JP5808696B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置に関する。
近年の環境意識の高まりを受け、環境に優しいクリーンなエネルギへの需要が高まっている。そのようなクリーン・エネルギを代表するもののひとつに風力発電がある。風力発電では、風の力をトルクに変換し、そのトルクを使用して発電するので、環境への負荷が少ない(例えば、特許文献1参照)。
風力発電装置は一般に自然環境下に設置され、基本的には不規則な風エネルギを動力として稼動するので、風力発電装置の構成要素には比較的大きく変動するトルクがかかる。このようなトルクの変動は風力発電装置の構成要素の寿命を縮めうる。
そこで従来では、例えば風車ブレードの角度を変えるピッチ制御によって衝撃の軽減が図られている。
特表2008−546948号公報
しかしながら、ピッチ制御では風車ブレードを動かす速度に制限があり、急激な風速の変化に対応することは難しい。また、風車ブレードの回転による空力的なトルク変動の軽減は困難である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの変動による構成要素への機械的負荷を低減できる風力発電装置の提供にある。
本発明のある態様は風力発電装置に関する。この風力発電装置は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置であって、風車ブレードから発電機に至る動力伝達系と、動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減する第1軽減手段と、動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに起因しないトルク変動を軽減する第2軽減手段と、を備える。
この態様によると、ウインドシアに基づいて発生するトルク変動およびウインドシアに起因しないトルク変動を軽減できる。
なお、以上の要素の任意の組み合わせや、本発明の要素や表現を装置、方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの変動による、風力発電装置の構成要素への機械的負荷を低減できる。
第1の実施の形態に係る風力発電装置の側面図である。 図2(a)、(b)は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの変動を示す図である。 第1の実施の形態に係る風力発電装置のナセルの内部を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る風力発電装置の増速機の正面図である。 図4に示される増速機の右側の支持機構の斜視図である。 図4に示される増速機の右側の支持機構の側面図である。 図4の制御部の機能および構成を示すブロック図である。 図8(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る風力発電装置の増速機の模式的な正面図である。 シミュレーションにより求められた、動力伝達系の固有振動数とトルクアームの剛性との関係を示すグラフである。 風力発電装置におけるトルクについての例示的なキャンベル線図である。 第2の実施の形態に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。 図11のA−A線断面図である。 第3変形例に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る風力発電装置1の側面図である。風力発電装置1は、基礎6上に立設される支柱2と、支柱2の上端に設置されるナセル3と、該ナセル3に対して回転自在に組付けられたロータヘッド4と、を備える。ロータヘッド4には、複数枚(例えば、3枚)の風車ブレード(風車翼とも称される)5が取り付けられている。風力発電装置1はいわゆる定速運転風車であり、風車ブレード5の回転数が所定の定格回転数に達した後、風車ブレード5が当該定格回転数で回転するよう構成される。
図2(a)、(b)は、風車ブレード5が風を受けることにより生じるトルクの変動を示す図である。図2(a)はトルクの周波数スペクトルであり、図2(b)はトルクの時系列データである。本発明者は、図2(a)、(b)に代表されるトルクのデータを解析することにより、軽減すべきトルクの変動には大きくは以下の2種類があることに想到した。
(1)風車ブレード5の回転によるトルク変動
このトルク変動は、定常的すなわち周波数が略一定となることが多い。例えば図2(a)の周波数スペクトルでは、風車ブレード5の定格回転数に対応する1次成分30、3次成分32、6次成分34にピークが見られる。1次成分30は定格回転数を略中心とする。3次成分32は定格回転数とブレード枚数(=3)との積を略中心とし、6次成分34は定格回転数とブレード枚数(=3)との積の2倍を略中心とする。なお、2次成分や4次成分にピークが見られないのは、風車ブレード5が略3回対称である(すなわち、120度回転させると自らと重なる)ことから理解される。
