JP5827969B2 - 回転伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被回転体の回転運動を伝達することができる回転伝達装置に関するものである。
従来において、例えば換気扇装置等においては、モーター等の駆動源により発生した動力を直接その換気扇装置のファン等の被回転体を回転させるために使用しているので、エネルギーを大量に必要として、そのエネルギーの消費にかかる費用の高額化を招くという問題があった。
上記問題の解決を図るために、回転体の偏心回転を利用して回転力の発生、及び回転運動の効率性の向上を目的とする回転駆動装置があった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の図1に示すように、従来の回転駆動装置1は、枢支軸6を介して、支持部材5・5とは回動可能に、固定支持部材7・7とは完全固定状態に支持されたコアギア2と、該コアギア2の円周方向に等間隔をおいて配置されて外接する、4組の回転体3R・3L・3U・3D(以下、まとめて回転体3とする)により構成されていた。
回転体3は、中空円筒構造体の外周部及び内周部にモジュール歯を加工した外部ギア10と、その内周部より内側に軸心を共有して配設した内部ギア8と、外部ギア10の内周部に、軸心から偏心し、かつ軸を平行に配設した転動体4により構成されていた。
転動体4は、中空円筒構造体の外周部及び内周部にモジュール歯を加工した外部ギア14・14と、それに内接するアイドラー15から構成されていた。外部ギア14・14は、軸心を共有しかつ互いに対向するように配設された2枚のギアで構成され、その外周部では回転体3の外部ギア10の内周部とそれぞれモジュール歯を噛み合わされ、また、内周部ではアイドラー15の構成要素である、ギア17R・17R・17L・17Lの外周部とそれぞれモジュール歯を噛み合わされて配置されていた。
このような従来の回転駆動装置1は、その重心位置が4つの転動体4により、常に回転中心である枢支軸6に対して偏心しており、コアギア2の周囲を回る4組の回転体3の回転力を効率的に、換気扇のファン等の被回転体に伝達することができる。
特開2007−107545号公報
しかしながら、上記従来の回転駆動装置1においては、複雑な形状を有する部品が多数組み合わされる構成になっているために、その構造が複雑なものとなり、製作費の高額化を招くという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、構造が簡単であり、製作費の高額化を防止することができる回転伝達装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による回転伝達装置は、
厚さ方向が水平方向で、水平方向に伸びる軸線が互いに同一高さ位置で、互いの軸線が軸線方向に対して垂直方向にずれるように、厚さ方向に並んで配置され、それぞれの軸線を中心として回転可能に支持され、それぞれの軸線を中心とした半径外側の同一半径円周上の同一位相位置に形成された複数の貫通孔24a,26aを有する、板状の第1,第2の板部材24,26と、
前記第1,第2の板部材24,26を回転させる駆動装置と、
厚さ方向が水平方向で、前記第1,第2の板部材24,26のそれぞれの軸線を垂直方向に互いに繋ぐ線の延長線上に水平方向に伸びる軸線を有し、前記第1,第2の板部材24,26に挟まれるように厚さ方向に並んで配置され、前記第1,第2の板部材24,26の軸線を中心とした前記同一半径円周上の貫通孔24a,26aの軸線と同じ高さ位置に、支持孔21aの軸線を有するように形成された複数の支持孔21aを有する板状の1枚の回転体21と、
前記複数の支持孔21aに回転自在に挿通されて、前記第1の板部材24の貫通孔24aと同軸線上に位置するように形成された第1の貫通孔35aと、前記第2の板部材26の貫通孔26aと同軸線上に位置するように形成された第2の貫通孔35bを有する複数の支持部材35と、
棒状に形成され、前記第1の板部材24の貫通孔24aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第1の貫通孔35aに他端部側が回転自在に挿通された複数の第1の連結部材33と、
棒状に形成され、前記第2の板部材26の貫通孔26aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第2の貫通孔35bに他端部側が回転自在に挿通された複数の第2の連結部材34と、
