルCH1,CH2で送信するように無線通信機11に中継し、かつ、無線通信機11から入力する受信データA,Bをポート1,2から端末装置13A,13Bにそれぞれ出力する。
図3は、無線通信機11の構成例を示す。
図3において、無線通信機11は、局部発振器111−1,111−2、スイッチ112、ミキサ113−1,113−2、MAC処理部114、変調器115、復調器116、データ管理部117、アンプ118−1,118−2、TDDスイッチ119を備え、TDMA/TDDを用いて送受信データを送受信する構成である。無線チャネル制御装置12から入力するチャネル制御信号により、複数の局部発振器111−1,111−2の出力をスイッチ112で切り替えてミキサ113−1,113−2に入力することにより、複数の無線チャネルを切り替えて送受信が行われる。ただし、使用する無線チャネルは、MAC処理部114からの指示が優先される。すなわち、無線チャネル制御装置12からのチャネル制御信号による指示は、MAC処理部114からの無線チャネル指示が出ていない場合にのみ有効である。
図4は、無線通信機11の状態遷移を示す。
図4において、無線通信機11の状態は大きく分けて受信状態と送信状態があり、基本は受信状態である。受信状態は、さらに受信信号入力待ちと信号受信中に分けられる。初期状態では、受信信号入力待ちであり、受信信号が検出されると受信を開始し、信号受信中に遷移する。受信信号入力待ちにおいて、外部から送信データが入力されると信号送信中に遷移し、送信終了とともに受信信号入力待ちに遷移する。
図5〜図7は、従来のデータ送信シーケンスを示す。
ここでは、無線通信装置10の無線通信機11、無線チャネル制御装置12、端末装置13A,13Bと、他の無線通信装置20,30のそれぞれの無線通信機の動作を示す。なお、無線通信装置10の端末装置13Aは、無線チャネルCH1を使用して音声通信を行い、端末装置13Bは、無線チャネルCH2を使用してデータ通信を行うものとする。また、無線通信装置20の無線通信機は無線チャネルCH1を使用し、無線通信装置30の無線通信機は無線チャネルCH2を使用するものとする。
図5は、他の無線通信装置20,30が通信を行っていないときに、無線通信装置10の端末装置13A,13Bがそれぞれ送信データA,Bを送信する場合の手順を示す。端末装置13Aの送信データAは、無線チャネル制御装置12のポート1に入力する。無線チャネル制御装置12は、無線通信機11に対して無線チャネルCH1に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データAを出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH1で送信データAを送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Aに通知する。続いて、端末装置13Bの送信データBは、無線チャネル制御装置12のポート2に入力する。無線チャネル制御装置12は、無線通信機11に対して無線チャネルCH2に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データBを出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH2で送信データBを送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Bに通知する。
図6は、無線通信装置20が無線チャネルCH1で通信を行っているときに、無線通信装置10の端末装置13Aが送信データAを送信する場合の手順を示す。端末装置13Aの送信データAは、無線チャネル制御装置12のポート1に入力する。無線チャネル制御装置12は、無線通信機11に対して無線チャネルCH1に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データAを出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH1でキャリアセンスするとビジーであるために送信を待機し、無線チャネルCH1が空状態になった後に送信データAを送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Aに通知する。
図7は、無線通信装置20が無線チャネルCH1で通信を行っているときに、無線通信装置10の端末装置13A,13Bが送信データA,Bを送信する場合の手順を示す。端末装置13Aの送信データAは、図6の場合と同様に、無線チャネルCH1が空状態になるまで待機した後に送信される。一方、送信データAの送信待機中に、端末装置13Bの送信データBが無線チャネル制御装置12のポート2に入力すると、無線チャネル制御装置12は無線チャネルCH1を用いた送信データAの送信が完了するまで、送信待ちバッファに保持される(図中★Bと表記)。そして、無線チャネル制御装置12は、送信データAに対する送信完了応答が通知された後に、無線通信機11に対して無線チャネルCH2に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データBを出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH2で送信データBを送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Bに通知する。