本発明者は風車ブレード5の回転数とトルク変動との以下の関係を見出した。風車ブレード5の回転数をN、風車ブレードのブレード枚数をn、Pを自然数とするとき、トルクの周波数スペクトルには、NおよびnNPにピークが現れる傾向にある。このようなピークはウインドシアに起因して発生する。すなわち、風力発電装置1の受風面において風速が均一でないことに起因してトルクが変動し、そのようなトルクの変動はNおよびnNPにおけるピークとして現れる。
トルク変動と系の固有振動数とが重なると、共振が発生して風力発電装置1の構成要素への機械的負荷がさらに高まる虞がある。
(2)突風等による突発的なトルク変動
例えば図2(b)の時系列データでは、上記の1次成分30や3次成分32や6次成分34に対応する細かいトルク変動の他に、より長いタイムスパンのトルク変動が見られる。特に図2(b)の破線で囲まれる部分36、38、40では、約10秒から約20秒程度の立ち上がり時間でトルクが増加している。
本実施の形態に係る風力発電装置1では、上記2種類のトルク変動による増速機の構成要素への機械的負荷を効果的に低減すべく、以下の3つのアプローチが採用される。
(甲)増速機を支えるトルクアームにアクチュエータを導入し、トルクに応じてアクチュエータをアクティブに制御する。このアプローチによると、主に突風等による突発的なトルク変動による機械的負荷が低減される。
(乙)定常変動用および突発変動用の2種類のトルク変動軽減手段を導入する。このアプローチによると、軽減すべきトルクの変動には上記の2種類があるという本発明者の認識に基づき、よりきめ細やかなトルク変動軽減制御が可能となる。必要なときに必要な制御を行うという思想である。
(丙)トルクアームとナセル3との間に弾性体を設けて風車ブレード5の回転によるトルク変動そのものを低減する。合わせて、風車ブレード5の回転と風車ブレード5から発電機に至る動力伝達系とが共振しないように弾性体の剛性を決定する。弾性体の剛性は、動力伝達系の固有振動数が、
(A)風車ブレード5の回転数(N)、および
(B)風車ブレード5の回転数と風車ブレード5のブレード枚数との積の自然数倍(nNP)、
から外れるよう設定される。
より具体的には、トルクの周波数スペクトルにおいて、定格回転数を略中心とするピークに対応する周波数範囲および定格回転数とブレード枚数との積の自然数倍を略中心とするピークに対応する周波数範囲に固有振動数が入らないように、弾性体の剛性を決定する。ピークに対応する周波数範囲はピークの半値全幅(full width at half maximum、FWHM)であってもよい。
図2(a)の例では、動力伝達系の固有振動数が1次成分30に対応する周波数範囲の下限以下となるよう、または、動力伝達系の固有振動数42が1次成分30に対応する周波数範囲の上限と3次成分32に対応する周波数範囲の下限との間となるよう、または、動力伝達系の固有振動数44が3次成分32に対応する周波数範囲の上限と6次成分34に対応する周波数範囲の下限との間となるよう、弾性体の剛性を決定する。このアプローチによると、主に風車ブレード5の回転による定常的なトルク変動による機械的負荷が低減される。
図3は、ナセル3の内部を示す模式図である。風力発電装置1は、風車ブレード5が風7を受けることにより生じるトルクQfを発電機20で電力に変換する。増速機10は動力伝達系に含まれ、風車ブレード5から発電機20へのトルクの伝達の経路上に設けられる。ロータヘッド4と増速機10とは入力シャフト12によって機械的に接続されており、入力トルクQin(=トルクQf)は入力シャフト12の回転の形で増速機10に入力される。
増速機10と発電機20とは出力シャフト14によって機械的に接続されている。増速機10は出力シャフト14を、入力シャフト12を介して入力される入力トルクQinよりも低い出力トルクQoutおよび入力シャフト12の回転数よりも高い回転数で、回転させる。
発電機20は、出力シャフト14の回転を使用して発電する。
入力トルクQinと出力トルクQoutとの差分(Qin−Qout)は、増速機10の本体を入力シャフト12の周りで回転させようとする本体トルクQbを発生させる。したがって、風力発電装置1は、増速機10をナセル3に対して機械的に支持する支持機構100を有し、この支持機構100は本体トルクQbに耐える、すなわちナセル3からの反力を増速機10に伝達する。
支持機構100は、増速機10を入力シャフト12側から見たときに増速機10の左右にそれぞれ取り付けられている第1アーム110および第2アーム112と、第1アーム110とナセル3との間に直列に設けられた第1ブッシュ102および第1アクチュエータ104と、第2アーム112とナセル3との間に直列に設けられた第2ブッシュ106および第2アクチュエータ108と、を含む。
