JP5825080B2 - 異物除去部材を備えた給紙カセット及び給紙装置並びにそれらを用いた給紙方法及び画像形成装置 - Google Patents

異物除去部材を備えた給紙カセット及び給紙装置並びにそれらを用いた給紙方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、異物除去部材を備えた給紙カセット、給紙装置及びそれらを用いた給紙方法に関わり、更に詳しくは表面に粘着機能を有し紙粉その他の異物を除去するローラ状の異物除去部材を備えた給紙カセット、給紙装置及びそれらを用いた給紙方法と画像形成装置に関する。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置において、用紙に印刷を施すと本体内のローラなどの部品に用紙から発生する紙粉が大量に付着する。紙粉の質や量は用紙の種類や印刷した用紙枚数により異なるが、用紙の製造方法や用紙の裁断によっても紙粉は少なからず発生する。
画像形成装置において、搬送ローラに紙粉が付着するとローラの摩擦係数が下がるなどして、搬送不良による紙詰まりが起こりやすくなる。また、転写ローラに紙粉が付着すると転写電圧にムラが発生して画像に異常が発生する。
このような紙粉による不具合を除去するために、搬送系の途中にある転写装置を利用して、搬送ローラ対(特にレジストローラ対)に付着した異物を取り除く異物除去部材と、取り除かれた異物を収納する異物収納部を転写装置に取り付けた画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、給紙装置から給紙されて転写位置に達した転写紙が、転写ローラに対して紙粉を付着させることによって発生する転写不良等の不具合を解決するために、搬送経路内又は転写ローラとレジストローラとの間の少なくともいずれか一方に、搬送される転写紙の片面全体に接して連れ廻りしながら紙粉を除去する紙粉除去材を備えた画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開平10−279112号公報 特開2003−002476号公報
しかしながら、特許文献1では、異物収納部は着脱可能としているものの、図を見ると異物収納部は転写装置にネジ止めにより固定して取り付けられている。したがって、異物収納部を転写装置から脱離させるにはネジ止めを解除するという容易とはいえない手数を要することが分かる。
また、特許文献2では、紙粉除去材としてガーゼ等の目の粗い布を用い、転写紙から削り取るようにして除去した紙粉が粗い目の中に入り込むことで紙粉を除去している。しかし、搬送経路内又は転写ローラとレジストローラとの間に紙粉除去材を配設するのは、全体構成が大型化するので得策でない。
また、それだけでなく、粗い目の中に入り込まずに四散する紙粉が存在することも考えられ、搬送経路内又は転写ローラとレジストローラとの間という画像形成装置本体内の広い空域から四散する紙粉は、周辺部の部材を汚染することになって好ましくない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、表面に粘着機能を有し紙粉その他の異物を除去するローラ状の異物除去部材を備えた給紙カセット、給紙装置及びそれらを用いた給紙方法と画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の異物除去部材を備えた給紙カセット、給紙装置及びそれらを用いた給紙方法は、画像形成装置における画像形成部へ給紙する記録紙を収納する給紙カセットにおいて、表面に粘着機能を有し異物を除去する異物除去部材を備え、前記異物除去部材は、上下に可動な底板上に設けられ、前記記録紙が給紙されるときに該記録紙の下面側が接するように構成される
本発明は、用紙が本体装置内に搬送される前に紙粉を除去するので、本体装置内へ紙粉が入り込むのを防ぐことができ、したがって、本体装置内のローラへの紙粉の付着量を低減させ、これにより、搬送不良、画像不良の発生を低減させ、本体装置の寿命を延ばすことが可能となる。
また、粘着機能により紙粉等の異物を除去するので除去された紙粉が周囲に四散することがなく、本体装置内を紙粉で汚染する恐れがなく安全である。また、本体装置に対し着脱自在な給紙カセットに異物除去部材を配設するので、ユーザでも容易に異物除去部材のメンテナンスを行うことができる。
本発明の実施例1に係る異物除去部材を備えた給紙カセット及び給紙装置を備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の外観斜視図である。 実施例1に係るプリンタの内部構成を説明する断面図である。 下段の給紙カセットを中心とした給紙装置の給紙部と二次転写部の近傍の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図3(b)の拡大図である。 実施例2に係る異物除去部の構成を示す斜視図であり、(a)は異物除去部を給紙カセットの後方から見た斜視図、(b)は異物除去部を給紙カセットの前方から見た斜視図、(c)は(b)の四角gで囲んで示す部分の拡大図である。 (a),(b)は実施例1又は実施例2における給紙カセットの底板と異物除去部の動作状態を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る異物除去部材を備えた給紙カセット及び給紙装置を備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の外観斜視図である。図1に示すように、プリンタ1は、前方に前扉2を備え、前扉2の下方には2個の給紙カセット3(3a、3b)が装着されている。
