JP2013169502A - 光触媒装置 - Google Patents

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Toshihiro Hatanaka
登志浩 畑中
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Abstract

【課題】大面積の光触媒フィルターを用いる光触媒装置において、多量のガスを効率的に処理することができる光触媒装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の光触媒装置は、内部にガスを流通可能な筐体11と、筐体11内に配置される光触媒フィルター21a(21b)と、基板Pの幅広面に、複数の発光ダイオードLを実装した構成で、光触媒フィルター21a(21b)の共通面に対して、異なる2方向から光照射する第1の照射部31a(31b)と、第2の照射部32a(32b)とを備え、第1の照射部31a(31b)と第2の照射部32a(32b)とが、共通面の面方向に対して、交互に並列配列される光照射ユニット3と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、光触媒装置に関する。
光触媒装置は、例えば、ガスが流通可能な光触媒フィルターに、酸化チタン等の光触媒を担持させて、その光触媒フィルター面に光を照射することで、光触媒フィルターを通過するガス中の有害物質や悪臭等の汚染ガスを分解・除去する装置である。光触媒装置は、冷蔵庫や車載用等の脱臭装置や、家庭、店舗、工場、または医療機関等の空調設備や空気清浄システム等に使用されている。
近年、光触媒装置は、多量の汚染ガスを処理することが求められており、光触媒フィルターの大面積化が進んでいる。光触媒フィルターに光照射する光照射ユニットの光源として、例えば、発光ダイオードを光源とした構成があるが、発光ダイオードから発生する光は指向性を有するため、照射範囲が狭い。大面積の光触媒フィルター全体を照射するには、多数の発光ダイオードが必要となるため、システム全体の消費電力が増加したり、発光ダイオードを実装した基板がガス流路の抵抗成分となったりして、汚染ガスの処理効率を低下させる課題がある。
特開2004−166996号公報 特開2010−279462号公報 特開2006−280428号公報
本発明が解決しようとする課題は、大面積の光触媒フィルターを用いる光触媒装置において、ガス処理能力が高い光触媒装置を提供することである。
本実施形態の光触媒装置は、内部にガスを流通可能な筐体と、前記筐体内に配置される光触媒フィルターと、基板の幅広面に、複数の発光ダイオードを実装した構成で、前記光触媒フィルターの共通面に対して、異なる2方向から光照射する第1の照射部と、第2の照射部とを備え、前記第1の照射部と第2の照射部とが、前記共通面の面方向に対して、交互に並列配列される光照射ユニットと、を備える。
光触媒装置に関する第1の実施形態について説明するための分解斜視図である。 図1の組み立て状態を説明するための断面図である。 発光ダイオードから発生する光の照射範囲を説明するための概略図である。 光触媒装置に関する第2の実施形態について説明するための断面図である。 光触媒装置に関する第3の実施形態について説明するための断面図である。 1枚の光触媒フィルターを配置した場合の一例を説明するための断面図である。 1枚の光触媒フィルターを配置し、各照射部を放熱部材で連結した場合の一例を説明するための断面図である。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の光触媒装置を、図面を参照して説明する。図1は分解斜視図で、図2は図1の組み立て状態を示す断面図である。
図1および図2において、100は、家庭、店舗、工場、または医療機関等の空調設備や空気清浄システム等に使用される光触媒装置で、空気中に含まれるNOx、SOx、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アンモニア、アミン、メルカプタン、硫化水素、エチレン、スチレン等の有害ガスや悪臭ガスを分解・除去する装置である。
光触媒装置100は、内部にガスが流通可能な筐体11内に、光触媒フィルター21a、21bを配置すると共に、光触媒フィルター21a、21bに光照射する光照射ユニット3を配置することで、光触媒により有害ガスや悪臭ガスを分解・除去する装置である。