第1ブッシュ102および第2ブッシュ106は、動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減する軽減手段を構成する。第1ブッシュ102、第2ブッシュ106はいずれも衝撃吸収のためにゴムなどの比較的剛性の低い材料により形成される。上記の通り、ブッシュの剛性は、動力伝達系の固有振動数が、定格回転数とブレード枚数との積の自然数倍および定格回転数から外れるよう設定される。
第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに起因しないトルク変動を軽減する軽減手段を構成する。第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は協働して入力シャフト12に対する増速機10の姿勢を制御可能に構成される。
風力発電装置1に設けられた制御部114は、トルクQfの大きさに関連する情報に基づいて、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾くよう第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108を制御する。第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108はいずれも、油圧シリンダ、空気シリンダなどのリニアアクチュエータであってもよい。
図4は、増速機10の正面図である。図5は、図4に示される増速機10の右側の支持機構の斜視図である。図6は、図4に示される増速機10の右側の支持機構の側面図である。
第1アーム110には第1加速度計120が取り付けられ、第2アーム112には第2加速度計122が取り付けられている。第1加速度計120、第2加速度計122はそれぞれ第1アーム110、第2アーム112の加速度を測定する。これらの加速度計で測定される加速度は、第1アクチュエータ104や第2アクチュエータ108からの寄与分を除けば、測定時のトルクQfの大きさを反映した値となる。すなわち、基本的にはトルクQfが大きくなると測定される加速度も大きくなり、トルクQfが小さくなると測定される加速度も小さくなる。
増速機10の右側の支持機構について、第1アーム110の一端は増速機10本体に取り付けられ、他端には入力シャフト12に沿った方向(以下、主軸方向と称す)に沿って離間した2つの矩形のリング部110a、110bが設けられている。矩形のリング状の部材である第1ブッシュ保持部116の内周面116a側には、2つの矩形のリング部110a、110bのそれぞれの底辺部分110aa、110baが挿通される。
第1ブッシュ保持部116の内周面116a側において、各底辺部分110aa、110baは、上下2つの第1ブッシュ102によって挟まれている。2つの第1ブッシュ102は第1ブッシュ保持部116の内周面116aに取り付けられている。第1ブッシュ保持部116は合計4つの第1ブッシュ102を保持する。増速機10の左側の支持機構についても同様に、合計4つの第2ブッシュ106を保持する第2ブッシュ保持部118が設けられる。
第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は入力シャフト12に対して実質的に対称となるよう配置されている。第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、制御部114による制御の結果、互いに逆向きに駆動される。すなわち、第1アクチュエータ104が第1ブッシュ保持部116を鉛直上向きに動かすとき、第2アクチュエータ108は第2ブッシュ保持部118を鉛直下向きに動かす。この場合、増速機10は正面から見て入力シャフト12の周りで反時計回りに傾く。
増速機10がどちら周りに傾くかは入力シャフト12の回転の向きにしたがう。すなわち、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、入力シャフト12が正面から見て時計回り(反時計回り)に回転する場合は増速機10を時計回り(反時計回り)に傾かせる。
図5および図6を参照すると、第1アクチュエータ104は第1前方アクチュエータ104aと第1後方アクチュエータ104bとを含み、主軸方向に沿って離間した2箇所で第1ブッシュ保持部116を支持する。第1前方アクチュエータ104aは増速機10の正面側で第1ブッシュ保持部116をナセル3に対して支持し、第1後方アクチュエータ104bは増速機10の背面側で第1ブッシュ保持部116をナセル3に対して支持する。第1ブッシュ保持部および第1ブッシュを第1アームの一部と見ると、第1アームの他端は第1アクチュエータ104に取り付けられ、第1アクチュエータ104は入力シャフト12に沿って離間した2箇所で第1アームを支持していると言える。第2アクチュエータ108も同様の構成を有する。
図7は、制御部114の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、マイコンやコンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御部114は、測定結果取得部130と、風速取得部132と、モード選択部134と、傾斜駆動部136と、を含む。
