JP5832370B2 - イオン液体 - Google Patents

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Description

本発明は、新規なイオン液体に関し、更に詳しくは、リチウム二次電池などの電解質としての使用に期待される新規なイオン液体に関するものである。
近年、ノート型パソコン、携帯電話、PDAなどの情報電子機器において、リチウム二次電池の普及は著しく、より快適な携帯性を求め、電池の小型化、薄型化、軽量化、高性能化が急速に進んでいる。また、次世代の自動車として期待される電気自動車においても、リチウム二次電池の適用が検討されており、更なる小型化、軽量化、高性能化が必要となっている。
一方、情報電子機器の発火や暴発など、現在のリチウム二次電池の安全性が問題になっている。現在のリチウム二次電池は、可燃性かつ揮発性の有機溶媒を電解質として用いるために、常に発火や暴発の危険性をはらんでいる。これらの危険性は、大容量電池になるほど増加し、電気自動車普及の妨げになっていた。
そこで、難燃性かつ低揮発性のイオン液体を電解質として用いたリチウム二次電池が検討されている。ここで言うイオン液体とは、カチオンとアニオンからなる塩であり、室温付近以下の融点をもつ化合物のことである。
イオン液体を用いた電解質としては、例えば、イミダゾリウム系カチオンと、リチウムカチオンと、含フッ素アニオンとを含有する電解質が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−303642号公報
しかしながら、上記特許文献1の開示技術では、イオン液体のアニオンとして、N(SOCF、N(SO、N(SOCF)(SO)等が用いられるが、かかるアニオンを有するイオン液体を用いた電解質では、耐酸化性が充分ではないため電位窓が狭く、かつ充放電特性に劣るという問題がある。
そこで、本発明ではこのような背景下において、難燃性かつ低揮発性であり、リチウム二次電池などの電解質としての使用に期待される新規なイオン液体を提供することを目的とするものである。
しかるに、本発明者等はかかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で示されるアミド系アニオンを有するイオン液体が、安全性と電気化学特性に優れた電解質として使用できることを見出し、本発明を完成した。
Figure 0005832370
(ここで、Rf1は炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、nは0もしくは1、Rf2は炭素数1〜5のパーフルオロアルキレン基である。)
本発明のイオン液体は、電解質材料として有用であり、これより得られる電解質は、安全性に優れ、リチウム二次電池などの電解質としての使用に期待されるものである。
実施例1のイオン液体のH−NMRを示すチャート図である。 実施例1のイオン液体の19F−NMRを示すチャート図である。 実施例1のイオン液体の13C−NMRを示すチャート図である。 実施例1のイオン液体のMS(+)を示すチャート図である。 実施例1のイオン液体のMS(−)を示すチャート図である。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明のイオン液体は、下記一般式(1)で示されるアミド系アニオンを有するイオン液体である。
Figure 0005832370
(ここで、Rf1は炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、nは0もしくは1、Rf2は炭素数1〜5のパーフルオロアルキレン基である。)
本発明においては、導電率の点からRf1がトリフルオロメチル基であることが好ましく、また、Rf2がジフルオロメチレン基であることが好ましく、特に好ましくは、Rf1がトリフルオロメチル基であり、かつ、Rf2がジフルオロメチレン基である。
イオン液体のカチオンとしては、好ましくは有機カチオンであり、より好ましくは低融点の点から含窒素系有機カチオンである。
含窒素系有機カチオンとしては、例えば、イミダゾリウム系カチオン、ピロリジニウム系カチオン、ピペリジニウム系カチオン、四級アンモニウム系カチオン等が挙げられる。
イミダゾリウム系カチオンとしては、例えば、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウム、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−ペンチルイミダゾリウム、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム、1−ヘプチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−オクチルイミダゾリウム、1−デシル−3−メチルイミダゾリウム、1−ドデシル−3−メチルイミダゾリウム、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウム、1−ブチル−3−エチルイミダゾリウム、1−メトキシエチル−3−メチルイミダゾリウム、1−シアノエチル−3−メチルイミダゾリウム等の2置換イミダゾリウム系カチオン、3−エチル−1,2−ジメチル−イミダゾリウム、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウム、1−ブチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1,2−ジメチル−3−ヘキシルイミダゾリウム、1,2−ジメチル−3−オクチルイミダゾリウム、1−エチル−3,4−ジメチルイミダゾリウム、1−イソプロピル−2,3−ジメチルイミダゾリウム等の3置換イミダゾリウム系カチオンなどを挙げることができる。