JP5496647B2 - 非鉄金属溶湯ポンプ - Google Patents

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本発明は、非鉄金属溶湯ポンプに関する。
従来、アルミニウム等の非鉄金属、例えば、Al,Cu,Zn又はこれらのうちの少なくとも2つの合金、あるいはMg合金等の伝導体(導電体)等の非鉄金属を溶解する溶解炉から、又は非鉄金属溶湯を保持する保持炉から、非鉄金属溶湯を排出するには、例えば以下のような各種の方式を用いていた。すなわち、タップと呼ばれる鉄製の栓を抜き差しして、溶解炉や保持炉から非鉄金属溶湯を排出する。また、カーボン羽根を使ったカーボン羽根ポンプを用い、そのポンプにより、非鉄金属溶湯を、溶解炉や保持炉から汲み出す。さらには、耐火物製のパイプを用い、このパイプの周囲に電磁コイルを巻き、電磁力によって非鉄金属溶湯を溶解炉や保持炉から汲み出す。
しかしながら、前記した各種の方式にはそれぞれ種々の難点があった。すなわち、タップの抜き差し方式では、作業者が直接的に手作業で行わなければならず、この作業は極めて危険な作業であった。また、カーボン羽根ポンプ方式にあっては、運転に伴い、カーボン羽根ポンプの構成部品としてのカーボン羽根及びシャフト等が大きく損傷するのが避けられず、極めて多額の維持費が必要となっていた。さらには、電磁コイル方式においては、電磁コイルを水で冷却する必要がある。しかしながら、この水冷の場合においては、水質の管理が必要であり、大きな電力消費につながる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、安価に製造でき、且つ、ランニングコストを低くすることが可能な非鉄金属溶湯ポンプを提供することにある。
本発明の、非鉄金属溶湯ポンプは、
上下に向かい合う駆動部とポンプ室部とを備え、前記駆動部により前記ポンプ室部のポンプ室内における非鉄金属溶湯を駆動することにより、前記非鉄金属溶湯を前記ポンプ室部のポンプ室出口から吐出するとともに、外部の非鉄金属溶湯を前記ポンプ室部のポンプ室入口から前記ポンプ室に吸い込む、非鉄金属溶湯ポンプであって、
前記駆動部は、少なくとも容器側壁と容器底板とにより収納空間を形成する容器と、前記収納空間内に縦向きの回転軸線の回りに回転可能に設けられた回転磁石体と、を有し、前記回転磁石体は、前記回転軸線の回りの円周上に配列された複数の永久磁石を有し、前記複数の永久磁石は、それぞれ、上面部分及び下面部分が磁極となるように磁化された上面磁極及び下面磁極を有しており、
前記複数の永久磁石は、交互に異なる磁極の前記上面磁極及び下面磁極がそれぞれ円周に沿って並ぶように、配列されており、
前記複数の永久磁石における前記複数の下面磁極が前記容器底板の内面と上下に対向しており、
前記複数の永久磁石の強度は、ある前記永久磁石からの磁力線が、前記容器底板を貫通して前記ポンプ室に至り、前記ポンプ室から前記底板を貫通して前記ある永久磁石に隣り合う前記永久磁石に戻る、強度に設定されており、
前記ポンプ室部における前記ポンプ室は、少なくともポンプ室側壁とポンプ室底板とにより、前記容器底板の外面と上下に対向する位置に形成されており、
前記ポンプ室底板に前記ポンプ室入口が形成され、前記ポンプ室側壁に前記ポンプ室出口が形成されており、
前記駆動部は、前記容器の内部に収納された円筒状のケーシングを備え、前記ケーシングは前記容器との間に円筒状隙間を形成しており、前記円筒状隙間は下端の下部隙間を介して前記ケーシング内のケーシング内部空間と連通し、上端において外部環境に解放し、前記ケーシング内部空間は外部環境に連通している、
ものとして構成される。
本発明によれば、低コストで製造でき、低ランニングコストの、非鉄金属溶湯ポンプを提供することができる。
本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプの縦断説明図。 図1装置の一部としてのポンプ室を示す、図1のII―II’線断面。 図2の変形例を示す、図1のII―II’線断面図に相当する、断面図。 図1の装置の回転磁石体の平面図。 図5の変形例を示す、回転磁石体の平面図。 本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプの異なる実施形態の縦断説明図。 本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプのさらに異なる実施形態の縦断説明図。 本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプのさらに異なる実施形態の縦断説明図。 本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプのさらに異なる実施形態の縦断説明図。 本発明によるアルミニウム等の非鉄金属溶湯ポンプのさらに異なる実施形態の縦断説明図。
