JP5826982B1 - 電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサ - Google Patents

電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサ Download PDF

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Abstract

電極ユニット80は、センサ本体である筒状の筒状部83に作用電極88及び対極90を配置し、作用電極88の先端面を被測定液を透過する隔膜91で覆い、隔膜91により、電解質の内部液が貯留される内部液室92と、校正用の標準液Lcが貯留される標準液室93とを仕切っている。標準液室93は、筒状部83の内壁およびキャップ84により囲まれており、薬液タンク70に電極ユニット80を装着すると、電極ユニット80内部の標準液を用いたゼロ調整が自動的に行われ、その後、キャップ84を開放すると、標準液が排出されて実使用での測定が可能となる。

Description

本発明は、測定前に自動的に校正を行うことのできる電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサに関する。
検査、及び治療を目的として体内に挿入されて使用される医療分野の内視鏡は、使用後に、再度使用するため洗浄消毒が必要となることから、この使用済みの内視鏡を内視鏡洗浄消毒装置によって自動で行うことが周知である。
この内視鏡洗浄消毒装置に使用される消毒用の薬液は、密閉された薬液ボトルの薬液を水道水等で規定の濃度に希釈して薬液タンク内に貯留され、洗浄消毒工程に使用される。この場合、薬液タンク内の薬液は濃度管理が重要であり、定期的に薬液の濃度を確認する必要があるが、試料の採取や定量等の煩雑な作業を要するという問題がある。このため、日本国特開平11−64280号公報には、被測定液を計り取ることなく、短時間で高精度の酸濃度測定を行うことのできる測定装置が開示されている。
日本国特開平11−64280号公報に開示されるような電極式のセンサで溶液の濃度を測定する場合、電極の劣化が測定結果に影響を及ぼすため定期的にセンサの交換が必要となる。しかしながら、電極式のセンサ及びセンサ信号を処理する測定装置には、製造誤差等の個体差が存在するため、交換毎にゼロ点調整等の校正処理を行って初めて実使用での測定が可能となる。
従来、このセンサの校正作業には、校正用の標準液や計量器具等の準備が必要であり、また、校正のための測定作業そのものが手間という問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電極ユニットの交換を行うだけで、自動的に校正を行って実使用での測定状態とすることが可能な電極式溶液測定装置、貯留容器、および内視鏡リプロセッサを提供することを目的としている。
本発明の一態様の電極式溶液測定装置は、計測対象である被測定液を貯留する貯留容器に対して着脱可能な電極ユニットを有する電極式溶液測定装置であって、前記電極ユニットは、前記貯留容器に着脱可能に挿入される例えば筒状の筒状部と、前記筒状部の先端部を応力付加により開放可能に塞いでいるキャップと、前記キャップから所定距離離れて配置され、前記被測定液を選択的に透過する隔膜と、前記筒状部の内壁、前記キャップ、および前記隔膜により囲まれ、校正用の標準液を貯留している標準液室と、前記隔膜に接触するように前記筒状部内に配置されている作用電極と、前記作用電極と電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第1電極パッドと、前記筒状部内で前記標準液室と前記隔膜により仕切られており、電解質の内部液を貯留している内部液室と、前記筒状部内に前記作用電極と離間して配置され、少なくとも一部が前記内部液に接触するように前記内部液室内に露出している対極と、前記対極に電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第2電極パッドと、を含む。
本発明の他の態様の電極式溶液測定装置は、計測対象である被測定液を貯留する貯留容器に対して着脱可能な電極ユニットを有する電極式溶液測定装置であって、前記電極ユニットは、前記貯留容器に着脱可能に挿入される例えば筒状の筒状部と、前記筒状部の先端部を応力付加により開放可能に塞いでいるキャップと、前記筒状部の内壁および前記キャップにより囲まれ、校正用の標準液を貯留している標準液室と、前記筒状部内に配置され、少なくとも一部が前記標準液に接触するように前記標準液室内に露出している作用電極と、前記作用電極と電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第1電極パッドと、前記筒状部内に前記作用電極と離間して配置され、少なくとも一部が前記標準液に接触するように前記標準液室内に露出している対極と、前記対極に電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第2電極パッドと、を含む。