中でも、置換基は、アルキル基であることが好ましく、ジアルキルイミダゾリウムカチオン、トリアルキルイミダゾリウムカチオンが好ましい。更には、導電率の点からアルキル基の炭素数が1〜6であることが好ましく、特には1〜4であることが好ましい。
ピロリジニウム系カチオンとしては、例えば、N,N−ジメチルピロリジニウム、N−エチル−N−メチルピロリジニウム、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム、N−ブチル−N−メチルピロリジニウム、N−メチル−N−ペンチルピロリジニウム、N−ヘキシル−N−メチルピロリジニウム、N−メチル−N−オクチルピロリジニウム、N−デシル−N−メチルピロリジニウム、N−ドデシル−N−メチルピロリジニウム、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピロリジニウム、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピロリジニウム、N−(2−プロポキシエチル)−N−メチルピロリジニウム、N−(2−イソプロポキシエチル)−N−メチルピロリジニウムなどを挙げることができる。
ピペリジニウム系カチオンとしては、例えば、N,N−ジメチルピペリジニウム、N−エチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム、N−ブチル−N−メチルピペリジニウム、N−メチル−N−ペンチルピペリジニウム、N−ヘキシル−N−メチルピペリジニウム、N−メチル−N−オクチルピペリジニウム、N−デシル−N−メチルピペリジニウム、N−ドデシル−N−メチルピペリジニウム、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピペリジニウム、N−(2−メトキシエチル)−N−エチルピペリジニウム、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピペリジニウム、N−メチル−N−(2−メトキシフェニル)ピペリジニウム、N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ピペリジニウム、N−エチル−N−(2−メトキシフェニル)ピペリジニウム、N−エチル−N−(4−メトキシフェニル)ピペリジニウムなどを挙げることができる。
四級アンモニウム系カチオンとしては、例えば、N,N,N,N−テトラメチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルエチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルプロピルアンモニウム、N,N,N−トリメチルブチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルペンチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルヘキシルアンモニウム、N,N,N−トリメチルヘプチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルオクチルアンモニウム、N,N,N−トリメチルデシルアンモニウム、N,N,N−トリメチルドデシルアンモニウム、N−エチル−N,N−ジメチルプロピルアンモニウム、N−エチル−N,N−ジメチルブチルアンモニウム、N−エチル−N,N−ジメチルヘキシルアンモニウム、2−メトキシ−N,N,N−トリメチルエチルアンモニウム、2−エトキシ−N,N,N−トリメチルエチルアンモニウム、2−プロポキシ−N,N,N−トリメチルエチルアンモニウム、N−(2−メトキシエチル)−N,N−ジメチルプロピルアンモニウム、N−(2−メトキシエチル)−N,N−ジメチルブチルアンモニウムなどを挙げることができる。
上記の含窒素系有機カチオンの中でも、導電率の点から特にイミダゾリウム系カチオンが好ましく、更には、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム等のジアルキルイミダゾリウム系カチオン、1−ブチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム等のトリアルキルイミダゾリウム系カチオンが好ましい。
本発明において、イオン液体の粘度(25℃)は、200mPa・s以下であることが好ましく、更に好ましくは100mPa・s以下、特に好ましくは50mPa・s以下である。粘度が高すぎると導電率が低下する傾向にある。なお、粘度の下限値としては通常、1mPa・sである。
