JP5829983B2 - デリバリパイプの成形方法 - Google Patents

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本発明は、燃料を複数のインジェクタに分配する樹脂製のデリバリパイプを射出成形するデリバリパイプの成形方法に関する。
従来、燃料分配管とも呼ばれるデリバリパイプは、燃料通路を有するパイプ本体部と、パイプ本体部の燃料通路に導入された燃料を複数のインジェクタに分配する燃料供給口を有する複数のインジェクタ取付部とを備える。デリバリパイプのキャビティを形成する成形型は、燃料通路を形成する燃料通路用中子と、燃料供給口を形成する燃料供給口用中子と備えている。その成形型を用いてデリバリパイプが射出成形されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−44594号公報
デリバリパイプの射出成形時において、成形品であるデリバリパイプ10の形状が原因(後述する)で、インジェクタ取付部の基端部すなわち両中子の型合わせ面の周辺部にガス溜まり(ガスポケット)が発生しやすい。したがって、インジェクタ取付部の基端部の内壁面における転写性及び面粗さが悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、インジェクタ取付部の基端部の内壁面における転写性及び面粗さを向上することのできるデリバリパイプの成形方法を提供することにある。
第1の発明は、燃料通路を有するパイプ本体部と、パイプ本体部の燃料通路に導入された燃料を複数のインジェクタに分配する燃料供給口を有する複数のインジェクタ取付部とを備える樹脂製のデリバリパイプを射出成形するデリバリパイプの成形方法であって、デリバリパイプのキャビティを形成する成形型において、燃料通路を形成する燃料通路用中子、及び、燃料供給口を形成する燃料供給口用中子の少なくとも一方の中子には、他方の中子に当接される型合わせ面に開口するガス抜き通路が形成され、ガス抜き通路が形成された中子を備える成形型を用いてデリバリパイプを射出成形する。この構成によると、射出成形時において、両中子の型合わせ面の周辺部に溜まろうとするガスを、両中子の型合わせ面の間に存在する隙間から、両中子の少なくとも一方の中子に形成されたガス抜き通路を介して抜くすなわち排出することができる。これにより、インジェクタ取付部の基端部の内壁面における転写性及び面粗さを向上することができる。ひいては、デリバリパイプの品質を向上することができる。
また、両中子の型合わせ面の周辺部における断熱圧縮によるガスの温度上昇に起因する樹脂ヤニの発生及び蓄積を防止することができる。また、型開き時には、両中子の型合わせ面が開放されるため、両中子の型合わせ面の間に生成された樹脂バリ及び樹脂ヤニを容易に除去することができる。したがって、樹脂ヤニ、樹脂バリ等の付着物の蓄積によるインジェクタ取付部の基端部の内壁面における転写性及び面粗さの低下を防止することができる。これとともに、両中子の洗浄回数を削減し、生産性を向上するとともに製造コストを低減することができる。また、ガス抜き通路を型合わせ面に開口することによって、ガス抜き通路をキャビティに開口する場合と異なり、ガス抜き通路の開口端部内に樹脂バリが生成されることがない。
第2の発明は、第1の発明において、ガス抜き通路が形成された中子には、該ガス抜き通路の通路断面積よりも大きい開口面積をもって型合わせ面に開口する開口凹部が形成されている。したがって、両中子の型合わせ面相互の接触面積を減少し、両中子の型合わせ面の間における樹脂バリ及び樹脂ヤニの生成を低減することができる。また、開口凹部を除いたガス抜き通路の通路長さを短縮することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、燃料供給口用中子に形成されるガス抜き通路は、型合わせ面の中央部に開口しかつ該中子の軸線に対して傾斜する直線状に形成されている。したがって、例えば、燃料供給口用中子の中心部に形成された冷却回路と干渉しないように、直線状のガス抜き通路を形成することができる。
実施形態1にかかるデリバリパイプを示す断面図である。 デリバリパイプを示す下面図である。 成形型を示す断面図である。 成形型の要部を示す断面図である。 燃料供給口用中子を示す上面図である。 実施形態2にかかる成形型の要部を示す断面図である。 図6のVII−VII線矢視断面図である。 実施形態3にかかる成形型の要部を示す断面図である。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態では、例えば、直列3気筒の内燃機関(エンジン)に使用されるデリバリパイプの成形方法について例示する。説明の都合上、デリバリパイプ、成形型を説明した後で成形方法について説明する。図1はデリバリパイプを示す断面図、図2は同じく下面図である。なお、説明の都合上、図1の断面図を基準としてデリバリパイプの上下左右を定める。
