JP5819469B2 - 発光素子モジュール - Google Patents

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本発明は、発光素子を内蔵する発光素子モジュールに関する。
図12には、従来の発光素子モジュールの一例を示している(たとえば特許文献1参照)。図12に示す発光素子モジュールXでは、基板91表面の中央部にLEDユニット92が図示しないボンディング材によりマウントされている。基板91は、たとえばアルミナ、チッ化アルミナなどのセラミックスからなる絶縁性の基板である。LEDユニット92は、ワイヤ93によりリード94,95に接続されている。さらに、発光素子モジュールXは、LEDユニット92およびワイヤ93を覆う透明なエポキシ樹脂からなる樹脂カバー96を備えている。LEDユニット92は、たとえば透明に形成されている。
発光素子モジュールXでは、基板91の表面を白色とし、LEDユニット92の裏面を通って基板91の表面へ向かう光を反射させることにより、LEDユニット92から出る光を効率的に利用することが可能となっている。
しかしながら、LEDユニット92を基板91に直接搭載する場合、たとえば金属製の配線パターンにLEDユニット92を搭載した場合と比較してLEDユニット92の発光時に生じる熱が発散されにくい問題がある。一方で、金属製の配線パターンは放熱性に優れる反面、経年変化によって表面が暗黒色に変色することがある。この場合、LEDユニット92からの光を効率的に利用しにくいという問題があった。
特開平11−112025号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、内蔵する発光素子の熱をより効率よく放熱可能であり、かつ、発光素子から出る光を有効利用可能な発光素子モジュールを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される発光素子モジュールは、第1のリードと、上記第1のリードから離間する第2のリードと、
上記第1のリードと導通する第1の電極端子および上記第2のリードとワイヤを介して導通する第2の電極端子を有するLEDチップと、上記第1および第2のリードを支持する上記第1のリードよりも高い反射率を有する白色の支持部材と、上記LEDチップからの光に対して透明であり、上記LEDチップを上記第1のリードに接着するためのボンディング材と、を備えた発光素子モジュールであって、上記第1のリードは厚み方向における一方の面に上記LEDチップが搭載され、他方の面が上記支持部材に接するダイボンディング部を有しており、上記LEDチップは、上記厚み方向視において上記ダイボンディング部と上記支持部材との双方に跨るように上記ボンディング材を介して接合されていることを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記支持部材は樹脂製である。
好ましい実施の形態においては、上記ダイボンディング部には上記厚み方向に貫通する開口部が形成されており、上記開口部に上記支持部材の一部が配置されており、上記厚み方向視において上記開口部内の白色の上記支持部材の少なくとも一部が上記LEDチップの一部と重なっている。
好ましい実施の形態においては、上記開口部には上記支持部材が充填されている。
上記開口部は、上記第一のリードの端縁から退避した閉領域とされている。
好ましい実施の形態においては、上記開口部は、上記厚み方向視において上記発光素子よりも小さく、かつその全体が上記発光素子と重なるように形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記開口部は、上記厚み方向視において上記発光素子と重ならない部分を有するように形成されている。
上記開口部は、上記第一のリードの端縁に到達する切れ込み状とされている。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の一方の端面に形成されており、上記開口部は、上記ワイヤが延びる方向と直交する方向における一方の端部が上記厚み方向視において上記発光素子と重ならないように形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記第2の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の一方の端面に形成されており、上記第1の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の他方の端面に形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記第1のリードおよび上記第2のリードの表面は、銀メッキが施されている。