測定結果取得部130は、第1加速度計120および第2加速度計122から加速度の測定結果を取得する。
風速取得部132は、風力発電装置1の周囲にメッシュ状に配置された風速計によって測定された風速を取得する。
モード選択部134は、測定結果取得部130によって取得された加速度の測定結果および風速取得部132によって取得された風速のうちの少なくともひとつに基づいて、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108の制御モードを選択する。制御モードは、トルクQfの突発的な増加に対応する突発トルク用制御モードと、定常運転時の定常トルク用制御モードと、を含む。
特にモード選択部134は、測定された加速度から、第1アクチュエータ104や第2アクチュエータ108による寄与分を除去する。モード選択部134は、そのように処理された加速度の大きさと、所定の加速度しきい値と、を比較する。モード選択部134は、前者が後者より大きい場合は突発トルク用制御モードを選択し、そうでない場合は定常トルク用制御モードを選択する。この比較の際、モード選択部134は測定された風速に基づく補正を行ってもよい。加速度しきい値はトルクQfのトルクしきい値Qthに対応し、アクチュエータによる寄与分が除去された加速度の大きさが加速度しきい値よりも大きい場合は、トルクQfの大きさがトルクしきい値Qthを超える場合に対応する。
傾斜駆動部136は、モード選択部134において突発トルク用制御モードが選択された場合、第1加速度計120および第2加速度計122によって測定された加速度の向きから入力シャフト12の回転の向きを特定する。傾斜駆動部136は、特定された回転の向きにしたがうよう(「入力シャフト12の回転の向きと同一方向に増速機10が傾くように」、あるいは「トルクが低減される方向に」と言い換えることもできる)、第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108それぞれの駆動の向きを決定する。例えば、特定された入力シャフト12の回転の向きが増速機10の正面から見て時計回り(反時計回り)の場合、第1アクチュエータ104の駆動の向きを鉛直下向き(鉛直上向き)、第2アクチュエータ108の駆動の向きを鉛直上向き(鉛直下向き)、に決定する。傾斜駆動部136は、各アクチュエータを決定された向きに所定の速さで駆動する。第1アクチュエータ104の駆動の速さは第2アクチュエータ108の駆動の速さと同等に設定される。
なお、風車ブレード5の回転の向きが決まっている場合、傾斜駆動部136は回転の向きを都度特定する必要はない。この場合、傾斜駆動部136はそのように決まっている回転の向きにしたがうよう、第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108それぞれの駆動の向きを決定してもよい。
各アクチュエータには伸縮量の限界値に基づく伸縮量の上限値が設定されている。傾斜駆動部136は、第1アクチュエータ104の伸縮量および第2アクチュエータ108の伸縮量のうちの少なくとも一方が対応する上限値に達すると、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を、そのときの伸縮量が維持されるよう制御する。
傾斜駆動部136は、モード選択部134において定常トルク用制御モードが選択された場合、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を制御しない。すなわち傾斜駆動部136は第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を無制御状態とする。この無制御状態では、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、入力シャフト12の周りでの増速機10の本体の回転に対する緩衝作用を有する。例えば、油圧シリンダや空気シリンダは制御されていない状態では外力に対して弾性的に応答する。第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108はこのようなシリンダの弾性を使用して緩衝作用を実現してもよい。
また、突発トルク用制御モードから定常トルク用制御モードに切り替わると、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は平衡位置すなわち伸縮量がゼロの位置に戻ろうとする。
以上のように構成された風力発電装置1の動作について説明する。
図8(a)、(b)は、増速機10の模式的な正面図である。図8(a)は定常トルク用制御モードすなわちトルクQf<トルクしきい値Qthのときの増速機10の状態を示し、図8(b)は突発トルク用制御モードすなわちトルクQf≧トルクしきい値Qthのときの増速機10の状態を示す。