また、イオン液体の融点は、25℃以下であることが好ましく、更に好ましくは10℃以下、特に好ましくは0℃以下である。融点が高すぎると導電率が低下する傾向にある。なお、融点の下限値としては通常、−250℃である。
また、イオン液体の沸点は、200℃以上であることが好ましく、更に好ましくは300℃以上、特に好ましくは400℃以上である。沸点が低すぎると安全性が低下する傾向にある。なお、沸点の上限値としては通常、600℃である。
次に、本発明のイオン液体の製造方法について説明する。
本発明のアミド系アニオンを有するイオン液体の合成法は、例えば、アルキルイミダゾール塩を例にとって、もっとも代表的な合成法であるアニオン交換法について説明する。
本発明のイオン液体は、例えば、イミダゾリウム系カチオンのハロゲン化物と、シアノスルホニルアミドの金属塩を反応させることにより得られる。
以下、本発明の好ましい一形態として、アルキルイミダゾリウムのハロゲン化物とシアノスルホニルアミドの金属塩を用いて、シアノスルホニルアミド系アニオンを有するイオン液体の製造法を説明する。
カチオン源となるアルキルイミダゾリウムのハロゲン化物は、イミダゾールとハロゲン化アルキルを反応させ、4級アンモニウム塩化して得ることができる。ハロゲンとしては、塩素、臭素、ヨウ素が好ましい。一方、アニオン源としては、シアノスルホニルアミドやシアノフルオロスルホニルの金属塩を用いる。カチオン源となるハロゲン化物と、シアノメタンスルホナートの金属塩を、反応溶媒中攪拌し、室温〜200℃で数時間反応させて目的とするイオン液体を得ることができる。
上述のハロゲン化物とシアノスルホニルアミドの金属塩の反応において、反応溶媒としては、例えば、水、アルコール、アセトン、アセトニトリルなどの極性溶媒やヘキサン、ヘプタンといった非極性溶媒が挙げられるが、生成するイオン液体の性質を考慮して、後処理が容易な溶媒を選ぶことが好ましい。例えば、生成するイオン液体が疎水性の場合は、溶媒として水を使用し、得られた反応液を水洗処理することにより生成するハロゲン化金属塩を除き、真空乾燥で水分を除去することによりイオン液体を製造することが好ましい。逆に、生成するイオン液体が水溶性の場合は、反応で生成するハロゲン化金属塩が溶けない溶媒を予め用いて、析出するハロゲン化金属塩を濾過で除去し、その後溶媒を真空乾燥で除去することによりイオン液体を製造することが好ましい。
ここで、アニオン源となるシアノスルホニルアミドの金属塩はシアノスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド)の場合はパーフルオロアルキルスルホニルアミドに、1〜10等量、好ましくは1〜5等量の塩化チオニルと、1〜10等量、好ましくは1〜5等量のクロロスルホン酸を加えた後、室温〜120℃、好ましくは40〜100℃で1〜20時間、好ましくは8〜12時間熟成させる。反応後、未反応の塩化チオニルを除去することで固体が得られ、ヘキサン等の非極性溶媒10〜200ml、好ましくは100〜150mlで洗浄後に減圧乾燥することでクロロスルホニル(パーフルオロアルカンスルホニルアミド酸)が得られる。
パーフルオロアルキルスルホニルアミドとしては、例えば、トリフルオロメチルスルホニルアミド、ペンタフルオロエチルスルホニルアミド、ヘプタフルオロプロピルスルホニルアミド、ノナフルオロブチルスルホニルアミド、ウンデカフルオロペンチルスルホニルアミドが好ましく、特に導電率の観点からトリフルオロメチルスルホニルアミド、ペンタフルオロエチルスルホニルアミドが好ましい。反応は不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
次に、クロロスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド酸)を反応溶媒に溶かし、通常1〜10等量のアルカリ金属の塩を加え、室温〜80℃、好ましくは40〜60℃で、通常数分〜数時間、好ましくは2〜5時間反応させる。反応液をろ過し、ろ液を濃縮することでクロロスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド)のアルカリ金属塩が得られる。反応溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトリル、エーテル、テトラヒドロフラン(THF)酢酸エチル、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられるが、分離と生成物の溶解度から塩化メチレンやクロロホルムが好ましい。アルカリ金属の塩としては、例えばLiCl LiI LiBr 、LiF、NaF、NaCl、NaBr、NaI、KF、KCl、KBr、KIなどが好ましく、特に溶媒に対する溶解度や分離し易さからLiClやNaClが好ましい。
クロロスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド)の金属塩を反応溶媒に溶かし、アルキルイミダゾリウムのハロゲン塩を通常1〜10等量、好ましくは1〜3等量加え、トリメチルシリルシアニドを通常1〜10等量、好ましくは1〜5等量を加えた後、通常−20℃〜室温、好ましくは−15℃〜室温で、4塩化チタンを通常1〜10等量、好ましくは1〜5等量を加えた後数分〜数時間、好ましくは10分〜1時間熟成させる。反応後、溶媒及び副生成物を減圧留去することで、シアノスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド)のイミダゾリウム塩が得られる。アルキルイミダゾリウムとしては、例えば、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウム、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−ペンチルイミダゾリウム、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム、1−ヘプチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−オクチルイミダゾリウム、1−デシル−3−メチルイミダゾリウム、1−ドデシル−3−メチルイミダゾリウム、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウム、1−ブチル−3−エチルイミダゾリウム、1−メトキシエチル−3−メチルイミダゾリウム、1−シアノエチル−3−メチルイミダゾリウムのクロライドが考えられるが、導電率の観点から1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムが好ましい。なお、これらアルキルイミダゾリウムのカウンターアニオンとしてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素が考えられるが、溶解度の点から塩素や臭素が好ましい。
得られたアルキルイミダゾリウム・シアノスルホニル(パーフルオロアルキルスルホニルアミド)は、生成するハロゲン化金属や不純物を除去するため、精製することが好ましい。精製の手法は、例えば、濾過、抽出、洗浄、カラムクロマトグラフ、再沈殿、再結晶、吸着などの手法があげられる。これらの中でも、不純物の除去効率の点から、抽出が好ましい。更に、得られた金属塩は、電気化学特性向上の点から、真空乾燥することが好ましく、更に乾燥雰囲気下で保管されることが好ましい。
シアノフルオロメチルスルホニルアミドの金属塩については、シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の金属塩を例に、製造法について説明する。
ハロゲン化ジフルオロアセトアミドに、通常1〜10等量、好ましくは1〜5当量の炭酸水素ナトリウムと、通常1〜10当量、好ましくは1〜5等量の亜ジチオン酸の金属塩を加えた後、超純水を加え、室温〜70℃、好ましくは室温〜40℃で1〜5時間、好ましくは2〜4時間撹拌を行うことで、2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルフィン酸の金属塩を得ることができる。ハロゲン化ジフルオロアセトアミドとしては、例えば、クロロジフルオロアセトアミド、ブロモジフルオロアセトアミド、ヨードジフルオロアセトアミドが好ましく、特に反応性の点からブロモジフルオロアセトアミド、ヨードジフルオロアセトアミドが好ましい。反応は不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。反応溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)などが好ましく、溶解度の点からアセトニトリル、アセトンが好ましい。
アルゴン雰囲気下、2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスフィン酸ナトリウムを反応溶媒に懸濁させ、氷浴で0℃に冷却した後、塩素化剤を通常1〜10等量、好ましくは1〜5等量を数分〜数時間、好ましくは1〜2時間かけて滴下した後、室温〜100℃、好ましくは30〜70℃の範囲で、1〜5時間、好ましくは2〜3時間熟成させる。反応後、減圧濾過により固体を取り除いて、ろ液を濃縮し真空乾燥することで2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニルクロライドが得られる。反応溶媒としては、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、アセトンなどが挙げられるが、分離の観点から塩化メチレンやクロロホルムが好ましく、塩素化剤としては塩化チオニルや塩化ホスホリル、スルホニルクロライド、塩素などが挙げられるが、反応性の観点から塩化スルフリルが好ましい。
更にアルゴン雰囲気下、反応溶媒に2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニルクロライドを溶かし、トリフルオロメタンスルホンアミド、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムを通常1〜5等量、好ましくは1〜3等量加えて懸濁させ、室温〜100℃、好ましくは30℃〜70で、通常1〜5時間、好ましくは2〜3時間反応させる。その後、反応液を減圧濾過し、得られたろ液を濃縮した後、有機溶媒を加えて抽出し水洗することで、ナトリウム2−アミノ−1,1−ジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)が得られる。有機溶媒としては、例えば、酢酸エチル、ヘキサン、アセトン、メタノール、メチルエチルケトン、エーテル、テトラヒドロフランが挙げられるが、抽出効率の観点から酢酸エチルが好ましい。
