JP5823568B1 - 卓上フライヤー用濾過装置 - Google Patents

卓上フライヤー用濾過装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5823568B1
JP5823568B1 JP2014097567A JP2014097567A JP5823568B1 JP 5823568 B1 JP5823568 B1 JP 5823568B1 JP 2014097567 A JP2014097567 A JP 2014097567A JP 2014097567 A JP2014097567 A JP 2014097567A JP 5823568 B1 JP5823568 B1 JP 5823568B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
fryer
oil
oil tank
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014097567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015213597A (ja
Inventor
節朗 小松
節朗 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2014097567A priority Critical patent/JP5823568B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5823568B1 publication Critical patent/JP5823568B1/ja
Publication of JP2015213597A publication Critical patent/JP2015213597A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Frying-Pans Or Fryers (AREA)

Abstract

【課題】 卓上フライヤーの食用油を簡単かつ迅速に濾過処理できる、卓上フライヤー用濾過装置を提供する。【解決手段】 卓上フライヤー2の油槽60の側方に位置決めされる、移動容易なポンプユニット10と、一端側がポンプユニット10の吸引部14に着脱容易に取り付けられ、他端側の濾過部30が卓上フライヤー2の油槽60内に差し込まれる吸引ユニット20と、一端側がポンプユニット10の吐出部15に着脱容易に取り付けられ、他端側の吐出口45が卓上フライヤー2の油槽60内に配置される吐出ユニット40とを有する。ポンプユニット10に、吸引ユニット20と吐出ユニット40とを取り付けるだけで、卓上フライヤー2の食用油Lを、簡単かつ迅速に濾過処理することができる。吸引ユニット20と吐出ユニット40とを、ポンプユニット10から取り外せば、これらが、卓上フライヤー2による揚げ物作業のじゃまになることはない。【選択図】 図1

Description

この発明は、卓上フライヤーで使用された食用油を、簡単かつ迅速に濾過処理可能な、卓上フライヤー用濾過装置に関するものである。
小型の業務用フライヤー100には、図8で示されるように、油槽101の下方に、ポンプ111と、濾過処理材Fがセットされた濾過槽112とを有する濾過装置110が設けられている。かかるフライヤー100で、揚げ物作業が終了すると、油槽101と濾過槽112とをつなぐ連絡管102を開けて、使用済みの食用油Lを、濾過槽112に導く。濾過槽112では、ポンプ111を介して強制的に、濾過処理材Fによる食用油Lの濾過処理(濾布による濾過と、再生剤による脱色、脱臭、還元)がなされた後、処理済みの食用油Lは油槽101に戻される。なお、このようなフライヤー100では、これを固定設置する必要があるため、定められた設置スペースが必要になるとともに、食用油Lの濾過処理終了後に、濾過槽112内の清掃作業や濾過処理材の交換作業が必要となる。
一方、コンビニ等において、お客の目の前で揚げ物調理を行って、揚げたての天ぷらや唐揚げをお客に提供しようというニーズは強い。この場合、コンビニ等では、フライヤー設置用の所定のスペースが確保しにくいために、テーブル上に載せて、どこででも使用できる小型軽量のフライヤー(以下卓上フライヤーという)の開発も進んでいる。
しかしながら、卓上フライヤーは、テーブル上のどこにでも置いて、簡単に使用できるという利点はあるが、これには、専用の濾過装置はついていない。このため、卓上フライヤーで何回(何日)か使用された食用油は、廃棄されてしまう場合も多かった。