筐体11は、有害ガスや悪臭ガスを含む汚染ガスA1を導入するガス流入口11aと、光触媒フィルター21a、21bにより有害ガスや悪臭ガスを分解・除去した後の除染ガスA2を排出するガス排出口11bとを有する中空で直方体状の筒である。ガスの流通方向12は、ガス流入口11aからガス排出口11bに向けて形成される。筐体11の大きさは、例えば、開口部となるガス流入口11a及びガス排出口11bが、幅200mm〜1000mm、長さ200mm〜1000mmで、両者間を結ぶ筐体11の奥行が20mm〜200mmである。筐体11の材料は、例えば、ステンレス、アルミニウム等の金属や、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂を用いることができる。ただし、汚染ガスA1、水蒸気、紫外線等により劣化しない材質が好ましい。
光触媒フィルター21a、21bは、多数の通気孔が設けられており、汚染ガスA1や除染ガスA2が流通できる構成である。光触媒フィルター21a、21bは、例えば、幅200mm〜1000mm、長さ200mm〜1000mm、厚さ0.1mm〜20mmのシート形状であり、汚染ガスA1との接触面積を増やすため、幅広面をガスの流通方向12に対して交差、最適には直交するようにして、筐体11内に配置される。
光触媒フィルター21a、21bは、多孔質材料、ハニカム状材料、繊維状材料、不織布等を用いることができる。光触媒フィルター21a、21bの材料は、炭化ケイ素、ムライト、アルミナ、シリカ、コージライト等のセラミックや、鉄、ステンレス、アルミ、銅、銀、金等の金属材料や、ガラス、合成繊維、天然繊維等である。通気孔の大きさは、例えば、1mm〜30mmである。
光触媒フィルター21a、21bの幅広面の少なくとも表面、好ましくは、多数の通気孔の内部の表面には、光触媒が担持されている。ここで、担持とは、光触媒が光触媒フィルター21a、21bに付着した状態で支持されていることを意味する。光触媒は、TiO、ZnO、SnO、SrTiO、WO、Bi、Fe、GaAs、MoS等を単体、あるいは、これらを2つ以上混合して用いることができる。また、光触媒効果を高めるため、これらの材料に窒素をドープしたものや、ナノサイズのPt、Au、Pd、V、Rh、Ag、Cu、Co、Cr、Mn、Fe等を混合またはドープしたものを使用することができる。
光触媒を光触媒フィルター21a、21bに担持させる方法としては、例えば、純水や有機溶剤等で微粉状の光触媒を攪拌したバインダーを、ディッピング法、スプレー法、スクリーン印刷法、刷毛塗り法で塗布する方法や、ゾルゲル法や、超臨界ゾルゲル法で塗布する方法がある。その他の方法としては、光触媒を物理蒸着法や化学蒸着法で蒸着させる方法や、光触媒フィルター21a、21bの作成の際に、その原材料に予め光触媒の材料を混合させておき、光触媒フィルター21a、21bを作成する方法がある。
光触媒フィルター21a(21b)は、その外周部を2枚の固定枠22a(22b)と23a(23b)とにより挟持されている。これにより、光触媒フィルター21a(21b)のガスが流通する幅広面の平坦度を確保すると同時に、光触媒フィルター21a(21b)の外周部と筐体11の内壁との隙間を埋めて、汚染ガスA1が光触媒フィルター21a(21b)を介することなく、ガス排出口11bから排出されることを防止する。
光触媒フィルター21aと21bの間には、これらに光照射する光照射ユニット3が配置される。光触媒は、光触媒固有のバンドギャップ以上の光エネルギーを照射することで、光触媒が励起され、有害物質や悪臭等の汚染ガスを分解する性質を有するため、これに適する波長を照射する発光ダイオードLを光照射ユニット3の光源として使用する。例えば、光触媒にTiOを選定する場合は、このバンドギャップエネルギーは3.0eVであり、波長413nm以下の光の照射で汚染ガスA1を分解させることが出来るため、例えば、波長350nm〜400nmを放射する発光ダイオードLを選定する。最近では、紫外線に加えて、可視光領域の光に反応する光触媒材料も開発されており、この場合、波長350nm〜750nmを放射する発光ダイオードLも選択することが出来る。
発光ダイオードLから発生する光の照射範囲の概略図を図3に示す。発光ダイオードLは、発生させる光に指向性を有している。例えば、光の中心方向C1(C2)を中心軸として、例えば、円状、または、楕円状の範囲Sに光を照射させる。ここで、指向性とは、発生する光の強度が光の発生方向によって異なることを意味する。特には、ある限られた範囲において光強度が強く、その他の範囲においては光強度が弱いか、無いことを意味する。光放射の放射角γは、例えば、30度〜90度の範囲の発光ダイオードLを使用する。