定常トルク用制御モードでは第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108はそれぞれ無制御状態(動かないように固定された状態)にあり、平衡位置で第1アーム110および第2アーム112を支持する。第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108の緩衝作用により、本体トルクQbの変動は和らげられる。言い換えると、無制御状態の第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108は、本体トルクQbに対するローパスフィルタとして作用する。
突発トルク用制御モードでは、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾くよう、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108が駆動される。図8(b)の例では入力シャフト12は時計回りに回転しているので、第1アクチュエータ104は所定の速さで縮み第2アクチュエータ108は同じ速さで伸びる。その結果、増速機10は入力シャフト12を中心として時計回りに傾く。
本実施の形態に係る風力発電装置1によると、トルクQfが大きくなると入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾く。これにより、トルクQfの増大による増速機10の動力伝達系に作用するトルクの増大を抑えることができる。その結果、増速機10の寿命を延ばすことができる。
一般的に、風力発電装置の風車ブレードには、「風速や風向が変化する風」が瞬間的に強くかかることがある。例えば、強い突風が風車ブレードにかかると、増速機の各要素には瞬間的に強い加速トルクがかかる。しかしながら、増速機の先には高速で回転する発電機が負荷として連結されているため、増速機の各要素は、慣性によりこの加速トルクに瞬時に追随して回転速度を増大させることができない。結果として、加速トルクの立ち上りが急峻の場合は、各要素にこの急峻に立ち上がる加速トルクが、(恰も静止している各要素に対してかかるように)瞬間的にそっくりかかってしまうことになる。
そこで、本実施の形態に係る風力発電装置1は、第1加速度計120、第2加速度計122の測定結果に基づいて、突発トルク用制御モードおよび定常トルク用制御モードのうちから使用すべき制御モードを選択する。上記のような加速トルクの立ち上がりが発生すると、風力発電装置1は突発トルク用制御モードを選択する。突発トルク用制御モードでは入力シャフト12の回転の向きに合わせて増速機10本体が傾く。したがって、そのように増速機10本体が傾いた分だけ増速機10の各要素にかかる加速トルクを低減できる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、風力発電装置1の周囲に設けられた風速計によって測定された風速に基づいて第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108が制御される。したがって、より正確なアクチュエータの制御が可能となる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、各アクチュエータは入力シャフト12に沿って離間した2箇所で対応するブッシュ保持部を支持する。したがって、入力シャフト12の曲げ、特に入力シャフト12を鉛直面に沿って揺動させようとする外力に対する耐性が向上する。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、突発トルク用制御モードにおいて伸びまたは縮んだアクチュエータは、定常トルク用制御モードにおいて元の平衡位置に戻ろうとする。したがって、アクチュエータの伸縮量には限界があるという状況において、より効率的に突発的なトルクの変動を抑えることができる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1では、ブッシュの剛性は、動力伝達系の固有振動数が、トルクの周波数スペクトルのピークに対応する周波数範囲に入らないよう設定される。したがって、風車ブレード5の回転と動力伝達系との共振を抑えることができる。その結果、動力伝達系にかかる機械的負荷を低減して動力伝達系の寿命を延ばすことができる。
また、本実施の形態に係る風力発電装置1は、動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減する手段および動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに起因しないトルク変動を軽減する手段の両方を備える。したがって、トルクの定常変動および突発変動の両方に好適に対応できる。また両者を適宜使い分けることにより、よりきめ細やかなトルク変動軽減制御が可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、風力発電装置1が定速運転風車である場合について説明した。第2の実施の形態に係る風力発電装置はいわゆる可変速運転風車であり、通常運転中、風速等によって風車ブレード5の回転数が変化するよう構成される。
