JP5819270B2 - 永久磁石式筒型溶湯攪拌装置及び永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉 - Google Patents

永久磁石式筒型溶湯攪拌装置及び永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉 Download PDF

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Description

本発明はAl,Cu,Zn,Si又はこれらのうち少なくとも2つの合金、あるいはMg合金と等の、あるいは他の金属溶湯の攪拌を行うための永久磁石式筒型溶湯攪拌装置及び永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉に関する。
従来非鉄金属あるいは他の金属の溶湯攪拌には、電磁コイル使い低周波あるいは高周波電流を流して移動磁界を発生させ溶湯攪拌する電磁攪拌装置や、回転羽根を溶湯中に挿入し、直接溶湯攪拌する機械式攪拌装置等があった。これらはいずれも炉内溶湯の組成の均一化、溶湯温度分布の均一化を図ること、溶解炉では溶解時間短縮等が主な目的となっていた。
しかしながら電磁コイル式の場合、大きな消費電力や複雑なメンテナンスが必要であり、またイニシアルコストの高さも問題であった。また機械式攪拌装置の場合は回転羽根の消耗が激しく回転羽根交換費用が年単位でみても極めて高額にもなることがあり、また交換に際し長時間が炉を停止することが避けられず、このダウンタイムによる損失が非常に大きいこと等問題が多かった。また最近では永久磁石回転移動磁界方式も使用され始めているが、炉補強ステンレス板の発熱により、性能を制限されることがあるなどの問題点もあった。
特許公報特許第4376771号 特許公報特許第4245673号
本発明は上述の問題点を解消するためになされたもので、その目的は発熱量を抑え、メンテナンスも容易で使いやすく、設置位置に融通性があり、攪拌能力をも調節できる省エネ型攪拌装置及び永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉を提供することにある。
本発明の装置及び溶解炉は以下のように構成される。
本発明の永久磁石式溶湯攪拌装置は、
溶湯を収納する溶湯室を有する炉本体と、
前記炉本体内の前記溶湯を攪拌するための攪拌装置と、
を備え、
前記攪拌装置は、
前記溶湯室内に配置されて、溶湯に駆動力を与えるための且つ両端が開放した駆動室を形成する、溶湯駆動室構成部と、
前記駆動室内に配置され、溶湯の存在下において、前記駆動室内に電流を流すための、一対の電極と、
前記炉本体外に配置された永久磁石で構成した磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体に対向しており、前記一方の極からの磁力線が、前記電流と交差して、前記駆動室内において、溶湯を一端から他端に向けて駆動する電磁力を発生させる、磁場装置と、
を備えるものとして構成される。
さらに、本発明の永久磁石式溶湯攪拌装置は、
溶湯を収納する溶湯室を有する炉本体と、
前記炉本体内の前記溶湯を攪拌するための攪拌装置と、
を備え、
前記攪拌装置は、
前記炉本体外に配置されて、前記炉本体の外側壁との共同によって駆動室を形成する溶湯駆動室構成部であって、前記駆動室は前記溶湯室と、前記側壁に開口された溶湯の流出口及び流入口を介して連通している、溶湯駆動室構成部と、
前記駆動室内に配置され、溶湯の存在下において、前記駆動室内に電流を流すための、一対の電極と、
前記炉本体外及び前記溶湯駆動室構成部外に配置された永久磁石で構成した磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記溶湯駆動室構成部に対向しており、前記一方の極からの磁力線が、前記電流と交差して、溶湯を、前記駆動室から前記溶湯室に流入させると共に前記溶湯室から前記駆動室に流出させる、電磁力を発生させる、磁場装置と、
を備えるものとして構成される。
さらに、本発明の永久磁石式溶湯攪拌装置は、
溶湯を収納する溶湯室を有する炉本体と、
前記炉本体内の前記溶湯を攪拌するための攪拌装置と、
を備え、
前記攪拌装置は、
前記炉本体外に配置され且つ駆動室を有する溶湯駆動室構成部であって、前記駆動室は前記溶湯室と、前記炉本体の側壁に開口された溶湯の流出口及び流入口を介して連通している、溶湯駆動室構成部と、
前記駆動室内に配置され、溶湯の存在下において、前記駆動室内に電流を流すための、一対の電極と、
前記溶湯駆動室構成部と前記炉本体の側壁とによって溶湯から隔離された状態に形成された磁場装置の収納空間内に収納された永久磁石で構成した磁場装置であって、
N極及びS極の一方の極が前記溶湯駆動室構成部における前記に対向しており、
前記一方の極からの磁力線が、前記電流と交差して、溶湯を、前記駆動室から前記溶湯室に流入させると共に前記溶湯室から前記駆動室に流出させる、電磁力を発生させる、
磁場装置と、
を備えるものとして構成される。
本発明の永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉は、
溶湯を収納する溶湯室を有する炉本体と、
前記炉本体内に配置され、前記溶湯を外部に汲み出すポンプ装置と、
を備え、
前記ポンプ装置は、
溶湯に駆動力を与えるための溶湯駆動室構成部であって、一端が前記溶湯室内において開放し、他端が前記溶湯室外に開放する、駆動室を形成する、溶湯駆動室構成部と、
前記駆動室内に配置され、溶湯の存在下において、前記駆動室内に電流を流すための、一対の電極と、