特開平9−289684号公報
従来方式において、1つの無線通信機に無線チャネル制御装置を接続し、複数の無線チャネルを切り替えて伝送する場合、ある特定の混雑している無線チャネルの影響が他のチャネルを用いる伝送に及ぶことがある。
例えば、図8に示すように、無線チャネルCH1がビジーであるために送信データA1の送信待機中に、端末装置13Bから送信データB1、端末装置13Aから送信データA2、端末装置13Bから送信データB2が無線チャネル制御装置12に順次入力すると、送信待ちバッファに入力順に保持され(図中★B1,…と表記)、送信データA1の送信終了後に送信データB1,A2,B2の順番に送信処理が行われる。ここで、無線チャネルCH1が混雑している場合、無線チャネルCH2を使用する送信データB1の送信は問題ないが、次に送信データA2を送信する際に無線チャネルCH1がビジーのため送信待機になる。その結果、送信データB2の送信は送信データA2の送信完了後になり、無線チャネルCH2が空き状態であっても送信ができず、送信データB2の所要伝送時間が延びる。このように、混雑している無線チャネルCH1の影響により、混雑していない無線チャネルCH2での所要伝送時間が増加することになる。
本発明は、無線チャネルの混雑状況に応じた送信制御を行い、混在していない無線チャネルの所要伝送時間の増加を最小限に抑えることができる無線通信装置、無線通信方法、無線チャネル制御装置および無線チャネル制御プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機と、複数のポートから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたポートに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを無線通信機に出力する無線チャネル制御装置とを備えた無線通信装置において、無線チャネル制御装置は、複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、無線通信機から送信させる構成である。
第1の発明の無線通信装置において、無線チャネル制御装置は、各無線チャネルの所要伝送時間をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持し、所要伝送時間の短い無線チャネルに対応する送信データを優先して無線通信機に出力する構成である。
第1の発明の無線通信装置において、無線チャネル制御装置は、各無線チャネルの送信失敗率をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持し、送信失敗率の低い無線チャネルに対応する送信データを優先して無線通信機に出力する構成である。
第2の発明は、複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機に対して、無線チャネル制御装置の複数のポートから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたポートに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを出力する無線通信方法において、無線チャネル制御装置は、複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、無線通信機から送信させる。
第3の発明は、複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機に対して、複数のポートから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたポートに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを出力する無線チャネル制御装置において、複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、無線通信機から送信させる構成である。
また、第3の発明の無線チャネル制御装置において、各無線チャネルの所要伝送時間をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持し、所要伝送時間の短い無線チャネルに対応する送信データを優先して無線通信機に出力する構成としてもよい。また、第3の発明の無線チャネル制御装置において、各無線チャネルの送信失敗率をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持し、送信失敗率の低い無線チャネルに対応する送信データを優先して無線通信機に出力する構成としてもよい。
第4の発明の無線チャネル制御プログラムは、第3の発明の無線チャネル制御装置が実行する処理をコンピュータに実行させ、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、無線通信機から送信させる処理を行う。
