JP5831330B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来、車両に搭載される電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、ケースと、ケース内に収容される複数のバスバーと、を備える。ケースには、ヒューズが装着されるヒューズブロックと、相手側コネクタが装着されるコネクタブロックとが形成されている。ケース内において、ヒューズブロックとコネクタブロックとは、複数のバスバーによって電気的に接続されている。バスバーは、金属板材を所定の形状にプレス加工することにより形成される。
特開2007−43810号公報
しかしながら、上記の構成によると、バスバーをプレス加工する際の金型が必要となる。ヒューズブロックとコネクタブロックとの間の接続経路に設計変更があった場合にバスバーの形状を変更しようとすると、上記の金型も新たに設計し直す必要がある。金型は高価なので、製造コストが増大する。このため、設計変更に対して容易に対応できないため、設計の自由度が低下するという問題がある。
また、上記したようにバスバーは金属板材からなるので可撓性が小さい。このため、ケース内に配された部材と干渉することを避けるために、ケース内で迂回する等、バスバーの配索経路は制約されてしまう。この結果、ヒューズブロックとコネクタブロックとをバスバーで直線的に接続したと仮定した場合に比べて、電気接続箱の質量が重くなってしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、容易に設計変更に対応可能であると共に軽量化された電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、電気接続箱であって、ケースと、前記ケースに配設されると共にヒューズが装着されるヒューズブロックと、前記ケースに配設されると共に相手側コネクタが装着されるコネクタブロックと、前記ケース内に収容された複数の電線と、前記複数の電線の両端部に接続された複数の電線接続端子と、を備え、前記複数の電線のうち一の電線の両端部に接続された一対の前記電線接続端子の一方は前記ヒューズブロックに配され、他方は前記コネクタブロックに配される。
本発明によれば、ヒューズブロックとコネクタブロックとの間の接続経路に設計変更があった場合には、電線の長さ寸法を変更することにより対応することができる。これにより、回路の設計変更に対して容易に対応できるので、設計の自由度を向上させることができる。
また、電線は可撓性を有するので、バスバーに比べて配索経路を自由に設定できる。これにより、ヒューズブロックとコネクタブロックとの間をバスバーで接続する場合に比べて、短い長さで接続することができる。この結果、電気接続箱を軽量化することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記ケース内には、前記複数の電線接続端子を保持する端子保持部材が配されていることが好ましい。
上記の態様によれば、複数の電線接続端子を端子保持部材でまとめて保持することができる。これにより、複数の電線接続端子がまとめられていない状態に比べて、電線接続端子をヒューズブロック又はコネクタブロックに組み付ける際の作業性を向上させることができる。
前記ケース内には、前記複数の電線を保持する電線保持部材が配されていることが好ましい。
上記の態様によれば、電線に振動が伝達された場合でも、電線保持部材で電線が保持されることにより、電線が振動することが抑制される。これにより、電線の周囲に配された部材と電線とが衝突することを抑制することができる。この結果、電線、及び電線の周囲に配された部材が損傷することを抑制できる。
前記端子保持部材と前記電線保持部材とは一体に形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、端子保持部材と電線保持部材とを別部材で構成する場合に比べて、部品点数を削減できる。
前記ケース内には回路基板が収容されており、前記回路基板には複数の基板接続端子が電気的に接続されており、前記複数の基板接続端子は前記ヒューズブロック及び前記コネクタブロックの少なくとも一方に配されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ケース内に収容された回路基板にも、ヒューズブロック及びコネクタブロックの少なくとも一方と接続される回路を形成できるので、電気接続箱の配線密度を向上させることができる。
前記ケース内には、前記複数の基板接続端子と係合して支持することにより、前記複数の基板接続端子に加えられた力を受ける支持部材が配されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ヒューズの挿抜、又は、相手側コネクタの挿抜により、基板接続端子に力が加えられた場合に、この力を支持部材によって受けることができる。これにより、基板接続端子と回路基板との接続部分に力が伝達されることが抑制される。この結果、回路基板と基板接続端子との接続部分に不具合が生じることを抑制できるので、回路基板と基板接続端子との電気的な接続信頼性を向上させることができる。
