JP5822307B2 - 加湿器及び加湿方法 - Google Patents

加湿器及び加湿方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5822307B2
JP5822307B2 JP2012256950A JP2012256950A JP5822307B2 JP 5822307 B2 JP5822307 B2 JP 5822307B2 JP 2012256950 A JP2012256950 A JP 2012256950A JP 2012256950 A JP2012256950 A JP 2012256950A JP 5822307 B2 JP5822307 B2 JP 5822307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purification
photocatalyst
air
metal plates
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012256950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013230344A (ja
Inventor
俊一 中井
俊一 中井
石井 清
清 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARRONNIER RESEARCH LABO. CO. LTD.
Original Assignee
MARRONNIER RESEARCH LABO. CO. LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARRONNIER RESEARCH LABO. CO. LTD. filed Critical MARRONNIER RESEARCH LABO. CO. LTD.
Priority to JP2012256950A priority Critical patent/JP5822307B2/ja
Publication of JP2013230344A publication Critical patent/JP2013230344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5822307B2 publication Critical patent/JP5822307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

本発明は、加湿器及び加湿方法に関する。
従来、空気や水を浄化する装置として光触媒を利用した装置が知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。光触媒には、抗菌効果、消臭効果及び清浄効果があるため、空気清浄装置、排ガス浄化装置或いは加湿器等の機器に用いられている。光触媒の性質を利用して空気や水を浄化する場合には、光触媒と空気又は水との接触面積を大きくするために、多孔質又はスポンジ状の基体に光触媒を担持させるといった工夫がなされている。
また、光触媒は、紫外線(UV: ultraviolet)の照射によって活性化される。このため、紫外線の照射を併用することが有用であることが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平7−60058号公報 特開2011−153728号公報 特開2011−45810号公報
光触媒を用いて空気や水を浄化する場合には、より効果的に紫外線を照射できるようにすることが望ましい。また、光触媒による浄化機能をより長く維持できるようにすることが望まれる。
そこで、本発明は、紫外線を照射することによって光触媒の性質を、より効果的に利用することが可能な加湿器及び加湿方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る加湿器は、浄化体と、前記浄化体の一部に水を付着させるための容器と、前記浄化体に紫外線を照射する光源と、前記浄化体を回転移動又は平行移動させる動力源と、前記浄化体に向けて空気を送る送風機とを備える。前記浄化体は、表面の一部又は全部を光触媒でコーティングした複数の金属板と、前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させる回転軸とを有する。前記加湿器は、前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させながら前記送風機から送られる空気によって前記金属板に付着した水を蒸発させ、水蒸気が空気と混合することによって加湿された空気を、前記紫外線の照射により活性化される前記光触媒の浄化作用によって浄化するように構成される。
