JP5834503B2 - 回転軸の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の支持構造に関する。
ターボ圧縮機等のターボ機械では、その回転軸がラジアル軸受やスラスト軸受によって回転可能に支持されている。ラジアル軸受としては、特に高速回転体用の軸受として、動圧式ガス軸受であるラジアルフォイル軸受がよく知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ラジアルフォイル軸受は、軸受面を形成する薄板状のトップフォイルと、このトップフォイルを弾性的に支持するバックフォイルとを備えて構成されており、回転軸の非回転時から始動時にかけては、トップフォイルが回転軸に密着した状態(回転軸を締め付けている状態)になっているが、回転軸の回転が速まるに連れ、トップフォイルと回転軸との間に周囲流体を巻き込み、流体潤滑膜を形成する。そして、この流体潤滑膜が十分な膜圧を発生すると、トップフォイルが外側へ押し広げられることにより、回転軸はトップフォイルと非接触状態で回転するようになる。
すると、流体潤滑膜は、回転軸とトップフォイルとの間でせん断されることにより、熱を生じる。発熱が多くなると、ラジアルフォイル軸受や回転軸の熱膨張が大きくなることにより、ラジアルフォイル軸受による回転軸に対する締め付け(プリロード)が強くなり、軸受(トップフォイル)が焼き付くおそれがある。
そこで、従来では、例えば圧縮ガスを軸受ハウジングに形成した孔を介して導入し、ラジアルフォイル軸受の軸受面(トップフォイル)の裏面に配置された波板状のバンプフォイルにガスを通すことにより、軸受面に発生する熱を間接的に除去している。すなわち、バンプフォイルの外側(裏側)を冷却することで、軸受面を間接的に冷却している。
特開2004−92771号公報 特開2005−36866号公報
しかしながら、バンプフォイルにガスを通す従来の技術では、軸受面を直接冷やすことができないため、冷却不足に陥って軸受(トップフォイル)が焼き付くおそれが依然として回避されない。また、このような焼き付きを防止するため、バンプフォイルに多量の冷却ガス(圧縮ガス)を通すことも考えられるが、その場合にはターボ機械の効率を低下させてしまう懸念がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ラジアルフォイル軸受に対する冷却性能を高めて軸受の焼き付きを確実に防止した、回転軸の支持構造を提供することにある。
本発明の回転軸の支持構造は、インペラを有する回転軸をラジアルフォイル軸受で回転可能に支持する回転軸の支持構造であって、前記回転軸には、その一端側に設けられたインペラ側に開口するとともに、該インペラ側から前記ラジアルフォイル軸受に支持される側に向かって延びる第1の孔と、該第1の孔に連通して該第1の孔から前記回転軸の半径方向外側に向かって延びる第2の孔と、が形成され、前記第2の孔は、前記回転軸の周面の、前記ラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に対向する位置に開口していることを特徴とする。
この回転軸の支持構造によれば、回転軸に、インペラ側に開口する第1の孔と、ラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に対向する位置に開口する第2の孔とを形成しているので、インペラ側の圧縮ガスが、冷却ガスとして第1の孔、第2の孔を通ってラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に直接吹き付けられるようになる。したがって、トップフォイルの内面(軸受面)と回転軸との間に冷却ガスが供給されることにより、トップフォイルの内面が効率良く冷却されるとともに、回転軸も冷却されるようになる。
また、前記回転軸の支持構造において、前記第1の孔は、前記回転軸の周面の、前記インペラの背面側に開口していることが好ましい。
インペラは、回転によってその正面側の流体(ガス)を吸入、昇圧し、背面側から吐出するので、正面側で吸入されて背面側に流動してきた流体は、圧縮(昇圧)された高圧ガスとなる。したがって、この圧縮ガスはインペラの背面側に開口している第1の孔を通って第2の孔の開口から吹き出され、ラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に直接吹き付けられる。その際、吹き出されたガスは圧縮された高圧ガスとなっているので、ラジアルフォイル軸受の軸受負荷能力の向上に寄与する。
