JP5495190B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局、中継基地局、複数の移動局によって構成される無線通信システムにおいて、移動局から基地局への呼接続に中継基地局を介する際の混信防止に関するものである。
消防・救急業務向けのデジタル無線アクセス方式の一つとしてSCPC(Single Channel Per Carrier)方式がある。このSCPC方式は、1搬送波あたり1通信(1チャネル)を割り当てる方式で、現状のアナログ方式の消防・救急無線と同様な運用形態が期待できる方式である。
このSCPC方式を採用したシステム構成の一例を図1に基づいて説明する。この図1において、操作卓21は、無線系統全体を指揮して移動局との通信を行うための装置である。制御装置22は、基地局10の接続制御のほか、操作卓21に対するインターフェース等の機能を実現するための装置である。基地局10は、管轄エリア内の移動局12と通信を行うための送受信装置を備えており、操作卓21とは制御装置22を介して有線で接続されている。基地局10のサービスエリア内の移動局12とは直接通信を行うが、サービスエリア外の移動局13又は14との通信の場合には、中継基地局11が移動局13又は14との通信を中継する。中継基地局11は、基地局10と移動局13又は14との通信を中継する必要があることから、異なる周波数でそれぞれと通信するための送受信装置を有している。
図1において、FHn(n=1、2)は、基地局10、中継基地局11からの下り回線の周波数を表しており、FLn(n=1、2)は、中継基地局11、移動局12乃至14からの上り回線の周波数を表している。また、基地局10からは周波数FH1で定期的に報知情報(空線)が送信される。報知情報は、移動局12乃至14において自動で受信チャネル切替を行うための切替判定レベル等の各種情報を通知するための信号であり、この報知情報も中継基地局11によって中継されて移動局13及び14に通知される。
このような中継基地局を介して基地局と移動局が通信する無線通信システムとして、例えば、特許文献1が既に提案されている。この特許文献1は、無線基地局と無線端末とが無線中継局を介して通信を行なう場合に、無線中継局での中継処理に要する時間(タイムラグの発生)を考慮して、無線基地局(又は無線中継局)と無線端末がそれぞれ管理しているメッセージやデータの受信又は送信タイミングが一致するよう調整することによって、無線端末又は無線基地局において予定されたタイミングで正しくメッセージやデータを受信できるようにすることを目的としたものである。
特開2008−109374号公報
基地局、中継基地局、複数の移動局によって構成される無線通信システムにおいて使用される通信方法としては、例えば、RICH(Radio Information Channel:無線情報チャネル)が挙げられる。図2に示すのは、RICH通信のフォーマットを表した模式図である。この図2に示すように、RICH通信は3つのオクテットを1単位として送受信されるものである。RICH通信のフォーマットのうち、Sは、プロトコル識別情報であり、2ビットを用いてユーザ情報であるかRICHであるかを示すのに用いられる。Fは、無線チャネル構造識別情報であり、3ビットを用いて通信又は同期バーストにおいて基地局の追従、非追従を示すのに用いられる。Mは、通信モード識別情報であり、3ビットを用いて音声データ、非音声データ、空線など、送受信されている通信種別を示すのに用いられる。Dは、動作モード識別情報であり、3ビットを用いてアイドル、接続中等の通信回線の状態を示すのに用いられる。CCは、カラーコードであり、6ビットを用いて一斉送信、グループ送信、個別通信などの通信種別を示すのに用いられる。
また、TCH(Traffic Channel:トラヒックチャネル)は、通信モード識別情報M内にあって、ユーザ情報(音声/非音声データ)を転送するためのチャネルである。SB0(Synchronous Burst 0:同期バースト)は、無線チャネル構造識別情報F内にあって、ユーザ情報を転送する前に取り交わされるバーストデータである。
ここで、図1に示す無線通信システムにおいて、中継基地局11のエリア内に位置している移動局13から基地局10に対して通信要求を行う場合の通信シーケンスについて図5に基づいて詳細に説明する。通信方法としては、前述のRICH通信を用いるものとする。
先ず、基地局10から通信チャネル(エアー)が未使用状態であることを表す「空線,RI(D=アイドル)」が送信され、中継基地局11はこれを中継して、中継基地局エリア内にいる移動局13及び14に対して送信する。この空線を受信した移動局13及び14は、基地局10との通信が可能であることを認識する。