また、本発明の実施形態に係る加湿方法は、表面の一部又は全部を光触媒でコーティングした複数の金属板と、前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させる回転軸とを有する浄化体を動力源で回転移動又は平行移動させることによって前記浄化体の一部に水を付着させるステップと、前記浄化体に紫外線を照射するステップと、前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させながら空気を送ることによって前記金属板に付着した水を蒸発させ、水蒸気が空気と混合することによって加湿された空気を、前記紫外線の照射により活性化される前記光触媒の浄化作用によって浄化するステップとを有する。
本発明の実施形態に係る加湿器及び加湿方法によれば、紫外線を照射することによって光触媒の性質を、より効果的に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る浄化体及び浄化装置の構成図。 図1に示す浄化装置のA−A位置における断面図。 図1に示す浄化体の第1の変形例を示す構成図。 図1に示す浄化体の第2の変形例を示す構成図。 図1に示す浄化体の第3の変形例を示す構成図。 本発明の第2の実施形態に係る浄化装置の構成図。 図6に示す浄化装置のB−B位置における断面図。 図8は本発明の第3の実施形態に係る浄化装置の構成図。 図8に示す浄化装置のC−C位置における断面図。
本発明の実施形態に係る浄化装置及び浄化方法について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(構成および機能)
図1は本発明の第1の実施形態に係る浄化装置の構成図である。また、図2は、図1に示す浄化装置1のA−A位置における断面図である。
第1の実施形態における浄化装置1は、空気浄化機能付の加湿器として機能する。浄化装置1は、ケーシング2、浄化体3、光源4、モータ5、送風機6及び給水系7を有する。
ケーシング2内には、単一又は複数の浄化体3が設けられる。図1に示す例では、2つの浄化体3がケーシング2内に設けられている。また、ケーシング2内には、浄化体3の一部に付着する程度の水が溜められる。このため、ケーシング2は、浄化体3の一部に水を付着させるための容器として機能する。
浄化体3は、複数の板状部材8及び回転軸9を有する。複数の板状部材8は回転軸9に固定される。また、複数の板状部材8の厚さ方向が回転軸9の回転方向となるように各板状部材8の位置が決定される。このため、回転軸9によって複数の板状部材8を回転移動させることができる。すなわち、複数の板状部材8が回転軸9に放射状に固定された水車が浄化体3として形成される。
各板状部材8の表面の一部又は全部は光触媒でコーティングされる。浄化機能を十分に得る観点からは、板状部材8の全面を光触媒でコーティングすることが望ましい。板状部材8は、金属、セラミック又は樹脂等の所望の材料で構成することができる。但し、金属板で板状部材8を構成すれば、加工性が良く、安価であることから量産に適している。価格、加工性及び入手容易性等の観点から実用性が高い金属板としてはチタンやアルミニウムが挙げられる。一方、光触媒の代表的な材料としては、二酸化チタン(TiO2)が知られている。
金属板の表面の一部又は全部を二酸化チタンでコーティングする場合には、陽極酸化法によって金属板の表面に二酸化チタンの膜を形成することができる。但し、板状部材8及び光触媒の材質に応じて任意の製法を採用することができる。例えば、光触媒の粉末を溶液中に分散させてスプレーや刷毛による塗装によって板状部材8に塗布することもできる。
モータ5は、浄化体3の回転軸9を回転移動させるための動力源である。このモータ5によって浄化体3の回転軸9を直接的又は間接的に回転させることができる。図1に示す例では、モータ5の動力がベルト5Aを介して浄化体3の回転軸9に伝達されるように構成されている。
光源4は、浄化体3に向けて紫外線を照射するLED (light emitting diode)等の発光体である。このため、光源4は、浄化体3の板状部材8に向けて紫外線を照射できる位置に設置される。図1に示す例では、ケーシング2の上方から下方に向けて紫外線を照射する光源4が設けられている。
そして、浄化装置1は、モータ5を動力源とする回転軸9の回転によって、光触媒でコーティングされた浄化体3の板状部材8が、回転中心よりも低い位置となるように調整された水面に到達したときに水と接触する一方、板状部材8が、回転中心よりも高い所定の位置に到達したときに紫外光が照射される構造となる。
ところで、紫外線は、波長によりUV-A帯、UV-B帯及びUV-C帯に分類される。UV-A帯、UV-B帯及びUV-C帯の紫外線は、それぞれ波長が315nmから400nm、280nmから315nm及び280nm未満の紫外線である。このうち、UV-C帯の紫外線は、殺菌効果が高いことが知られている。一方、二酸化チタンを主成分とする光触媒は、UV-A帯の紫外線により活性化される。