好ましい実施の形態においては、上記ボンディング材には、チッ化アルミニウムが添加されている。
好ましい実施の形態においては、上記LEDチップは、発光した光を透過させる材料からなる基板上に半導体材料を積層することにより形成されており、上記基板が上記ボンディング材を介して上記支持部材に接着されている。
好ましい実施の形態においては、上記支持部材は、セラミック基板を含み、上記リードは、上記セラミック基板上に形成された配線パターンを含む。
好ましい実施の形態においては、上記基板は、サファイアからなる。
好ましい実施の形態においては、上記LEDチップは、上記厚み方向視矩形状である。
好ましい実施の形態においては、上記開口部は、上記厚み方向視矩形状である。
好ましい実施の形態においては、上記開口部は、上記LEDチップの中央に重なる。
好ましい実施の形態においては、上記支持部材は、上記LEDチップを囲む反射面を有している。
好ましい実施の形態においては、上記反射面は、上記厚み方向において上記LEDチップから遠ざかるほど上記厚み方向と直角な方向において上記LEDチップから遠ざかる方向に傾斜している。
好ましい実施の形態においては、上記反射面に囲まれた領域を埋めるように形成され、上記LEDチップを覆う保護部材を備える。
好ましい実施の形態においては、上記保護部材は透明である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態における発光素子モジュールを示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1に示す発光素子モジュールの性能と開口部の面積との関係を示す図である。 図1に示す発光素子モジュールの別の実施例を示す要部拡大平面図である。 本発明の第2実施形態における発光素子モジュールを示す平面図である。 本発明の第3実施形態における発光素子モジュールを示す平面図である。 本発明の第4実施形態における発光素子モジュールを示す平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明の第5実施形態における発光素子モジュールを示す平面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 本発明の第6実施形態における発光素子モジュールを示す断面図である。 従来の発光素子モジュールの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施形態における発光素子モジュールを示している。本実施形態の発光素子モジュールA1は、リード1と、リード1から離間したリード2と、リード1,2のそれぞれと電気的に接続されたLEDユニット3とを備えており、リード1,2を外部の電気回路と接続させることでLEDユニット3が発光する構成となっている。LEDユニット3はワイヤ51によってリード1に、ワイヤ52によってリード2に接続されている。さらに発光素子モジュールA1は、リード1,2を固定する支持部材6と、LEDユニット3を保護する保護部材7とを備えている。なお、図1では保護部材7を省略している。発光素子モジュールA1は、z方向視において、x方向を長辺方向とし、y方向を短辺方向とする長矩形状に形成されている。
リード1は、開口部11aを有するダイボンディング部11と、ダイボンディング部11から延出する端子部12とを備えている。リード1は、たとえば厚さが0.15〜0.20mmの銅板に開口部11aを形成する打ち抜き加工を行った後に表面に銀メッキを施すことにより形成される。
ダイボンディング部11は、LEDユニット3を搭載する部分である。開口部11aは、ダイボンディング部11のy方向中央付近に形成されている。この開口部11aの位置、形状および大きさは、打ち抜き加工を行う際に適宜設定可能である。本実施形態における開口部11aは、x方向寸法が0.3mmであり、y方向寸法が0.2mmである矩形状に形成されている。この開口部11aには、図2に示すように支持部材6が充填されている。
端子部12は、支持部材6のx方向一端から外側に露出する部分であり、リード1を外部の電気回路と接続させるのに用いられる。この端子部12は、支持部材6の形成後に、リード1の支持部材6から突出する部分を折り曲げることにより形成される。
