JP5832343B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置に関する。
近年の環境意識の高まりを受け、環境に優しいクリーンなエネルギへの需要が高まっている。そのようなクリーン・エネルギを代表するもののひとつに風力発電がある。風力発電では、風の力をトルクに変換し、そのトルクを使用して発電するので、環境への負荷が少ない。
風力発電装置は一般に自然環境下に設置され、基本的には不規則な風エネルギを動力として稼動するので、風力発電装置の構成要素には比較的大きく変動するトルクがかかる。このようなトルクの変動は風力発電装置の構成要素の寿命を縮めうる。
そこで従来では、例えば風車ブレードの角度を変えるピッチ制御によって衝撃の軽減が図られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、翼の回転を摩擦伝動増速機を介して発電機に伝え上記発電機の出力に基づいて翼のピッチ角を制御して発電する風力発電装置において、上記摩擦伝動増速機と上記発電機との間に介装され押し付け力の調整装置により伝達トルクが制御される摩擦式クラッチと、該摩擦式クラッチにおける滑り率に基づいて上記翼のピッチ角を上記滑り率が小さくなる方向に制御する手段とを備えたことを特徴とする風力発電装置が開示されている。この風力発電装置では、過大な負荷トルクが発生した場合でも、摩擦式クラッチに滑りを生じさせることにより摩擦伝動増速機の損傷を防止しようとしている。
特開平8−312523号公報 特開平11−50945号公報 国際公開第03/058062号パンフレット
しかしながら、一般に摩擦式クラッチの摩耗は比較的速いので、摩擦式クラッチを使用する風力発電装置においては摩擦式クラッチを高い頻度で修理・交換する必要がある。また、特許文献1に記載の風力発電装置では、摩擦式クラッチは動力伝達系の一部となっているので、摩擦式クラッチの修理・交換は比較的大規模で煩雑な作業となりうる。すなわち、特許文献1に記載されるような摩擦式クラッチを使用する風力発電装置においては、高い頻度で大規模、煩雑な作業が発生しうるので、メンテナンス性や稼動効率の面で不利である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、メンテナンス性や稼動効率への悪影響を抑えつつ、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクによる構成要素への機械的負荷を低減できる風力発電装置の提供にある。
本発明のある態様は風力発電装置に関する。この風力発電装置は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置であって、風車ブレードから発電機に至る動力伝達系と、風向に対する風車ブレードの姿勢を変えることで、動力伝達系にかかるトルクを低減するよう動作する第1トルク低減手段と、動力伝達系の支持に関与するアクチュエータを駆動することで、動力伝達系にかかるトルクを低減するよう動作する第2トルク低減手段と、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が所定のしきい値を上回る場合、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段を並行して動作させる制御部と、を備える。
この態様によると、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が所定のしきい値を上回る場合、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段は並行して動作する。
本発明の別の態様もまた、風力発電装置である。この装置は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置であって、風車ブレードから発電機に至る動力伝達系と、動力伝達系にかかるトルクを所定の第1時定数で低減するよう動作する第1トルク低減手段と、動力伝達系にかかるトルクを、第1時定数よりも小さい第2時定数で低減するよう動作する第2トルク低減手段と、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が所定のトルクしきい値を上回る場合、第1トルク低減手段を動作させ、第1トルク低減手段が動作する場合かつ風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報の変動率が所定の変動率しきい値を上回る場合、第2トルク低減手段を動作させる制御部と、を備える。
