JP5842582B2 - 補助電源装置および電力供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電源による通電を補う補助電源装置および負荷に電力を供給する方法に関する。
コンデンサー(キャパシタ)や蓄電池といった蓄電デバイスを用いて一時的に大きな電流を負荷に流す技術がある(特許文献1、2)。負荷に流す電流が小さいときには、主電源から負荷へ電力を供給するとともに蓄電デバイスを充電しておき、大きな電流を流すときには、蓄電デバイスを放電させて主電源および蓄電デバイスから負荷へ電力を供給する。このピーク補償と呼ばれる手法によれば、主電源の定格電流を超える大きな電流(突入電流)が一時的に流れるモーター、ソレノイド、ランプといった各種の負荷を主電源から供給される電力のピーク値を大きくすることなく駆動することができ、主電源の小型軽量化を図ることができる。
蓄電デバイスから負荷への通電に際して昇圧が行なわれる。蓄電デバイスの充電可能な電圧(耐電圧)が負荷に加えるべき電圧よりも低い場合、複数の蓄電デバイスを直列接続して放電電圧を高めることは可能である。しかし、直列に接続すると蓄電の容量が減少するので、全体として容量を減少させないためには、直列接続した蓄電デバイスの列を複数個並列に接続する必要がある。つまり、直列数の倍以上の蓄電デバイスが必要となり、そのために電源装置の製造コストが上昇してしまう。そこで、蓄電デバイスの放電電圧を主電源の電圧と同等の電圧に高める昇圧回路が用いられる。
蓄電デバイスの放電電力を昇圧する電力供給に関して、第1蓄電素子と第2蓄電素子とを有する非常用電源装置が特許文献3において開示されている。この非常用電源装置において、第1蓄電素子および第2蓄電素子は、主電源の電圧が既定値以下になったときに、電力を負荷に供給する。第1蓄電素子からの電力は昇圧コンバーターを介して負荷に供給される。これに対して、第2蓄電素子は負荷の駆動が可能な電圧を出力することができるので、第2蓄電素子からの電力は応答遅れの生じる昇圧コンバーターを介さずに負荷に供給される。
特開2005−221900号公報 特開2007−60847号公報 特開2007−325381号公報
昇圧回路を用いる場合、蓄電デバイスから負荷への電力供給に遅れが生じる。この遅れの長さは、昇圧回路における蓄電デバイスからの電力の入力から昇圧された電力の出力が始まるまでの立上り時間に依存する。遅れが生じても負荷の動作に支障がないようにする方法として、主電源の出力可能な電流の上限値(例えば定格電流値)よりも負荷電流が十分に小さい段階で蓄電デバイスを充電から放電に切替えるようにする方法がある。しかし、この方法には、充放電の切替え回数が増えて蓄電デバイスの劣化が進み易く、蓄電デバイスの交換頻度が高くなってメンテナンスコスト(維持費)が上昇するという問題がある。
なお、上述した特許文献3の開示のように、昇圧回路が立ち上がるまで昇圧せずに所定電圧の電力を供給する蓄電デバイスを設けると、相応の数の蓄電デバイスを直列接続しなければならず、使用する蓄電デバイスの個数が多くなって部品コストが上昇してしまう。
本発明は、このような事情に鑑み、蓄電デバイスの放電電力を昇圧して負荷に供給する装置における蓄電デバイスのメンテナンスコストを低減することを目的としている。
上記目的を達成する装置は、電源から負荷への通電の電流不足を補う補助電源装置であって、第1の蓄電デバイスと、第2の蓄電デバイスと、前記電源によって前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスを充電する充電回路と、前記第1の蓄電デバイスの放電電力および前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路と、前記第1の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と前記第1の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第1のスイッチと、前記第2の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第2の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第2のスイッチと、前記負荷へ流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部によって検出される電流値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのうちの一方の蓄電デバイスのみを放電状態とし、その後に前記電流検出部によって検出される電流値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、他方の蓄電デバイスを放電状態とするように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電流検出部によって検出された複数の時点の電流値に基づいて、前記負荷へ流れる電流の増加量を検知し、当該増加量が多いほど前記第2の閾値を小さい値に設定する
本発明によれば、昇圧の遅れがあるにもかかわらず負荷に必要な電力を遅滞なく供給することができ、なおかつ充放電の切替えによる蓄電デバイスの劣化を最小限に抑えて蓄電デバイスのメンテナンスコストを低減することができる。
