JP5842375B2 - 診断装置、診断方法、プログラム及び媒体 - Google Patents

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本発明は、乗用車、トラック、バス等の自動車の検査に適用して好適な車載機器の診断装置、診断方法、プログラム及び媒体に関する。
近年の車両には、衝突時の衝撃に対して乗員を保護するシートベルト装置や、ヘッドレスト装置、プリクラッシュセーフティシステム、緊急時のブレーキ操作を後続車に教える緊急ブレーキ等が適宜備えられている。これに加えて、車両にはブレーキ、エンジン等の走行関連の車載機器、その他の目的の車載機器が備えられている。このような車載機器の点検と診断を目的とした、特許文献1に記載されているような車両診断システムが提案されている。
特開2009−192219号公報 特開2004−142556号公報
ところが、特許文献1においては、シミュレーションによるダイアグノーティスの有無診断の実施のみであって、従来の車両メンテナンスサービスの延長である内容が提示されているのみである。
つまり、メンテナンスにおける省力化、容易化、短時間化を図ることは可能であるが、将来的に、車両のハイブリッド化、プラグインハイブリッド化、電気自動車化によるメンテナンス必要箇所自体の低減方向の変遷に伴い、点検点数の減少、必要なメンテナンス用部品の販売減少による部品点数低減や、メンテナンス必要部品の削減等の事態が招来した場合に、顧客の来店機会や受注そのものの減少が予想される。
お客様把握、すなわち、カスタマーリテンション等の新たな魅力や需要の掘り起こしについて、診断に用いられる診断装置において、顧客に対して例えば点検時期の案内や購入前の機能確認などによる購買意欲の高揚を可能とするサービスの向上を目指すにあたっては、特許文献1に開示された内容では不十分なものである。
また、特許文献2に示された内容では、予め決められたメンテナンスプログラム(スケジュール、機能・寿命・老朽化)調査を行い、履歴を保存し次回点検に反映して、点検の要否等の告知を含めたトータルメンテナンス機器を提供するものであり、過去の故障履歴やメンテナンス情報、各車載機器の実働中の状態量の故障予兆検知機能も有してはいるものの、修理メンテナンス必要箇所の有無の検出と事前報知を目的としている。
つまり、特許文献2に開示された内容においても、故障発生の予兆予知、もしくは、車両側で発生を検知(お客様が体感、警告、ダイアグ動作等により)した場合の点検を主な用途としているため、実際に不具合が発生した件数に基づく予兆予知であるので、不具合発生前の事前検知ではなく、お客様のサービス向上において十分なものであるとは言えない。
本発明は、上記問題に鑑み、車両の診断に用いられてよりきめの細かいサービスの向上や顧客需要の創出に供し得る診断装置、診断方法、プログラム及び媒体を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係る診断装置は、
車両に搭載される複数の車載機器のそれぞれの故障の有無を診断する故障診断手段と、前記故障診断手段により前記複数の車載機器の全てにおいて故障有りと診断されない場合に、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能の動作を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記安全確保に関する機能の動作説明を表示する表示手段と、前記表示手段により前記動作説明が表示された後、前記複数の車載機器が含む前記安全確保に関する機能を動作させる動作手段を含むことを特徴とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係る診断方法は、
車両に搭載される複数の車載機器のそれぞれの故障の有無を診断する故障診断ステップと、前記故障診断ステップにおいて、前記複数の車載機器の全てにおいて故障有りと診断されない場合に、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能の動作を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択された前記安全確保に関する機能の動作説明を表示する表示ステップと、前記表示ステップにおいて、前記動作説明が表示された後、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能を動作させる動作ステップを含むことを特徴とする。また、本発明は、前記診断方法を実行するプログラムと、前記プログラムを記憶した媒体をも含む。
本発明によれば、車両の診断に用いられて保守上及び販売上のサービスの向上や顧客需要の創出に供し得る診断装置、診断方法、プログラム及び媒体を提供することができる。