なお、以上の要素の任意の組み合わせや、本発明の要素や表現を装置、方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、メンテナンス性や稼動効率への悪影響を抑えつつ、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクによる構成要素への機械的負荷を低減できる。
実施の形態に係る風力発電装置の側面図である。 風車ブレードのピッチ制御を行わない場合の風力トルクの時系列データを示す図である。 図3(a)、(b)は、ピッチ制御を説明するための模式図である。 風速とピッチ角度との関係の一例を示すグラフである。 図1のナセルの内部を示す模式図である。 図5の増速機の正面図である。 図6の増速機の右側の支持機構の斜視図である。 図6の増速機の右側の支持機構の側面図である。 図5の制御部の機能および構成を示すブロック図である。 図1の風力発電装置における一連の処理の一例を示すフローチャートである。 第1トルク低減手段および第2トルク低減手段が実質的に同時に起動された場合のトルク低減効果と起動からの時刻との関係を模式的に示すグラフである。 図5の増速機の姿勢制御を説明するための模式図である。 第2変形例に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る風力発電装置1の側面図である。風力発電装置1は、基礎6上に立設される支柱2と、支柱2の上端に設置されるナセル3と、該ナセル3に対して回転自在に組付けられたロータヘッド4と、を備える。ロータヘッド4には、複数枚(例えば、3枚)の風車ブレード(風車翼とも称される)5が取り付けられている。ナセル3の内部には発電機(図1では不図示)が設けられている。風力発電装置1は、風車ブレード5が風を受けることにより生じるトルク(以下、風力トルクと称する)を発電機で電力に変換する。
図2は、風車ブレード5のピッチ制御を行わない場合の風力トルクの時系列データを示す図である。この時系列データでは、比較的長いタイムスパンのトルク変動が見られる。特に図2の破線で囲まれる部分36、38、40では、約10秒から約20秒の立ち上がり時間でトルクが増加している。これらの突発的なトルク変動は突風等によるものと考えられる。
風力トルクは、風車ブレード5から発電機に至る動力伝達系を介して発電機に伝達される。風力トルクが変動すると、動力伝達系にかかるトルク(以下、伝達トルクと称する)も変動する。伝達トルクは例えば歯車などの動力伝達系の構成要素にかかるトルクである。
風力発電装置1は、風力トルクが大きくなった場合に、伝達トルクを低減するよう動作する第1トルク低減手段を備える。第1トルク低減手段は、風向に対する風車ブレード5の姿勢を変えることで、風車ブレード5が風を風力トルクに変換する際の効率を低減する。
なお、第1トルク低減手段を動作させない場合よりも動作させる場合のほうが伝達トルクは小さくなるが、第1トルク低減手段を動作させたからといって伝達トルクの絶対値が低下するとは限らない。例えば、風力トルクの上昇が比較的急な場合、第1トルク低減手段のトルク低減動作によっても伝達トルクは上昇を続けるかもしれない。しかしながらそのような場合でも、第1トルク低減手段により伝達トルクの上がり方はより緩やかになる。
(第1トルク低減手段)
第1トルク低減手段は、風車ブレード5のピッチ制御により伝達トルクを低減するよう動作する。
図3(a)、(b)は、ピッチ制御を説明するための模式図である。図3(a)、(b)は共に風車ブレード5の翼断面を示す。図3(a)を参照し、風車ブレード5の断面と風車ブレード5の回転面70とのなす角度をピッチ角度θpと呼ぶ。ピッチ角度θpが大きくなると、風車ブレード5が風72から受ける揚力は減少する。すると風車ブレード5の回転は失速する。例えば、図3(b)のピッチ角度θpは図3(a)のピッチ角度θpよりも大きく、したがって、図3(b)の風車ブレード5が風72から受ける揚力は図3(a)の風車ブレード5が風72から受ける揚力よりも小さい。
なお、第1トルク低減手段は、例えば特許文献1、2に記載される公知のピッチ制御技術を使用して構成されてもよい。
図4は、風速とピッチ角度との関係の一例を示すグラフである。図4の横軸は風速を、縦軸はピッチ角度を、それぞれ示す。実線74は、風力トルクを略一定に保とうとした場合の風速とピッチ角度との関係を示す。ピッチ角度を動かし始める最小の風速を定格風速76と呼ぶ。
風車ブレード5の回転速度を略一定に保つために、風速が定格風速76を上回るとピッチ角度を実線74に沿って増やすことが考えられる。ピッチ制御に係る時定数が理想的すなわち0であれば、風速が急に変化してもピッチ角度をその変化に十分追従させることができるので、回転速度は略一定に保たれうる。しかしながら現実には、ピッチ制御の時定数は比較的大きい。これは、従来、ピッチ制御は風速が大きい場合の安全性の確保のために使用されることが多かったことからも理解される。したがって、ピッチ制御のみでは、例えば図2の破線で囲まれる部分36、38、40に見られるような突発的なトルクの増加を抑えるのは難しい。