前記炉本体外に配置された永久磁石で構成した磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体に対向しており、前記一方の極からの磁力線が、前記電流と交差して、前記駆動室内において、溶湯を一端から他端に向けて駆動する電磁力を発生させる、磁場装置と、
を備えるものとして構成される。
本発明の第1の実施形態の平面図。 図1のII−II線断面図。 (a)溶湯駆動室構成部の側面説明図、(b)そのIIIb―IIIb線断面図。 (a)本発明の第2の実施形態の平面図、(b)そのIVb―IVb線断面図。 (a)本発明の第3の実施形態の平面図、(b)そのVb―Vb線断面図。 (a)異なる溶湯駆動室構成部の側面説明図、(b)そのVIb―VIb線断面図。 本発明の第4の実施形態の一部を示す側面断面図。 本発明の第5の実施形態の一部を示す側面断面図。 本発明の第6の実施形態の平面図。 図9のX―X線断面図。 図9の溶湯駆動室構成部の斜視図。 本発明の第7の実施形態の平面図。 図12のXIII−XIII線断面図。 本発明の第8の実施形態の側面断面図。
以下に本発明の実施形態の永久磁石式溶湯攪拌装置を図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各図における縮尺は全図において同一ではなく、図面毎に任意に選択してある。
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態の平面図及び図1のII−II線断面図を示す。
図1からわかるように、この実施形態の永久磁石式溶湯攪拌装置10は、溶湯室MRを有する炉本体1と、この炉本体1に対して取り付けられる攪拌装置3と、を有する。
攪拌装置3は、永久磁石式の磁場装置4と、筒型の溶湯駆動室構成部5と、電源に接続された電源制御盤6と、を有する。磁場装置4はいわゆる単極型永久磁石である。この磁場装置4は、炉本体1の側壁1Aの外側に設けられ、溶湯駆動室構成部5は炉本体1内に設けられ、電源制御盤6は炉本体1外の任意の位置に設けられる。この攪拌装置3は、特に図1からわかるように、フレミングの左手の法則による電磁力によって、炉本体1内の溶湯Mを、例えば図1に矢印Aで示すように、左回りに回転駆動するものである。磁場装置4は、図2からもわかるように、炉本体1の側壁1Aを挟んで前記溶湯駆動室構成部5と対向している。
前記筒型の溶湯駆動室構成部5の構造は、特に図3(a)、(b)に示される。図3(a)は溶湯駆動室構成部5の一部を破断した正面図、(b)はそのIIIb−IIIb線断面図である。これらの図3(a)、(b)からわかるように、溶湯駆動室構成部5はやや長尺状の筒型をしており、その横断面が枠型となっている。この溶湯駆動室構成部5の内部空間は、後述するように、溶湯Mにフレミングの左手の法則による(図3(a)中左方向へあるいは右方向へ向かう)電磁力Fを与えて駆動加速する加速空間AS(駆動室DR)として使用される。この溶湯駆動室構成部5の天板5aと底板5bにはその内側の表面部分にそれぞれ一対の電極7a、7bが埋め込み状態に設けられている。これらの電極7a、7b間には、溶湯Mの存在下において、例えば、電極7aから電極7bへ(あるいは電極7bから7aへ)直流の電流Iが流れる。これらの電極7a、7bは、配線9,9を介して、前記電源制御盤6に接続されている。これらの配線9,9は、その一部が溶湯駆動室構成部5中に埋設状態に設けられている。これは、配線9,9と高温の溶湯Mとの直接的な接触が防ぎ、長寿命化を図るためである。
図3(a)からわかるように、前記電極7a、7bの溶湯駆動室構成部5への埋め込み位置は、溶湯駆動室構成部5の長さLのほぼ中央としている。さらに、この長さLは、電極7a、7b間の距離D以上であることが望ましい。それは、電極7a、7b間に流れる電流が、溶湯駆動室構成部5の加速空間ASの外部に漏れることなく、加速空間AS内のみを流れるようにするためである。なお、電極7a、7bは溶湯Mに接するため損傷するのは避けられない。このため、本実施形態及び以下で説明する他の実施形態においても、電極7a、7bは交換可能に設けられている。
前記電源制御盤6は、前記配線9,9への出力を、電圧と電流の両方において調節可能に構成されている。また、一対の出力端子の極性も切り換え可能に構成されている。
前記磁場装置4は、先にも述べたように、永久磁石によって構成され、いわゆる単極磁石として用いられている。つまり、S極とN極の一方(この実施形態ではN極)が炉本体1に対向するように配置されている。つまり、特に図2からわかるように、炉本体1の側壁1Aを介して溶湯駆動室構成部5にN極が対向するように設けられている。図2中、磁場装置4と側壁1Aとの間には隙間があるが、できるだけ溶湯駆動室構成部5に近く設置すべく、隙間はなくてもよい。このように構成したので、特に図2からわかるように、磁場装置4のN極から出た磁力線MLが、電極7a、7b間に流れる電流Iとほぼ直交する。これにより、特に図1からわかるように、フレミングの左手の法則による電磁力Fが生じる。この電磁力Fによって、加速空間AS内の溶湯Mが駆動され、それにより、最終的に、炉本体1中の溶湯Mは、図1に矢印Aで示すように、図中左回りに回転駆動される。
この際、電源制御盤6からの出力を制御することにより、電極7a、7b間に流れる電流Iの値を変化させて、前記の電磁力Fの強さを制御し、溶湯Mを回転駆動する力即ち溶湯Mの回転速度を制御することができる。さらには、電源制御盤6により、配線9,9への出力の極性を切り換えて、電磁力Fの向きを変え、炉本体1内の溶湯Mの回転方向を逆とすることもできる。
