JP5819999B2 - 半導体装置およびその半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5819999B2
JP5819999B2 JP2014020510A JP2014020510A JP5819999B2 JP 5819999 B2 JP5819999 B2 JP 5819999B2 JP 2014020510 A JP2014020510 A JP 2014020510A JP 2014020510 A JP2014020510 A JP 2014020510A JP 5819999 B2 JP5819999 B2 JP 5819999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
semiconductor device
semiconductor
sealing resin
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014020510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014078764A (ja
Inventor
猪股 大介
大介 猪股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2014020510A priority Critical patent/JP5819999B2/ja
Publication of JP2014078764A publication Critical patent/JP2014078764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5819999B2 publication Critical patent/JP5819999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/28Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection
    • H01L23/31Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection characterised by the arrangement or shape
    • H01L23/3157Partial encapsulation or coating
    • H01L23/3178Coating or filling in grooves made in the semiconductor body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/93Batch processes
    • H01L2224/94Batch processes at wafer-level, i.e. with connecting carried out on a wafer comprising a plurality of undiced individual devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、ウエハレベル・チップサイズパッケージ(W−CSP:Wafer Level Chip Size Package)およびその製造方法に関する。
近年、携帯電話、携帯情報端末を始めとする携帯機器を代表例として、その高性能化を進める中で、さらなる小型化、薄型化、軽量化を実現させたいという産業界の要望は極めて強い。当然ながらそれらの機器に搭載されるモジュール基板上の個別の半導体装置(半導体パッケージ)を小型化・薄型化・軽量化する必要性があり、それを実現するための有力な手段の一つがW―CSP技術である。
このW−CSP技術は、シリコンウエハあるいは化合物半導体ウエハ上に形成したダイオードやトランジスタ等の様々な機能を有する半導体素子上に、モジュール基板と電気的接続をするための接続端子を、電気信号を半導体装置から外部へ引き出すための金線(ワイヤーボンド)を用いることなく、ウエハ状態で直接ウエハ上に形成した後、例えばダイシングソーを用いての個片化をもってパッケージ処理を完了させる技術である。このW−CSP技術を用いることで、従来のダイスボンド/ワイヤーボンドを用いるパッケージに比べ、実装面積や重量を10分の1以下にすることが可能になる。このように、パッケージサイズの縮小化(小型化・薄型化・軽量化)に対して、W−CSP技術は、ダイオードやトランジスタ等の半導体素子を形成した能動領域直上にモジュール基板との接続端子を直接形成するため、本質的に無駄な領域が極めて少ないという優れた特徴をもっている。またウエハ状態で端子形成まで行うため、生産性にも非常に優れている。
図11は、従来のW−CSPを形成する方法を説明するための概略断面図である。ダイオードやトランジスタ等の様々な機能を有する半導体素子が形成された単結晶シリコン基板10上に層間絶縁膜30を形成し、その上に、層間絶縁膜30に設けたビアホール(図示せず)を介して半導体素子に接続された金属パッド36を形成し、その上にパッシベーション膜38を形成し、パッシベーション膜38に金属パッド36を露出するビアホール(図示せず)を形成する。ここまでが所謂前工程と呼ばれる工程である。