そこで本実施の形態に係る風力発電装置1は、ピッチ制御の時定数よりも小さな時定数を有する第2トルク低減手段を備える。第2トルク低減手段は、動力伝達系の支持に関与するアクチュエータを駆動することで、伝達トルクを低減するよう動作する。第2トルク低減手段は、風力トルクに作用するのではなく、伝達トルクを低減する向きのトルクをアクティブに発生させることにより、風力トルクの増大による伝達トルクの増大を抑える。
風力発電装置1は、風力トルクが大きくなると、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段を並行して動作させる。これにより、ピッチ制御に伴う初動の遅れを第2トルク低減手段によってカバーすることができる。
(第2トルク低減手段)
図5は、ナセル3の内部を示す模式図である。増速機10は動力伝達系に含まれ、風車ブレード5から発電機20へのトルクの伝達の経路上に設けられる。ロータヘッド4と増速機10とは入力シャフト12によって機械的に接続されており、入力トルクQin(=風力トルク)は入力シャフト12の回転の形で増速機10に入力される。伝達トルクは、例えば遊星歯車や太陽歯車などの増速機10の構成要素にかかるトルクである。
増速機10と発電機20とは出力シャフト14によって機械的に接続されている。増速機10は出力シャフト14を、入力シャフト12を介して入力される入力トルクQinよりも低い出力トルクQoutおよび入力シャフト12の回転数よりも高い回転数で、回転させる。
発電機20は、出力シャフト14の回転を使用して発電する。
入力トルクQinと出力トルクQoutとの差分(Qin−Qout)は、増速機10の本体を入力シャフト12の周りで回転させようとする本体トルクQbを発生させる。したがって、風力発電装置1は、増速機10をナセル3に対して機械的に支持する支持機構100を有し、この支持機構100は本体トルクQbに耐える、すなわちナセル3からの反力を増速機10に伝達する。
支持機構100は、増速機10を入力シャフト12側から見たときに増速機10の左右にそれぞれ取り付けられている第1アーム110および第2アーム112と、第1アーム110とナセル3との間に直列に設けられた第1ブッシュ102および第1アクチュエータ104と、第2アーム112とナセル3との間に直列に設けられた第2ブッシュ106および第2アクチュエータ108と、を含む。
第1ブッシュ102、第2ブッシュ106はいずれも衝撃吸収のためにゴムなどの比較的剛性の低い材料により形成される。
第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は協働して入力シャフト12に対する増速機10の姿勢を制御可能に構成される。
風力発電装置1に設けられた制御部114は、風車ブレード5、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108と接続される。制御部114は、風力トルクに関連する情報が示すトルクの大きさが所定の第1しきい値を上回る場合、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段を並行して動作させる。特に制御部114は、トルクの大きさが第1しきい値を上回る場合、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾くよう第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を制御する。第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108はいずれも、油圧シリンダ、空気シリンダなどのリニアアクチュエータであってもよい。
図6は、増速機10の正面図である。図7は、図6に示される増速機10の右側の支持機構の斜視図である。図8は、図6に示される増速機10の右側の支持機構の側面図である。
第1アーム110には第1加速度計120が取り付けられ、第2アーム112には第2加速度計122が取り付けられている。第1加速度計120、第2加速度計122はそれぞれ第1アーム110、第2アーム112の加速度を測定する。これらの加速度計で測定される加速度は、第1アクチュエータ104や第2アクチュエータ108からの寄与分を除けば、測定時の風力トルクの大きさを反映した値となる。すなわち、基本的には風力トルクが大きくなると測定される加速度も大きくなり、風力トルクが小さくなると測定される加速度も小さくなる。