図1は、本発明に係るアルミニウム等の非鉄金属〔例えば、Al,Cu,Zn又はこれらのうちの少なくとも2つの合金、あるいはMg合金等の伝導体(導電体)等の非鉄金属〕を駆動するための非鉄金属溶湯ポンプ100の縦断説明図である。
この非鉄金属溶湯ポンプ100は、図1から分かるように、溶解炉中や保持炉中の溶湯Mに、下部を部分的に浸漬した状態で使用される。この状態で、非鉄金属溶湯ポンプ100は、溶湯入口101から溶湯Mを吸い込み、溶湯出口102から排出し、次段の各種機器に送出する。
この非鉄金属溶湯ポンプ100は、ほぼ円筒状の容器3と、これの外部に付設した溶湯通路形成体4を備える。これらは共に非磁性材料であり且つ耐火物材料である材料で構成される。前記非鉄金属溶湯ポンプ100は、以下の説明から分かるように、前記容器3を有する駆動部と、その下方に設けられたポンプ室部と、を備える。
容器3はいわゆる二重底の円筒容器として構成されている。つまり、上底板3Bを底板として形成される円柱状の収納空間Sを備え、その下に下底板3Cを底板として形成される空間部分としての高さの低い円柱状の空間として構成されるポンプ室9を備える。つまり、上底板3Bは、ポンプ室9の天板を兼ねている。
前記収納空間S内には全体的な形状がほぼ円柱状の磁場発生装置5が収納される。この磁場発生装置5は、上下を解放した円筒状のケーシング7を備える。このケーシング7は、側面と下端において、容器3の内面との間に、隙間8A、8Bを形成するように、前記収納空間Sに収納されている。これによって、ケーシング7の内部空間7aは、隙間8A、8Bを介して外部環境に連通する。
このケーシング7の内部空間7a内には、上下方向に所定の距離をおいて一対の軸受支持板10A、10Bが、ケーシング7の内面に固定状態に設けられている。これらの軸受支持板10A、10Bには、それぞれ、所望数の貫通した連通口10A1、10B1が設けられている。これらの連通口10A1、10B1によって、軸受支持板10A、10Bを挟む上下の空間が連通する。さらに、軸受支持板10A、10Bには、それぞれ、軸受12A、12Bが固定されている。これらの軸受12A、12Bは、後述のように、下端に回転磁石体14が固定されるシャフト18Aを軸支するものである。
前記容器3の上端はフランジ3Aとして構成されており、このフランジ3A上にリング状の断熱材15を介して電動機取付蓋16が固定されている。この電動機取付蓋16は、前記内部空間7a及び前記隙間8Aの蓋としての機能と、後述の電動機18を取り付ける取付板としての機能を有するものである。この電動機取付蓋16には、空気入口16Aと空気出口16Bが形成されている。空気入口16Aは前記内部空間7aに連通している。
空気出口16Bは前記隙間8Aとのみ連通している。空気入口16Aには空気入口パイプ21Aが、空気出口16Bには空気出口パイプ21Bが接続されている。後述のように、空気入口パイプ21Aから内部空間7aに流入する冷却媒体としての空気が、非鉄金属溶湯ポンプ100内で熱交換した後に、空気出口パイプ21Bから外気(外部環境)に放出される。
前記電動機取付蓋16には電動機18が取り付けられている。この電動機18により駆動されるシャフト18Aが、前記軸受12A、12Bによって軸受されている。このシャフト18Aの下端には、前述のように、磁場発生装置としての前記回転磁石体14が取り付けられている。つまり、この回転磁石体14は、シャフト18Aに固定された継鉄製の円盤31を有する。この円盤31の下面に吊り下げられた状態に複数のつまりn対の永久磁石32A、32Bが円周に沿って所定角度をおいて固定されている。なお、前記円盤31の下方に非磁性円盤を所望の手段で取り付け、前記円盤31とこの非磁性円盤とで前記複数の永久磁石32、32、・・・を挟むようにすることもできる。永久磁石32A、32Bの平面的な配置関係は、図4に示される。図4は、図1におけるIV−IV’線矢視図である。つまり、回転磁石体14を下から見た図である。この図4からわかるように、円盤31の下面に、4つの永久磁石32A、32Bが円周に沿って90度の間隔で配置されている。前記永久磁石は、上下両面が磁極となるように、上面磁極及び下面磁極を有するように磁化されている。且つ、前記永久磁石32A、32Bは、円周方向に沿って、交互にN極とS極とが並ぶように配置されている。前記回転磁石体52は回転軸線RSLの回りに回転可能である。
