JP5826315B2 - エレベータのガイドシュー - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータのガイドシューに関する。
一般に、エレベータのカゴには、カゴドアパネルが設けられ、エレベータホール(乗場)には、ホールドアパネルが設けられており、エレベータホールにカゴが着床した場合、カゴドアパネルが、当該エレベータホールのホールドアパネルと連動して開く。このようにして、エレベータの出入口が開き、エレベータの利用者が乗り降り可能となっている。
ホールドアパネルの下方には、ホール側シル(敷居)が設けられ、ホール側シルの上面にシル溝が形成されている。ホールドアパネルには、このシル溝内を摺動可能なガイドシューが設けられており、このガイドシューによってホールドアパネルがシル溝に沿って案内されながら開閉する。カゴドアパネルも同様に構成されている。
ガイドシューは、シル溝を摺動する際にシル溝の壁面に擦れるため磨耗する。このため、ガイドシューは、消耗品として扱われ、定期的な交換が行われている。
ガイドシューの交換期間を長くするために、例えば、特許文献1に示すようなエレベータの戸の脚が知られている。ここでは、シル溝内を摺動する摺動部材が、取付金具を介してドアパネルに取り付けられており、摺動部材の磨耗の程度に応じて、摺動部材と取付金具との隙間にスペーサ板を挿入して当該隙間を広げ、摺動部材の幅寸法を大きくするように調整可能に構成されている。このようにして、摺動部材をシル溝内で適切に摺動可能となるようにメンテナンスし、摺動部材の交換期間の長期化を図っている。
特開2012−1307号公報
しかしながら、特許文献1に示すような構造の場合、ガイドシューを構成する摺動部材および取付金具がドアパネルから取り外されて、摺動部材と取付金具との隙間にスペーサ板が挿入される。その後、摺動部材の幅を初期の寸法又はそれに近い寸法に戻して、ガイドシューがドアパネルに取り付けられる。このことにより、保守員による摺動部材のメンテナンス作業に多くの時間が費やされていた。また、建物の階床が多くなるに従ってエレベータホールに設けられたホールドアパネルの数も多くなり、これに比例して作業時間が増大する。この場合、エレベータの停止時間が増大するという問題も生じる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、交換期間の長期化を図ると共にメンテナンス作業時間を短縮することができるエレベータのガイドシューを提供することを目的とする。
実施の形態によれば、エレベータのガイドシューは、エレベータの出入口を開閉するドアパネルを、このドアパネルの下方に設けられたシル溝に沿って案内するためのものである。このエレベータのガイドシューは、ドアパネルの下部に回動可能に設けられたシュー本体と、シュー本体に設けられ、各々がシル溝内を摺動可能な複数の摺動部材と、シュー本体をドアパネルに解除可能に係止する係止手段と、を備えている。摺動部材の各々は、シュー本体の回動方向に互いに異なる位置に配置されている。
また、実施の形態によれば、エレベータのガイドシューは、エレベータの出入口を開閉するドアパネルを、このドアパネルの下方に設けられたシル溝に沿って案内するためのものである。このエレベータのガイドシューは、ドアパネルの下部に回動可能に設けられたシュー本体と、シュー本体に設けられ、シル溝内を摺動可能な摺動部材と、シュー本体をドアパネルに解除可能に係止する係止手段と、を備えている。摺動部材は、シュー本体の回動方向に環状に形成されている。
図1は、本発明の実施の形態におけるエレベータ装置の全体概略構成を示す図である。 図2は、図1のエレベータ装置におけるホールドアパネルを昇降路側(裏側)から見た図である。 図3は、図2のA部詳細図である。 図4は、図3のB−B線断面図である。 図5は、図4のC部拡大図である。 図6(a)〜(d)は、本発明の実施の形態におけるエレベータのガイドシューのメンテナンス方法を説明するための図である。 図7は、図3のガイドシューの変形例(変形例1)を示す正面図である。 図8は、図4のガイドシューの変形例(変形例2)を示す正面図である。 図9は、図8のD−D線断面図である。
図1乃至図6を用いて、本発明の実施の形態におけるエレベータのガイドシュー(以下、単にガイドシューと記す)について説明する。ここでは、まず、ガイドシューが適用されるエレベータ装置について図1を用いて説明する。
図1に示すように、エレベータ装置1は、昇降路2内を昇降可能なカゴ3と、カゴ3にロープ4を介して連結された釣合錘5と、ロープ4を介してカゴ3及び釣合錘5を昇降させる巻上機(昇降駆動部)6と、を備えている。このような構成において、巻上機6がロープ4を巻き上げることにより、カゴ3及び釣合錘5が昇降し、カゴ3は、エレベータ装置1が設置された建物の複数の階床にそれぞれ設けられたエレベータホール7間を昇降するようになっている。