但し、珪酸化物と二酸化チタンとを、二酸化チタンの重量が珪酸化物の重量の2倍以上5倍以下の重量となるように混合して成る光触媒は、UV-C帯の紫外線で活性化することができる。そこで、重量比でTiO2:SiOx=2:1〜5:1となるように二酸化チタンと珪酸化物とを混合した光触媒で板状部材8をコーティングし、かつ光源4として波長が280nm未満のUV-C帯の紫外線を照射する光源4を使用すれば、紫外線自体による殺菌作用及び光触媒の活性化による浄化作用の双方を得ることができる。
この場合、板状部材8を金属で構成すれば、他の材料で構成する場合に比べて、紫外線の照射による劣化を低減させることができる。従って、珪酸化物と二酸化チタンとを混合して得られる上述の光触媒で板状部材8をコーティングする場合には、板状部材8を金属で構成することが好適である。
尚、二酸化チタンの結晶系には、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型及び非晶質型がある。珪酸化物と混合してUV-C帯の紫外線で活性化する光触媒を作成する場合には、アナターゼ型の二酸化チタン又はアナターゼ型とルチル型とを混合した二酸化チタンを用いることが好適である。
一方、光源4としては、UV-C帯の紫外線を照射できれば、UV LED、殺菌灯、ブラックライト、半導体レーザ、水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、冷陰極放電管等の任意の光源4を用いることができる。
送風機6は、浄化体3に向けて空気を送る装置である。図1に示す例では、送風機6としてシロッコファンがケーシング2の外部の側面に取り付けられている。そして、シロッコファンの送風口は、ケーシング2に空気の入口として設けられた貫通孔10Aと連結される。一方、ケーシング2の他の部分には、空気の出口として貫通孔10Bが設けられる。このため、シロッコファンの送風口からケーシング2の出口に向かう空気の流れが形成される。
給水系7は、ケーシング2内に水を供給する機能を有する。給水系7は、例えば、水を貯留したタンク7Aを容器7Bに挿入し、タンク7Aの下部に出口7Cを設けて構成することができる。容器7Bとケーシング2とは貫通孔10Cにより連結される。そして、ケーシング2内の水面の高さが貫通孔10Cよりも低くなると、給水系7の容器7Bから水が供給されるようになっている。
(動作および作用)
次に浄化装置1の動作および作用について説明する。
予め給水系7からケーシング2内に水が供給される。そして、ケーシング2内における水面の高さが少なくとも浄化体3の板状部材8と接触するように調整される。一方、光源4が点灯し、光源4から浄化体3に向けて紫外光が照射される。この状態で、モータ5が駆動し、モータ5の動力が回転軸9に伝達されることによって浄化体3が回転する。更に、送風機6が駆動し、浄化装置1の周辺における空気が取り込まれてケーシング2内に導かれる。
浄化体3の板状部材8をコーティングする光触媒は、多孔質である。このため、ケーシング2の底面に近い板状部材8の先端付近からケーシング2内の水が表面張力によって板状部材8に吸い上げられる。このため、水が付着した板状部材8が回転して上方に移動すると、光源4からの紫外光によって照射される。この結果、板状部材8を覆う光触媒が活性化する。
一方、送風機6から送られてくる空気によって板状部材8に付着した水が蒸発する。これにより生じた水蒸気は、空気と混合して加湿空気となってケーシング2の出口に向かう。このとき、加湿された空気は、活性化された光触媒の作用によって浄化される。更に、UV-C帯の紫外線で活性化する光触媒にUV-C帯の紫外線が照射される場合には、紫外線の作用により殺菌される。そして、浄化及び殺菌された加湿空気は、送風機6によって形成された空気の流れに沿ってケーシング2の出口から放出される。これにより、浄化装置1が設置されたエリアの空気浄化及び加湿を行うことができる。
つまり以上のような浄化装置1は、光触媒でコーティングした水車を回転させて紫外線を照射し、空気を送風することによって加湿及び空気の浄化を行うようにしたものである。
(効果)
浄化装置1では、光触媒が板状部材8に塗布される。このため、光触媒の表面積を大きくすることができる。また、板状部材8を羽根として浄化体3が回転するため、光触媒に向けて紫外線を照射させた場合に陰が生じない。従って、効率的に光触媒を活性化させることができる。この結果、より少ないエネルギで効率的に水を浄化することが可能となる。
また、浄化装置1では、光触媒を塗布する対象が板状部材8であるため、フィルタのように目詰まりすることがない。このため、光触媒部分の洗浄が容易である。また、汚れが付着し難いため、フィルタに比べて浄化体3を長期間使用することができる。この結果、浄化装置1では、メンテナンスが非常に容易となる。
(変形例)
浄化体3の構造は、上述した例に限らず様々な構造とすることができる。
図3は、図1に示す浄化体3の第1の変形例を示す構成図である。
図3に示すように、複数の板状部材8を外側に固定する閉曲面状の移動体20を複数の回転軸9を用いて内側から移動させるように浄化体3を構成することもできる。この場合、板状部材8は、部分的に平行移動し、回転軸9付近では、部分的に回転移動することとなる。図3に示す例では、2つの回転軸9が鉛直方向に配置されている。このため、浄化体3の板状部材8は、部分的に鉛直方向に平行移動する。
