JP5825245B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
[形態1]
常圧よりも高い圧力で燃料ガスが貯留されたタンクから供給される前記燃料ガスを減圧弁によって所定範囲の圧力に調整して燃料電池に供給する燃料電池システムであって、
前記減圧弁が配置され、前記タンク内の前記燃料ガスを前記燃料電池に流通させるガス流路と、
前記ガス流路のうち前記減圧弁よりも下流側に配置された第1の圧力センサと、
前記燃料電池の発電電流値を検出するための電流センサと、
前記燃料電池システムを制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の圧力センサによって出力される信号を第1の検出圧力値として検出し、
検出した前記第1の検出圧力値の圧力勾配を算出し、
前記算出した圧力勾配が上昇勾配である場合に、前記上昇勾配を利用して前記タンク内の前記燃料ガスの残量を検出し、
前記圧力勾配が下降勾配である場合に、前記下降勾配を利用して前記燃料電池による前記燃料ガスの消費量を算出し、
前記電流センサによって出力される信号を発電電流値として検出し、
前記発電電流値を利用して前記燃料電池による前記燃料ガスの消費量を算出し、
前記下降勾配を利用して算出した前記燃料ガスの消費量と、前記発電電流値を利用して算出した前記燃料ガスの消費量との差分値を、前記燃料電池の発電に用いられなかった漏洩ガス量として算出し、
所定の時間間隔ごとに、前記漏洩ガス量を算出し、
前記所定の時間間隔ごとに算出した前記漏洩ガス量に基づいて、補正後漏洩ガス量を算出し、
N回目(Nは2以上の整数)の前記補正後漏洩ガス量は、N回目ごとに算出した前記漏洩ガス量の移動平均値であり、
前記移動平均値で用いる重み係数は、前記発電電流値が第1の値の場合と、前記発電電流値が前記第1の値よりも大きい第2の値の場合とでは、前記第1の値の場合の方が大きい、燃料電池システム。
この形態によれば、重み係数を用いると共に、発電電流値が第2の値の場合に比べ、第2の値の場合よりも小さい第1の値の場合の重み係数を大きくすることで漏洩ガス量を精度良く算出できる。
タンク内の燃料ガス残量が大きくタンク内の圧力が高くなる程、減圧弁が開状態のときの減圧弁よりも下流側の圧力の上昇勾配が大きくなる。例えば、燃料ガスが水素である場合、ガス流路うち、減圧弁の上流側に位置する上流側部分(高圧側)の圧力が、減圧弁の下流側に位置する下流側部分(低圧側)の圧力の2倍よりも大きくなると、高圧側の圧力と低圧側の上昇勾配とは比例関係になることが知られている。
すなわち、この形態の燃料電池システムによれば、上昇勾配が大きい程、燃料ガスの残量が大きくなる関係(以下、「第1の関係」とも呼ぶ。)を用いて、制御部が第1の圧力センサによって検出した第1の検出圧力値をもとに燃料ガスの残量を容易に算出できる。
ここで、流体である反応ガスがガス流路を流通する際には、圧力損失を伴うことになる。よって、燃料ガスの残量をより精度良く算出するために以下の形態を採用することがより好ましい。すなわち、実機に基づく実験をもとに作製した第1の関係を表すマップや演算式などのプログラムを燃料電池システムに記憶させておき、このプログラムを用いて制御部が燃料ガスの残量を算出する。
下流側部分に滞留する燃料ガスの容積と圧力とは一定の関係がある。すなわち、下流側部分に滞留する燃料ガスの容積が減少すれば、下流側部分の圧力も低下する。この形態の燃料電池システムによれば、下流側部分に配置された第1の圧力センサを用いて算出した下降勾配を利用して燃料電池による燃料ガスの消費量を算出できる。
高圧側に配置される第2の圧力センサは、燃料ガスの圧力の影響を受けて出力特性にドリフトが発生することで検出精度が低下する場合がある。この形態の燃料電池システムによれば、第2の圧力センサによる第2の検出圧力値を第1の圧力センサによる圧力値を用いて補正処理することで、高圧側に位置するタンク内の圧力を精度良く検出することができる。
上昇勾配が所定値よりも小さくなった状態では、ドリフトによる変動が大きく第2の圧力センサの出力信号に影響を与えることで第2の圧力センサの検出精度がより顕著に低下する。この形態の燃料電池システムによれば、上昇勾配が所定値よりも小さくなった場合に、補正処理を行うことから、高圧側に位置するタンク内の圧力を精度良く検出できる。
A.第1実施形態:
B.変形例:
A−1:燃料電池システムの構成:
図1は、燃料電池システム5を説明するための図である。燃料電池システム5は、燃料電池自動車の車載発電システムや、船舶、航空機、電車、歩行ロボットなどの移動体用の発電システムに用いることができる。また、燃料電池システム5は、移動体用に限らず、建物(住宅、ビルなど)用の発電システムとして用いられる定置用発電システムにも用いることができる。以下では、燃料電池システム5が自動車に搭載される例を用いて実施形態を説明する。
図6および図7は、制御部90が行う制御ルーチンを説明するための図である。図6および図7に説明する制御ルーチンは、後述する第1の検出圧力値PLに基づき算出する微分値の精度を担保するための周期で実行される。例えば、制御部90は10msごとに制御ルーチンを実行する。
Va=(1/J)×QH1a+{(J−1)/J}×QH1b (1)
ここで、Vaは移動平均値(mol/s)、QH1aは第1漏洩ガス量(mol/s)、QH1bは第2漏洩ガス量(mol/s)、Jは係数。