前記回転体21を鉛直方向に付勢する付勢手段27と、を備え、
前記第1,第2の板部材24,26が前記駆動装置により回転させられて、前記付勢手段27により付勢された前記回転体21の回転を、他の回転装置の被回転体に伝達するようにしたことを特徴とするものである。
このような本発明の回転伝達装置によれば、
厚さ方向が水平方向で、水平方向に伸びる軸線が互いに同一高さ位置で、互いの軸線が軸線方向に対して垂直方向にずれるように、厚さ方向に並んで配置され、それぞれの軸線を中心として回転可能に支持され、それぞれの軸線を中心とした半径外側の同一半径円周上の同一位相位置に形成された複数の貫通孔24a,26aを有する、板状の第1,第2の板部材24,26と、
前記第1,第2の板部材24,26を回転させる駆動装置と、
厚さ方向が水平方向で、前記第1,第2の板部材24,26のそれぞれの軸線を垂直方向に互いに繋ぐ線の延長線上に水平方向に伸びる軸線を有し、前記第1,第2の板部材24,26に挟まれるように厚さ方向に並んで配置され、前記第1,第2の板部材24,26の軸線を中心とした前記同一半径円周上の貫通孔24a,26aの軸線と同じ高さ位置に、支持孔21aの軸線を有するように形成された複数の支持孔21aを有する板状の1枚の回転体21と、
前記複数の支持孔21aに回転自在に挿通されて、前記第1の板部材24の貫通孔24aと同軸線上に位置するように形成された第1の貫通孔35aと、前記第2の板部材26の貫通孔26aと同軸線上に位置するように形成された第2の貫通孔35bを有する複数の支持部材35と、
棒状に形成され、前記第1の板部材24の貫通孔24aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第1の貫通孔35aに他端部側が回転自在に挿通された複数の第1の連結部材33と、
棒状に形成され、前記第2の板部材26の貫通孔26aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第2の貫通孔35bに他端部側が回転自在に挿通された複数の第2の連結部材34と、
前記回転体21を鉛直方向に付勢する付勢手段27と、を備え、
前記第1,第2の板部材24,26が前記駆動装置により回転させられて、前記付勢手段27により付勢された前記回転体21の回転を、他の回転装置の被回転体に伝達するようにしたことにより、
構造が簡単であり、製作費の高額化を防止することができる回転伝達装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る回転伝達装置20を示すその正面図である。 図1における回転伝達装置20を示すその上面図である。 図1における回転伝達装置20を示すその側面図である。 図1における回転伝達装置20の回転体21と円板24,26の位置関係を説明するための図である。 図1における回転伝達装置20の回転体21を説明するための図である。 図3における回転伝達装置20を示すそのA−A線矢視断面図である。 図1における回転伝達装置20の支持部材35を説明するために拡大して示した図である。 図1における回転伝達装置20の回転体21、及び円板24,26が回転する状態を90°毎に示した図である。 図1における回転伝達装置20の各部材の回転方向、及び回転体21に作用する力Fを示した図である。 回転伝達装置20の回転体26から回転力を伝達するサイクロイド歯車60と、駆動モーター69を有する、換気扇装置65の概略上面図である。
以下、本発明に係る回転伝達装置を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。図1から図10は、本発明の一実施の形態に係る回転伝達装置20について説明するために参照する図である。
この本発明の一実施の形態に係る回転伝達装置20は、図1から図3に示すように、厚さ方向に並べて配置された回転体21、及び円板24(第1の板部材),26(第2の板部材)と、回転体21と円板24,26を連結する連結ピン33(第1の連結部材),34(第2の連結部材)と、回転体21を鉛直方向下側に付勢する引張バネ27(付勢手段)等により構成されている。
図1から図3に示すように、長方形板状の底板部46aと、底板部46aの図1中右端部から上方に立設された、その鉛直方向の面形状が長方形状の立設部46bとを有して構成された支持台46が、円板24,26を支持するために設けられている。
また、図1,図2に示すように、ブラケット47、48は、図1中左右方向と平行な面形状が略三角形状であり、図1中左右方向の長さ寸法が互いに異なっている。