第1実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。 負荷電流の変化の一例を示す電流波形図である。 充放電の切替えのタイミングチャートである。 第1実施形態に係る補助電源装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。 負荷電流の増加量と第2閾値との関係を示す図である。 第2実施形態に係る補助電源装置の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る補助電源装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る補助電源装置の動作を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係る補助電源装置の動作を示すフローチャートである。 図13中の先に放電させる蓄電デバイスを決める処理のフローチャートである。 第6実施形態に係る補助電源装置の構成を示すブロック図である。
電動の負荷を有する各種の機器において蓄電デバイスによるピーク補償を行うことができる。例えば、用紙に画像を印刷する画像形成装置はそのような機器の一つである。プリンターやMFP(Multi-functional Peripheral)といった画像形成装置は、モーター、ソレノイド、ヒーターなどの瞬間的に大きな電流が流れる負荷を有している。これら負荷の駆動において電源による電力供給(通電)の電流不足を補うピーク補償を行うことにより、定格電流値の小さい安価な回路部品によって電源を構成することができる。
〔第1実施形態〕
図1において、補助電源装置1が接続される電源10は、例えば10〜30ボルト程度の比較的に低い電圧の電力を供給するLV(Low Voltage)電源ラインである。電源10は、商用交流を変圧して定電圧化する図示しない電源ユニットに接続されており、電源ユニットの仕様で決まる所定値以下の大きさの電流を負荷30に流すことができる。なお、補助電源装置1を備える機器に対して直流給電が行なわれる場合、電源10は直流給電用の電源ユニットから電力供給を受ける。
補助電源装置1は、第1蓄電デバイスC1、第2蓄電デバイスC2、充電回路12、昇圧回路14、二つの切替えスイッチ15,16、電流検出部17、および制御部21を有している。この補助電源装置1によって、電源10から負荷30への電力供給の電流不足が補われる。
第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2は、電源10による電力供給の電流不足が生じたときに負荷30に供給すべき不足分の電力を蓄えておくために設けられている。第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2は、電源10から充電回路12を介して流れ込む電流によって充電される。第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2をそれぞれ構成する蓄電部品の個数を少なくするため、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の充電可能な電圧は、電源10の出力電圧よりも低い電圧に選定されている。このため、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の片方または両方から負荷30への電力供給に際して、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2のそれぞれの放電電力が昇圧回路14によって電源10の出力電圧と同程度の電圧に昇圧される。第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2を構成する蓄電部品は、電気二重層キャパシタまたは他のキャパシタであってもよいし、リチウムイオン電池または他の二次電池であってもよい。
昇圧回路14として、インダクタへの通電を高速に断続させる回路、またはスイッチトキャパシタ回路の一種であるチャージポンプといった各種のDC/DCコンバーターを用いることができる。昇圧回路14は、昇圧すべき電力が入力されてから目標電圧に昇圧した電力を出力するまでに所定の立上り時間を要する。
切替えスイッチ15は、第1蓄電デバイスC1が充電回路12に充電可能に接続される充電状態と、第1蓄電デバイスC1が昇圧回路14に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための手段である。また、切替えスイッチ16は、第2蓄電デバイスC2が充電回路12に充電可能に接続される充電状態と、第2蓄電デバイスC2が昇圧回路14に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための手段である。これら切替えスイッチ15,16の状態は制御部21によって制御される。両方の切替えスイッチ15,16が放電を選択するように制御されると、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2は負荷30に対して並列に接続されることになる。このような切替えスイッチ15,16としては、バイポーラトランジスタやFET(Field Effect Transistor)といった半導体スイッチが応答性に優れているので好ましい。ただし、リレーのようなメカニカルスイッチでもよい。図示では充電と放電との二者択一のスイッチとして模式化されているが、充電状態でもなく放電状態でもない第3の中間状態の選択が可能なスイッチとしてもよい。