さらに、前記円盤31には、貫通状態に、所望数の通気口31A、31A、・・・が設けられている。
これにより、空気入口パイプ21Aから空気を流入させれば、空気は、空気入口16Aからケーシング7の内部空間7aに流入し、内部空間7aにおいて順次軸受12A、12Bの連通口10A1、10B1を通り、前記回転磁石体14の円盤31の通気口31A、前記隙間8A、8Bを通り、空気出口16B、空気出口パイプ21Bから外気に排出されることになる。この空気の流れにより、前述のように、非鉄金属溶湯ポンプ100は冷却される。
前記容器3の下部に形成された前記ポンプ室9は前述のように高さの低い円柱状の空間として形成されている。このポンプ室9の平面形状は図2に示される。即ち、円板状の下底板3Cの中心近傍に溶湯入口101が形成されて、溶解炉中や保持炉とポンプ室9とが連通している。容器3の側壁の一部にポンプ室出口3Dが穿けられている。このポンプ室出口3Dは溶湯通路形成体4の溶湯通路入口4Bに連通している。溶湯通路入口4Bは前記溶湯排出路4Aを介して前記溶湯排出口102に連通している。これにより、前記溶湯入口101は前記溶湯出口102に連通することになる。
図1に示すように、下端面部分がN極である永久磁石32Aから出た磁力線MLは、ポンプ室9内の溶湯Mを貫通して、下面がS極である永久磁石32B、32Bに至っている。この状態において、電動機18で回転磁石体14を回転させると、いわゆる非鉄金属溶湯ポンプ100が動作して、電磁力により、溶解炉中や保持炉中の溶湯Mが溶湯入口101から吸い込まれ、最終的に、溶湯出口102から排出される。
より詳しくは、回転磁石体14が回転すると、磁力線MLがポンプ室9内の溶湯M中を移動する。これによって、溶湯Mに渦電流が発生し、溶湯Mが、例えば、図2における矢印Aに沿って回転する。このときの溶湯Mの回転速度は、回転磁石体14の回転速度に応じたものとなる。この回転運動により、溶湯Mには遠心力が働き、ポンプ室9内の溶湯Mは、外周が高圧となり、中心部分がそれよりも低圧となる。前記高圧により、溶湯Mは、ポンプ室9のポンプ室出口3Dから溶湯通路形成体4の溶湯通路入口4Bに流出し、図1の溶湯排出路4Aを上昇し、最終的に前記溶湯出口102から排出される。前記ポンプ室9の中心部分が低圧であることから、ポンプ室9からの溶湯Mの排出に伴って、このポンプ室9内は低圧化する。これにより、溶解炉中や保持炉中の溶湯Mが、溶湯入口101からポンプ室9に吸い込まれる。これにより、溶解炉中や保持炉中の溶湯Mは連続して、ポンプ室9に吸い込まれ、前記溶湯出口102から外部に排出される。
溶湯Mの前記溶湯出口102からの排出量を調整するには、前述のように、電動機18による回転磁石体14の回転速度を変化させればよい。例えば、電動機18としてインバータ制御可能な電動機を用いることもできる。これにより、前記排出量を任意に制御可能となる。
図2のポンプ室9を、図3のポンプ室39として構成することもできる。即ち、このポンプ室39は、円周状の通路として構成されている。このポンプ室39の形状はその他の構成、例えば、渦巻状、楕円状、螺旋状、放物線状等任意の形状とすることができる。ポンプ室39の一端に前記と同様の溶湯入口101が形成されており、他端にポンプ室出口3Dが形成されている。さらには、ポンプ室39の垂直面に沿った断面積を、溶湯入口101付近に比べてポンプ室出口3D側が狭くなるように構成することもできる。これにより、ポンプ室出口3Dからより高い圧力で溶湯Mを吐出させることもできる。その他の構成は図2のポンプ室9と同様である。図3の構成のポンプ室39を採用した場合には、図2のポンプ室9に比してより高圧での溶湯Mの送出が可能である。
図5は、図4の変形例を示す。即ち、図5の実施形態では、都合2つの永久磁石32A、32Bを用いている。これからも分かるように、永久磁石の数は任意数とすることができる。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、アルミニウム等の溶湯Mには耐火物(容器3及び溶湯通路形成体4)以外の構成部材が接触することはない。よって、いわゆる消耗部品は存在しないこととなる。また、構造がシンプルである故に、煩雑なメンテナンス作業が不要となる。