そして立設部46bの略同じ高さ位置(図1中上下方向が略同じ位置)には、図1中左右方向の長さ寸法が異なるブラケット47,48それぞれの基端部(同図中右側端部)が溶接等により固定されている。
また、図3,4に示すように、円形板状の円板24,26の、図3中左右方向に対して垂直な面の軸心部には、円板24,26の軸線と平行に貫通する貫通孔24b,26bがそれぞれ形成されている。
そして、円板24,26の軸線に対して平行方向に長さを有する丸棒状の回転軸40,41の図3中左右方向に対して内側の端部が、それぞれ貫通孔24b,26bに挿通して固定されている。
そして、ブラケット47,48それぞれの先端部(図1中左側端部)には、回転軸40,41のそれぞれが、軸受部材49,50(図2参照)のそれぞれを介して回転自在に支持されている。
したがって、円板24,26は、回転軸40,41、及び軸受部材49,50を介してそれぞれブラケット47,48に対して回転自在に支持されている。
上記のように、ブラケット47,48は、立設部46bの略同じ高さ位置にそれぞれの基端部が固定されているため、ブラケット47,48それぞれの先端部(図1中左側端部)も略同じ高さ位置となっている。
そのため、回転軸40,41、及び軸受部材49,50を介してブラケット47,48の先端部にそれぞれ支持されている円板24,26は互いに同じ高さ位置に配置されている(図1,3参照)。
また、上記のように、ブラケット47,48は、互いに図1中左右方向の長さ寸法が異なり、ブラケット47の方がブラケット48よりもその基端部から先端部までの長さ寸法が大きい(図1,2参照)。
このため、ブラケット47の先端部の方が、ブラケット48の先端部よりも、その長さ寸法差だけ図1中左側に配置されている。
したがって、図4に示すように、回転軸40,41、及び軸受部材49,50を介してブラケット47,48の先端部に支持されている円板24,26の回転軸心24C,26Cの位置は、ブラケット47,48の図1中左右方向の長さ寸法差だけ水平方向にずれて配置されている。
また、図4に示すように、2枚の円板24,26の厚さ方向と垂直な円形面の外周寄りで、回転軸心24C,26Cを中心とする互いに同一半径の円周上に、円周方向に略120°の角度間隔を置いて離れた位置を中心とする3つの貫通孔24a,26aそれぞれが、円板24,26の軸線と平行に貫通(図3参照)するように形成されている。
上記のように、ブラケット47,48に支持されている円板24,26の回転軸心24C,26Cは、互いに同じ高さ位置に配置されているため、回転軸心24C,26Cを中心としてそれぞれ同一半径の円周上に同位相の位置に形成されている3つの貫通孔24a,26aは、それぞれ互いに同じ高さ位置となっている(図4参照)。
また、図3に示すように、円板24に設けられた3つの貫通孔24aには、円板24の軸線に対して平行方向に長さを有する丸棒状の連結ピン33の図3中右側の端部が挿通して固定されている。
また、図3に示すように、円板26に設けられた3つの貫通孔26aには、円板26の軸線に対して平行方向に長さを有する丸棒状の連結ピン34の図3中左側の端部が挿通して固定されている。
また、図1から図3に示すように、円板24,26よりも厚さ寸法が長く、径が大きい円形板状の1枚の回転体21が、円板24,26と厚さ方向に並ぶように、円板24,26の間に挟まれて配置されている。
また、回転体21の円板24,26と対向する面、すなわち、図3における左右方向に対して垂直な外側の面から、円板24,26の回転体21と対向する面、すなわち、図3における左右方向に対して垂直な内側の面まで一定の長さ離れている。
このように、回転体21と、円板24、26を図3における左右方向に一定の長さ離れて配置することで、回転体21、及び円板24、26にそれぞれ円滑な回転をさせることができるようになっている。
また、回転体21は、その軸線が円板24,26のそれぞれの軸線を垂直方向に繋ぐ線の延長戦上に位置するように配置されている。
すなわち、図4に示すように、回転体21の回転軸心21Cは、図4中上下方向において円板24,26の回転軸心24C,26Cと同じ高さ位置で、図4中左右方向において回転軸心24C,26Cに対して左側に変位した位置に配置されている。
また、回転体21には、図4,5に示すように、回転軸心21Cを中心とする円周上に、円周方向に略120°の角度間隔を置いて離れた位置を中心とし、回転体21の軸線と平行に貫通(図3参照)する3つの支持孔21aが形成されている。