本発明の一態様の貯留容器は、薬液を貯留するための容器部と、前記容器部の一部に形成され、第1電極パッドおよび第2電極パッドが表面に配置されている電極式溶液測定装置用電極ユニットを収容するための凹形状を有し、底面に開口を有する収容部と、前記収容部の内面に露出し、前記収容部の第1の位置まで進行した前記電極ユニットの前記第1電極パッドに電気的に接触するための第1接点と、前記収容部の内面に露出し、前記第1の位置まで進行した前記電極ユニットの前記第2電極パッドに電気的に接触するための第2接点と、を含む。
本発明の一態様の内視鏡リプロセッサは、上記一態様の貯留容器を含む。
本発明の実施の第1形態に係り、本発明が適用される内視鏡洗浄装置を示す斜視図 同上、内視鏡リプロセッサの内部構成の一例を示す説明図 同上、濃度測定用の電極ユニットの構成図 同上、薬液タンクの電極ユニット取付部及びセンサ制御部を示す説明図 同上、ゼロ点調整処理のフローチャート 同上、異常診断処理のフローチャート 同上、電極ユニットのゼロ点調整時の装着位置を示す説明図 同上、電極ユニットの濃度測定時の装着位置を示す説明図 本発明の実施の第2形態に係り、導電率測定用の電極ユニットの構成図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1形態]
本発明の実施の第1形態は、電極式溶液測定装置を溶液の濃度を測定する濃度測定への適用を示すものである。また、貯留容器である薬液タンクを含む内視鏡リプロセッサを適用している。具体的には、使用済みの内視鏡または内視鏡付属品を自動で再生する内視鏡リプロセッサに使用される薬液を計測対象の被測定液として、この薬液の濃度を測定する例について説明する。
図1に示すように、内視鏡リプロセッサ1は、装置本体2と、その上部に例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続され、内視鏡を収納する処理槽3の蓋体となるトップカバー4とを備えている。装置本体2には、正面からみて図1中前面であって、例えば左半分の上部に、薬液トレー11が装置本体2の前方へ引き出し自在に配設され、また、正面からみて図1中前面であって、例えば右半分の上部に、薬液トレー12が装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。また、装置本体2の前面であって、薬液トレー12の上部には、洗浄消毒時間の表示や、薬液の加温、洗浄・消毒モードの選択等を行うための操作パネル13が配設されていてもよい。
薬液トレー11には、内視鏡を洗浄する際に用いる液体である洗浄剤が貯留された洗剤タンク11a(図2参照)や、洗浄消毒後の内視鏡を乾燥する際に用いられる液体であるアルコールが貯留されたアルコールタンク11b(図2参照)が収納されていてもよい。薬液トレー11が引き出し自在であることから、各タンクには液体を補充できるように構成されている。尚、薬液トレー11には、インジケータ11cが設けられており、洗剤タンクに注入されている洗浄剤の残量や、アルコールタンクに注入されているアルコールの残量を作業者が確認することができる。
一方、薬液トレー12には、例えば、内視鏡を消毒する際に用いる液体が注入された薬液ボトル12a(図2参照)が収納されている。ただし、薬液トレー12に収納される薬液としては消毒液に限定されず、洗浄液、すすぎ液または内視鏡乾燥用の揮発性の高い液体が収納されても良い。薬液として例えば過酢酸含有溶液が挙げられる。
薬液トレー12は引き出し自在に、作業者が薬液ボトル12aを薬液トレー12にセット・交換できるように構成されていてもよい。尚、薬液トレー12には、確認窓12bが設けられており、これらの確認窓12bにより、薬液ボトル12aに注入されている薬液の残量を作業者が確認することができる。
また、装置本体2の図中前面の中央部と下部との間には、前扉14が開閉自在に配設されていてもよい。この前扉14は、図1に示すように、例えば、閉状態において、操作者が前扉14の所定の部分を押下する操作を行うことにより、ロック状態が解除されて開くことができる。
前扉14が開かれた状態の装置本体2の正面からみて図1中前面であって、例えば右半分には、本実施の形態における濃度測定の計測対象である被測定液を貯留する貯留容器である薬液タンク70(図2参照)の側部側が露呈されている。この薬液タンク70の側部側の上部には、薬液タンク70内の薬液の濃度を測定するための電極ユニット80が着脱自在に取り付けられている。また、前扉14が開かれた状態の装置本体2の正面からみて図1中前面であって、例えば左半分の下部には、送気用のフィルタであるエアフィルタ46が配設され、このエアフィルタ46の上部には、外部から供給される水道水用の給水フィルタ17が配設されている。