カゴ3には、カゴドアパネル10が設けられ、各エレベータホール7には、ホールドアパネル11が設けられており、これらのカゴドアパネル10とホールドアパネル11とが連動することによって、エレベータの出入口12が開閉するように構成されている。これにより、カゴ3がエレベータホール7に着床すると、カゴドアパネル10とホールドアパネル11とが連動して開くことでエレベータの出入口12が開き、エレベータの利用者が乗り降り可能となっている。
ところで、ホールドアパネル11の下方には、ホール側シル13(図2参照)が設けられ、ホール側シル13の上面にシル溝14(図3、4参照)が形成されている。ホールドアパネル11は、ガイドシュー20によって、このシル溝14に沿って案内されながら開閉する。また、図示しないが、カゴドアパネル10の下方にも、カゴ側シルが設けられ、カゴ側シルの上面にシル溝が形成されており、ガイドシューによってこのシル溝に案内されながらカゴドアパネル10は開閉する。以下、ホールドアパネル11を案内するためのガイドシュー20を例にとって説明する。
図2に示す形態においては、エレベータホール7には、2つのホールドアパネル11が設けられており、両開き構造となっている。ガイドシュー20は、ホールドアパネル11の裏側(昇降路2側)で、各ホールドアパネル11の下部に2つずつ設けられている。すなわち、ホールドアパネル11の下部に、ホールドアパネル11の開閉方向に延びる下梁15が設けられており、この下梁15に、ガイドシュー20が取り付けられている。このようにして、シル溝14に沿って案内されるホールドアパネル11の開閉を安定化させている。なお、昇降路2の底部には緩衝装置16が設けられており、緩衝装置16は、万が一カゴ3が昇降路2の底部に衝突する際に、その衝撃を緩和するためのものである。
図3に示すように、ガイドシュー20は、ホールドアパネル11の下部に回動可能に設けられたシュー本体21と、シュー本体21に設けられ、各々がシル溝14内を摺動可能な複数の摺動部材22と、シュー本体21をホールドアパネル11に解除可能に係止する係止手段30と、を備えている。
各摺動部材22は、シュー本体21の回動方向に互いに異なる位置に配置されている。本実施の形態においては、シュー本体21に4つの摺動部材22が取り付けられており、シュー本体21の回動方向に略90°間隔で略均等に配置されている。より具体的には、各摺動部材22は、矩形状に形成され、正方形の4つの辺を形成するようにシュー本体21に取り付けられている。言い換えると、互いに対向するとともに略平行な一対の摺動部材22に対して、互いに対向すると共に略平行な他の一対の摺動部材22が垂直に配置されている。
図4に示すように、シュー本体21と上述した下梁15との間には、台座23が介在されている。台座23は下梁15に固定されており、シュー本体21は、台座23に対して回動可能になっている。
係止手段30は、蝶ボルト(係止ボルト)31と、ホールドアパネル11側に設けられた蝶ボルト31が螺合するねじ穴32(被係止部)と、を有している。このうちねじ穴32は、ホールドアパネル11側の部材である台座23に形成されており、このねじ穴32に蝶ボルト31が螺合すると、シュー本体21が台座23に対して固定(係止)される。一方、ねじ穴32に螺合している蝶ボルト31を緩めることにより、ねじ穴32への蝶ボルト31の螺合を解除させて、シュー本体21の台座23側の面を台座23から離すことができる。このようにして、シュー本体21は、台座23に対して解除可能に係止されるように構成されている。
蝶ボルト31は、略円柱状のボルト本体31aと、ボルト本体31aの一端に設けられ、つまみ部となる蝶形状の頭部31bと、ボルト本体31aの他端に設けられ、ねじ穴32に螺合するねじ部31cと、を有している。図4に示す形態においては、ねじ部31cはボルト本体31aよりも大きな直径を有している。すなわち、本実施の形態における蝶ボルト31は、胴細状に形成されている。なお、頭部31bは、ボルト本体31aとは別々に作製されて、ボルト本体31aをシュー本体21の本体貫通穴21a(図5参照)に通した後に、当該ボルト本体31aに対して溶接または接着により接合してもよい。
一方、図5に示すように、台座23に設けられたねじ穴32よりシュー本体21側の部分には、顎部33が設けられている。この顎部33の内径は、蝶ボルト31のボルト本体31aの直径より大きく、かつ蝶ボルト31のねじ部31cの直径より小さくなっている。このことにより、蝶ボルト31が、ねじ穴32から抜けることを防止している。また、ねじ穴32と顎部33との間には、蝶ボルト31のねじ部31cの直径より大きい内径を有する大径穴34が設けられている。