図9は、シミュレーションにより求められた、動力伝達系の固有振動数とトルクアームの剛性との関係を示すグラフである。図9に示されるように、動力伝達系の固有振動数はトルクアームの剛性に比較的大きく依存する。したがって、トルクアームの剛性を変えることで固有振動数を比較的精度良く制御することが可能となる。
図10は、風力発電装置におけるトルクについての例示的なキャンベル線図である。図10は特に3枚翼の風力発電装置についてのものである。第1の実施の形態に係る風力発電装置1のような定速運転風車の場合、風力発電装置の起動時、風車ブレードの回転数は0から定格回転数Naまで比較的速く上昇する(矢印302)。その後、回転数は定格回転数Na付近で安定する(矢印304)。この場合、トルクアームの剛性は、動力伝達系の固有振動数fdが、定格回転数Naとブレード枚数との積(3Na)とその積の2倍(6Na)との間の値f3になるよう設定される。回転数の上昇中に固有振動数fdが高次成分(6Nや12N)と重なることがあっても、回転数の上昇速度は大きいので、共振によるトルク変動の増大は比較的限定的である。そこで、回転数に応じてトルクアームの剛性をアクティブに変更する必要性は比較的低く、固有振動数fdを回転数によらない値に設定できる。これにより、ウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減する手段の構成を簡易化できる。
第2の実施の形態に係る風力発電装置のような可変速運転風車の場合、通常運転中に回転数が比較的大きく変動しうる(矢印306)。したがって、固有振動数を回転数によらずに一定とすると、場合によっては固有振動数が高次成分と重なる状態が比較的長く継続しうる。そこで、第2の実施の形態に係る風力発電装置は、風車ブレード5の回転数を計測し、トルクアームの剛性を、動力伝達系の固有振動数fvが計測された回転数とブレード枚数との積の自然数倍および計測された回転数から外れるよう制御する。
図10の例では、回転数が0からNbの範囲にある場合は固有振動数fvをf1とする。このとき、f1>12Nbである。回転数がNbからNcの範囲にある場合は固有振動数fvをf2とする。このとき、f1>f2>6Ncである。回転数がNcからNaの範囲にある場合、固有振動数fvをf3とする。
図11は、第2の実施の形態に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。図11の断面は主軸方向に直交する。図12は、図11のA−A線断面図である。図11および図12には示されていないが、風力発電装置は風車ブレード5の回転数を計測する回転速度計を備える。回転速度計は例えば増速機の入力シャフトまたは出力シャフトに取り付けられてもよい。回転速度計は公知の回転計測技術を使用して構成されてもよい。
第2アーム212の一端は増速機本体に取り付けられ、他端には矩形のリング部212aが設けられている。矩形のリング部212aの底辺部分212aaは第2ブッシュ保持部218の内周面側に挿通される。第2ブッシュ保持部218の内周面側において、底辺部分212aaは支持部材によって支持されている。支持部材は複数、例えば6つ、の部分支持部に分割されており、各部分支持部は並列に(または個別に)底辺部分212aaを支持するよう構成される。
第1部分支持部248は、分割ブッシュ230と、分割ブッシュ230と底辺部分212aaとに介在する状態切替部246と、を含む。状態切替部246は制御部(不図示)からの指令により、第1部分支持部248の状態を、増速機の支持に関与する支持状態と、そうでないすなわち増速機の支持に関与しない不支持状態との間で切り替える。
状態切替部246は、分割ブッシュ230に対して固定された固定部242と、固定部242と底辺部分212aaとに介在する可動部244と、制御部からの指令により可動部244を出し入れする剛性切替アクチュエータ250と、を有する。可動部244が剛性切替アクチュエータ250によって引き抜かれた場合、分割ブッシュ230は第2アーム212からナセル3へ力を伝達しなくなる。可動部244が剛性切替アクチュエータ250によって挿入された場合、分割ブッシュ230は第2アーム212からナセル3へ力を伝達し、分割ブッシュ230の剛性は第2アーム212の剛性に寄与する。
他の5つの部分支持部は第1部分支持部248と同様に構成される。
風力発電装置の増速機の右側の支持機構は左側の支持機構と同様に構成される。すなわち、第2の実施の形態では合計12の部分支持部が存在する。