また、かかる卓上フライヤーの使用済み食用油を濾過処理するには、例えば、図9で示されるように、油溜め120の上部に、濾過処理材Fをセットした油受け130を設置して、この油受け130内にに卓上フライヤーから使用済み食用油Lを移す必要があるとともに、処理済み食用油Lを、油溜め120から卓上フライヤーに戻す必要がある。このため、食用油Lの濾過処理には、食用油Lの移動に手間がかかってしまうとともに、濾過処理も食用油Lの自重による落下によってなされるため、この濾過処理自体にも時間がかかってしまうという問題があった。
この発明は、以上の点に鑑み、卓上フライヤーの食用油を簡単かつ迅速に濾過処理できる、卓上フライヤー用濾過装置を提供することを目的とする。
この発明の請求項1記載の卓上フライヤー用濾過装置の発明は、卓上フライヤーの油槽の側方に位置決めされる、移動容易なポンプユニットと、一端側が前記ポンプユニットの吸引部に着脱容易に取り付けられ、他端側の濾過部が前記卓上フライヤーの前記油槽内に差し込まれる吸引ユニットと、一端側が前記ポンプユニットの吐出部に着脱容易に取り付けられ、他端側の吐出口が前記卓上フライヤーの前記油槽内に配置される吐出ユニットと、下部がオイルパンとなり、前記ポンプユニットから取り外された、前記吸引ユニットと前記吐出ユニットとを、前記ポンプユニットに取り付けられていた状態で仮置きする支持台とを有することを特徴とする。
この発明では、ポンプユニットを、卓上フライヤの油槽の側方に、これと一定の距離だけ離して、例えば、卓上フライヤーが置かれているテーブル上に載置しておく。そして、卓上フライヤー側での揚げ物調理が終了すると、ポンプユニットに、吸引ユニットの一端側を接続するとともに、他端の濾過部側を油槽の食用油内に十分に差し込む。また、ポンプユニットに、吐出ユニットの一端側を接続するとともに、他端の吐出口を油槽の内方に位置させる。つぎに、ポンプユニットを作動させると、油槽内の使用済み食用油は、吸引ユニットと、ポンプユニットと、吐出ユニットとを経由して、油槽内に戻るように循環される。この場合、使用済み食用油は、吸引ユニットの濾過部を通過することにより、濾過処理される。そして、一定時間、ポンプユニットを運転して、油槽内の食用油が、十分に濾過処理されて、再使用可能な状態になると、ポンプユニットの運転を停止する。
つづいて、ポンプユニットから、吸引ユニットと吐出ユニットとを取り外し、これらを卓上フライヤーの油槽側から引き離すと、卓上フライヤーは、いつでも、揚げ物調理可能な状態となる。濾過処理終了後は、必要により、吸引ユニットの濾過部を清掃し、これを直ちに使用できる状態にしておく。また、濾過処理終了後、吸引ユニットと吐出ユニットとは、調理作業のじゃまにならないように、別の場所に置いておく。
この発明の請求項1記載の発明によれば、卓上フライヤーの油槽の側方に位置決めされたポンプユニットに、吸引ユニットと吐出ユニットとを取り付けるだけで、卓上フライヤーの食用油を、簡単かつ迅速に濾過処理することができる。この場合、吸引ユニットと吐出ユニットとは、ポンプユニットに着脱容易に取り付けられるため、容易に取り除くことができ、揚げ物作業に当たって、これらがじゃまになることはない。また、この発明によれば、ポンプユニットが移動できるので、これを卓上フライヤーの設置場所に合わせて動かすことができ、濾過装置の使用の容易化も図ることができる。
また、この発明によれば、吸引ユニットと吐出ユニットとが、ポンプユニットに取り付けられていた状態で支持台に仮置きされるので、ポンプユニットに対する、これらの取り付け、取り外し作業も容易になすことができる。
この発明の一実施の形態に係る濾過装置を用いて、卓上フライヤー中の食用油の濾過処理を行っている状態の、濾過装置と卓上フライヤーとの側面図である。 図1と同じ状態にある場合の濾過装置と卓上フライヤーとの平面図である。 支持台の外観斜視図である。 吸引ユニットの濾過部の拡大断面図である。 再生剤充填フィルターの断面図である。 卓上フライヤーの外観斜視図である。 吸引ユニットと吐出ユニットとを仮置きしている支持台の断面図である。 濾過装置を備えた、従来の小型フライヤーの断面図である。 油溜めの上部に置かれた油受けを介して、食用油を濾過処理している状態を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
まず、図6を参照しつつ卓上フライヤーについて説明する。
卓上フライヤー2は、左右幅A1が約270mm、前後長さA2が約410mm、高さA3が約370mmの大きさで、重量も軽く、テーブルT上を自由に移動して、これに設置できるようになっている。なお、この卓上フライヤー2は、油槽60に、4〜10リッターの食用油Lを入れて揚げ物調理が可能である。