以上に説明した第1の実施形態では、磁場装置4を炉本体1の側方に配置したが、これに代え、この磁場装置4を炉本体1の下方に配置することができる。これを第2の実施形態として図4(a)、(b)に示す。図4(a)は平面図、(b)はそのIV−IV線断面図である。特に図4(b)からわかるように、溶湯駆動室構成部5は、電流Iが図中横向きに流れるように配置される。これにより、磁力線MLは上下方向に走り、電流Iは横向きに流れ、両者はほぼ直交する。これにより、図4(a)からわかるように、図1と同様に、溶湯Mを駆動する電磁力Fが発生し、溶湯Mは矢印Aに示すように回転駆動される。なお、本実施形態において、前述の第1の実施形態と同等の部材には同一の符号を付して詳しい説明は省略する。これは以下に説明する全ての実施形態において同様である。
図5(a)、(b)は、炉本体1中の溶湯Mを、図5(b)に矢印Aで示すように、縦向きに回転駆動するようにした第3の実施形態を示す。図5(a)は平面図、(b)はそのVb−Vb線断面図である。この実施形態では、図5(b)に示すように、溶湯駆動室形成部5で溶湯Mを下から吸い込んで上方へ排出するような電磁力Fが生じるように電流Iと磁力線MLが発生するようにしている。より詳しくは、以下の通りである。
図3(a)、(b)に示す溶湯駆動室形成部5を所望の手段でいわゆる立てた状態に炉本体1に組み込んでいる。図5(a)からわかるように、電流Iは電極7a、7b間を図中上下方向に沿って流れ、磁力線MLは図中左右方向に沿って流れる。これにより、図5(b)に示すように、フレミングの法則に従った上向きの電磁力Fが生じる。これにより、炉本体1中の溶湯Mは図5(b)に示す矢印Aのように縦向きに回転駆動される。
以上の第1乃至第3の実施形態の説明からもわかるように、溶湯Mを駆動するにあたっては、筒状の溶湯駆動室構成部5の持つ加速空間AS内の溶湯Mにフレミングの左手の法則による電磁力Fを加えるようにしている。つまり、本発明の実施形態としては、何らかの手段により、このような加速空間ASを有するものであればよい。従って、このような加速空間ASを具備するにあたっては、溶湯駆動室構成部5がそれ自体が筒状で有る必要はない。以下にこのような観点で構成した本発明の異なる第4の実施形態を説明する。
図6(a)、(b)は、第4及び第5の実施形態で用いる溶湯駆動室構成部5Aを示す。この溶湯駆動室構成部5Aは、図3(a)に示す溶湯駆動室構成部5の一側面を切り欠いたものとして構成され、横断面がU字状となっており、つまりいわゆる横向きのチャネル型をしている。この溶湯駆動室構成部5Aを、図3の溶湯駆動室構成部5に代えて用いることができる。ただし、この場合には、この溶湯駆動室構成部5Aをそれ単独で用いるのではなく、炉本体1の側壁1A(あるいは底壁1B)と協同して前記加速空間ASを作るようにして用いる。つまり、この溶湯駆動室構成部5Aを、その天板5aの端面5a1と底板5bの端面5b1が炉本体1の内面に当接して、加速空間ASが形成されるようにして用いる。
図7、図8は、このような技術的思想に基づいて構成した第4の実施形態、第5の実施形態を示す。つまり、図7は、第1の実施形態の図2に対応する断面を示し、溶湯駆動室構成部5Aを用いた第4の実施形態を示す。図8は、第2の実施形態の図4(b)に対応する断面を示し、溶湯駆動室構成部5Aを用いた第5の実施形態を示す。
以上に説明した第1乃至第5実施形態では、加速空間ASを、炉本体1内に収納する溶湯駆動室構成部5、5Aによって形成していた。しかしながら、本発明の基本的な技術的思想としては、加速空間ASを有すればよいことから、溶湯駆動室構成部5,5Aを必ずしも炉本体1内に収納した形を採る必要はなく、何らかの手段で加速空間ASが形成されればよい。このような技術的思想に従って構成した第6の実施形態を以下に説明する。
図9−図11は第6の実施形態を示す。この第6の実施形態においては、炉本体1に対して溶湯駆動室構成部5Bを外付けすることにより加速空間ASを形成している。より詳しくは以下の通りである。
この第6の実施形態においては、図11に示す溶湯駆動室構成部5Bを用いる。この溶湯駆動室構成部5Bは、6面のうちの天板部分のみが開放された容器状をしており、底板5Baの内表面に電極7a、7bを突出した状態に取り付けている。一方、特に図9からわかるように、炉本体101においては、側壁101Aに、内部の溶湯Mが外部に流出する流出口101aと、外部から溶湯Mが内部に流入する流入口101bと、を開口している。而して、図9,図10からわかるように、図11に示す溶湯駆動室構成部5Bを炉本体101の側壁101Aに外側から密閉状態に付設している。また、前に説明した各実施形態と同様に、磁場装置4が、溶湯駆動室構成部5Bの底板5Baを介して、電極7a、7bと図10中横向きに対向するように、設けられている。以上の構成により、電極7a、7b間に流れる電流Iと、磁場装置4からの磁力線MLがほぼ直交する状態で交叉し、図9に示す電磁力Fが得られる。この電磁力Fにより、先に説明したのと同様に、加速空間AS内の溶湯Mは駆動され、炉本体101内の溶湯Mは流出口101aから流出して加速空間AS内に入り込むとともに、加速空間AS内の溶湯Mは流入口101bから炉本体101内に流入する。これにより、炉本体1内の溶湯Mは図9の矢印Aに示すように回転駆動される。
図12及び図13は第7の実施形態を示す。この第7の実施形態は電極7a、7bと炉本体101との間に磁場装置4を隔離した状態で配置するようにした例を示す。より詳しくは以下の通りである。