電流検出部17は、補助電源装置1から負荷30へ流れる負荷電流Ixの電流値を検出する。負荷電流Ixは、電源10からの電流と昇圧回路14からの電流とを合わせた電流である。電流検出部17によって検出された電流値に基づいて、制御部21によって切替えスイッチ15,16の切替え制御が行なわれる。電流検出部17は、電流値を定量的に示す手段であればよく、例えばシャント抵抗器やホール素子センサーといった電流測定用デバイスを用いて構成される。
制御部21は、制御プログラムを実行するCPU(central processing unit)を備えており、制御プログラムに従って切替えスイッチ15,16を制御する。基本的な制御として、制御部21は負荷電流Ixが増大して電流不足を補う必要が生じたときに第1蓄電デバイスC1を放電状態とし、負荷電流Ixが減少して電流不足を補う必要がなくなったときに第1蓄電デバイスC1を充電状態とする。そして、特徴的な制御として、制御部21は、第1蓄電デバイスC1を放電状態とするのに先立って、電流不足が生じる前に昇圧回路14の立上りが完了するように予め定められたタイミングで第2蓄電デバイスC2を放電状態とする。
以下、補助電源装置1の動作をさらに詳しく説明する。
図2は負荷電流Ixの変化の一例を示している。例示の負荷電流Ixは周期的に大きくなる。このような負荷電流Ixを負荷30へ流す場合、補助電源装置1は断続的にピーク補償を行う。補助電源装置1では、ピーク補償に関わる二つの閾値、すなわち第1閾値Ith1および第2閾値Ith2が設定されている。
第1閾値Ith1は、第1蓄電デバイスC1を放電させるタイミングに関わる。第1閾値Ith1は、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の容量と昇圧回路14の仕様(入力電圧範囲、効率など)から算出される放電電力量などに基づいて設定される。第1閾値Ith1は、例えば第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2によってピーク補償が行なわれるときの電源10から負荷30へ流れる電流の値と等しい値に設定される。電源10の定格電流値を第1閾値Ith1とすることもできる。
第2閾値Ith2は、第2蓄電デバイスC2を放電させるタイミングに関わり、第1閾値Ith1よりも小さい値である。第2閾値Ith2は、負荷電流Ixが増大する場合において、負荷電流Ixの値が第1閾値Ith1になる時点以前に昇圧回路14が立ち上がるように、負荷30の電力消費特性と昇圧回路14の立上り時間とを考慮して設定される。すなわち、第2閾値Ith2は、充放電の切替えに要する時間と昇圧回路14の立上り時間と合わせた遅延期間(Td)における負荷電流Ixの変化分を第1閾値Ith1から差し引いた値であり、一例として以下の式で近似的に表すことができる。
Ith2≦Ith1−(ΔI×Td)
ただし、ΔIは負荷電流Ixが増大し始めたときの単位時間当りの増加量であり、負荷30の仕様によって決まる。負荷30が複数の駆動対象の組合せである場合、同時に駆動される駆動対象の数が最も多いときの単位時間当りの増加量がΔIとされる。
図3は第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の充放電の切替えのタイミングを示している。負荷電流Ixが増大し始める時点t0において、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2は充電状態である。負荷電流Ixの値が第2閾値Ith2になるまで増大した時点t1において切替えスイッチ16に対する切替え制御が行なわれ、時点t1から切替え遅れ時間Td1が経過した時点で第2蓄電デバイスC2が充電状態から放電状態に切り替わる。第2蓄電デバイスC2からの放電電力の入力に呼応して、それまでOFF状態であった昇圧回路14において昇圧動作が始まり、立上り時間Td2が経過した時点で昇圧回路14は昇圧した電力を出力するON状態になる。この昇圧回路14の立上りが完了したことにより、ピーク補償の準備が整ったことになる。その後、負荷電流Ixの値が第1閾値Ith1になるまで増大した時点t2において切替えスイッチ15に対する切替え制御が行なわれ、時点t2から切替え遅れ時間Td1が経過した時点で第1蓄電デバイスC1が充電状態から放電状態に切り替わる。すなわち、第1蓄電デバイスC1によるピーク補償が始まる。本例では第2蓄電デバイスC2が放電状態とされたままであるので、第2蓄電デバイスC2の放電電力もピーク補償に用いられる。
ピーク補償は負荷電流Ixの値が第1閾値Ith1よりも大きい期間にわたって行なわれる。負荷電流Ixの値がピーク値まで増大した後に第1閾値Ith1になるまで減少すれば、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2を放電させる必要がなくなる。したがって、負荷電流Ixの値が第1閾値Ith1になるまで減少した時点t3から所定の待ち時間が経過した時点t4で、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2が放電状態から充電状態に切り替えられる。第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2は次回のピーク補償に備えて蓄電する。