また、前記回転軸の支持構造において、前記第1の孔は、前記回転軸の周面の、前記インペラの背面側に開口する第3の孔と、該第3の孔に連通して該第3の孔から前記回転軸の中心軸に沿って前記ラジアルフォイル軸受に支持される側に向かって延びる一つの第4の孔と、から形成され、前記第2の孔は、前記第1の孔から放射状に複数設けられて、前記回転軸の周面の周方向に等間隔で開口していることが好ましい。
このようにすれば、ラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に対して、冷却ガスが回転軸の周面の周方向に均等に吹き付けられるようになり、ラジアルフォイル軸受に対する冷却効果が均等になるとともに、軸受による回転軸の支持も安定する。
また、前記回転軸の支持構造において、前記ラジアルフォイル軸受は、前記回転軸に対向して配置される円筒状のトップフォイルと、前記トップフォイルの径方向外側に配置されるバックフォイルとを備え、前記トップフォイルの前記回転軸と対向する面には、前記回転軸の回転方向後方から前方に向かうとともに、該トップフォイルの軸方向の中心部から両方の端縁側にそれぞれ向かう斜方溝が複数形成され、該斜方溝間、および該斜方溝の前記端縁側の端部と該端縁との間には、それぞれランド部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、インペラ側の圧縮ガスが冷却ガスとしてトップフォイルの内面に直接吹き付けられるため、この圧縮ガスがさらに斜方溝の長さ方向に沿って軸受の軸方向中央部から両側端縁に向けて流れるようになる。したがって、冷却ガスが例えば軸方向中央部に流入して該中央部を冷却し、また該中央部の熱くなった潤滑流体が両側端縁に向けて排出されるため、冷却性能が高くなって軸受の焼き付きが確実に防止される。
本発明の回転軸の支持構造によれば、冷却性能を高めて軸受の焼き付きを確実に防止することができる。また、トップフォイルの内面に圧縮ガスを直接吹き付けることにより、ラジアルフォイル軸受の軸受負荷能力を向上することができる。
本発明に係る回転軸の支持構造の第1実施形態を示す図であり、(a)は要部側断面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。 本発明に係る回転軸の支持構造の第2実施形態を示す図であり、(a)は回転軸に設けられたトップフォイルを示す斜視図、(b)はトップフォイルの内面の展開図である。 図1(a)に示したラジアルフォイル軸受の縦断面図と、これに対応する流体潤滑膜の圧力(動圧)の分布を示すグラフとを示す図である。 本発明に係る回転軸の支持構造の第3実施形態を示す要部側断面図である。 本発明に係る回転軸の支持構造の第4実施形態を示す要部側断面図である。
以下、図面を参照して本発明のラジアルフォイル軸受を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1(a)、(b)は、本発明の回転軸の支持構造の第1実施形態を示す図であり、図1(a)、(b)中符号1はターボ圧縮機(ターボ機械)の回転軸、2は回転軸の先端部に設けられたインペラ、3はラジアルフォイル軸受である。なお、図1(a)では省略してラジアルフォイル軸受3を一つしか記載していないが、通常は回転軸1の軸方向にラジアルフォイル軸受が二つ設けられて、回転軸1の支持構造が構成される。したがって、本実施形態においてもラジアルフォイル軸受3が二つ設けているものとする。ただし、本発明のラジアルフォイル軸受3は、回転軸1に対して一つのみ設けられて用いられる形態にも、適用可能である。
回転軸1は、図1(a)に示すようにベアリングハウジング4内に回転自在に収容されており、インペラ2は、ベアリングハウジング4に対して僅かな間隙を介して配置されたコンプレッサハウジング5内に回転自在に配置されている。
回転軸1には、インペラ2が形成された側にスラストカラー6が固定されており、このスラストカラー6の両側には、このスラストカラー6に対向してそれぞれの側にスラスト軸受7が配置されている。
また、回転軸1には、スラストカラー6より中央側に、ラジアルフォイル軸受3が外挿されている。
