JP5823112B2 - 魚卵を処理する方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、多数の魚卵を処理する方法に関し、特に遺伝子注入などのために多数の受精魚卵をほとんど自動的に処理する方法に関する。本発明は、受精魚卵から遺伝子組換蛋白質などをほとんど自動的に製造するための製造方法に用いられることができる。
受精魚卵に遺伝子材料を注入することにより特定蛋白質を製造する方法が公知となっている。ゼブラフィッシュのような特殊な魚はほぼ毎日産卵するので、この蛋白質製造方法は高い生産性をもつ。
遺伝子材料は、受精魚卵の分裂が開始される前に、各魚卵に注入されねばならない。けれども、遺伝子注入に用いられる非常に多数の魚卵は非常に小さい。たとえば、ゼブラフィッシュ卵は約1mmの直径をもつ。短時間内に、非常に多数の小さい魚卵を処理することは容易ではない。更に、小さい魚卵に遺伝子材料を注入する注入装置は非常に高価である。なぜなら、注入針が非常に小さい魚卵に遺伝子材料を注入するために、正確な制御が要求される。
特許文献1は、魚卵を配列するための卵配列プレートを提案している。多数の凹部が卵配列プレートの表面に形成される。各凹部の底は水を排出するための細い通路をもつ排水孔を有する。魚卵の各一つは、凹部を通過する水により各一つの凹部に捕捉されねばならない。けれども、凹部に落下する魚卵は、卵配列プレートの動きにより凹部から容易に離脱する。
特許文献1は、凹部の魚卵が凹部から離脱するのを防止するための狭い開口をもつ凹部も提案している。けれども、魚卵が凹部に落ち込むことも困難となる。更に、凹部の負圧は魚卵を吸い込むために増大されねばならないため、魚卵はダメージを受ける。
次に、殆どの凹部への魚卵の落下は、長時間を必要とする。更に、卵配列プレート上の魚卵の残留は、遺伝子注入の失敗を生起させる。更に、遺伝子材料注入用のニードルの刺突は、容易ではない。なぜなら、魚卵は非常に小さくてニードルの付勢により動きやすい。
特許文献2は、凹部の負圧で魚卵を吸い込むことにより、魚卵の動きを防止することを提案している。けれども、魚卵は小孔により強く吸われねばならない。その結果、魚卵はダメージを受けてしまう。
特開2007/222,132号公報 U. S. Patent No.2008/0077329A1
本発明は、多数の魚卵を処理する方法及び装置を提供することをその目的としている。本発明は、遺伝子注入などのために多数の受精魚卵をほとんど自動的に処理可能な高性能の卵配列方法及び装置を提供することをその他の目的としている。
本発明の一観点によれば、卵ケース、卵配列装置及び注入装置が用いられる。卵ケースは、多数の凹部がその上面の所定位置に形成された卵配列プレートをもつ。卵配列装置は、卵配列プレートの各凹部に魚卵を配列する。注入装置は、各凹部に配列された多数の魚卵に物質を注入する。
本発明の方法は更に、第1ケースセット工程、卵配列工程、第2ケースセット工程及び注入工程を含む。第1ケースセット工程は、卵配列装置の所定位置に卵ケースをセットする。卵配列工程は、各凹部を通じて排水することにより各凹部に各魚卵を配列する。
第2ケースセット工程は、注入装置の所定位置に卵ケースをセットする。注入装置は、卵配列プレートの凹部に配列された多数の魚卵に物質を注入する。言い換えれば、魚卵は卵ケース上に所定位置をもつので、卵ケースが注入装置の所定位置にセットされた時に注入装置上の各魚卵の位置が決定される。したがって、注入装置による注入ニードルの位置制御は容易となる。
好適な態様によれば、各凹部は、各凹部の水が下方へ流れる排水孔を有する。卵ケースは卵配列プレート上をスライド可能なカバープレートをもつ。カバープレートが第1位置にある時、カバープレートは、凹部を開く。魚卵は凹部に収容される。カバープレートが第2位置にある時、カバープレートは、凹部を閉じる。魚卵は凹部から離脱できない。したがって、たとえ魚卵が動いても、卵ケースは、卵配列プレート上の所定位置に各魚卵を保持することができる。
好適な態様によれば、角箱状の卵ケースは、互いに平行な卵配列プレート及びカバープレートを囲み保持する側壁をもつ。その結果、魚卵入りの水が卵配列プレートから流れ出すのを防止することができる。更に、卵配列プレート上の魚卵は、卵配列プレート上の水層内に保持され、保護される。
好適な態様によれば、カバープレートは、卵配列工程の前に第1位置にスライドする。そして卵配列工程の後で第2位置にスライドする。したがって、魚卵の配列と魚卵位置の保持が簡単な構造によりなされる。
