JP5837864B2 - 腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造 - Google Patents

Description

本発明は腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造に関し、特に内部に設置する真っ直ぐで細長い弾性ケーブルを張力を持たせて設置する腹筋マシンで、前段には加圧本体内部において、末端が腹パッドであるスライドバーを設置し、弾性ケーブルとスライドバーが結合する張力設置関係を構成し、スライドバー前端に設置するフックプレートにより、低い後段から高くなる弧状フィン部を形成する前向きのフック口を提供し、使用開始前に、初めてスライドバーを引いて退出させると、弾性ケーブルをフック口に入れて掛けることができ、こうして弾性ケーブル基本張力設置の弾性位置回復準備を完成し、構造がシンプルで、包装材積を縮小できる腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造に関する。

回復張力を備える腹筋マシンは、使用者が両手で持つ加圧本体を備える。加圧本体前段には、本体内側に進出、或いは退出するスライドバーを嵌めて設置する。

スライドバー末端において、腹パッドにより使用者の腹部を押す時、加圧本体の引き戻しにより、スライドバーが進入すると、回復張力との対抗力を形成し、これにより運動と腹部マッサージの同時効果を達成することができる。

構造がシンプルで、コンパクトである等の長所を備えるため、手軽な運動器具として幅広く用いられている。

このタイプの腹筋マシン内側に設置する張力設備は、弾性ケーブルとするため、設置が簡単かつ便利で、しかも弾性が安定し、変形による雑音がなく、金属でないため、錆びない等の長所を備える。これにより、バネ等の従来の構造に取って代わっている。

内側に弾性ケーブルを設置する腹筋マシン構造は、多種あるが、主なものは、内側において進出、或いは退出する１本のスライドバーの前端に、弾性ケーブルの変形していない張った状態の中段位置を、掛ける方式で結合する。

スライドバーの後段が、加圧本体外に退出して延長するのは、使用準備状態である。使用者が力を入れた後、スライドバー前段は、加圧本体内に進入し収縮状態となり、これが使用状態である。

上記した２つの状態を比較すると、加圧本体外に伸びて出て行くスライドバー後段が形成する体積は、包装と運送時における材積において、50％近くも増大している。これにより、製造コストが拡大し、展示/販売時にも場所をとりすぎ、或いは使用者が購入して携帯するにも不便であるという深刻で、全面的な影響を及ぼす。

上記した欠陥に対して、従来の内側に弾性ケーブルを設置する腹筋マシンでは、加圧本体の正面或いは底面、弾性ケーブルとスライドバー前端に位置するフックプレートのスタートフック結合位置上方に、蓋とすることができる調整口を設置する。

製造者は、包装前には、弾性ケーブルとスライドバーフックプレートを結合しない。こうすることで、スライドバーは加圧本体内に収縮して入る。

使用者は購入し、包装を開いた後、スライドバーを引っ張って退出させ、指を調整口に進入させ、弾性ケーブルをスライドバーフックプレート内に掛ければ、結合を完成することができ、使用することができる。これにより、包装材積等を減少させることはできるが、加圧本体の外観は好ましくなくなり、操作において使用者の不便を来たす。

しかも、開放可能な調整口は、使用者が頻繁に弾性ケーブルを掛け、退出させることで、このシンプルな腹筋マシンの故障位置となってしまっており、このタイプの構造方式において、実用性における大きな課題である。

本発明は、従来の腹筋マシンの上記した欠点に鑑みてなされたものである。

本発明が解決しようとする第一の課題は、前段には加圧本体内部において、末端が腹パッドであるスライドバーを設置し、前端に設置するフックプレートには、低い後段から高くなる弧状フィン部を形成する前向きのフック口を提供し、使用開始前に初めてスライドバーを引いて、後段を加圧本体から出すと、弾性ケーブルをフック口に入れて掛けることができ、こうして弾性ケーブル基本張力設置の弾性位置回復準備を完成し、こうして便利で、簡易な構造を提供し、しかも包装材積を縮小できる腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造を提供することである。

本発明が解決しようとする第二の課題は、加圧本体上には調整口の開設が不要であるため、本体外観の完全性を保つことができ、しかも操作開始の手順において、特別な説明が不要で、操作習慣に従いスライドバーを引き出せば、弾性ケーブルとスライドバーが掛かった状態を自動的に完成でき、弾性位置回復準備を完了し、使用において、最良の導引と自動的に完成できる簡便性を備える腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造を提供することである。