本発明に係る実施例1の診断装置の一実施形態を示す模式図である。 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の制御内容を示すフローチャートである。(ユーザが車両を購入した後である場合) 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる説明画面の一例と示す模式図である。(ヘッドレスト振り出し) 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる状況画面の一例と示す模式図である。 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる状況画面の一例と示す模式図である。 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる説明画面の一例と示す模式図である。(シートベルト巻取り) 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる状況画面の一例と示す模式図である。 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる説明画面の一例と示す模式図である。(緊急ブレーキシグナル) 実施例1の診断装置、診断方法の一実施形態の動作確認に用いられる状況画面の一例と示す模式図である。 実施例2の診断装置、診断方法の一実施形態の制御内容を示すフローチャートである。(ユーザが車両を購入した後である場合)
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本発明は主にロジックの発明であり、ハード構成については車両の車載機器の故障診断にあたって用いられる所謂ダイアグツール(パーソナルコンピュータ(以下PC)又はワークステーション等、あるいは専用機器)を基本とするものであって、それらの構成は上述した特許文献1、2等に記載されたものと同等であるため、周知事項については説明を省略又は簡略化する。
実施例1の新健診ツール1(診断装置:PCにより構成)1は、図1に示すように、ディスプレイ2とプリンタ3が接続されている。接続対象となる車両は、各車載機器に対応する各コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)を含み、各コンピュータはCAN(Controller Area Network)等に代表される通信規格により相互に接続されているものとし、新健診ツール1は、このCANに対して例えばVIM(Vehicle Interface Module)等の通信規格で接続可能なDLC3コネクタ5を備えている。
各ECUは例えばCPU、ROM、RAMおよびそれらを接続するデータバス及び入出力インターフェース等から構成され、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが所定の処理を行うものである。
また、ここでは詳細は図示しないが、車両は、各種の車載機器とそれぞれに対応するECUを備えている。安全確保に関する項目に関連する車載機器としては、前突時に乗員の胴部を保護するシートベルト巻取りを行うシートベルト装置、ブザーを鳴動して乗員に注意を促す緊急アラーム装置、後突時に乗員の頭部を保護するヘッドレスト振り出しを行うヘッドレスト装置、衝突検知時にドアアンロックをおこなうドアロック装置、乗員が危険を感じた場合に急激にブレーキペダルを踏み込む緊急ブレーキが発生した場合に、後続の車両に緊急ブレーキの発生を伝える緊急ブレーキシグナル装置が、実施例1における車両には搭載されている。これらの車載機器は例えばPCS(Pre Crash Safety System)ECUにより制御されている。なお、車両に対しての他車両の接近、前突、後突を検出するセンサ類については公知のものを具備している。
また、安定走行に関する項目に関連する車載機器としては、HVバッテリ冷却系(空冷)と、ハイブリッドモータ・インバータ冷却系(水冷)、アクセルペダル電子スロットル弁制御装置、エンジン汚れ検出装置、燃料制御装置、バルブタイミング制御装置、エンジンパワー検出装置を備えている。これらの車載機器は例えばHV(Hybrid Vehicle:ハイブリッド車両)ECUにより制御されている。
なお、安全確保に関する項目の有している制御機能に基づいて、新健診ツール1の指令に併せて動作確認が可能とされており、安定走行に関する項目の有している制御機能に基づいて、新健診ツール1の指令に併せて動作確認が可能とされている。
ここで、新健診ツール1は、自身が含む本発明に係る記憶媒体上の本発明のプログラムにより動作されて、車両に搭載される複数の車載機器のそれぞれの故障の有無を診断する診断手段1aと、診断手段1aにより故障有りと診断されない場合に複数の車載機器の含む機能を実際に動作させる指令を、各車載機器を制御するECUに送信して動作確認を行う動作確認手段1bを含んでいる。