リード2は、図1および図2に示すように、x方向においてダイボンディング部11から離間するワイヤ接合部21と、ワイヤ接合部21から延出する端子部22とを備えている。リード2は、たとえば厚さが0.15〜0.20mmの銅板の表面に銀メッキを施すことにより形成される。端子部22は、支持部材6のx方向他端から外側に露出する部分であり、リード2を外部の電気回路と接続させるのに用いられる。この端子部22は、支持部材6の形成後に、リード2の支持部材6から突出する部分を折り曲げることにより形成される。
LEDユニット3は、本発明における発光素子ユニットであり、たとえばサファイア(Al23単結晶)からなる基板の表面にチッ化ガリウムなどの半導体材料を積層することで形成されたLEDチップにより構成されている。このLEDチップは本発明の発光素子であり、n型半導体層とp型半導体層とに挟まれた活性層において電子と正孔とが再結合することにより青色光、緑色光、赤色光などを発する。このようなLEDユニット3では、サファイア基板が発光した光をほとんど吸収しないため、ほぼ全方位に向けて光が出射される。LEDユニット3は、たとえばx方向寸法が0.8mmであり、y方向寸法が0.4mmであるz方向視長矩形状に形成されている。図1に示すように、LEDユニット3はz方向視において開口部11aに重なるようにダイボンディング部11にボンディング材4を用いて固定されている。本実施形態では、LEDユニット3が開口部11aを封鎖するような配置となっている。ボンディング材4は、たとえば透明なエポキシ樹脂である。
LEDユニット3をダイボンディング部11に固定する際には、まず、ダイボンディング部11のLEDユニット3を設置する予定の領域にボンディング材4を塗布し、その後にボンディング材4と重なるようにLEDユニット3を設置する。
LEDユニット3は、z方向上端面のx方向一端に電極端子31を、他端に電極端子32を備えている。電極端子31はn型半導体層に接続されており、ワイヤ51を介してダイボンディング部11と導通接続されている。電極端子32はp型半導体層に接続されており、ワイヤ52を介してワイヤ接合部21と導通接続されている。ワイヤ51,52は、たとえば金線である。
支持部材6は、たとえば酸化チタンが添加された白色のエポキシ樹脂からなり、図1に示すように平面視略矩形状に形成されている。支持部材6は、リード1,2の一部を覆って両者を固定させている。支持部材6は中央部が凹むように形成されており、図2に示すようにz方向上方ほどx方向においてLEDユニット3から遠ざかる方向に傾斜する反射面61を有している。図1に示すように、反射面61は、LEDユニット3を囲むz方向視枠状に形成されている。この反射面61は、LEDユニット3からz方向と直交する方向に出射された光をz方向上方に向けて反射するためのものである。このような支持部材6は、金型を用いたいわゆるインサート成形の手法によって形成される。具体的には、リード1,2を金型に設置して液状化した状態のエポキシ樹脂を金型に流し込んで硬化させることにより支持部材6は形成される。このような形成方法によると、開口部11aに液状化したエポキシ樹脂が流れ込むため、開口部11aに支持部材6の一部が充填された構造となる。なお、開口部11aの全体にまでエポキシ樹脂が流れ込まず、開口部11aの一部にしか支持部材6が充填されなかった場合には、開口部11aに透明なボンディング材4を流れ込ませてもよい。
保護部材7は、反射面61に囲まれた領域を埋めるように形成されており、ダイボンディング部11、ワイヤ接合部21、LEDユニット3、および、ワイヤ51,52を覆っている。この保護部材7は、たとえば透明なエポキシ樹脂製である。
次に、発光素子モジュールA1の作用について説明する。
本実施形態によれば、LEDユニット3は金属製のリード1に搭載されているため、LEDユニット3が発光する際に生じる熱は速やかにリード1へ伝達される。リード1は端子部12が支持部材6の外側の露出しているため、リード1へ伝達された熱は外気に放出されやすくなっている。このため、発光素子モジュールA1は放熱性に優れており、LEDユニット3の温度上昇による劣化を抑えて信頼性の向上を図ることができる。
さらに本実施形態によれば、LEDユニット3からz方向下方へ出射した光の一部は、開口部11aに充填された白色の支持部材6によって反射されて、z方向上方へ向かって進行する。このようにLEDユニット3の下側に白色の支持部材6を配置すると、LEDユニット3の下側全体を金属製のリード1とした場合よりも高い反射率を得ることができる。このため、発光素子モジュールA1は、z方向下方に向かう光を効率よくz方向上方に向かう光へ変えることができる。従って、発光素子モジュールA1は、金属製のリード1を用いて高い放熱性を有する構成でありながら、同時にLEDユニット3を白色の非金属素材に載せた場合に近い高効率でLEDユニット3から出射される光を利用可能となっている。