制御部は、支持部材の剛性を、動力伝達系の固有振動数fvが、回転速度計によって計測された回転数と風車ブレード5のブレード枚数との積の自然数倍および回転速度計によって計測された回転数から外れるよう制御する。特に制御部は、支持状態となる部分支持部の個数を制御することによって支持部材の剛性を離散的に制御する。
例えば図10に示されるような固有振動数fvの回転数に対する変化を実現するために、制御部は、回転速度計によって計測された回転数が0からNbの範囲にあるときは12個全ての部分支持部を支持状態とする。制御部は、計測された回転数がNbからNcの範囲にあるときは2つの部分支持部の可動部を引き抜いて不支持状態とし、支持状態にある部分支持部の数を10とする。制御部は、計測された回転数がNcからNaの範囲にあるときは6つの部分支持部の可動部を引き抜いて不支持状態とし、支持状態にある部分支持部の数を6とする。
本実施の形態に係る風力発電装置では、支持部材の剛性を、動力伝達系の固有振動数fvがトルクの周波数スペクトルのピークに対応する周波数範囲に入らないよう、アクティブに設定する。したがって、特に可変速運転風車について、風車ブレード5の回転と動力伝達系との共振を抑えることができる。その結果、動力伝達系にかかる機械的負荷を低減して動力伝達系の寿命を延ばすことができる。
以上、実施の形態に係る風力発電装置の構成および動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
また、実施の形態同士の組み合わせも可能である。すなわち、第2の実施の形態における第2ブッシュ保持部218とナセル3との間に、第1の実施の形態における第2アクチュエータ108を設けてもよい。この場合、ウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減するアクティブな軽減手段およびウインドシアに起因しないトルク変動を軽減するアクティブな軽減手段が設けられる。
第1の実施の形態では、傾斜駆動部136は、モード選択部134において定常トルク用制御モードが選択された場合、第1アクチュエータ104および第2アクチュエータ108を制御しない場合について説明したが、これに限られない。例えば、傾斜駆動部は、モード選択部134において定常トルク用制御モードが選択された場合でも、入力シャフト12の回転の向きにしたがって増速機10が傾くよう第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108を制御してもよい。この場合、傾斜駆動部136は、突発トルク用制御モードにおいてアクチュエータを駆動する速さよりも小さな速さでアクチュエータを駆動してもよい。すなわち、モードの違いはアクチュエータを駆動する速さの違いであってもよい。
第1の実施の形態では、増速機10の支持機構100にアクチュエータを導入する場合について説明したが、これに限られない。例えば、いわゆるギアレスの風力発電装置の場合、ロータヘッドと発電機とが入力シャフトで直結される。このような風力発電装置にも本実施の形態の技術的思想を適用できる。第1変形例に係る風力発電装置は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを電力に変換し、入力シャフトの回転の形でトルクが入力される発電機と、入力シャフトに対する発電機の姿勢を制御可能なアクチュエータと、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの大きさに関連する情報に基づいて、入力シャフトの回転の向きにしたがって発電機が傾くようアクチュエータを制御する制御部と、を備える。本変形例によると、トルクQfの増大による発電機の動力伝達系に作用するトルクの増大を抑えることができる。その結果、発電機の寿命を延ばすことができる。
第2変形例に係るギアレスの風力発電装置は、風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを電力に変換する発電機と、発電機を支持する支持部材と、を備える。支持部材の剛性は、風車ブレードから発電機に至る動力伝達系の固有振動数が、風車ブレードの回転数と風車ブレードのブレード枚数との積の自然数倍および風車ブレードの回転数から外れるよう設定される。この場合、風車ブレードの回転と動力伝達系との共振を抑制できる。
なお、第2の実施の形態の技術的思想をギアレスの風力発電装置に適用してもよい。
第1の実施の形態では、各アクチュエータは主軸方向に沿って離間した2箇所で対応するブッシュ保持部を支持する場合について説明したが、これに限られず、1箇所でもよいし、アクチュエータは主軸方向に沿って離間した3箇所以上で対応するブッシュ保持部を支持してもよい。
第1の実施の形態では、第1加速度計120、第2加速度計122を使用して加速度を測定する場合について説明したが、これに限られず、トルクQfの大きさに関連する情報を測定すればよい。例えば、加速度計の代わりに変位計を設けてもよく、またはロードセルなどの荷重センサを設けてもよい。あるいはまた、入力シャフト12に例えば摩擦型のトルク計を取り付けてもよい。このトルク計により測定される入力トルクQinはトルクQfそのものまたはトルクQfとの関連性が比較的高い量である。