本発明は、複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う際に、無線チャネルの混雑状況に応じた送信制御を行い、混雑していない無線チャネルによる送信を優先することにより、混雑している無線チャネルの影響による所要伝送時間の増加を最小限に抑えることができる。
無線ネットワークの構成例を示す図である。 無線通信装置10,20,30の構成例を示す図である。 無線通信機11の構成例を示す図である。 無線通信機11の状態遷移を示す図である。 従来のデータ送信シーケンスを示す図である。 従来のデータ送信シーケンスを示す図である。 従来のデータ送信シーケンスを示す図である。 従来のデータ送信シーケンスを示す図である。 本発明の実施例1における所要伝送時間を示す図である。 本発明の実施例1のデータ送信シーケンスを示す図である。 無線チャネル制御装置12における送信データの送信制御手順を示すフローチャートである。 送信データA,Bの送信順番の一例を示す図である。
本発明の実施例1は、無線チャネル制御装置において、各無線チャネルの所要伝送時間をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持する。そして、無線チャネル制御装置に各無線チャネルで送信する送信データがそれぞれ存在する場合に、送信データの入力順ではなく、所要伝送時間の短い無線チャネルに対応する送信データを優先して送信する処理を行う。ここで、各無線チャネルの所要伝送時間は、図5〜図9に示すように、端末装置13A、13Bから送信データA,Bが無線チャネル制御装置12に入力してから、対応する送信完了応答(ACK)を受信するまでの平均時間である。また、各無線チャネルの所要伝送時間を積算する積算伝送時間を用いてもよい。また、各無線チャネルのビジー時間および積算ビジー時間に置き換えてもよい。また、各無線チャネルのビジー時間から自装置のデータ送信時間を除く自装置以外によるビジー時間としてもよい。
図10は、本発明の実施例1のデータ送信シーケンスを示す。
ここでは、無線通信装置10の無線通信機11、無線チャネル制御装置12、端末装置13A,13Bと、他の無線通信装置20,30のそれぞれの無線通信機の動作を示す。なお、無線通信装置10の端末装置13Aは、無線チャネルCH1を使用して音声通信を行い、端末装置13Bは、無線チャネルCH2を使用してデータ通信を行うものとする。また、無線通信装置20の無線通信機は無線チャネルCH1を使用し、無線通信装置30の無線通信機は無線チャネルCH2を使用するものとする。
図10において、無線通信装置10の端末装置13Aの送信データA1は、無線チャネル制御装置12に入力する。無線チャネル制御装置12は、無線通信機11に対して無線チャネルCH1に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データA1を出力する。このとき、無線通信装置20が無線チャネルCH1で通信を行っているものとする。無線通信機11は、無線チャネルCH1でキャリアセンスするとビジーであるため送信を待機し、無線チャネルCH1が空状態になった後に送信データA1を送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Aに通知する。
この無線チャネルCH1がビジーのために送信データA1の送信待機中に、端末装置13Bから送信データB1、端末装置13Aから送信データA2、端末装置13Bから送信データB2が無線チャネル制御装置12に順次入力する場合を想定する。このとき、無線チャネル制御装置12の送信待ちバッファには、送信データB1,A2,B2の順に格納される(図中★B1、★B1,A2、★B1,A2,B2と表記)。また、無線チャネル制御装置12は、無線チャネルCH1,CH2における所要伝送時間のデータを保持し、ここでは無線チャネルCH1の所要伝送時間が長く、混雑しているとする。
無線チャネル制御装置12は、送信データA1に対する送信完了応答が通知された後、次の送信データの送信処理に入る前に、送信待ちバッファに格納されている送信データを確認する。ここで、無線チャネルCH1,CH2で送信する送信データがそれぞれ存在する場合に、送信データの入力順ではなく、所要伝送時間の短い(混雑していない)無線チャネルCH2に対応する送信データを優先して送信する処理を行う。図10の例では、送信待ちバッファに送信データB1,A2,B2の順番に格納されており、まず混雑していない無線チャネルCH2で送信する送信データB1を選択し、無線通信機11に対して無線チャネルCH2に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データB1を出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH2で送信データB1を送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Bに通知する。
なお、図8に示す従来例の場合は、送信待ちバッファの先頭の送信データB1が単純に選択されたが、本実施例の場合は混雑していない無線チャネルCH2で送信する送信データとして、たまたま送信待ちバッファの先頭の送信データB1が選択されたものであり、結果は同じであるが送信データの選択アルゴリズムに違いがある。その違いは、以下に示す次の送信データの送信処理で明確になる。