図4は、図1に示す浄化体3の第2の変形例を示す構成図である。
図4に示すように、複数の板状部材8のそれぞれの一方の面を閉曲面状の移動体20に接着することによって浄化体3を構成することもできる。特に、移動体20を移動させるための2つ以上の回転軸9を水平方向に配置すれば、浄化体3がキャタピラ状となる。この場合、板状部材8を水に付着させる時間及び紫外線を照射する時間の双方を増加させることが可能となる。
図5は、図1に示す浄化体3の第3の変形例を示す構成図である。
図5に示すように、複数の板状部材8に縁30を設けてそれぞれ容器形状とすることもできる。更に、容器形状の板状部材8を回転機構31によって常に同じ向きとなるようにすることができる。この場合、板状部材8に接触させる水量を多くすることができる。
上述の例の他、例えば、トタン板のように板状部材8の表面に凹凸を設けることによって光触媒の表面積を大きくすることもできる。また、浄化体3の移動方法を振り子のように往復移動させたり、平行移動のみの往復移動としてもよい。更に、タービンの翼や扇風機の羽根のように任意の羽根状の板状部材8を回転軸9に固定して浄化体3を構成してもよい。
このように、浄化体3は、表面の一部又は全部を光触媒でコーティングした任意形状の複数の板状部材8と、複数の板状部材8を回転移動又は平行移動させる任意の数の回転軸9とによって様々な形状に構成することができる。
尚、図1に示す浄化装置1において動力源としてのモータ5を省略し、浄化体3に向けて空気を送ることによって浄化体3を回転移動又は平行移動させるようにしてもよい。すなわち、送風機6を浄化体3の動力源として設けてもよい。この場合、浄化体3は風車としても機能することとなる。また、浄化体3を移動させるための送風機6と空気を取り込んでケーシング2内に導くための送風機6を共通としても良いし、独立して設けてもよい。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態に係る浄化装置の構成図である。また、図7は図6に示す浄化装置1のB−B位置における断面図である。
図6に示された第2の実施形態における浄化装置1Aは、液体又は気体の浄化装置として機能するようにした構成が図1に示す浄化装置1と相違する。他の構成および作用については図1に示す浄化装置1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
浄化装置1Aでは、ケーシング2に水を溜めた状態と水を溜めない状態でモータ5を駆動させることによって浄化体3を回転させることができる。ケーシング2に水を溜めた状態でモータ5により浄化体3を回転させ、かつ送風機6から送風を行えば、ケーシング2内において紫外光が照射された光触媒の作用で浄化された水が空気の流れによって気化する。そして、ケーシング2の出口からは浄化された水蒸気を含む空気が放出される。このため、浄化装置1Aは、浄化機能付の加湿として機能する。
また、送風機6をOFFにすれば、浄化装置1Aは、水の浄化装置として機能する。すなわち、紫外光が照射された光触媒の作用で浄化された水が浄化体3の回転によって再びケーシング2の底側に戻される。尚、水以外の液体をケーシング2内に供給し、浄化装置1Aで任意の液体を浄化できるようにしてもよい。
一方、ケーシング2に水を溜めない状態又は浄化体3に水が接触しない状態で、モータ5により浄化体3を回転させると、浄化体3の回転によって空気の流れが形成される。すなわち、浄化体3が送風用のシロッコファンとして機能する。このため、浄化装置1Aは、空気の浄化装置として機能する。また、浄化装置1Aを浄化対象となる気体の雰囲気中に設置すれば、気体の浄化装置として機能する。
尚、浄化装置1Aを、加湿用、液体の浄化用及び気体の浄化用に用いる場合において、用途ごとに浄化体3の回転速度を変えるようにしてもよい。すなわち、加湿モード、液体浄化モード及び気体浄化モードを切換可能に浄化装置1Aに設け、モード毎に適した回転速度で浄化体3を回転させることができる。この場合には、モータ5に回転速度制御機構が設けられる。
つまり、第2の実施形態における浄化装置1Aは、板状部材8の表面を流体の受け面とする水車又は風車として浄化体3を用いるようにしたものである。このため、浄化装置1Aを排ガス浄化用或いは排液浄化用等の様々な用途に使用することができる。
尚、第2の実施形態においても、図3、図4及び図5に例示されるように様々な構造を有する浄化体3を用いることができる。すなわち、板状部材8を流体の受け面とする任意形状の浄化体3をモータ5等の動力源によって回転移動又は平行移動させることができる。
(第3の実施形態)
図8は本発明の第3の実施形態に係る浄化装置の構成図である。また、図9は図8に示す浄化装置1BのC−C位置における断面図である。