このような回転軸1には、本実施形態ではインペラ2の背面側の周面に開口するとともに、該インペラ2側から前記ラジアルフォイル軸受3に支持される側に向かって延びる第1の孔8が形成されている。この第1の孔8は、回転軸1の中心軸から放射状に形成され、かつ、その周面での開口9aが回転軸1の周面において周方向に等間隔で配置された複数(四つ)の第3の孔9と、これら第3の孔9に一端側が連通して該第3の孔9から回転軸1の中心軸に沿ってラジアルフォイル軸受3に支持される側に向かって延びる一つの第4の孔10と、から形成されている。なお、第3の孔9は、インペラ2に形成された部位と軸本体1aに形成された部位とが連通して、一つの第3の孔9を形成している。
また、これら第3の孔9と第4の孔10とからなる第1の孔8には、その第4の孔10の他端側に複数の第2の孔11が連通して接続されている。第2の孔11は、図1(b)に示すように第4の孔10(第1の孔8)から放射状に(半径方向に)複数(本実施形態では四つ)設けられて、回転軸1の周面の周方向に等間隔で開口している。すなわち、第2の孔11の、第4の孔10と反対の側の開口11aは、回転軸1の周面の周方向に等間隔で配置され、前記ラジアルフォイル軸受3の内面の軸方向中央部に対向して設けられている。なお、本実施形態では、前記第3の孔9も、第2の孔11と同様に放射状に(半径方向に)形成配置されている。
回転軸1は、図1(a)に示すように、軸本体1aにインペラ2を螺合して一体化している。すなわち、インペラ2には雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部が軸本体1aに形成された雌ねじ部に螺合したことにより、インペラ2は軸本体1aに固定され、一体化されて回転軸1を構成している。なお、インペラ2の雄ねじ部の、前記第3の孔9を形成した周面には、その全周に亘って溝12が形成されている。これによって軸本体1a側に形成された第3の孔9と雄ねじ部側に形成された第3の孔9とは、互いの孔の中心がずれて固定されても、該溝12を介して互いに連通するようになっている。
また、各第3の孔9(第1の孔8)の開口9aは、インペラ2の背面近傍に配置され、したがってベアリングハウジング4とコンプレッサハウジング5との間隙よりやや後方(インペラ2の背面方向)に配置されている。また、ベアリングハウジング4のインペラ2側には、回転軸1との間にラビリンスシール13が配設されている。このラビリンスシール13は、第3の孔9の開口9aよりやや後方、すなわちインペラ2の背面方向に配置されている。これにより、後述するようにインペラ2の背面側に流入する圧縮ガスは、ベアリングハウジング4と回転軸1との間がラビリンスシール13によって閉塞されているため、ラジアル軸受3側に流れることなく、第3の孔9の開口9a内に流入するようになっている。
ラジアルフォイル軸受3は、回転軸1に外挿されて該回転軸1を支持する円筒状のもので、回転軸1に対向して配置される円筒状のトップフォイル20と、該トップフォイル20の径方向外側に配置されるバックフォイル21と、該バックフォイル21の径方向外側に配置される軸受ハウジング22とを備えて構成されている。
軸受ハウジング22は、ラジアルフォイル軸受3の外装を構成する円筒状のもので、内部にバックフォイル21およびトップフォイル20を内挿している。また、本実施形態では、この軸受ハウジング22はベアリングハウジング4に保持固定されている。
バックフォイル21は、フォイル(薄板)で形成されてトップフォイル20を弾性的に支持する。このようなバックフォイル21としては、例えば、バンプフォイル、特開2006−57652号公報や特開2004−270904号公報などに記載されているスプリングフォイル、特開2009−299748号公報などに記載されているバックフォイルなどが用いられる。図1ではバンプフォイルを例に説明する。バックフォイル21は、図1(b)に示すようにフォイル(薄板)が波板状に成形され、さらにベアリングハウジング12の内周面に沿って円筒状に形成配置されたものである。ここで、波板状に成形されたバンプフォイル(バックフォイル)21は、ラジアルフォイル軸受3の周方向に沿って、ベアリングハウジング12と接する山部と、トップフォイル20に接する谷部とを交互に形成している。これによってバンプフォイル(バックフォイル)21は、ラジアルフォイル軸受3の軸方向に山部や谷部による流体の通路を形成している。
トップフォイル20は、その外面(裏面)にバックフォイル21が貼設されたもので、フォイル始端20a側が外方に折曲して軸受ハウジング22に形成された係止溝(図示せず)に係止したことにより、軸受ハウジング22内を回転することなく、該軸受ハウジング22内に保持固定されている。また、フォイル終端20bは、フォイル始端20aに対して所定の隙間をあけてその近傍に配置されている、なお、バックフォイル21はトップフォイル20の外面に貼設されていることにより、該バックフォイル21もその始端と終端との間に、所定の隙間を有している。また、本実施形態のトップフォイル20は、一般的なラジアルフォイル軸受のトップフォイルと同様、その内面が平滑面となっている。