次に、内視鏡リプロセッサ1の内部構成の一例について、図2を用いて概略的に説明する。図2に示すように、内視鏡リプロセッサ1は、給水ホース接続口31に、給水ホース31aの一端が接続され、この給水ホース31aの他端が外部の水道蛇口5に接続されることにより、水道水が供給される構成を有している。給水ホース接続口31は、給水電磁弁15、逆止弁16、給水フィルタ17を介して給水管路9に連通されている。給水管路9は、三方電磁弁10に接続されると共に、薬液タンク70への希釈水の供給を断続する希釈用電磁弁48に接続されていてもよい。
尚、給水フィルタ17は、定期的に交換できるように、カートリッジタイプの濾過フィルタとして構成することができる。給水フィルタ17は、通過する水道水の異物、または雑菌等を除去する。
三方電磁弁10は、流液管路18の一端と接続されており、処理槽3に配設された給水循環ノズル24に対する給水管路9と流液管路18との連通を内部の弁によって切り替える。つまり、給水循環ノズル24は、三方電磁弁10の切り替え動作により、給水管路9と流液管路18とのいずれか一方と連通する。また、流液管路18の他端側には、液体のみを移送することができる、液体の移送能力に優れた非自吸式のポンプである流液ポンプ19が配置されていてもよい。
また、処理槽3の底部側には、循環口56が配設され、この循環口56に循環管路20の一端が接続されている。循環管路20の他端は、流液管路18の他端及びチャンネル管路21の一端と連通するように、2つに分岐している。チャンネル管路21の他端は、各送気送水/鉗子口用ポート33に連通している。また、図示しないが、チャンネル管路21の他端は、図示しない鉗子起上用ポートにも連通していてもよい。
チャンネル管路21は、管路の中途において、一端側から順に、チャンネルポンプ26、チャンネルブロック27、チャンネル電磁弁28がそれぞれ配置されている。チャンネルポンプ26は、液体と気体とをどちらも、非自吸式ポンプよりも高圧で移送することができる自吸式のポンプから構成されていてもよい。
また、処理槽3には洗剤ノズル22を配設することもできる。この洗剤ノズル22に洗浄剤管路39の一端が接続されている。洗浄剤管路39の他端は、薬液トレー11の洗剤タンク11aに接続されている。この洗浄剤管路39には、その中途に、洗浄剤を洗剤タンク11aから処理槽3まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成された洗剤用ポンプ40が配置されている。
薬液トレー11にアルコールタンク11bを配置することもできる。アルコールタンク11bは、アルコール管路41の一端と接続されており、このアルコール管路41はチャンネル管路21と所定に連通するように、チャンネルブロック27に接続されている。アルコール管路41には、アルコールをアルコールタンク11bから処理槽3まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成されたアルコール供給ポンプ42と、電磁弁43とが配置されている。
また、チャンネルブロック27には、気体を移送することができる自吸式ポンプから構成されたエアポンプ45からの空気を供給するためのエア管路44の一端が所定にチャンネル管路21と連通するように接続されている。このエア管路44は、他端が前記エアポンプ45に接続されており、エア管路44の中途位置には、逆止弁47と、定期的に交換されるエアフィルタ46とが配置されている。
また、処理槽3の底面部には排水口55が設けられ、この排水口55の下部に、弁の切り替え動作により、外部へ洗浄液等を排出したり、薬液タンク70に薬液を回収したりするための開閉自在な切替弁57が配設されている。切替弁57は、外部排水口へ接続される不図示の排水ホースと一端が接続されて連通する排水管路59の他端と接続されており、この排水管路59には、非自吸式のポンプから構成された排水ポンプ60が配置されている。また、切替弁57は、薬液回収管路61の一端と接続され、この薬液回収管路61の他端は薬液タンク70に接続されている。
例えば、薬液タンク70には、薬液ボトル12aから薬液として例えば消毒液が供給され、規定の濃度に希釈された後、消毒工程に使用される。薬液タンク70内には、一端に吸引フィルタ63が設けられた薬液管路64の一端部分が所定に収容されており、この薬液管路64の他端が処理槽3に配設された薬液ノズル23に接続されている。薬液管路64の中途位置には、消毒液を薬液タンク70から処理槽3まで持ち上げるため高圧の自吸式のポンプから構成された薬液ポンプ65が配置されている。
薬液タンク70内の薬液の希釈は、薬液タンク70内に設けられた水位センサ66からの検出信号に基づいて行われる。水位センサ66は、例えば、薬液タンク70内に供給される希釈水の初期水位と、消毒薬液を希釈水で希釈した消毒水の水位と、異常水位との複数の水位を検出可能に構成されており、その検出信号が内視鏡リプロセッサ1全体の動作を制御する制御部150に入力される。
