JP5829188B2 - マッシュアップ地図作成システム - Google Patents

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本発明は地図情報を提供するウェブ上のサービスを活用し、前記地図情報に関連した様々な情報を提供する地図関連情報オブジェクトを作成し、両者を統合して表示するマッシュアップ地図作成システムに関する。
ウェブの利用拡大に伴い、Google や Yahoo、 或いはMicrosoft社などウェブのポータルサイトなどでの地図情報の検索、表示サービス提供が普及してきた。また、これらのサービスは、他のサービスの中でも地図関連サービス機能を活用できるよう、他のサービスからの機能呼び出し手順(API)を公開している。このAPIにより、別のソフトウェアでも、提供された地図情報に対し、独自の情報を付加し、両者を統合して表示(マッシュアップ)することが可能となっている。
このようなマッシュアップ地図作成システムに関する技術として特許文献1〜2の技術が知られている。
特許公開2010−267302 特許公開2008−225468
平成23年の東日本大震災では、広範な被災地に対し、多数の救助隊、医療班、支援ボランティアなどが支援活動を行った。支援を行う際は、被災地のあちこちに散在する被災者の位置を把握する必要があり、適切な地図情報の整備の重要性が認識された。即ち、刻々と変化する被災地の種々の状況を速やかに地図上に反映させること、多くの救助隊や医療班、ボランティア間で、可能な限り最新の状況を反映した地図情報を共有することが、効果的な支援活動に必須であることが認識されてきた。これらを実現することは、紙の地図では不可能であった。多数の団体や職種の人間が、普及して来ている地図情報の検索、表示サービスを活用し、この地図に関連付けて情報を登録/更新し、両者をマッシュアップして共有する、マッシュアップ地図作成システムの提供が望まれている。
特許文献1のマッシュアップ地図作成システムでは、物流分野で、地図情報と、配送中の荷物の位置情報や経路情報をマッシュアップして端末に表示するシステムである。この文献のシステムでは、地図に関連する情報としては、荷物の位置情報や配送の経路情報に限定されており、多数の支援者による多種多様な関連情報の提供、共有は不可能であり、あくまで物流に限定された利用形態である。
また、特許文献2のマッシュアップ地図作成システムでは、地図提供サービスから得られたベースマップレイヤーに、様々な地図関連情報を提供する地図上位レイヤーをマッシュアップするに際し、各レイヤーにパーマリンクを作成して、いわゆるリンク切れが起こらないようにしたマッシュアップ地図作成システムである。地図関連情報は、その情報自体ではなく、その情報を含むレイヤーを単位として行われている。このため、日時、作成者、情報の種類などが異なる多種多様な情報オブジェクトを個々に記録/共有し、これらの記録情報を検索して必要な情報のみを抽出した後マッシュアップ表示するといった、災害支援に必要な機能を提供するものではなかった。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、地図提供サービスから得られたベースマップレイヤーに、様々な地図関連情報を提供する地図関連情報オブジェクト表示レイヤーをマッシュアップするに際し、日時、作成者、情報の種類などが異なる多種多様な地図関連情報オブジェクトを、それ自体として個々に記録/共有し、これらの地図関連情報オブジェクト記録を複合的に検索して、必要な地図関連情報オブジェクトのみを抽出した後、マッシュアップ表示を行うマッシュアップ地図作成システムを提供することにある。また、別個の地図システムとも地図関連情報をやり取りし、広範な地図関連情報を効率的に共有することが可能なマッシュアップ地図作成システムを提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載のマッシュアップ地図作成システムは、地図情報を提供するベースマップレイヤーと、前記地図情報に関連した様々な情報を提供する地図関連情報オブジェクトを表示する地図関連情報オブジェクト表示レイヤーとを統合して表示するマッシュアップ地図作成システムであって、
地図情報を提供する地図情報提供サーバーと、地図関連情報オブジェクトに関する情報を提供する地図関連情報オブジェクトサーバーと、ユーザーが操作する端末PCとを備え、