卓上フライヤー2は、食用油Lを溜めて加熱調理がなされる油槽60と、油槽60内の食用油Lを加熱する電気ヒーター61と、油槽60の後面側に取り付けられ、傾斜した上面に操作部62が設けられている温度調整器63と、温度調整器63の前面側を覆って、飛散した食用油Lが操作部62や温度調整器63に付着するのを防止する保護板64と、保護板64に取り付けられた照明65とから構成されている。なお、電気ヒーター61、操作部62、温度調整器63、保護板64、及び照明65は、一体となっており、油槽60から容易に取り外せるようになっている。
油槽60は、上面が開放された箱状をしており、内部に調理用の食用油Lが溜められる。油槽60の内面60aは、角部が生じないように滑らかに仕上げられている。この油槽60の上面の左右には、卓上フライヤー2を移動させるための、一対の把手60bが設けられているとともに、下面には、4つの支持脚60c(例えば図1では2つだけを表示)が設けられている。また、油槽60の後面には、温度調整器63等を支持するL形部材60dが取り付けられている。
電気ヒーター61は、電流を流すと発熱する抵抗線周りを保護管で覆ったものであり、片持ち状態で、温度調整器63側に支持されている。この電気ヒーター61は、温度調整器63から水平に出た直後、油槽60の内側面近くを、油槽60の内底面近くまで垂直に下降し、その後、水平な状態(以下この部分を水平部61aという)で、前後に2往復して右方に伸びた後、上昇し、温度調整器63に戻るように形成されている。なお、この電気ヒーター61には、食用油Lの温度を検知するセンサー(図示せず)が取り付けられている。
操作部62には、電気ヒーター61用の、電源スイッチ62aと、温度調整つまみ62bと、電源投入ランプ62cと、加熱運転ランプ62dとが設けられている。
温度調整器63は、外観が箱状に形成されており、下面側が、油槽60側のL形部材60dに取り外し容易に取り付けられている。この温度調整器63は、左右幅は油槽60と同一サイズに形成されているが、上面側は前方を向くように、斜状に形成されている。この温度調整器63には、一般の100Vコンセントから電源供給がなされ、内部に、電気ヒーター61や照明65用等のための電気設備及び制御設備が収納されている。
保護板64は、左右幅が、油槽60と同一サイズに形成され、上下方向の中間部64aが、温度調整器63に沿うように上下に延びて、この温度調整器63に取り付けられている。この保護板64は、上部64bが、操作部62と一定間隔を置くように屈曲して、温度調整器63の上面(操作部62)に沿って延びているとともに、下部64cが、電気ヒーター61の直上で前方に屈曲した後、90度下向きに屈曲し、下端側が油槽60の上面よりやや下まで延びている。保護板64の上部64bには、操作部62の操作や監視ができるように、開口64dが設けられている。照明65は、保護板64の中間部64aに取り付けられている。
この卓上フライヤー2では、油槽60に、例えば6リッターの食用油Lを入れた後、電源スイッチ62aをオンにすると、電源投入ランプ62cが点灯する。そして、温度調整つまみ62bを所定温度にセットして、所定時間が経過すれば、食用油の温度が所定温度まで上昇して、加熱運転ランプ62dが点灯し、揚げ物作業が可能な状態となる。なお、温度調整器63を油槽60のL形部材60dから取り外せば、これとともに、電気ヒーター61と操作部62と保護板64と照明65も、油槽60側から取り外されるので、油槽60周りに何もなくなり、油槽60内の清掃等が容易にできるようになる。
つぎに、この発明の一実施の形態に係る濾過装置について説明する。
この濾過装置1は、卓上フライヤー2中の食用油Lの濾過処理を行うものであり、図1及び図2で示されるように、ポンプユニット10と、吸引ユニット20と、吐出ユニット40と、支持台50(図3参照)とから構成されている。
ポンプユニット10は、濾過装置1の主要部となるものであり、卓上フライヤー2の油槽60から所定距離離れた、この油槽60の側方に設置される。このポンプユニット10は、左右幅B1が約460mm、前後長さB2が約310mm、高さB3が約220mmの大きさで、重量も軽く(例えば、16Kg)、卓上フライヤー2と同じテーブルT上を自由に移動可能である。したがって、このポンプユニット10は、卓上フライヤー2の設置場所に合わせるように移動して、使用される。
