JP5790547B2 - 燃料電池システムおよびその制御方法、膜電極接合体の疲労の検出方法 - Google Patents
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Description
燃料電池システムであって、膜電極接合体を有する燃料電池と、前記膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を管理する疲労管理部と、を備える、燃料電池システム。
この燃料電池システムによれば、燃料電池の運転状態に応じて変動する、膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、膜電極接合体に蓄積される疲労に基づいて、膜電極接合体の使用限界を管理するため、膜電極接合体の不可逆的劣化の蓄積に起因する燃料電池システムの不具合の発生を、より適切に予防することが可能である。
適用例1記載の燃料電池システムであって、前記疲労管理部は、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労を表す値として、前記応力の大きさごとに予め設定された前記大きさの応力の発生を許容する発生許容回数に対する、前記大きさの応力の発生を検出した回数である応力発生回数として取得される、前記応力の大きさごとの値を積算した値である蓄積疲労度を取得する、燃料電池システム。
この燃料電池システムによれば、膜電極接合体における応力の発生履歴に応じて、膜電極接合体に蓄積される疲労を蓄積疲労度として、適切に検出することができる。
適用例2記載の燃料電池システムであって、前記疲労管理部は、発電中の前記膜電極接合体に生じる応力を検出する応力検出部と、前記応力検出部が応力を検出するごとに、前記蓄積疲労度を更新する疲労度更新部と、前記蓄積疲労度に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を報知する報知部と、を備える、燃料電池システム。
この燃料電池システムによれば、燃料電池の運転中に、膜電極接合体に生じる応力を適宜検出して、その応力に基づいて蓄積疲労度を更新する。従って、膜電極接合体の疲労度を、より適切に検出することができる。また、蓄積疲労度に基づいて、膜電極接合体の使用限界をユーザーに適切に報知できるため、燃料電池システムの不具合の発生を適切に予防することが可能である。
適用例1から3のいずれかに記載の燃料電池システムであって、前記疲労管理部は、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労が所定のレベルに到達したときに、前記燃料電池の運転条件を制限する運転制限処理を実行する、燃料電池システム。
この燃料電池システムであれば、膜電極接合体に所定のレベルの疲労が蓄積した場合に、膜電極接合体に対する負荷が緩和されるように、燃料電池の運転が制限される。従って、膜電極接合体の疲労の蓄積に起因する燃料電池システムの不具合の発生を適切に予防することが可能である。
適用例2に記載の燃料電池システムであって、前記燃料電池システムは、予め規定された運転パターンでの運転を実行し、前記疲労管理部は、前記運転パターンで運転したときの、前記膜電極接合体に生じる前記応力の発生パターンに基づいて予め設定された前記蓄積疲労度の限界値を記憶しており、前記疲労管理部は、前記蓄積疲労度が、前記限界値に到達したときに、前記膜電極接合体の使用限界を報知する報知部を備える、燃料電池システム。
この燃料電池システムであれば、規定の運転パターンでの運転を実行している場合に、膜電極接合体に生じる応力変動に基づいた膜電極接合体の使用限界を適切に設定しておくことができる。従って、膜電極接合体の疲労の蓄積に起因する燃料電池システムの不具合の発生を適切に予防することが可能である。
膜電極接合体を有する燃料電池を備える燃料電池システムの制御方法であって、
(a)前記膜電極接合体に生じる応力を検出する工程と、
(b)前記応力を検出するごとに、前記膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労を表す値を更新する工程と、
(c)前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労を表す値に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を報知する工程と、
を備える、制御方法。
この制御方法であれば、膜電極接合体の使用限界が適切に報知されるため、膜電極接合体の不可逆的な劣化に起因する燃料電池システムの不具合の発生を予防できる。
燃料電池に用いられる膜電極接合体に蓄積されている疲労を検出する方法であって、
(a)前記膜電極接合体に生じる応力を検出する工程と、