(1)地図情報を提供するサーバーに対して必要な地図情報の送信要求を行う地図情報送信要求手段
(2)前記送信要求に応じて送信されてきた地図情報を受信し、前記ベースマップレイヤーを作成するベースマップレイヤー作成手段
(3)ユーザーの端末に備えられて、地図関連情報オブジェクトを作成する地図関連情報オブジェクト作成手段
(4)ユーザーの端末から地図関連情報オブジェクトサーバーに送信された地図関連情報オブジェクトを記録する地図関連情報オブジェクト記録手段
(5)前記ベースマップレイヤーの表示範囲に含まれる前記地図関連情報オブジェクトを、地図関連情報オブジェクト記録手段より検索し抽出する、地図関連情報オブジェクト検索手段
(6)検索された地図関連情報オブジェクトを、前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーに配置する地図関連情報オブジェクト表示レイヤー作成手段
(7)前記ベースマップレイヤーと前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーを統合表示するマッシュアップ地図表示手段が備えられていることを特徴とする。
また、請求項2記載のマッシュアップ地図作成システムは、請求項1記載の装置において、前記地図関連情報オブジェクト記録手段には、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別の他に、作成や更新、終了の日時、作成者、コメントの内、少なくとも一つを記録する記録領域を有することを特徴とするマッシュアップ地図作成システムとした。
また、請求項3記載のマッシュアップ地図作成システムは、請求項1又は2記載の装置明において、前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、前記地図関連情報オブジェクト記録手段に記録されている、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別、作成や更新、終了の日時、作成者などの内から、任意の組み合わせで検索可能である地図関連情報オブジェクト複合検索手段を有することを特徴とするマッシュアップ地図作成システムとした。
また、請求項4記載のマッシュアップ地図作成システムは、請求項1〜3のいずれか1記載の装置において、前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システム内の地図関連情報記録手段に対しても検索可能な別個地図システム検索手段を有することを特徴とするマッシュアップ地図作成システムとした。
また、請求項5記載のマッシュアップ地図作成システムは、請求項1〜4のいずれか1項記載の装置において、前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システムからの地図関連情報検索要求を受信し、検索結果を送信する別個地図システム検索要求応答手段を有することを特徴とするマッシュアップ地図作成システムとした。
請求項1記載のマッシュアップ地図作成システムでは、上述のように、
(1)地図情報を提供するサーバーに対して必要な地図情報の送信要求を行う地図情報送信要求手段
(2)前記送信要求に応じて送信されてきた地図情報を受信し、前記ベースマップレイヤーを作成するベースマップレイヤー作成手段
(3)前記地図関連情報オブジェクトを作成する地図関連情報オブジェクト作成手段
(4)前記作成された地図関連情報オブジェクトを記録する地図関連情報オブジェクト記録手段
(5)前記ベースマップレイヤーの表示範囲に含まれる前記地図関連情報オブジェクトを、地図関連情報オブジェクト記録手段より検索し抽出する、地図関連情報オブジェクト検索手段
(6)検索された地図関連情報オブジェクトを、前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーに配置する地図関連情報オブジェクト表示レイヤー作成手段
(7)前記ベースマップレイヤーと前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーを統合表示するマッシュアップ地図表示手段
が備えられているので、多数の関係者や機関が種々の地図関連情報を書き込み、それを関係者間で共有することで、効率的な共同作業が可能となるという効果が得られる。