好適な態様によれば、カバープレートは、凹部に注入ニードルを刺突可能な注入孔をもつ。ニードルは、この注入孔を通じて凹部内の魚卵に刺突される。注入孔は、魚卵より小径である。これにより、凹部内の魚卵が注入装置のニードルにより動かされるのが防止される。
好適な態様によれば、卵配列装置は、凹部及び排水孔を通じて落下する水を卵配列プレートの上方位置に戻す水循環経路をもつ。その結果、上記水層は、卵配列動作において、卵配列動作中、卵配列プレートの上に維持されることができる。魚卵は凹部に落ちるまで動くことができる。魚卵のダメージは低減される。
好適な態様によれば、卵配列装置は、ノズルとノズル走査アクチュエータとをもつ。卵配列プレートの上方に配置されたノズルは、卵配列プレートの上面に水を散布する。ノズル走査アクチュエータは、卵配列プレートの上面と平行にノズルを走査する。これにより、凹部近傍の魚卵は、ノズルから散布される水に付勢されて凹部に落ち込む。
好適な態様によれば、卵配列装置は、卵ケースを傾斜させるケース傾動アクチュエータをもつ。ケース傾動アクチュエータは、卵ケースを傾斜させることにより、卵配列プレートの上面から水を落下させる。水の中の魚卵も落下する。好適な態様によれば、卵ケースは、卵ケースの4つの内側面の一つに設けられた斜めの傾斜面を有する。その結果、卵ケースが傾斜される時、卵ケース上に残留している魚卵はこの斜めの斜面を容易に滑り落ちることができる。
図1は、実施例の蛋白質製造システムの模式図である。 図2は、図1に示されるシステムで処理される蛋白質製造プロセスを示す工程図である。 図3は、卵ケースの斜視図である。 図4は、卵配列工程を示す模式断面図である。 図5は、卵配列プレートの一つの凹部及びカバープレートを示す拡大部分断面図である。 図6は、ノズルが走査開始位置に位置する姿勢をもつ卵配列装置の斜視図である。 図7は、ノズルが走査中の卵配列装置の斜視図である。 図8は、卵配列装置が卵ケースを傾斜させた姿勢をもつ卵配列装置の斜視図である。 図9は、実施例の卵配列動作を示すフローチャートである。
(生産方法の説明)
受精魚卵から遺伝子組換蛋白質を製造する製造方法が図1、図2を参照して説明される。図1は、実施例の蛋白質製造システムの模式図である。図2は、図1に示されるシステムで処理される蛋白質製造プロセスを示す工程図である。
この蛋白質生産装置は、卵生産装置1と、卵収集装置2と、卵配列装置3と、注入装置4とをもつ。卵生産ステージS100を実行するこの卵生産装置1は、所定数のゼブラフィッシュの対を飼育する水槽装置を有する。
卵収集ステージS102を実行する装置2卵収集装置2は、水槽装置の排水から魚卵を収集する。排水は、水槽装置に戻る。卵卵配列装ステージS104を実行する配列装置3は、魚卵を配列する。遺伝子注入ステージS106を実行する注入装置4は、遺伝子材料を魚卵にそれぞれ注入する。
水槽装置の水は、卵収集装置2に排出される。魚卵は、卵収集装置2内の卵収集ケース5上により収集される。卵収集ケース5は、卵収集装置2から卵配列装置3に移送される。魚卵は、卵配列装置3内の卵配列ケース上に配列される。卵配列ケース6は、魚卵配列後、卵配列装置3から遺伝子注入装置4に移送される。
(卵ケース6の説明)
図3は、卵ケース6の斜視図である。図4は、卵配列工程を示す模式断面図である。図5は、卵配列プレート7の一つの凹部及びカバープレート8を示す拡大部分断面図である。
図3にて、角箱状の卵ケース6は、底板61と、底板61を囲む側壁62をもつ。角形の側壁62は、底板61の周縁部から立ち上がっている。卵ケース6の上側開口は側壁62により区画されている。図3において、凹部71をもつ卵配列プレート7が底板61の上に示されている。更に、側壁62の4つの内側面の一つは、2つの傾斜する斜面600を有している。卵ケース6が残留魚卵を排出するために傾けられる時、カバープレート8上の水内の魚卵は、傾斜する斜面600を超えて排出される。傾けられた卵ケース6は、図8に示されている。
図4において、側壁62の内面は、卵配列プレート62が載置される段差部62をもつ。底板61と平行である卵配列プレート7は、卵ケース7の内部空間を上室65と下室66とに区画している。更に、側壁62は、下室66に連通する入口68をもつ排水孔67を有する。排水孔67の出口は、側壁62の上面に形成されている。