(b)前記応力の大きさごとに予め設定された前記大きさの応力の発生を許容する発生許容回数に対する、前記大きさの応力の発生を検出した回数である応力発生回数として取得される、前記応力の大きさごとの値を積算する工程と、
を備える、方法。
この方法であれば、膜電極接合体の疲労状態を適切に検出することが可能である。
図1は本発明の一実施例としての燃料電池システムの構成を示す概略図である。この燃料電池システム100は、燃料電池車両に搭載され、運転者からの要求に応じて、駆動力として用いられる電力を出力する。燃料電池システム100は、燃料電池10と、制御部20と、カソードガス供給系30と、カソードガス排出系40と、アノードガス供給系50と、アノードガス排出系60とを備える。さらに、燃料電池システム100は、膜抵抗検出部70と、運転温度検出部72と、発電体疲労報知部74と、を備える。
ε=Le/Ls×100…(1)
(i)膜電極接合体に発生する所定の大きさの応力ごとに、その大きさの応力の発生に膜電極接合体が耐えることができる許容回数(発生許容回数)を求め、膜電極接合体に発生する応力に対する発生許容回数の関係を予め規定しておく。
(ii)応力の発生を検出するごとに、検出された応力の発生許容回数に対する、その応力と同じ大きさの応力が発生した回数(検出された回数)を、その大きさの応力に対する疲労度とし、各応力に対する疲労度を積算した値(各応力ごとの疲労度の総和)を蓄積疲労度とする。
D=n1/N1+n2/N2+…ni-1/Ni-1+ni/Ni=Σni/Ni…(2)
ここで、niは、膜電極接合体に応力δiが発生した回数であり、Niは、膜電極接合体における応力δiの発生許容回数である(iは任意の自然数)。
図9は、本発明の第2実施例としての燃料電池システムにおいて実行される発電体疲労管理処理の処理手順を示すフローチャートである。図9は、ステップS80,S90に換えてステップS81が設けられている点以外は図3とほぼ同じである。図9では、ステップS81を示すブロック内に、蓄積疲労度Dを示すグラフの表示例を図示してある。なお、第2実施例における燃料電池システムの構成は、第1実施例の燃料電池システム100と同様である(図1)。
図10は本発明の第3実施例としての燃料電池システムにおいて実行される発電体疲労管理処理の処理手順を示すフローチャートである。図10はステップS95が追加されている点以外は、図3とほぼ同じである。なお、第3実施例における燃料電池システムの構成は、第1実施例の燃料電池システム100と同様である(図1)。
(i)燃料電池10に対する反応ガスの供給流量を制限する運転制御:
この運転制御では、燃料電池10に対する反応ガスの供給流量を、通常の運転制御のときよりも低下させるものとしても良いし、ある所定の流量以上での反応ガスの供給を制限するものとしても良い。
このように、反応ガスの供給流量を制限することにより、反応ガスの圧力によって、膜電極接合体が受けるダメージを緩和させることができる。また、燃料電池10の出力増加が制限され、燃料電池10の高温化が抑制されるため、電解質膜が乾燥して過度に収縮することにより、膜電極接合体に著しく大きな応力が発生してしまうことが抑制される。
この運転制御では、燃料電池10におけるアノード側とカソード側での差圧が、通常の運転制御のときよりも低減されるように、エアコンプレッサ32の回転数や、調圧弁43やレギュレータ54の開度を調整する。これによって、アノード側とカソード側との間の差圧によって膜電極接合体に生じる歪みを低減し、膜電極接合体に発生する応力を低減させることができる。
この運転制御では、燃料電池10が、所定の値以上の電流を、所定の時間以上出力しないように時間的に制限するものとしても良いし、燃料電池10が所定の電流値以上の電流を出力しないように、電流値の上限値を設けるものとしても良い。この運転制御を実行することにより、燃料電池10の高温化が抑制され、電解質膜の乾燥に伴って膜電極接合体に著しく大きな応力が発生してしまうことが抑制される。
図11は、本発明の第4実施例としての燃料電池システム100Aの構成を示す概略図である。図11は、膜抵抗検出部70が省略されている点と、走行情報取得部75が追加されている点以外は、図1とほぼ同じである。走行情報取得部75は、燃料電池車両の走行距離を計測し、制御部20に出力する。
図15は、本発明の第5実施例としての燃料電池システムを搭載する燃料電池車両の走行ルートの例を説明するための模式図である。図15には、燃料電池車両の規定の走行ルートとして、3種類の走行ルートの例を、図12と同様な模式図により示してある。以下では、便宜上、各走行ルートを、紙面上側から、「走行ルートA」、「走行ルートB」、「走行ルートC」と呼ぶ。なお、第5実施例の燃料電池システムの構成は、以下に説明する点以外は、第4実施例の燃料電池システム100Aの構成と同様である(図11)。
W=x/X+y/Y+z/Z …(3)