また、本実施例1では、新健診ツール1は、診断手段1aにより故障有りと診断されない場合に機能のいずれかを選択する選択手段1cを含み、選択手段1cにより選択された機能の動作確認を動作確認手段1bが行うこととしている。
ここで、選択手段1cは、機能のうち既述した安全確保に関するカテゴリに属するものと、これも既述した安定走行に関するカテゴリに属するものとを予め分類してディスプレイ4により表示する表示手段1dと、表示手段1dの表示する内容に基づいて乗員又は作業員による機能の選択入力が可能な選択入力手段1eを含むこととしている。ここで選択入力はディスプレイ4上に表示されるアイコンとディスプレイ4の背面側に位置する図示しないタッチパネルの機能により実現されてよい。
表示手段1dは、選択入力の対象となった機能の内容を説明する説明画面をディスプレイ4上で表示する。また、表示手段1dは、動作確認に付随する情報を含む状況画面をディスプレイ4上で動作確認の実行に同期させて表示する。
以下、本実施例1の新健診ツール1(診断装置)の制御内容を、フローチャートを用いて説明する。
図2のステップS1において、新健診ツール1の表示手段1dは、ディスプレイ4上に図示しないメニュー画面を表示し、販売店のサービスマン又はユーザが、「システムチェック」のアイコンを押して全車載機器の故障診断を実行することを承諾した場合に、全車載機器の故障の有無について診断を行う。
ステップS2においては、前ステップS1における診断において、全車載機器において異常が検出されたか否かが判定され、全ての車載機器において故障有りとの診断がなされない場合においてのみ、ステップS3以降の処理に移行し、いずれかの車載機器において故障有りとの診断がされた場合には、本実施例1の制御内容を終了し、適宜の修理、部品の交換等を行う。
ステップS3において、新健診ツール1の表示手段1dは、ディスプレイ4上に図示しない項目メニュー画面を表示し、特には安全確保に関する項目と、安定走行に関する項目をそれぞれカテゴライズして、ユーザに見やすい状態とした上で、ステップS4において、ユーザに動作確認を行いたい機能を選択させる、あるいは、適宜の順序にて図示しない項目メニュー画面中の項目を選択する。
ステップS5において、前ステップS4においてユーザが選択した機能、又は自動的に選択された機能について、表示手段1dは機能を説明する説明画面をディスプレイ4に表示し、必要であればガイド音声も伴わせる。ここで、前ステップS4で選択された機能が、例えば、「ヘッドレスト振り出し」「衝突感知アンロック」である場合には、図3に示すような「ヘッドレスト振り出し」「衝突感知アンロック」の機能の内容を説明する説明画面を、表示手段1dが表示する。この説明画面は、図3に示されるように、この機能が後方からの他車両の衝突が発生した場合に、お客様の頭部を保護するための機能であることをユーザに認知させる。
ステップS6においては、前ステップS5から所定時間経過した場合、又は、図3に示した説明画面で、サービスマン又はユーザにより診断準備のアイコンがタッチ操作された場合に実行され、「ヘッドレスト振り出し」「衝突感知アンロック」の機能の動作確認を実行することを報知する図4に示す状況画面を表示手段1dが表示し、この状況画面にはこの機能に関する動作確認(試験)が衝突を検出した際に、ヘッドレストが実際に移動し、ドアアンロックが実行されることを確認することを内容とする旨をユーザに認知させる。
ステップS6において、表示手段1dは、さらに、次の状況画面である図5に示す画面をディスプレイ4上に表示して、後方の他車両との接近態様をユーザに示しながら動作確認を実行するとともに、診断手段1aは、この機能を実行するヘッドレスト装置、ドアロック装置の動作態様の状態確認を行う。
ステップS7において、表示手段1dは、ディスプレイ4上に、動作確認が完了し正常動作することが確認された旨の表示を行い、仮に動作確認はされたものの、例えば、ヘッドレストの移動量、移動速度、ドアアンロックの反応速度等に経時変化が視られる場合には、その旨を含む健康診断結果をディスプレイ4上に表示し、プリンタ3によりプリントアウトして出力する。
ステップS5において、前ステップS4で選択された機能が、「シートベルト巻取り」「緊急アラーム」である場合には、図6に示すような「シートベルト巻取り」「緊急アラーム」の機能の内容を説明する説明画面を、表示手段1dが表示する。この説明画面は、図6に示されるように、前方車両が急接近した際に、危険を知らせるブザーが鳴り、お客様をしっかり保持するようシートベルトを巻き取る機能であることをユーザに認知させる。