制御部150は、先ず、消毒薬液トレー12から薬液ボトル12aが取り外されたことを図示しないスイッチ等の信号により検知し、新たに薬液ボトル12aが取り付けられたことが検出されると、制御部150は、希釈用電磁弁48を開弁して希釈水を薬液タンク70に供給して予め設定した水位となるまで希釈水を薬液タンク70に供給し、規定の濃度の薬液を調合する。
また、他の制御方法としては、以下の様な方法も取りえる。
制御部150は、先ず、消毒薬液トレー12から薬液ボトル12aが取り外されたことを図示しないスイッチ等の信号により検知すると、希釈用電磁弁48を開弁して希釈水を薬液タンク70に供給して、予め設定した水位(最も低く検出される水位)を初期水位として供給する。この初期水位に到達した後、或いは、初期水位に到達する前に、新たに薬液ボトル12aが取り付けられたことが検出されると、制御部150は、再び、或いは、そのまま希釈用電磁弁48を開弁して希釈水を薬液タンク70に供給して、初期水位よりも高い、予め設定した水位となるまで希釈水を薬液タンク70に供給し、規定の濃度の薬液を調合する。
薬液タンク70内に貯留される薬液の濃度は、電極ユニット80を用いて測定される。この電極ユニット80を用いた濃度測定により、薬液タンク70内の薬液が規定の濃度であることが確認されると、制御部150による制御下で薬液ポンプ65が駆動されて薬液が処理槽3内に供給される。制御部150は、上述した各ポンプ、各電磁弁などに対する駆動制御を行う。
これらの各弁及び各ポンプに対する駆動制御においては、制御部150は、少なくとも給水管路9内に対して、循環管路20、チャンネル管路21を介して、既知の水抜き、消毒、濯ぎを行うととともに、処理槽3内の少なくとも水道水と薬液とのいずれかを、薬液回収管路61を介して薬液タンク70に回収するか排水管路59を介して外部排水口から排水するかのいずれかを行う給水管路消毒プログラムを備えている。また、制御部150は、内視鏡リプロセッサ1内の全管路内を消毒する全管路消毒プログラムや、ポート33にチューブを介して接続された内視鏡の内視鏡管路を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒プログラムも備えている。
次に、薬液タンク70に貯留された薬液の濃度を測定する測定系について説明する。本実施の形態においては、電極ユニット80は、薬液タンク70に貯留されている薬液の濃度を測定するためのセンサユニットとして、被測定液である薬液を選択的に透過する隔膜を有する隔膜式電極ユニットとして構成されている。より詳細には、隔膜は被測定液のうち特定のイオンまたは分子のみを透過させることができる。この隔膜式電極ユニットは、測定精度を維持するために所定の期間で定期的に交換する必要があることから、電極ユニット80は、薬液タンク70に着脱可能に取り付けられている。
図3に示すように、電極ユニット80は、薬液タンク70に装着するための把持部となるフランジ状のセット部81と、このセット部81の下部に設けられ、外周面に外部接続用端子として第1,第2電極パッド87,89が配置されている端子部82と、端子部82の下部で端子部82よりも小径に形成され、電極を配置したセンサ本体である筒状の内腔を有する筒状部83と、筒状部83の先端側開口を応力付加により開放可能に閉塞する蓋状のキャップ84とを備えている。
筒状部83は、先端側にキャップ84を保持する円筒容器状のキャップ保持部85と、このキャップ保持部85の内周面に進退可能に装着されるセンサ部86とを含んで構成されている。センサ部86は端子部82と一体的に形成される部位であり、一方、キャップ保持部85はセンサ部86とは別体で形成され、センサ部86の先端側を覆うように装着される。
尚、キャップ保持部85とセンサ部86とは必ずしも別体で構成しなくとも良い。後述するように、例えばキャップ84に薬液タンク70の装着部側から応力を付加してキャップ84を開放する場合には、センサ部86がキャップ保持部85に対して進退可能でなくとも良い。
センサ部86の内腔中心部には、端子部82の外表面に配置された第1電極パッド87と電気的に接続される棒状の作用電極88が中心軸方向の所定高さまで突出されている。第1電極パッド87は、後述するように、薬液タンク70側の電気接点と所定の回転角の範囲で接触可能なように、周方向の所定長さに配置されている。
また、センサ部86の内腔の底面を形成して端子部82との境界となる隔壁86bには、端子部82の外表面に配置された第2電極パッド89に電気的に接続される2本の棒状の対極90が作用電極88から離間して立設され、対極90の先端側が電極保持部96a周囲の内腔内に露出されている。第2電極パッド89は、薬液タンク70側の電気接点と所定の回転角の範囲で接触可能なように、第1電極パッド87に対向して周方向の所定長さに配置されている。