上記課題を解決するため、本発明は請求項１記載の通り、下記の腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造を提供する。

本発明の腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造は、内部に設置する真っ直ぐで細長い弾性ケーブルを張力を持たせて設置する腹筋マシンで、前段には加圧本体内部において、末端が腹パッドであるスライドバーを設置し、弾性ケーブルとスライドバーが結合する張力設置関係を構成し、スライドバー前端に設置するフックプレートにより、低い後段から高くなる弧状フィン部を形成する前向きのフック口を提供し、使用開始前に、初めてスライドバーを引いて退出させると、弾性ケーブルをフック口に入れて掛けることができ、こうして弾性ケーブル基本張力設置の弾性位置回復準備を完成し、構造がシンプルで、包装材積を縮小することができる。

本発明実施形態の腹筋マシンの立体図である。 本発明実施形態の腹筋マシンのスライドバーが収容して配置される様子の立体説明図である。 本発明実施形態の腹筋マシンのスライドバーが引き出して配置される様子の立体説明図である。 本発明実施形態の腹筋マシン使用時に、スライドバーが伸び、弾性ケーブルが変形して伸張する様子の立体説明図である。 本発明実施形態の腹筋マシンのスライドバーが延び出す様子の組合せ断面図である。 本発明実施形態の腹筋マシンのスライドバーと弾性ケーブルとがフック結合する様子の拡大断面説明図である。 本発明実施形態の腹筋マシンのスライドバーと弾性ケーブルとがフック結合を完成する様子の拡大立体説明図である。

以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。

図１〜３に示すように、本発明実施形態の腹筋マシン１の弾性ケーブル自動弾性位置回復構造は、加圧本体２と、弾性ケーブル３を備える。加圧本体２は、上面部と下面部とが接合して中空部を構成する。加圧本体２の中央部には細長い中空状槽部２１が形成されている。加圧本体２の左右には一対の把持部２ａ，２ｂと、一対の開口部２ｃ，２ｄが形成される。固定バー２０の外周に管状のスライドバー２２が嵌合し摺動する。スライドバー２２の末端に腹パッド２２１が形成される。スライドバー２２は、固定バー２０に沿って摺動し、槽部２１に進入し、或いは退出する。固定バー２０は固定部２４に固定されている。

使用者が自身の腹部に腹パッド２２１を押し当てた状態で把持部２ａ，２ｂを持ち、弾性ケーブル３の弾性力に抗して加圧本体２を使用者自身に近づけることによりスライドバー２２を槽部２１内に引き込み、使用者が把持部２ａ，２ｂへの力を緩めることによりスライドバー２２を槽部２１から退出させる。

弾性ケーブル３は、加圧本体２内部において、槽部２１の側辺に設置する。弾性ケーブル３は、両端を固定部５により固定して挟持し、中段は２個のスライド軸３１を跨いで設置する。変形を開始していない状態では、図２に示す通り、弾性ケーブル３の中段が真直ぐに伸び、弾性ケーブル３は槽部２１開口位置内側に掛けて設置される。上記した設置において、図３に示す通り、スライドバー２２を引き出すと、その前端に設置するフックプレート２２２に、下から上へと、弾性ケーブル３中段のケーブル体が掛けられ（図５参照）、スライドバー２２が前へ押されると、図４に示す通り、弾性ケーブル３を引き伸ばし、変形と回復張力を形成する。

スライドバー２２内段の最前端に設置するフックプレート２２２の前端は、開放状で、弾性ケーブル３のケーブル体を掛けることができる前向きに開口するフック口２２４を設置する。これにより、フック口２２４は、弾性ケーブル３が水平状態に支えられるときと、ほぼ同じ高さの位置に設置される。フック口２２４は、スライドバー２２のバー体上に設置し、低い後段から高くなる輪郭を有する弧状フィン部２２３を備える。

これにより、スライドバー２２に弾性ケーブル３を掛けていない、緩んだ状態において、スライドバー２２は、加圧本体２の槽部２１内に進入して収納される（図２参照）。製造者は、スライドバー２２の大部分が、加圧本体２の内側に挿入されている体積が小さい状態で、包装を行うことができる。これにより、包装、運送、展示/販売時の体積を縮小できるばかりでなく、多方面でコストを低下させる実益を達成でき、使用者が購入して携帯する際にも便利である。