図4において、後述の卵配列装置9の吸引ポンプ90は、排水孔67を通じて下室66から水を吸引する。吸引ポンプ90の入口は、卵配列装置9の入口パイプ91に接続されている。吸引ポンプ90の出口は、給水パイプ92に接続されている。入口パイプ91は、排水孔67の出口69に接続されている。給水パイプ92は卵ケース6に給水する。入口パイプ91、吸引ポンプ90及び給水パイプ92は、後述の卵配列装置9の水循環経路を構成している。
図3に示されるように、行列状に配列された多数の凹部71が卵配列プレート7の上面に形成されている。円錐状の各凹部71は、卵配列プレート7の裏面に形成された円錐状の各排水孔72により、下室66に連通している。したがって、凹部71の水は、排水孔71を通じて下室66に落下する。凹部71の最小径は、魚卵1000の径より小さい。
卵ケース6は、卵配列プレート7上を滑動可能なカバープレート8を保持する。非常に薄いカバープレート8は、卵配列プレート7の上面に載置されている。カバープレート8が第1位置にある時、カバープレート8は凹部71を開く。カバープレート8が第2位置にある時、カバープレート8は凹部71を閉じる。図5は、第2位置をもつカバープレート8を示す。
カバープレート8は、カバープレート8を滑らせるための突起を有する。けれども、この突起の図示は省略されている。カバープレート8は、図略の大孔と小孔81とをもつ。カバープレート8が第1位置をもつ時、卵通過孔を構成する各大孔は各凹部71の上に位置している。カバープレート8上の各魚卵は、各大孔を通過して各凹部71に落下する。
カバープレート8が第2位置をもつ時、各小孔81は各凹部71の上に位置している。各凹部71内の各魚卵1000は、各小孔81を通過することができない。遺伝子注入ニードルは、注入用貫通孔を構成する小孔81を通じて挿入されることができる。しかしながら、小孔81は省略されることができる。小孔81が省略される場合には、遺伝子注入ニードルは上記大孔を通じて挿入されるべきである。この実施例では、卵ケース6は樹脂製である。卵配列プレート7及びカバープレート8はステンレス板により形成されている。
(卵配列装置9の構造)
卵配列装置9が図6乃至図8を参照して説明される。図6は、ノズル11が走査開始位置に位置する姿勢をもつ卵配列装置9の斜視図である。図7は、ノズル11が走査中の場合の卵配列装置9の斜視図である。図8は、卵ケース6を傾斜させる姿勢をもつ卵配列装置9の斜視図である。
卵配列装置9は、ベースプレート93、主要部94及び傾動アクチュエータ95を有している。傾動アクチュエータ95は、ベースプレート93に固定されている。ケース傾動アクチュエータを構成する傾動アクチュエータ95は、垂直面内にて主要部94をスイングする図略の軸を有している。傾動アクチュエータ95のこの軸は、傾動アクチュエータ95に収容された図略の減速モータにより駆動される。
傾動アクチュエータ95が主要部94を傾斜させるとき、主要部94の上に固定された卵ケース6が傾斜する。その結果として、図8にしめされるように、2枚の案内ゲート96の間の排水路を通じて、魚卵を含む水層が落下する。
主要部94は、テーブル部941及び壁部942を構成するL字状のアングル板940を有している。図6において、テーブル部941は水平に延在し、壁部942が垂直に延在している。一つの卵ケース6が図6乃至図8のテーブル部941に固定されている。
図4に示される吸引ポンプ90は、図6に示される壁部942に固定されている。卵ケース6の側壁62の上面にセットされた入口パイプ91は、卵ケース6の排水孔67の上端部に連通している。入口パイプ91の出口部は、入口パイプ91の出口部に巻かれた図略のコイルスプリングにより下方へ付勢されている。その結果、入口パイプ91の出口部は、卵ケース6の側壁62の上面に押しつけられている。多くの接続方法が、入口パイプ91を排水孔67に接続するために採用されることができる。たとえば、入口パイプは、昇降アクチュエータによりH方向へ移動することができる。
給水パイプ92は、W方向へ延在している。給水パイプ92の下部は、卵配列プレート7の一側部の上に散水するための複数の小孔を有している。吸引ポンプ90は給水パイプ92を通じて散水する。入口パイプ91は、吸引ポンプ90により支持され、給水パイプ92は壁部942により支持されている。
更に、ノズル走査アクチュエータ10は、ノズル駆動アクチュエータ10A及びノズル揺動アクチュエータ10Bにより構成されている。リニアアクチュエータであるノズル駆動アクチュエータ10Aは、壁部942に固定されている。ノズル揺動アクチュエータ10Bは、ノズル駆動アクチュエータ10Aによって、図6に示される長手方向Lに駆動される。