図1に示すように、デリバリパイプ10は、樹脂製で、主体をなすパイプ本体部11と、パイプ本体部11の軸方向(図1において左右方向)に所定間隔を隔てて配列された3つのインジェクタ取付部12とを有している。インジェクタ取付部12は、パイプ本体部11から径方向(図1において下方)へ突出されており、インジェクタ(図示省略)を取付可能となっている。パイプ本体部11の内周面は、基端部(図1において左端部)から先端部(図1において右端部)に向かって細くなるテーパ状に形成されている。また、パイプ本体部11の外周面はストレート状に形成されている。また、パイプ本体部11内には、その先端部(図1において右端部)が閉鎖された燃料通路14が形成されている。また、パイプ本体部11の基端部すなわち開口端部(図1において左端部)には、内燃機関における燃料供給系の配管部材(図示省略)が接続可能になっている。
前記各インジェクタ取付部12内には、前記燃料通路14に連通する燃料供給口16が形成されている。また、インジェクタ取付部12の基端部内には、開口孔18を有する仕切壁17が形成されている(図2参照)。開口孔18は、燃料供給口16における燃料通路14側の開口端部に相当する。また、開口孔18は、左右方向を長くする長細孔で形成されている。なお、仕切壁17の開口孔18は、必要な開口面積を確保できればよく、長細孔の他、丸孔、半円孔、楕円孔、角孔、異形孔等の形状でもよい。また、仕切壁17は、例えば、燃料の流量と燃料通路14への圧力変動の伝達を規制するとともに、インジェクタに装着されたOリング(図示省略)の脱落を防止する。
次に、前記デリバリパイプ10の成形型について説明する。図3は成形型を示す断面図である。説明の都合上、デリバリパイプ10の上下左右に準じて成形型の上下左右を定める。その成形型における方位は、説明の便宜上、設定するものであり、成形型の配置方向を限定するものではない。
図3に示すように、成形型20は、固定型22と可動型24と燃料通路用中子26と3本の燃料供給口用中子28とを備えており、それらの型締めによって前記デリバリパイプ10(図1参照)のキャビティ21を形成する。
前記固定型22及び前記可動型24は、前記デリバリパイプ10(図1参照)のパイプ本体部11及び各インジェクタ取付部12の外表面を成形するものである。すなわち、固定型22は、上型に相当し、その下面側にパイプ本体部11の上半部の外表面に対応する成形面を有している。また、固定型22には、キャビティ21に連通するゲート23が設けられている。また、可動型24は、下型に相当し、固定型22に対して上下方向に型合せ及び型開き可能となっている。可動型24は、その上面側にパイプ本体部11の下半部の外表面及び各インジェクタ取付部12の外表面に対応する成形面を有している。
前記燃料通路用中子26は、前記デリバリパイプ10(図1参照)の燃料通路14の内壁面を成形するもので、丸棒状でかつ先細りテーパ状に形成されている。また、前記燃料供給口用中子28は、デリバリパイプ10の燃料供給口16の内壁面を成形するもので、段付円柱状に形成されている。また、燃料供給口用中子28の先端部(上端部)には、デリバリパイプ10の仕切壁17の開口孔18を成形する凸部30が突出されている。
次に、デリバリパイプ10の射出成形時においてキャビティ21の内のガス、とくにインジェクタ取付部12に対応するキャビティ部分におけるガスを排出するための前記成形型20のガス抜き構造について説明する。図4は成形型の要部を示す断面図、図5は燃料供給口用中子を示す上面図である。
図4に示すように、デリバリパイプ10のインジェクタ取付部12の下端部に対応するキャビティ部分は、可動型24の中子嵌合孔(符号、25を付す)と、その中子嵌合孔25に嵌合する燃料供給口用中子28の大径軸部29との嵌合面の間に存在する環状の隙間を介して外部(大気)に開放されている。また、燃料供給口用中子28の凸部30の上端面(先端面)31と、その凸部30の上端面31に対応する燃料通路用中子26の下側面27とは、相互に当接いわゆる型合わせされる型合せ面となっている。このため、凸部30の上端面31を型合わせ面31(上端面と同一符号を付す)といい、燃料通路用中子26の下側面27を型合わせ面(下側面と同一符号を付す)という。
前記燃料供給口用中子28には、前記燃料通路用中子26に当接される型合わせ面31に開口する直線状のガス抜き通路34が形成されている。ガス抜き通路34の下端部は、外部(大気)に開放されている。また、凸部30の型合わせ面31には、ガス抜き通路34の通路断面積よりも大きい開口面積の有底横長四角形穴状の開口凹部35が形成されている。なお、開口凹部35は、例えば切削加工により形成されている。
図5に示すように、前記凸部30の型合わせ面31は、前記開口凹部35の形成によって横長四角枠状に形成されている。凸部30の型合わせ面31には、左右方向方向及び前後方向に横切るベント溝36が形成されている。ベント溝36は、樹脂材料は通さない又はほとんど通さないが、ガスは通す深さ(例えば10〜20μm程度の深さ)で形成されている。なお、ベント溝36は、例えば研削加工により形成されている。