図3には、開口部11aのz方向視面積と、発光素子モジュールA1の放熱性およびLEDユニット3から出射される光の利用効率との関係を示している。図3に示すように、開口部11aの面積が増加すると、LEDユニット3から出射される光の利用効率が上昇する一方で、発光素子モジュールA1の放熱性は低下する。発光素子モジュールA1の用途あるいはLEDユニット3の性能に応じて、開口部11aのz方向視面積は決定される。開口部11aの面積が最小となる場合は、開口部11aのz方向視形状が一辺の長さがリード1の厚み長さの正方形となる場合である。逆に、開口部11aの面積が最大となる場合は、開口部11aがz方向においてLEDユニット3と丁度重なる場合である。
なお、開口部11aは、たとえば図4に示すように分割されていても構わない。またさらに、開口部11aは、単に分割されているだけではなく、複数の貫通孔の組み合わせであっても構わない。
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図5には、本発明の第2実施形態における発光素子モジュールA2を示している。発光素子モジュールA2は、ダイボンディング部11に上記実施形態の開口部11aよりも大きな開口部11bが形成されており、その他の構成は発光素子モジュールA1と同様となっている。
開口部11bは、そのy方向寸法がLEDユニット3のy方向寸法より長くなる矩形状に形成されている。図5に示すように、LEDユニット3は、y方向において、開口部11bのy方向両側端に挟まれるように配置されている。開口部11bには、開口部11aと同様に支持部材6が充填されている。
本実施形態では、LEDユニット3の発光時に生じた熱は、LEDユニット3のx方向両端部からダイボンディング部11に伝達される。このため、発光素子モジュールA2は良好な放熱性を有している。
LEDユニット3のx方向両端部には、電極端子31,32が配置されており、この部分からはもともとz方向上方に光が出射されにくくなっている。本実施形態では、このz方向上方に光が出射されにくい部分を除くほとんど全部の領域において、LEDユニット3のz方向下側が白色となる。このため、発光素子モジュールA2では、たとえば従来の発光素子モジュールXのようにLEDユニット92を白色の基板91に載せた場合に比較的近い効率でLEDユニット3からz方向下方に出射される光をz方向上方に向かう光へと変えることが可能である。従って発光素子モジュールA2は、良好な放熱性を保持しつつ、LEDユニット3から出射される光を高い効率で利用可能である。
図6には、本発明の第3実施形態における発光素子モジュールA3を示している。発光素子モジュールA3は、ダイボンディング部11には切れ込み状の開口部11cが形成されており、その他の構成は発光素子モジュールA1と同様となっている。
開口部11cは、ダイボンディング部11の図6におけるy方向上端から下方へ延びるように形成されている。開口部11cにも白色の支持部材6が充填されている。
発光素子モジュールA3も、LEDユニット3の一部が金属製のダイボンディング部11に触れることにより高い放熱性を有している。同時に、開口部11cに充填された白色の支持部材6により、高い効率でLEDユニット3からz方向下方に出射される光をz方向上方に向かう光へと変えることが可能である。
図7および図8には、本発明の第4実施形態における発光素子モジュールA4を示している。発光素子モジュールA4は、リード1A,1B,1C,2A,2B,2C、LEDユニット3A,3B,3C、支持部材6、保護部材7、および2つのツェナーダイオード8を備えている。発光素子モジュールA4は、主にz方向に光を出射するサイドビュー型の発光素子モジュールとして構成されている。
リード1A,1B,1C,2A,2B,2Cはそれぞれ銅製であり、たとえば銀メッキが施されたものである。
リード1Aは、ダイボンディング部11、端子部12、および、ダイボンディング部11と端子部12とを繋ぐ細長状の帯部13を備えている。ダイボンディング部11には、開口部11dが形成されており、LEDユニット3Aが図示しないボンディング材を用いて搭載されている。開口部11dには支持部材6が充填されている。