ここで、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の容量の合計は、時点t2から時点t3まで負荷30に対して電源10による電力供給の電流の不足分を流すことができる値であればよい。かつ、第2蓄電デバイスC2の容量は、第2蓄電デバイスC2が放電状態に切り替わってから第1蓄電デバイスC1が放電状態に切り替わるまでに空にならない値であればよい。
第2閾値Ith2については、負荷電流Ixの値が第2閾値Ith2から第1閾値Ith1まで増大するのに要する時間Txが、切替え遅れ時間Td1と立上り時間Td2とを合わせた遅延期間Tdよりも長くなるように設定すればよい。
第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の充電状態への切替えについては、第1閾値Ith1および第2閾値Ith2を用いてタイミングを定めてもよいし、他の閾値やタイマーを用いてタイミングを定めてもよい。また、第2蓄電デバイスC2については、第1蓄電デバイスC1が放電状態に切り替わった時点t21または時点t21から時点t3までの間の任意の時点t22で放電状態から充電状態へ切り替えるようにしてもよい。
図4は補助電源装置1の動作を示すフローチャートである。電流検出部17が負荷電流Ixの値を検出する(S101)。検出された負荷電流Ixの値が第2閾値Ith2以上であれば(S102でYES)、制御部21が第2蓄電デバイスC2を充電状態から放電状態に切り替える(S103)。改めて電流検出部17は負荷電流Ixの値を検出し(S104)、その値が第1閾値Ith1以上であれば(S105でYES)、制御部21は第1蓄電デバイスC1を充電状態から放電状態に切り替える(S106)。その後、負荷電流Ixの値が所定値まで減少するか予め定められた切替え時期が到来すれば(S107でYES)、制御部21は第2蓄電デバイスC2および第1蓄電デバイスC1を放電状態から充電状態に切り替える(S108)。
〔第2実施形態〕
図5に示される補助電源装置2の基本的な構成は図1の補助電源装置1の構成と同様である。補助電源装置2の特徴は、切替えスイッチ15,16を制御する制御部22が閾値設定テーブル221に従って第2閾値Ith2の設定を適宜変更することである。閾値設定テーブル221は負荷電流Ixの増大の度合いと設定すべき第2閾値Ith2とを対応付ける制御データであり、制御部22内の図示しない不揮発性メモリに格納されている。
負荷30が独立にオンオフされる複数の駆動対象で構成されていたり、動作環境によって負荷30の電力消費特性が変わったりする場合、第2閾値Ith2を可変にすることで第2蓄電デバイスC2の充放電の切替え回数を最小限に抑えることができる。つまり、負荷電流Ixの増大が緩やかな場合には、増大が始まって第1閾値Ith1になるまでの時間が比較的に長い。したがって、増大が急峻な場合と比べて第2閾値Ith2を大きくして昇圧回路14の立上げ開始を遅くしても昇圧回路14の立上りがピーク補償に間に合う。第2閾値Ith2を大きくすれば、結果的に負荷電流Ixが第1閾値Ith1まで増大しないにもかかわらず第2蓄電デバイスC2を放電させてしまうという無駄な切替えを少なくすることができる。
図6は負荷電流Ixの増加量と第2閾値Ith2との関係を示している。図6(A)に示される第2閾値Ith20は、負荷電流Ixの単位時間Δt当りの増加量ΔI0に対応する第2閾値Ith2である。図6(B)における負荷電流Ixの単位時間Δt当りの増加量ΔI1は、図6(A)の増加量ΔI0よりも大きい。すなわち、図6(B)における負荷電流Ixの増大は比較的に急峻である。この場合に設定される第2閾値Ith2Lは、図6(A)の場合の第2閾値Ith20よりも小さい。一方、図6(C)における負荷電流Ixの単位時間Δt当りの増加量ΔI2は、図6(A)の増加量ΔI0よりも小さい。すなわち、図6(C)における負荷電流Ixの増大は比較的に緩やかである。この場合に設定される第2閾値Ith2Hは、図6(A)の場合の第2閾値Ith20よりも大きい。
図7は補助電源装置2の動作を示すフローチャートである。電流検出部17が負荷電流Ixの値を検出し(S201)、その値を制御部22が記憶する(S202)。前回の検出から微小時間が経過した時点で再び電流検出部17が負荷電流Ixの値を検出し(S203)、制御部22が前回の検出値と今回の検出値との差分である増加量ΔIを求める(S204)。そして、制御部22は閾値設定テーブル221を参照して増加量ΔIに対応付けられている値を第2閾値Ith2として設定する(S205)。以降のステップS206〜S212の処理の流れは、図4のステップS102〜S108の処理の流れと同様である。
〔第3実施形態〕