その後、ポリイミド等の絶縁膜40を形成し、絶縁膜40に金属パッド36を露出するビアホール(図示せず)を形成する。その後、金属再配線44を絶縁膜40上に形成し、絶縁膜40に形成したビアホール(図示せず)およびパッシベーション膜38に形成したビアホール(図示せず)を介して金属再配線44を金属パッド36と接続する。その後、金属再配線44上に金属ポスト46を形成し、その後、封止樹脂50を形成し、その後、金属ポスト46上に半田端子48を形成する。その後、封止樹脂50と単結晶シリコン基板10とをダイシングブレード90によって、ダイシングする。
しかしながら、図12に示すように、W−CSPでは封止樹脂50形成後のダイシングされた側面がそのままパッケージの最終側面になるため、いくつかの弱点を抱えている。そのうちの一つに、パッケージ側面からの吸湿の問題がある。図12に示すように、ダイシングした後のパッケージ側面には、層間絶縁膜30が露出してしまう。この層間絶縁膜30は主としてプラズマCVD法あるいは常圧CVD法等によって形成されたシリコン酸化膜であって、パッシベーション膜に用いられるシリコン窒化膜や封止に用いられるモールド樹脂等に比べ、その耐湿性は大幅に劣る。
このパッケージ側壁の層間絶縁膜30を通した吸湿を防ぐため、モールド樹脂封止する前に、予め層間絶縁膜30が露出する領域にダイシングカットを単結晶シリコン基板10の中途(ハーフカット)まで入れ、その後の樹脂封止によってこの層間絶縁膜30の露出を防ぐ構造と製造方法が下記の特許文献に提案されている。
特開平10−79362号公報 特開2000−260910号公報 特開2006−100535号公報
これら技術では、モールド樹脂によって、パッケージ側壁に露出する層間絶縁膜30を覆っているので、密着性等に問題がある。
従って、本発明の主な目的は、一主面に半導体素子が形成された半導体基板の側面に設けられたモールド樹脂の半導体基板に対する密着性を向上できる構造の半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の形態によれば、
半導体素子が形成された一主面と、前記一主面と交差する側面とを有する半導体基板と、前記一主面上に設けられた第1の絶縁物と、前記側面の少なくとも一部を覆うと共に前記第1の絶縁物の端部を覆って設けられている第2の絶縁物とを備えた半導体装置であって、
前記第2の絶縁物で覆われた側面は、前記一主面と交差する面を備え、
前記面が前記一主面と交差する線は、前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側であり
前記第2の絶縁物の一部が前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側にまで延在している半導体装置が提供される。
このようにすれば、第2の絶縁物の半導体基板に対する密着性を向上させることができる。従って、この第3の態様によれば、第2の絶縁物の半導体基板に対する密着性を向上させるという課題を解決できる。
好ましくは、前記第1の絶縁物が封止樹脂である。
本発明の第3の態様によれば、
半導体素子が形成された一主面と、前記一主面と交差する側面とを有する半導体基板と、前記一主面上に設けられた層間絶縁膜である第1の絶縁物と、前記側面の少なくとも一部を覆って設けられた第2の絶縁物とを備えた半導体装置であって、
前記第2の絶縁物で覆われた側面は、前記一主面と交差する面を備え、
前記面が前記一主面と交差する線は、前記第1の絶縁物の端部よりも内側であり、
前記第2の絶縁物の一部が前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側にまで延在している半導体装置が提供される。
好ましくは、前記第2の絶縁物が前記第1の絶縁物の前記端部を覆って設けられている。
また、好ましくは、前記層間絶縁膜である前記第1の絶縁物上に設けられた封止樹脂をさらに備える。
また、好ましくは、前記第2の絶縁物が封止樹脂である。
また、好ましくは、前記第2の絶縁物が、前記封止樹脂とは異なる封止樹脂である。
好ましくは、前記半導体装置がウエハレベル・チップサイズパッケージである。
本発明の第2の態様によれば、
複数のチップ状半導体装置に分割される半導体基板であって、前記半導体基板の一主面上に設けられた第1の絶縁物を有する前記半導体基板を準備する工程と、
前記半導体基板を前記複数の半導体装置に分割するスクライブラインに沿って、前記第1の絶縁物および前記半導体基板に第1の溝を機械的に形成する工程と、
前記第1の溝に露出する前記半導体基板をエッチングする工程と、
前記エッチング後に、前記第1の溝に第2の絶縁物を埋め込む工程と、
前記第1の溝よりも幅の狭い第2の溝であって、前記第1の溝の底部から前記一主面とは反対側の他の主面に達する前記第2の溝を形成して、前記半導体基板を前記複数の半導体装置に分割する工程と、を備え、
前記第1の溝を、前記半導体基板の一主面から前記半導体基板の途中まで形成し、
前記半導体基板をエッチングすることによって、前記一主面と交差する面であって、前記面が前記一主面と交差する線が、前記第1の絶縁物の端部よりも内側である前記面を形成し、
前記第1の溝に第2の絶縁物を埋め込むことによって、前記第2の絶縁物の一部が、前記第1の絶縁物が前記第1の溝に露出する端部よりも内側にまで延在しているようにする、半導体装置の製造方法が提供される。
このようにすれば、第2の絶縁物の半導体基板に対する密着性を向上させることができる。従って、この第4の態様によれば、第2の絶縁物の半導体基板に対する密着性を向上させるという課題を解決できる。