前記支持部材は、前記複数の電線を保持する電線保持部を備えることが好ましい。
上記の態様によれば、部品点数を増加させることなく、電線を保持することができる。
本発明によれば、電気接続箱につき、容易に設計変更に対応可能にすると共に、軽量化することができる。
図1は本発明の参考形態1に係る電気接続箱を示す側面図である。 図2はケースを外した状態の電気接続箱を示す斜視図である。 図3はケースを外した状態の電気接続箱を示す側面図である。 図4はケースを外した状態の電気接続箱を示す側面図である。 図5はケースを外した状態の電気接続箱を示す平面図である。 図6は電線、電線接続端子、及び端子保持部材を示す平面図である。 図7は電線、電線接続端子、及び端子保持部材を示す側面図である。 図8はヒューズブロックに収容された雌端子を示す断面図である。 図9は本発明の実施形態1に係る電線、端子保持部材、及び電線保持部材を示す斜視図である。 図10は電線、端子保持部材、及び電線保持部材を示す平面図である。 図11は図10におけるA−A線断面図である。 図12は電線、端子保持部材、及び電線保持部材を示す平面図である。 図13は本発明の参考形態2に係る電気接続箱のケースを外した状態を示す斜視図である。 図14は下側回路基板と上側回路基板とを示す斜視図である。 図15は下側回路基板を示す斜視図である。 図16は下側ヒューズブロックに配設される部品を示す分解斜視図である。 図17は支持部材を示す正面図である。 図18は支持部材を示す側面図である。 図19は下側ヒューズブロックを示す側面図である。 図20は図19におけるB−B線断面図である。 図21は下側ヒューズブロックを示す背面図である。 図22は図21におけるC−C線断面図である。 図23は図21におけるD−D線断面図である。 図24は下側ヒューズブロックを示す側面図である。 図25は図24におけるE−E線断面図である。 図26は電線保持部に電線が保持された状態を示す断面図である。
参考形態1
本発明の参考形態1を、図1ないし図8を参照しつつ説明する。本形態に係る電気接続箱10は、図示しない車両に搭載されて、電源(図示せず)から負荷(図示せず)へ供給される電流に対し、通電及び断電を実行する。図1及び図2に示すように、電気接続箱10は、合成樹脂製のケース11と、ケース11内に収容された複数の電線12と、を備える。
図3に示すように、ケース11には、図示しない電源と電気的に接続される電源コネクタ13が配設されている。電源コネクタ13にはバスバー14が配設されている。バスバー14は金属板材を所定の形状にプレス加工することにより形成される。
図1に示すように、ケース11には、合成樹脂製のヒューズブロック15が配設されている。ヒューズブロック15には外方に開口したヒューズ装着部16が形成されている。ヒューズ装着部16には、図示しないヒューズが装着及び離脱可能になっている。
また、図4に示すように、ケース11には、合成樹脂製のコネクタブロック17が配設されている。コネクタブロック17は外方に開口するフード部18が形成されている。フード部18には、図示しない相手側コネクタが装着及び離脱可能になっている。
図3に示すように、ケース11内には回路基板19が収容されている。回路基板19は、下側に位置する下側回路基板19Aと、上側に位置する上側回路基板19Bとを備える。下側回路基板19Aと、上側回路基板19Bとは、ケース11内において、上下方向に間隔を空けて収容されている。下側回路基板19A及び上側回路基板19Bには、プリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。導電路にはリレー、抵抗等の電子部品20が接続されている。下側回路基板19Aの導電路と、上側回路基板19Bの導電路とは、細長い板状をなす中継端子21によって電気的に接続されている。
ヒューズブロック15は、下側回路基板19Aに取り付けられた下側ヒューズブロック15Aと、上側回路基板19Bに取り付けられた上側ヒューズブロック19Bと、を備える。また、コネクタブロック17は、下側回路基板19Aに取り付けられた下側コネクタブロック17Aと、上側回路基板19Bに取り付けられた上側コネクタブロック17Bと、を備える。
図2及び図5に示すように、上側ヒューズブロック15Bと上側コネクタブロック17Bとは、複数の電線12で電気的に接続されている。図6に示すように、各電線12の端末には、電線接続端子22が接続されている。