発光ダイオードLは、例えば、幅5mm〜20mm、長さ200mm〜1000mm、厚さ0.5mm〜2.0mmの直方形状の基板Pを用い、その幅広面の両面に実装される。ここで、各発光ダイオードLは、基板P上に形成された配線パターンにより、電気的に接続されており、これに接続された点灯電源(図示無)により電力を供給すると、基板Pの各幅広面に搭載される複数の発光ダイオードLを照射部31a、31b、32a、32bとして、光を発生させる。
光触媒フィルター21aのガス排出口11b側の幅広面を共通面として、2つの異なる方向より光照射を行う第1の照射部31aと、第2の照射部32aとが配置される。ここで、第1の照射部31aに実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C1aと、第2の照射部32aに実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C2aとは、共通面の法線方向Zaを軸として略対称となる角度で配置される。
一方、光触媒フィルター21bに関しても、同様に、ガス流入口11a側の幅広面を共通面として、2つの異なる方向より光照射を行う第1の照射部31bと、第2の照射部32bが配置される。同様に、第1の照射部31bに実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C1bと、第2の照射部32bに実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C2bとは、共通面の法線方向Zbを軸として略対称となる角度で配置される。
ここで、略対称とは、光の中心方向C1a(C1b)と法線方向Za(Zb)との間の角度α1(β1)と、光の中心方向C2a(C1b)と法線方向Za(Zb)との間の角度α2(β2)との差が、±5度以内、好ましくは、±2度以内であることを意味する。第1の実施形態では、角度α1とα2、及び、角度β1とβ2が、共に等しくなるようにして、例えば、5度〜60度の範囲で設定されている。
第1の照射部31aと31bとが形成される基板Pと、第2の照射部32aと32bとが形成される基板Pは、例えば、光触媒フィルター21a(21b)の外周部を除く中央領域を横断するようにして、光触媒フィルター21a(21b)の面方向に沿って、交互に並列に配列される。第1の照射部31a(31b)と、第2の照射部32a(32b)との離間距離は、例えば、50mm〜300mmである。また、筐体11の内壁と、内壁に取り合う第1の照射部31a(31b)または第2の照射部32a(32b)照射部との離間距離は、例えば、25mm〜150mmである。各照射部と光触媒フィルター21aまたは21bとの間の最短距離は、例えば、10mm〜100mmで配置され、保持部33で、筐体11に保持・固定される。
光触媒装置100の使用方法の一例を以下に説明する。光触媒装置100のガス流入口11a、または、ガス排出口11bに接続された排気ファン(図示無)を用いて、汚染ガスA1を、筐体11内に導入する。流入するガス量は、例えば、0.001m/秒〜5m/秒に設定される。
汚染ガスA1は、一方の光触媒フィルター21aの多数の通気孔を通過する。その際に、一方の光触媒フィルター21aには、第1の照射部31a及び第2の照射部32aから直接照射される直接光と、第1の照射部31b及び第2の照射部32bからの光が他方の光触媒フィルター21bの表面で一旦反射されて照射される間接光が、重畳されて照射される。その結果、大面積の光触媒フィルター21a全体に光照射することができ、光触媒により、有害ガスや悪臭ガスを分解・除去する。
同様に、他方の光触媒フィルター21bに関しても、上述した原理で、大面積の光触媒フィルター21b全体に光照射させることが出来、光触媒フィルター21bの光触媒により、有害ガスや悪臭ガスが更に分解・除去され、除染ガスA2が、筐体11のガス排出口11bより外部へ排出される。
フィルター21a(21b)に対して、異なる2方向からからの直接光に加えて、対向する位置の光触媒フィルター21b(21a)から反射される間接光を照射することで、少ない発光ダイオードLの個数で、大面積の光触媒フィルター21a(21b)への照射が可能となる。