増速機10の右側の支持機構について、第1アーム110の一端は増速機10本体に取り付けられ、他端には入力シャフト12に沿った方向(以下、主軸方向と称す)に沿って離間した2つの矩形のリング部110a、110bが設けられている。矩形のリング状の部材である第1ブッシュ保持部116の内周面116a側には、2つの矩形のリング部110a、110bのそれぞれの底辺部分110aa、110baが挿通される。
第1ブッシュ保持部116の内周面116a側において、各底辺部分110aa、110baは、上下2つの第1ブッシュ102によって挟まれている。2つの第1ブッシュ102は第1ブッシュ保持部116の内周面116aに取り付けられている。第1ブッシュ保持部116は合計4つの第1ブッシュ102を保持する。増速機10の左側の支持機構についても同様に、合計4つの第2ブッシュ106を保持する第2ブッシュ保持部118が設けられる。
第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は入力シャフト12に対して実質的に対称となるよう配置されている。第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、制御部114による制御の結果、互いに逆向きに駆動される。すなわち、第1アクチュエータ104が第1ブッシュ保持部116を鉛直上向きに動かすとき、第2アクチュエータ108は第2ブッシュ保持部118を鉛直下向きに動かす。この場合、増速機10は正面から見て入力シャフト12の周りで反時計回りに傾く。
増速機10がどちら周りに傾くかは入力シャフト12の回転の向きにしたがう。すなわち、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、入力シャフト12が正面から見て時計回り(反時計回り)に回転する場合は増速機10を時計回り(反時計回り)に傾かせる。
図7および図8を参照すると、第1アクチュエータ104は第1前方アクチュエータ104aと第1後方アクチュエータ104bとを含み、主軸方向に沿って離間した2箇所で第1ブッシュ保持部116を支持する。第1前方アクチュエータ104aは増速機10の正面側で第1ブッシュ保持部116をナセル3に対して支持し、第1後方アクチュエータ104bは増速機10の背面側で第1ブッシュ保持部116をナセル3に対して支持する。第1ブッシュ保持部および第1ブッシュを第1アームの一部と見ると、第1アームの他端は第1アクチュエータ104に取り付けられ、第1アクチュエータ104は入力シャフト12に沿って離間した2箇所で第1アームを支持していると言える。第2アクチュエータ108も同様の構成を有する。
(並行動作制御)
図9は、制御部114の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、マイコンやコンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御部114は、測定結果取得部130と、変動率演算部132と、起動条件判定部134と、復帰条件判定部138と、ピッチ角度指定部140と、傾斜駆動部136と、を含む。
測定結果取得部130は、第1加速度計120および第2加速度計122から加速度の測定結果を取得する。測定結果取得部130は、測定された加速度から、第1アクチュエータ104や第2アクチュエータ108による寄与分を除去する。そのように処理された加速度は測定時点での風力トルクに対応する。
変動率演算部132は、測定結果取得部130によって処理された加速度の時系列データを保持し、その時系列データから加速度の変動率を演算する。
起動条件判定部134は、測定結果取得部130によって処理された加速度の大きさが所定の第2しきい値を上回る場合、第1トルク低減手段の起動条件が満たされたと判定する。加速度の大きさの第2しきい値は風力トルクの大きさの第1しきい値に対応する。アクチュエータによる寄与分が除去された加速度の大きさが第2しきい値を上回る場合は、風力トルクの大きさが第1しきい値を上回る場合に対応する。
起動条件判定部134は、第1トルク低減手段の起動条件が満たされている場合であってかつ変動率演算部132によって演算された加速度の変動率が所定の第3しきい値を上回る場合、第2トルク低減手段の起動条件が満たされたと判定する。加速度の変動率の第3しきい値は風力トルクの変動率の所定の第4しきい値に対応する。加速度の変動率が第3しきい値を上回る場合は、風力トルクの変動率が第4しきい値を上回る場合に対応する。
