JP5834709B2 - 太陽電池集電用シート及びそれを用いた太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
図1、図2を参照しながら、本発明の太陽電池集電用シートについて説明する。図1に示す通り、太陽電池集電用シート5は、背面封止材層51と、絶縁層52と、樹脂基材53と、回路54と、を備える。背面封止材層51は本発明の必須の構成要素ではないが、以下、一実施形態として背面封止材層51を備える太陽電池集電用シートについて説明する。
次に、本発明の太陽電池集電用シートに形成される絶縁層について説明する。従来より、バックコンタクト型の太陽電池素子用の太陽電池集電用シートにおいては、電極間の短絡を防止するために回路上に絶縁層が形成されることが一般的である。また、当該絶縁層は各種の絶縁性インキを硬化させたものである場合が多く、その色については透明若しくは半透明であるのが一般的である。本発明の太陽電池集電用シートにおいては、当該絶縁層に着色して白色層とすることにより、短絡の防止という従来の効果に加えて、太陽光を反射し発電効率を向上させる機能を当該絶縁層に持たせたことが特徴となっている。
背面封止材層51は、太陽電池モジュール1における太陽電池素子4の位置を固定し、また、太陽電池素子に対する外部からの衝撃を緩和するために設けられる。背面封止材層51は、絶縁層52上に、導通凹部7が占める場所を除いて形成される。なお、本発明において背面封止材層51は必ずしも必須ではない。
まず、エッチング工程について説明する。この工程は、所望の回路54の形状にパターニングされたエッチングマスク(図示せず)を上記の積層シートの表面に作製した後でエッチング処理を行うことにより、エッチングマスクに覆われていない箇所における導電層を除去する工程である。
次に、剥離工程でアルカリ性の剥離液を使用して、エッチングマスクを除去する。この工程を経ることにより、エッチングマスクが配線部541の表面から除去される。剥離工程で使用されるアルカリ性の剥離液としては、例えば、所定濃度の苛性ソーダの水溶液が挙げられる。
次に、太陽電池集電用シート5の回路54上に白色の絶縁層52を形成する方法について説明する。絶縁性インキを主成分とし、これに、白色顔料を添加し、更に、必要ならば、紫外線吸収剤、可塑剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、架橋剤、硬化剤、封止剤、滑剤、強化剤、補強剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料・染料等の着色剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、必要に応じて、溶剤、希釈剤等を添加し、充分に混練してインキ組成物を調製する。上記絶縁性インキとしては、上述した通り、熱硬化型の絶縁性インキ、紫外線硬化型絶縁コート剤等、従来公知のものを用いることができる。上記で調製したインキ組成物を使用し、これを回路54の配線部541及び非配線部222のうち導通凹部7を除いた部分を覆って塗布ないし印刷し、白色の絶縁層を形成することができる。
背面封止材層51の形成方法は特に限定されないが、例えば、封止材をシート状に形成後、導通凹部7を形成する位置にあらかじめパンチング等で貫通孔を形成し、その後に絶縁層52によって形成された凹部と貫通孔とが重なるように積層することで回路54上に貫通する導通凹部7を形成できる。
太陽電池集電用シート5は、後述する通り、太陽電池素子4の他、他の部材と一体化する工程を経て、太陽電池モジュール1となるが、その工程に先だって、樹脂基材53の裏面側にあらかじめ別の、フッ素系樹脂フィルムであるETFE、耐加水分解PET等の裏面保護シート6を一体化することにより、太陽電池モジュール1の製造に用いる裏面保護シート一体化シートとすることも可能である。裏面保護シート一体化シートを作成するには、樹脂基材53の裏面側に裏面保護シート6をドライラミネーション法等によって積層する。