図8に示される補助電源装置3の基本的な構成は図1の補助電源装置1の構成と同様である。補助電源装置3の特徴は、切替えスイッチ15,16を制御する制御部23が負荷30の起動状態に応じて第2閾値Ith2の設定を変更することである。制御部23には、負荷30を構成する複数の駆動対象がそれぞれ起動されたことを示す多値または2値の起動信号S30が入力される。信号数には制限なく、少なくともモーターのようにピーク電流値の大きい駆動対象の信号が入力されればよい。制御部23は、起動された駆動対象と設定すべき第2閾値Ith2とを対応付ける閾値設定テーブル231に従って第2閾値Ith2を設定する。閾値設定テーブル231は制御部23内の図示しない不揮発性メモリに格納されている。
負荷30に流す負荷電流Ixのピーク値はどの駆動対象が起動されたかによって変わる。言い換えれば、起動された駆動対象が分かれば、各駆動対象の仕様に基づいてピーク値を予測することができる。一般にピーク値が大きいほど負荷電流Ixが急激に増大する。したがって、予測されるピーク値(すなわち負荷電流Ixの増大の度合いの予測値)に応じて第2閾値Ith2を可変にすることにより、上述の第2実施形態と同様に第2蓄電デバイスC2の充放電の切替え回数を最小限に抑えることができる。つまり、予測されるピーク値が比較的に大きい場合には第2閾値Ith2を小さくし、逆に予測されるピーク値が比較的に小さい場合には第2閾値Ith2を大きくすればよい。ただし、いずれの場合も第2閾値Ith2は第1閾値Ith1よりも小さい値でなければならない。
図9は補助電源装置3の動作を示すフローチャートである。まず、制御部23は起動信号S30に基づいて負荷30の起動状態を検出する(S301)。次に、制御部23は閾値設定テーブル231を参照して負荷30の起動状態に対応付けられている値を第2閾値Ith2として設定する(S302)。以降のステップS303〜S310の処理の流れは、図4のステップS101〜S108の処理の流れと同様である。
〔第4実施形態〕
図10に示される補助電源装置4の基本的な構成は図1の補助電源装置1の構成と同様である。補助電源装置3の特徴は、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の蓄電量を検出する蓄電量検出部19を備えていることである。例示の蓄電量検出部19は、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2のそれぞれの端子間電圧を蓄電量として検出する。検出値を示す検出信号S19は、切替えスイッチ15,16を制御する制御部24に入力される。制御部24は、検出された蓄電量に応じて第1閾値Ith1および第2閾値Ith2の設定を変更する。
負荷電流Ixが頻繁に大きく増減する場合のように、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2が満充電になっていなくてもピーク補償を行なわなくてはならない場合がある。このような場合において、第1閾値Ith1および第2閾値Ith2を大きくすることにより、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2がより満充電に近づいた時点で放電開始させることができる。放電量(すなわち放電開始時の蓄電量)が多いほどピーク補償をより確実に成し得ることができる。制御部24は、前回の放電の直前の蓄電量よりも現在の蓄電量の方が少ないならば、第1閾値Ith1および第2閾値Ith2を大きくする。逆に、現在の蓄電量の方が多いならば、第1閾値Ith1および第2閾値Ith2を小さくする。閾値の変更に際して、以前の蓄電量と現在の蓄電量との差分に応じた閾値変更幅を示すテーブルを用いることができる。閾値変更幅を第1閾値Ith1と第2閾値Ith2とについて個別に定めてもよいし、共通にしてもよい。
図11は補助電源装置4の動作を示すフローチャートである。まず、制御部24は検出信号S19に基づいて第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の充電状態を検出する(S401)。次に、制御部24は、記憶している前回の放電時の蓄電量と現在の蓄電量との差分に応じて、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2を設定する(S402)。以降のステップS403〜S410の処理の流れは、図4のステップS101〜S108の処理の流れと同様である。
〔第5実施形態〕
図12に示される補助電源装置5の基本的な構成は図1の補助電源装置1の構成と同様である。補助電源装置5の特徴は、制御部25が切替えスイッチ15,16の制御において、第1閾値Ith1および第2閾値Ith2と第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2との関係を入れ替えることである。制御部25は、充放電の切替え回数をカウントする切替え回数カウンタ251を有しており、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の間で充放電の切替え回数の累積が均等化されるように、切替えスイッチ15,16を制御する。本例において、切替え回数カウンタ251は第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2のうち、ピーク補償を行う場合に先に放電させる蓄電デバイス(これを蓄電デバイスCFという)の充電から放電への切替えの回数をカウントする。