この第7の実施形態においては、炉本体101に対して別体の溶湯駆動兼収納装置105を密閉状態に付設している。この溶湯駆動兼収納装置105は、加速空間ASを備えていわゆる本来の溶湯駆動室構成部としての機能の他に、磁場装置4を収納する収納空間105Aを炉本体101の側壁101Aとの共同で形成するという機能を備える。この収納空間105Aは、当然、溶湯Mに対して隔離された状態にあり、磁場装置4が溶湯Mに触れることはない。
より詳しくは、図13からわかるように、溶湯駆動兼収納装置105における加速空間AS内には電極7a、7bが図中上下方向に設けられている。図13からわかるようにこの加速空間ASは上方のみが開放しており、図12からわかるように、炉本体101とその流出口101aと流入口101bによって連通している。また、前記収納空間105Aには磁場装置4が収納されている。これにより、特に図13からわかるように、電極7a、7b間の電流Iと、磁場装置4からの磁力線MLとが交わり、電磁力Fが発生し、前述の実施形態と同様に最終的には溶湯Mが図12に示すように矢印Aに沿って駆動される。
なお、以上に説明した実施形態とは別の実施形態として以下の構成を採ることもできる。即ち、例えば、図2に示す溶湯駆動室構成部5を図中紙面と垂直な軸の回りに連続的に回転可能な構成とすることができる。このような構成により、溶湯駆動室構成部5を回転により図4(b)に示す溶湯駆動室構成部5の向きとすることもできる。この場合には、溶湯駆動室構成部5の向きの変化に追随させて磁場装置4の向きも変化するようにする必要がある。
図14は本発明のさらに異なる実施形態を示す。この実施形態は、溶湯駆動室構成部の構造を変えることにより、炉本体内の溶湯Mを炉本体外に送出可能な溶湯ポンプを構成した例を示す。簡単には、例えば図1に示す溶湯駆動室構成部5の一端を閉じた溶湯駆動室構成部205を用い、天板部に加速空間ASに連通する吐出管部205aを設けている。
また、図14中紙面の厚さ方向に一対の電極7a、7b(7aのみ表示)を配置している。これにより、前述と同様に電磁力Fが生じ、溶湯Mは同図に矢印で示すように右から左に駆動され、次いで吐出管部205aの先端から外部に吐出され、受箱207で受けられる。
以上に説明した各実施形態では、磁場装置4の永久磁石のN極を溶湯駆動室構成部に対向させているが、S極を溶湯駆動室構成部に対向させるようにしても良いのは当然である。
本発明の実施形態では、駆動室を設けて、この中に設けた一対の電極間に電流Iを流し且つこの電流Iに磁場をかけるようにして、溶湯を効率よく攪拌装置駆動するようにしたことを特徴の1つとしている。一般に、攪拌対象とする物質(本発明では金属溶湯または非鉄金属溶湯)が流体であれば、流体に加えられた力はあらゆる方向に分散してしまう。
したがって効率よく攪拌することができない。しかるに、本発明者は、攪拌力を限られた空間(駆動室DR)内で溶湯に作用させると、その力の大きさと方向を規定して、溶湯を高効率で駆動することができることに気がついた。本発明はまさにこの本発明者に特有の知得に基づいてなされたものである。実施形態レベルで言えば、この限られた空間(駆動室DR)を筒状あるいはU字型(チャネル型)の溶湯駆動室構成部5によって作り上げている。
本発明者は本発明の効果を確認する実験を行った。その結果は以下の通りである。
断面20×40mm、磁場0.1Tにおいて、以下の攪拌流速Vm/minが得られた。
電流(Amp) 流速(V) 圧力(P) 流量(m 3 /min)(Al換算)
20Amp 15〜20 0.05Kg/cm2 0.043〜0.057
40Amp 35〜45 0.1 Kg/cm2 0.1〜0.13
80Amp 50〜60 0.15Kg/cm2 0.144〜0.173
電流値及び磁場強度を上げることによりこれら値をさらに向上することができる。より正確には、流速、圧力は電流値に比例すると考えられるが電力供給ケーブルとしての配線9,9と電極7a、7bとの接続状態の安定さ、不安定さにより、バラツキがみられた。
攪拌対象物質、この場合は金属および非鉄金属溶湯であるが、いずれも電気伝導度は高(抵抗が小さい)ため、電極間印加電圧は小さなものとなる。このため、消費電力は極めて小さいものに抑えることができる。いわゆる大型炉に本発明を適用してもその値は10Kw以下が推測される。従来型攪拌装置(最も一般的リニヤー式炉底攪拌装置)の場合は500Kw以上の電力消費が必要であったことを考えれば、本発明の永久磁石式溶湯攪拌装置の優位さがわかる。
以上に述べたように、本発明の実施形態においては、溶湯を駆動するに当たり、駆動室DR(加速空間AS)を区画し、この中で電流Iを流し、電流Iは駆動室DR外に漏れないようにし、この電流Iに磁場をかけて、フレミングの法則に従った電磁力Fを発生させ、この電磁力Fにより、閉じ込められた空間としての駆動室DR内の溶湯Mに駆動力を加えるようにしたので、駆動室DR内の溶湯Mを確実に駆動して、炉本体内の溶湯Mを高効率に回転駆動でき、あるいは、炉本体内の溶湯Mを高効率で外部に汲み出すことができる。

Claims (17)