2個の給紙カセット3(3a、3b)は、それぞれ取っ手4を備え、これらの取っ手4により、装置本体側の案内レールに沿って位置決めされながら、装置本体の前方方向に抜き差しして装着部に対し着脱される。
また、プリンタ1は、上面右方に操作パネル5が配設され、その左方に画像形成媒体(以下単に「用紙」という)の排紙部となる排紙トレー6が形成されている。
操作パネル5は、特には番号を付して明示しないが複数のキーが配設されたキー操作部と、不図示の制御部から出力される表示情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイで構成されている。
排紙トレー6の右端部上方には、排紙口7と、この排紙口7に配置された排紙ローラ対8が設けられている。排紙ローラ対8は後述する画像形成ユニットによりカラー画像を形成された用紙を、排紙口7から順次排出して排紙トレー6上に積載する。
また、プリンタ1の左側面の下部には、前後の二箇所に装置本体(プリンタ1)を運搬するための指掛け開口部9が形成されている。
図2は、上記外観を有する実施例1に係るプリンタ1の内部構成を説明する断面図である。同図に示すように、プリンタ1は、画像形成部11、ベルトユニット12、両面印刷用搬送ユニット13、給紙部14、及び定着部15で構成されている。
上記画像形成部11は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット16(16M、16C、16Y、16K)を多段式に並設した構成からなる。画像形成ユニット16Kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
また、上記4個の画像形成ユニット16のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット16は、トナー容器(トナーカートリッジ)に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット16Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット16は、最下部に感光体ドラム17を備えている。この感光体ドラム17は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。
この感光体ドラム17の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ18、帯電ローラ19、光書込ヘッド21、及び現像器22の現像ローラ23が配置されている。
現像器22は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
また、現像器22の下部には側面開口部に上述した現像ローラ23を備え、内部にはトナー撹拌部材、現像ローラ23にトナーを供給するトナー供給ローラ24、現像ローラ23上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
ベルトユニット12は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルト25と、この転写ベルト25を掛け渡されて転写ベルト25を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ26と従動ローラ27を備えている。
上記の転写ベルト25は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットと言っている。
このベルトユニット12は、上記扁平なループ状の転写ベルト25のループ内にベルト位置制御機構28を備えている。ベルト位置制御機構28は、転写ベルト25を介して感光体ドラム17の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ29を備えている。
ベルト位置制御機構28は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット16M、16C及び16Yに対応する3個の一次転写ローラ29を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。
そして、ベルト位置制御機構28は、ブラック(K)の画像形成ユニット16Kに対応する1個の一次転写ローラ29を上記3個の一次転写ローラ29の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて転写ベルト25を感光体ドラム17から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構28は、ベルトユニット12の転写ベルト25の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ29が転写ベルト25に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット16Kに対応する一次転写ローラ29のみが転写ベルト25に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ29が転写ベルト25から離れる)に切換える。