図1(a)に示すようにベアリングハウジング4には、ラジアルフォイル軸受3の軸方向両側に、それぞれ排気孔14が形成されている。これら排気孔14は、ベアリングハウジング4の外方に通じており、後述するようにラジアルフォイル軸受3の内側を通って排出される周囲流体(冷却ガス)を、ベアリングハウジング4の外方に案内するようになっている。
次に、このような構成の、回転軸1およびラジアルフォイル軸受3の動作について説明する。
回転軸1が停止した状態では、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20はバックフォイル21によって回転軸1側に付勢されることで回転軸1に密着している。
そして、回転軸1を始動させると、最初は低速で回転を始め、その後徐々に加速して高速で回転する。すると、トップフォイル20のフォイル始端20aとフォイル終端20bとの間から周囲流体が引き入れられ、トップフォイル20と回転軸1との間に流入することでここに流体潤滑膜を形成する。この流体潤滑膜は、回転軸1とトップフォイル20との間でせん断されることにより、熱を生じる。
そのため、従来では、軸受ハウジングに冷却ガスの通路を形成し、波板状のバンプフォイル(バックフォイル)21の裏側に周囲流体(冷却ガス)を通すことにより、軸受面に発生する熱を間接的に除去していた。しかし、このような構成では、前述したように軸受面を直接冷やすことができないため、冷却不足に陥って軸受3(トップフォイル20)が焼き付くおそれを確実に回避することはできなかった。
そこで、本実施形態では、回転軸1に第3の孔9と第4の孔10とからなる第1の孔8と、第2の孔11とを形成したことにより、ラジアルフォイル軸受3の内面(軸受面)を直接冷却するようにしている。すなわち、インペラ2は、回転によってその正面側の周囲流体を吸入、昇圧し、背面側から吐出するので、正面側で吸入されて背面側に流動してきた周囲流体は、圧縮(昇圧)された高圧ガスとなる。すると、この圧縮ガス(高圧ガス)は、インペラ2の背面側に配置された第3の孔9(第1の孔8)の開口9aに流入し、第3の孔9、第4の孔10を通ってこれに連通する第2の孔11の開口11aから吹き出す。
このようにしてインペラ2側の圧縮ガスが、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面(軸受面)に直接吹き付けられ、したがってトップフォイル20の内面(軸受面)と回転軸1との間に圧縮ガスが供給されてこれが冷却ガスとして機能することにより、トップフォイル20の内面は効率良く冷却されるとともに、回転軸1も冷却される。なお、トップフォイル20の内面(軸受面)に吹き付けられた圧縮ガス(冷却ガス)は、トップフォイル20の内面と回転軸1の周面との間を流れ、軸受3の軸方向両側からそれぞれ流出して排気孔14から排出される。
このような本実施形態の回転軸の支持構造によれば、インペラ2側の圧縮ガスをラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面(軸受面)に直接吹き付けるようにしたので、ラジアルフォイル軸受3に対する冷却性能を高めてラジアルフォイル軸受3の焼き付きを確実に防止することができる。
また、トップフォイル20の内面に、圧縮された高圧ガスを直接吹き付けるので、ラジアルフォイル軸受3の軸受負荷能力の向上を図ることができる。
さらに、第2の孔11を四つ形成するとともに、その開口11aを、回転軸1の周面の周方向に等間隔で配置しているので、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面に対して、冷却ガスを回転軸1の周面の周方向に均等に吹き付けることができる。したがって、ラジアルフォイル軸受3に対する冷却効果を均等にすることができるとともに、軸受3による回転軸1の支持をより安定させることができる。
また、回転軸1も同時に冷却できるようにしたので、例えば回転軸1の軸本体1aにモーターのような大きな熱源がある場合、該熱源による回転軸1の過熱や、回転軸1の過熱によるラジアルフォイル軸受3の焼き付きを防止することができる。
次に、本発明の回転軸の支持構造の第2実施形態を説明する。