復帰条件判定部138は、測定結果取得部130によって処理された加速度の大きさが所定の第5しきい値を下回る場合、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段の復帰条件が満たされたと判定する。加速度の大きさの第5しきい値は第2しきい値よりも小さい。加速度の大きさの第5しきい値は風力トルクの大きさの所定の第6しきい値に対応する。風力トルクの大きさの第6しきい値は第1しきい値よりも小さい。アクチュエータによる寄与分が除去された加速度の大きさが第5しきい値を下回る場合は、風力トルクの大きさが第6しきい値を下回る場合に対応する。
ピッチ角度指定部140は、起動条件判定部134において第1トルク低減手段の起動条件が満たされたと判定された場合、測定結果取得部130によって取得される測定結果に基づいて、現在のピッチ角度よりも大きなピッチ角度を演算する。この演算には例えば図4の実線74で示される関係性と同様な関係性が使用されてもよい。ピッチ角度指定部140は、演算されたピッチ角度を示す電気信号を風車ブレード5に送信する。あるいはまた、ピッチ角度指定部140は、起動条件判定部134において第1トルク低減手段の起動条件が満たされたと判定された場合、最大のピッチ角度を示す電気信号を風車ブレード5に送信してもよい。
風車ブレード5は電気信号を受け取ると、風車ブレード5のピッチ角度を受け取った電気信号に示されるピッチ角度とするための動作を開始する。
ピッチ角度指定部140は、復帰条件判定部138において復帰条件が満たされたと判定された場合、ピッチ角度を元に戻すすなわち基準値(例えば0°)とするための処理を行う。ピッチ角度指定部140はピッチ角度の基準値を示す電気信号を風車ブレード5に送信する。風車ブレード5はその電気信号を受け取ると、風車ブレード5のピッチ角度を基準値とするための動作を開始する。ピッチ角度を基準値に戻すことは、次にピッチ角度を増加させるための準備であると言える。すなわち、復帰条件が満たされたと判定された場合、ピッチ制御に係る第1トルク低減手段は、次のトルク低減動作のための準備が行われるピッチ準備状態とされる。ピッチ角度を基準値に戻している間すなわちピッチ準備状態にある間は、第1トルク低減手段は伝達トルクの低減にあまり寄与しない。
傾斜駆動部136は、起動条件判定部134において第2トルク低減手段の起動条件が満たされたと判定された場合、第1加速度計120および第2加速度計122によって測定された加速度の向きから入力シャフト12の回転の向きを特定する。傾斜駆動部136は、特定された回転の向きにしたがうよう(「入力シャフト12の回転の向きと同一方向に増速機10が傾くように」、あるいは「トルクが低減される方向に」と言い換えることもできる)、第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108それぞれの駆動の向きを決定する。例えば、特定された入力シャフト12の回転の向きが増速機10の正面から見て時計回り(反時計回り)の場合、第1アクチュエータ104の駆動の向きを鉛直下向き(鉛直上向き)、第2アクチュエータ108の駆動の向きを鉛直上向き(鉛直下向き)、に決定する。傾斜駆動部136は、各アクチュエータを決定された向きに所定の速さで駆動する。第1アクチュエータ104の駆動の速さは第2アクチュエータ108の駆動の速さと同等に設定される。
なお、風車ブレード5の回転の向きが決まっている場合、傾斜駆動部136は回転の向きを都度特定する必要はない。この場合、傾斜駆動部136はそのように決まっている回転の向きにしたがうよう、第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108それぞれの駆動の向きを決定してもよい。
各アクチュエータには伸縮量の限界値に基づく伸縮量の上限値が設定されている。傾斜駆動部136は、第1アクチュエータ104の伸縮量および第2アクチュエータ108の伸縮量のうちの少なくとも一方が対応する上限値に達すると、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を、そのときの伸縮量が維持されるよう制御する。
傾斜駆動部136は、復帰条件判定部138において復帰条件が満たされたと判定された場合、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を制御しない。すなわち傾斜駆動部136は第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を無制御状態とする。この無制御状態では、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は平衡位置すなわち伸縮量がゼロの位置に戻ろうとする。アクチュエータを平衡位置に戻すことは、次にアクチュエータを駆動するための準備であると言える。すなわち、復帰条件が満たされたと判定された場合、アクチュエータ制御に係る第2トルク低減手段は、次のトルク低減動作のための準備が行われるアクチュエータ準備状態とされる。アクチュエータを平衡位置に戻している間すなわちアクチュエータ準備状態にある間は、第2トルク低減手段は伝達トルクの低減にあまり寄与しない。