図4に示すように、前記燃料供給口用中子28の中心部には、直線状の冷却回路40が形成されている。冷却回路40は、冷却液(例えば冷却水)を流すための通路で、有天中空円筒状に形成されている。このため、ガス抜き通路34は、冷却回路40と干渉しないように、凸部30の型合わせ面31の中央部すなわち開口凹部35内に開口しかつ燃料供給口用中子28の軸線に対して傾斜する直線状に形成されている。なお、ガス抜き通路34及び冷却回路40は、例えばドリル等による穴あけ加工により形成されている。
次に、前記成形型20を用いてデリバリパイプ10を射出成形する成形方法について説明する。
図3に示すように、固定型22に可動型24を型合せした状態で、両型22,24による成形空間部内に燃料通路用中子26が挿入される。また、可動型24に燃料供給口用中子28がそれぞれ挿入され、その燃料供給口用中子28の凸部30の型合わせ面31が燃料通路用中子26の型合わせ面27に当接すなわち型合わせされる(図4参照)。このようにして、型締めされた固定型22、可動型24、燃料通路用中子26及び各燃料供給口用中子28により、デリバリパイプ10を成形するキャビティ21が形成される。そして、固定型22のゲート23(図3参照)からキャビティ21内に樹脂材料(溶融樹脂)が射出されることにより、デリバリパイプ10が射出成形される。また、射出成形された樹脂材料の冷却後において、各燃料供給口用中子28及び燃料通路用中子26が抜き出され、可動型24が型開きされることによって、成形品であるデリバリパイプ10が取出される。
ところで、前記成形型20(図4参照)によるデリバリパイプ10の射出成形時において、ゲート23(図3参照)から射出された樹脂材料は、燃料供給口用中子28の先端部(上端部)において分流された後、反ゲート側(図4において右側)で合流する。このとき、樹脂材料の合流部により上下に分断された閉鎖空間が形成される。合流部よりも下側の閉鎖空間は、可動型24の中子嵌合孔25と燃料供給口用中子28の大径軸部29との嵌合面の間に存在する環状の隙間を介して外部(大気)に開放されているため、閉鎖空間に溜まろうとするガスは外部へ外部(大気)に抜け出ることができる。
一方、樹脂材料の合流部よりも上側(燃料供給口用中子28の凸部30の周辺部すなわち燃料通路用中子26と燃料供給口用中子28との型合わせ面の周辺部)の閉鎖空間は、従来では密閉空間となってしまうため、ガス溜まりが発生し、インジェクタ取付部12の基端部の内壁面における転写性及び面粗さが低下する。この現象は、成形品であるデリバリパイプ10の形状が原因である。
しかし、本実施の形態によると、燃料供給口用中子28に開口凹部35を含むガス抜き通路34が形成されている。このため、樹脂材料の合流部よりも上側の閉鎖空間(燃料通路用中子26と燃料供給口用中子28との型合わせ面の周辺部の空間)に溜まろうとするガスは、成形型20の両中子26,28の型合わせ面27,31の間に存在する隙間(ベント溝36を含む)から、燃料供給口用中子28の開口凹部35を含むガス抜き通路34を介して外部(大気)に抜け出ることができる。
前記デリバリパイプ10の成形方法によると、射出成形時において、両中子26,28の型合わせ面27,31の周辺部に溜まろうとするガスを、両中子26,28の型合わせ面27,31の間に存在する隙間(ベント溝36を含む)から、燃料供給口用中子28に形成されたガス抜き通路34(開口凹部35を含む)を介して抜くすなわち排出することができる。これにより、インジェクタ取付部12の基端部の内壁面すなわち仕切壁17の開口孔18の孔縁部における転写性及び面粗さを向上することができる。ひいては、デリバリパイプ10の品質を向上することができる。
また、本実施形態では、燃料供給口用中子28の凸部30の型合わせ面31にベント溝36が形成されているので、両中子26,28の型合わせ面27,31の周辺部に溜まろうとするガスを、ガス抜き通路34の開口凹部35へ速やかに抜くことができる。なお、ベント溝36は、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
また、両中子26,28の型合わせ面27,31の周辺部における断熱圧縮によるガスの温度上昇に起因する樹脂ヤニの発生及び蓄積を防止することができる。また、型開き時には、両中子26,28の型合わせ面27,31が開放されるため、両中子26,28の型合わせ面27,31の間に生成された樹脂バリ及び樹脂ヤニを容易に除去することができる。したがって、樹脂ヤニ、樹脂バリ等の付着物の蓄積によるインジェクタ取付部12の基端部の内壁面(仕切壁17の開口孔18の孔縁部)における転写性及び面粗さの低下を防止することができる。これとともに、両中子26,28の洗浄回数を削減し、生産性を向上するとともに製造コストを低減することができる。また、ガス抜き通路34を燃料供給口用中子28の凸部30の型合わせ面31に開口することによって、ガス抜き通路34をキャビティ21に開口する場合と異なり、ガス抜き通路34の開口端部内に樹脂バリが生成されることがない。