上記の実施形態によれば、燃料電池システム5は、減圧弁60を開状態に設定し、第1の圧力センサ40によって検出した第1の検出圧力値PLに基づいて算出した圧力勾配が上昇勾配(圧力上昇勾配Gu)である場合に、上昇勾配を利用してタンク30内の燃料ガスの残量(タンク30の内圧)を算出している(図7のステップS118)。これにより、圧力上昇勾配Guを利用してタンク30内の燃料ガスの残量を算出できる。高圧側に配置される第2の圧力センサ50は、燃料ガスの圧力の影響を受けて出力特性にドリフトが発生する場合がある。ドリフトの発生によって検出精度は低下する。一方、低圧側に配置される第1の圧力センサ40は燃料ガスの圧力の影響を受けにくい。これにより、第1の圧力センサ40においてはドリフトが発生する可能性は低い。よって、タンク30内の圧力を検出するための第2の圧力センサ50よりも相対的に低圧の測定レンジを有する第1の圧力センサ40を利用してタンク30内の燃料ガスの残量を精度良く検出できる。具体的には、本実施形態では、第2の検出圧力値PHに移動平均値MAを加えることで、第2の検出圧力値PHを補正処理している(図9のステップS308)。
なお、上記実施形態における構成要素の中の、特許請求の範囲の独立項に記載した要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明の上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、制御部90が記憶部92を有し、記憶部92に図3〜図5に示す関係を表すマップを記憶していたが、例えば、制御部90と通信可能な外部のサーバに記憶しても良い。
10…燃料電池
20…電流センサ
30…タンク
32…燃料ガス給排系
40…第1の圧力センサ
50…第2の圧力センサ
60…減圧弁
70…燃料ガス供給配管
71…上流側供給配管
72…下流側供給配管
75…燃料ガス排出配管
80…酸化剤ガス供給配管
82…酸化剤ガス排出配管
84…エアコンプレッサ
85…酸化剤ガス給排系
90…制御部
92…記憶部
Claims (6)
- 常圧よりも高い圧力で燃料ガスが貯留されたタンクから供給される前記燃料ガスを減圧弁によって所定範囲の圧力に調整して燃料電池に供給する燃料電池システムであって、
前記減圧弁が配置され、前記タンク内の前記燃料ガスを前記燃料電池に流通させるガス流路と、
前記ガス流路のうち前記減圧弁よりも下流側に配置された第1の圧力センサと、
前記燃料電池の発電電流値を検出するための電流センサと、
前記燃料電池システムを制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の圧力センサによって出力される信号を第1の検出圧力値として検出し、
検出した前記第1の検出圧力値の圧力勾配を算出し、
前記算出した圧力勾配が上昇勾配である場合に、前記上昇勾配を利用して前記タンク内の前記燃料ガスの残量を検出し、
前記圧力勾配が下降勾配である場合に、前記下降勾配を利用して前記燃料電池による前記燃料ガスの消費量を算出し、
前記電流センサによって出力される信号を発電電流値として検出し、
前記発電電流値を利用して前記燃料電池による前記燃料ガスの消費量を算出し、
前記下降勾配を利用して算出した前記燃料ガスの消費量と、前記発電電流値を利用して算出した前記燃料ガスの消費量との差分値を、前記燃料電池の発電に用いられなかった漏洩ガス量として算出し、
所定の時間間隔ごとに、前記漏洩ガス量を算出し、
前記所定の時間間隔ごとに算出した前記漏洩ガス量に基づいて、補正後漏洩ガス量を算出し、
N回目(Nは2以上の整数)の前記補正後漏洩ガス量は、N回目ごとに算出した前記漏洩ガス量の移動平均値であり、
前記移動平均値で用いる重み係数は、前記発電電流値が第1の値の場合と、前記発電電流値が前記第1の値よりも大きい第2の値の場合とでは、前記第1の値の場合の方が大きい、燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記制御部は、
前記上昇勾配が大きい程、前記タンク内の燃料ガスの残量が大きくなる関係に基づいて、前記タンク内の前記燃料ガスの残量を検出する、燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記制御部は、
前記下降勾配が大きい程、前記燃料電池による前記燃料ガスの消費量が大きくなる関係に基づいて、前記燃料ガスの消費量を算出する、燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記制御部は、
前記発電電流値を利用して算出した前記燃料ガスの消費量を、前記補正後漏洩ガス量を用いて補正することで補正後燃料ガス消費量を算出する、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の燃料電池システムであって、さらに、
前記ガス流路のうち前記減圧弁よりも上流側に配置され、前記第1の圧力センサよりも高い圧力を検出できる第2の圧力センサを有し、
前記制御部は、
前記第2の圧力センサによって出力される信号を第2の検出圧力値として検出し、
前記第2の検出圧力値を、前記第1の圧力センサによって検出した第1の検出圧力値を用いて補正処理する、燃料電池システム。 - 請求項5に記載の燃料電池システムであって、
前記制御部は、
前記第2の検出圧力値が予め定めた所定値よりも小さいと判定した場合に、前記補正処理を実行する、燃料電池システム。
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