請求項2記載のマッシュアップ地図作成システムでは、上述のように、地図関連情報オブジェクト記録手段には、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別の他に、作成や更新、終了の日時、作成者、コメントの内、少なくとも一つを記録する記録領域を有する構成としたことで、様々な検索条件の設定が可能となり、目的とする地図関連情報オブジェクトを容易に見つけられるようになるという効果が得られる。
請求項3記載のマッシュアップ地図作成システムでは、上述のように、地図関連情報オブジェクト検索手段には、前記地図関連情報オブジェクト記録手段に記録されている、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別、作成や更新、終了の日時、作成者などの内から、任意の組み合わせで検索可能である地図関連情報オブジェクト複合検索手段を有するため、目的とする地図関連情報オブジェクトのみを抽出して表示することが出来るため、求める地図関連情報の発見が容易になるという効果が得られる。
請求項4記載のマッシュアップ地図作成システムでは、上述のように、地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システム内の地図関連情報記録手段に対しても検索可能な別個地図システム検索手段を有する構成としたことで、別の機関が整備している地図システム内の地図関連情報も取得してマッシュアップ表示が可能となり、多数の機関が整備した地図関連情報を共有できることで、低コストでの効率的な共同作業ができるようになるという効果が得られる。
請求項5記載のマッシュアップ地図作成システムでは、上述のように、地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システムからの地図関連情報検索要求を受信し、検索結果を送信する別個地図システム検索要求応答手段を有する構成としたことで、他の機関にも地図関連情報を提供することで、互いに低コストでの効率的な共同作業ができるようになるという効果が得られる。
本発明実施例1のマッシュアップ地図作成システムを示すシステム構成図。端末は多数あるが、2端末のみを表示している。 本発明実施例1のマッシュアップ地図作成システムの内容を示すフローチャートである。 地図情報提供サーバーから得られた情報で作成されたベースマップレイヤーと、地図関連情報オブジェクトサーバーから得られた情報で作成された地図関連情報オブジェクト表示レイヤーのマッシュアップ地図。編集後の地図関連情報オブジェクトの内容は、地図関連情報オブジェクトサーバーに書き戻される。 マッシュアップ地図を用いた、地図関連情報オブジェクトアイコンの表示、新規作成、編集を示す図。 地図関連情報オブジェクトの詳細内容を示す図。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明のマッシュアップ地図作成システムには図1に示すように、地図情報を提供する地図情報提供サーバーと、地図関連情報オブジェクトに関する情報を提供する地図関連情報オブジェクトサーバーが備えられている。ユーザーが操作する端末PCから前記両サーバーにアクセスして情報が必要な地域の地図情報、その地図の表示範囲内の地図関連情報オブジェクトをマッシュアップして端末画面に表示する。地図関連情報オブジェクトを新規作成したり、内容更新、削除などの編集作業を端末PCで行ったりした後は、必要に応じて、編集結果を地図関連情報オブジェクトサーバーに送信し、地図関連情報オブジェクト記録手段に書き戻す。
要求や情報の送受信は、ウェブの標準規格であるウェブサービスを想定しているが、可能であれば、他の規格の形式でも良い。本発明のソフトウェアは、地図関連情報オブジェクトの記録や検索を行うサーバーサイドの処理ロジックを地図関連情報オブジェクトサーバーに実装している。両サーバーから地図情報、地図関連情報オブジェクトの情報を取得しマッシュアップして表示するクライアントサイドの処理ロジックは、独立したアプリケーションソフトウェアとして端末PCにインストールしても良いし、端末PC側からブラウザを用いて地図関連情報オブジェクトサーバーにアクセスした際に、前記サーバーから、その都度ダウンロードして使用するSaaS(Software as a Service)形式で用いても良い。通常の使用では、地図情報の提供は大規模システムとなるため、Googleなどの外部システムを利用することが多いので図1の構成としているが、自前の地図データ提供システムがあれば、前記両サーバーを物理的あるいは仮想的に統合してもよい。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の具体的実施例を説明する。