上記のベルトユニット12には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット16Mの更に上流側に、ベルトクリーニング部31が配置されている。また、ベルトユニット12の下面部に沿い付けて、平らで薄型の廃トナー回収容器32が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーニング部31と廃トナー回収容器32は、特には図示しないが、一時貯留部、廃トナー搬送スクリュー、及び落下筒を介して連結されている。
給紙部14は、図1にも示した上下2段に配置された2個の給紙カセット3(3a、3b)を備えている。2個の給紙カセット3の内底部には、給紙口側(図の右側)寄り1/2ほどを占めて底板10(10a、10b)が配設されている。
底板10は、給紙カセット3内に収容された用紙の先端部約1/2を載置され、不図示の付勢部材により下方から上方に付勢されて、用紙の先端を用紙取出ローラ33に圧接させている。
2個の給紙カセット3のうち上段の給紙カセット3aの給紙口(図の右方)近傍には、上記の用紙取出ローラ33の他、給送ローラ34、捌きローラ35、待機搬送ローラ対37が配置されている。
また、2個の給紙カセット3のうち下段の給紙カセット3bの給紙口(図の右方)近傍には、用紙取出ローラ33、給送ローラ34、捌きローラ35、搬送ローラ対36が配置され、搬送ローラ対36から先は、上記の待機搬送ローラ対37に連通している。
待機搬送ローラ対37の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト25を介して従動ローラ27に圧接する二次転写ローラ38が配設されている。これら転写ベルト25、従動ローラ27及び二次転写ローラ38により、用紙への二次転写部が形成されている。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニットからなる前述した定着部15が配置されている。定着部15の更に下流側には、定着後の用紙を定着部15から搬出する搬出ローラ対39、搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー6に排紙する排紙ローラ対8が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット13は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の右側面カバーとしての開閉部材を兼ねている。両面印刷用搬送ユニット13は、搬出ローラ対39と排紙ローラ対8との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路を備えている。
この返送路は、開始返送路42a、下方に曲がる中間返送路42b、左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路42c、及びこれら返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対43a、43b、43c、43dを備えている。
上記終端返送路42cの出口は、給紙部14の下方の給紙カセット3bに対応する待機搬送ローラ対37への搬送路に連絡している。
このプリンタ1は、図2に示したように、画像形成ユニット16から用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対37により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写ベルト25を介してトナー像を二次転写する方式となっている。
したがって、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しないので、図2の左側に集中するキット類などの消耗品の着脱の操作は、図1に示す前扉2を開いて、キット類を装置本体の前後方向に入れ替え操作するだけで良いように構成されている。
これにより、キット間の寸法は、可及的に縮小されており、装置本体全体の小型化、特に横幅の小型化が図られている。また、光書込みヘッド自体も小型化され、感光体ドラムに、より近接している構成となっている。
上記のように構成される本例の画像形成装置において、上述した2個の給紙カセット3を備えた給紙部14、並びに、用紙取出ローラ33、給送ローラ34、捌きローラ35、及び待機搬送ローラ対37によって給紙装置が形成されている。
この給紙装置が備える上記2個の給紙カセット3(3a、3b)には、本例の特徴である異物除去部材が着脱自在に備えられている。給紙カセットと異物除去部材との構成関係は給紙カセット3a及び3b共に同一であるので、以下、下段の給紙カセット3bを例にとって説明する。
図3(a),(b),(c)は、給紙カセット3bを中心とした給紙装置の給紙部と二次転写部の近傍の構成を示す図であり、同図(a)は上面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。
図4は、図3(b)の拡大図である。尚、図3(a),(b),(c)及び図4には、図2と同一の構成部分には図2と同一の番号を付与して示している。また、各ローラから左右に突出して示されるローラ軸は、本発明に直接関与する部分ではないので、番号の付与及び説明は省略する。
図3(b)及び図4に示すように、下段の給紙カセットの底板10bの前方(給紙口端部)には、異物除去部44が設けられている。異物除去部44は、図4に示すように、ローラ状の異物除去部材45と、この異物除去部材45のローラ軸を回転自在かつ着脱自在に支持するローラ支持部46により構成されている。