図4に示すように、蝶ボルト31の頭部31bとシュー本体21との間には、スプリング35が設けられている。このスプリング35は、シュー本体21を台座23に固定する場合に圧縮されて、シュー本体21を台座23側に付勢するようになっている。このことにより、台座23にシュー本体21をより一層強固に固定可能になっている。なお、スプリング35は、上述したように蝶ボルト31の頭部31bとボルト本体31aとが接合される前に当該ボルト本体31aに外装される。
図5に示すように、係止手段30の蝶ボルト31は、ロック手段40によってホールドアパネル11にロックされている。ロック手段40は、蝶ボルト31のねじ部31cの先端面に設けられたボルト側凹凸部41と、ホールドアパネル11側に設けられた、ボルト側凹凸部41に係合可能なパネル側凹凸部42と、を含んでいる。このうちパネル側凹凸部42は、具体的には、ホールドアパネル11側の部材である下梁15のシュー本体21側の面に形成されている。このことにより、蝶ボルト31がねじ穴32に螺合して下梁15に当接すると、ボルト側凹凸部41とパネル側凹凸部42が係合し、蝶ボルト31がホールドアパネル11側の下梁15にロックされるようになっている。
本実施の形態におけるガイドシュー20は、複数の摺動部材22のうちのいずれか一の摺動部材22がシル溝14内に配置される位置に、シュー本体21の回動方向の位置を決める位置決め手段50を更に備えている。位置決め手段50は、図5に示すように、互いに係合可能な位置決め凸部51および位置決め凹部52を有している。
図5においては、位置決め凸部51は、ホールドアパネル11側の部材である台座23のシュー本体21側の面に設けられ、位置決め凹部52は、シュー本体21の台座23側の面に設けられている。例えば、台座23に、略180°間隔で(シュー本体21の回動軸線に対して対称の位置に)2つの位置決め凸部51が設けられ、台座23に、略90°間隔で位置決め凹部52を設けることにより、4つの摺動部材22のいずれか一の摺動部材22がシル溝14内に配置される位置にシュー本体21を位置決めすることができる。なお、位置決め凸部51が、シュー本体21の台座23側の面に設けられ、位置決め凹部52が、台座23のシュー本体21側の面に設けられるようにしてもよい。また、位置決め手段50は、シュー本体21の回動方向の位置を決めることができれば、位置決め凸部51と位置決め凹部52とを有する構成に限られることはない。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について図6を用いて説明する。
通常運転時には、図6(a)に示すように、4つの摺動部材22のうちの一の摺動部材22がシル溝14内に配置されて、ホールドアパネル11の開閉時にシル溝14内で摺動する。このことにより、当該摺動部材22は、シル溝14の壁面に擦れて磨耗する。このため、磨耗した摺動部材22は、未だ使用されていない他の新たな摺動部材22に交換される。
摺動部材22の交換時には、まず、図6(b)に示すように、蝶ボルト31が緩められる。このことにより、ねじ穴32に対する蝶ボルト31の螺合が解除されるとともに、蝶ボルト31の先端面に設けられたボルト側凹凸部41と下梁15に設けられたパネル側凹凸部42との係合が解除される。このため、シュー本体21の台座23側の面が台座23から離れて、シュー本体21が台座23に対して回動自由な状態になる。この際、蝶ボルト31の頭部31bとシュー本体21との間に設けられたスプリング35の長さが長くなり、スプリング35による付勢力が低減(または消滅)される。また、この際、蝶ボルト31のねじ部31cは、大径穴34内に位置付けられるとともに、ねじ穴32に設けられた顎部33により係止され、蝶ボルト31がねじ穴32から抜けることが防止される。
続いて、図6(c)に示すように、シュー本体21を略90°(または180°)回動させる。この際、シュー本体21を、台座23から引き離しながら回動させる。このことにより、位置決め凸部51と位置決め凹部52との係合を回避してシュー本体21を回動させることができる。この際、上述したようにスプリング35の付勢力が低減されているため、シュー本体21は容易に台座23から引き離すことができる。また、シュー本体21の本体貫通穴21aに、蝶ボルト31のボルト本体31aが貫通しているため、シュー本体21は、当該ボルト本体31aを軸としてスムーズに回動することができる。