図2は、本発明を実施するための処理フローチャートを示す。以下、このフローチャートの各項を順次説明する。
<地図情報要求>ステップS1
端末PCから、地図情報提供サーバーに特定地点周囲の地図情報の送信要求を行う(地図情報送信要求手段)。前期特定地点の緯度、経度を直接入力しても良いが、Googleの例で言えば、住所や、建物の名前、固定電話番号などを用いた検索を行い、検索結果表示画面にある「マップ」タブをクリックすることで、当該特定地点の緯度、経度が地図情報提供サーバーに送信される。送信の規格や手順は、各地図情報提供サーバーが提供しているAPIに則る。
前回検索を行った特定地点の緯度、経度をデフォールト値として、ユーザーごとに記録しておくと、作業の再開がスムーズとなる。
<地図情報受信>ステップS2
前記地図情報要求を受信した地図情報提供サーバーは、APIで規定された手順に則り、地図情報を端末PC宛て送信する。地図情報は、2次元の地図が主体であるが、3次元の地図、或いは、衛星写真の画像であっても良い。当初受信した地図情報が求める情報と完全に一致するとは限らないので、適宜ズームアップ/ズームダウンなどの倍率の変更、ドラッグ(drag)による地図の移動などを行い、最も必要な地図情報を得るための操作を納得行くまで繰り返す。
<ベースマップレイヤー作成>ステップS3
前記操作で最終的に得られた地図情報を用いてベースマップ表示レイヤーを作成する(ベースマップレイヤー作成手段)。図3に示す、一番基底の表示レイヤーである。この段階で、表示された地図情報の4隅の緯度、経度は、前記地図情報送受信の際のAPIで得られている。
<地図の表示範囲で地図関連情報オブジェクト検索>ステップS4
地図関連情報オブジェクトは、図3に示すように、火災や通行止め、避難所などの情報を、地図上の地点と関連付けたものである。ここで各地図関連情報オブジェクトは、図5に示すように、自らの位置情報として緯度、経度を有しているので、前記表示地図の4隅の緯度、経度情報と比較することにより、当該地図関連情報オブジェクトが表示範囲の内か外かの判定は容易である。該当する地図関連情報オブジェクトをリストアップする(地図関連情報オブジェクト検索手段)。
<表示範囲内に地図関連情報オブジェクトあり/無しの判定>ステップS5
前記表示範囲内に地図関連情報オブジェクトが有れば、地図関連情報オブジェクトサーバーに表示範囲内の地図関連情報オブジェクトの情報送信要求を行う。もし無ければ、前期要求の送信は不要であるので、空白の地図関連情報オブジェクト表示レイヤーを作成する。
<該当する地図関連情報オブジェクトの送信要求>ステップS6
前記表示範囲内に存在するとしてリストアップされた地図関連情報オブジェクトの詳細情報を端末PCに送信するよう、地図関連情報オブジェクトサーバーに対して要求を送信する。ここで、リストアップされた地図関連情報オブジェクト全てに対して送信要求しても良いが、地図関連情報オブジェクトは、図5に示すような詳細情報を有しているので、特定のカテゴリーのオブジェクトのみ、作成日と終了日が任意の日を跨ぐオブジェクトのみ、また、図5には表示していないが、医療班や消防隊などオブジェクト作成者の属性も記録しておき、特定の属性の作成者が作成した地図関連情報オブジェクトのみ、さらには、これらの複合条件といった絞り込み検索などを行い、前期リストアップされた地図関連情報オブジェクトからさらに検索し抽出された地図関連情報オブジェクトに対してのみ送信要求をしても良い(地図関連情報オブジェクト複合検索手段)。
<該当する地図関連情報オブジェクトの受信>ステップS7
前記送信要求を受けた地図関連情報オブジェクトサーバーは、要求された地図関連情報オブジェクトの詳細情報を、APIに定められた手順に基づいて端末PCに送信する。端末PCは、この情報を受信して次ステップである地図関連情報オブジェクト表示レイヤーの作成に備える。
<地図関連情報オブジェクト表示レイヤーの作成>ステップS8
