JP5825930B2 - チェアリフトの搬器 - Google Patents

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Description

本発明は、チェアリフトの搬器に関し、詳細には、搬器から乗客が転落することを防止することのできるチェアリフトの搬器に関する。
チェアリフトは、山麓側の停留場と山頂側の停留場とに設けた滑車間に索条を無端状に張架し、この索条に椅子式の搬器を定間隔で懸垂して両停留場間を循環して運行する輸送設備であって、スキー場等の傾斜地において多く利用されている。この搬器は、乗車人員が1〜8人乗りの搬器が実用化されている。このうち1〜2人乗りの搬器では、座席シートの側端に備えた肘掛けを掴むことにより、乗客は体を安定させることができるが、それ以上の乗車人員の搬器においては、両端の乗客以外の乗客は掴まるところがないので不安定であり転落してしまう虞がある。
このようなことから大型の搬器には、乗客の転落を防止するためにセーフティーバーを備えている。このセーフティーバーは、コの字状またはロの字状に座席シートの前面を囲むように丸鋼管等で形成されており、略垂直位置と略水平位置との間で回動自在に備えられている。セーフティーバーは、乗客が乗車する前には略垂直状態にあって乗車に支障のない位置にあり、乗客が乗車した後には、水平状態へと回動して乗客を囲んだ状態となる。このようにして、乗車中の乗客の前方にはセーフティーバーが横方向に延びて位置し、乗客はこれを掴むことにより体を安定させることができる。
しかしながら、水平状態のセーフティーバーと座席シートの座面との間隔は、大人が着座したときに大腿部の上側に余裕ができるように位置決めされているので、子供のように体の小さな乗客には、この間隔が大きすぎ、この間をすり抜けて転落する虞がある。また、このような小さな子供等がスキーを装着して乗車した場合には、背板にもたれ掛かるまで深く腰掛けることができないので、さらに転落の可能性が大きくなる。
このような事態を回避するために、従来、セーフティーバーが水平位置になった状態で乗客の両大腿部の間に挟み込まれるように、セーフティーバーの下部に固定部材を延出して設け、これにより乗客が前方へ移動するのを阻止し、転落を防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、座席シートの前方端の領域を滑り止めの素材で構成し、乗客の落下を防止する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−111382号公報 特開2007−284055号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成においては、固定部材の形状等に工夫を凝らし、固定部材が乗客の大腿部と接触したときに不快感や痛みを伴わないようにしているものの、セーフティーバーを水平状態に回動するときに、上方から下降してきた固定部材と座席シートとの間に乗客の大腿部が挟まれる可能性は未だにあった。また、特許文献2に記載の構成においては、乗客は前方に滑りにくくなるもののセーフティーバーと座席シートの座面との間隔は依然として大きく、この間をすり抜けてしまう可能性がないわけではない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、乗客が座席シートから転落するのを防止することのできるチェアリフトの搬器を提供することを目的とする。
本発明のチェアリフトの搬器は、2つの停留場の間を移動するチェアリフトの搬器であって、乗客が着座する座板の前端部において、該座板の下部から上方へ出没自在ストッパーを設け、該ストッパーを動作させる操作部を備えており、前記停留場における乗車位置より進行方向前方の所定位置に設けられた第1の作動部を前記操作部が通過することで、該操作部が作動して前記ストッパーを突出させ、前記停留場における降車位置より進行方向後方の所定位置に設けられた第2の作動部を前記操作部が通過することで、該操作部が作動して前記ストッパーを収容させるようになっていることを特徴としている。
本発明によれば、乗客の両大腿部の間ストッパーが突出することにより、乗客が前方へ滑動することを防止でき、よって搬器から乗客が転落することを防止できる。また、ストッパーは、座板の下方から上方へ出没するので、乗客の大腿部が挟まれるといったこともない。