異物除去部材45は、ローラ状の長さが、搬送される用紙の搬送方向に直交する幅と同等かそれより広く形成されている。この異物除去部材45のローラ状の表面は、粘着機能を有するように構成されている。
異物除去部44は、底板10bの昇降に連動して昇降するように構成されている。これにより、図4に示すように、底板10bが用紙47の先端を用紙取出ローラ33に圧接させるために不図示の付勢部材により下方から上方に付勢されて上昇することに伴われて底板10bの先端部と共に上昇する。
異物除去部44は、特には図示しないが、底部と底板10bの先端部との間に介装される付勢部材により常に上方に付勢されている。これにより、異物除去部44のローラ状の異物除去部材45は、用紙取出ローラ33により搬出される用紙47に当接し、用紙の搬送に伴われて受動的に回転し、粘着機能を有する表面で用紙47の紙粉その他の異物を除去する。
図5(a),(b),(c)は、実施例2に係る異物除去部44の構成を示す斜視図である。同図(a)は異物除去部44を給紙カセット3bの後方から見た斜視図、同図(b)は異物除去部44を給紙カセット3bの前方から見た斜視図、同図(c)は同図(b)の四角gで囲んで示す部分の拡大図である。
図5(a),(b),(c)に示す異物除去部44のローラ状の異物除去部材45は、表面に粘着機能を有するシート部材49がローラ軸48にロール状に巻回されてローラ体49aを形成した状態で構成されている。換言すれば、食品包装用ラップの如きロール形状のイメージである。
ローラ体49aは、上述したように、用紙47(図4参照)に当接して連れ回りしながら、粘着機能を有する表面で用紙47の紙粉その他の異物を除去して、表面が異物で一杯になると、シート部材49の端部49bをローラ体49aの一周分の長さの部分に形成されている破断線49cに沿って切り取って廃棄される。これにより、一周分の新たな粘着機能を有する表面が現れる。
本例において、シート部材49は無色透明または半透明の部材で構成されていて、ローラ体49aも無色透明または半透明である。これに対してローラ軸48はそれらと異なる色の例えば黒色または黒色に近い濃色で形成されている。
これにより、ローラ体49aの表面を見ると、ローラ軸48の黒色が背景色になって全体が黒っぽく見えるので、ローラ体49aの表面に白い紙粉(一般的な白い紙に起因する紙粉)等の異物が吸着されると、白い汚れが目視で直ぐ分かるようになっている。
したがって、ローラ体49aの表面が白い汚れで一杯になるのを待って、一周分の長さを破断線49cに沿って切り取って廃棄すればよく、これにより、シート部材49が無くなるまで、新品同様の状態で繰り返し使用することができる。
尚、シート部材49を無色透明または半透明の部材で構成すると限るものではなく、不透明でもよい、その場合は、シート部材49そのものを濃色な部材で構成し、吸着した紙粉の汚れが目立つようにすればよい。また、用紙47が白色以外の有色の場合には、シート部材49を例えば白色にする、あるいはシート部材49を無色透明または半透明の部材で構成しローラ軸48を例えば白色にしてもよい。要するに、異物除去部材を異物と異なる色にすればよい。
図6(a),(b)は、上述した実施例1又は実施例2における給紙カセット3(3a、3b)(図1、図2参照)の底板10(10a、10b)と異物除去部44の動作状態を説明する図である。尚、本例の異物除去部44も、実施例1の図4で説明した場合と同様に、底板10(10a、10b)の昇降に連動して昇降するように構成されている。
これにより、図6(a)に示すように、底板10(10a、10b)が、用紙47の先端を用紙取出ローラ33に圧接させるために不図示の付勢部材により底部を上方に付勢されて水平位置hに対して角度θで上昇している。
この底板10の上昇に連動して、異物除去部44が上昇して用紙取出ローラ33と捌きローラ35との間に配置され、異物除去部材45が用紙取出ローラ33と給送ローラ34との間に配置される。これで全体が印字状態の動作位置に配置される。
これに対して、図6(b)は、非印字状態の動作位置を示している。底板10(10a、10b)が、付勢部材による付勢力を解除されて下降し水平位置hに戻っている。また、これに連動して、異物除去部44が下降して異物除去部材45ともども、用紙取出ローラ33、給送ローラ34、捌きローラ35から離隔されている。
この状態において、ユーザは、図1に示す取っ手4に手を掛けて、図2に示す給紙カセット3(3a、3b)を外部前方に引き出すことができる。そして、給紙カセット3の先端に配設されている異物除去部44のメンテナンスを容易に行うことができる。
すなわち、実施例1の場合は、紙粉で汚れて古くなった異物除去部材45を新品と交換する。実施例2の場合であれば、表面が紙粉で汚れた一周分の長さを切り取って廃棄する。シート部材49が無くなっていれば異物除去部材45を新品と交換する。
また、長期に使用していると、ローラ支持部46が磨耗等で損傷する。この場合はローラ支持部46のみを新品と交換し、交換したローラ支持部46に使用途中の異物除去部材45を装着する。
このように、本発明の異物除去部材を備えた給紙カセット及び給紙装置によれば、非印字状態のときに給紙カセットを外部に取り出すだけで、異物除去部材のメンテナンスを容易に行うことができる。また、画像形成装置本体に別途に異物除去部材を取り付ける設計変更を行う必要がなく、従って、本体装置全体が大型化することもない。
なお、実施例2において、ローラ体49aを一周分切り取って剥がす作業をユーザが手作業で行うのではなく、例えば、表面に付着している紙粉の量を検知して判断し、本体装置に内蔵されたカッターで、給紙カセットの引き出しのときに、表面1周分を切り取るように構成すると取り扱いが一層簡便になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