アルゴン雰囲気下、ナトリウム2−アミノ−1,1−ジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)に脱水剤を通常1〜10等量、好ましくは1〜5等量を加え、室温〜300℃、好ましくは150〜200℃に加熱し、数分〜数時間、好ましくは2時間〜4時間反応させる。冷却後、脱水アセトニトリルを加え減圧濾過し、ろ液を濃縮後、有機溶剤で抽出した後、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムクロライドを通常1〜5等量、好ましくは1〜3等量加え、室温〜40℃、好ましくは室温〜30℃で反応させる。反応後、有機層を抽出し濃縮した後、真空乾燥することで1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)が得られる。脱水剤としては、例えば、塩化チオニル、五酸化二リン、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸、ピリジンなどが挙げられるが、反応性の点から五酸化二リン、無水トリフルロロ酢酸が好ましい。抽出する有機溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、メタノール、アセトン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、DMF、DMSOなどが挙げられるが、抽出効率の点からジクロロメタンが好ましい。
上記で得られるシアノジフルオロロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)よりなるイオン液体は、生成するハロゲン化金属や不純物を除去するため、精製することが好ましい。精製の手法は、例えば、濾過、抽出、洗浄、カラムクロマトグラフ、再沈殿、再結晶、吸着などの手法があげられる。これらの中でも、電気化学特性向上の点から、抽出が好ましい。更に、得られた金属塩は、電気化学特性向上の点から、真空乾燥することが好ましく、更に乾燥雰囲気下で保管されることが好ましい。
本発明のイオン液体は、特に電解質材料として有用であり、かかるイオン液体と電解質塩を含有することにより、リチウム二次電池として好適な電解質とすることができる。
本発明のイオン液体を用いて電解質を得る場合は、かかるイオン液体は1種のみでも2種以上併用してもよい。
本発明で用いられる電解質塩としては、例えば、LiBF、LiBR(Rはフェニル基又はアルキル基)、LiPF、LiSbF、LiAsF、LiCIO、LiSOCF、LiN(SOCF、LiN(SOF)、LiN(CN)、LiC(SOCF、LiSO13、LiSO17、LiAlCl、リチウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート等の単独あるいは混合物等が挙げられる。中でも、LiSOCF、LiN(SOCF等のスルホン酸系アニオン又はアミド系アニオンの電解質塩が好適に用いられる。
かかるイオン液体と電解質塩との含有割合については、通常、イオン液体/電解質塩=95/5〜50/50(重量比)が好ましく、更に好ましくは90/10〜60/40(重量比)、特に好ましくは85/15〜70/30(重量比)である。かかる含有量が上記範囲から外れると導電性不良となる傾向にある。
そして、本発明のイオン液体と電解質塩を含有する電解質を用いて、かかる電解質を正極と負極との間に狭持することによりリチウム二次電池を製造することができる。
また、リチウム二次電池の形態としては、特に限定するものではないが、コイン、シート、円筒等、種々の形態の電池セルが挙げられる。
かくして、本発明においては、リチウム二次電池の電解質としての使用が期待されるイオン液体が得られる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
尚、例中「部」、「%」とあるのは、重量基準を意味する。
各特性の測定条件は以下の通りである。
実施例1
[1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の製造〕
〔クロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド酸)の製造〕
四つ口フラスコにトリフルオロメチルスルホニルアミド111.82g、塩化チオニル170mL、クロロスルホン酸87.39gを加え、61℃で11.5時間、76℃で10時間、79℃で10時間反応させた。反応後、冷却し6.1kPa減圧下、42℃に加熱し、未反応の塩化チオニル等を留除した。得られた固体に塩化メチレンを50mL加え、40℃に加熱した後、室温に冷却することで固体が得られ、ろ過し、ヘキサン100mLで洗浄した後、60℃にて減圧乾燥することで104.25g(収率56.1%)のクロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド酸)を得た。