さらにエッチングによって、第1の溝を機械的に形成する際に生じた結晶欠陥や微小クラックを除去でき、さらに半導体基板の強度を向上させることができ、クラックの発生を防止または抑制できる。従って、この第2の態様によれば、半導体基板の強度を向上させて、クラックの発生を防止または抑制するという課題を解決できる。
好ましくは、前記半導体基板が単結晶シリコン基板であり、前記エッチングが、前記単結晶シリコン基板を異方性にエッチングするウエットエッチングである。
本発明によれば、一主面に半導体素子が形成された半導体基板の側面に設けられた絶縁膜の半導体基板に対する密着性を向上できる構造の半導体装置およびその製造方法が提供される。
図1は、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置を説明するための概略斜視図である。 図2は、図1のX−X線断面図である。 図3は、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の構造および製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図4は、図3のA部の部分拡大概略断面図である。 図5は、図4に相当する部分のSEM写真である。 図6は、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図7は、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。 図8Aは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Bは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Cは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Dは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Eは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Fは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Gは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Hは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Iは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図8Jは、本発明の好ましい実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図9(A)、9(B)は、それぞれ本発明の好ましい実施の形態に係る構造物と従来の構造物の抗折強度の測定方法を説明するための概略縦断面図および概略平面図である。 図10は、本発明の好ましい実施の形態に係る構造物と従来の構造物の抗折強度評価おける最大荷重を示す図である。 図11は、従来の半導体装置の製造方法を説明するための概略縦断面図である。 図12は、図11に示す従来の半導体装置の製造方法によって製造した半導体装置を説明するための概略縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2を参照すると、本実施例の半導体装置であるW−CSP100では、単結晶シリコン基板10の一方の主面18にダイオードやトランジスタ等の様々な機能を有する半導体素子20が形成されている。その単結晶シリコン基板10の一方の主面18上に層間絶縁膜30が形成されている。層間絶縁膜30には、ビアホール32が設けられている。層間絶縁膜30上には、ビアホール32に設けられた埋込電極34を介して半導体素子20に接続された金属パッド36が形成されている。層間絶縁膜30上には、金属パッド36を覆ってパッシベーション膜38が形成されている。パッシベーション膜38には金属パッド36を露出するビアホール39が設けられている。パッシベーション膜38上には、ポリイミド等の絶縁膜40が設けられている。絶縁膜40にはビアホール39と連通し、金属パッド36と接続するためのビアホール42が設けられている。絶縁膜40上にはビアホール42,ビアホール39を介して金属パッド36と接続する金属再配線44が設けられている。金属再配線44上には金属ポスト46が設けられている。絶縁膜40上には金属ポスト46を埋め込む封止樹脂50が設けられている。金属ポスト46上には半田端子48が封止樹脂50から露出して設けられている。半田端子48は、モジュール基板(図示せず)と電気的接続をするための接続端子として使用される。
単結晶シリコン基板10は、主面18と、底面19と、4つの側面21とを備えている。本実施の形態では、(100)基板を使用しており、主面18および底面19は(100)面である。側面21は、底面側から順に、端面11、加工面12、加工面14、加工面16を備えている。端面11は、後述するように、ダイシングブレード94(図8J参照)で切り取られた面であり、主面18にほぼ垂直である。加工面12、14、16は、後述するように、ダイシングブレード92(図8D参照)によって形成されたハーフカット溝70を、KOH水溶液によって異方性エッチングして形成された面である。加工面12は(100)面であり、主面18と平行な面である。加工面14は(111)面であり、加工面12となす角θは、約125°である。加工面16は、(110)面であり、主面18に垂直な面である。なお、加工面12の端部13は、ダイシングブレード94(図8J参照)で切り取られた線であり、側面21と封止樹脂50との間の境界の端部である。