ポンプユニット10は、ケーシング11と、このケーシング11内に設置されているポンプ12及びモーター13と、一端がポンプ12の吸込口12aに接続される吸引部14と、一端がポンプ12の吐出口12bに接続される吐出部15と、吐出部15から取り出されるドレン部16と、ケーシング11に取り付けられるスイッチ17及びタイマー18等とから構成されている。
ケーシング11は、ポンプ12とモーター13を、前後、左右、上下から覆って保護するとともに、これらを移動容易に支持するものである。このケーシング11は、薄いステンレス板で形成された箱状のものであり、左右面の上部に、移動用の一対の把手11aが設けられ、下面に4つの支持脚11bが設けられている。
ポンプ12は、容量が、例えば6L/minのトロコイドポンプであり、モーター13の出力軸がある左部側に、このモーター13に支持されるように取り付けられている。モーター13は、底面側が、ケーシング11の底板に取り付けられている。なお、ポンプ12は、図2で示されるように、後部側に、吸込口12aが設けられ、前部側に、吐出口12bが設けられている。
吸引部14は、食用油Lの吸い込み用の管路であり、図1及び図2で示されるように、一端がポンプ12の吸込口12aに接続されたステンレスパイプ14aの他端側が、ケーシング11の上面を貫通するように上方に延びた後、卓上フライヤー2側に所定長さだけ水平に延びたものである。このステンレスパイプ14aの端部には、吸引ユニット20が着脱容易に取り付けられるカプラーC1の雌部14bが取り付けられている。ここで、カプラーとは、一般に市販されている、ワンタッチ式の流体継ぎ手を意味する。具体的には、このカプラーでは、雄部の外周リング部をバネの弾発力に反して移動させることにより突出する突起部を、雌部に差し込むことにより、外周リング部が弾発力により元の位置に移動して、雄部と雌部とが、流路をつなぐように、一体化さ
れる。なお、雄部と雌部とを切り離す場合は、雄部の外周リング部を弾発力に反して移動させればよい。
吐出部15は、食用油Lの吐出用の管路であり、図1及び図2で示されるように、ステンレスパイプ15a,15bと、吐出ユニット40を着脱容易に取り付けるためのカプラーC2の雌部15cとから構成されている。ステンレスパイプ15aは、一端がポンプ12の吐出口12bに接続された水平管であり、ドレン部16の一部をもなすものである。ステンレスパイプ15bは、下端がステンレスパイプ15aに接続され、上端側が、ケーシング11の上面を貫通するように上方に延びた後、卓上フライヤー2側に所定長さだけ水平に延びたものである。このステンレスパイプ15bの端部には、吐出ユニット40が着脱容易に取り付けられるカプラーC2の雌部15cが取り付けられている。
ドレン部16は、ポンプ12内や、吸引部14及び吐出部15内に溜まった食用油Lを外部に排出するためのものである。このドレン部16は、図1で示されるように、ステンレス管15aの一端側を、ケーシング11の前面から外方に突出させた端部に、バルブ16aを取り付けたものである。通常、バルブ16aは閉じられているが、ポンプユニット10から吸引ユニット20や吐出ユニット40が取り外された場合に、バルブ16aを開けることにより、ポンプユニット10内に溜まった食用油Lが取り出される。
スイッチ17は、モーター13に電源を供給して、ポンプ12を作動させるものである。タイマー18は、ポンプ12を作動させる時間を設定するものである。スイッチ17とタイマー18は、ケーシング11の前面上部に取り付けられている。なお、図1中符号19は、ポンプユニット10への電源ケーブルの接続部である。この電源ケーブルは、一般の100V電源に接続される。
吸引ユニット20は、卓上フライヤー2の食用油Lを濾過処理するためのものであり、ポンプユニット10に接続して使用される。この吸引ユニット20は、90度だけ曲げられたステンレス管21の水平管部21aの一端に、ポンプユニット10の吸引部14に接続されるカプラーC1の雄部22が取り付けられ、ステンレス管21の上下管部21bの下端に濾過部30が取り付けられたものである。ステンレス管21の水平管部21aには、その上側に、この吸引ユニット20を移動するための把手23が取り付けられている。この把手23の握り部23aは、熱伝導率の小さい木又はプラスチックから形成されている。また、ステンレス管21の上下管部21bには、吸引ユニット20を支持台50側に支持させるための円板状の支持部24が設けられている。
濾過部30は、図4で示されるように、拡径部31と、収納部32と、蓋部33と、ヒンジ部34と、掛け金部35と、濾過処理材としての再生剤充填フィルター36とから構成される。なお、濾過部30は、再生剤充填フィルター36を除き、全てステンレス材から形成されている。
