JP5838863B2 - 射出成形品及び検査チップ - Google Patents
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Description
本実施形態に係る検査チップ10は、抗原抗体反応等による生体物質の検査・分析等に用いられるチップであり、図1A及び図1Bに示すように、検査チップ基板12と第1の突出部(以下、「第1のボス」と呼ぶ。)13と、第2の突出部(以下、「第2のボス」と呼ぶ。)14とを備えて構成されている。
検査チップ基板12は、図1に示すように第1基板12aと、流路シール(図示省略)と、第2基板12b(例えばプリズム)を備えて構成されている。流路11は、流路シールを用いて張り合わされた第1基板12aと第2基板12bに画定される領域に形成されている。なお、検査チップ基板12を構成する第1基板12aと第2基板12bは、射出成形法、プレス成形法、又は機械加工法などの方法によって製造され、第1基板12aと第2基板12bの少なくとも一方に微細加工が施されている。
第1のボス13は、検査チップ基板12の上面に形成され、貫通穴(内径部)21を有し、試薬を内径部21の中で混合したり反応させたりする試薬混合部や試薬反応部として機能する。試薬混合や試薬反応については公知であるのでここでは説明を省略する。内径部21は、流路11の連通路16と連通している。
以下に、本発明に係る検査チップの実施例1について図1A、図1B及び図3を参照して説明する。
実施例1に係る検査チップ10は、図1Aに示すように、検査チップ基板12と第1のボス13と、第2のボス14とを備えて構成されている。検査チップ基板12は、その内部(第1基板12aと第2基板12bが貼り合わされてなる検査チップ基板12の内部)に流路11を有している。第1のボス13は、検査チップ基板12の上面右領域に設けられ、貫通穴(内径部)21を有している。内径部21は、流路11の連通路16と連通している。第2のボス14は、検査チップ基板12の上面左領域に設けられ、内径部22を有している。内径部22は、流路11の連通路17と連通している。
実施例1では、第2の内径t3を有する第2のボス34の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス33の肉厚t2よりも厚く、上記した条件(t1>t3、t4>t2)を満たしている。第1のボス13の先端面積A1と第2のボス14の先端面積A2の断面積比は1.1であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしている。また、検査チップ基板12の肉厚Hは、第1のボス13の肉厚t2より厚く、第2のボス14の肉厚t4と等しい。
以下に、本発明に係る検査チップの実施例2について図3及び図4を参照して説明する。
本実施例に係る検査チップ30は、図4に示すように、検査チップ基板32と、2つの第1のボス33と、2つの第2のボス34とを備えて構成されている。検査チップ基板32は、その内部(図示しない第1基板と第2基板が貼り合わされてなる検査チップ基板の内部)に図示しない流路を有している。第1のボス33は、貫通穴(内径部)41を有している。内径部41は、図示しない流路の連通路と連通している。第2のボス34は、内径部22を有している。内径部42は、図示しない流路の連通路と連通している。
実施例2では、第2の内径t3を有する第2のボス34の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス33の肉厚t2よりも厚く、上記した条件(t1>t3、t4>t2)を満たしている。また、2つの第1のボス33の合計先端面積と2つの第2のボス34の合計先端面積の面積比は1.1であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしている。また、検査チップ基板12の肉厚Hは、第1のボス33の肉厚t2より厚く、第2のボス34の肉厚t4と等しい。
以下に、本発明に係る検査チップの実施例3について図3、図5A及び図5Bを参照して説明する。
本実施例に係る検査チップ50は、図5Aに示すように、検査チップ基板52と、第1のボス53と、5つの第2のボス54とを備えて構成されている。検査チップ基板52は、その内部(第1基板52aと第2基板52bが貼り合わされてなる検査チップ基板52の内部)に流路51を有している。第1のボス53は、貫通穴(内径部)61を有している。内径部61は、流路51の連通路57と連通している。第2のボス54は、内径部62を有している。内径部62は、流路51の連通路56と連通している。
実施例3では、第2の内径t3を有する第2のボス54の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス53の肉厚t2よりも厚く、上記した条件(t1>t3、t4>t2)を満たしている。また、第1のボス53の合計先端面積と5つの第2のボス54の合計先端面積の面積比は1.1であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしている。また、検査チップ基板12の肉厚Hは、第1のボス53の肉厚t2より厚く、第2のボス14の肉厚t4より厚い。
以下に、本発明に係る検査チップの実施例4について図3、図6A及び図6Bを参照して説明する。
本実施例に係る検査チップ70は、図6Aに示すように、検査チップ基板72と、2つの第1のボス73と、2つの第2のボス74とを備えて構成されている。検査チップ基板72は、その内部(第1基板72aと第2基板72bが貼り合わされてなる検査チップ基板72の内部)に流路71を有している。第1のボス73は、貫通穴(内径部)81を有している。内径部81は、流路71の連通路77と連通している。第2のボス74は、内径部82を有している。内径部82は、流路71の連通路76と連通している。
