JP5821479B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
された目標値に近づくように、対象空間(R)の空調が行われる。
本発明の実施形態1は、空調システム(S)である。図1に示すように、実施形態1の空調システム(S)は、対象空間としての室内(R)を空調する空気調和部としての空調ユニット(10)を備えている。空調ユニット(10)は、室内(R)に設置される室内ユニット(20)と、室外に設置される室外ユニット(図示省略)とを備える。室内ユニット(20)と室外ユニットとは、連絡配管(11)を介して互いに接続される。これにより、空調システム(S)では、冷凍サイクルが行われる冷媒回路が構成される。室外ユニットには、圧縮機、室外熱交換器、四方切換弁等が収容される。
一方、黒球温度を直接計測して上記(1)式によりWBGT値を算出ようにすると、黒球温度を検出するセンサのコストが比較的高価となってしまう。そこで、本実施形態の導出部(43)は、黒球温度は計測せずに、室内(R)の相対湿度Rrと室内(R)の温度Trとを求めて、上記のテーブルからWBGT値を推定している。具体的に、導出部(43)は、温度センサ(31)で検知された室内の温度Tr、湿度センサ(32)で検知された室内湿度(相対湿度Rr)、及び記憶部(42)に記憶されたデータを用いて、室内のWBGT値を決定する。
空調システム(S)は、第1動作と第2動作とを切り換えて実行する。
第1動作では、室内の温度が所定の目標温度Tsに近づくように、空調ユニット(10)の能力が調節される。この空調ユニット(10)の能力は、冷媒回路の冷媒循環量(圧縮機の回転速度)によって調節される。この第1動作により、例えば冷房時には、室内熱交換器(25)で冷却された室内空気が室内へ供給され、室内の温度が目標温度Tsに維持される。
第2動作では、室内のWBGT値が、個体情報を用いて補正された目標WBGT値に近づくように、空調ユニット(10)の能力が調節される。
もよい。
上述した第1動作の実行中において、電力需給情報取得部(45)で取得された電力使用率Pが、所定値(97%)を越えていたとする。この場合において、空調ユニット(10)の冷房能力が比較的大きい場合には、電力供給量が不足気味にも拘わらず、空調ユニット(10)の消費電力が比較的大きくなるので、節電のニーズの観点からすると好ましくない状況である。
以上のように、実施形態1に係る空調システムでは、室内のWBGT値が、個人の熱中症リスクを考慮に入れて補正された目標WBGT値に近づくように、空調ユニット(10)の能力が調節される。これにより、個体差やその日の体調等によって熱中症の発生リスクが異なる各個人に応じて適切な空調を行うことができるため、熱中症の発生を抑制することができる。
上記実施形態1の変形例の空調システム(S)は、実施形態1の空調システムと異なり、補正部(44b)は、導出部(43)で導出された熱中症指数を、人体(H)の個体情報と熱中症指数との関係を示すデータに基づいて補正するように構成されている。そして、本変形例の補正データ記憶部(42b)に記憶されるテーブル(図示省略)は、実施形態1の補正データ記憶部に記憶されるテーブルと比べて、WBGT補正値の正負が逆になっている。
11+W16)℃、となる。
33℃)が、目標WBGT値に対応する空気の温度(T2=25℃)に近づくように、空調ユニット(10)の能力を調節する。
以上のように、本変形例に係る空調システムでは、個体情報(心拍、脈拍等)に基づいて補正された室内のWBGT値が、目標WBGT値に近づくように、空調ユニット(10)の能力を調節している。こうしても、室内の空気を、個人の熱中症リスクを考慮に入れたWBGT値に維持できる。従って、実施形態1の場合と同様、個体差やその日の体調等によって熱中症の発生リスクが異なる各個人に応じて適切な空調を行うことができるため、熱中症の発生を抑制することができる。
図6に示すように、実施形態2の空調システム(S)は、上述した空調ユニット(10)に加えて、空気調和部としての調湿ユニット(50)を備えている。
実施形態3では、制御部(44)による第2動作(熱中症優先動作)が、比較的熱中症にかかりやすい時間帯において、自動的に行われる。具体的には、空調システム(S)では、翌日における熱中症にかかりやすい時間帯が予測される。そして、当日の該時間帯に空調ユニット(10)が起動していない場合には、該空調ユニット(10)が自動的に起動され、制御部(44)によって第2動作(熱中症優先動作)が行われる。これにより、熱中症が発生するリスクが高くなるのを未然に防ぐことができる。
テーブル、及び外気湿度と内気湿度との相関関係を示すテーブルとが記憶されている。温湿度予測部(46c)は、気象データ入力部(46a)に入力された翌日の時間毎の外気温度及び外気湿度の予測値と、上記相関データ記憶部(46b)に記憶された各テーブルとを用いて、翌日の時間毎の内気温度及び内気湿度を導出する。
蓄電池への蓄電について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(入眠潜時、離床潜時、中途覚醒時間、徐波睡眠時間等)と、補正データ記憶部(42b)に記憶されるデータとに基づいて、目標WBGT値T1を更に補正する(以下、ステップS7で補正された目標WBGT値をT2とする)。
実施形態3の場合も、実施形態1の場合と同様、第2動作中における能力調節部(44a)は、室内のWBGT値が、個体情報を用いて補正された目標WBGT値に近づくように、空調ユニット(10)の能力を調節する。これにより、個人の熱中症のリスクを考慮に入れた空調を行うことができる。
上記実施形態については、以下のような構成にしてもよい。
43 導出部
44 制御部
44a 能力調節部
44b 補正部
50 調湿ユニット(空気調和部)
H ユーザー(人体)
R 室内(対象空間)
Claims (5)
- 対象空間(R)を空調する空気調和部(10,50)と、
対象空間(R)の熱中症指数を導出する導出部(43)と、
上記導出部(43)で導出した熱中症指数、及び人体(H)の個体情報と熱中症指数との関係を示すデータに基づいて空気調和部(10,50)を制御する制御部(44)とを備え、
上記制御部(44)は、
上記人体(H)の個体情報と熱中症指数との関係を示すデータに基づいて、上記導出部(43)で導出した熱中症指数を補正する補正部(44b)と、
上記補正部(44b)で補正された熱中症指数が、予め設定された熱中症指数の目標値に近づくように、上記空気調和部(10,50)の能力を調節する能力調節部(44a)とを備え
ることを特徴とする空調システム。 - 対象空間(R)を空調する空気調和部(10,50)と、
対象空間(R)の熱中症指数を導出する導出部(43)と、
上記導出部(43)で導出した熱中症指数、及び人体(H)の個体情報と熱中症指数との関係を示すデータに基づいて空気調和部(10,50)を制御する制御部(44)とを備え、
上記制御部(44)は、
上記人体(H)の個体情報と熱中症指数との関係を示すデータに基づいて、予め設定された熱中症指数の目標値を補正する補正部(44b)と、
上記導出部(43)で導出した熱中症指数が上記補正部(44b)で補正された目標値に近づくように、上記空気調和部(10,50)の能力を調節する能力調節部(44a)と
を備えることを特徴とする空調システム。 - 請求項1又は2において、
上記個体情報は、年齢、性別、肥満度、体脂肪率、又は疾患に関する情報であることを特徴とする空調システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
上記個体情報は、睡眠質、着衣に関する情報、又は暑熱順化に関する情報であることを特徴とする空調システム。 - 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
上記個体情報は、生理量であることを特徴とする空調システム。
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