拡径部31は、上部側の小径部がステンレス管21の一端側に接続され、下部側の大径部が、鍋を下向きに伏せた形状の収納部32の上部に取り付けられ、収納部32内とつながっている。収納部32の下部側の開口は、蓋部33で閉じられるが、蓋部33の下部には、収納部32内の再生剤充填フィルター36を支持する数本のバー33aしか設けられていないので、吸引ユニット20は、卓上フライヤー2側の食用油Lを再生剤充填フィルター36側に吸引することができる。なお、収納部32の上部には、再生剤充填フィルター36を、蓋部33で押さえつけるための、複数のバー32aが設けられている。
ヒンジ部34は、収納部32に対して蓋部33を開閉可能に支持し、収納部32に対して、再生剤充填フィルター36の出し入れを行わせるためのものである。掛け金部35は、収納部32側に回動可能に取り付けられたリング部材35aを、蓋部33に取り付けられたL金具35bに引っかけて、蓋部33を閉じさせるものである。なお、リング部材35aは、上下に移動可能となっていて、これをL金具35bに引っかけたり、外したりできるようになっている。
再生剤充填フィルター36は、濾過処理材を取り扱い容易にコンパクト化したものである。この再生剤充填フィルター36は、図5で示されるように、濾布である、0.7mm厚さの不織布を、鍋状(凹状)に形成した収容部36a内に、粉状の再生剤Sを詰め、その上部を、円盤状の不織布から形成したカバー部36bで覆ったものである。この再生剤充填フィルター36では、収容部36aとカバー部36bとが貼り合わされた部分が、外方に突出する薄い縁部36cとなっている。
吐出ユニット40は、卓上フライヤー2から吸引されて濾過処理された食用油Lを、再び卓上フライヤー2側に戻すためのものであり、ポンプユニット10に接続して使用される。この吐出ユニット40は、図1及び図2で示されるように、90度だけ曲げられたステンレス管41の水平管部41aの一端に、ポンプユニット10の吐出部15に接続されるカプラーC2の雄部42が取り付けられているとともに、この水平管部41aに、把手23と同様な把手43が取り付けられている。また、ステンレス管41の上下管部41bには、吐出ユニット40を支持台50側に支持させるための円板状の支持部44が設けられている。なお、ステンレス管41の上下管部41bの下端が、食用油Lを排出する吐出口45となる。
支持台50は、ポンプユニット10から取り外された吸引ユニット20と吐出ユニット40とを、卓上フライヤー2による揚げ物作業のじゃまにならないように、仮置きしておくためのものである。
この支持台50は、図3で示されるように、浅いオイルパン部51の、対向する周壁51aの一部を上方に立ち上げて、この一対の立ち上げ部52の上部で、L形支持板53を支持したものである。L形支持板53の上向き片部53aには、吸引ユニット20のステンレス管21と、吐出ユニット40のステンレス管41とを、それぞれ位置決め支持する上向き溝M1,M2が形成され、L形支持板53の水平片部53bには、上向き溝M1,M2に対応する位置に、支持部24,44を介して、吸引ユニット20と吐出ユニット40とを支持する横向き溝N1,N2が形成されている。
この支持台50に、吸引ユニット20を仮置きするには、図7で示されるように、吸引ユニット20のステンレス管21の水平管部21aを支持台50の上向き溝M1側に支持させるとともに、支持部24がL形支持板53の上にくるようにして、このステンレス管21の上下管部21bを横向き溝N1側に差し込めばよい。また、支持台50に、吐出ユニット40を仮置きするには、吐出ユニット40のステンレス管41の水平管部41aを支持台50の上向き溝M2側に支持させるとともに、支持部44がL形支持板53の上にくるようにして、このステンレス管41の上下管部41bを横向き溝N2側に差し込めばよい。このことにより、吸引ユニット20と吐出ユニット40とは、ポンプユニット10に取り付けられている状態で仮置きされ、吸引ユニット20と吐出ユニット40とから垂れた食用油Lは、支持台50のオイルパン部51に溜められる。
つぎに、濾過装置1の作用効果について説明する。
卓上フライヤー2で揚げ物調理を行っている間は、吸引ユニット20と吐出ユニット40とは、支持台50に仮置きして、調理作業のじゃまにならないようにしておく。この場合の支持台50は、ポンプユニット10上に置いてもよいし、調理作業のじゃまにならない他の場所に置いてもよい。なお、ポンプユニット10は、卓上フライヤー2の油槽60の近くに置いておく。