作用電極88は、その先端面が被測定液を透過する隔膜91に接触して覆われている。隔膜91は、作用電極88の先端面の位置で周囲を密閉する円形状の膜として形成され、その外周部がセンサ部86の内腔壁面に設けられた段部に密着されて固定されている。
センサ部86の内腔壁面と、作用電極88の外周面と、底面の隔壁86bと、隔膜91とで囲まれる領域は、内部液室62として形成され、この内部液室92に、対極90の少なくとも一部が接触するように内部液Liが充填されている。内部液Liは、作用電極88と対極90とを電気的に導通させるための電解質の溶液である。
また、センサ部86の外周面は、キャップ保持部85内に進退可能に装着される進退部86cとして形成され、この進退部56cの先端側がキャップ保持部85とキャップ84との接合部の一部を突き破って開放するための開放部86dとして形成されている。開放部86dは、例えば、進退部86cの先端側を中心軸に対して斜めにカットすることで、鋭利な刃状となるように形成されている。
センサ部86の内腔壁面(進退部86cの内周面)とキャップ保持部85の内周面と隔膜91とキャップ84とで囲まれる領域は、隔膜91によって内部液室92と仕切られる標準液室93として形成されている。この標準液室93には、校正用の標準液Lcが貯留されている。標準液Lcとしては、例えば、純水、又は規定の濃度の被測定液が用いられる。
尚、キャップ保持部85の内周側には、進退部86cの外周面との間を液密に保持するシール部85aが設けられている。
以上の電極ユニット80は、薬液タンク70に装着されたとき、作用電極88と対極90とが端子部82に設けた第1電極パッド87,第2電極パッド89を介して、薬液タンク70側の電気接点と電気的に接続される。このとき、電極ユニット80は、初回セット時の標準液を用いたゼロ点調整の校正位置にセットされた後、ゼロ点調整完了後の実使用の測定位置にセットされる。このため、電極ユニット80側には、端子部82の下部に、セット時の位置合わせ用の嵌合部94が設けられている。嵌合部94は、径方向に突出する突起状に形成され、例えば、周方向の所定の2カ所の位置で互いに対向して設けられている。また、電極の数は2個以上でもよい。例えばゼロ点補正用の2点、測定用の2点が別々に設けられても良い(ゼロ点補正の精度を上げるためゼロ点補正用の電極には一定の抵抗を設けるなどが考えられる)。
尚、後述するように、電極ユニット80は、薬液タンク70の取付部に2段階で挿入され、1段目まで挿入した段階で全体を回転させて押し込むことにより、嵌合部94が薬液タンク70側に嵌合して実使用の測定状態にセットされる。このため、セット部81の頂面には、嵌合部94の位置を示すマーク等を設け、薬液タンク70側には、例えば、「校正(ゼロ点調整)位置」、「測定位置(PUSH)」といったようにセット位置を示す表示を設けることが望ましい。
次に、貯留容器である薬液タンク70側には、図4に示すように、薬液を貯留するための容器部70aの一部に、電極ユニット80を着脱可能に収容する凹形状の収容部71が設けられている。この収容部71は、入口側の第1収容部72と、この第1収容部72から奥側に形成される第2収容部73とから構成されている。
第1収容部72は、電極ユニット80の端子部82を位置合わせ用の嵌合部94を含めて収容する部位であり、棒状の第1接点74と第2接点75とが径方向で互いに対向して先端部が内面側に露出するように配置されている。第1接点74及び第2接点75は、それぞれ径方向内側に付勢されて配置されており、電極ユニット80が収容部71に挿入されたとき、第1,第2接点74,75の各先端部が第1電極パッド87,第2電極パッド89に接触することで、電気的な接続が確立される。
第2収容部73は、第1収容部72よりも小径に形成されて電極ユニット80の筒状部83を収容する部位であり、底面側に、電極ユニット80のキャップ保持部85の先端面が当接する当接部73aが設けられている。この当接部73aの内側には、被測定液を電極ユニット80に導くための被測定液入口73bが開口されている。
また、第1収容部72と第2収容部73との境界で環状平面をなす段部には、電極ユニット80の嵌合部94を軸方向に移動可能として測定時の位置を規定する測定セット部76が開口されている。この測定セット部76は、電極ユニット80の2カ所の嵌合部94に対応して、周方向の所定の2カ所の位置で互いに対向して設けられ、段部から第2収容部73の内壁にかけて軸方向に所定深さで開口されている。
第1,第2接点74,75は、信号線77a,77bを介してセンサ制御部100に接続されている。センサ制御部100は、薬液タンク70に設置される制御基板上に構成され、薬液タンク70側の第1,第2接点74,75から電極ユニット80の第1,第2電極パッド87,89を介して作用電極88と対極90との間に印加する測定用電圧を供給する電圧供給部101、作用電極88と対極90との間に流れる電流を測定する電流測定部102、ゼロ点調整の校正データを保持する校正データ保持部103、電流値の測定データを校正データで補正して薬液の濃度を測定する濃度測定部104を備えている。