支持孔21aは、回転軸心21Cと回転軸心24Cが図4中左右方向にずれた長さ寸法だけ貫通孔24aの軸線を図4中左方向に変位した位置に軸線を有し、円板24,26の貫通孔24a,26aよりも径が大きく形成されている。
したがって、円板24,26の回転軸心24C,26Cから貫通孔24a,26aの軸線までの長さ寸法が、回転軸心21Cから支持孔21aの軸線までの長さ寸法と同じになっている(図4,5参照)。
また、図6に示すように、3つの支持孔21aにはその内周面に沿うようにブッシュ22が嵌め込まれている。
そして、支持孔21aより径が小さく、回転体21の厚さ寸法と略同じ長さ寸法(図3参照)を有する円柱状の支持部材35が、ブッシュ22を介して3つの支持孔21aにそれぞれ挿通されている。
このため、支持部材35は、支持孔21aに嵌め込まれたブッシュ22を介して、回転体21に対して回転自在にそれぞれ設けられている。
また、図6,7に示すように、支持部材35には、回転軸心21Cと回転軸心24Cが水平方向にずれた長さ寸法L1(図7参照)だけ支持部材35の軸心を図7中右側方向に変位した位置に軸線を有し、連結ピン33の径より大きい貫通孔35aが支持部材35の軸線と平行に貫通するように形成されている。
また、図6,7に示すように、支持部材35には、回転軸心21Cと回転軸心26Cが水平方向にずれた長さ寸法L2(図7参照)だけ支持部材35の軸心を図7中右側方向に変位した位置に軸線を有し、連結ピン34の径より大きい貫通孔35bが支持部材35の軸線と平行に貫通するように形成されている。
したがって、支持部材35の軸心と貫通孔35aの軸線を垂直に繋いだ線の長さ寸法L1(図7参照)は、回転体21の支持孔21aの軸線と円板24の貫通孔24aの軸線を垂直に繋いだ線の長さ寸法と略同じ長さ寸法となっている(図4,6参照)。
また、支持部材35の軸心と貫通孔35bの軸線を垂直に繋いだ線の長さ寸法L2(図7参照)は、回転体21の支持孔21aの軸線と円板26の貫通孔26aの軸線を垂直に繋いだ線の長さ寸法と略同じ長さ寸法となっている(図4,6参照)。
また、図6,7に示すように、支持孔35aにはその内周面に沿うようにブッシュ28が嵌め込まれている。
そして、連結ピン33の長さ寸法の図3中左側半分以上、すなわち、図3における回転体21、及び支持部材35の厚さ分の長さがブッシュ28を介して支持孔35aに挿通されている。
また、図6,7に示すように、支持孔35bにはその内周面に沿うようにブッシュ29が嵌め込まれている。
そして、連結ピン34の長さ寸法の図3中右側半分以上、すなわち、図3における回転体21、及び支持部材35の厚さ分の長さがブッシュ29を介して支持孔35bに挿通されている。
このため、連結ピン33,34は、支持孔35a,35bにそれぞれ嵌め込まれたブッシュ28,29を介して、支持部材35に対して回転自在にそれぞれ設けられている。
したがって、円板24,26の間に挟まれて厚さ方向に並ぶように配置された回転体21は、3本の連結ピン33,34を介して円板24,26とそれぞれ連結されている。
すなわち、支持台46により支持されている円板24,26それぞれは、3本の連結ピン33,34を介して回転体21を厚さ方向(図2中上下方向)の両側から支持している。
また、上記のように、支持部材35は、回転体21の支持孔21aに嵌め込まれたブッシュ22を介して、回転体21に対して回転自在に設けられ、連結ピン33,34は、支持孔35a,35bにそれぞれ嵌め込まれたブッシュ28,29を介して、支持部材35に対して回転自在にそれぞれ設けられている。
このため、後述する円板24,26の回転に連動するように回転体21が回転しても、支持部材35、及び連結ピン33,34は水平状態を維持するようになっている。
また、上記のように、連結ピン33の図3中右側の端部が挿通して固定された円板24の貫通孔24aと、連結ピン34の図3中左側の端部が挿通して固定された円板26の貫通孔26aは互いに同じ高さ位置となっている(図4参照)。
したがって、支持部材35の貫通孔35a、及び円板24の貫通孔24aに挿通されている連結ピン33と、支持部材35の貫通孔35b、及び円板26の貫通孔26aに挿通されている連結ピン34は、図1中上下方向において略同じ高さ位置に設けられている。
また、図1に示すように、回転体21の外周面には、軸受部材23のインナーリング23aの内周面が、相対回転不能に一体的に嵌合されており、軸受部材23のアウターリング23bの外周面にはベルト25の内周面が接触するよう巻き掛けられている。