以上のように構成された風力発電装置1の動作について説明する。
図10は、風力発電装置1における一連の処理の一例を示すフローチャートである。制御部114は、風力トルクの大きさと第1しきい値とを比較し(S202)、それらの大小関係を判定する。制御部114は、風力トルクの大きさが第1しきい値以下である場合(S202のN)、所定の待機時間待機し、再度ステップS202における比較、判定を行う。制御部114は、風力トルクの大きさが第1しきい値よりも大きい場合(S202のY)、ピッチ角度の上昇を開始させる(S204)。すなわち、制御部114は、伝達トルクを軽減させる方向へのピッチ制御を開始させる。制御部114は、風力トルクの変動率と第4しきい値とを比較し(S206)、それらの大小関係を判定する。制御部114は、風力トルクの変動率が第4しきい値以下である場合(S206のN)、後述のステップS208をスキップし、処理を後述のステップS210に渡す。制御部114は、風力トルクの変動率が第4しきい値より大きい場合(S206のY)、アクチュエータ104、108の駆動を開始させる(S208)。すなわち、制御部114は、アクチュエータ104、108の、伝達トルクを軽減させる方向への伸縮を開始させる。
ステップS204およびステップS208の両方が実行された場合、ピッチ制御および増速機の姿勢制御が並行して行われるすなわち実質的に同時に進行する状態が実現される。
制御部114は、風力トルクの大きさと第6しきい値とを比較し(S210)、それらの大小関係を判定する。制御部114は、風力トルクの大きさが第6しきい値以上である場合(S210のN)、所定の待機時間待機し、再度ステップS210における比較、判定を行う。制御部114は、風力トルクの大きさが第6しきい値よりも小さい場合(S210のY)、アクチュエータ104、108の復帰を開始させる(S212)。すなわち、制御部114は、伸縮したアクチュエータ104、108の元の長さへの復帰を開始させる。制御部114は、ピッチ角度の下降を開始させる(S214)。制御部114は、所定の終了指示の有無を判定する(S216)。終了指示が無い場合(S216のN)、処理はステップS202に戻る。終了指示が有る場合(S216のY)、制御部114は処理を終了する。
制御部114における上記処理により、風力トルクは第6しきい値から第1しきい値の範囲内に収まるよう調整される。第1しきい値は過大トルクにならないよう設定され、第6しきい値は発電量が定格以下にならないよう設定される。したがって、ピッチ角度は、過大トルクが生じないような、かつ、発電量が定格以下にならないような最適な角度に近づくよう制御される。
図11は、第1トルク低減手段および第2トルク低減手段が実質的に同時に起動された場合のトルク低減効果と起動からの時刻との関係を模式的に示すグラフである。図11の縦軸は伝達トルクの低減効果の度合いを任意の単位で示す。横軸は起動からの時刻を示す。破線80は、ピッチ制御によるトルク低減効果を示す。一点鎖線82は、増速機10の姿勢制御によるトルク低減効果を示す。実線84は、風力発電装置1におけるトータルのトルク低減効果を示す。破線80で示されるように、起動直後のピッチ制御のトルク低減効果は低い。また、一点鎖線82で示されるように、姿勢制御のトルク低減効果は起動直後から比較的高いが、所定時間が経過するとアクチュエータの伸縮量が上限値に達し、そのトルク低減効果を失う。実線84で示されるように、風力発電装置1はそれら2つの制御を併用することにより、それぞれの制御の弱点を補っている。
図12は、増速機10の姿勢制御を説明するための模式図である。増速機10の姿勢制御において、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾くよう、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108が駆動される。図12では入力シャフト12は時計回りに回転しているので、第1アクチュエータ104は所定の速さで縮み第2アクチュエータ108は同じ速さで伸びる。その結果、増速機10は入力シャフト12を中心として時計回りに傾く。