LEDユニット3Aは、図8におけるz方向一端面に電極端子31を有し、z方向他端面に電極端子32を有している。電極端子31は、ダイボンディング部11と接することにより、リード1Aと導通している。電極端子32は、ワイヤ53によりリード2Aのワイヤ接合部21に接続されている。
本実施形態では、図8に示すように、電極端子31を回避するように開口部11dが形成されている。
リード1B,1Cに搭載されたLEDユニット3B,3Cは発光素子モジュールA1におけるLEDユニット3と同様の構成である。LEDユニット3Bは、ワイヤ51を介してリード1Bに、ワイヤ52を介してリード2Bと接続されている。LEDユニット3Cは、ワイヤ51を介してリード1Cに、ワイヤ52を介してリード2Cと接続されている。
リード1B,1Cの各ダイボンディング部11には、たとえば発光素子モジュールA1におけるものと同様の開口部11aが形成されている。
本実施形態では、リード1A,1B,1C,2A,2B,2Cの各端子部12,22は、全て図7におけるy方向下側から支持部材6の外側に延出している。
2つのツェナーダイオード8は、それぞれリード2B,2Cに搭載されており、ワイヤ54,55を介してリード1B,1Cと接続されている。各ツェナーダイオード8は、LEDユニット3B,3Cに過大な逆電圧が負荷されることを防止するためのものであり、所定電圧以上の逆電圧が印加されたときのみ、逆電圧方向に電流が流れることを許容する。
発光素子モジュールA4においても、LEDユニット3A,3B,3Cが金属製のリード1A,1B,1Cに搭載されているため放熱性に優れている。同時に、リード1A,1B,1Cに形成された開口部11a,11dに充填された白色の支持部材6によりLEDユニット3A,3B,3Cから図8におけるz方向一方側に出射される光がz方向他方側に効率よく反射される。
図9および図10は、本発明の第5実施形態に基づく発光素子モジュールを示している。本実施形態の発光素子モジュールA5は、LEDユニット3の構成が発光素子モジュールA1と異なっている。本実施形態において、LEDユニット3は、本発明の発光素子であるLEDチップ30と、それを支持するサブマウント基板33とを備えている。
LEDチップ30は、たとえばサファイアからなる基板の表面にチッ化ガリウムなどの半導体材料を積層することで形成されている。LEDチップ30は、n型半導体層とp型半導体層とに挟まれた活性層において電子と正孔とが再結合することにより青色光、緑色光、赤色光などを発する。このようなLEDチップ30では、サファイア基板が発光した光をほとんど吸収しないため、ほぼ全方位に向けて光が出射される。LEDチップ30は、n型半導体層と導通する電極端子31と、p型半導体層と導通する電極端子32とを備えている。図9に示すように、z方向視においてLEDチップ30は、開口部11aの全体を内包するように配置されている。
サブマウント基板33は、たとえばSiからなる透明な基板であり、透明なボンディング材4によりリード1に搭載されている。z方向上端面のx方向一端寄りに電極パッド34を、他端寄りに電極パッド35を備えている。電極パッド34,35は、図9に示すように、z方向視において、開口部11aと重ならないように形成されている。電極パッド34は、ワイヤ51を介してダイボンディング部11と導通接続されている。電極パッド35はワイヤ52を介してワイヤ接合部21と導通接続されている。
図10に示すように、LEDチップ30は、電極端子31が電極パッド34と導通し、電極端子32が電極パッド35と導通するようにサブマウント基板33に搭載されている。電極端子31,32と電極パッド34,35とは、たとえば共晶接合によって接合されている。
サブマウント基板33は金属製のリード1に搭載されているため、LEDチップ30が発光する際に生じる熱はリード1へ伝達されやすくなっている。リード1は端子部12が支持部材6の外側の露出しているため、リード1へ伝達された熱は外気に放出されやすくなっている。このため、発光素子モジュールA5は放熱性に優れており、LEDチップ30の温度上昇による劣化を抑えて信頼性の向上を図ることができる。
さらに本実施形態によれば、LEDチップ30からz方向下方へ出射した光の一部は、透明なサブマウント基板33を通り抜けて開口部11aに充填された白色の支持部材6によって反射されて、z方向上方へ向かって進行する。このため、発光素子モジュールA5は、z方向下方に向かう光を効率よくz方向上方に向かう光へ変えることができる。従って、発光素子モジュールA5は、金属製のリード1を用いて高い放熱性を有する構成でありながら、同時にLEDユニット3を白色の非金属素材に載せた場合に近い高効率でLEDチップ30から出射される光を利用可能となっている。