第1の照射部31a(31b)と、第2の照射部32a(32b)との間を離間させて、その間にガスが流通する流路を確保すると共に、各照射部の基板Pの幅広面を、ガスの流通方向に対して傾斜させることで、ガス流路の抵抗成分を減少させることができる。その結果、大量のガスを光触媒装置100に導入し、処理することが出来る。
第1の実施形態の構成において、幅200mm、長さ200mm、厚さ20mmの大きさで、光触媒にTiOを担持させた光触媒フィルターを使用して、アセトアルデヒトのガスの分解試験を実施した。流量0.001m/秒で処理した際に、30分後の分解率は95%以上となり、実用上十分な分解能力を有する。
上述したように、第1の実施形態の光触媒装置100は、大面積の光触媒フィルター21a、21bを用いて、多量のガスを効率的に処理することが可能となる。
(第2の実施形態)
図4は光触媒装置に関する第2の実施形態について説明するためのもので、光触媒装置の断面図である。この第2の実施形態の各部について、第1の実施形態の光触媒装置の各部と同一部分は同一符号で示す
第2の実施形態において、筐体11と光触媒フィルター21a、21bの構成は、第1の実施形態と同様であるが、光照射ユニット3の構成と配置が異なる。
光照射ユニット3は、一つの基板Pの幅広面の両面に発光ダイオードLを実装した構成で、各幅広面には、第1の照射部31と第2の照射部32とが形成される。
第1の照射部31に実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C1と、第2の照射部32に実装される発光ダイオードLの光放射の中心方向C2とは、共に、光触媒フィルター21a、21bの幅広面に沿う方向であり、また、各幅広面の法線方向Za及びZbを軸として、略対称となる配置である。図4に示す角度α1、α2と、角度β1、β2は、約90度である。ここで、約90度とは、部材及び製造バラツキを考慮して、90度に対して±5度、好ましくは、±2度のバラツキを許容するものとする。
発光ダイオードLから発生する光は、図3に示すように、光放射の中心方向C1(C2)を軸として、角度γの範囲に照射されるので、図4において、一つの照射部で、2枚の光触媒フィルター21aと21bとを同時に照射することができる。その結果、発光ダイオードの使用個数を更に削減することができる。
また、発光ダイオードLを実装する基板Pの幅広面の面方向を、ガスの流路12に対して平行に配置することで、ガス流路の抵抗成分を更に減少させることができ、大量のガスを光触媒装置100に導入し、処理することが出来る。
上述したように、第2の実施形態の光触媒装置100は、更に、多量のガスを効率的に処理することが可能である。
(第3の実施形態)
図5は光触媒装置に関する第3の実施形態について説明するためのもので、光触媒装置の断面図である。
第3の実施形態において、筐体11と光触媒フィルター21a、21bの構成は、第1の実施形態と同様であるが、光照射ユニット3の構成と配置が異なる。
光照射ユニット3は、基板Pの片面に発光ダイオードLを実装した構成で、発光ダイオードLの光放射の中心方向をC1a、C1b、C2a、C2bに向けた第1の照射部31a、31bと、第2の照射部32a、32bとの4種類の照射部が形成されている。
第1の照射部31a、31bと第2の照射部32a、32bとは、各々1つずつ、放熱部材5を介して接合され、集合体を形成している。この集合体は、光触媒フィルター21a、21bの外周部を除く中央領域を横断するようにして、光触媒フィルター21a、21bの面方向に沿って、並列に配列される構成である。
放熱部材5は、ステンレス、アルミニウム、銅、セラミック等の熱伝導性のよい金属体で、断面形状が、例えば、正方形や多角形などの棒状体である。放熱部材5と基板Pの発光ダイオードLを実装していない面を接合させ、接着、ネジ止め、テープ等の方法により両者を固定している。
放熱部材5は、各照射部の発光ダイオードLで発生する熱を、効率良く周辺部材や大気等の外部に伝導させる構成であり、発光ダイオードL及び基板Pの表面温度を低減させることが出来る。その結果、発光ダイオードLの表面温度を低減させることで、発光ダイオードLの発光効率を向上させることができ、光触媒装置の効率を更に向上させることが出来る。また、発光ダイオードLや、周辺部材の熱劣化を抑制でき、光触媒装置の性能を長期間に亘って維持することができる。
