JP5841172B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はスパッタリング装置に関する。特に、ターゲットとマグネットとの距離を調節できるスパッタリング装置に関する。
成膜プロセスを制御するためにターゲットとマグネットの距離を可変させるカソードにおいて、高周波を導入する際にはマグネットとカソードボディは、これらの部材の間での異常放電を防ぐため同電位とすることが望ましい。
ターゲットをカソードマグネットとの距離(TM距離)を調節できるスパッタリング装置(例えば、特許文献1参照)では、マグネットとカソード(ボディ)を柔軟性のある薄板(銅板)で電気的に接続することで同電位にしている。
特開2001−081554号公報
しかしながら、マグネットが動くたびに薄板が動く構造では、薄板を配置する絶縁空間(スペース)が必要であった。また、薄板の繰り返しの動きによって、薄板を締結しているネジが緩む懸念があった。さらに、銅板の形状変化による電気抵抗変化により通電状態が変化し電気抵抗が変動する恐れがあるため定期的に交換する必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、メンテナンスが容易であり、電気的に安定なマグネットとターゲットの距離を可変できるスパッタリング装置を提供する。
本発明に係るスパッタリング装置は、ターゲットを配置できるカソードボディと、カソードボディに配置されたターゲットの表面に磁場を生じさせるカソードマグネットと、カソードマグネットを回転させるとともに、カソードボディに対して接近又は離間させるマグネット駆動装置と、カソードボディとカソードマグネットが同電位になるように電力を印加する電力印加装置と、を備え、マグネット駆動装置は、カソードマグネットに連結されるマグネット支持部と、マグネット支持部をカソードボディに対して接近又は離間する方向に移動できるように支持するスライド支持手段とを有し、前記マグネット支持部は、前記カソードマグネットに連結されたマグネット支持軸と、前記マグネット支持軸に回転力を伝達するマグネット回転軸と、前記マグネット支持軸にベアリングを介して連結され、前記カソードボディに対して接近又は離間する方向にマグネット支持軸を移動させる移動部材と、を有し、前記スライド支持手段は、前記カソードボディと前記移動部材の間に配置されたアウタスプラインと、前記マグネット回転軸と前記マグネット支持軸の間に配置されるインナスプラインとを備え、前記電力印加装置は、前記アウタスプライン及び前記インナスプラインを介して前記カソードマグネットに電力を供給することを特徴とする。
スプラインを介してマグネットとカソードボディを通電するため、信頼性が高く、メンテナンスが容易なスパッタリング装置を提供できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の第1の実施形態に係るスパッタリング装置の概略図である。 図1のA−A断面を示す図。 図1のB−B断面を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るスパッタリング装置の概略図である。 図4のスプライン軸部分の拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係るスパッタリング装置の概略図である。 図6のスプライン軸部分の拡大図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。以下に説明する部材、配置等は発明を具体化した一例であって本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変できることは勿論である。
(第1の実施形態)
図1〜図3に基づいて本発明の第1の実施形態に係るスパッタリング装置を説明する。図1に示すスパッタリング装置1は、内部を真空排気できる真空容器10にカソード装置5が取り付けられて構成されている。真空容器10内には、基板Wを保持できる基板ホルダー14が配置されており、カソード装置5に取り付けられたターゲット16が基板ホルダー14に保持された基板Wに対向している。ターゲット16はカソードボディ21に取り付けられており、カソードボディ21の裏側にはターゲット16の表面に磁場(磁力)を生じさせるカソードマグネット23が配置されている。
カソードボディ21は真空隔壁として機能するとともに基板ホルダー14に対向する位置にターゲット16を取り付けることができる。カソード装置5は、真空容器10の上部に絶縁体25を介して設けられたカソードボディ21に対してカソードマグネット23の上下方向の位置を調整できる。なお、マグネット23は、マグネット回転軸31(マグネット支持部)に取り付けられたヨークとヨークのターゲット側に設けられた永久磁石を有している。また、下部ハウジング34はカソードボディ21を構成する部材の一つである。
カソード装置5の構成について説明する。カソード装置5は、カソードマグネット23を回転させながら、上下方向(ターゲット16と接近又は離間方向)に移動させるマグネット駆動装置と、カソードマグネット23とカソードボディ21に電力を供給し、同電位を印加する電力印加装置を備えている。