〔リチウムクロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の製造〕
得られたクロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド酸)104gをアセトニトリル83mLに溶解させ、40℃に加熱した塩化リチウム17.8gと塩化メチレン165mLが入っている三口フラスコに滴下し加えた。滴下後40℃で4.5時間熟成させ、冷却した後、ろ過により固体を取り除き、ろ液を濃縮することで103.4gのリチウムクロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)が得られた。
〔1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の製造〕
アルゴン雰囲気下、リチウムクロロスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)1.67gをアセトニトリル17mLに溶かし、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムクロライド1.06gを加えた。その後、トリメチルシリルシアニド2.8gを加え、氷浴で0℃に冷却した後に塩化チタン3.4gを滴下した。滴下後、1時間熟成させた反応液の溶媒を留除し、水(100ml)を加え、室温で40分攪拌させた。その後、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、飽和食塩水で洗浄した。有機層に硫酸ナトリウムを加え、ろ過し、溶媒を留去した後、塩化メチレン(20mL)を加え、20mLの水で洗浄し、水層を塩化メチレン(20ml×2)で抽出し、有機層を水(20ml×2)で洗浄した。有機層を留去し、真空乾燥させることで185mgの1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)(収率7%)を得た。
イオン液体の同定を、質量分析、H−NMR、19F−NMR及び13C−NMRにより行い、目的とする1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)であることを確認した。
分析装置については、NMRはVarian社製、「Unity−300」(溶媒:重メタノール)を用い、質量分析は日本電子社製「JMS−T100LP AccuTOF LC−plus」を用いて測定した。チャートの帰属について主なものを以下に示す。なお、1H−NMR、19F−NMR、13C−NMR、MS(+)及びMS(−)のチャートは図1〜5に示す。
H−NMR(300MHz,CDOD)ppm:
8.89(s,N=CH−N)
7.58(d,J=10.2Hz,−CH=CH−)
4.25(q,J=7.2Hz,−CH−)
3.92(s,−CH
1.53(t,J=7.2Hz,−CH
19F−NMR(300MHz,CDOD)ppm:
80.5(s,−CF
13C−NMR(75.4MHz,CDOD)ppm:
136、124、122、120(q,J=320Hz)
116、44.9、35.6、14.3
MS(+)m/z=111.08590
MS(−)m/z=236.94900
実施例2
[1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の製造〕
〔ブロモジフルオロアセトアミドの製造〕
500mLのエレンマイヤーフラスコに、ブロモジフルオロ酢酸エチル187.1gを入れ、ジエチルエーテル150mLを加えて溶かし、氷冷しながら28%アンモニア水溶液100.5gを加えた。その溶液を室温で3時間撹拌した後、反応液を濃縮し、60℃真空乾燥を2時間行い、続いて、ヘキサン30mLで3回洗浄した後、再度60℃で真空乾燥を3時間行うことで、ブロモジフルオロアセトアミド160.4g(収率100%)を得た。
〔2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルフィン酸ナトリウムの製造〕
アルゴン雰囲気下、3Lの三つ口フラスコに、上記で得たブロモジフルオロアセトアミド160.4gを入れ、アセトニトリル1.2Lを加えて溶かし、炭酸水素ナトリウム154.6g、亜ジチオン酸ナトリウム217.2g、超純水1.2Lを順に加え、50℃で6時間撹拌を行った後、水層を分取して、濃縮を行った。得られたものにメタノール500mlを加え、濾過し、ろ液の濃縮を行った。濃縮したサンプルにエタノール200mlを加え、濾過し、ろ液を濃縮する操作を2回行った後、60℃で真空乾燥を3時間行うことで臭化ナトリウムを含む2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルフィン酸ナトリウム166.0gを得た。
〔2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニルクロライドの製造〕