ノズル揺動アクチュエータ10Bは、図6に示されるW方向及びH方向を含む平面内をスイングする揺動バー10Cを有している。揺動バー10Cに固定されたノズル11は、ノズル揺動アクチュエータ10Bにより揺動バー10Cとともにスイングされる。ノズル11は卵ケース6内の卵配列プレート7を走査する。
カバープレート8は、図6にて省略されている。言い換えると、ノズル駆動アクチュエータ10Aは、ノズル揺動アクチュエータ10Bを介してノズル11をL方向に移動させる。ノズル揺動アクチュエータ10Bは、W方向にノズル11をスイングする。
したがって、ノズル11から流れる水は、卵配列プレート7に載置されたカバープレート8の全上面の上に散布される。ノズルから流れる水は、図略の制御バルブにより制御される。カバープレート8の上の魚卵は、卵配列プレート7の凹部71に付勢される。
(卵配列装置9の動作)
この実施例における卵配列装置9の逐次動作が、図9に示されるフローチャートを参照して説明される。この動作は、卵配列装置9に収容された図略のコントローラーにより制御される。
最初に、一つの卵ケース6がテーブル部941上に固定され、 入口パイプ91が排水孔67に連通される(ステップS102)。次のステップS102にて、カバープレート8が第1位置に変位される。卵配列プレート7の凹部71が開放される。次のステップS104にて、吸引ポンプ90が駆動される。水がプレート7、8の上面に供給される。
ステップS108にて、魚卵を含む水がプレート7、8の上に落下される。ステップS110にて、ノズル11が走査される。ノズル11から出る水流はプレート7、8上の魚卵を付勢する。付勢された魚卵は、卵配列プレート7の凹部71内に落下する。ステップS112にて、カバープレート8が第2位置に移動される。卵配列プレート7の凹部71は閉鎖される。次のステップS114にて、卵ケース6が傾動される。卵を含む残留水が下方に排出される。
ステップS116にて、ノズル11が再び走査される。ノズル11から出る水流がプレート7、8からの魚卵の落下を促進する。ステップS118にて、卵ケース6が初期姿勢に戻され、水が所定の短時間だけ卵ケース6に供給される。

Claims (2)

  1. それぞれ所定位置に形成された多数の卵収容凹部をもつ配列プレートを有する卵配列ケースと、配列プレートの各卵収容凹部に魚卵を配列するための卵配列装置と、配列プレートに配列された多数の魚卵に物質を注入する注入装置とを備えた装置を用い、
    卵配列ケースを卵配列装置の所定の配列位置にセットするケース配列ステップと、卵配列装置が、配列プレートの上面に魚卵を含む水を供給し、各卵収容凹部を通過する水を排出する魚卵配列ステップと、魚卵が配列された卵配列ケースを注入装置の所定の注入位置にセットするケース移送ステップと、卵配列ケースに配列された多数の魚卵に物質を注入する注入ステップとを有し、
    各卵収容凹部は、平坦な卵配列プレートの上面に行列状に配列され、卵配列プレートは、各卵収容凹部に流入する水を下方へ排出する小径の排出孔を有し、卵配列ケースは、卵配列プレートの上方に配置された遮蔽板を移動可能に保持し、遮蔽板は、卵を含む水を卵配列プレートの上面の上に流す開放位置と、魚卵が卵収容凹部から離脱するのを防止する遮蔽位置とを有する多数の受精魚卵を処理する方法であって、
    卵配列装置は、卵配列プレートの上面の上に水を流す散水ノズルを卵配列プレートの上面と平行方向に走査するノズル駆動装置を有し、
    ノズル駆動装置は、魚卵配列ステップの開始から所定時間後に散水ノズルを走査することにより、魚卵を付勢する散水ステップを実行することを特徴とする多数の受精魚卵を処理する方法。
  2. れぞれ所定位置に形成された多数の卵収容凹部をもつ配列プレートを有する卵配列ケースと、配列プレートの各卵収容凹部に魚卵を配列するための卵配列装置とを備え、各卵収容凹部は、平坦な卵配列プレートの上面に行列状に配列され、卵配列プレートは、各卵収容凹部に流入する水を下方へ排出する小径の排出孔を有し、卵配列ケースは、卵配列プレートの上方に配置された遮蔽板を移動可能に保持し、遮蔽板は、卵を含む水を卵配列プレートの上面の上に流す開放位置と、魚卵が卵収容凹部から離脱するのを防止する遮蔽位置とを有する遺伝子注入のために多数の受精魚卵を処理する装置であって、
    卵配列装置は、卵配列プレートの上面の上に水を流す散水ノズルを卵配列プレートの上面と平行方向に走査するノズル駆動装置とを有することを特徴とする遺伝子注入のために多数の受精魚卵を処理する装置。
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