揚げ物調理作業が終了すると、吸引ユニット20のカプラーC1の雄部22を、ポンプユニット10のカプラーC1の雌部14bに差し込み、吸引ユニット20をポンプユニット10に取り付ける。このことにより、吸引ユニット20は、剛な片持ち状態で、ポンプユニット10の吸引部14に支持され、濾過部30の下部が、卓上フライヤー2の油槽60内の、電気ヒーター61の水平部61aの直ぐ上に位置決めされる。また、吐出ユニット40のカプラーC2の雄部42を、ポンプユニット10のカプラーC2の雌部15cに差し込み、吐出ユニット40をポンプユニット10に取り付ける。このことにより、吐出ユニット40は、剛な片持ち状態で、ポンプユニット10の吐出部15に支持され、吐出ユニット40の吐出口45を、ポンプユニット10の油槽60内に位置させる。
上記の状態で、タイマー18でポンプ12の運転時間をセットするとともに、スイッチ17をオンして、ポンプ12を作動させる。このことにより、卓上フライヤー2の油槽60内の食用油Lは、吸引ユニット20と吸引部14を通って、ポンプ12に吸引された後、このポンプ12から、吐出部15と吐出ユニット40とを通って、卓上フライヤー2の油槽60に戻される。この場合、油槽60内の使用済み食用油Lは、吸引ユニット20の濾過部30を通過するため、食用油L中の細かい揚げ滓は、再生剤充填フィルター36の不織布等に漉し取られるとともに、食用油L中の酸化して変質した油は、再生剤充填フィルター36中の再生剤36bによって、再生、すなわち、脱色、脱臭、及び還元され、濾過処理済みの食用油Lに変えられる。
以上の状態が一定時間続き、卓上フライヤー2の油槽60内の食用油Lが、濾過部30を通って十分に循環されると、この油槽60内全体の食用油Lが十分に濾過処理されて、再使用できる状態になる。このような状態になって、タイマー18のセット時間が切れると、ポンプ12が停止し、食用油Lの濾過処理は終了する。つづいて、カプラーC1の雄部22を、ポンプユニット10側のカプラーC1の雌部14bから取り外して、吸引ユニット20を支持台50に仮置きするとともに、カプラーC2の雄部42を、ポンプユニット10のカプラーC2の雌部15cから取り外して、吐出ユニット40を支持台50に仮置きする。この場合、吸引ユニット20や吐出ユニット40は、高温の食用油Lで加熱されているので容易にさわれないが、把手23,43を持てば、これらを容易に移動させることができる。
なお、吸引ユニット20や吐出ユニット40内の食用油Lは、支持台50のオイルパン部51内に流れ落ちて溜められる。また、ポンプユニット10内の食用油L、すなわち、ポンプ12、吸引部14、及び吐出部15内の食用油Lは、ドレン部16のバルブ16aを開けることにより、抜き取ることができる。
ここで、濾過装置1を使用した濾過処理では、食用油L中の細かい揚げ滓等は再生剤充填フィルター36により濾過されるが、大きめの揚げ滓は十分に濾過されず、油槽60内に残った状態となる。このため、濾過装置1による濾過処理後に、目の細かい金網を用いた揚げ滓すくいにより、再生剤充填フィルター36で取れない大きめの揚げ滓を取っておく必要がある。この揚げ滓取りは、濾過装置1による濾過処理前に行ってもよい。また、再生剤充填フィルター36を数回使用して、その濾過処理能力が低下すると、この再生剤充填フィルター36を新たなものと取り換える必要がある。この再生剤充填フィルター36の取り替えは、吸引ユニット20の濾過部30の蓋部33を開けて、収納部32内の古い再生剤充填フィルター36を取り出した後、新たな再生剤充填フィルター36を収納部32に入れて、蓋部33を閉じてやればよい。なお、再生剤充填フィルター36の取り替えを行わない場合でも、濾過部30内の簡単な清掃を行い、内部の揚げ滓等を除いておいてもよい。
ところで、卓上フライヤー2の油槽60内の清掃を行うには、油槽60から電気ヒーター61等を取り除いて、この油槽60から食用油Lを排出する必要がある。この場合、吐出ユニット40をポンプユニット10から取り外すとともに、吐出部15のカプラーC2の雌部15cに閉塞プラグを差し込み、ポンプユニット10のドレン部16のバルブ16aを開けた状態で、ポンプ12を作動させればよい。このことにより、油槽60内の食用油Lは、吸引ユニット20を介して濾過処理されつつ、ドレン部16から、別置きの油タンクに移される。
なお、食用油Lの排出にドレン部16を使用しない場合は、吐出ユニット40を斜めに傾けるように、これを吐出部15に取り付け、吐出口45が油槽60外に出るようにしてやればよい。また、吐出ユニット40が、ステンレスパイプ15の上下管部を中心に水平回動できるように、吐出部15に回動部を設けるようにしてもよい。