本実施の形態では、加工面12、14、16、層間絶縁膜30の端面31および封止樹脂50の端面51は、封止樹脂60によって覆われている。
加工面12は(100)面であり、主面18と平行な面であるので、単結晶シリコン基板10と封止樹脂60との間の熱膨張係数の差に基づく応力が集中することを緩和できる。さらに、加工面12と約125°の角度をなす加工面14が加工面12の内側に形成されているので、さらに応力を緩和することができる。なお、加工面12の幅は、好ましくは2〜15μmである。2μm未満の場合、加工精度の観点から制御が困難である。15μmを超える場合、ハーフカット幅Aを拡張し、かつSiエッチング量を15μm未満にする必要があり、グリッドライン寸法上の制約が増すと共に、十分な基板強度を得るのが困難になるからである。
層間絶縁膜30の端面31および封止樹脂50の端面51は、後述するように、ダイシングブレード92(図8D参照)で切り取られた面である。その下の単結晶シリコン基板10の側面もダイシングブレード92(図8D参照)で切り取られた状態では、端面31および端面51とは、面一であったが、KOH水溶液による異方性エッチングにより、結晶面(110)が現れると共に、距離dだけ内側に移動している。そして、加工面16を覆う封止樹脂60も端面31および端面51よりもこの距離dだけ内側に延在している。
封止樹脂60としては、封止樹脂50とは異なる樹脂を使用しており、密着性のよい樹脂を使用している。さらに、封止樹脂60は距離dだけ内側に喰い込んでいるので、<110>方向の密着性がより大きくなっている。その結果、特に、層間絶縁間30の端面31から水分が浸入するのをより有効に抑制または防止でき、耐湿性をより向上させることができる。なお、この距離dは、好ましくは1〜10μmである。Si(110)面のKOHに対するエッチング速度は、ほぼSi(100)面のそれに等しいため、距離dの好適な範囲は、深さαの好適な範囲と1対1に対応している。Siの1μmのエッチングに対し、基板の抗折強度は約2倍になり十分な強度が期待できる。また、密着力を高める効果も期待できる。一方、10μmを超えると基板強度の改善はほぼ飽和しており、Si(111)面−加工面12の確保が困難になってくる。Siを1μmエッチングすると、加工面12は0.7μm狭くなる。
図3、図4には、ダイシングブレード92(図8D参照)によって形成されたハーフカット溝70を、KOH水溶液によって異方性エッチングして形成された状態のハーフカット溝70の底部及び側部の形状が模式的に示されている。
上述したように、ハーフカット底部の形状、すなわち図4での加工面12はSi基板の主面18に対して平行である。この加工面12は、Si(100)基板を用いている場合はSi(100)面であり、加工面16および加工面14で構成する側部の形状は、それぞれSi(110)面及びSi(111)面である。この時、加工面14と加工面12で形成する加工面角θを図4のように定義すると、加工面角θ=180°−約55°=約125°である。また、加工面16がハーフカット形成時の加工面(封止樹脂の端面51)より能動領域側の内側に入り込んだ(食い込んだ)形状となっている。さらに、個片化加工(フルカット)後にこの加工面12が残る構造となっている。
試作結果のSEM写真を図5に示す。従来例として示した図17のような底部のラウンド形状はなく、上述したように、加工面が基板の結晶面で特徴づけられ、加工面16が封止樹脂端よりも内側に食い込んだ形状を実現できている。
本実施の形態における平面構造について、図6を参照してより詳細に説明する。図中のハーフカット及びフルカットについては、それぞれダイヤモンドブレードを用いて形成した場合について説明する。ただし、本実施の形態は、ハーフカット及びフルカットの形成方法には本質的に依存しない。
スクライブライン幅(ここでは、パッシベーション膜38間の距離と定義する)をL、1回目のダイシング幅(ハーフカット溝70の幅)をA、シリコン基板に入ったハーフカット深さをH、2回目のダイシング幅(フルカット溝72の幅)をB、ハーフカット溝70とフルカット溝72のクリアランスの間隔をW(ここではグリップ幅と定義する)、ハーフカット後の加工処理によって生じるシリコンエッチング量(ここでは、ハーフカット底部からの深さと定義する)をα、同じく加工処理によって形成されSi(111)面で特徴づけられる面を加工面14、とそれぞれ定義すると、スクライブラインと1回目のダイシングとの間隔は、(L−A )/2 =5〜10μm程度確保することが望ましい。5μmより間隔が狭い場合、ダイシング溝幅のばらつき、ダイシング時の合わせズレ等の製造上のばらつき要因によって、素子領域(パッシベーション膜38の端部37の内側の領域)にダイシングの影響が及ぶ可能性がある。また間隔を10μm以上にした場合、ここで定義したグリップ幅Wを有限の値で確保するのが現実上困難になる。また、グリップ幅Wは、W=(A−B)/2=10μm程度以上確保することが望ましい。この時、後処理におけるSiエッチング量の最大値αは、H×tan35°>(L−A)/2の時、α(最大値)=(L−A)/2であり、 H×tan35°<=(L−A)/2以下の時は、α(最大値)=W/(tan35°)=約1.43×Wμm未満である。前者の場合で、(L−A)/2μm以上のシリコン基板10のエッチングを行った場合、サイドエッチ領域が素子領域に及んでしまう。また、後者の場合、約1.43×Wμm以上のシリコン基板10のエッチングを行った場合、2回目のダイシング(フルカット)により、加工面12(Si(100)面)が消失してしまう。