次いで、図6(d)に示すように、他の一の摺動部材22がシル溝14内に配置され、シュー本体21の回動を止める。その後、位置決め凸部51と位置決め凹部52とを係合させるように、シュー本体21を台座23に当接させ、蝶ボルト31をねじ穴32に螺合させる。この際、ロック手段40のボルト側凹凸部41と下梁15に設けられたパネル側凹凸部42とが係合される。このことにより、蝶ボルト31が下梁15にロックされ、シュー本体21を台座23に固定することができる。この際、スプリング35が圧縮されて付勢力が増大し、この付勢力によってシュー本体21は台座23に、より一層確実に固定される。
このようにして、摺動部材22を交換することができ、この後、通常運転を行うことができる。
このように本実施の形態によれば、ホールドアパネル11の下梁15に設けられたシュー本体21の回動方向に互いに異なる位置に複数の摺動部材22が設けられ、当該シュー本体21が、ホールドアパネル11(より具体的には台座23)に解除可能に係止されている。このことにより、ホールドアパネル11に対するシュー本体21の係止を解除させることで、シュー本体21をホールドアパネル11に対して回動させることができる。このため、磨耗した一の摺動部材22から他の摺動部材22への交換は、シュー本体21を回動させることにより、容易に行うことができる。この結果、ガイドシュー20を取り外すことを回避して摺動部材22を交換することができ、ガイドシュー20の交換期間の長期化を図ることができる。また、この場合、メンテナンス作業時間を短縮することができ、エレベータ装置1の停止時間を短縮してエレベータの利用者の負担を軽減することができる。とりわけ、建物の階床が多い場合には、メンテナンス作業時間を大幅に短縮することができる。また、ホール側ドアパネルのガイドシュー20のメンテナンス作業は、カゴ3内またはカゴ3上からの危険な高所作業となり得るが、作業時間を短縮することにより、作業の危険性を低減することができ、作業の安全性を向上させることができる。
また本実施の形態によれば、シュー本体21をドアパネルに解除可能に係止する係止手段30は、蝶ボルト31と、ホールドアパネル11側の台座23に設けられた、蝶ボルト31が螺合するねじ穴32と、を有している。このことにより、ホールドアパネル11に対するシュー本体21の係止と、この係止の解除とを容易に行うことができ、メンテナンス作業時間をより一層短縮することができる。とりわけ本実施の形態によれば、係止手段30の係止ボルトが蝶ボルト31であることにより、工具の使用を回避することができ、メンテナンス作業時間をより一層短縮することができる。また、工具の使用を回避することができるため、工具などが昇降路2内へ落下する危険性も回避することができる。
また本実施の形態によれば、蝶ボルト31の先端面にボルト側凹凸部41が設けられ、下梁15にボルト側凹凸部41が係合可能なパネル側凹凸部42が設けられている。このことにより、蝶ボルト31がねじ穴32に螺合して下梁15に当接すると、ボルト側凹凸部41とパネル側凹凸部42が互いに係合し、蝶ボルト31をねじ穴32にロックすることができる。このため、台座23にシュー本体21をより一層強固に固定することができる。
さらに本実施の形態によれば、シュー本体21の回動方向の位置が、一の摺動部材22がシル溝14内に配置される位置に位置決めされる。このことにより、シュー本体21を回動した際に、シュー本体21を容易に位置決めすることができ、メンテナンス作業の容易化を図ることができる。また、一の摺動部材22をシル溝14内により一層確実に配置することができ、メンテナンス作業の品質を向上させることができる。とりわけ本実施の形態によれば、位置決め凸部51と位置決め凹部52とによってシュー本体21の位置決めを行うことができる。このことにより、保守員は、シュー本体21を通して伝わってくる感触で、シュー本体21の位置決めすべき位置を確認することができ、メンテナンス作業の容易化および品質向上を図ることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、シュー本体21に4つの摺動部材22が設けられ、これらの摺動部材22が、シュー本体21の回動方向に略90°間隔で配置されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図7に示すように、シュー本体21に設けられた摺動部材22が、シュー本体21の回動方向に沿って環状に形成されるようにしてもよい。この場合、摺動部材22のうち磨耗した部分を新たな(磨耗していない)部分に交換する際、シュー本体21の回動範囲を小さくして、当該新たな部分を磨耗した部分に近接させることができる。このため、摺動部材22の回動方向の多くの領域(とりわけ全領域)を有効に使用することができ、ガイドシュー20の交換期間を長くすることができる。