搬器の正面図 搬器の側面図 滑動防止装置の平面図 滑動防止装置の正面図 滑動防止装置の側面図 滑動防止装置の動作状態を示す側面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は、チェアリフトの搬器10の正面図及び側面図である。搬器10の上部には、索条16を握索する握索機11を備えており、この握索機11には、前後方向に揺動自在に懸垂機12が懸垂されている。懸垂機12の下端には、正面視において略矩形のシートフレーム13が懸垂されており、このシートフレーム13の内側に座板14及び背板15が配設されている。また、シートフレーム13の中間高さ位置からやや下方の位置には、セフティーバー17が進行方向へ回動自在に枢支されている。セーフティーバー17は、乗客が着座した後にこれを前方に倒して掴まることができる。尚、図に示した搬器10は、4人乗車の搬器10である。座板14の下部には、滑動防止装置18を備えている。この滑動防止装置18は、着座した乗客の両大腿部の間の位置において、棒状のストッパー19が座板14の下部から上方に向けて突出して出現するように構成されており、以下この構成を説明する。
図3は、滑動防止装置18の平面図、図4は、滑動防止装置18の正面図、図5は、滑動防止装置18の側面図である。シートフレーム13の両側方下部には、前後方向に延びるガイドレール20を備えている。ガイドレール20はコ字形状であって、互いに内側方向に開口している。このガイドレール20には、ストッパーフレーム21が支持されている。ストッパーフレーム21は、ガイドレール20間に亘って延伸した長尺状の横梁部材22と、この横梁部材22の両端に枢着したローラー23と、横梁部材22に直交する方向へ延出した四個のストッパー19とから構成されており、ローラー23がガイドレール20に係合し、これに沿って移動するようになっている。
シートフレーム13の前端部には、各ストッパー19に対応する位置に四個のガイドローラー25を回転自在に備えている。このガイドローラー25の位置は、ガイドレール20よりも上方の位置で、かつ座板14の下方に位置している。一方、各ストッパー19の側面には、溝24が形成されており、この溝24がガイドローラー25と係合している。
ストッパーフレーム21の少なくとも中央部分は回転軸状になっており、この部分にロッドエンド26が回動自在に取り付けられている。ロッドエンド26は、円筒形状の軸受けに、これに直交する方向に雌ネジを形成したものであって、この雌ネジにはコントロールケーブル27(操作部)を螺着している。コントロールケーブル27は、可撓性のアウターケーブルにインナーケーブルを挿通し、このインナーケーブルの両端にロッド28a、28bを固着するとともに、このロッド28a、28bを内挿して支持するガイドパイプ29a、29bを両端部に備えたものであって、一方のロッド28bの押し引き操作によって他方のロッド28aが出入する。図5に示すように、一方のガイドパイプ29aは、シートフレーム13の下部に支持されており、ロッド28bが出入することによってロッドエンド26を介して横梁部材22が押し引きされ、横梁部材22ないしローラー23がガイドレール20に沿って前後に移動する。
一方、図1及び図2に示すように他方のガイドパイプ29bは、上方に位置する懸垂機12の側面で支持されており、以下のように構成されている。懸垂機12の中間位置側面には、角U字ボルト31によりケーブルブラケット30が取り付けられており、これによってコントロールケーブル27のガイドパイプ29bが支持されている。ケーブルブラケット30の上方の位置には、同様に角U字ボルト32によりレバーブラケット33が取り付けられている。レバーブラケット33は、板状部材が搬器10の進行方向側へ突出した形状であり、この先端部においてレバーピン35によりレバー34を垂直方向へ回動自在に軸支している。レバー34は、レバーピン35の位置から搬器10の後方側へ延伸しており、先端部の外側にレバーローラー36を回転自在に枢着するとともに、レバーローラー36の反対側にはコントロールケーブル27のロッド28bの先端部を枢着している。また、レバー34及びレバーブラケット33には、レバー34が下端に回動したときにレバー34を固定する従来公知のロック機構を備えている。