ダイシングブレードによるハーフカット溝70形成後であってエッチング前の底部の形状が、図6のような(図15のような)矩形ではなく、図16のようなラウンド形状の場合には、図6のシリコン基板のエッチングによって生じる加工面14(Si(111)面)がそのラウンド形状に外接するようにシフトし、シリコン基板のエッチング量の最大値αはラウンド形状が大きくなる(面取り量が多くなる)程小さくなる(加工可能範囲が狭くなる)ため、ハーフカットに用いるブレード形状は、矩形により近い方が望ましい。
次に、本実施の形態の製造方法について、図7の製造フロー及び図8A〜8Jの断面フロー図を参照して説明する。製造方法は、大別すると4つの工程でできており、シリコン基板10の主面18にダイオード、トランジスタ等の半導体素子20を形成し、その後、主面18上に外部接続用の金属パッド36を形成し、パッシベーション膜38を形成する第1の工程(一般的に言われる半導体前工程)と、パッシベーション膜38上に、モジュール基板と電気的に接続するための半田端子48(後述する)と金属パッド36とを電気的に中継するための金属再配線44と金属ポスト46を形成する第2の工程と、金属再配線44と金属ポスト46を覆う封止樹脂50を形成する第3の工程と、封止樹脂50の厚みおよびシリコン基板10の厚みを所望の厚みに仕上げ、最終的に個片化する第4の工程で構成される。
まず、第1の工程について説明する(ステップS1)。図8Aに示すように、単結晶シリコン基板10の主面18にダイオード、トランジスタ等の半導体素子20を形成し、その後、単結晶シリコン基板10の主面19上に層間絶縁膜30を形成し、層間絶縁膜30にビアホール32を設け、ビアホール32を埋込電極34で埋め、層間絶縁膜30上に、ビアホール32に設けられた埋込電極34を介して半導体素子20と接続された外部接続用の金属パッド36を形成する。その後、金属パッド36を覆ってパッシベーション膜38を形成し、パッシベーション膜38に金属パッド36を露出するビアホール39を形成する。ここまでが所謂前工程を呼ばれる工程である。
その後、ポリイミド等の絶縁膜40を形成し、絶縁膜40に金属パッド36を露出するビアホール42を形成する。その後、金属再配線44を絶縁膜40上に形成し、絶縁膜40に形成したビアホール42およびパッシベーション膜38に形成したビアホール39を介して金属再配線44を金属パッド36と接続する。その後、金属再配線44上に金属ポスト46を形成する。(ステップS2)
その後、図8Bに示すように、金属再配線44、金属ポスト46を覆うように第1の封止樹脂50を形成する(ステップS31)。この封止樹脂50は、金型を用いての圧入、スピンコート法、スプレーコート法、あるいはスクリーン印刷等で形成することができる。
この後、図8Cに示すように、第1回目の樹脂研削を行う(ステップS32)。
この第1回目の樹脂研削では、金属ポスト46の頭出しを行い、最終的な樹脂膜厚より浅く(樹脂厚さを厚く)止めるのが好適である。ただし、この封止樹脂50が可視光に対して透明な樹脂である場合には、この第1回目の樹脂研削は必ずしも必要ではない。
予め封止樹脂50を薄膜化し、金属ポスト46の表面を封止樹脂50上に露出させることで、次工程のダイシング(ハーフカット)時の合わせ精度が向上すると共に、第2の封止樹脂の埋め込み性を改善することが可能となる。
次に図8Dに示すように、ダイシングブレード92を使用して、半導体基板10上のスクライブラインに沿って、第2の樹脂を埋め込むためのハーフカット溝70を形成する(ステップS33)。ただし本実施の形態の効果は、このハーフカット溝70をいつの段階に形成するか、すなわち、予め封止樹脂50を形成した後、ハーフカット溝70を形成するか、あるいは、予めハーフカット溝70を形成した後、封止樹脂50を形成するか、には本質的に依存せず、どちらの場合についても有効である。
このハーフカット溝70の深さは、層間絶縁膜30より深いことが必須であり、好適な例として、そのハーフカット溝70の底部が半導体素子20を形成しているシリコン基板の表面(主面18)から50〜200μm程度になるように形成する。深さが50μm以上であれば、製造工程上安定に層間絶縁膜30より深い溝を形成することが可能であり、200μm以下にすることで、製造時の十分なウエハ強度を保持することが可能となり、後工程でのこのハーフカット溝70を起因としたウエハ割れを抑制することができる。また、このハーフカット溝70の幅は後の2回目のダイシング(フルカット)の幅より広くする(A−B>0:図6参照)ことが必須である。上述したように、(A−B)/2は10μm程度以上あることが望ましい。
このハーフカット溝70形成後に、図8Eに示すように、ハーフカット溝70の底部及び側壁部の形状を図4、図5に示した形状にするための加工処理を行う(ステップS34)。
この加工処理には水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、ヒドラジン(N)を用いることができる。これらのエッチャントを使用した単結晶シリコン基板のウエットエッチングでは、(111)面のエッチング速度が他の面、例えば(100)面、(110)面に比べて極端に小さいので、異方性エッチングを行うことができる。