以上のように、この濾過装置1では、卓上フライヤー2の油槽60の側方に位置決めされるポンプユニット10に、吸引ユニット20と吐出ユニット40とを取り付けるだけで、卓上フライヤー2中の食用油Lを、ポンプ12と吸引ユニット20の濾過部30を介して、簡単かつ迅速に濾過処理することができる。この場合、吸引ユニット20と吐出ユニット40とは、ポンプユニット10に着脱容易に取り付けられるため、容易に取り除くことができ、揚げ物作業に当たって、これらがじゃまになることはない。
また、この濾過装置1では、本体部となるポンプユニット10が移動可能であるため、、このポンプユニット10を卓上フライヤー2の設置場所に合わせて移動することができ、濾過装置1の使用の容易化も図ることができる。なお、揚げ物作業のじゃまになる場合は、ポンプユニット10を別な場所に移動させておくことも可能である。
さらに、この濾過装置1では、濾布内に再生剤Sが充填保持されている再生剤充填フィルター36を用いて、食用油Lの濾過処理を行っているので、濾過のみでなく油の再生もなされ、食用油Lの長時間使用が可能となる。また、濾過部30による濾過処理能力が低下した場合にも、濾布と再生剤Sとが一体となった再生剤充填フィルター36を取り換えるだけでよいので、濾過部30に対する濾過処理材の交換作業や清掃作業も、容易かつ迅速に行うことができる。
また、この濾過装置1では、ポンプユニット10から取り外された吸引ユニット20と吐出ユニット40とを、オイルパン部51を有する支持台50上に仮置きできるので、油垂れの心配なく、これらの取り扱いの容易化を図ることができる。この場合、吸引ユニット20と吐出ユニット40とは、ポンプユニット10に取り付けられる状態で仮置きされるので、ポンプユニット10に対する、これらの着脱作業も容易になすことができる。
なお、食用油Lの濾過処理中に、電気ヒーター61による加熱事故が生じるのを防止するために、食用油Lの濾過処理に当たって、卓上フライヤー2の油槽60から、電気ヒーター61を取り除いておいてもよい。
1 濾過装置
2 卓上フライヤー
10 ポンプユニット
14 吸引部
15 吐出部
20 吸引ユニット
30 濾過部
36 再生剤充填フィルター
36a 収容部(濾布)
36b カバー部(濾布)
40 吐出ユニット
45 吐出口
50 支持台
51 オイルパン部(オイルパン)
60 油槽
L 食用油
S 再生剤

Claims (1)

  1. 卓上フライヤーの油槽の側方に位置決めされる、移動容易なポンプユニットと、
    一端側が前記ポンプユニットの吸引部に着脱容易に取り付けられ、他端側の濾過部が前記卓上フライヤーの前記油槽内に差し込まれる吸引ユニットと、
    一端側が前記ポンプユニットの吐出部に着脱容易に取り付けられ、他端側の吐出口が前記卓上フライヤーの前記油槽内に配置される吐出ユニットと、
    下部がオイルパンとなり、前記ポンプユニットから取り外された、前記吸引ユニットと前記吐出ユニットとを、前記ポンプユニットに取り付けられていた状態で仮置きする支持台とを有することを特徴とする卓上フライヤー用濾過装置。
JP2014097567A 2014-05-09 2014-05-09 卓上フライヤー用濾過装置 Active JP5823568B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097567A JP5823568B1 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 卓上フライヤー用濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097567A JP5823568B1 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 卓上フライヤー用濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5823568B1 true JP5823568B1 (ja) 2015-11-25
JP2015213597A JP2015213597A (ja) 2015-12-03

Family

ID=54696286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014097567A Active JP5823568B1 (ja) 2014-05-09 2014-05-09 卓上フライヤー用濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5823568B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6763219B2 (ja) * 2016-07-08 2020-09-30 日本精工株式会社 食用油用浄化剤及び食用油浄化用フィルタ、並びに食用油の劣化抑制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017019Y2 (ja) * 1971-10-22 1975-05-26