上述の第1から第4までの実施形態では第1閾値Ith1および第2閾値Ith2と第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2との関係が固定であった。すなわち、負荷電流Ixの値が二つの閾値のうちの小さい方の第2閾値Ith2になったときに、第2蓄電デバイスC2を放電させる制御が行なわれる。負荷電流Ixの値が第2閾値Ith2まで増大しても第1閾値Ith1までは増大しない場合があるので、第2蓄電デバイスC2の充放電回数の累積が第1蓄電デバイスC1の充放電回数の累積と比べて多くなる。このことは、第2蓄電デバイスC2の方が第1蓄電デバイスC1よりも劣化が進み易く、第2蓄電デバイスC2の交換時期の早まることを意味する。そこで、第5実施形態では、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2における充放電の切替え回数の偏りが低減される。これにより、部品交換によるメンテナンスコストが低減される。
図13は補助電源装置5の動作を示すフローチャートである。制御部25は切替え回数カウンタ251のカウント値を取得し(S501)、続いて、先に放電させる蓄電デバイスCFを決める処理を実行する(S502)。以降のステップS503〜S510の処理の流れは、図4のステップS101〜S108の処理の流れと同様である。
図14は図13中のステップS502の先に放電させる蓄電デバイスを決める処理のフローチャートである。制御部25は、切替え回数カウンタ251のカウント値が所定値以上かどうかをチェックする(S521)。カウント値が所定値未満であれば(S521でNO)、処理の流れはそのまま図13の流れにリターンする。カウント値が所定値以上である場合(S521でYES)、制御部25は先に放電させる蓄電デバイスCFを変更する(S522)。すなわち、変更前の蓄電デバイスCFが第2蓄電デバイスC2であったならばそれを第1蓄電デバイスC1に変更し、逆に変更前の蓄電デバイスCFが第1蓄電デバイスC1であったならばそれを第2蓄電デバイスC2に変更する。これにより、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2の間の切替え回数の累積の差をほぼ当該設定値以内に抑え、切替え回数の累積が均等化することができる。蓄電デバイスCFを変更すると、制御部25は切替え回数カウンタ251のカウント値をリセットする(S523)。
なお、第1蓄電デバイスC1および第2蓄電デバイスC2のそれぞれについて充放電の切替え回数をカウントし、両者のカウント値がほぼ等しくなるように、より厳密に蓄電デバイスCFの入替えを行なってもよい。
〔第6実施形態〕
図15に示される補助電源装置6の基本的な構成は図1の補助電源装置1の構成と同様である。補助電源装置6の特徴は、第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態と同様に閾値の設定を変更する機能と、第5実施形態と同様に先に放電させる蓄電デバイスCFを入れ替える機能とを有することである。補助電源装置6は第4実施形態の補助電源装置4と同様に蓄電量検出部19を備えている。切替えスイッチ15,16を制御する制御部26は、第2実施形態と同様の閾値設定テーブル221、第3実施形態と同様の閾値設定テーブル231、および第5実施形態と同様の切替え回数カウンタ251を有している。
補助電源装置6では、負荷電流Ixの増加量に応じた第2閾値Ith2の設定、負荷30に関わる起動信号S30に応じた第2閾値Ith2の設定、および蓄電量の検出信号S19に応じた第1閾値Ith1および第2閾値Ith2の設定について、優先順位が定められている。これらの設定の間で矛盾が生じるときには、優先順位の上位の設定が適用される。優先順位については、蓄電量に応じた設定が他の設定より上位であってもよいし、そうでなくてもよい。優先順位は、蓄電の容量、充電回路12の能力、電源10の定格電流、負荷30の電力消費特性などの動作条件を考慮して定められる。
上述の第1から第4までの実施形態においては、ピーク補償に必要な電力が、負荷30に対して並列に接続される二つの蓄電デバイス(C1,C2)によって蓄えられる。そして、両方の蓄電デバイスを放電させる以前に、一方の蓄電デバイス(C2)を放電させて昇圧回路14に電力を入力する。これにより、昇圧回路14の応答遅れがあっても遅れのないピーク補償を実現することができる。ここで、仮に単一の蓄電デバイスによってピーク補償を行う場合であっても、例えば負荷電流Ixが増大し始めて直ぐに充電から放電に切替えれば、遅れのないピーク補償を実現することができる。しかし、そうすると、負荷電流Ixが小さい増減幅で頻繁に変動する場合、必要容量分の蓄電部品の全体が頻繁に充放電を繰り返すことになる。これに対して、上述の第1から第4までの実施形態においては、頻繁に充放電を繰り返すのは必要容量分の蓄電部品の一部である。したがって、充放電の反復による劣化のために部品交換が必要になったとしても、蓄電部品の一部(すなわち、第2蓄電デバイスC2)を交換すればよく、部品交換によるメンテナンスコストは低く抑えられる。
以上の実施形態において、回路構成、使用する部品、電源10の仕様、負荷30の種類などは例示のものに限らない。例えば、補助電源装置5,6の切替え回数カウンタ251を制御部25,26とは別のコントローラーや外部装置に設け、制御部25,26が外部からカウント値を取得するようにしてもよい。また、各蓄電デバイスの容量や耐久性に応じて第1蓄電デバイスC1または第2蓄電デバイスC2を優先的に先に放電させる蓄電デバイスCFとして選択するようにしてもよい。