半導体製造ラインでの使用を鑑みると、これらのエッチャントの中で、KOH処理が最も取り扱いやすく、本実施の形態の試作ではKOH水溶液を用いた。KOH水溶液はシリコン基板(100)面、(110)面のみを選択的にエッチングし、他の封止樹脂、金属ポスト(例えばCu)、シリコン窒化膜等を侵食せず(十分な選択比をもっている)に、図5の形状を得ることができる。
一例として、スクライブライン幅が80μm程度の時、ハーフカット溝70の幅を60μm程度、シリコンエッチング量(Si(100)面エッチングレート換算)を1〜10μm程度、フルカット溝72(図8J参照)の幅を40μm程度にすることが好適である。この時、ダイシング(フルカット)後に、図4、図5を参照して説明したハーフカット底部および側壁部の形状を実現できる。
この後、図8Fに示すように、エッチング加工を加えたハーフカット溝70に第2の封止樹脂60の形成を行う(ステップS35)。この方法には、スクリーン印刷、ディスペンス方式、スピンコート法、スプレーコート法等のシリコン基板に大きな圧力がかからない製造方法が好適である。図8Fでは、スクリーン印刷を用いた場合を図示している。
しかる後に、図8Gに示すように、2回目の樹脂研削を行い所望の樹脂厚さに仕上げる(ステップS41)。この時に、第2の封止樹脂60でハーフカット溝70の埋め込み以外の不要な樹脂は研削除去される。
次に図8Hに示すように、シリコン基板10の研削を行い、シリコン基板10の厚さを所望の厚さに仕上げる(ステップS42)。
次に、図8Iに示すように、半田端子48を金属ポスト46上に形成後(ステップD43)、図8Jに示すように、ダイシングブレード94を使用して、ダイシング溝72を形成して、半導体装置に個片化するダイシング(フルカット)を行う(ステップS44)ことで、半導体装置のパッケージ化が完了する。
上述した本実施の形態では、ハーフカット溝70の底部の形状を従来の図16の形状から、図4の形状にすることにより、ハーフカット溝70の底部に集中していた応力を数分の1に緩和することが可能になる。また、ハーフカット溝70の底部の形状を図15の完全な矩形(加工面角90°)から、図4のように、90°よりも大きな鈍角(本実施の形態では、約125°)にすることにより、さらに最大応力を緩和することが可能になる。加えて、エッチングにより、加工面16が内側に移動するので、Si<110>軸方向へのグリップ領域が拡張されて、グリップ領域に形成される第2の封止樹脂60が半導体基板10に碇状に食い込む形状となるため、このアンカー効果によって第2の封止樹脂60と半導体基板10との密着性が改善する。
さらに本実施の形態の構成を実現するためのエッチング加工処理による副次効果として、ハーフカット溝70形成時にシリコン基板10に導入された欠陥や微小クラックをエッチング除去することができ、シリコン基板10が本来もつ機械強度まで飛躍的に強くすることが可能となる。
強度の向上を証明するため、図10に、ダイシングブレード92を使用してハーフカット溝70を形成し、エッチング処理を施していない従来構造と、ダイシングブレード92を使用してハーフカット溝70を形成し、その後エッチング処理を施した本実施の形態の構造との機械強度(抗折強度)の比較結果を示す。本実施の形態の構造は、従来構造に比べ、3倍以上の機械強度をもつことが確認された。この結果として、シリコン基板10の機械強度は大幅に向上し、パッケージ化後の温度サイクルが加わる環境下においても、 シリコン基板10のクラックを抑制することが可能になる。なお、図9に示すように、この抗折強度の測定は、長さ6.4mm、幅4.8mm、厚さ0.72mmのシリコン基板10の主面18上に厚さ0.13mmの封止樹脂50を形成したものの中央に、ダイシングブレード92を使用してハーフカット溝70を形成したものを従来構造の試料とし、さらにエッチング処理を施したものを本実施の形態の試料とした。なお、ハーフカット溝70のシリコン基板に対する深さは60μmであり、ハーフカット溝70の幅は、60μmであった。
このようにして作成した試料の封止樹脂50を形成した側を下側として、支点間距離3.00mmの2つの支点82で支え、線荷重を与える荷重刃81を1mm/minの速度で下側に移動させて測定した。
10 単結晶シリコン基板
11 端面
12 加工面
13 エッジ線
14 加工面
16 加工面
18 主面
19 裏面
20 半導体素子
21 側面
30 層間絶縁膜
31 端面
32 ビアホール
34 埋込電極
36 金属パッド
37 端部
38 パッシベーション膜
39 ビアホール
40 絶縁膜
42 ビアホール
44 金属再配線
46 金属ポスト
48 半田端子
50 封止樹脂
51 端面
60 封止樹脂
70 ハーフカット溝
72 フルカット溝
81 荷重刃
82 支点
90、92、94 ダイシングブレード
100 W−CSP

Claims (16)

  1. 半導体素子が形成された一主面と、前記一主面と交差する側面とを有する半導体基板と、前記一主面上に設けられた第1の絶縁物と、前記側面の少なくとも一部を覆うと共に前記第1の絶縁物の端部を覆って設けられている第2の絶縁物とを備えた半導体装置であって、
    前記第2の絶縁物で覆われた側面は、前記一主面と交差する面を備え、
    前記面が前記一主面と交差する線は、前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側であり
    前記第2の絶縁物の一部が前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側にまで延在している半導体装置。
  2. 前記第1の絶縁物が封止樹脂である請求項記載の半導体装置。