ここで、移動局13がプレスONして基地局10との音声通信を行おうとした場合、先ず、移動局13から「SB0:通信要求,RI(D=一斉)」が送信される。このとき、移動局13を特定するための発番号、発IDも同時に送信される。これを受信した中継基地局11は、受信した信号を送信周波数に切り替えた上で基地局10にそのまま送信する。これを受信した基地局10は、操作卓21に対して着信ON状態となったことを通知するとともに、「SB0:通信応答,RI(D=BUSY)」が送信される。このとき、送信権を獲得した移動局13を特定するための発番号、発IDも同時に送信される。この基地局10が送信した通信応答信号を受信した中継基地局11は、受信した信号を送信周波数を切り替えた上で移動局13及び移動局14に送信する。移動局13では当該信号の受信によって送信権を獲得し、移動局14では当該信号の受信によって通信チャネル(エアー)使用状態と判断し、ロック/割込不可に設定する。
移動局13では、送信権獲得後に送話を開始する。具体的には、「TCH:音声,RI(D=一斉)」を送信し、中継基地局11、基地局10を介して音声信号が操作卓21に送られる。また、基地局10では、「TCH:音声,RI(D=一斉)」を受信したタイミングで「TCH:音声,RI(D=BUSY)」を送信することで、移動局13以外の移動局に対して、音声通信継続中であることを通知する。
移動局13がプレスOFFして基地局10との音声通信を終了しようとした場合には、「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を送信する。中継基地局11を介して当該信号を受信した基地局10は、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY)」を送信して未だ通信不可の状態であることを他の移動局に対して通知する。その後、移動局10は、操作卓21に対して着信OFF状態となったことを通知し、さらに、全ての移動局12乃至14に対して「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を送信して、通信可能となったことを通知してロックを解除させる。
ここで、移動局13においてプレスONして通信要求信号を送信した場合、通信要求信号は1フレームが例えば40msで構成されるため、移動局13から中継基地局11までの間で40ms、中継基地局11から基地局10までの間で40ms掛かり、片道80msを要する。また、基地局10が通信要求信号を受信してから通信応答信号を送信するまでに処理遅延時間(タイムラグ)として例えば120msを要する。中継基地局12における処理遅延時間等を+αとして考慮すると、移動局13がプレスONしてから移動局14が通信チャネル使用中であることを認識するまでに、80ms+120ms+80ms+α、即ち、280ms+αの時間を要することになる。この間に移動局14もプレスONするようなことがあると、通信に妨害を与え、通信が失敗してしまうという問題がある。
また、移動局側では、在圏する通信エリアが基地局配下なのか中継基地局配下なのかを判断する手段を持たないため、呼接続のための上り信号の送出回数は、予め上位装置を含んだネットワークの遅延時間を加味した長めの固定回数にせざるを得ない。長めの送出回数とすることで確実に接続できることとなるが、他方、基地局配下の場合は余計な信号送出回数となり接続までに時間が掛かってしまう。信号送出回数を短くして見切り発射することも可能であるが、接続失敗や話頭切れ等の問題も発生する可能性が高まってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、複数の移動局が同時期に呼接続して通信が失敗することを防止するための手段を有した無線通信システムを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1は、基地局と、複数の移動局と、前記基地局と移動局の間の無線通信を中継する機能を有する中継基地局とを具備した無線通信システムであって、前記中継基地局は、前記複数の移動局のうちの一つの移動局から前記基地局への通信要求信号を受信した時、基地局からの応答待ちをしている移動局がいることを通知する応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信し、前記基地局と当該移動局との間の通信が解除されるまでの間、当該移動局から送信される信号を受信する毎に前記応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信することを特徴とする無線通信システムである。
本発明の請求項2は、請求項1に加えて、前記応答待ち信号を受信した前記複数の移動局のうち前記通信要求信号を送信していない移動局は、新たな通信要求信号を送信しないことを特徴とする無線通信システムである。
本発明の請求項は、請求項1に加えて、前記移動局は、前記通信要求信号を送信する際、他の移動局が送信中であるか否かを確認するキャリアセンシング手段を設けたことを特徴とする無線通信システムである。