本実施の形態に係る風力発電装置1は、ピッチ制御と姿勢制御とを併用する。したがって、急に風が強まった場合でも、姿勢制御はそのような急な変化に追従することができるので、伝達トルクの増加を抑えることができる。一方、風が継続的に強まりアクチュエータの伸縮量が上限値に達してしまった場合でも、ピッチ制御により伝達トルクの増加を効果的に抑えることができる。これらの結果、総合的に過大な伝達トルクの発生が抑制されるので、風力発電装置1の信頼性を高め、長寿命化を実現できる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、第2トルク低減手段に動力伝達系の支持に関与するアクチュエータ104、108を使用する。したがって、例えば風力トルクの伝達の経路上にクラッチなどの滑り部材を設けてトルクの伝達率を調節する場合と比較して、伝達トルク低減のために動力伝達系自体に施す変更は少ない。これにより、動力伝達系の信頼性や堅牢性や効率を高めることができる。また、アクチュエータ104、108の点検、修理、交換もより容易であるから、メンテナンス性や稼動効率の面で優れる。
また、滑り部材を使用する場合は伝達率を継続的に調節できるが、摩耗の発生により長期間の使用には耐えられない虞がある。これに対して本実施の形態に係る風力発電装置1では、風力トルクの急な増大の最初の部分をアクチュエータによる姿勢制御に担当させ、ピッチ制御が有効に働く程度に時間が経過すると、アクチュエータによる姿勢制御が打ち切られる構成としたので、第2トルク低減手段自体の長寿命化を実現できる。第1および第2トルク低減手段の起動からある程度時間が経過するとピッチ制御が十分有効に作用し、それだけでも伝達トルクの増加を十分抑えることができる、すなわち姿勢制御は不要になることが見込まれる。したがって、そのように姿勢制御が不要な状態ではアクチュエータの駆動を止めることで、アクチュエータ自体の損耗を低減することができる。
なお、この観点で、本実施の形態ではアクチュエータの伸縮量が上限値に達した場合にアクチュエータの駆動を止めることによって、アクチュエータによる姿勢制御を打ち切る場合について説明したが、これに限られない。例えば、制御部は、アクチュエータの起動から所定時間経過するとその伸縮量によらずにアクチュエータの駆動を止めてもよい。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、風力トルクの大きさの第1しきい値は第6しきい値よりも大きくなるよう設定される。したがって、いわゆるシュミットトリガと同様の原理により、しきい値付近での制御のばたつきを抑えることができる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1によると、第2トルク低減手段の起動条件が満たされると、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾く。これにより、風力トルクの増大による伝達トルクの増大を抑えることができる。その結果、増速機10の長寿命化を実現できる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、各アクチュエータは入力シャフト12に沿って離間した2箇所で対応するブッシュ保持部を支持する。したがって、入力シャフト12の曲げ、特に入力シャフト12を鉛直面に沿って揺動させようとする外力に対する耐性が向上する。
以上、実施の形態に係る風力発電装置の構成および動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、増速機10の支持機構100にアクチュエータを導入する場合について説明したが、これに限られない。例えば、いわゆるギアレスの風力発電装置の場合、ロータヘッドと発電機とが入力シャフトで直結される。このような風力発電装置にも本実施の形態の技術的思想を適用できる。第1変形例に係る風力発電装置では、発電機には入力シャフトの回転の形でトルクが入力され、第2トルク低減手段のアクチュエータは発電機の姿勢を制御する。制御部は、風力トルクに関連する情報が示すトルクの大きさがしきい値を上回る場合、入力シャフトの回転の向きにしたがって発電機が傾くようアクチュエータを制御する。本変形例によると、実施の形態に係る風力発電装置1によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
実施の形態では、各アクチュエータは主軸方向に沿って離間した2箇所で対応するブッシュ保持部を支持する場合について説明したが、これに限られず、1箇所でもよいし、アクチュエータは主軸方向に沿って離間した3箇所以上で対応するブッシュ保持部を支持してもよい。