図17は、本発明の第6実施例としての燃料電池システムにおいて実行される発電体疲労管理処理の処理手順を示すフローチャートである。図17は、ステップS10〜ステップS40に換えて、ステップS11が設けられている点以外は、図3とほぼ同じである。なお、第6実施例の燃料電池システムの構成は、第4実施例の燃料電池システム100Aの構成と同様であり、第4実施例の燃料電池車両と同様な、規定の走行ルートを走行する燃料電池車両に搭載される。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記第1実施例では、膜電極接合体に生じた応力と、その応力に対する発生許容回数との関係を、2種類の試験(乾湿サイクル試験および疲労試験)における計測結果を組み合わせて取得していた。しかし、膜電極接合体に生じた応力と、その応力に対する発生許容回数との関係は、乾湿サイクル試験の計測結果のみに基づいて取得するものとしても良いし、疲労試験の計測結果のみに基づいて取得するものとしても良い。
上記第1〜第3実施例では、膜抵抗検出部70は、燃料電池10の単セル11の中でも特に、運転温度が高くなる傾向にある単セル11mについて膜抵抗を検出していた。しかし、膜抵抗検出部70は、他の単セル11について膜抵抗を検出するものとしても良いし、燃料電池10の全ての単セル11について膜抵抗を検出するものとしても良い。また、複数の単セル11で構成されたグループごとに膜抵抗を検出するものとしても良い。さらに、上記実施例では、膜抵抗検出部70は、単セル11mの出力電流と出力電圧とに基づいて膜抵抗を検出していたが、膜抵抗検出部70は、例えば、交流インピーダンス法によって膜抵抗を検出するものとしても良い。
上記第1〜第3実施例では、発電体疲労管理部22は、膜抵抗の計測値Wcから電解質膜の湿潤度Wcを取得し、電解質膜の湿潤度Wcから電解質膜のひずみ量εcを取得し、電解質膜のひずみ量εcから膜電極接合体に生じている応力δcを取得していた。しかし、発電体疲労管理部22は、予め準備されたマップ等を用いて、膜抵抗の計測値Rcから直接的に、膜電極接合体に生じている応力δcを取得するものとしても良い。また、応力δcを取得することなく、膜抵抗の計測値Rcから直接的に応力δcに対する発生許容回数Ncを取得するものとしても良い。さらに、発電体疲労管理部22は、歪みゲージなどを用いて、膜電極接合体に生じている応力を直接的に検出するものとしても良い。
上記第1〜第3実施例では、発電体疲労管理部22は、燃料電池10の運転中に、膜電極接合体に発生している応力を検出して蓄積疲労度Dを更新していた。しかし、発電体疲労管理部22は、燃料電池10の運転中以外のタイミングにおいても、膜電極接合体に発生している応力を検出して蓄積疲労度Dを更新するものとしても良い。例えば、発電体疲労管理部22は、燃料電池10の運転終了後に電解質膜が収縮した場合に生じる応力を検出して蓄積疲労度Dを更新するものとしても良い。
上記実施例では、電解質膜の湿潤度Wcや、電解質膜のひずみ量εc、膜電極接合体に生じている応力δcを取得するのに、予め準備されたマップを用いていた。しかし、発電体疲労管理部22はそうしたマップに換えて、そうしたマップに相当する関数や、数式等を用いてそれらの値を取得するものとして良い。
上記実施例では、発電体疲労管理部22は、蓄積疲労度Dを、応力の大きさごとに予め設定された、その大きさの応力の発生を許容する発生許容回数に対する、その大きさの応力の発生を検出した回数である応力発生回数として取得される、応力の大きさごとの値を積算した値として取得していた(上記数式(2))。しかし、発電体疲労管理部22は、他の方法により、膜電極接合体に蓄積される疲労を表す値を取得するものとしても良い。膜電極接合体に蓄積される疲労を表す値は、膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、累積されていく値として取得されていれば良い。
上記実施例では、燃料電池システムは車両に搭載されていたが、燃料電池システムは車両に搭載されていなくとも良く、車両以外の移動体(例えば、列車や船舶等)に搭載されるものとしても良い。なお、第1〜第3実施例の燃料電池システム100は、移動体以外の施設や建造物に固定的に設置されるものとしても良い。
上記第4〜第6実施例の燃料電池システムは車両に搭載されており、規定の走行ルートを走行する際の特定の運転パターンに基づいた、膜電極接合体の応力の発生パターンを利用して、膜電極接合体の疲労の度合いを管理していた。しかし、上記第4〜第6実施例の燃料電池システムは、所定の運転パターンでの燃料電池の運転制御が可能な、車両以外の移動体や、移動体以外の施設や建造物に適用されるものとしても良い。この場合には、その所定の運転パターンに基づいた、膜電極接合体の応力の発生パターンを利用して、膜電極接合体の疲労の度合いを管理することができる。
2,3…電極
5…膜電極接合体
10…燃料電池
11,11m…単セル
20…制御部
21…運転制御部
22…発電体疲労管理部