第1の実施の形態では、モード選択部134は、測定された風速を加速度比較の際の補正のために使用する場合について説明したが、これに限られない。例えば、モード選択部は、測定された風速からトルクQfを予測してもよい。モード選択部は、予測されたトルクQfとトルクしきい値Qthとを比較し、前者が後者より大きい場合は突発トルク用制御モードを選択し、そうでない場合は定常トルク用制御モードを選択してもよい。
第1の実施の形態では、制御部114は加速度の大きさと加速度しきい値との大小関係に基づいて第1アクチュエータ104、第2アクチュエータ108を制御する場合について説明したが、これに限られない。例えば、制御部はトルクQfの大きさに応じてアクチュエータの伸縮量や駆動の速さを決めてもよい。
第1の実施の形態では、第1アーム110に第1加速度計120が取り付けられ、第2アーム112に第2加速度計122が取り付けられている場合について説明したが、これに限られず、加速度計は支持機構の任意の箇所に取り付けられてもよい。
第1の実施の形態では、ブッシュおよびアクチュエータはアームとナセルとの間に直列に設けられる場合について説明したが、これに限られず、例えばブッシュを設けなくてもよく、あるいはまたブッシュおよびアクチュエータはアームとナセルとの間に並列に設けられてもよい。
図13は、第3変形例に係る風力発電装置の増速機の左側の支持機構の断面図である。図13の断面は主軸方向に直交する。左側の支持機構は、第2アーム412とナセル3との間に並列に設けられた第2ブッシュ406および第2アクチュエータ408を含む。第2ブッシュ保持部418は第2ブッシュ406を保持し、第2ブッシュ406とナセル3とに介在する。
第2の実施の形態では、剛性切替アクチュエータ250は可動部244を出し入れする場合について説明したが、これに限られず、剛性切替アクチュエータは分割ブッシュを出し入れしてもよい。
1 風力発電装置、 2 支柱、 3 ナセル、 4 ロータヘッド、 5 風車ブレード、 6 基礎、 10 増速機、 12 入力シャフト、 20 発電機、 100 支持機構、 102 第1ブッシュ、 104 第1アクチュエータ、 106 第2ブッシュ、 108 第2アクチュエータ、 110 第1アーム、 112 第2アーム、 114 制御部。

Claims (5)

  1. 風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクを発電機で電力に変換する風力発電装置であって、
    前記風車ブレードから前記発電機に至る動力伝達系と、
    前記動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに基づいて発生するトルク変動を軽減する第1軽減手段と、
    前記動力伝達系にかかるトルク変動のうちウインドシアに起因しないトルク変動を軽減する第2軽減手段と、を備え
    前記第1軽減手段は、前記動力伝達系の支持に関与する支持部材を含み、
    前記第2軽減手段はアクチュエータを含むことを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記動力伝達系は増速機を含み、前記支持部材は前記増速機を支持し、
    前記支持部材の剛性は、前記動力伝達系の固有振動数が、前記風車ブレードの回転数と前記風車ブレードのブレード枚数との積の自然数倍および前記風車ブレードの回転数から外れるよう設定されることを特徴とする請求項に記載の風力発電装置。
  3. 前記支持部材は前記発電機を支持し、
    前記支持部材の剛性は、前記動力伝達系の固有振動数が、前記風車ブレードの回転数と前記風車ブレードのブレード枚数との積の自然数倍および前記風車ブレードの回転数から外れるよう設定されることを特徴とする請求項に記載の風力発電装置。
  4. 前記動力伝達系は、入力シャフトの回転の形でトルクが入力される増速機を含み、前記アクチュエータは前記増速機の姿勢を制御し、
    前記第2軽減手段はさらに、
    前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの大きさに関連する情報に基づいて、前記入力シャフトの回転の向きにしたがって前記増速機が傾くよう前記アクチュエータを制御する制御部を含むことを特徴とする請求項に記載の風力発電装置。
  5. 前記発電機には入力シャフトの回転の形でトルクが入力され、前記アクチュエータは前記発電機の姿勢を制御し、
    前記第2軽減手段はさらに、
    前記風車ブレードが風を受けることにより生じるトルクの大きさに関連する情報に基づいて、前記入力シャフトの回転の向きにしたがって前記発電機が傾くよう前記アクチュエータを制御する制御部を含むことを特徴とする請求項に記載の風力発電装置。
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