図8に示された第3の実施形態における浄化装置1Bでは、浄化体3に接触する流体の流れを利用して光源4用の電力を得るようにした構成が図1に示す浄化装置1と相違する。他の構成および作用については図1に示す浄化装置1と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
浄化装置1Bは、発電機能付の液体又は気体の浄化装置1Bとして機能する。具体的には、浄化体3が液体又は気体等の流体の流路40内に流体と接触するように設けられる。図8は、水が鉛直方向に流れる水路内に浄化体3を配置した例を示す。このため、浄化体3は、板状部材8を流体の受け面とする水車又は風車として機能する。
一方、浄化体3の回転軸9には、発電部41が取り付けられる。すなわち、回転軸9を動力軸として発電部41が発電するように構成されている。発電部41の出力先には、光源4が接続される。従って、発電部41において生成された電力を利用して光源4から浄化体3に紫外線を照射することができる。このため、浄化体3の回転動力として利用される流体を、紫外光により活性化された光触媒で浄化することができる。
尚、光源4をLEDで構成すれば、小規模な流体の流れによって紫外光の発光に必要な電力を十分に生成することができる。
つまり以上のような浄化装置1Bは、液体の流れ又は気体の流れに水車又は風車として浄化体3を設置し、発電してLED等の光源4を点灯させて光触媒を活性化するようにしたものである。
第3の実施形態における浄化装置1Bでは、モータ等の特別な動力源を使用せずに良好な浄化機能を発揮させることができる。このため、浄化装置1Bを水道の蛇口に取り付けて浄水器として使用したり、自動車の排ガス処理装置として浄化装置1Bを使用することができる。
第3の実施形態においても、図3、図4及び図5に例示されるように様々な構造を有する浄化体3を用いることができる。すなわち、板状部材8を流体の受け面とする任意形状の浄化体3を液体又は気体の流路40に設け、液体又は気体の流れを導いて浄化体3を回転移動又は平行移動させることができる。そして、浄化体3の回転移動又は平行移動に伴う回転軸9の回転動力を利用して発電部41において紫外光用の電力を発電することができる。
尚、必要に応じて流路40に、流体の流速を制御するための送風機又はポンプを設置するようにしてもよい。また、浄化体3の回転軸9に円盤状の回転体を固定し、ベルトを介して発電部41に動力を伝達するようにしてもよい。すなわち、発電機の軸を回転させるための十分な回転トルクを得るために所望の構造を採用することができる。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
1、1A、1B 浄化装置
2 ケーシング
3 浄化体
4 光源
5 モータ
5A ベルト
6 送風機
7 給水系
7A タンク
7B 容器
7C 出口
8 板状部材
9 回転軸
10A、10B、10C 貫通孔
20 移動体
30 縁
31 回転機構
40 流路
41 発電部

Claims (5)

  1. 浄化体と、
    前記浄化体の一部に水を付着させるための容器と、
    前記浄化体に紫外線を照射する光源と、
    前記浄化体を回転移動又は平行移動させる動力源と、
    前記浄化体に向けて空気を送る送風機とを備え、
    前記浄化体は、
    表面の一部又は全部を光触媒でコーティングした複数の金属板と、
    前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させる回転軸とを有し、
    前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させながら前記送風機から送られる空気によって前記金属板に付着した水を蒸発させ、水蒸気が空気と混合することによって加湿された空気を、前記紫外線の照射により活性化される前記光触媒の浄化作用によって浄化するように構成される加湿器。
  2. 前記浄化体は、
    前記複数の金属板を外側に固定する閉曲面状の移動体を更に有し、
    複数の回転軸を用いて前記移動体を内側から移動させるように構成される請求項1記載の加湿器。
  3. 前記複数の金属板を前記回転軸に、前記複数の金属板の厚さ方向が前記回転軸の回転方向となるように固定した請求項1記載の加湿器。
  4. 前記複数の金属板に珪酸化物と二酸化チタンとを、前記二酸化チタンの重量が前記珪酸化物の重量の2倍以上5倍以下の重量となるように混合して成る光触媒をコーティングした請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加湿器。
  5. 表面の一部又は全部を光触媒でコーティングした複数の金属板と、前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させる回転軸とを有する浄化体を動力源で回転移動又は平行移動させることによって前記浄化体の一部に水を付着させるステップと、
    前記浄化体に紫外線を照射するステップと、