図11は、本発明の第6実施形態に基づく発光素子モジュールを示している。本実施形態の発光素子モジュールA6は、LEDユニット3の実装方法が発光素子モジュールA5と異なっており、その他の構成は発光素子モジュールA5と同様である。また、本実施形態では、のサブマウント基板33が、たとえば銀ペーストのような導電性のボンディング材41によってリード1に搭載されている。
本実施形態のLEDチップ30では、p型半導体層と導通する電極端子31がz方向下端面のx方向一端に設けられており、n型半導体層と導通する電極端子32がz方向下端面のx方向他端に設けられている。
本実施形態のサブマウント基板33は、電極パッド34を備えるかわりに、導電体36が充填されたスルーホール33aを備えている。導電体36はボンディング材41を介してリード1と導通している。なお、この構造に伴って、本実施形態ではワイヤ51が設けられていない。
本実施形態のLEDチップ30は、電極端子31が導電体36と導通し、電極端子32が電極パッド35と導通するようにサブマウント基板33に搭載されている。電極パッド35とワイヤ接合部21はワイヤ52で接続されている。
図11に示すように、ボンディング材41は、開口部11aと重ならないように形成されている。
このような発光素子モジュールA6においても、LEDチップ30からz方向下方へ出射した光の一部は、透明なサブマウント基板33を通り抜けて開口部11aに充填された白色の支持部材6によって反射されて、z方向上方へ向かって進行する。このため、発光素子モジュールA6は、z方向下方に向かう光を効率よくz方向上方に向かう光へ変えることができる。従って、発光素子モジュールA6は、金属製のリード1を用いて高い放熱性を有する構成でありながら、同時にLEDユニット3を白色の非金属素材に載せた場合に近い高効率でLEDチップ30から出射される光を利用可能となっている。
本発明に係る発光素子モジュールは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る発光素子モジュールの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、発光素子モジュールA1〜A3のボンディング材4にチッ化アルミニウムなどを放熱フィラーとして添加しても構わない。ボンディング材4の熱伝導率を向上させることでLEDユニット3からリード1へ熱が伝わりやすくなる。
上記実施形態では、開口部11a,11b,11dはz方向視矩形状であるが円形や楕円形あるいはその他の多角形であっても構わない。
またさらに、上記実施形態では、リード1,2,1A,1B,1C,2A,2B,2Cが銅製のものに銀メッキを施したものであるが、他の金属を用いたものであっても構わない。
またさらに、上記実施形態では、支持部材6は白色樹脂であるが、従来の発光素子モジュールXと同様に白色セラミック基板を用いた構造の発光素子モジュールであっても本発明の効果を期待することができる。
またさらに、発光素子モジュールA5,A6では開口部11aが設けられているが、発光素子モジュールA2における開口部11bや発光素子モジュールA3における開口部11cと同様の開口部を設けてもよい。
A1,A2,A3,A4,A5,A6 発光素子モジュール
1,2,1A,1B,1C,2A,2B,2C リード
11 ダイボンディング部
11a,11b,11c,11d 開口部
12,22 端子部
13 帯部
21 ワイヤ接合部
3,3A,3B,3C LEDユニット(発光素子ユニット)
30 LEDチップ(発光素子)
31,32 電極端子
33 サブマウント基板
34,35 電極パッド
36 導電体
4 ボンディング材
51,52,53,54,55 ワイヤ
6 支持部材
61 反射面
7 保護部材
8 ツェナーダイオード

Claims (21)

  1. 第1のリードと、
    上記第1のリードから離間する第2のリードと、
    上記第1のリードと導通する第1の電極端子および上記第2のリードとワイヤを介して導通する第2の電極端子を有するLEDチップと、
    上記第1および第2のリードを支持する上記第1のリードよりも高い反射率を有する白色の支持部材と、
    上記LEDチップからの光に対して透明であり、上記LEDチップを上記第1のリードに接着するためのボンディング材と、
    を備えた発光素子モジュールであって、
    上記第1のリードは厚み方向における一方の面に上記LEDチップが搭載され、他方の面が上記支持部材に接し、上記厚み方向に貫通する開口部が形成されたダイボンディング部を有しており、