このように、ベルト25の内周面と、回転体21の外周面が接触していないため、回転体21が円滑に回転できるようになっている。
また、ベルト25の無端状長さの途中一箇所が、底板部46aとの間に設けられた引張バネ27の上端部に係止されているので(図1参照)、回転体21は、軸受部材23、ベルト25、及び引張バネ27を介して、常に底板部46a側に引っ張られた状態となっている。
すなわち、引張バネ27は、常に回転体21を鉛直下側方向、すなわち、図1における下方向に付勢するようになっている。
次に、本発明の一実施の形態に係る回転伝達装置20の動作について説明する。
例えば、図示しないモーター等の駆動装置により、回転軸40,41、及び軸受部材49,50を介してそれぞれブラケット47,48に対して回転自在に支持されている円板24,26を、図8において反時計回り方向に互いに同じ回転速度で回転させる。
上記のように、回転軸40,41は同じ高さ位置に設けられているので、円板24,26それぞれは同じ高さ位置で回転軸心24C,26Cを中心として回転する。
また、円板24,26の回転軸心24C,26Cを中心とした同一半径の円周上の、同位相の位置に形成されている貫通孔24a,26aは、それぞれ同一高さ位置で回転軸心24C,26Cを中心として円運動する。
また、上記のように、支持部材35は、回転体21に対して回転自在に設けられ、連結ピン33,34は、支持部材35に対して回転自在にそれぞれ設けられているため、回転体21が回転しても支持部材35、及び連結ピン33,34は水平状態を維持する。
したがって、円板24,26の貫通孔24a,26aに一端部が挿通して固定され、支持部材35の貫通孔35a,35bに、他端部側の長さ寸法半分以上(図3,6参照)が回転自在に挿通された連結ピン33,34は、互いに同一高さ位置を保ちながら、円板24,26の回転軸心24C,26Cを中心としてそれぞれ円運動する(図8参照)。
このため、回転体21,及び円板24,26が回転する状態を90°毎に示した図8(a)から(d)に示すように、円板24,26が回転した際、連結ピン33,34の軸線を互いに垂直に結ぶ直線は常時水平方向となっている。
なお、図8中の回転軸心24Cと連結ピン33の軸心を結ぶ仮想線Xは、図8(a)から(d)における回転体21と円板24,26が(a)から(d)の順に反時計回りに90°毎回転した状態を示していることをわかり易くするための線である。
また、上記のように、回転体21の回転軸心21Cは、2枚の円板24,26それぞれの回転軸心24C,26Cを結んだ線の延長線上の回転軸心24Cより外側(図4中左側)に配置されている。
そして、上記のように、回転体21は、軸受部材23、ベルト25、及び引張バネ27を介して常に底板部46a側に引っ張られており(図1参照)、引張バネ27の引張力により回転体21にかかる力は、回転体21の円周上に分散してかかる。
また、上記のように、回転体21の支持孔21aには支持部材35が挿通されているため、引張バネ27の引張力により支持部材35を常に底板部46a側に引っ張る力が作用することになる。
すなわち、図9に示すように、回転体21が引張バネ27により、底板部46a側(図1中、下側)に引張力を受けると、その引張力の3分の1ずつの力Fが3つの支持部材35に伝達され、3つの支持部材35が、底板部46a側にそれぞれ力Fで引張られることになる。
そして、上記のように、連結ピン33,34は常に水平方向に一列に並んだ状態を維持するように回転するため、支持部材35の軸心は連結ピン33,34より常に図9中左側に位置する。
また、図8、9に示すように、円板24,26の回転軸心24C,26Cを中心とした回転により、連結ピン33,34がそれぞれ回転軸心24C,26Cを中心として円運動すると、支持部材35、及びブッシュ22,28,29を介して連結ピン33,34が挿通されている回転体21も連動して回転軸心21Cを中心として回転する。
回転体21が回転すると、図10に示すように、回転体21の表裏両面に設けたピンPと噛み合っているサイクロイド歯車60の歯60aを介してサイクロイド歯車60を回転させることができる。
そして、サイクロイド歯車60が回転することにより、換気扇装置65のファン61(被回転体)を駆動する回転伝達軸67に回転を伝達させることができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る回転伝達装置20は、回転体21が、円板24,26に対して連結ピン33,34、支持部材35、及びブッシュ22,28,29を介して支持され、引張バネ27が回転体21を鉛直下側方向に付勢するようにした構造に構成されている。