画像形成装置の画像形成部へ給紙する記録紙を収納する給紙カセットにおいて、
表面に粘着機能を有し異物を除去する異物除去部材を備えた、
ことを特徴とする給紙カセット。
[付記2]
前記異物除去部材は、上下に可動な底板の前方に設けられる、ことを特徴とする付記1記載の給紙カセット。
[付記3]
前記異物除去部材は、表面に粘着機能を有するローラ部材と、該ローラ部材のローラ軸を回転自在かつ着脱自在に支持するローラ支持部を備える、ことを特徴とする付記1又は2記載の給紙カセット。
[付記4]
前記異物除去部材は前記異物と異なる色である、ことを特徴とする付記3記載の給紙カセット。
[付記5]
前記ローラ部材は無色透明または半透明であり、前記ローラ軸が前記異物と異なる色である、ことを特徴とする付記3または4記載の給紙カセット。
[付記6]
前記ローラ部材は、前記ローラ軸にロール状に巻回された表面に粘着機能を有するシート部材である、ことを特徴とする付記3、4または5記載の給紙カセット。
[付記7]
前記異物は前記記録紙の紙粉を含む、ことを特徴とする付記1記載の給紙カセット。
[付記8]
画像形成装置の画像形成部へ記録紙を給紙する給紙手段と、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の給紙カセットを着脱自在に装着する装着部を備えた、
ことを特徴とする給紙装置。
[付記9]
付記1乃至8のいずれか1項に記載の給紙カセットを用い、該給紙カセットに収納された記録紙が画像形成装置の画像形成部へ給紙される際に異物を除去するようにした、
ことを特徴とする給紙方法。
本発明は、紙粉その他の異物を除去するローラ状の異物除去部材を備えた給紙カセット及びその給紙カセットを備えた給紙装置に利用することができる。
1 画像形成装置(プリンタ)
2 前扉
3(3a、3b) 給紙カセット
4 取っ手
5 操作パネル
6 排紙トレー
7 排紙口
8 排紙ローラ対
9 指掛け開口部
10(10a、10b) 底板
11 画像形成部
12 ベルトユニット
13 両面印刷用搬送ユニット
14 給紙部
15 定着部
16(16M、16C、16Y、16K) 画像形成ユニット
17 感光体ドラム
18 クリーナ
19 帯電ローラ
21 光書込ヘッド
22 現像器
23 現像ローラ
24 トナー供給ローラ
25 転写ベルト
26 駆動ローラ
27 従動ローラ
28 ベルト位置制御機構
29 一次転写ローラ
31 ベルトクリーニング部
32 廃トナー回収容器
33 用紙取出ローラ
34 給送ローラ
35 捌きローラ
36 搬送ローラ対
37 待機搬送ローラ対
38 二次転写ローラ
39 搬出ローラ対
42a 開始返送路
42b 中間返送路
42c 終端返送路
43a、43b、43c、43d 返送ローラ対
44 異物除去部
45 異物除去部材
46 ローラ支持部
47 用紙
48 ローラ軸
49 シート部材
49a ローラ体
49b 端部

Claims (10)

  1. 画像形成装置の画像形成部へ給紙する記録紙を収納する給紙カセットにおいて表面に粘着機能を有し異物を除去する異物除去部材を備え
    前記異物除去部材は、上下に可動な底板上に設けられ、前記記録紙が給紙されるときに該記録紙の下面側が接するように構成される、
    ことを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記異物除去部材は、上下に可動な前記底板に対し上方に付勢されて設けられる、ことを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
  3. 前記異物除去部材は、表面に粘着機能を有するローラ部材と、該ローラ部材のローラ軸を回転自在かつ着脱自在に支持するローラ支持部を備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の給紙カセット。
  4. 前記異物除去部材は前記異物と異なる色である、ことを特徴とする請求項3記載の給紙カセット。
  5. 前記ローラ部材は無色透明または半透明であり、前記ローラ軸が前記異物と異なる色である、ことを特徴とする請求項3または4記載の給紙カセット。
  6. 前記ローラ部材は、前記ローラ軸にロール状に巻回された表面に粘着機能を有するシート部材である、ことを特徴とする請求項3、4または5記載の給紙カセット。
  7. 前記異物は前記記録紙の紙粉を含む、ことを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
  8. 画像形成装置の画像形成部へ記録紙を給紙する給紙手段と、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の給紙カセットを着脱自在に装着する装着部を備えた、
    ことを特徴とする給紙装置。
  9. 画像形成装置の画像形成部へ給紙する記録紙を収納する給紙カセットにおいて、表面に粘着機能を有し異物を除去する異物除去部材を備え、
    前記異物除去部材は、上下に可動な底板上に設けられ、前記記録紙が給紙されるときに該記録紙の下面側が接する
    ことを特徴とする給紙方法。
  10. 請求項8に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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