FR2171887A1 (ja) * 1972-02-14 1973-09-28 Comintex Sa
JPS5240239Y2 (ja) * 1973-03-19 1977-09-10
JPS58209316A (ja) * 1982-05-31 1983-12-06 松下電工株式会社 油精製装置を付設するフライヤ−
US4591434A (en) * 1982-09-30 1986-05-27 Prudhomme Malcolm H Advanced dual filtering apparatus
GB9405617D0 (en) * 1994-03-22 1994-05-11 Goldberg Margaret B Filter
US5870945A (en) * 1997-01-17 1999-02-16 Bivens; Thomas H. Portable filtration and treatment apparatus
JP2006020835A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Fujitsu Ltd 食用油濾過装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015213597A (ja) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4324173A (en) Filter system for frying apparatus
US9474412B2 (en) Smoke filter system for a cooking appliance
US4210123A (en) Filter system for frying apparatus
US9211038B2 (en) Cooking appliance with electric immersion resistor comprising a cooking vapor suction device
US20090205511A1 (en) Methods and apparatus for accelerating cooling of a countertop deep fryer
KR101191873B1 (ko) 가정용 조리기구 커버 및 조리방법
US4195667A (en) Solenoid valve with safety control circuit
CN106618251B (zh) 具有喷射管的清洁系统的旋转烤肉烤箱
US4259567A (en) Positive reset safety control circuit for frying apparatus
JP5823568B1 (ja) 卓上フライヤー用濾過装置
US4210177A (en) Positive reset safety control system for frying apparatus
KR20200075375A (ko) 튀김장치
EP3123907A1 (en) Automatic cooking device
KR20120109168A (ko) 식품조리용 튀김기
JP2010534508A (ja) ショートニングを節約する自動濾過を備えたフライヤ
JP3171996U (ja) フライヤーのための食用油供給装置
KR200206848Y1 (ko) 전기 튀김기
CN212307616U (zh) 一种油炸锅
JP6374710B2 (ja) 加熱調理器
KR200366775Y1 (ko) 전기로스타에 탈부착이 가능한 열반사판
KR200431719Y1 (ko) 원적외선을 이용한 양면 그릴구이기
JP2016073487A (ja) フライヤー
US20130233182A1 (en) Rotisserie oven
KR102411673B1 (ko) 가정용 튀김기의 보조판 장치
CN112790622B (zh) 一种煎煮烤料理的集成实现方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5823568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250