    前記複数の金属板を回転移動又は平行移動させながら空気を送ることによって前記金属板に付着した水を蒸発させ、水蒸気が空気と混合することによって加湿された空気を、前記紫外線の照射により活性化される前記光触媒の浄化作用によって浄化するステップと、
    を有する加湿方法。
JP2012256950A 2012-11-22 2012-11-22 加湿器及び加湿方法 Active JP5822307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256950A JP5822307B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 加湿器及び加湿方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012256950A JP5822307B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 加湿器及び加湿方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012104346 Division 2012-05-01 2012-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013230344A JP2013230344A (ja) 2013-11-14
JP5822307B2 true JP5822307B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=49677362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012256950A Active JP5822307B2 (ja) 2012-11-22 2012-11-22 加湿器及び加湿方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5822307B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6328527B2 (ja) * 2014-09-02 2018-05-23 株式会社トクヤマ 紫外線殺菌装置
KR101823948B1 (ko) * 2017-02-28 2018-01-31 (주)엠큐더블유 유수 정화 장치
JP6986382B2 (ja) * 2017-07-12 2021-12-22 有限会社マロニエ技術研究所 浄化装置及び浄化方法
KR102009411B1 (ko) * 2017-12-20 2019-08-12 동명대학교산학협력단 폐가스를 이용한 풍력 발전장치
CN109453645A (zh) * 2018-11-14 2019-03-12 中国民航大学 一种隧道内机动车尾气集中回收处理系统及控制方法
KR102036156B1 (ko) * 2019-07-23 2019-10-25 (주)유성엔비텍 폐기물처리시설용 악취제거장치
DE102019215579B4 (de) * 2019-10-10 2024-05-08 Lynatox Gmbh Photokatalytischer Reaktor und Verfahren zum Entfernen oxidierbarer Verbindungen aus Flüssigkeiten
WO2021149724A1 (ja) * 2020-01-24 2021-07-29 Apsジャパン株式会社 光触媒ユニット及び該光触媒ユニットを備えたマスク

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3441256A (en) * 1967-12-12 1969-04-29 William R Worsfold Humidifier
JPS472538Y1 (ja) * 1969-01-31 1972-01-27
JPS50145145U (ja) * 1974-05-17 1975-12-01
JPS5150559U (ja) * 1974-10-15 1976-04-16
JPS5199843A (ja) * 1975-03-01 1976-09-03 Isao Yoshida Kashitsusochi
JPS5233159U (ja) * 1975-08-31 1977-03-08
JPS538153U (ja) * 1976-07-06 1978-01-24
JPS5447867U (ja) * 1977-09-09 1979-04-03
JPS55139330U (ja) * 1979-03-24 1980-10-04
DE4241451A1 (de) * 1991-12-21 1993-12-16 Franz Dietrich Oeste Verfahren und Vorrichtungen zur Reinigung von Gasen, Abgasen, Dämpfen und Solen von unerwünschten chemischen Stoffen