図7に示すように、上側ヒューズブロック15Bに配される電線接続端子22は接続筒部23を有する雌端子24とされている。雌端子24には、接続筒部23に連なると共に電線12の芯線(図示せず)に圧着されるワイヤーバレ25ルと、芯線の外周に形成された絶縁被覆に圧着されるインシュレーションバレル26と、を備える。
図8に示すように、雌端子24は、上側ヒューズブロック15Bに形成されたキャビティ27内に収容されている。キャビティ27内には、ランス28が形成されている。このランス28が雌端子24の接続筒部23の壁面に形成された係止孔と係合することにより、雌端子24が抜け止めされている。雌端子24の接続筒部23内には、ヒューズのリード端子(図示せず)が挿入されて、ヒューズと雌端子24とが電気的に接続される。
一方、図6に示すように、上側コネクタブロック17Bに配される電線接続端子22は、雄端子29とされている。図7に示すように、複数の雄端子29は、合成樹脂製の端子保持部材30によって、上下二段に並んで保持されている。雄端子29は、端子保持部材30に形成されたキャビティ(図示せず)内に配されて、キャビティ内に形成されたランス(図示せず)と係合することにより抜け止めされるようになっている。雄端子29と端子保持部材30との係合構造は、雌端子24と上側ヒューズブロック15Bとの係合構造と略同じなので、詳細な説明を省略する。
図4に示すように、端子保持部材30は、上側コネクタブロック17Bの奥壁32に形成された開口部31に嵌り込んで、奥壁32の一部を形成するようになっている。雄端子29には、相手側コネクタに配された雌端子24(図示せず)が接続される。
(本形態の作用、効果)
続いて、本形態の作用、効果について説明する。本形態によれば、上側ヒューズブロック15Bと、上側コネクタブロック17Bとは、複数の電線12によって電気的に接続されている。これにより、上側ヒューズブロック15Bと上側コネクタブロック17Bとの間の接続経路に設計変更があった場合には、電線12の長さ寸法を変更することにより対応することができる。この結果、回路の設計変更に対して容易に対応できるので、設計の自由度を向上させることができる。
また、電線12は可撓性を有するので、バスバー14に比べて配索経路を自由に設定できる。これにより、上側ヒューズブロック15Bと上側コネクタブロック17Bとの間をバスバー14で接続する場合に比べて、短い長さで接続することができる。この結果、電気接続箱10を軽量化することができる。
また、上側ヒューズブロック15Bと上側コネクタブロック17Bとの間をバスバー14で接続する場合、バスバー14を形成するための金属板材のロスが大きく、材料コストが増大するという問題があった。これに対して本形態のように、上側ヒューズブロック15Bと上側コネクタブロック17Bとの間を電線12で接続すると、金属板材を用いなくてもよいので材料コストと低減させることができる。
また、本形態によれば、ケース11内には、複数の雄端子29を保持する端子保持部材30が配されている。これにより、複数の雄端子29を端子保持部材30によって、まとめて保持することができる。この結果、複数の電線接続端子22がまとめられていない状態に比べて、電線接続端子22を上側コネクタブロック17Bに組み付ける際の作業性を向上させることができる。
実施形態1
次に、本発明の実施形態1を、図9ないし図12を参照しつつ説明する。本実施形態においては、コネクタブロック17に配される雄端子50(電線接続端子の一例)と、電線12の芯線とは、はんだ付け、ロウ付け、又は溶接により接続されている。図9及び図10に示すように、雄端子50は、角柱状をなす端子保持部材30を貫通した状態で端子保持部材51に保持されている。
また、複数の電線12のうち、雄端子50が接続された側の端部は、電線保持部材52によって保持されている。電線12は、電線保持部材52に形成された溝53の内部に嵌入することにより、電線保持部材52に保持されている。
本実施形態においては、電線保持部材52と端子保持部材51とは一体に形成されている。詳細には、角柱状をなす端子保持部材51の両端縁と、同じく角柱状をなす電線保持部材52の両端縁とが、連結部56により連結されている。これにより、上方から見て、端子保持部材51、電線保持部材52、及び連結部56は、略長方形状の枠状をなしている。
一方、図9及び図10に示すように、本実施形態においては、複数の電線12のうちヒューズブロック15に配される側の端部に接続された電線接続端子54は、電線12の芯線と、はんだ付け、ロウ付け、又は溶接により接続されている。電線接続端子54の先端は、二股に分かれた一対の挟持部55とされる。この挟持部55の間に、ヒューズのリード端子(図示せず)が挿入されて、ヒューズと音叉端子とが電気的に接続される。
本実施形態においては、複数の電線接続端子54は端子保持部材51に横並び状に保持されている。また、複数の電線12のうち、電線接続端子54が接続された端部は、電線保持部材52によって保持されている。そして、端子保持部材51の両端部と、電線保持部材52の両端部とは、連結部56によって連結されており、上方から見て略長方形状の枠状に形成されている。