端末PCでは、受信した地図関連情報オブジェクトの詳細情報から、各地図関連情報オブジェクトの緯度、経度を求め、前記ベースマップレイヤーの四隅の緯度、経度の情報から、地図関連情報オブジェクトを表示すべきXY座標値を計算する。さらに、地図関連情報オブジェクトのカテゴリー/サブカテゴリーから、対応するアイコンを決定する(図3)(地図関連情報オブジェクト表示レイヤー作成手段)。
<ベースマップレイヤーと地図関連情報オブジェクトベースマップレイヤーと地図関連情報オブジェクト表示レイヤーのマッシュアップ>ステップS9
図4の左側のペインに示すように、前記両レイヤーを重ね合わせ、一枚のマッシュアップ地図として表示する(マッシュアップ地図表示手段)。このマッシュアップ地図により、様々な地図関連情報オブジェクトが、対応する地図の位置に同時表示されるため、全体的な位置関係が把握しやすく、災害支援などの際には極めて有用な情報を提供する。また、マウスなどで操作するマウスアイコンを、地図関連情報オブジェクトの上に持ってゆくと(マウスオーバー)その詳細情報を吹き出しなどを用いて表示するようしておけば、有用性がさらに高まる。以上のステップで、目的とする地図情報と、その地域に関連する既存の地図関連情報オブジェクトの表示が行われる。単なる参照であれば、この時点以降のフローチャートは不要である。
<地図関連情報オブジェクトの作成・更新・削除>ステップS10
新しい地図関連情報オブジェクトを作成したり、既存の地図関連情報オブジェクトの内容を編集したりするステップである。新規地図関連情報オブジェクトを作成する場合、図4において、右側のペインに様々なカテゴリーを表すアイコンのリストが表示されている。該当するアイコンを、マウスなどを用いて、左側のペインに表示されているマッシュアップ地図の任意の場所にドラッグ&ドロップ操作を行うと、そこ地点のXY座標から、緯度、経度を逆算したりして、図5に示すような詳細情報を作成する。また、新規ウィンドウを開き、当該カテゴリーに適したコメントの入力を促す。前記のアイコンのドラッグ&ドロップによる方式が最も有用性が高いと思われるが、任意の地図の地点にマウスアイコンを移動させた後、右クリックを行ってメニューを表示させ、カテゴリーの選択を行っても良い。場合によっては、直接緯度、経度を入力しても良い。
既存地図関連情報オブジェクトの詳細情報を編集するに当たっては、当該アイコンをクリックするなどして編集対象の地図関連情報オブジェクトを特定した後、図5に示す詳細情報を編集すればよい。終了日を入力すると、その地図関連情報オブジェクトは役目を終えたことを意味する。地図上にアイコンが多数込み合っているような際は、図5のテーブルを表示させ、当該地図関連情報オブジェクトの行を編集しても良い。また、地図関連情報オブジェクトの作成、編集、削除権限は、予め、ユーザー毎に割付、管理しておき、ログインの際のユーザー認証で、権限を当該セッションに付与することにより、不適切な操作が予防できる(地図関連情報オブジェクト作成手段)。
<地図関連情報オブジェクトの記録>ステップS11
前のステップS10で変更された地図関連情報オブジェクトの詳細内容を地図関連情報オブジェクトサーバー内の地図関連情報オブジェクト記録手段に書き戻すことにより、当該変更内容は、前記の一連のステップを介して、他のユーザーにも共有されることとなる。実施例では、図5に示すようにリレーショナルデータベースを用いているが、同等の内容の記録、検索が可能であれば、キーバリューストア型など、他のデータ記録様式を用いても良い。
前記フローチャートにおいて、地図関連情報オブジェクト検索の検索対象は、図1に示す地図関連情報オブジェクトサーバーとしているが、例えば消防庁や国土交通省などのような別の機関が同様な地図関連情報オブジェクトサーバーを立てていた場合は、それらのサーバーも検索対象とすることが出来る(別個地図システム検索手段)。逆に、それらのサーバー、或いはそれらのサーバーのユーザー端末PCから、図1で示す地図関連情報オブジェクトサーバーに情報の送信要求がくることもありうる。APIで定められた手順に従い、自らの地図関連情報オブジェクトサーバーの検索を行い、該当する地図関連情報オブジェクトの詳細情報を提供すればよい(別個地図システム検索要求応答手段)。もちろん、事前の取り決めで、提供する地図関連情報オブジェクトのカテゴリーの範囲や、ユーザーの範囲を限定しておく必要があることは言うまでもない。