センサ制御部100は、電極ユニット80が交換される等して薬液タンク70への初回の取り付けで校正位置(図7参照)にセットされたとき、電極ユニット80自体が保有する標準液によって測定の基準点(ゼロ点)調整を行い、その校正データを保存する。その後、電極ユニット80が測定位置(図8参照)にセットされると、保存された校正データで調整されたゼロ点を基準として、薬液タンク内に貯留された薬液の濃度を測定する。このセンサ制御部100による薬液の濃度測定結果は、制御部150に送信される。制御部150は、薬液の濃度測定データに基づいて異常の有無を診断する。
以下、電極ユニット80のゼロ点調整処理、薬液の濃度測定結果に基づく異常診断処理について、図5,図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、図5に示す電極ユニット80のゼロ点調整処理について説明する。このゼロ点調整処理は、本実施の形態においてはセンサ制御部100で実行される処理であり、最初のステップS1において、電極ユニット80が初回の校正位置にセットされている否かを確認する。
電極ユニット80の校正位置は、図7に示すように、電極ユニット80が薬液タンク70の収容部71に挿入されて1段目の第1の位置まで進行し、第1,第2接点74,75と第1,第2電極パッド87,89との電気的な接続が確立された状態である。このとき、電極ユニット80は、嵌合部94が第1,第2接点74,75と干渉しないような回転位置で挿入されて第1収容部72と第2収容部73との境界の段部に当接され、筒状部83先端がキャップ84によって閉塞されたまま、第2収容部73に収容されている。
電極ユニット80が初回の校正位置にセットされているか否かは、例えば、光学式又は磁気式の無接触センサ、或いは接触式のリミットスイッチで構成される位置検出センサ等を用いて、電極ユニット80の軸方向位置を検知することにより、確認することができる。また、薬液タンク70側の第1接点74と第2接点75との間の通電の有無及び履歴を監視することにより、電極ユニット80が初回の校正位置にセットされたか否かを確認することも可能である。
電極ユニット80が初回の校正位置にセットされたことが確認されると、センサ制御部100は、電圧供給部101から測定用(調整用)の電圧を供給し、第1,第2接点74,75から第1,第2電極パッド87,89を介して、作用電極88と対極90との間に電圧を印加する(ステップS2)。この電圧印加により、標準液室93に貯留されている校正用の標準液Lcのイオンが隔膜91を透過して、作用電極88と対極90との間に微少電流が流れる。この作用電極88と対極90との間に流れる電流は、電流測定部102にて測定される(ステップS3)。
次に、濃度測定部104は、予め既値である標準液Lcの濃度に基づいて、測定した電流による濃度測定の基準値(ゼロ点)の調整を行う(ステップS4)。そして、調整したゼロ点で電極ユニット80による測定のゼロ点補正値を調べ、このゼロ点補正値が規定範囲内に収まっているか否かを調べる(ステップS5)。
その結果、ゼロ点補正値が規定範囲外となった場合には、電極ユニット80の製造誤差等が考えられるため、エラー信号を出力して制御部150に異常発生を送信する(ステップS8)。制御部150は、この異常発生のエラー信号を受けて、操作パネル13への表示や音声出力により異常発生を報知し、新たな電極ユニット80への交換を促す。
一方、ゼロ点補正値が規定範囲内である場合には、ゼロ点調整の今回の校正データで、校正データ保持部103に保存されている旧データを更新し(ステップS6)、電極ユニット80の測定位置へのセットを指示する信号を制御部150に送信する(ステップS7)。制御部150は、この測定位置へのセット指示を受けて、操作パネル13への表示や音声出力により、作業者が電極ユニット80を測定位置にセットするように案内する。
電極ユニット80の測定位置へのセットは、電極ユニット80を薬液タンク70の収容部71の1段目の第1の位置から2段目の第2の位置に進行させたとき、すなわち1段目の挿入位置(校正位置)で電極ユニット80を回転させて嵌合部94を薬液タンク70の測定セット部76に一致させ、その状態で電極ユニット80を薬液タンク70内部の方向に押し込むことでセットされる。
このとき、図8に示すように、第2収容部73に収容されている筒状部83は、キャップ保持部85の先端面が第2収容部73先端の当接部73aに当接してキャップ保持部85の移動が制限され、このキャップ保持部85に対してセンサ部86(進退部86c)が相対移動する。このキャップ保持部85に対する進退部86cの相対移動により、進退部86c先端の開放部86dがキャップ保持部85とキャップ84との接合部の一部を突き破り、キャップ84を開放する。
尚、キャップ84の開放は、薬液タンク70側で行うようにしても良い。例えば、第2収容部73の底面側に開放部86dと同様の形状の部位を逆向きに設けてキャップ84を突き当てることで、キャップ84を開放することができる。