  3. 半導体素子が形成された一主面と、前記一主面と交差する側面とを有する半導体基板と、前記一主面上に設けられた層間絶縁膜である第1の絶縁物と、前記側面の少なくとも一部を覆って設けられた第2の絶縁物とを備えた半導体装置であって、
    前記第2の絶縁物で覆われた側面は、前記一主面と交差する面を備え、
    前記面が前記一主面と交差する線は、前記第1の絶縁物の端部よりも内側であり
    前記第2の絶縁物の一部が前記第1の絶縁物の前記端部よりも内側にまで延在している半導体装置。
  4. 前記第2の絶縁物が前記第1の絶縁物の前記端部を覆って設けられている請求項記載の半導体装置。
  5. 前記層間絶縁膜である前記第1の絶縁物に設けられた封止樹脂をさらに備える請求項3または4記載の半導体装置。
  6. 前記第2の絶縁物が封止樹脂である請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記第2の絶縁物が、前記封止樹脂とは異なる封止樹脂である請求項または5記載の半導体装置。
  8. 前記半導体装置がウエハレベル・チップサイズパッケージである請求項1乃至7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 複数のチップ状半導体装置に分割される半導体基板であって、前記半導体基板の一主面上に設けられた第1の絶縁物を有する前記半導体基板を準備する工程と、
    前記半導体基板を前記複数の半導体装置に分割するスクライブラインに沿って、前記第1の絶縁物および前記半導体基板に第1の溝を機械的に形成する工程と、
    前記第1の溝に露出する前記半導体基板をエッチングする工程と、
    前記エッチング後に、前記第1の溝に第2の絶縁物を埋め込む工程と、
    前記第1の溝よりも幅の狭い第2の溝であって、前記第1の溝の底部から前記一主面とは反対側の他の主面に達する前記第2の溝を形成して、前記半導体基板を前記複数の半導体装置に分割する工程と、を備え、
    前記第1の溝を、前記半導体基板の一主面から前記半導体基板の途中まで形成し、
    前記半導体基板をエッチングすることによって、前記一主面と交差する面であって、前記面が前記一主面と交差する線が、前記第1の絶縁物の端部よりも内側である前記面を形成し、
    前記第1の溝に第2の絶縁物を埋め込むことによって、前記第2の絶縁物の一部が、前記第1の絶縁物が前記第1の溝に露出する端部よりも内側にまで延在しているようにする、半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の絶縁物が層間絶縁膜である請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の絶縁物が封止樹脂である請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の絶縁物が層間絶縁膜であり、前記層間絶縁膜上に封止樹脂をさらに形成する工程を備え、前記第1の溝は、前記層間絶縁膜、前記封止樹脂および前記半導体基板に機械的に形成される請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第2の絶縁物が封止樹脂である請求項9乃至12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2の絶縁物が、前記封止樹脂とは異なる封止樹脂である請求項11または12記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記半導体基板が単結晶シリコン基板であり、前記エッチングが、前記単結晶シリコン基板を異方性にエッチングするウエットエッチングである請求項9乃至14のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記半導体装置がウエハレベル・チップサイズパッケージである請求項9乃至15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
JP2014020510A 2014-02-05 2014-02-05 半導体装置およびその半導体装置の製造方法 Active JP5819999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020510A JP5819999B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 半導体装置およびその半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020510A JP5819999B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 半導体装置およびその半導体装置の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009184757A Division JP5475363B2 (ja) 2009-08-07 2009-08-07 半導体装置およびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015191285A Division JP6077622B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 半導体装置およびその半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014078764A JP2014078764A (ja) 2014-05-01