請求項1記載の発明によれば、中継基地局は、複数の移動局のうちの一つの移動局から基地局への通信要求信号を受信した時、基地局からの応答待ちをしている移動局がいることを通知する応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信するようにしたので、実際には通信不可であるにもかかわらず通信可能であると他の移動局が誤解してしまう期間を従来に比較して短縮することができ、これにより、他の移動局が割り込むことによる通信失敗を未然に防ぐことが可能となり、通信の高信頼性を保つことができる。
また、中継基地局は、基地局と当該移動局との間の通信が解除されるまでの間、当該移動局から送信される信号を受信する毎に前記応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信するようにしたので、途中から中継基地局エリア内に移動してきた移動局が通信不可であると認識するための機会が増え、また、認識するまでの時間を短くすることができ、途中から中継基地局エリア内に移動してきた移動局が通信に割り込むことを未然に防ぐことが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、応答待ち信号を受信した複数の移動局のうち前記通信要求信号を送信していない移動局は、新たな通信要求信号を送信しないことで、他の移動局による割込みを防止できる。
請求項記載の発明によれば、移動局は、前記通信要求信号を送信する際、他の移動局が送信中であるか否かを確認するキャリアセンシング手段を設けたことで、中継局から送信される他の移動局が応答待ち状態である信号を受信するまでにタイムラグがあり、そのタイムラグ分の時間をキャリアセンシング時間にすることで割込を完全に防止できる。
無線通信システムを構成する基地局、中継基地局、及び、移動局の位置関係を表した模式図である。 RICH通信のフォーマットを表した模式図である。 本発明の無線通信システムにおける通信シーケンス図である。 無線システムを構成する(a)基地局、(b)中継基地局、(c)移動局の無線装置の簡単な構成を表したブロック図である。 従来の無線通信システムにおける通信シーケンス図である。
本発明による無線通信システムは、基地局と、複数の移動局と、前記基地局と移動局の間の無線通信を中継する機能を有する中継基地局とを具備した無線通信システムであって、前記中継基地局は、前記複数の移動局のうちの一つの移動局から前記基地局への通信要求信号を受信した時、基地局からの応答待ちをしている移動局がいることを通知する応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信し、前記基地局と当該移動局との間の通信が解除されるまでの間、当該移動局から送信される信号を受信する毎に前記応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信することを特徴とするものである。以下、詳細に説明を行う。
本発明による無線通信システムの実施例を図面に基づいて説明する。システム全体の構成は図1と同様であり、操作卓21、制御装置22、基地局10、中継基地局11、移動局12乃至14によって構成されている。なお、中継基地局11は固定局としているが、本発明は車載中継局のような移動可能な中継装置にも同様に適用可能なものである。
次に各システム構成要素における無線装置について説明する。図4(a)に示すのは、基地局10の無線装置を表したブロック図であり、送信部15a、受信部16a、変復調処理部17a、制御部18a、記憶部19a、及び、データ・音声処理部20aによって構成されている。例えば、受信部16aで移動局14からの通信要求信号を受信した場合には、変復調処理部17aで復調して制御部18aにおいて通信要求を処理し、データ・音声処理部20aを介して制御装置22を介して移動局12乃至14からの着信を操作卓21に通知し、かつ、制御部18において移動局12乃至14に対しての通信応答信号を生成し、変復調処理部17aを介して送信部15aから送信する。
図4(b)に示すのは、中継基地局11の無線装置を表したブロック図であり、送信部15b、受信部16b、変復調処理部17b、制御部18b、記憶部19b、及び、データ・音声処理部20bによって構成された送受信部と、送信部15c、受信部16c、変復調処理部17c、制御部18c、記憶部19c、及び、データ・音声処理部20cによって構成された送受信部の2組の送受信部によって構成されている。例えば、移動局13からの通信要求信号を基地局10に対して中継する場合には、受信部16cで通信要求信号を受信し、データ・音声処理部20cからデータ・音声処理部20bに通信要求信号のデータを伝送し、データ音声処理部20bで受けた通信要求信号のデータを送信部15bから基地局10に対して送信する。
図4(c)に示すのは、移動局12乃至14の無線装置を表したブロック図であり、送信部15d、受信部16d、変復調処理部17d、制御部18d、記憶部19d、及び、データ・音声処理部20dによって構成されている。例えば、受信部16dで基地局10からの報知情報(空線)を周波数FH1で受信して復調した後に切替判定レベルを取得して記憶部19dに記憶し、その後、受信部16dで受信した信号レベルを、受信チャネル設定のためのレベルサーチを行うか否かの判定閾値である切替判定レベルと制御部18dにおいて比較して切替判定レベル以上か否かを判定する。切替判定レベル以下であれば、通信サービスエリア外に移動したことになり、新たに受信周波数FH2を設定するためのレベルサーチを行う。