この場合のステップS6においては、前ステップS5から所定時間経過した場合、又は、図6に示した説明画面で、サービスマン又はユーザにより診断準備のアイコンがタッチ操作された場合に実行され、「シートベルト巻取り」「緊急アラーム」の機能の動作確認を実行することを報知する図7に示す状況画面を表示手段1dが表示し、この状況画面にはこの機能に関する動作確認(試験)が衝突を検出した際に、シートベルトが実際に巻き取られ、ブザー鳴動が実行されることを確認することを内容とする旨をユーザに認知させる。図7に示す状況画面をディスプレイ4上に表示することにより、前方の他車両との接近態様をユーザに示しながら動作確認を実行するとともに、診断手段1aは、この機能を実行するシートベルト装置、緊急アラーム装置の動作態様の状態確認を行う。
この場合のステップS7において、表示手段1dは、ディスプレイ4上に、動作確認が完了し正常動作することが確認された旨の表示を行い、仮に動作確認はされたものの、例えば、シートベルトの巻取り量、巻取り速度、ブザーの音量や反応速度等に経時変化が視られる場合には、その旨を含む健康診断結果をディスプレイ4上に表示し、プリンタ3によりプリントアウトして出力する。
ステップS5において、前ステップS4で選択された機能が、「緊急ブレーキシグナル」である場合には、図8に示すような「緊急ブレーキシグナル」の機能の内容を説明する説明画面を、表示手段1dが表示する。この説明画面は、図8に示されるように、運転中急ブレーキを踏んだときの緊急ブレーキシグナルが点灯する機能であることをユーザに認知させる。
この場合のステップS6においては、前ステップS5から所定時間経過した場合、又は、図8に示した説明画面で、サービスマン又はユーザにより診断準備のアイコンがタッチ操作された場合に実行され、「緊急ブレーキシグナル」の機能の動作確認を実行することを報知する図9に示す状況画面を表示手段1dが表示し、この状況画面にはこの機能に関する動作確認(試験)が急ブレーキを検出した際に、緊急ブレーキシグナルが実際に点灯(点滅)されることを確認することを内容とする旨をユーザに認知させる。図9に示す状況画面をディスプレイ4上に表示することにより、車両の走行態様をユーザに示しながら動作確認を実行するとともに、診断手段1aは、この機能を実行する緊急ブレーキシグナル装置の動作態様の状態確認を行う。
この場合のステップS7において、表示手段1dは、ディスプレイ4上に、動作確認が完了し正常動作することが確認された旨の表示を行い、仮に動作確認はされたものの、例えば、救急ブレーキシグナルの点灯態様、点滅態様等に経時変化が視られる場合には、その旨を含む健康診断結果をディスプレイ4上に表示し、プリンタ3によりプリントアウトして出力する。
ステップS5において、前ステップS4で選択された機能が、「HVバッテリ冷却系(空冷)」又は「ハイブリッドモータ・インバータ冷却系(水冷)」である場合には、それぞれの機能の内容を説明するここでは図示しない説明画面を、表示手段1dが表示する。
この場合のステップS6においては、前ステップS5から所定時間経過した場合、又は、上述した説明画面で、サービスマン又はユーザにより診断準備のアイコンがタッチ操作された場合に実行されると、適宜の状況画面に切り替わり、この状況画面にはこの機能に関する動作確認(試験)において、冷風又は冷却水が実際に通流されることを確認することを内容とする旨をユーザに認知させる。
この場合のステップS7において、表示手段1dは、ディスプレイ4上に、動作確認が完了し正常動作することが確認された旨の表示を行い、仮に動作確認はされたものの、例えば、冷風又は冷却水の通流態様等に経時変化が視られる場合には、その旨を含む健康診断結果をディスプレイ4上に表示し、プリンタ3によりプリントアウトして出力する。これらについては、項目が上述した項目メニュー画面中における制御機能に基づく安定走行に関する項目であっても同様である。以上述べたフローチャートの実行により、本発明の診断方法が実行される。
以上述べた本実施例1の診断装置1によれば、以下のような有利な作用効果とメリットを得ることができる。すなわち、車両の具備している車載機器の実際の動作を、お客様に体感していただき、購買意欲と購入後の販売店への立ち寄りに関する関心を高めることができる。
特に車載機器のうち、安全確保に関する項目については、お客様が通常の運転を行う限りにおいては動作しない項目であり、実際に動作する態様を体感することは一般にはないことに鑑みて、販売時や購入後の点検時において、随時、これらの項目の動作確認を行うことができる旨を認識していただくことができる。これにより、お客様の車両への安心感、信頼感を高め、ひいては、販売点に対しての信頼感、親近感をも高めることができる。
また、図2のステップS1に示される故障診断を先に行い、故障が発生した場合には直ちに修理を行う扱いとするので、動作確認及びそれに伴う状態監視については、故障診断に至る前の事前の健康診断と位置づけることができ、経時変化度合をお客様に正確に認識していただき、点検時期をわかりやすくすることができる。