JP5819999B2 true JP5819999B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=50783770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014020510A Active JP5819999B2 (ja) 2014-02-05 2014-02-05 半導体装置およびその半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5819999B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11776894B2 (en) 2019-08-20 2023-10-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor chip including low-k dielectric layer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4753960B2 (ja) * 2008-03-31 2011-08-24 三洋電機株式会社 半導体モジュール、半導体モジュールの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11776894B2 (en) 2019-08-20 2023-10-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor chip including low-k dielectric layer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014078764A (ja) 2014-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5475363B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI458071B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
TWI588950B (zh) 封裝半導體裝置以及形成封裝半導體裝置之方法
US9613865B2 (en) Semiconductor die and die cutting method
US8803297B2 (en) Semiconductor device including a stress relief layer and method of manufacturing
TWI500132B (zh) 半導體裝置之製法、基材穿孔製程及其結構
US10964595B2 (en) Method for singulating packaged integrated circuits and resulting structures
TWI581325B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
JP6190953B2 (ja) 半導体ウェハ、半導体ウェハから個片化された半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2004055852A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US8890322B2 (en) Semiconductor apparatus and method of manufacturing semiconductor apparatus
JP6299412B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
US9759679B2 (en) Fluid sensor with backside of sensor die contacting header
JP6077622B2 (ja) 半導体装置およびその半導体装置の製造方法
JP5819999B2 (ja) 半導体装置およびその半導体装置の製造方法
TWI588954B (zh) 晶片封裝體及其製造方法
JP2009188148A (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI575676B (zh) 電子封裝結構及其製法
US10770306B2 (en) Method of etching a cavity in a stack of layers
TWI672771B (zh) 半導體裝置
JP2010283109A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
CN115051678A (zh) 一种声表面波滤波器晶圆级封装结构及其制作方法
TWM534862U (zh) 扇出式指紋辨識模組
KR20150020931A (ko) 웨이퍼의 연마 방법 및 이에 의해 제조된 반도체 소자

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5819999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150