第2実施形態が先に説明した第1実施形態と異なるところは、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイルの構造にある。すなわち、本実施形態におけるラジアルフォイル軸受3は、図1(b)に示したラジアルフォイル軸受3と同様に軸受ハウジング22の内側にバンプフォイル21を有し、さらにその内側にトップフォイルを有するものの、図2(a)、(b)に示すように本実施形態のトップフォイル30は、その内面に複数の斜方溝31や、ランド部32、33を形成している。
斜方溝31は、トップフォイル30の外観を示す図2(a)、およびトップフォイル30の内面を展開した図2(b)に示すように、回転軸1の回転方向(矢印方向)後方から前方に向かうとともに、トップフォイル30の軸方向(回転軸1の回転方向と直交する方向)の中心部(本実施形態では軸方向の中心線CL)から両方の端縁側にそれぞれ向かって形成されている。すなわち、軸方向の中心線CLを対称線として、斜方溝31は軸方向の一方の側と他方の側とに、線対称で形成配置されている。
これら斜方溝31は、ラジアルフォイル軸受3の大きさによっても異なるものの、周方向(回転軸1の回転方向)に片側だけで例えば10〜30本程度、両側では20〜60本程度形成されている。そして、隣り合う斜方溝31間は、非溝形成部、すなわち溝間ランド部32となっている。なお、斜方溝31は、金属製薄板状のトップフォイル20の内面が、エッチング等によって深さ数十μm程度の溝に形成されたものである。一方、溝間ランド部32は、トップフォイル20の内面によって構成されたもので、斜方溝31が形成されたことにより、相対的に形成されたものである。
これら斜方溝31と溝間ランド部32とは、特に限定されないものの、その幅の比が例えば2:1〜1:2程度となっている。
また、斜方溝31は、図2(b)に示すように軸方向に対する角度、すなわち中心線CLと直交するラインに対する傾斜角θが、10°〜35°程度に形成されているのが好ましく、15°〜20°程度に形成されているのがより好ましく、17°程度に形成されているのがさらに好ましい。10°以上にすることで、回転軸1の回転力に付勢された潤滑流体を、斜方溝31に沿って回転軸1の回転方向に向けて良好に流れさせることができ、ラジアルフォイル軸受3をより広範囲に冷却することが可能になる。一方、35°以下にすることで、潤滑流体が斜方溝31に沿って軸方向の端部側に向かって良好に流れるようになり、後述するように熱くなった潤滑流体をラジアルフォイル軸受3の外側に良好に排出することが可能になる。
また、斜方溝31は、それぞれ、トップフォイル20の一方の端縁側に向かって形成されているものの、該端縁にまで延びることなく、該端縁の手前で止まって形成されている。これにより、斜方溝31の端縁側の端部(閉止端)と該端縁との間には、端縁側ランド部33が形成されている。端縁側ランド部33も、前記溝間ランド部32と同様にトップフォイル20の内面によって構成されたもので、斜方溝31が形成されたことにより、相対的に形成されたものである。
中心線CLを挟んだ片側の斜方溝31の、軸方向における長さL1は、特に限定されないものの、トップフォイル30の軸方向の長さLに対して、例えば(2L/5)〜(L/4)程度とされる。したがって、端縁側ランド部33の、軸方向における幅L2(=L/2−L1)は、(L/10)〜(L/4)程度とされる。このような範囲で斜方溝31の長さL1や端縁側ランド部33の幅L2を形成することにより、斜方溝31を流れてきた流体は端縁側ランド部33で一旦せきとめられ、その後これを乗り越えるようになるため、高い膜圧を発生するようになる。
次に、このような構成の支持構造の作用として、特にラジアルフォイル軸受3の作用について説明する。
回転軸1が停止した状態では、トップフォイル30はバックフォイル21によって回転軸1側に付勢されることで回転軸1に密着している。ただし、本実施形態では、トップフォイル30の内面に斜方溝31が形成されているため、回転軸1が停止している状態でもすでに斜方溝31内に周囲流体(例えば空気)が存在している。
そして、回転軸1を始動させると、最初は低速で回転を始め、その後徐々に加速して高速で回転する。すると、トップフォイル30のフォイル始端30aとフォイル終端30bとの間から周囲流体が引き入れられ、トップフォイル30と回転軸1との間に流入することでここに流体潤滑膜を形成する。なお、トップフォイル30と回転軸1との間には、最初から斜方溝31内に周囲流体が存在していたため、回転軸1の回転が低い段階でも、斜方溝31内の周囲流体と流入してきた周囲流体とが合わさることにより、流体潤滑膜が容易に形成されるようになる。そして、この流体潤滑膜が十分な膜圧を発生すると、トップフォイル30が外側へ押し広げられ、回転軸1はトップフォイル30と非接触状態で回転するようになる。