  1. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、上下方向に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、上下方向に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けてほぼ水平に駆動する電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、ほぼ水平に配置されるものとして構成され、これにより、上下方向に流れる前記電流とほぼ水平な前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  2. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記底壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、ほぼ水平方向に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記底壁と上下方向に対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記底壁に上下方向に対向しており、前記一方の極から上下方向に出る磁力線が又は前記一方の極へ上下方向に入る磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、ほぼ水平方向に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けてほぼ水平に駆動する前記電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、ほぼ水平に配置されるものとして構成され、これにより、ほぼ水平方向に流れる前記電流と上下方向に沿った前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  3. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿って上下方向に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内に上下方向に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、記側壁の内面に沿った第1の水平方向に沿ってほぼ水平に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成された磁場装置であり、且つ、前記炉本体外に配置されて前記側壁と、前記第1の水平方向と垂直な第2の水平方向にほぼ沿って、対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記第2の水平方向に沿って前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、前記第1の水平方向に沿ってほぼ水平に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けて上下方向に駆動する前記電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、上下方向に配置されるものとして構成され、これにより、前記第1の水平方向に沿ってほぼ水平に流れる前記電流と、前記第2の水平方向に沿ったほぼ水平な前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けて上下方向に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  4. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記側壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を上下に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記側壁の内面にほぼ水平に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記側壁の内面にほぼ水平に当接させて、前記主開口を前記側壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に上下に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の側壁部の内面に互いに上下に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、上下方向に流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  5. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記底壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記底壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を左右に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記底壁の内面に上下方向に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記底壁の内面に上下方向に当接させて、前記主開口を前記底壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に左右に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の底壁部の内面に互いに左右に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記底壁と上下方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記底壁に上下方向に対向しており、前記一方の極から出る上下方向の磁力線が又は前記一方の極へ入る上下方向の磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、ほぼ水平に流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  6. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿って上下方向に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内に上下方向に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記側壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を前記側壁の内面に沿った第1の水平方向に沿ってほぼ水平に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記側壁の内面に前記第1の水平方向と垂直な第2の水平方向にほぼ沿ってほぼ水平に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記側壁の内面に第2の水平方向にほぼ沿って前記ほぼ水平に当接させて、前記主開口を前記側壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に前記第1の水平方向に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の側壁部の内面に互いに前記第1の水平方向に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁に前記第2の水平方向に沿ってほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出る第2の水平方向に沿ったほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入る第2の水平方向に沿ったほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、前記第1の水平方向に沿って流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けて上下方向に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする永久磁石式溶湯攪拌装置。
  7. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石製磁場装置は、
    導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置であって、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、上下方向に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、上下方向に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けてほぼ水平に駆動する前記電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、ほぼ水平に配置されるものとして構成され、これにより、上下方向に流れる前記電流とほぼ水平な前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    溶湯攪拌装置付溶解炉。
  8. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石製磁場装置は、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記底壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、ほぼ水平方向に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記底壁と上下方向に対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記底壁に上下方向に対向しており、前記一方の極から上下方向に出る磁力線が又は前記一方の極へ上下方向に入る磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、ほぼ水平方向に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けてほぼ水平に駆動する前記電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、ほぼ水平に配置されるものとして構成され、これにより、ほぼ水平方向に流れる前記電流と上下方向に沿った前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする溶湯攪拌装置付溶解炉。
  9. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石式攪拌装置は、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿って上下方向に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内に上下方向に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部の内部に配置され、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、記側壁の内面に沿った第1の水平方向に沿ってほぼ水平に電流を流すことが可能な、一対の電極と、