図11に示すように、電線12は、電線保持部材52に形成された溝53内に嵌入されることにより保持されている。これにより、図12に示すように、雌端子24は、上下二段に並んで配されている。なお、溝53の上下方向に高さ位置は、全ての電線12について同じでもよく、また、所定の電線12については異なる位置に設ける構成としてもよい。
上記以外の構成については、参考形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、ケース11内には、複数の電線12を保持する電線保持部材52が配されている。これにより、車両の振動が電線12に振動が伝達された場合でも、電線保持部材52で電線12が保持されることにより、電線12が振動することが抑制される。これにより、電線12の周囲に配された部材と電線12とが衝突することを抑制することができる。この結果、電線12、及び電線12の周囲に配された部材が損傷することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、端子保持部材51と電線保持部材52とは一体に形成されている。これにより、端子保持部材51と電線保持部材52とを別部材で構成する場合に比べて、部品点数を削減できる。
参考形態2
次に、本発明の参考形態2を、図13ないし図26を参照しつつ説明する。図13及び図14に示すように、本形態に係る回路基板70は、上下に間隔を空けて積層された下側回路基板70Aと、上側回路基板70Bと、を備える。下側回路基板70A、及び上側回路基板70Bにはプリント配線技術により図示しない導電路が形成されている。導電路には、リレー、抵抗等の電子部品20が接続されている。下側回路基板70Aの導電路と、上側回路基板70Bの導電路とは、細長い板状をなす中継端子71によって電気的に接続されている。
図14に示すように、ヒューズブロック72は、下側回路基板70Aに接続される下側ヒューズブロック72Aと、上側回路基板70Bに接続される上側ヒューズブロック72Bと、を備える。また、コネクタブロック73は、下側回路基板70Aに接続される下側コネクタブロック73Aと、上側回路基板70Bに接続される上側コネクタブロック73Bと、を備える。
下側コネクタブロック73Aの奥壁74には、下側基板接続端子75A(基板接続端子の一例)が、奥壁74を貫通して配設されている。奥壁74を貫通した端部は、下方に曲げられて下側回路基板70Aの導電路に、半田付け等により接続されている。また、同様に、上側コネクタブロック73Bの奥壁74には、上側基板接続端子75B(基板接続端子の一例)が、奥壁74を貫通して配設されている。奥壁74を貫通した端部は、下方に曲げられて上側回路基板70Bの導電路に、半田付け等により接続されている。
上側ヒューズブロック72Bの奥壁86には、上側基板接続端子75B(基板接続端子の一例)が、奥壁86を貫通して配設されている。奥壁86を貫通した端部は、下方に曲げられて上側回路基板70Bの導電路に、半田付け等により接続されている。
図15及び図16に示すように、下側ヒューズブロック72Aの奥壁86には、下側基板接続端子75A(基板接続端子の一例)が、奥壁86を貫通して配設されている。奥壁86を貫通した端部は、下方に曲げられて下側回路基板70Aの導電路に、半田付け等により接続されている。また、下側ヒューズブロック72Aには、電線12の端末に接続された電線接続端子22(雌端子85)が配設されている。
図16に示すように、下側ヒューズブロック72Aには、下側ヒューズブロック72Aに配された下側基板接続端子75Aと係合して、支持する合成樹脂製の支持部材76が取り付けられている。図17及び図18に示すように、支持部材76は、基部77と、基部77から上方に延びる複数の棒状をなす係止部78と、を備える。係止部78は、図22に示すように、下側ヒューズブロック72Aに上下方向に延びて形成された挿通孔79内に挿入される。図19及び図20に示すように、挿通孔79内に挿入された係止部78は、下側基板接続端子75Aに形成された係止凹部80と係合することにより、ヒューズの挿抜時に、下側基板接続端子75Aに加えられる力を受けるようになっている。
図17及び図18に示すように、支持部材76の基部77には、複数の電線12を保持する複数の電線保持部81が並んで形成されている。図26に示すように、電線保持部81は、基部77から外方に突出する突出部82と、この突出部82の先端から両側方に延設された一対の延設部83と、この延設部83の先端から基部77に向かって突出された返し部84と、を備える。
図26に示すように、電線12は、基部77と、突出部82と、延設部83と、返し部84との間に囲まれた空間内に保持されることで、電線保持部81に保持されるようになっている。電線12は、返し部84と当接することにより、電線保持部81から抜け出ることが規制されるようになっている。電線保持部81の大きさは、電線12の太さに応じて適宜に設定しうる。