ただし、実施形態1と同様に、流体潤滑膜は回転軸1とトップフォイル30との間でせん断されることにより、熱を生じる。
しかし、本実施形態でも、回転軸1に第3の孔9と第4の孔10とからなる第1の孔8と、第2の孔11とを形成したことにより、インペラ2側の圧縮ガスが第3の孔9(第1の孔8)の開口9aから流入してラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面(軸受面)に向けて直接吹き出すため、トップフォイル30の内面を効率良く冷却するとともに、回転軸1も冷却する。
さらに、本実施形態では、前記したように第2の孔11の開口11aが、ラジアルフォイル軸受3の内面の軸方向中央部に対向して設けられているので、該開口11aから吹き出された圧縮ガスは、トップフォイル30の内面の、中央線CL上に向けて流れる。すると、中央線CL上に向けて流れた圧縮ガスは、斜方溝31の長さ方向に沿って中央線CLから両側端縁に向けて流れるようになる。したがって、冷却ガスとして機能する圧縮ガスが軸方向中央部に流入して該中央部を冷却し、また該中央部にて熱くなった潤滑流体を両側端縁に向けて排出するため、高い冷却効果が得られるようになる。
また、軸方向中央部から両側端縁に向けて排出された潤滑流体は、端縁側ランド部33を乗り越える際に強い流体潤滑膜圧を発生するため、該両側端部において負荷能力が良好に発揮されるようになる。図3は、本実施形態のラジアルフォイル軸受3の、トップフォイル30と回転軸1との間に形成される流体潤滑膜の圧力(動圧)の分布を示すグラフである。図3中横軸は、トップフォイル30の軸方向の位置を示し、縦軸は流体潤滑膜の圧力(動圧)を示している(上側に行くほど高くなる)。
また、図3中において実線は、本実施形態のラジアルフォイル軸受3による流体潤滑膜の圧力(動圧)を示し、破線は、斜方溝31を形成しない従来の(一般的な)ラジアルフォイル軸受による流体潤滑膜の圧力(動圧)を示している。従来では、軸受中央部を頂点とした山形になっており、軸受中央部で高い負荷能力を発揮しているのに対し、本実施形態では、前記したように斜方溝31を流れる潤滑流体が端縁側ランド部33を乗り越える際に強い流体潤滑膜圧を発生するため、ラジアルフォイル軸受3の両側端部においてそれぞれ負荷能力を良好に発揮するようになる。
なお、フォイル始端30aとフォイル終端30bとの間から引き入れられた周囲流体の一部や第2の孔11から吹き出された圧縮ガスの一部は、斜方溝31の長さ方向に沿うことなく、回転軸1の回転方向に沿ってトップフォイル30の周方向に流れる。したがって、斜方溝31から溝間ランド部32に流れ、さらにこれを乗り越える際、強い流体潤滑膜圧を発生するようになる。これにより、本実施形態のラジアルフォイル軸受3は、図3に示したようにその両側端部においてそれぞれ高い負荷能力を発揮するものの、中央部においても負荷能力を発揮するようになっている。
このようなトップフォイル30を有するラジアルフォイル軸受3を備えた回転軸の支持構造にあっては、インペラ側の圧縮ガスが冷却ガスとしてトップフォイル30の内面に直接吹き付けられるため、この圧縮ガスがさらに斜方溝31の長さ方向に沿って軸受の軸方向中央部から両側端縁に向けて流れるようになる。したがって、冷却ガスが軸方向中央部に流入して該中央部を冷却し、さらに該中央部の熱くなった潤滑流体を両側端縁に向けて排出するため、冷却性能がより高くなって軸受の焼き付きを確実に防止することができる。
また、ラジアルフォイル軸受3がその両側端部において負荷能力を良好に発揮するようになり、さらに圧縮ガスが軸方向中央部に吹き付けられることで該中央部での負荷能力も高くなっているので、従来に比べてラジアルフォイル軸受3の負荷能力が全体的に高くなり、したがって回転軸1をより良好に支持することができる。
次に、本発明の回転軸の支持構造の第3実施形態を説明する。
図4は、本発明の回転軸の支持構造の、第3実施形態の概略構成を示す模式図である。図4に示す第3実施形態が先に説明した第1実施形態と異なるところは、回転軸1に第1の孔40を複数形成するとともに、第1の孔40を構成する第4の孔41を、回転軸1の中心軸から離れた周面側に配置した点である。
すなわち、本実施形態では、第4の孔41を、回転軸1の軸本体1aの周面近傍に、該回転軸1の中心軸と平行に四つ形成している。なお、本実施形態では、第4の孔41を軸本体1aの一端側(インペラ2側)から加工しているため、加工後、この一端側の開口を気密に封止するため、該開口部に封止材を充填している。