実施の形態では、第1加速度計120、第2加速度計122を使用して加速度を測定する場合について説明したが、これに限られず、風力トルクに関連する情報を測定すればよい。例えば、加速度計の代わりに変位計を設けてもよく、またはロードセルなどの荷重センサを設けてもよい。あるいはまた、入力シャフト12に例えば摩擦型のトルク計を取り付けてもよい。このトルク計により測定される入力トルクQinは風力トルクそのものまたは風力トルクとの関連性が比較的高い量である。あるいはまた、風力トルクに関連する情報は発電機20の発電量であってもよい。一般に、風力トルクが大きいほど発電量も多くなる。
実施の形態では、第1アーム110に第1加速度計120が取り付けられ、第2アーム112に第2加速度計122が取り付けられている場合について説明したが、これに限られず、加速度計は支持機構の任意の箇所に取り付けられてもよい。
実施の形態では、ブッシュおよびアクチュエータはアームとナセルとの間に直列に設けられる場合について説明したが、これに限られず、例えばブッシュを設けなくてもよく、あるいはまたブッシュおよびアクチュエータはアームとナセルとの間に並列に設けられてもよい。
図13は、第2変形例に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。図13の断面は主軸方向に直交する。左側の支持機構は、第2アーム412とナセル3との間に並列に設けられた第2ブッシュ406および第2アクチュエータ408を含む。第2ブッシュ保持部418は第2ブッシュ406を保持し、第2ブッシュ406とナセル3とに介在する。本変形例によると、実施の形態に係る風力発電装置1によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
実施の形態では、第1トルク低減手段にピッチ制御を使用する場合について説明したが、これに限られない。第1トルク低減手段は、風向に対する風車ブレードの姿勢を変えることで、伝達トルクを低減するよう動作すればよく、例えば特許文献3に記載されるようなヨー制御を使用してもよい。ヨー制御では、風車ブレード、ロータヘッドおよびナセルを一体として鉛直軸の周りで回動させることにより、風向に対する風車ブレードの姿勢が変更される。
1 風力発電装置、 2 支柱、 3 ナセル、 4 ロータヘッド、 5 風車ブレード、 6 基礎、 10 増速機、 12 入力シャフト、 20 発電機、 114 制御部。

Claims (4)

  1. 風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置であって、
    前記風車ブレードから前記発電機に至る動力伝達系と、
    風向に対する風車ブレードの姿勢を変えることで、前記動力伝達系にかかるトルクを低減するよう動作する第1トルク低減手段と、
    前記動力伝達系の支持に関与するアクチュエータを駆動することで、前記動力伝達系にかかるトルクを低減するよう動作する第2トルク低減手段と、
    前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が所定のしきい値を上回る場合、前記第1トルク低減手段および前記第2トルク低減手段を並行して動作させる制御部と、を備えることを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記制御部は、前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が、前記しきい値よりも小さい別のしきい値を下回る場合、前記第1トルク低減手段および前記第2トルク低減手段のうちの少なくとも一方を、次のトルク低減動作のための準備が行われる状態とすることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記動力伝達系は、入力シャフトの回転の形でトルクが入力される増速機を含み、前記アクチュエータは前記増速機の姿勢を制御し、
    前記制御部は、前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が前記しきい値を上回る場合、前記入力シャフトの回転の向きにしたがって前記増速機が傾くよう前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の風力発電装置。
  4. 前記発電機には入力シャフトの回転の形でトルクが入力され、前記アクチュエータは前記発電機の姿勢を制御し、
    前記制御部は、前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクに関連する情報が前記しきい値を上回る場合、前記入力シャフトの回転の向きにしたがって前記発電機が傾くよう前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の風力発電装置。
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