キャップ84の開放により、標準液室93の標準液Lcが排出されて標準液室93が薬液タンク70内の薬液Lqで満たされ、薬液Lqを被測定液とする濃度測定の準備が整う。濃度測定は、基本的に標準液Lcによる校正と同様であり、電圧供給部101から測定用の電圧を供給し、第1,第2接点74,75から第1,第2電極パッド87,89を介して、作用電極88と対極90との間に電圧を印加すると、標準液室93内に入り込んだ薬液Lqのイオンが隔膜91を透過して、作用電極88と対極90との間に電流が流れる。この電流が電流測定部102にて測定されて濃度測定部104に送られる。
濃度測定部104は、校正データ保持部103に保存されている校正データでゼロ点を調整した上で、濃度と電流値との関係を記録したデータテーブルを参照する等して薬液Lqの濃度を算出する。薬液Lqの濃度測定結果は、濃度測定部104から制御部150に送信される。ここでいう薬液とは、上述したとおり消毒液に限定されず、洗浄液、すすぎ液または内視鏡乾燥用の揮発性の高い液体であってもよい。
制御部150は、濃度測定部104から送信された濃度測定結果に基づいて、図6に示す診断処理を実行する。この診断処理により、薬液ボトル12aの交換による薬液の希釈不良による濃度データの異常や、洗浄消毒の各工程での異常に起因する異常な濃度データの有無を診断する。
図6の診断処理では、最初に、制御部150は、薬液Lqの濃度データNをセンサ制御部100から受信し(ステップS11)、濃度データNが予め設定された上限値NH以下か否かを調べる。上限値NHは、薬液ボトル12aの薬液を薬液タンク70内に供給して水により希釈した場合の上限の許容濃度である。例えば、薬液ボトル12a内の薬液の濃度が6%であるとすると、薬液ボトル12aを交換して通常に希釈した直後は、薬液タンク70内の薬液は0.3%程度となる。このため、許容される上限の濃度Nhを、例えば、0.35%として診断を行う。
その結果、N>NHの場合には、給水系や水位測定系の異常による薬液の希釈エラー、若しくは濃度測定のゼロ点補正値のエラー、電極ユニット80の取り付けミス等が考えられるため、異常発生と診断し、操作パネル13への表示やブザー等の警報音或いは音声により警告を発する(ステップS16)。一方、N≦NHであり、とりあえず正常値を示す場合には、更に、今回の濃度データNが前回の工程の濃度データN’より高くなっているか否かを調べる(ステップS13)。
一般に、リプロセッサは、1工程動作させる毎に薬液は希釈されていく。従って、N≧N’で前回の工程時に比べて薬液の濃度が逆に高くなった場合は、電極ユニット80の異常、ゼロ点補正値のエラー、装置内の管路不良等が考えられ、同様に、異常発生と診断して警告を発する(ステップS16)。
一方、N<N’であり、正常と判断される場合には、更に、濃度データNが予め設定された下限値NL以上か否かを調べる(ステップS14)。下限値NLは、薬液ボトル12a内の薬液を希釈した場合に消毒性能を確保可能な下限の濃度であり、例えば、薬液ボトル12a内の薬液の濃度が6%である場合、下限の濃度NLを0.2%として診断を行う。
そして、今回の濃度データNがN≦NH且つN<N’且つN≧NLの条件を全て満たす場合、薬液タンク70の薬液は適正な濃度に希釈されており、正常であると診断する(ステップ(S15)。一方、N<NLの場合には、異常と診断して警告を発し(ステップS16)、薬液の交換や各部の点検を促す。
このように、本発明の実施の形態においては、電極ユニット80の交換を行うだけで、自動的に校正を行って実使用での測定状態とすることが可能となり、従来のような手間のかかる校正作業を省略して、作業者に調整ミスを誘発させることを回避することができる。
[第2形態]
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。第2形態は、被測定液の導電率を測定する導電率計への適用を示すものである。
図9に示すように、第2形態の電極ユニット80Aは、第1形態の電極ユニット80の隔膜91及び内部液室92を廃止して1つの標準液室93Aとしたものであり、標準液室93Aに貯留される校正用の標準液Lc’に、作用電極88及び対極90の一部が接触するように露出されている。校正用の標準液Lc’は、一定の導電率をもった液体とする。その他の構成は、電極ユニット80と同様である。
電極ユニット80Aで溶液の導電率を測定する場合、予め標準液室93A内の標準液Lc’で作用電極88と対極90との間に流れる電流を測定して、ゼロ点の調整を行う。その後、キャップ84を開放して標準液Lc’を排出すること、被測定液の導電率を測定することが可能となる。
この場合、周知のように、溶液の導電率は濃度と相関関係があり、導電率計を濃度計としても使用することができることから、電極ユニット80に代えて、電極ユニット80Aを薬液タンク70に装着し、薬液の濃度を測定することも可能である。