マグネット駆動装置は、カソードマグネット23を支持するマグネット回転軸31、マグネット回転軸31をカソードボディ21に対して上下動可能(移動可能)に支持するスプライン33、マグネット回転軸31をカソードボディ21に対して回転可能に支持するベアリング35、マグネット回転軸31を上下方向に動かすモータ51、マグネット回転軸31を回転させるモータ61を備えている。スプライン33(スライド支持手段)はカソードボディ21(下部ハウジング34)に取り付けられている。モータ51,61はいずれもフレーム36を介して真空容器10側に取り付けられている。
モータ51の回転力は、出力軸51a、ボールネジ53、上部ハウジング65、絶縁体67、マグネット回転軸31を介してマグネット23に伝達され、カソードボディ21の中でマグネット23を上下動させる。ボールネジ53のねじ軸53aと雌ねじ53bは、それぞれ出力軸51aと上部ハウジング65に連結されており、上部ハウジング65がモータ51の回転に従って上下動する。上部ハウジング65は、ベアリング55を介して雌ねじ53bに取り付けられているので、上部ハウジング65と絶縁体67とマグネット回転軸31はボールネジ53の配置によらずカソードマグネット23を回転させることができる。また、上部ハウジング65とフレーム36の間にはリニアガイド69が取り付けられ、上部ハウジング65の上下方向以外の方向への移動を規制している。
モータ61の回転力は、出力軸61a、上部スプライン63、上部ハウジング65、絶縁体67、マグネット回転軸31を介してカソードマグネット23に伝達され、カソードボディ21の中でカソードマグネット23を回転させる。すなわち、上部ハウジング65、絶縁体67、マグネット回転軸31は回転しながら上下動するように構成されている。なお、出力軸51a,61aはそれぞれベアリング52,52に軸支されている。
スプライン33と上部スプライン63について説明する。図2A、Bにそれぞれ、図1のA−A断面図、B−B断面図を示す。A−A断面図は上部スプライン63部分の断面であり、B−B断面図はスプライン33部分の断面である。図2Aに示した上部スプライン63は、スプラインナット63aの内側にスプライン軸63bが嵌め込まれて構成されている。スプラインナット63aの内周と、スプライン軸63bの外周にはそれぞれ上下方向に形成された溝を有している。そして、球状の係止部材63cが、スプラインナット63aとスプライン軸63bの溝にそれぞれ係止されるように配置されている。このため上部スプライン63は、スプラインナット63aとスプライン軸63bの間で係止部材63cを介して回転力を伝達しながら、スプラインナット63aに対してスプライン軸63bは上下方向にスライドできる。
上部スプライン63は、上部ハウジング65と出力軸61aの間に配置されている。スプラインナット63aは上部ハウジング65に連結され、スプライン軸63bは出力軸61aに連結されている。スプラインナット63aと上部ハウジング65の間には位置ずれを防止するために滑り止め65aが配置されている。このため、出力軸61aの回転力を上部ハウジング65に伝達しながら、出力軸61aに対して上部ハウジング65を上下動することができる。
図2Bに示したスプライン33は上部スプライン63と同様の構造である。スプライン33はスプラインナット33aの内側にスプライン軸33bが嵌め込まれて構成されており、係止部材33cがスプラインナット33aとスプライン軸33bの溝にそれぞれ係止されるように配置されている。そのためスプライン33は、スプラインナット33aとスプライン軸33bの間で回転力を伝達しながら、スプラインナット33aに対してスプライン軸33bは上下方向にスライドできる。なお、本実施形態のスプライン軸33bはマグネット回転軸31と一体に構成されているため、以後、スプライン軸33bとマグネット回転軸31は同一の部材として記述する。
スプライン軸33bはマグネット回転軸31と一体に構成されており、スプラインナット33aはベアリング35を介して下部ハウジング34に連結されている。ベアリング35は、スプラインナット33aと下部ハウジング34の間に配置され、スプラインナット33aの回転が下部ハウジング34に伝達されないようになっている。このため、マグネット回転軸31だけを回転させながら、下部ハウジング34に対してマグネット回転軸31を上下動することができる。
また、マグネット回転軸31、スプライン33、上部スプライン63は、いずれも回転軸を同一直線上に一致させて配置されている。同一直線上に配置することでカソード装置5をコンパクトな構造にできる。
電力印加装置について説明する。電力印加装置(図1参照)は、外部の電源43に電気的に接続された電気導入部材41を有している。電気導入部材41は、導電性の下部ハウジング34に接続されている。下部ハウジング34は、ベアリング35とスプライン33を介してマグネット回転軸31と、カソードボディ21に電気的に連結されている。また、スプライン33を構成するスプラインナット33a、スプライン軸33b、係止部材33cはいずれも導電性の金属(例えばステンレス)であり、スプラインナット33aとスプライン軸33bの間で良好な導電性を有している。同様に、ベアリング35も導電性の良好なものを用いている。
マグネット回転軸31はカソードマグネット23に連結され、カソードボディ21にはターゲット16が取り付けられている。そのため、下部ハウジング34、カソードボディ21、ターゲット16、マグネット回転軸31、カソードマグネット23は電気導入部材41と導通し、同じ電気状態(高電圧部)となる。なお、本実施形態の電気導入部材41は下部ハウジング34にねじで固定さているが、導電するように連結されればよく、溶接などでもかまわない。