アルゴン雰囲気下、1Lの三つ口丸底フラスコに、上記で得た臭化ナトリウムを含む2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルフィン酸ナトリウム166.0gを入れ、脱水ジクロロメタン550mLを加えて懸濁させ、氷浴で冷却し、塩化スルフリル128.7gを等圧滴下ロートより1時間かけて加え、その後、徐々に温度を上げていき、35℃で3時間撹拌した。撹拌終了後、孔径1.0μmのメンブランフィルター(日本ミリポール社製)により減圧濾過を行い、濾液を濃縮した。その後、結晶の色が白くなるまで脱水ジクロロメタンで洗浄した。得られた白色結晶を40℃で真空乾燥2時間行うことで2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニルクロライド55.8gを得た。
〔ナトリウム・2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド〕の製造〕
アルゴン雰囲気下、1Lの四つ口丸底フラスコに炭酸ナトリウム61.1g、トリフルオロメタンスルホンアミド42.2g、硫酸ナトリウム81.8g、上記で得た2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニルクロライド55.7gを順次入れ、脱水アセトニトリル440mlを加えて懸濁させ、60℃で4時間撹拌を行った。その後、孔径0.45μmのメンブランフィルター(日本ミリポール社製)により減圧濾過を行い、濾液を濃縮し、得られたサンプルに超純水と酢酸エチルを120mLずつ加え、水層を抽出し、濃縮した後、50℃真空乾燥を3時間行うことでナトリウム・2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)28.4g(収率30%)を得た。
〔1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の製造〕
アルゴン雰囲気下、300mLの三つ口丸底フラスコに五酸化二リン36.8g、上記で得たナトリウム・(2−アミノ−1,1−ジフルオロ−2−オキソエタンスルホニル)(トリフルオロメチルスルホニルアミド)28.2gを入れ、200℃で3時間強撹拌した。その後、放冷し、脱水アセトニトリル300mlを加えて、孔径0.45μmのメンブランフィルター(日本ミリポール社製)により減圧濾過を行い、濾液を濃縮し、得られたサンプルに超純水と酢酸エチルを120mLずつ加え、酢酸エチル層を抽出し、濃縮した。得られたサンプルを100mLのエレンマイヤーフラスコに入れ、超純水20mLを加え、溶解させた後、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・クロライド12.6gを超純水20mLに溶解させ、加えた。室温で30分撹拌した後、ジクロロメタン20mLを加え、2時間撹拌した。撹拌後、ジクロロメタン層を分取し、濃縮し、60℃真空乾燥を3時間行うことで、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)7.2g(収率21%)を得た。
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)の同定を、質量分析により行い、目的とする1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・シアノジフルオロメチルスルホニル(トリフルオロメチルスルホニルアミド)であることを確認した。
MS(+)m/z=111.07972
MS(−)m/z=286.96836
本発明のアミド系アニオンを有するイオン液体は、難燃性かつ低揮発性であり、リチウム二次電池などの電解質材料としての使用に多いに期待される。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で示されるアミド系アニオンを有するイオン液体。
    Figure 0005832370
    (ここで、Rf1は炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、nは0もしくは1、Rf2は炭素数1〜5のパーフルオロアルキレン基である。)
  2. f1がトリフルオロメチル基であることを特徴とする請求項1記載のイオン液体。
  3. f2がジフルオロメチレン基であることを特徴とする請求項1または2記載のイオン液体。
  4. カチオンが、含窒素系有機カチオンであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のイオン液体。
  5. 含窒素系有機カチオンが、イミダゾリウム系カチオンであることを特徴とする請求項4記載のイオン液体。
  6. イミダゾリウム系カチオンが、ジアルキルイミダゾリウムカチオン、トリアルキルイミダゾリウムカチオンから選ばれることを特徴とする請求項5記載のイオン液体。
  7. 電解質材料に用いることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のイオン液体。
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