30…カソードガス供給系
31…カソードガス配管
32…エアコンプレッサ
33…エアフロメータ
34…開閉弁
40…カソードガス排出系
41…カソード排ガス配管
43…調圧弁
44…圧力計測部
50…アノードガス供給系
51…アノードガス配管
52…水素タンク
53…開閉弁
54…レギュレータ
55…水素供給装置
56…圧力計測部
60…アノードガス排出系
61…アノード排ガス配管
66…開閉弁
67…圧力計測部
70…膜抵抗検出部
72…運転温度検出部
74…発電体疲労報知部
75…走行情報取得部
100,100A…燃料電池システム
G…棒グラフ
L…リンク
MP…道路地図
N…ノード
R…矢印
S…起点
Claims (8)
- 燃料電池システムであって、
膜電極接合体を有する燃料電池と、
前記膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を管理する疲労管理部と、
を備え、
前記疲労管理部は、前記燃料電池の運転中にわたって前記膜電極接合体に生じる応力を表す応力情報を取得し、前記応力情報に基づいて、前記燃料電池の運転中に前記膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて取得される疲労度の総和である蓄積疲労度を取得し、前記蓄積疲労度に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を管理する、燃料電池システム。 - 請求項1記載の燃料電池システムであって、
前記疲労管理部は、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労を表す値として、前記応力の大きさごとに予め設定された前記大きさの応力の発生を許容する発生許容回数に対する、前記大きさの応力の発生を検出した回数である応力発生回数として取得される、前記応力の大きさごとの値を積算した値を前記蓄積疲労度として取得する、燃料電池システム。 - 請求項2記載の燃料電池システムであって、
前記発生許容回数をN i (iは1以上の自然数)とし、
前記応力発生回数をn i とし、
前記蓄積疲労度をDとしたときに、
D=n 1 /N 1 +n 2 /N 2 +…+n i−1 /N i−1 +n i /N i
である、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池システムであって、
前記疲労管理部は、
発電中の前記膜電極接合体に生じる応力を検出する応力検出部と、
前記応力検出部が応力を検出するごとに、前記蓄積疲労度を更新する疲労度更新部と、
前記蓄積疲労度に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を報知する報知部と、
を備える、燃料電池システム。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池システムであって、
前記疲労管理部は、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労が所定のレベルに到達したときに、前記燃料電池の運転条件を制限する運転制限処理を実行する、燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記燃料電池システムは、予め規定された運転パターンでの運転を実行し、
前記疲労管理部は、前記運転パターンで運転したときの、前記膜電極接合体に生じる前記応力の発生パターンを表す前記応力情報に基づいて予め設定された前記蓄積疲労度の限界値を記憶しており、
前記疲労管理部は、前記蓄積疲労度が、前記限界値に到達したときに、前記膜電極接合体の使用限界を報知する報知部を備える、燃料電池システム。 - 膜電極接合体を有する燃料電池を備える燃料電池システムの制御方法であって、
(a)前記燃料電池の運転中にわたって前記膜電極接合体に生じる応力を繰り返し検出する工程と、
(b)前記応力を検出するごとに、前記膜電極接合体に生じる応力の大きさに応じて、前記膜電極接合体に蓄積されていく疲労を表す疲労度を取得する工程と、
(c)前記疲労度の総和である蓄積疲労度に基づいて、前記膜電極接合体の使用限界を報知する工程と、
を備える、制御方法。 - 燃料電池に用いられる膜電極接合体に蓄積されている疲労を検出する方法であって、
(a)前記燃料電池の運転中にわたって前記膜電極接合体に生じる応力を繰り返し検出する工程と、
(b)前記応力を検出するごとに、前記応力の大きさごとに予め設定された前記大きさの応力の発生を許容する発生許容回数に対する、前記大きさの応力の発生を検出した回数である応力発生回数の割合として取得される、前記応力の大きさごとの疲労度を積算して蓄積疲労度を取得する工程と、
を備える、方法。
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