また、各第4の孔41には、その一端側(インペラ2側)から回転軸1の軸本体1aの周面に向けて、回転軸1の半径方向に第3の孔42が形成されており、これによって該第3の孔42と第4の孔41とからなる第1の孔40が四つ形成されている。第3の孔42は、その開口42aが、第1実施形態と同様にインペラ2の背面近傍に配置されている。また、これら開口42aは、回転軸1の周面の周面の周方向に等間隔で配置されている。
また、各第4の孔41には、その他端側(インペラ2と反対の側)から回転軸1の軸本体1aの周面に向けて、回転軸1の半径方向に第2の孔43が形成されている。第2の孔43は、その開口43aが、第1実施形態と同様にラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面の軸方向中央部に対向して設けられている。
このような構成からなる回転軸の支持構造にあっても、第1実施形態と同様に回転軸1に、第3の孔42と第4の孔41とからなる第1の孔40と、第2の孔43とを形成したので、インペラ2側の圧縮ガスをラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20の内面(軸受面)に直接吹き付けることができ、したがってラジアルフォイル軸受3に対する冷却性能を高めてラジアルフォイル軸受3の焼き付きを確実に防止することができる。
また、トップフォイル20の内面に、圧縮された高圧ガスを直接吹き付けるので、ラジアルフォイル軸受3の軸受負荷能力の向上を図ることができる。
さらに、第2の孔43を四つ形成するとともに、その開口43aを、回転軸1の周面の周方向に等間隔で配置しているので、ラジアルフォイル軸受3に対する冷却効果を均等にすることができるとともに、軸受3による回転軸1の支持をより安定させることができる。
また、回転軸1も同時に冷却できるようにしたので、例えば回転軸1の軸本体1aにモーターのような大きな熱源がある場合、該熱源による回転軸1の過熱や、回転軸1の過熱によるラジアルフォイル軸受3の焼き付きを防止することができる。
また、第1の孔40および第2の孔43を、回転軸1の軸本体1aにのみ形成するので、インペラ2側の加工を容易にすることができる。
なお、この第3実施形態では、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20として、図1に示した一般的なトトップフォイルを用いるものとしたが、図2(a)、(b)に示した第2実施形態のトップフォイル30を用いるようにしてもよい。このようなトップフォイル30を用いることにより、軸受面や回転軸1に対する冷却性能をより高くすることができ、軸受3の焼き付きをより確実に防止することができる。
次に、本発明の回転軸の支持構造の第4実施形態を説明する。
図5は、本発明の回転軸の支持構造の、第4実施形態の概略構成を示す模式図である。図5に示す第4実施形態は、例えば二段圧縮機における二段目側の圧縮機や、プロセスガスでタービンを回転させる場合などに適用されるもので、特にコンプレッサハウジング5内が圧縮されて高圧化されている場合の、回転軸の支持構造である。この第4実施形態が先に説明した第1実施形態と異なるところは、回転軸1の正面側端面、すなわちインペラ2の正面側の軸端面に、第1の孔50の開口50aを形成した点である。
すなわち、本実施形態では、第1の孔50が、インペラ2側となるインペラ2の正面側の軸端面から、回転軸1の中心軸に沿ってラジアルフォイル軸受3が配置された側にまで延びて形成されている。したがって、本実施形態では、第1の孔50は第3の孔と第4の孔とからなることなく、一直線に延びた一つの孔となっている。ただし、本実施形態の第1の孔50は、第1実施形態の第3の孔9と同様に、インペラ2に形成された部位と軸本体1aに形成された部位とが連通して、一つの第1の孔50を形成している。
このような支持構造にあっては、第1の孔50の、ガスの取り入れ口となる開口50aが、高圧化されたコンプレッサハウジング5内にあるため、この高圧ガスが開口50aから流入して第2の孔11の開口11aから吹き出し、ラジアルフォイル軸受3の内面(軸受面)を直接冷却する。したがって、この高圧ガスがトップフォイル20の内面(軸受面)と回転軸1との間に供給されてこれが冷却ガスとして機能することにより、トップフォイル20の内面が効率良く冷却されるとともに、回転軸1も冷却される。