次の送信データの送信処理に入る前に、送信待ちバッファに格納されている送信データA2,B2を確認し、混雑していない無線チャネルCH2で送信する送信データB2を送信データA2と入れ替え、無線通信機11に対して無線チャネルCH2に切り替えるチャネル制御信号とともに送信データB2を出力する。無線通信機11は、無線チャネルCH1がビジーであっても、空状態の無線チャネルCH2で送信データB2を送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Bに通知する。
次に、送信待ちバッファに残っている送信データA2の送信処理に入り、無線チャネルCH1が空状態になった後に送信データA2を送信し、受信した送信完了応答を無線チャネル制御装置12から端末装置13Aに通知する。
図11は、無線チャネル制御装置12における送信データの送信制御手順を示す。
ここで、無線チャネルCH1を使用する端末装置13Aの所要伝送時間をD(A) 、積算伝送時間をS(A) とし、無線チャネルCH2を使用する端末装置13Bの所要伝送時間をD(B) 、積算伝送時間をS(B) とする。無線チャネルCH1,CH2における所要伝送時間D(A) およびD(B) は、予めモニタして保持している。
図11において、送信待ちバッファにある送信データの送信処理に入るときに、送信待ちバッファの中に、端末装置13Aからの送信データAと、端末装置13Bからの送信データBの両方が存在するか否かを判断する(S1)。両方の送信データがなければ(S1:No)、送信待ちバッファにある送信データAまたはBの送信処理を行い、S(A) ←0、S(B) ←0とする(S2)。一方、送信待ちバッファの中に両方の送信データがあれば(S1:Yes )、無線チャネルCH1とCH2のどちらが混雑しているか否かを判定する。ここでは、S(A) +D(A) とS(B) +D(B) の大小関係を判定し(S3)、両者が等しければ(混雑に差がなければ)、送信待ちバッファの先頭が送信データAであるか送信データBであるかを判定する(S4)。ここで、先頭が送信データAであれば、送信データAの送信処理を行い、S(A) ←S(A) +D(A) とし(S5)、先頭が送信データBであれば、送信データBの送信処理を行い、S(B) ←S(B) +D(B) とする(S6)。S5,S6では、それぞれの送信データの所要伝送時間とそれまでの積算伝送時間の合計を新たな積算伝送時間とする処理が行われる。
また、S3の判定によりS(A) +D(A) <S(B) +D(B) であれば、無線チャネルCH1が混在していないとして、送信データAの送信処理を行い、S(A) ←S(A) +D(A) とする(S5)。S3の判定によりS(A) +D(A) >S(B) +D(B) であれば、無線チャネルCH2が混在していないとして、送信データBの送信処理を行い、S(B) ←S(B) +D(B) とする(S6)。
図12は、送信データA,Bの送信順番の一例を示す。ここでは、初期状態として無線チャネルCH1が混雑しており、D(A) >D(B) とし、S(A) =S(B) =0とする。
図12(1) は送信1回目であり、S(A) +D(A) >S(B) +D(B) であるため、端末装置13Bの送信データBが無線チャネルCH2で送信される。そして、S(B) =S(B) +D(B) とする。
図12(2) は送信2回目であり、S(A) +D(A) >S(B) +D(B) であるため、端末装置13Bの送信データBが無線チャネルCH2で送信される。そして、S(B) =S(B) +D(B) とする。
図12(3) は送信3回目であり、S(A) +D(A) <S(B) +D(B) であるため、端末装置13Aの送信データAが無線チャネルCH1で送信される。そして、S(A) =S(A) +D(A) とする。
図12(4) は送信4回目であり、S(A) +D(A) >S(B) +D(B) であるため、端末装置13Bの送信データBが無線チャネルCH2で送信される。そして、S(B) =S(B) +D(B) とする。
本発明の実施例2は、無線チャネル制御装置において、各無線チャネルの送信失敗率をモニタし、各無線チャネルの混雑の指標として保持する。そして、無線チャネル制御装置に各無線チャネルで送信する送信データがそれぞれ存在する場合に、送信データの入力順ではなく、送信失敗率の低い無線チャネルに対応する送信データを優先して送信する処理を行う。ここで、各無線チャネルの送信失敗率は、無線チャネル制御装置で無線チャネルごとに、所定数の送信データの送信回数に対する送信失敗数または送信成功数をカウントし、演算処理により得られる数値である。
なお、送信失敗数は、例えば無線チャネルCH1が空状態であったために送信開始したものの、他の無線通信機も同時に無線チャネルCH1で送信開始したために衝突が発生したときに、送信完了応答(ACK)を受信できない場合をカウントする。あるいは、伝送路の状況に応じて送信データに誤りが生じために、対向装置から送信される送信完了応答(ACK)を受信できない場合や送信失敗応答(NACK)を受信した場合、あるいは送信完了応答(ACK)や送信失敗応答(NACK)自体を受信できない場合をカウントしてもよい。