補助電源装置1〜6は画像形成装置以外の任意の機器に組入れることができる。必ずしも補助電源装置1〜6を電源10と一体に組み付ける必要はなく、負荷30となる駆動対象と一体に組み付ける必要もない。本発明の趣旨に沿う範囲内で補助電源装置1〜6の構成を適宜変更することができる。
1,2,3,4,5,6 補助電源装置
10 電源
30 負荷
C1 第1蓄電デバイス(第1の蓄電デバイス)
C2 第2蓄電デバイス(第2の蓄電デバイス)
12 充電回路
14 昇圧回路
15 切替えスイッチ(第1のスイッチ)
16 切替えスイッチ(第2のスイッチ)
17 電流検出部
19 蓄電量検出部
21,22,23,24,25,26 制御部
Ith1 第1閾値(第1の閾値)
Ith2 第2閾値(第2の閾値)

Claims (7)

  1. 電源から負荷への通電の電流不足を補う補助電源装置であって、
    第1の蓄電デバイスと、
    第2の蓄電デバイスと、
    前記電源によって前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスを充電する充電回路と、
    前記第1の蓄電デバイスの放電電力および前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路と、
    前記第1の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第1の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第1のスイッチと、
    前記第2の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第2の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第2のスイッチと、
    前記負荷へ流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出される電流値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのうちの一方の蓄電デバイスのみを放電状態とし、その後に前記電流検出部によって検出される電流値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、他方の蓄電デバイスを放電状態とするように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部によって検出された複数の時点の電流値に基づいて、前記負荷へ流れる電流の増加量を検知し、当該増加量が多いほど前記第2の閾値を小さい値に設定する
    ことを特徴とする補助電源装置。
  2. 電源から負荷への通電の電流不足を補う補助電源装置であって、
    第1の蓄電デバイスと、
    第2の蓄電デバイスと、
    前記電源によって前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスを充電する充電回路と、
    前記第1の蓄電デバイスの放電電力および前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路と、
    前記第1の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第1の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第1のスイッチと、
    前記第2の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第2の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第2のスイッチと、
    前記負荷へ流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出される電流値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのうちの一方の蓄電デバイスのみを放電状態とし、その後に前記電流検出部によって検出される電流値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、他方の蓄電デバイスを放電状態とするように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記負荷の電力消費特性を示す制御データに基づいて、前記負荷へ流れる電流の予想ピーク値が大きいほど前記第2の閾値を小さい値に設定する
    ことを特徴とする補助電源装置。
  3. 電源から負荷への通電の電流不足を補う補助電源装置であって、
    第1の蓄電デバイスと、
    第2の蓄電デバイスと、
    前記電源によって前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスを充電する充電回路と、
    前記第1の蓄電デバイスの放電電力および前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路と、