図6乃至図9は図1の変形例としてのそれぞれ異なる実施形態を示す。
即ち、図1の実施形態では、容器3をいわゆる二重底形状のものとして構成したが、図6及び図7では、容器53をいわゆる一重底のものとして構成し、この容器53に別体のポンプ室形成体60,60Aを付設した構成としている。つまり、図6においては、容器53に倒立容器状のポンプ室形成体60を付設することにより、図1における容器3と同等の構成としている。図6において、ポンプ室形成体60と前記溶湯通路形成体4とを一体のものとして構成することもできる。
また、図7においては、前記ポンプ室形成体60Aを、ポンプ室天板60A1を備えて、前記ポンプ室形成体60の上面を塞いだ形状のものとしている。つまり、図7のポンプ室形成体60Aは、前記上底板3Bの下面と協働することなしに、自己のみでポンプ室9を形成している。図7においても、ポンプ室形成体60Aと前記溶湯通路形成体4とを一体に構成することもできる。
図8は図6の変形例の実施形態である。
この図8においては、図6のポンプ室形成体60と溶湯通路形成体4を一体に構成してポンプ室体70としている。
図9は図7の変形例の実施形態である。
この図9においては、図7のポンプ室形成体60Aと溶湯通路形成体4を一体に構成してポンプ室体70Aとしている。
上述の図8及び図9の実施形態においては、ポンプ室形成体60,60Aと、前記溶湯通路形成体4と、を一体に構成してポンプ室体70,70Aとしたので、ポンプ室体70,70Aと容器53とを別々に作り、後で組み合わせることにより、容易に非鉄金属溶湯ポンプ100を構成することができる。
図10は図9の実施形態の変形例としての実施形態である。この図10の実施形態においては、図9の回転磁石体14を、倒立状態として、溶解炉中や保持炉80の外側の下方に設けている。また、溶解炉中や保持炉80としては、例えば、特許第4245673に示されたものを用いることもできる。

Claims (19)

  1. 上下に向かい合う駆動部とポンプ室部とを備え、前記駆動部により前記ポンプ室部のポンプ室内における非鉄金属溶湯を駆動することにより、前記非鉄金属溶湯を前記ポンプ室部のポンプ室出口から吐出するとともに、外部の非鉄金属溶湯を前記ポンプ室部のポンプ室入口から前記ポンプ室に吸い込む、非鉄金属溶湯ポンプであって、
    前記駆動部は、少なくとも容器側壁と容器底板とにより収納空間を形成する容器と、前記収納空間内に縦向きの回転軸線の回りに回転可能に設けられた回転磁石体と、を有し、
    前記回転磁石体は、前記回転軸線の回りの円周上に配列された複数の永久磁石を有し、
    前記複数の永久磁石は、それぞれ、上面部分及び下面部分が磁極となるように磁化された上面磁極及び下面磁極を有しており、
    前記複数の永久磁石は、交互に異なる磁極の前記上面磁極及び下面磁極がそれぞれ円周に沿って並ぶように、配列されており、
    前記複数の永久磁石における前記複数の下面極が前記容器底板の内面と上下に対向しており、
    前記複数の永久磁石の強度は、ある前記永久磁石からの磁力線が、前記容器底板を貫通して前記ポンプ室に至り、前記ポンプ室から前記底板を貫通して前記ある永久磁石に隣り合う前記永久磁石に戻る、強度に設定されており、
    前記ポンプ室部における前記ポンプ室は、少なくともポンプ室側壁とポンプ室底板とにより、前記容器底板の外面と上下に対向する位置に形成されており、
    前記ポンプ室底板に前記ポンプ室入口が形成され、前記ポンプ室側壁に前記ポンプ室出口が形成されており、
    前記駆動部は、前記容器の内部に収納された円筒状のケーシングを備え、前記ケーシングは前記容器との間に円筒状隙間を形成しており、前記円筒状隙間は下端の下部隙間を介して前記ケーシング内のケーシング内部空間と連通し、上端において外部環境に解放し、前記ケーシング内部空間は外部環境に連通している、
    ことを特徴とする非鉄金属溶湯ポンプ。