JPH1119476A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Kuruu:Kk 空気清浄機
JP2000279822A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Nitto Denko Corp 空気の浄化方法及び空気浄化装置
JP4834911B2 (ja) * 2001-02-15 2011-12-14 パナソニック株式会社 空気浄化装置
JP2004128331A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 多孔質半導体
JP2004195439A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Jfe Steel Kk 光触媒およびその製造方法
JP2005312496A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Fujitsu General Ltd 空気調和装置
JP2006116496A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Works Ltd 脱臭、防汚、抗菌、防かび装置
JP2008292078A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Touzai Kagaku Sangyo Kk 加湿器
WO2011016206A1 (ja) * 2009-08-05 2011-02-10 パナソニック株式会社 活性物質発生方法並びに活性物質発生装置とこれを用いた空気清浄装置及び加湿装置
JP2011045810A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Marronnier Gijutsu Kenkyusho:Kk 紫外光源と紫外光活性光触媒による殺菌・消臭システム
JP2011104490A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Panasonic Corp 光触媒ユニット及び光触媒脱臭機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013230344A (ja) 2013-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5822307B2 (ja) 加湿器及び加湿方法
CN103381336B (zh) 净化装置以及净化方法
US10918759B2 (en) Air purification device
KR102187220B1 (ko) 분기가능한 공기 배관을 구비하는 공기 정화 장치
JP2015051268A (ja) 空気浄化装置
KR101977573B1 (ko) 도심형 공기정화기
KR101708799B1 (ko) 히드록실 라디칼을 이용한 살균 정화 장치
KR20160015084A (ko) 공기 청정기
KR101189477B1 (ko) 자외선 발광 다이오드를 이용한 살균 기능을 가지는 공기청정기
KR20160015083A (ko) 공기 청정기
KR20110035552A (ko) 가습 공기청정기
WO2011016206A1 (ja) 活性物質発生方法並びに活性物質発生装置とこれを用いた空気清浄装置及び加湿装置
KR20160038653A (ko) 자외선을 이용한 살균 가습기
KR20180126943A (ko) Uv led를 이용한 공기정화장치 및 그의 제조방법
KR20160001542A (ko) 공기 청정기
JP6517053B2 (ja) 空気浄化装置
JP3682615B2 (ja) 加湿装置
JP2013169502A (ja) 光触媒装置
JP7209570B2 (ja) 空気清浄機
KR100935624B1 (ko) 가습장치
JP2021137513A (ja) 光触媒塗装板を備えた空気清浄機
KR20150014822A (ko) 자외선 발광다이오드 및 필터를 구비하는 공기 정화 장치
JP6986382B2 (ja) 浄化装置及び浄化方法
KR102349868B1 (ko) 공기청정가습 시계
JP2009112956A (ja) 空気浄化処理機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150415

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150518

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5822307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150