上述したように、第3の実施形態の光触媒装置100は、更に効率的に処理することが可能であり、また、長寿命化を図ることが出来る。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、筐体11の形状は、断面形状が四角形の直方形状の例を記載したが、その他、断面形状が多角形、円、または楕円等である筒形状等を採ることができる。また、光触媒フィルター21a、21bの形状も、この筐体11の断面形状に合わせた形状とすることができる。
光触媒フィルター21a、21bの表面状態は平坦である例を記載したが、表面の少なくとも一部を凹凸化させたり、湾曲させたりする構成も可能である。この場合、光触媒フィルター21a、21bの共通面の凹凸や湾曲等を、共通面全体で平均化処理して、平坦な仮想面を算出し、この仮想面に対して法線方向Zを決定するものとする。
光触媒フィルター21a、21bに加えて、ガスを吸着する吸着体を担持させた吸着フィルターと重ね合わせて使用しても良いし、または、光触媒フィルター21a、21bに吸着体を塗布し、吸着機能と光触媒機能を合わせた構成としても良い。物理吸着材としては、例えば、活性炭を用い、また、化学吸着材としては、例えば、ホルムアルデヒトを吸着する過マンガン酸カリウム等を用いることができる。
光触媒フィルター21a、21bは2枚の構成を示したが、簡略化して、例えば、図6や図7に示すように、1枚の光触媒フィルター21とする構成も採ることができる。この場合、光照射ユニット3は、光触媒フィルター21の共通の照射面に対して異なる2方向から光照射する第1の照射部31と第2の照射部32を設け、各発光ダイオードLの光放射の中心方向C1、C2を共通面の法線方向Zを軸として略対照となるように配置する。
光照射ユニット3は、図6と図7では、光触媒フィルター21のガス流入口11a側に設けたが、ガス排出口11bや、ガス流入口11aとガス排出口11bの両側に配置する構成でも良い。また、ガスの分解能力を高くするために、光触媒フィルター21を3枚以上配置した構成でも良い。
光照射ユニット3は、図2において光触媒フィルター21aと21bの間に配置した例を示したが、更に、光触媒フィルター21aのガス流入口11a側や、光触媒フィルター21bのガス排出口11b側に対する第1の照射部31と第2の照射部32を追加した構成でも良い。
第1の照射部31と第2の照射部32の対数は、2対と3対の構成を示したが、光触媒フィルター21の大きさと、求められる光照度の均斉度により、増減させることができ、例えば、一対のみとして、光触媒フィルター21a、21bの中央のみに配置する構成としても良い。
また、各照射部を光触媒フィルター21a、21bの端辺部を除く、中央領域に配置した例を示したが、光触媒フィルター21a、21bの端辺部に第1の照射部31または第2の照射部32を追加・設置することができる。
また、第1の照射部31と第2の照射部32の照射部に加えて、更に、第3、第4の照射部を追加して、光触媒フィルター21a、21bの共通面を照射することも可能である。
筐体11内に汚染ガスA1を導入し、また、除汚ガスA2を排出するための排気ファンは、筐体11の外部に配置した構成を示したが、筐体11の内部に内蔵した構成でも良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 光触媒装置
11 筐体
21a、21b 光触媒フィルター
3 光照射ユニット
31a、31b 第1の照射部
32a、32b 第2の照射部
L 発光ダイオード
P 基板
C1a、C1b、C2a、C2b 光放射の中心方向
Za、Zb 光触媒フィルターの共通面の法線方向
A1 汚染ガス
A2 除染ガス

Claims (3)

  1. 内部にガスを流通可能な筐体と、
    前記筐体内に配置される光触媒フィルターと、
    基板の幅広面に、複数の発光ダイオードを実装した構成で、前記光触媒フィルターの共通面に対して、異なる2方向から光照射する第1の照射部と、第2の照射部とを備え、前記第1の照射部と第2の照射部とが、前記共通面の面方向に対して、交互に並列配列される光照射ユニットと、を備える光触媒装置。
  2. 前記第1の照射部及び前記第2の照射部に実装される発光ダイオードの光放射の中心方向が、前記光触媒フィルターの前記共通面の法線方向を軸として、略対称に配置される請求項1に記載の光触媒装置。
  3. 前記第1の照射部と、第2の照射部とを連結する放熱部材を、更に備える請求項1または請求項2に記載の光触媒装置。
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