なお、上記実施の形態に係る回転伝達装置20においては、図1に示すように、回転体21を同図中下方に引っ張るように構成したが、逆に、回転体21を同図中上方に押し上げるように構成してもよい。
但し、この場合は、上記実施の形態に係る回転伝達装置20において、円板24,26を図9中反時計回り方向に回転させたのと異なり、円板24,26を図9中時計回り方向に回転させるようになる点において異なる。
また、上記実施の形態に係る回転伝達装置20においては、2枚の円板24,26と回転体21の板面が水平方向に対して垂直の場合について説明したが、それらの板面は水平方向に対して平行となるように配置されるようにしてもよい。
但し、この場合は、上記実施の形態に係る回転伝達装置20において、回転体21を引張バネ27により、鉛直方向下側(図1中、下側)に引張っていたのと異なり、回転体21を、水平方向に引張るようになる点において異なる。
また、上記実施の形態に係る回転伝達装置20においては、回転体21と円板24,26がそれぞれ3本の連結ピン33,34を介して連結されるようになっていたが、3本に限定される必要はない。
例えば、回転体21と円板24,26が3本以上の連結ピン33,34により連結されていてもよい。
また、上記実施の形態に係る回転伝達装置20においては、回転体21を引張バネ27により鉛直方向下側(図1中、下側)に引張る力の強弱を調節できるように構成されていなかったが、調節できるように構成されていてもよい。
20 回転伝達装置
21 回転体
21a 支持孔
21C 回転軸心
22,28,29 ブッシュ
23 軸受部材
23a インナーリング
23b アウターリング
24,26 円板
24a,26a,24b,26b 貫通孔
24C,26C 回転軸心
25 ベルト
27 引張バネ
33,34 連結ピン
35 支持部材
35a,35b 貫通孔
40,41 回転軸
46 支持台
46a 底板部
46b 立設部
47,48 ブラケット
49,50 軸受部材
60 サイクロイド歯車
60a 歯
61 ファン
65 換気扇装置
67 回転伝達軸
69 駆動モーター
F 力
P ピン
L1,L2 長さ寸法
X 仮想線

Claims (1)

  1. 厚さ方向が水平方向で、水平方向に伸びる軸線が互いに同一高さ位置で、互いの軸線が軸線方向に対して垂直方向にずれるように、厚さ方向に並んで配置され、それぞれの軸線を中心として回転可能に支持され、それぞれの軸線を中心とした半径外側の同一半径円周上の同一位相位置に形成された複数の貫通孔24a,26aを有する、板状の第1,第2の板部材24,26と、
    前記第1,第2の板部材24,26を回転させる駆動装置と、
    厚さ方向が水平方向で、前記第1,第2の板部材24,26のそれぞれの軸線を垂直方向に互いに繋ぐ線の延長線上に水平方向に伸びる軸線を有し、前記第1,第2の板部材24,26に挟まれるように厚さ方向に並んで配置され、前記第1,第2の板部材24,26の軸線を中心とした前記同一半径円周上の貫通孔24a,26aの軸線と同じ高さ位置に、支持孔21aの軸線を有するように形成された複数の支持孔21aを有する板状の1枚の回転体21と、
    前記複数の支持孔21aに回転自在に挿通されて、前記第1の板部材24の貫通孔24aと同軸線上に位置するように形成された第1の貫通孔35aと、前記第2の板部材26の貫通孔26aと同軸線上に位置するように形成された第2の貫通孔35bを有する複数の支持部材35と、
    棒状に形成され、前記第1の板部材24の貫通孔24aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第1の貫通孔35aに他端部側が回転自在に挿通された複数の第1の連結部材33と、
    棒状に形成され、前記第2の板部材26の貫通孔26aに一端部側が挿通して固定され、前記支持部材35の第2の貫通孔35bに他端部側が回転自在に挿通された複数の第2の連結部材34と、
    前記回転体21を鉛直方向に付勢する付勢手段27と、を備え、
    前記第1,第2の板部材24,26が前記駆動装置により回転させられて、前記付勢手段27により付勢された前記回転体21の回転を、他の回転装置の被回転体に伝達するようにした
    ことを特徴とする回転伝達装置20
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