図23及び図25に示すように、電線12の端部には雌端子85(電線接続端子の一例)が圧着されている。雌端子85は下側ヒューズブロック72Aの内部に配されている。電線12は、側方から見てクランク状に曲げられた状態で、電線保持部81によって保持されている。
上記以外の構成については、参考形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
形態によれば、ケース11内には、複数の下側基板接続端子75Aと係合して支持することにより、複数の下側基板接続端子75Aに加えられた力を受ける支持部材76が配されている。これにより、ヒューズの挿抜により、下側基板接続端子75Aに力が加えられた場合に、この力を支持部材76によって受けることができる。この結果、下側基板接続端子75Aと下側回路基板70Aとの接続部分に力が伝達されることが抑制される。この結果、下側回路基板70Aと下側基板接続端子75Aとの接続部分に不具合が生じることを抑制できるので、下側回路基板70Aと下側基板接続端子75Aとの電気的な接続信頼性を向上させることができる。
また、本形態によれば、支持部材76は、複数の電線12を保持する電線保持部81を備える。これにより、部品点数を増加させることなく、電線12を保持することができる。電線12が電線保持部81により保持されることで、車両の振動が電線12に伝達された場合でも、電線12が振動することを抑制できる。この結果、電線12が、周囲の部材、又は周囲に位置する電線12と衝突することを抑制できる。これにより、電線12が、周囲の部材、又は周囲に位置する電線12と衝突することによる異音の発生や、電線12の破損を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)電線12としては、撚り線、単芯線、エナメル線等、必要に応じて任意の電線12を適宜に選択できる。撚り線としては、銅線、すずめっき銅線、はんだめっき銅線等、必要に応じて任意の撚り線を適宜に選択できる。
(2)参考形態1において、コネクタブロック17に配される電線接続端子22は、雌端子としてもよい。
(3)実施形態1において、電線保持部材52、及び端子保持部材51は、ヒューズブロック15に対して着脱可能な構成としてもよい。また、電線保持部材52、及び端子保持部材51は、コネクタブロック17に対して着脱可能な構成としてもよい。
(4)参考形態2においては、支持部材76は下側ヒューズブロック72Aに配される構成としたが、これに限られず、下側コネクタブロック73Aに配された下側基板接続端子75Aを支持する構成としてもよい。

(5)また、支持部材76は、上側ヒューズブロック72Bに配される構成としてもよく、また、上側コネクタブロック73Bに配される構成としてもよい。
10…電気接続箱
11…ケース
12…電線
15,72…ヒューズブロック
17,73…コネクタブロック
19…回路基板
22…電線接続端子
30,51…端子保持部材
52…電線保持部材
75A,75B…基板接続端子
76…支持部材
81…電線保持部

Claims (4)

  1. ケースと、
    前記ケースに配設されると共にヒューズが装着されるヒューズブロックと、
    前記ケースに配設されると共に相手側コネクタが装着されるコネクタブロックと、
    前記ケース内に収容された複数の電線と、
    前記複数の電線の両端部に接続された複数の電線接続端子と、
    前記ケース内に配されると共に前記複数の電線接続端子を保持する端子保持部材と、
    前記ケース内に配されると共に前記複数の電線を保持する電線保持部材と、を備え、
    前記複数の電線のうち一の電線の両端部に接続された一対の前記電線接続端子の一方は前記ヒューズブロックに配され、他方は前記コネクタブロックに配され
    前記端子保持部材と前記電線保持部材とは一体に形成されている電気接続箱。
  2. 前記ケース内には回路基板が収容されており、前記回路基板には複数の基板接続端子が電気的に接続されており、前記複数の基板接続端子は前記ヒューズブロック及び前記コネクタブロックの少なくとも一方に配されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ケース内には、前記複数の基板接続端子と係合して支持することにより、前記複数の基板接続端子に加えられた力を受ける支持部材が配されている請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記支持部材は、前記複数の電線を保持する電線保持部を備える請求項3に記載の電気接続箱。
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