また、上述した本実施の形態においては、蝶ボルト31をねじ穴32にロックするロック手段40が、蝶ボルト31に設けられたボルト側凹凸部41と、ねじ穴32に設けられたパネル側凹凸部42とを含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図8に示すように、ロック手段40は、蝶ボルト31に設けられたボルト側貫通穴61と、ホールドアパネル11側の部材である台座23に設けられたパネル側貫通穴62と、これらのボルト側貫通穴61およびパネル側貫通穴62を貫通するピン63と、を含むようにしてもよい。この場合においても、ピン63によって蝶ボルト31をホールドアパネル11側の台座23にロックすることができる。
また、上述した本実施の形態においては、ガイドシュー20が、両開き構造のホールドアパネル11に適用される例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、ガイドシュー20は、片開き構造のホールドアパネル11にも適用することができる。さらに、ガイドシュー20は、ホールドアパネル11ではなく、カゴ3に設けられるカゴドアパネル10(図1参照)に適用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるエレベータのガイドシューは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 エレベータ装置
10 カゴドアパネル
11 ホールドアパネル
12 出入口
14 シル溝
20 ガイドシュー
21 シュー本体
22 摺動部材
30 係止手段
31 蝶ボルト
32 ねじ穴
40 ロック手段
41 ボルト側凹凸部
42 パネル側凹凸部
50 位置決め手段
51 位置決め凸部
52 位置決め凹部
61 ボルト側貫通穴
62 パネル側貫通穴
63 ピン

Claims (7)

  1. エレベータの出入口を開閉するドアパネルを、当該ドアパネルの下方に設けられたシル溝に沿って案内するためのエレベータのガイドシューであって、
    前記ドアパネルの下部に回動可能に設けられたシュー本体と、
    前記シュー本体に設けられ、各々が前記シル溝内を摺動可能な複数の摺動部材と、
    前記シュー本体を前記ドアパネルに解除可能に係止する係止手段と、を備え、
    前記摺動部材の各々は、前記シュー本体の回動方向に互いに異なる位置に配置され
    前記シュー本体は、前記シル溝を含む鉛直面内で回動可能であることを特徴とするエレベータのガイドシュー。
  2. 前記係止手段は、係止ボルトと、前記ドアパネル側に設けられ、前記係止ボルトが螺合する被係止部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのガイドシュー。
  3. 前記係止ボルトを前記ドアパネルにロックするロック手段を更に備え、
    前記ロック手段は、前記係止ボルトに設けられたボルト側貫通穴と、前記ドアパネル側に設けられたパネル側貫通穴と、前記ボルト側貫通穴および前記パネル側貫通穴を貫通するピンと、を含むことを特徴とする請求項に記載のエレベータのガイドシュー。
  4. 前記係止ボルトは蝶ボルトであることを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータのガイドシュー。
  5. 複数の前記摺動部材のうちのいずれか一の前記摺動部材が前記シル溝内に配置される位置に前記シュー本体の回動方向の位置を決める位置決め手段を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエレベータのガイドシュー。
  6. 前記位置決め手段は、互いに係合可能な位置決め凸部および位置決め凹部を有し、
    前記位置決め凸部および前記位置決め凹部のうちの一方は、前記シュー本体に設けられ、他方は、前記ドアパネル側に設けられていることを特徴とする請求項に記載のエレベータのガイドシュー。
  7. エレベータの出入口を開閉するドアパネルを、当該ドアパネルの下方に設けられたシル溝に沿って案内するためのエレベータのガイドシューであって、
    前記ドアパネルの下部に回動可能に設けられたシュー本体と、
    前記シュー本体に設けられ、前記シル溝内を摺動可能な摺動部材と、
    前記シュー本体を前記ドアパネルに解除可能に係止する係止手段と、を備え、
    前記摺動部材は、前記シュー本体の回動方向に環状に形成され
    前記シュー本体は、前記シル溝を含む鉛直面内で回動可能であることを特徴とするエレベータのガイドシュー。
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