本発明はシステム全体の構成としては従来と同様であるが、中継基地局エリア内にいる移動局から通信要求(プレスON)があった場合の中継基地局11における処理が従来とは異なるものであり、以下、図3の通信シーケンス図に基づいて説明を行う。
図3において、先ず、基地局10から通信チャネルが未使用状態であることを表す「空線,RI(D=アイドル)」が送信され、中継基地局11はこれを中継して、中継基地局エリア内にいる移動局13及び14に対して送信する。この空線を受信した移動局13及び14は、基地局10との通信が可能であることを認識する。
ここで、移動局13がプレスONして基地局10との音声通信を行おうとした場合、先ず、移動局13から「SB0:通信要求,RI(D=一斉)」が送信される。このとき、移動局13を特定するための発番号、発IDも同時に送信される。これを受信した中継基地局11は、中継基地局エリアにいる移動局(図1の場合、移動局13及び14)に対して、移動局13が応答待ち状態であることを通知する応答待ち信号として、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信する。ここで、この中継基地局11から送信する「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」は、図2に示すように、RICH(無線情報チャネル)において新たに動作モード識別情報Dの1つとして定義した「011:BUSY(応答待ち)」を用いたものであり、プレスONを行った移動局13に対しては在圏するサービスエリアが中継基地局配下であることを通知する機能を有し、中継基地局エリア内にいて通信要求を送信していない移動局14に対しては、通信チャネルが使用状態にあることを通知する機能を有する。
その後、移動局13から「SB0:通信要求,RI(D=一斉)」を受信した中継基地局11は、受信した信号を送信周波数に切り替えた上で基地局10にそのまま送信する。これを受信した基地局10は、操作卓21に対して着信ON状態となったことを通知するとともに、「SB0:通信応答,RI(D=BUSY)」が送信される。このとき、送信権を獲得した移動局13を特定するための発番号、発IDも同時に送信される。この基地局10が送信した通信応答信号を受信した中継基地局11は、受信した信号を送信周波数を切り替えた上で移動局13及び移動局14に送信する。移動局13では当該信号の受信によって送信権を獲得し、移動局14では当該信号の受信によって依然として通信チャネル使用状態と判断し、ロック継続に設定する。
移動局13では、送信権獲得後に送話を開始する。具体的には、「TCH:音声,RI(D=一斉)」を送信する。「TCH:音声,RI(D=一斉)」を受信した中継基地局11は、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信するとともに、基地局10に対して「TCH:音声,RI(D=一斉)」を送信して、結果、音声信号が操作卓21に送られる。また、基地局10では、「TCH:音声,RI(D=一斉)」を受信したタイミングで「TCH:音声,RI(D=BUSY)」を送信することで、移動局13以外の移動局に対して、音声通信継続中であることを通知する。
移動局13がプレスOFFして基地局10との音声通信を終了しようとした場合には、「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を送信する。「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を受信した中継基地局11は、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信する。中継基地局11を介して「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を受信した基地局10は、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY)」を送信して未だ通信不可の状態であることを他の移動局に対して通知する。その後、移動局10は、操作卓21に対して着信OFF状態となったことを通知し、さらに、全ての移動局12乃至14に対して「TCH:アイドル,RI(D=一斉)」を送信して、通信可能となったことを通知してロックを解除させる。
なお、「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を、RICH(無線情報チャネル)において新たに動作モード識別の1つとして定義したのは、従来の動作モードでは、例えば、以下の問題があったからである。
<「SB0」信号の折り返し>