  2. 前記ポンプ室は円柱状の空間として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  3. 前記ポンプ室入口は前記ポンプ室底板の中心近傍に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  4. 前記ポンプ室は、横断面が、前記回転軸線の回りに少なくとも弧状をなすものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  5. 前記弧状は円弧状、楕円弧、放物線弧、螺旋状弧のいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  6. 前記ポンプ室入口は、前記ポンプ室底板に、前記弧状の前記ポンプ室の一端近傍に連通するように、形成されている、ことを特徴とする請求項5に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  7. 前記ポンプ室出口は、前記ポンプ室側壁に、前記弧状の前記ポンプ室の他端近傍に連通するように、形成されている、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  8. 前記複数の永久磁石としてn対の永久磁石を用いたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  9. 前記駆動部における前記容器と、前記ポンプ室部における前記ポンプ室側壁及び前記ポンプ室底板と、は一体のものとして構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  10. 前記駆動部における前記容器の前記容器底板が、前記ポンプ室部におけるポンプ室のポンプ室天板を兼ねている、ことを特徴とする請求項9に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  11. 前記駆動部における前記容器と、前記ポンプ室部における前記ポンプ室側壁及び前記ポンプ室底板と、は別体のものとして構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  12. 前記駆動部における前記容器の前記容器底板が、前記ポンプ室部におけるポンプ室のポンプ室天板を兼ねている、ことを特徴とする請求項11に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  13. 前記ポンプ室部は、ポンプ室天板を有し、前記ポンプ室天板と前記ポンプ室側壁と前記ポンプ室底板とが一体に構成されて前記ポンプ室を形成している、ことを特徴とする請求項11に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  14. 前記複数の永久磁石は円盤に取り付けられており、前記円盤が前記ケーシング内部空間に回転可能に支持されている、ことを特徴とする請求項1乃至13の1つに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  15. 前記円盤はシャフトに固定され、前記シャフトが軸受により軸受され、前記軸受が、前記ケーシング内部空間に固定された軸受支持板に、取り付けられ、前記軸受支持板には、前記軸受支持板の上下両側を連通させる連通口が形成されて、外部環境に連通する前記ケーシング内部空間は、前記連通口と前記下部隙間と円筒状隙間を介して、外部環境に連通して、冷却空気流通路を形成している、ことを特徴とする請求項14に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  16. 溶湯通路形成体をさらに備え、
    前記溶湯通路形成体は、縦向きの溶湯排出路と、前記溶湯排出路の下端の溶湯入口と上端の溶湯出口と、を有し、
    前記溶湯入口は前記ポンプ室出口と連通している、
    ことを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  17. 前記溶湯通路形成体は、前記ポンプ室部と別体に構成されていることを特徴とする請求項16に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  18. 前記溶湯通路形成体は、前記ポンプ室部と一体に構成されていることを特徴とする請求項16に記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
  19. 前記回転磁石体を回転駆動する電動機をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至18の1つに記載の非鉄金属溶湯ポンプ。
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