    上記開口部のすべてを埋めるよう上記支持部材の一部が上記開口部に充填されており、
    上記LEDチップは、上記厚み方向視において、上記第2のリードに対して離間しているとともに上記ダイボンディング部と上記開口部内の上記支持部材の少なくとも一部との双方に跨るように上記ボンディング材を介して接合されていることを特徴とする、発光素子モジュール。
  2. 上記支持部材は樹脂製である、請求項1に記載の発光素子モジュール。
  3. 上記開口部には上記支持部材が充填されている、請求項1または2に記載の発光素子モジュール。
  4. 上記開口部は、上記第一のリードの端縁から退避した閉領域とされている、請求項1ないし3のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  5. 上記開口部は、上記厚み方向視において上記発光素子よりも小さく、かつその全体が上記発光素子と重なるように形成されている、請求項4に記載の発光素子モジュール。
  6. 上記開口部は、上記厚み方向視において上記発光素子と重ならない部分を有するように形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  7. 上記開口部は、上記第一のリードの端縁に到達する切れ込み状とされている、請求項6に記載の発光素子モジュール。
  8. 上記第1および第2の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の一方の端面に形成されており、
    上記開口部は、上記ワイヤが延びる方向と直交する方向における一方の端部が上記厚み方向視において上記発光素子と重ならないように形成されている、請求項6または7に記載の発光素子モジュール。
  9. 上記第2の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の一方の端面に形成されており、上記第1の電極端子は、上記厚み方向における上記発光素子の他方の端面に形成されている、請求項5または6に記載の発光素子モジュール。
  10. 上記第1のリードおよび上記第2のリードの表面は、銀メッキが施されている、請求項1ないし9のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  11. 上記ボンディング材には、チッ化アルミニウムが添加されている、請求項1ないし10のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  12. 上記LEDチップは、発光した光を透過させる材料からなる基板上に半導体材料を積層することにより形成されており、
    上記基板が上記ボンディング材を介して上記支持部材に接着されている、請求項1ないし11のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  13. 上記支持部材は、セラミック基板を含み、
    上記リードは、上記セラミック基板上に形成された配線パターンを含む、請求項1ないし9のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  14. 上記基板は、サファイアからなる、請求項12に記載の発光素子モジュール。
  15. 上記LEDチップは、上記厚み方向視矩形状である、請求項1ないし5のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  16. 上記開口部は、上記厚み方向視矩形状である、請求項15に記載の発光素子モジュール。
  17. 上記開口部は、上記LEDチップの中央に重なる、請求項16に記載の発光素子モジュール。
  18. 上記支持部材は、上記LEDチップを囲む反射面を有している、請求項1ないし17のいずれかに記載の発光素子モジュール。
  19. 上記反射面は、上記厚み方向において上記LEDチップから遠ざかるほど上記厚み方向と直角な方向において上記LEDチップから遠ざかる方向に傾斜している、請求項18に記載の発光素子モジュール。
  20. 上記反射面に囲まれた領域を埋めるように形成され、上記LEDチップを覆う保護部材を備える、請求項18または19に記載の発光素子モジュール。
  21. 上記保護部材は透明である、請求項20に記載の発光素子モジュール。
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