よって、本実施形態においても、ラジアルフォイル軸受3に対する冷却性能を高めてラジアルフォイル軸受3の焼き付きを確実に防止することができる。
また、トップフォイル20の内面に、圧縮された高圧ガスを直接吹き付けるので、ラジアルフォイル軸受3の軸受負荷能力の向上を図ることができる。
なお、この第4実施形態でも、ラジアルフォイル軸受3のトップフォイル20として、図1に示した一般的なトップフォイルを用いるものとしたが、第3実施形態と同様に、図2(a)、(b)に示した第2実施形態のトップフォイル30を用いるようにしてもよい。このようなトップフォイル30を用いることにより、軸受面や回転軸1に対する冷却性能をより高くすることができ、軸受3の焼き付きをより確実に防止することができる。
また、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、第2の孔11、43を四つ形成したが、第2の孔の数は任意であり、設計上許される数のいずれをも採用することができる。ただし、その開口11a、43aについては回転軸1の周面の周方向に等間隔で開口していることが好ましいため、第2の孔の数は複数であるのが望ましい。また、第3の孔9、42についても、第2の孔11、43と同様に、その数を設計上許される任意の数とすることができる。
また、第2の孔11、43については、ラジアルフォイル軸受3に対しその軸方向中央部に向けて圧縮ガスを吹き出すように、回転軸1の軸方向に対して1箇所のみ開口するように形成したが、回転軸1の軸方向において複数箇所から吹き出し、したがってラジアルフォイル軸受3に対しその軸方向に複数箇所同時に圧縮ガスを吹き出すように、第2の孔11、43を回転軸1の軸方向に複数箇所設けてもよい。ただし、その場合には、ラジアルフォイル軸受3に対してその一方の側端縁側に偏って多くの圧縮ガスが吹き出されないよう、複数の第2の孔11、43の、ラジアルフォイル軸受3の軸方向における位置を、一方に偏らないように均等に配置するのが好ましい。
1…回転軸、2…インペラ、3…ラジアルフォイル軸受、4…ベアリングハウジング、5…コンプレッサハウジング、8…第1の孔、9…第3の孔、9a…開口、10…第4の孔、11…第2の孔、11a…開口、20…トップフォイル、21…バックフォイル、22…軸受ハウジング、30…トップフォイル、31…斜方溝、32…溝間ランド部、33…端縁側ランド部、40…第1の孔、41…第4の孔、42…第3の孔、42a…開口、43…第2の孔、43a…開口、50…第1の孔、50a…開口

Claims (4)

  1. インペラを有する回転軸をラジアルフォイル軸受で回転可能に支持する回転軸の支持構造であって、
    前記回転軸には、その一端側に設けられたインペラ側に流体の吸入口として開口するとともに、該インペラ側から前記ラジアルフォイル軸受に支持される側に向かって延びる第1の孔と、該第1の孔に連通して該第1の孔から前記回転軸の半径方向外側に向かって延びる第2の孔と、が形成され、
    前記第2の孔は、前記回転軸の周面の、前記ラジアルフォイル軸受のトップフォイルの内面に対向する位置に前記流体の吐出口として開口していることを特徴とする回転軸の支持構造。
  2. 前記第1の孔は、前記回転軸の周面の、前記インペラの背面側に開口していることを特徴とする請求項1記載の回転軸の支持構造。
  3. 前記第1の孔は、前記回転軸の周面の、前記インペラの背面側に開口する第3の孔と、該第3の孔に連通して該第3の孔から前記回転軸の中心軸に沿って前記ラジアルフォイル軸受に支持される側に向かって延びる一つの第4の孔と、から形成され、
    前記第2の孔は、前記第1の孔から放射状に複数設けられて、前記回転軸の周面の周方向に等間隔で開口していることを特徴とする請求項1記載の回転軸の支持構造。
  4. 前記ラジアルフォイル軸受は、前記回転軸に対向して配置される円筒状のトップフォイルと、前記トップフォイルの径方向外側に配置されるバックフォイルとを備え、
    前記トップフォイルの前記回転軸と対向する面には、前記回転軸の回転方向後方から前方に向かうとともに、該トップフォイルの軸方向の中心部から両方の端縁側にそれぞれ向かう斜方溝が複数形成され、該斜方溝間、および該斜方溝の前記端縁側の端部と該端縁との間には、それぞれランド部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転軸の支持構造。
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