実施例1と実施例2の違いは、各無線チャネルの混雑の指標が実施例1が各無線チャネルの所要伝送時間であり、実施例2が各無線チャネルの送信失敗率である。無線チャネル制御装置12に各無線チャネルで送信する送信データAおよび送信データBがともに存在するときに、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑が小さい方の無線チャネルに対応する送信データを送信する制御は、実施例1と同様である。
以上説明した無線チャネル制御装置において、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して無線通信機に出力する処理は、コンピュータを無線チャネル制御装置として機能させるコンピュータプログラムにより実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも、ネットワーク経由で提供することも可能である。
10,20,30 無線通信装置
11 無線通信機
12 無線チャネル制御装置
13A,13B 端末装置
111 局部発振器
112 スイッチ
113 ミキサ
114 MAC処理部
115 変調器
116 復調器
117 データ管理部
118 アンプ
119 TDDスイッチ

Claims (8)

  1. 複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機と、
    複数のポートから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたポートに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを前記無線通信機に出力する無線チャネル制御装置とを備え、
    制御チャネルを用いず分散制御により自律的に無線チャネルを選択して通信する無線通信装置において、
    前記無線チャネル制御装置は、前記複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データかが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、前記無線通信機から送信させる構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    前記無線チャネル制御装置は、前記各無線チャネルの所要伝送時間をモニタし、前記各 無線チャネルの混雑の指標として保持し、所要伝送時間の短い無線チャネルに対応する送信データを優先して前記無線通信機に出力する構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    前記無線チャネル制御装置は、前記各無線チャネルの送信失敗率をモニタし、前記各無線チャネルの混雑の指標として保持し、送信失敗率の低い無線チャネルに対応する送信データを優先して前記無線通信機に出力する構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機に対して、無線チャネル制御装置の複数のデータから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたポートに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを出力し、制御チャネルを用いず分散制御により自律的に無線チャネルを選択して通信する無線通信方法において、
    前記無線チャネル制御装置は、前記複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、前記無線通信機から送信させる
    ことを特徴とする無線通信方法。
  5. 複数の無線チャネルを切り替えて送受信を行う無線通信機に対して、複数のデータから入力された送信データを送信する無線チャネルとして、該送信データが入力されたデータに対応した無線チャネルを指定する信号とともに該送信データを出力し、制御チャネルを用いず分散制御により自律的に無線チャネルを選択して通信する無線通信装置に用いられる無線チャネル制御装置において、
    前記複数の無線チャネルでそれぞれ送信する送信データが存在する場合に、各無線チャネルの混雑の指標に基づき、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、前記無線通信機から送信させる構成である
    ことを特徴とする無線チャネル制御装置。
  6. 請求項5に記載の無線チャネル制御装置において、
    前記各無線チャネルの所要伝送時間をモニタし、前記各無線チャネルの混雑の指標として保持し、所要伝送時間の短い無線チャネルに対応する送信データを優先して前記無線通信機に出力する構成である
    ことを特徴とする無線チャネル制御装置。
  7. 請求項5に記載の無線チャネル制御装置において、
    前記各無線チャネルの送信失敗率をモニタし、前記各無線チャネルの混雑の指標として保持し、送信失敗率の低い無線チャネルに対応する送信データを優先して前記無線通信機に出力する構成である
    ことを特徴とする無線チャネル制御装置。
  8. 請求項5に記載の無線チャネル制御装置が実行する処理をコンピュータに実行させ、混雑していない無線チャネルに対応する送信データを優先して出力し、前記無線通信機から送信させる処理を行うことを特徴とする無線チャネル制御プログラム。
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