実施例4では、第2の内径t3を有する第2のボス74の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス73の肉厚t2よりも厚く、上記した条件(t1>t3、t4>t2)を満たしている。また、2つの第1のボス73の合計先端面積と2つの第2のボス74の合計先端面積の面積比は1.1であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしている。また、検査チップ基板12の肉厚Hは、第1のボス73の肉厚t2より厚く、第2のボス74の肉厚t4よりも厚い。
以下に、本発明に係る検査チップの実施例5について図3、図7A及び図7Bを参照して説明する。
本実施例に係る検査チップ90は、図7Aに示すように、検査チップ基板92と、3つの第1のボス93と、2つの第2のボス94とを備えて構成されている。検査チップ基板92は、その内部(第1基板92aと第2基板92bが貼り合わされてなる検査チップ基板92の内部)に流路91を有している。第1のボス93は、貫通穴(内径部)101を有している。内径部101は、流路91の連通路97と連通している。第2のボス94は、内径部102を有している。内径部102は、流路91の連通路96と連通している。
実施例5では、第2の内径t3を有する第2のボス94の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス93の肉厚t2よりも厚く、上記した条件(t1>t3、t4>t2)を満たしている。また、3つの第1のボス93の合計先端面積と2つの第2のボス94の合計先端面積の面積比は1.1であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしている。また、検査チップ基板12の肉厚Hは、第1のボス93の肉厚t2より厚く、第2のボス94の肉厚t4よりも厚い。
以下、図3、図8A及び図8Bを参照して、本発明の成立条件を満足していないケースを例(比較例1)にとって、その比較例1及び外観評価について説明する。
比較例1に係る検査チップ110は、図8Aに示すように、検査チップ基板112と第1のボス113と、第2のボス114とを備えて構成されている。第1のボス113は、検査チップ基板112の上面右領域に設けられ、貫通穴(内径部)121を有している。内径部121は、流路111の連通路116と連通している。第2のボス114は、検査チップ基板112の上面左領域に設けられ、内径部122を有している。内径部122は、流路111の連通路117と連通している。
比較例1では、第2の内径t3を有する第2のボス34の肉厚t4は、第2の内径t3よりも大きい第1の内径t1を有する第1のボス33の肉厚t2と等しく、実施例1〜実施例5における本発明の成立条件(t1>t3、t4>t2)を満たしていない。第1のボス113の先端面積A1と第2のボス114の先端面積A2の断面積比は2.2であり、上記した条件(面積比が0.9〜1.1)を満たしていない。また、検査チップ基板112の肉厚Hは、第1のボス113の肉厚t2より厚く、第2のボス114の肉厚t4より厚い。
本実施形態における検査チップ10は、第1の内径t1を有する第1のボス13と、第1の内径t1より小さい第2の内径t3を有する第2のボス14が検査チップ基板12上に形成されてなる。射出成形において第1のボス13と第2のボス14の先端面を突き出して離型させて成形される検査チップ10は、第2のボス14の肉厚t4が第1のボス13の肉厚t2よりも厚くなるように構成される。
11 流路
12 検査チップ基板
12a 第1基板
12b 第2基板
13 第1のボス(第1の突出部)
14 第2のボス(第2の突出部)
21 第1の内径部
22 第2の内径部
Claims (5)
- 第1の内径を有する第1の突出部と、前記第1の内径より小さい第2の内径を有する第2の突出部とを含む複数の突出部が基盤上に形成されてなり、射出成形において前記複数の突出部の先端面を突き出して離型させて成形される射出成形品であって、
前記第2の突出部の肉厚が前記第1の突出部の肉厚よりも厚く、
前記第1の突出部の先端における外円面積と内円面積との差分から得られる第1の先端面積と、前記第2の突出部の先端における外円面積と内円面積との差分から得られる第2の先端面積との比が0.9〜1.1である
ことを特徴とする射出成形品。 - 前記第2の突出部の肉厚は、前記基盤の肉厚以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形品。 - 前記第2の突出部の肉厚は、前記基盤の肉厚と同等であり、前記基盤の肉厚は、1〜3mmである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形品。 - 第1の内径を有する試薬混合部としての第1の突出部と、前記第1の内径より小さい第2の内径を有する試薬注入部としての第2の突出部を含む複数の突出部が基盤上に形成されてなり、射出成形において前記複数の突出部の先端面を突き出して離型させて成形される検査チップであって、
前記第2の突出部の肉厚が前記第1の突出部の肉厚よりも厚く、
前記第1の突出部の先端における外円面積と内円面積との差分から得られる第1の先端面積と、前記第2の突出部の先端における外円面積と内円面積との差分から得られる第2の先端面積との比が0.9〜1.1である
ことを特徴とする検査チップ。 - 前記第1の突出部及び前記第2の突出部における内径部に段差が形成された
ことを特徴とする請求項4に記載の検査チップ。
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