また、絶縁体25,67によって、真空容器10、フレーム36、モータ51,61などの駆動部品はアース電位とされている。すなわち、電気導入部材41は、真空容器10、フレーム36などに接触することなくカソードボディ21に接続できる。そして、電気導入部材41とカソードボディ21の接続位置はカソードマグネット23の動作(回転、上下)による位置変動がない常に固定された位置となる。
電気導入部材41から印加された電圧は、カソードボディ21を介してターゲット16側とカソードマグネット23側に通電される。すなわち、1つの電気導入部材41の1箇所の電気導入部分からターゲット側とマグネット側に通電できる。また、電気導入部材41が接続される下部ハウジング34からカソードマグネット23へは、マグネット回転軸31と1つのスプライン33が介在するだけなので安定してカソードマグネット23に通電できる。なお、電気導入部材41からの通電路を図1中に矢印で図示した。
本実施形態によれば、スプライン33を介して電気的に確実、安定してカソードマグネット23に通電し、ターゲット16とカソードマグネット23を同電位にできるため、異常放電の懸念がない、安定したプラズマ放電を実現できる。また、マグネット駆動装置は上部スプライン63を用いることで、カソードマグネット23の回転駆動源であるモータ61を上下させない構成である。そのため、モータ61を上下動しないように配置できる。
(第2の実施形態)
図3,図4に基づいて本発明の第2の実施形態に係るスパッタリング装置2について説明する。第1の実施形態と同様の部材、配置等には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。第2の実施形態は第1の実施形態と比べてマグネット駆動装置の構成に違いがある。具体的には、マグネット回転軸31と移動部材71とマグネット支持軸75を備えている点に大きな違いがある。マグネット回転軸31はモータ61の回転力をカソードマグネット23(マグネット支持軸75)に伝達する部材であり上下動しない。なお、本実施形態でのマグネット支持部としては、マグネット回転軸31と移動部材71とマグネット支持軸75が該当する。スライド支持手段としてスプライン73(アウタスプライン)とスプライン77(インナスプライン)を備えている。
移動部材71は、マグネット回転軸31の外周側に備えられた管状の部材であり、ボールねじ53の動きに伴いカソードマグネット23(マグネット支持軸75)を上下動するが、回転しない。マグネット支持軸75は、カソードマグネット23に連結された管状の部材である。マグネット支持軸75の内側にはマグネット回転軸31の先端部分がスプライン77(インナスプライン)を介して配置されている。マグネット回転軸31はマグネット支持軸75及び移動部材71と同軸に配置されている。すなわち、マグネット支持軸75とマグネット回転軸31の間にはスプライン77が配置されている。そのため、マグネット回転軸31はマグネット支持軸75に回転力を伝達しながら、マグネット支持軸75は上下動することができる。
マグネット回転軸31と移動部材71の間にはベアリング79が配置されている。ベアリング79は、マグネット支持軸75を回転自在に移動部材71に支持する。マグネット支持軸75はベアリング79と移動部材71とともに上下動する。また、移動部材71と下部ハウジング34との間にはスプライン73が配置され、移動部材71の上下動の位置ずれを防いでいる。スプライン73(アウタスプライン)は下部ハウジング34に対して移動部材71を上下方向にのみスライド可能に支持する部材である。なお、移動部材71は回転しない構成であるため、スプライン73に替えてスライドブッシュを用いてもよい。
上記構成により本実施形態に係るスパッタリング装置2は、第1の実施形態のスパッタリング装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。すなわち、スプライン73とベアリング79を介して電気的に安定してカソードマグネット23に通電し、ターゲット16とカソードマグネット23を同電位にできるため、異常放電の懸念がない、安定したプラズマ放電を実現できる。
(第3の実施形態)
図5,図6に基づいて本発明の第2の実施形態に係るスパッタリング装置3について説明する。第1の実施形態と同様の部材、配置等には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。本実施形態は第1の実施形態と比べてマグネット駆動装置の構成に違いがある。本実施形態に係るスパッタリング装置3は、第1の実施形態と同様、通電ラインはロータリースプラインを1つ通過するだけである。スライド支持手段としてスプライン83(アウタスプライン)とスプライン85(インナスプライン)を備えている。
具体的には、マグネット回転軸31と移動部材81を備えている点に大きな違いがある。マグネット回転軸31はモータ61の回転力をカソードマグネット23(移動部材81)に伝達する部材であり、上下動しない。なお、本実施形態でのマグネット支持部としては、マグネット回転軸31と移動部材81が該当する。