また、ガス抜き通路34が形成された燃料供給口用中子28には、ガス抜き通路34の通路断面積よりも大きい開口面積をもって型合わせ面31に開口する開口凹部35が形成されている。したがって、両中子26,28の型合わせ面27,31相互の接触面積を減少し、両中子26,28の型合わせ面27,31の間における樹脂バリ及び樹脂ヤニの生成を低減することができる。また、開口凹部35を除いたガス抜き通路34の通路長さを短縮することができる。
また、燃料供給口用中子28に形成されるガス抜き通路34は、型合わせ面31の中央部に開口しかつ該中子28の軸線に対して傾斜する直線状に形成されている。したがって、例えば、燃料供給口用中子28の中心部に形成された冷却回路40と干渉しないように、直線状のガス抜き通路34を形成することができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図6は成形型の要部を示す断面図、図7は図6のVII−VII線矢視断面図である。
図7に示すように、本実施形態は、実施形態1における燃料供給口用中子28を前後方向に二分割している。両分割体28A,28Bの分割面には、ガス抜き通路34(開口凹部35を含む)の半割状の溝部及び冷却回路40の半割状の溝部がそれぞれ形成されている(図6参照)。そして、両分割体28A,28Bの分割面同士が接着等により結合されている。本実施形態によると、ガス抜き通路34の設計の自由度を増大することができる。このため、例えば、ガス抜き通路34を、冷却回路40を迂回するように複数の曲がり角を有する折れ線状に形成することができる(図6参照)。
[実施形態3]
本発明の実施形態3を説明する。本実施形態は、前記実施形態1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図8は成形型の要部を示す断面図である。
図8に示すように、本実施形態は、実施形態1における燃料供給口用中子28における開口凹部35を省略し、ガス抜き通路34の上端開口部を凸部30の型合わせ面31に直接的に開口したものである。また、ガス抜き通路34が、前記ゲート23(図3参照)から離れた部位すなわちガス溜りが発生しやすい反ゲート側(図8において右側)に配置されている。このため、ガス抜き通路34をゲート側(図8において左側)に配置する場合よりも、両中子26,28の型合わせ面27,31の周辺部に溜まろうとするガスを速やかに抜くことができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、ガス抜き通路34は、燃料通路用中子26に設けることもできる。また、ガス抜き通路34の開口凹部35は、横長四角形状に限らず、有底円形穴状、その他の多角形状等でもよい。
10…デリバリパイプ
11…パイプ本体部
12…インジェクタ取付部
14…燃料通路
16…燃料供給口
20…成形型
21…キャビティ
26…燃料通路用中子
27…型合わせ面
28…燃料供給口用中子
31…型合わせ面
34…ガス抜き通路
35…開口凹部

Claims (3)

  1. 燃料通路を有するパイプ本体部と、
    前記パイプ本体部の燃料通路に導入された燃料を複数のインジェクタに分配する燃料供給口を有する複数のインジェクタ取付部と
    を備える樹脂製のデリバリパイプを射出成形するデリバリパイプの成形方法であって、
    前記デリバリパイプのキャビティを形成する成形型において、前記燃料通路を形成する燃料通路用中子、及び、前記燃料供給口を形成する燃料供給口用中子の少なくとも一方の中子には、他方の中子に当接される型合わせ面に開口するガス抜き通路が形成され、
    前記ガス抜き通路が形成された中子の内部には、冷却液を流すための冷却回路が形成され、
    前記ガス抜き通路及び前記冷却回路が形成された中子を備える前記成形型を用いて前記デリバリパイプを射出成形する
    ことを特徴とするデリバリパイプの成形方法。
  2. 請求項1に記載のデリバリパイプの成形方法であって、
    前記ガス抜き通路が形成された中子には、該ガス抜き通路の通路断面積よりも大きい開口面積をもって前記型合わせ面に開口する開口凹部が形成されていることを特徴とするデリバリパイプの成形方法。
  3. 請求項1又は2に記載のデリバリパイプの成形方法であって、
    前記燃料供給口用中子に形成される前記ガス抜き通路は、型合わせ面の中央部に開口しかつ該中子の軸線に対して傾斜する直線状に形成されていることを特徴とするデリバリパイプの成形方法。
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