    永久磁石で構成された磁場装置であり、且つ、前記炉本体外に配置されて前記側壁と、前記第1の水平方向と垂直な第2の水平方向にほぼ沿って、対向する磁場装置であって、N極及びS極の一方の極が前記第2の水平方向に沿って前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、前記第1の水平方向に沿ってほぼ水平に流れる前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の一端から他端に向けて上下方向に駆動する前記電磁力を発生させることができる、磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、単独で前記駆動室を形成するものとして構成され、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、両端が開放した筒状体として構成されており、一端に第1の開口を、他端に第2の開口をそれぞれ有し、前記炉本体の前記溶湯室内に、上下方向に配置されるものとして構成され、これにより、前記第1の水平方向に沿ってほぼ水平に流れる前記電流と、前記第2の水平方向に沿ったほぼ水平な前記磁力線とが、前記駆動室内において交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けて上下方向に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする溶湯攪拌装置付溶解炉。
  10. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石製磁場装置は、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記側壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を上下に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記側壁の内面にほぼ水平に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記側壁の内面にほぼ水平に当接させて、前記主開口を前記側壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に上下に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の側壁部の内面に互いに上下に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁にほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出るほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入るほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、上下方向に流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする溶湯攪拌装置付溶解炉。
  11. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石製磁場装置は、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記底壁の内面に沿ってほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内にほぼ水平に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記底壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を左右に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記底壁の内面に上下方向に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記底壁の内面に上下方向に当接させて、前記主開口を前記底壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に左右に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の底壁部の内面に互いに左右に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記底壁と上下方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記底壁に上下方向に対向しており、前記一方の極から出る上下方向の磁力線が又は前記一方の極へ入る上下方向の磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、ほぼ水平に流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けてほぼ水平に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする溶湯攪拌装置付溶解炉。