「BUSY」付きのSB0信号の折り返しは、他の移動局を排斥する意味では有効であるが、要求元移動局に対しては「送信権獲得」を示し、上位装置との呼接続完了を意味してしまうため、SB0信号の折り返しは適当でない。
<「TCH:アイドル」信号の送信>
「BUSY」付きの「TCH:アイドル」信号は、それ自体で終話を意味し、要求元移動局を含め通信が成立しないため、本信号の送信は適当でない。
<「TCH:アイドル,D=BUSY(接続中)」信号の送信>
本信号は、セレクトコール通信等で被呼局に対して送信権を与える意味を含めているため適当ではない。
以上のように、本発明による無線通信システムの特徴は、中継基地局11において、移動局からの通信要求信号(プレスON)などを受信した際に、折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信するようにしたことを特徴とするものである。
即ち、従来の中継基地局11においては、移動局又は基地局から受信した信号を中継基地局では何も加工せずにそのまま中継する動作のみを行うスルー中継を行っていたため、中継基地局エリア内にいる他の移動局が通信チャネル使用状態であることを認識できるのは、基地局からの信号を受信した段階であった。よって、従来技術において述べたように、図1において移動局13のプレスONから移動局14が通信チャネル使用状態であることを認識するまでに、例えば、280ms+αの時間を要していた。しかし、本発明のように、中継基地局11において、プレスONなどを受信した際に折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信するようにしたことで、40ms+40ms=80msで移動局14は通信チャネル使用状態であることを認識することができ、実際には通信不可であるにもかかわらず通信可能であると他の移動局が誤解してしまう期間を従来に比較して短縮することができる。これにより、他の移動局が割り込むことによる通信失敗を未然に防ぐことが可能となり、通信の高信頼性を保つことができる。
また、プレスON時のみならず、送話時、プレスOFF時など、通信チャネル使用中である移動局13から中継基地局11に対して信号が送信された際には、必ず折り返し「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を送信するようにしたので、他の移動局が通信不可であると認識するための機会が増えたといえる。よって、例えば、途中から中継基地局エリア内に移動してきた移動局が通信不可であると認識するための機会が増え、また、認識するまでの時間を短くすることができ、途中から中継基地局エリア内に移動してきた移動局が通信に割り込むことを未然に防ぐことが可能となる。
また、「TCH:アイドル,RI(D=BUSY(応答待ち))」を受信した要求元である移動局13は、自身が中継基地局配下であることを認識することができるため、信号送出回数を増やすことで接続失敗や話頭切れ等の問題を回避することが可能となる。
更に、移動局は通信要求信号を送信する際、他の移動局が送信中であるか否かを確認するために送信チャネルを一旦ウォッチングするキャリアセンシング機能を設けることで、中継局から送信される他の移動局が応答待ち状態である信号を受信するまでにタイムラグがあり、そのタイムラグ分の時間をキャリアセンシング時間にすることで割込を完全に防止できる。
10…基地局、11…中継基地局、12…移動局、13…移動局、14…移動局、15a〜15d…送信部、16a〜16d…受信部、17a〜17d…変復調処理部、18a〜18d…制御部、19a〜19d…記憶部、20a〜20d…データ・音声処理部、21…操作卓、22…制御装置。

Claims (3)

  1. 基地局と、複数の移動局と、前記基地局と移動局の間の無線通信を中継する機能を有する中継基地局とを具備した無線通信システムであって、
    前記中継基地局は、前記複数の移動局のうちの一つの移動局から前記基地局への通信要求信号を受信した時、基地局からの応答待ちをしている移動局がいることを通知する応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信し、前記基地局と当該移動局との間の通信が解除されるまでの間、当該移動局から送信される信号を受信する毎に前記応答待ち信号を前記複数の移動局に向けて送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記応答待ち信号を受信した前記複数の移動局のうち前記通信要求信号を送信していない移動局は、新たな通信要求信号を送信しないことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記移動局は、前記通信要求信号を送信する際、他の移動局が送信中であるか否かを確認するキャリアセンシング手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
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