    前記第1の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第1の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第1のスイッチと、
    前記第2の蓄電デバイスが前記充電回路に充電可能に接続される充電状態と、前記第2の蓄電デバイスが前記昇圧回路に放電可能に接続される放電状態とを切替えるための第2のスイッチと、
    前記負荷へ流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出される電流値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのうちの一方の蓄電デバイスのみを放電状態とし、その後に前記電流検出部によって検出される電流値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、他方の蓄電デバイスを放電状態とするように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御する制御部と、
    前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのそれぞれの蓄電量を検出する蓄電量検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記蓄電量検出部によって検出された前記蓄電量が所定量よりも少ない場合、当該蓄電量が当該所定よりも多い場合と比べて、前記第1の閾値および前記第2の閾値を大きい値に設定する
    ことを特徴とする補助電源装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスの間で充放電の切替え回数の累積が均等化されるように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの制御において、前記一方の蓄電デバイスと前記他方の蓄電デバイスとを入れ替える
    請求項1ないし3のいずれかに記載の補助電源装置。
  5. 電源から負荷へ電力を供給する電力供給方法であって、
    前記電源の出力電圧よりも放電電圧が低い第1の蓄電デバイスおよび第2の蓄電デバイスを、前記電源によって充電しておき、
    前記電源から前記負荷へ流れる電流の値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第2の蓄電デバイスのみを放電させ、それによって、前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路への通電を開始し、
    その後に、前記負荷へ流れる電流の値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスを放電させ、その放電電力を前記昇圧回路によって昇圧して前記負荷へ供給するものであり、
    前記負荷へ流れる電流の複数の時点の電流値に基づいて、前記負荷へ流れる電流の増加量を検知し、当該増加量が多いほど前記第2の閾値を小さい値に設定する
    ことを特徴とする電力供給方法。
  6. 電源から負荷へ電力を供給する電力供給方法であって、
    前記電源の出力電圧よりも放電電圧が低い第1の蓄電デバイスおよび第2の蓄電デバイスを、前記電源によって充電しておき、
    前記電源から前記負荷へ流れる電流の値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第2の蓄電デバイスのみを放電させ、それによって、前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路への通電を開始し、
    その後に、前記負荷へ流れる電流の値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスを放電させ、その放電電力を前記昇圧回路によって昇圧して前記負荷へ供給するものであり、
    前記負荷の電力消費特性を示す制御データに基づいて、前記負荷へ流れる電流の予想ピーク値が大きいほど前記第2の閾値を小さい値に設定する
    ことを特徴とする電力供給方法。
  7. 電源から負荷へ電力を供給する電力供給方法であって、
    前記電源の出力電圧よりも放電電圧が低い第1の蓄電デバイスおよび第2の蓄電デバイスを、前記電源によって充電しておき、
    前記電源から前記負荷へ流れる電流の値が第1の閾値よりも小さい第2の閾値になるまで増加したときに、前記第2の蓄電デバイスのみを放電させ、それによって、前記第2の蓄電デバイスの放電電力を昇圧して前記負荷に供給する昇圧回路への通電を開始し、
    その後に、前記負荷へ流れる電流の値が前記第1の閾値になるまで増加したときに、前記第1の蓄電デバイスを放電させ、その放電電力を前記昇圧回路によって昇圧して前記負荷へ供給するものであり、
    前記第1の蓄電デバイスおよび前記第2の蓄電デバイスのそれぞれの蓄電量を検出し、検出された前記蓄電量が所定量よりも少ない場合、当該蓄電量が当該所定よりも多い場合と比べて、前記第1の閾値および前記第2の閾値を大きい値に設定する
    ことを特徴とする電力供給方法。
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