なお、状態監視については、監視する状態量や状態量の微分値、積分値等について適宜定められた閾値等の比較に基づいて、適宜経時変化を判定するものとすることができる。例えば、項目メニュー画面中の制御の燃費項目である、エンジン汚れ、燃料制御、バルブタイミング制御、エンジンパワーにおいて、これを適用することができる。
上述した実施例1においては、乗員が車両を購入する前である場合を対象としたロジックを示したが、乗員が車両を購入した後である場合には、新健診ツール1において登録が可能であり、上述した健康診断のデータのセキュリティ上の管理が容易であることに鑑みて、表示手段1dは、動作確認が車両の保守管理上及び点検の要否判断上有効である旨の情報を含む推奨画面を表示することにしてもよい。
図10は、本実施例2の新健診ツール1の制御内容を示すフローチャートであるが、図2との相違点のみを説明する。図2との相違点は、ステップS11において、表示手段1dがディスプレイ4上で登録画面を表示して、ステップS12において登録を行うことである。これにより、購買後のお客様において、本発明の動作確認及び随伴する健康診断機能の有効性を再認識していただき、販売店への立ち寄りに関する関心を高めることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
本発明は、車両用の診断及び点検に関する装置、方法に関するものであり、保守上及び販売上のサービスの向上を図るとともに、顧客需要の創出をも可能とするものであるので、乗用車、トラック、バス等の様々な車両のディーラー等の備品に適用可能なものである。
1 新健診ツール(診断装置)
1a 診断手段
1b 動作確認手段
1c 選択手段
1d 表示手段
1e 選択入力手段
2 ディスプレイ
3 プリンタ
4 車両の各コンピュータ(ECU)
5 DLC3コネクタ

Claims (8)

  1. 車両に搭載される複数の車載機器のそれぞれの故障の有無を診断する故障診断手段と、
    前記故障診断手段により前記複数の車載機器の全てにおいて故障有りと診断されない場合に、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能の動作を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記安全確保に関する機能の動作説明を表示する表示手段と、
    前記表示手段により前記動作説明が表示された後、前記複数の車載機器が含む前記安全確保に関する機能を動作させる動作手段を含むことを特徴とする
    診断装置。
  2. 前記動作手段による前記安全確保に関する機能の動作に際して、前記安全確保に関する機能に経時変化が視られるか否かの判定を含む前記安全確保に関する機能の健康診断を実行する健康診断手段を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記表示手段は、
    前記動作手段が前記安全確保に関する機能を動作させる際に、前記安全確保に関する機能が動作する状況を示す状況画面を表示することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記選択手段は
    員又は作業員による前記安全確保に関する機能の選択入力が可能な選択入力手段を含むことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の診断装置。
  5. 車両に搭載される複数の車載機器のそれぞれの故障の有無を診断する故障診断ステップと、
    前記故障診断ステップにおいて、前記複数の車載機器の全てにおいて故障有りと診断されない場合に、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能の動作を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択された前記安全確保に関する機能の動作説明を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにおいて、前記動作説明が表示された後、前記複数の車載機器が含む安全確保に関する機能を動作させる動作ステップを含むことを特徴とする
    診断方法。
  6. 前記動作ステップにおける前記安全確保に関する機能の動作に際して、前記安全確保に関する機能に経時変化が視られるか否かの判定を含む前記安全確保に関する機能の健康診断を実行する健康診断ステップを含むことを特徴とする、
    請求項に記載の診断方法。
  7. 請求項5又は6に記載の診断方法を実行するプログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムを記憶した媒体。
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