このような構成により、レバーローラー36ないしレバー34は、従来から行われている方法により動作する。すなわち、停留場には、レバーローラー36が通過する位置に、進行方向に沿ってV字状または逆さV字状のレールが備えられており、搬器10がこのレールを通過する際に、レバーローラー36がレールに当接して押し下げられ、または押し上げられる。これによって、コントロールケーブル27のロッド28bの押し引き操作が行われる。
次いで、上記の構成による動作を説明する。停留場の乗車位置で待機した乗客は、進行してきた搬器10の座板14上に着座した後、セーフティーバー17を前方へ回動させる。停留場の進行方向前方には、上記したV字状のレール(第1の作動部)を備えており、搬器10がこの位置を通過する際に、搬器10の移動とともにレバーローラー36がレールによって緩やかに押し下げられる。これにより、コントロールケーブル27上側のロッド28bが押し込まれるとともに、シートフレーム13下部のロッド28aは押し出されて、ストッパーフレーム21を前方へ移動させる。
図6に示すように、ストッパーフレーム21は、ストッパー19側面の溝24がガイドローラー25に案内されることにより、ストッパー19の先端が移動とともに上方に向けて回動し、乗客の両大腿の間に緩やかに突出する。尚、座板14の前端部は、ストッパー19の軌跡部分が切り欠かれて形成されている。この後、コントロールケーブル27のロッド28aの押し動作が終了し、ストッパー19が略垂直状態となって停止する。このとき、懸垂機12に備えたレバー34は、ロック機構により固定され、したがって、ストッパー19も直立した状態に保たれ、この状態で搬器10は停留場を出発する。このようにして線路中においては、乗客の両大腿の間にストッパー19が突出することにより、乗客が座板14から滑り落ちるのを防止することができる。
次に、到着側の停留場には、レバーローラー36の通過位置に逆さV字状のレール(第2の作動部)が備えられており、搬器10が到着してこの位置を通過すると、レバーローラー36がレールによって押上られる。これにより、コントロールケーブル27上側のロッド28bが引き出されるとともに、シートフレーム13下部のロッド28aは引き込まれて、ストッパーフレーム21を後方へ移動させる。これにともなって、ストッパー19は、ガイドローラー25に案内されることにより、先端が下方に向けて回動して座板14の下部に収容される。このようにして、降車時にはストッパー19は座板14上に出現していないので、乗客は通常と同様に降車することができる。
以上の説明においては、ストッパーフレーム21をスライドさせることによって、ストッパー19を座板14の下部から出没させる構成としたが、この構成に限らず、例えばリンク機構等を用いてストッパー19を出没させる等、本発明の技術的思想内で変形して構成することが可能である。
10 搬器
11 握索機
12 懸垂機
13 シートフレーム
14 座板
15 背板
16 索条
17 セーフティーバー
18 滑動防止装置
19 ストッパー
20 ガイドレール
21 ストッパーフレーム
22 横梁部材
23 ローラー
24 溝
25 ガイドローラー
26 ロッドエンド
27 コントロールケーブル(操作部)
28a ロッド
28b ロッド
29a ガイドパイプ
29b ガイドパイプ
30 ケーブルブラケット
31 角U字ボルト
32 角U字ボルト
33 レバーブラケット
34 レバー
35 レバーピン
36 レバーローラー

Claims (1)

  1. 2つの停留場の間を移動するチェアリフトの搬器であって、
    乗客が着座する座板の前端部において、該座板の下部から上方へ出没自在ストッパーを設け
    該ストッパーを動作させる操作部を備えており、
    前記停留場における乗車位置より進行方向前方の所定位置に設けられた第1の作動部を前記操作部が通過することで、該操作部が作動して前記ストッパーを突出させ、前記停留場における降車位置より進行方向後方の所定位置に設けられた第2の作動部を前記操作部が通過することで、該操作部が作動して前記ストッパーを収容させるようになっていることを特徴とするチェアリフトの搬器。
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