次に、本発明の太陽電池集電用シートが使用されるバックコンタクト型の太陽電池素子を備える太陽電池モジュールについて説明する。図1は、バックコンタクト型の太陽電池素子を備える太陽電池モジュ−ル1について、その層構成の一例を例示する断面の模式図である。太陽電池モジュール1は、入射光8の受光面側から、ガラス等からなる透明前面基板2、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、アイオノマー、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレン等からなる前面封止材層3、太陽電池素子4、背面封止材層51と絶縁層52と樹脂基材53等からなる太陽電池集電用シート5、フッ素系樹脂フィルムであるETFE、耐加水分解PET等からなる裏面保護シート6が順に積層された構成である。電極41から取り出された電気は、導通凹部7内の導電性材料を介して対応する配線部541に伝導される。
太陽電池モジュール1を製造するには、太陽電池集電用シート5、太陽電池素子4及び他の部材の一体化の工程の前に、まず太陽電池集電用シート5の導通凹部7に導電性材料を充填する。この導電性材料は、例えばハンダ等の導電性材料が例示できる。これにより、導通凹部7は、配線部541が底面で露出するように形成されているため、導電性材料と配線部541とが導通する。
以下に示す方法で、膜厚20μmの白色の絶縁層を有する太陽電池集電用シートのサンプルを作製した。
以下に示す方法で、膜厚13μmの白色の絶縁層を有する太陽電池集電用シートのサンプルを作製した。
従来公知の太陽電池集電用シートにおけるように絶縁層が透明である場合には、太陽光は絶縁層を透過して主に回路上の銅箔面で反射することが考えられる。そこで、そのような場合との比較のために、厚み100μmのPETフィルムの表面に、ドライラミネート法によって厚み35μmの銅箔を接着してなる接合体を、透明絶縁層を有する太陽電池集電用シートのサンプルとして作製した。
本発明の太陽電池集電用シートの絶縁層における反射率向上に対する銅箔面の寄与を検証するため、スクリーン印刷により、厚み50μmのETFEフィルムの表面に上記の白色絶縁性インキ組成物を塗布膜厚20μmとなるように塗布し、膜厚20μmの白色の絶縁層を有する太陽電池集電用シートのサンプル(銅箔面なし)を作製した。
以下に示す方法で、黒色の絶縁層を有する太陽電池集電用シートのサンプルを作製した。
従来公知の太陽電池モジュールの一形態として、裏面保護シートを白色として太陽光を反射させ発電効率の向上を図るものがある。そこで、50μmの酸化チタン添加白色PETフィルム(東レ製、「E20F」)を、白色の裏面保護シートのサンプルとした。
分光光度計(島津製作所製、「UV−3100」)を用いて、実施例1、2及び比較例1から4、に光を入射したときの、波長250nmから1200nmの光の反射率(%)を評価した。実施例1、2、比較例2、3についてはサンプルの絶縁層側に光を入射し、比較例1については、サンプルの銅箔面側に光を入射した。評価結果を図4に示した。
2 透明前面基板
3 前面封止材層
4 太陽電池素子
5 太陽電池集電用シート
51 背面封止材層
52 絶縁層
53 樹脂基材
54 回路
6 裏面保護シート
7 導通凹部
Claims (5)
- 太陽電池モジュールにおける内部配線用としてバックコンタクト型の太陽電池素子の裏面側に配置され、
樹脂基材の表面に形成され、銅からなる配線部と非配線部とからなる回路と、
前記回路上に形成される絶縁層を備え、
前記絶縁層は、粒径が0.2μm以上1.5μm以下である白色顔料を含む白色層を備え、厚さが12μm以上25μm以下であることを特徴とする太陽電池集電用シート。 - 前記白色顔料の粒径が0.5μm以上1.5μm以下である請求項1記載の太陽電池集電用シート。
- 前記絶縁層の波長450nmから800nmの光の反射率が65%以上であり、かつ、波長800nmから1100nmの光の反射率が75%以上である請求項1又は2いずれか記載の太陽電池集電用シート。
- 前記絶縁層の厚さが18μm以上25μm以下である請求項1から3いずれか記載の太陽電池集電用シート。
- 請求項1から4いずれか記載の太陽電池集電用シートと、バックコンタクト型の太陽電池素子とを、備える太陽電池モジュール。
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