  12. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の前記溶湯室内の、前記溶湯を攪拌するための、永久磁石式攪拌装置と、
    を備えた、溶湯攪拌装置付溶解炉であって、
    前記永久磁石製磁場装置は、
    前記溶湯室内の前記溶湯を前記側壁の内面に沿って上下方向に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を形成する、前記炉本体と別体で且つ両端が開放した、前記溶湯室内に上下方向に配置される、溶湯駆動室構成部と、
    前記溶湯駆動室構成部内に設けられる一対の電極と、
    前記炉本体の外部に設けられる磁場装置と、
    を備え、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記炉本体の前記側壁の内面との協働によって前記駆動室を構成するものであり、
    前記溶湯駆動室構成部は、底壁部と、互いに向かい合っており且つそれぞれ上端面を有する一対の側壁部と、により、横断面がU字状であるチャネル形状のものとして構成されて、U字状における開放部分としての主開口と、長さ方向の一端の第1の開口と、他端の第2の開口と、をそれぞれ有するものとして構成されており、
    さらに、前記溶湯駆動室構成部は、前記一対の側壁部を前記側壁の内面に沿った第1の水平方向に沿ってほぼ水平に対向させ且つ前記主開口を前記炉本体における前記側壁の内面に前記第1の水平方向と垂直な第2の水平方向にほぼ沿ってほぼ水平に向かい合わせた状態において、前記一対の側壁部の前記上端面を前記炉本体の前記側壁の内面に第2の水平方向にほぼ沿って前記ほぼ水平に当接させて、前記主開口を前記側壁の前記内面で覆うことにより、両端の第1の開口と第2の開口を有する前記駆動室が形成される、ように構成されており、
    前記一対の電極は、前記溶湯を介して前記駆動室内に前記第1の水平方向に電流を流し得るように、前記溶湯駆動室構成部の前記一対の側壁部の内面に互いに前記第1の水平方向に向かい合うように取り付けられており、
    前記磁場装置は、永久磁石で構成され且つ前記炉本体外に配置されて前記側壁とほぼ水平方向に対向しており、N極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記側壁に前記第2の水平方向に沿ってほぼ水平に対向しており、前記一方の極から出る第2の水平方向に沿ったほぼ水平な磁力線が又は前記一方の極へ入る第2の水平方向に沿ったほぼ水平な磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、前記第1の水平方向に沿って流れる前記電流と交叉することにより、前記電磁力が、前記駆動室内の前記溶湯を前記第1の開口から前記第2の開口へ向けて上下方向に駆動するものとして発生される、
    ことを特徴とする溶湯攪拌装置付溶解炉。
  13. 前記筒状体は横断面が矩形のものとして構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の永久磁石式溶湯攪拌装置。
  14. 前記筒状体は横断面が矩形のものとして構成されている、ことを特徴とする請求項7乃至12の1つに記載の溶湯攪拌装置付溶解炉。
  15. 前記駆動室における前記両端間の距離が、前記一対の電極間の距離以上である、ことを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の永久磁石式溶湯攪拌装置。
  16. 前記駆動室における前記両端間の距離が、前記一対の電極間の距離以上である、ことを特徴とする請求項7乃至12の1つに記載の溶湯攪拌装置付溶解炉。
  17. 導電性の溶湯を収納するための側壁と底壁により構成された溶湯室を、有する炉本体と、
    前記炉本体の内部に配置された第1の部分と外部に配置された第2の部分とを有し、前記炉本体内の前記溶湯を外部に汲み出す、ポンプ装置と、
    を備え、
    前記ポンプ装置の前記第1の部分は、一端が開放され他端が閉鎖された管状の溶湯駆動室構成部と、前記溶湯駆動室構成部の前記他端側に連通状態に接続された吐出管部とを有し、
    前記溶湯駆動室構成部は、前記溶湯駆動室構成部内の前記溶湯を前記一端から前記他端に向けてほぼ水平に駆動するための駆動力を与えるための駆動室を有し、前記一端は前記溶湯室に開放しており、他端には前記吐出管部の一端が連通状態に接続され、前記吐出管部の他端は前記溶解炉外に開放しており、
    前記溶湯駆動室構成部は前記溶湯室内にほぼ水平に配置されており、
    前記溶湯駆動室構成部の内部には、前記駆動室内に、前記溶湯を介して、ほぼ水平に電流を流すことが可能な、一対の電極が配置されており、
    前記ポンプ装置の前記第2の部分は、前記炉本体の外部下方に配置された、永久磁石で構成した、磁場装置であり、
    前記磁場装置は、前記磁場装置におけるN極及びS極の一方の極が前記炉本体の前記底壁に上下に対向して、前記一方の極から出る上下の磁力線が又は前記一方の極へ入る上下の磁力線が、前記溶湯駆動室構成部の前記駆動室内において、ほぼ水平の前記電流と交差して、前記駆動室内において、前記溶湯を、前記駆動室の前記一端から前記他端の吐出管部に向けてほぼ水平に駆動する前記電磁力を発生可能に構成され、前記電磁力により前記溶湯駆動室構成部内の溶湯は前記吐出管部から外部に吐出される、
    ことを特徴とする永久磁石式汲み出しポンプ付溶解炉。
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