図４〜７に示すように、使用者が持ち帰り、包装を開けて、最初に操作する時には、先ず、加圧本体２からスライドバー２２後段を引き出す。この時、弧状フィン部２２３は、スライドし、押し上げる方式で、弾性ケーブル３を通過させた後（図６、図７参照）、弾性ケーブル３は、自動的に、弾力で戻り、フック口２２４に掛かる。こうして、弾性ケーブル３の基本張力設置の弾性位置回復準備を完成する（図６参照）。

使用者が、加圧本体２を持ち、スライドバー２２末段の腹パッド２２１で腹部を押し、力を入れて、加圧本体２を手元に引き戻すと、スライドバー２２は前方へと推進し、フックプレート２２２、フック口２２４により、弾性ケーブル３ケーブル体中段を挟持して帯同し、弾性ケーブル３が伸びて変形する。こうして、対抗する張力を生じる。使用者が力を解き放つと、弾性ケーブル３の回復張力により、スライドバー２２を後方へと押して移動させ、腹筋運動の使用効果を達成する。

以上説明した通り、腹筋マシン１の弾性ケーブル自動弾性位置回復構造は、加圧本体２内部において、両側の頂端に、弾性ケーブル３を挟持して固定し、加圧本体２中段の槽部２１内側に、末端が腹パッド２２１であるスライドバー２２を設置し、スライドバー２２内段の最前端により、下から上へと、弾性ケーブル３のケーブル体を掛けるフックプレート２２２を設置し、弾性ケーブル３は変形と回復張力を形成する。スライドバー２２前段のフックプレート２２２前端は、開放状の前向きのフック口２２４で、弾性ケーブル３が水平状に支えられる時とほぼ同じ高さの位置に設置する。フック口２２４はスライドバー２２バー体上に設置し、低い後段から高くなる弧状フィン部２２３を備え、スライドバー２２に弾性ケーブル３が掛けられていない、緩んだ状態を形成し、前段は加圧本体２内部に進入して収納される。使用者が始めて操作する時には、スライドバー２２を引き出し、弧状フィン部２２３をスライドし、押し上げる方式で、弾性ケーブル３を通過させた後、弾性ケーブル３は、自動的に弾力で戻り、フック口２２４に掛かり、弾性ケーブル３の基本張力設置の弾性位置回復準備を完成する。使用者がスライドバー２２を引き出すと、使用を開始できる簡単な操作効果を達成することができる。

上記の本発明名称と内容は、本発明技術内容の説明に用いたのみで、本発明を限定するものではない。本発明の精神に基づく等価応用或いは部品（構造）の転換、置換、数量の増減はすべて、本発明の保護範囲に含むものとする。

本発明は特許の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩性を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。

１ 腹筋マシン
２ 加圧本体
２ａ，２ｂ 把持部
２ｃ，２ｄ 開口部
２０ 固定バー
２１ 槽部
２２ スライドバー
２４ 固定部
２２１ 腹パッド
２２２ フックプレート
２２３ 弧状フィン部
２２４ フック口
３ 弾性ケーブル
３１ スライド軸
５ 固定部

Claims (1)

1. 加圧本体と、弾性ケーブルとを備え、
   前記加圧本体は、上面部と下面部とが接合して中空部を構成し、その中段は、細長い中空状の槽部で、末端が腹パッドであるスライドバーの前段は、前記槽部に進入し、或いは退出し、
   前記弾性ケーブルは、前記槽部の側辺に設置し、前記弾性ケーブルは、両端を固定し、中段は、２個のスライド軸を跨いで設置し、ケーブル体中段が真直ぐ伸びて、変形を開始していない状態を構成し、前記槽部の開口位置の内側に設置し、
   フックプレートの前端は、開放状で前記弾性ケーブル中段のケーブル体を掛けることができる前向きのフック口を設置し、
   前記フック口は、前記弾性ケーブルが水平状に支えられる時とほぼ同じ高さの位置で前記スライドバーのバー体上に設置し、低い後段から高くなる形状の弧状フィン部を備え、
   前記加圧本体から前記スライドバーを引き出すときに、前記弧状フィン部をスライドし、前記弾性ケーブルは前記弧状フィン部に押し上げられるように通過され、自動的に弾力で戻り、前記フック口に掛かり、基本張力設置の弾性位置回復準備を完成し、
   該基本張力設置の弾性位置回復準備を完成した後の状態において、前記スライドバーの前段が前記槽部へ進入すると、前記弾性ケーブルを引き伸ばし、変形と回復張力を形成することを特徴とする腹筋マシンの弾性ケーブル自動弾性位置回復構造。

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