移動部材81は、マグネット回転軸31の外周側に備えられた管状の部材であり、ボールねじ53の動きに伴いカソードマグネット23を上下動し、さらにマグネット回転軸31の回転に伴い回転する。移動部材81はカソードマグネット23に連結されている。マグネット回転軸31は移動部材81と同軸に配置されている。マグネット回転軸31と移動部材81の間にはスプライン83(インナスプライン)が配置されている。移動部材81と下部ハウジング34の間にはスプライン85(アウタスプライン)とベアリング87が配置されている。スプライン85が移動部材81に接しており、ベアリング87が下部ハウジング34に接して配置されている。そのため、移動部材81は回転しながら上下動することができる。なお、スプライン85とベアリング87は一体に構成(ロータリースプライン)することができる。
上記構成により本実施形態に係るスパッタリング装置3は、第1の実施形態のスパッタリング装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。すなわち、スプライン85とベアリング87を介して電気的に安定してカソードマグネット23に通電し、ターゲット16とカソードマグネット23を同電位にできるため、異常放電の懸念がない、安定したプラズマ放電を実現できる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本願は、2011年12月16日提出の日本国特許出願特願2011−275490基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims (5)

  1. ターゲットを配置できるカソードボディと、
    前記カソードボディに配置された前記ターゲットの表面に磁場を生じさせるカソードマグネットと、
    前記カソードマグネットを回転させるとともに、前記カソードボディに対して接近又は離間させるマグネット駆動装置と、
    前記カソードボディと前記カソードマグネットが同電位になるように電力を印加する電力印加装置と、を備え、
    前記マグネット駆動装置は、前記カソードマグネットに連結されるマグネット支持部と、前記マグネット支持部を前記カソードボディに対して接近又は離間する方向に移動できるように支持するスライド支持手段とを有し、
    前記マグネット支持部は、前記カソードマグネットに連結されたマグネット支持軸と、前記マグネット支持軸に回転力を伝達するマグネット回転軸と、前記マグネット支持軸にベアリングを介して連結され、前記カソードボディに対して接近又は離間する方向にマグネット支持軸を移動させる移動部材と、を有し、
    前記スライド支持手段は、前記カソードボディと前記移動部材の間に配置されたアウタスプラインと、前記マグネット回転軸と前記マグネット支持軸の間に配置されるインナスプラインとを備え、
    前記電力印加装置は、前記アウタスプライン及び前記インナスプラインを介して前記カソードマグネットに電力を供給することを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 前記マグネット支持部は、前記カソードマグネットとともに回転するマグネット回転軸であり、
    前記マグネット回転軸は、前記カソードボディに対して接近又は離間する方向に移動し、
    前記スライド支持手段は、前記カソードボディと前記マグネット回転軸の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のスパッタリング装置。
  3. 前記マグネット支持軸及び前記移動部材はいずれも管状の部材であり、
    前記マグネット回転軸は、前記マグネット支持軸及び前記移動部材と同軸に配置されることを特徴とする請求項に記載のスパッタリング装置。
  4. ターゲットを配置できるカソードボディと、
    前記カソードボディに配置された前記ターゲットの表面に磁場を生じさせるカソードマグネットと、
    前記カソードマグネットを回転させるとともに、前記カソードボディに対して接近又は離間させるマグネット駆動装置と、
    前記カソードボディと前記カソードマグネットが同電位になるように電力を印加する電力印加装置と、を備え、
    前記マグネット駆動装置は、前記カソードマグネットに連結されるマグネット支持部と、前記マグネット支持部を前記カソードボディに対して接近又は離間する方向に移動できるように支持するスライド支持手段とを有し、
    前記マグネット支持部は、前記カソードマグネットに連結されるとともに前記カソードボディに対して接近又は離間する方向に移動する移動部材と、前記移動部材に回転力を伝達するマグネット回転軸と、を有し、
    前記スライド支持手段は、前記カソードボディと前記移動部材の間に配置されるアウタスプラインと、前記移動部材と前記マグネット回転軸の間に配置されるインナスプラインとを備え、
    前記電力印加装置は、前記アウタスプラインを介して前記カソードマグネットに電力を供給することを特徴とするスパッタリング装置。
  5. 前記移動部材は管状の部材であり、
    前記マグネット回転軸は、前記移動部材と同軸に配置されることを特徴とする請求項に記載のスパッタリング装置。
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