第2形態においても、第1形態と同様、電極ユニット80Aの交換を行うだけで、自動的に校正を行って実使用での測定状態とすることが可能となるが、第2形態では、第1形態に比較してより簡素な電極ユニット80Aを用いることができ、システムコストを低減することが可能となる。
本出願は、2014年9月4日に日本国に出願された特願2014−180587号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。

Claims (7)

  1. 計測対象である被測定液を貯留する貯留容器に対して着脱可能な電極ユニットを有する電極式溶液測定装置であって、
    前記電極ユニットは、
    前記貯留容器に着脱可能に挿入される筒状の筒状部と、
    前記筒状部の先端部を応力付加により開放可能に塞いでいるキャップと、
    前記キャップから所定距離離れて配置され、前記被測定液を選択的に透過する隔膜と、
    前記筒状部の内壁、前記キャップ、および前記隔膜により囲まれ、校正用の標準液を貯留している標準液室と、
    前記隔膜に接触するように前記筒状部内に配置されている作用電極と、
    前記作用電極と電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第1電極パッドと、
    前記筒状部内で前記標準液室と前記隔膜により仕切られており、電解質の内部液を貯留している内部液室と、
    前記筒状部内に前記作用電極と離間して配置され、少なくとも一部が前記内部液に接触するように前記内部液室内に露出している対極と、
    前記対極に電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第2電極パッドと、
    を含むことを特徴とする電極式溶液測定装置。
  2. 計測対象である被測定液を貯留する貯留容器に対して着脱可能な電極ユニットを有する電極式溶液測定装置であって、
    前記電極ユニットは、
    前記貯留容器に着脱可能に挿入される筒状の筒状部と、
    前記筒状部の先端部を応力付加により開放可能に塞いでいるキャップと、
    前記筒状部の内壁および前記キャップにより囲まれ、校正用の標準液を貯留している標準液室と、
    前記筒状部内に配置され、少なくとも一部が前記標準液に接触するように前記標準液室内に露出している作用電極と、
    前記作用電極と電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第1電極パッドと、
    前記筒状部内に前記作用電極と離間して配置され、少なくとも一部が前記標準液に接触するように前記標準液室内に露出している対極と、
    前記対極に電気的に接続されており、前記筒状部の表面に配置されている第2電極パッドと、
    を含むことを特徴とする電極式溶液測定装置。
  3. 前記筒状部の外表面には、前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドを前記溶液貯留容器と位置合わせするための嵌合部が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電極式溶液測定装置。
  4. 前記筒状部は、
    前記キャップを保持するキャップ保持部と、
    前記キャップ保持部に対して進退可能である進退部と、
    前記進退部の先端側に設けられ、前記進退部が前記キャップ側に進行することにより前記キャップを押して前記キャップを開放する開放部と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電極式溶液測定装置。
  5. 液を貯留するための容器部と、
    前記容器部の一部に形成され、第1電極パッドおよび第2電極パッドが表面に配置されている電極式溶液測定装置用電極ユニットを収容するための凹形状を有し、底面に開口を有する収容部と、
    前記収容部の内面に露出し、前記収容部の第1の位置まで進行した前記電極ユニットの前記第1電極パッドに電気的に接触するための第1接点と、
    前記収容部の内面に露出し、前記第1の位置まで進行した前記電極ユニットの前記第2電極パッドに電気的に接触するための第2接点と、
    を含むことを特徴とする貯留容器。
  6. 前記第1接点および前記第2接点に接続され、前記第1接点と前記第2接点との間に印加する測定用電圧を供給する電圧供給部と、
    前記第1接点および前記第2接点に接続され、前記測定用電圧を印加したときに流れる電流を測定する電流測定部と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の貯留容器。
  7. 請求項5または6に記載の貯留容器を含むことを特徴とする内視鏡リプロセッサ。
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