本発明では、地図関連情報オブジェクトの位置情報として緯度、経度を用いているため、種々のカテゴリーの様々なユーザーが作成した地図関連情報オブジェクトであっても、一元的な検索や記録管理が容易であり、地図関連情報オブジェクト表示レイヤー上の表示位置は明瞭である。これに対して、特許文献2の発明では、個々の地図関連情報オブジェクトは、それ自体ではなく、パーマリンクで指定された地図上位レイヤーに埋め込まれた形で管理されている。このため、多数のユーザーが並行して大量の地図関連情報オブジェクトを作成更新して、なおかつ共有するような機能は実現困難である。
以上本発明のシステムの処理手順をフローチャートに沿って説明してきたが、処理ロジックの実装次第では、処理の順番は前後或いは並行しても良い。また、災害支援を例に取り実施例を説明したが、地図情報が重要な共同作業であれば、本発明は有効性を発揮しうる。本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。

Claims (5)

  1. 地図情報を提供するベースマップレイヤーと、前記地図情報に関連した様々な情報を提供する地図関連情報オブジェクトを表示する地図関連情報オブジェクト表示レイヤーとを統合して表示するマッシュアップ地図作成システムであって、
    地図情報を提供する地図情報提供サーバーと、地図関連情報オブジェクトに関する情報を提供する地図関連情報オブジェクトサーバーと、ユーザーが操作する端末PCとを備え、
    (1)地図情報を提供するサーバーに対して必要な地図情報の送信要求を行う地図情報送信要求手段
    (2)前記送信要求に応じて送信されてきた地図情報を受信し、前記ベースマップレイヤーを作成するベースマップレイヤー作成手段
    (3)ユーザーの端末に備えられて、地図関連情報オブジェクトを作成する地図関連情報オブジェクト作成手段
    (4)ユーザーの端末から地図関連情報オブジェクトサーバーに送信された地図関連情報オブジェクトを記録する地図関連情報オブジェクト記録手段
    (5)前記ベースマップレイヤーの表示範囲に含まれる前記地図関連情報オブジェクトを、地図関連情報オブジェクト記録手段より検索し抽出する、地図関連情報オブジェクト検索手段
    (6)検索された地図関連情報オブジェクトを、前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーに配置する地図関連情報オブジェクト表示レイヤー作成手段
    (7)前記ベースマップレイヤーと前記地図関連情報オブジェクト表示レイヤーを統合表示するマッシュアップ地図表示手段が備えられていることを特徴とするマッシュアップ地図作成システム。
  2. 前記地図関連情報オブジェクト記録手段には、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別の他に、作成や更新、終了の日時、作成者、コメントの内、少なくとも一つを記録する記録領域を有することを特徴とする請求項1記載のマッシュアップ地図作成システム。
  3. 前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、前記地図関連情報オブジェクト記録手段に記録されている、当該オブジェクトの位置情報、オブジェクト種別、作成や更新、終了の日時、作成者などの内から、任意の組み合わせで検索可能である地図関連情報オブジェクト複合検索手段を有することを特徴とする請求項1又は2項記載のマッシュアップ地図作成システム。
  4. 前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システム内の地図関連情報記録手段に対しても検索可能な別個地図システム検索手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のマッシュアップ地図作成システム。
  5. 前記地図関連情報オブジェクト検索手段には、別個の地図システムからの地図関連情報検索要求を受信し、検索結果を送信する別個地図システム検索要求応答手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のマッシュアップ地図作成システム。
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