JP3986668B2 - 竪型ポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータによって回転駆動されて、液体を搬送するインペラに駆動軸やその軸受を有していないポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来型の液体ポンプは、ケーシング内に配置されたインペラの回転中心に駆動軸を設け、この駆動軸をモータによって回転駆動することによって、液体を送っていた。従って、ケーシングに駆動軸を回転自由に支持する軸受と、その軸受部分から内部の液体が外部に流出するのを防止するシール構造が必要であった。
ところが、ポンプによって吸引される液体には、スラッジ等の固形分を含む場合があり、これが、軸受やシール部分に侵入して異常磨耗を発生して、ポンプの寿命が短いという問題があった。
そこで、本発明者は、先に回転駆動されるインペラに駆動軸がなく、従ってその軸受やシールもないポンプを、特開平03−45143号公報や、特開平8−277794号公報において提案した。
【0003】
図7には、特開平03−45143号公報に開示されたポンプ(流体移送装置)100を示すが、その軸心が水平配置されたインペラ101の両側に中空円筒からなるロータ102、103を設けている。このロータ102、103の内外に両端部にリング状の蓋部104、105を備える非磁性体で高電気抵抗の内筒106、107及び外筒108、109を少しの隙間を有して配置している。そして、内筒106、107の内側周囲、及び外筒108、109の外側周囲に、回転磁界を発生して、ロータ102、103を回転駆動する内ステータ110、111及び外ステータ112、113をそれぞれ配置している。内ステータ110、111及び外ステータ112、113は、それぞれ密閉ケーシング114〜117に収納され、内部を絶縁油を循環させて、内ステータ110、111及び外ステータ112、113の冷却を行うようになっている。このポンプ100にあっては、両側に吸引口118、119を、中央上部に吐出口120を有し、内ステータ110、111及び外ステータ112、113によって発生する回転磁界によって、非磁性で良導体のみからなるロータ102、103が回転駆動され、中央のインペラ101を回転させている。なお、インペラ101が停止した場合には、ロータ102、103が、内筒106、107上に載って、外筒108、109に接触しないように、それぞれの直径が決められている。
【0004】
図8には、特開平8−277794号公報において開示されたポンプ130を示すが、非磁性で良導体のみからなってなるロータ131を右端に蓋部132を有する内筒133及び外筒134で形成される環状空間に隙間を有して配置し、内筒133及び外筒134の内外に、モータ135によって回転駆動される磁石136、137を対向して設けている。ロータ131の左端には外側ケーシング138内に収納されたインペラ139が設けられている。
モータ135を回転させると、内外の磁石136、137が同期回転し、これによって、ロータ131を貫通する磁束が回転して(即ち、回転磁界となって)ロータ131が回転駆動され、ロータ131に取付けられているインペラ139が回転し、外側ケーシング138の中央に設けられた吸引口140から液体が吸引され、外側ケーシング138の上部に設けた吐出口141から吸引された液体が排出されるようになっている。なお、142、143はそれぞれポンプ及びモータが搭載される架台を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示すポンプ100と図8に示すポンプ130とは、回転磁界の発生装置が異なる他はインペラの回転原理は同じで、双方とも、インペラ101、139の回転中心が水平方向を向いて、液体を側方から吸引し上部から吐出する横型タイプのポンプであったので、以下のように解決すべき課題があった。
1)ポンプを空運転する場合には、無負荷となって、ロータの回転数が上がり、ロータの反発力がなくなると共に、液体がキャン内に存在しないので楔効果(液膜効果)が発生せず、ロータとインペラの重みによって、ロータが下方に落ちて、ロータと内筒が激しく摺動する。この理由は、ロータが回転磁界の発生装置(即ち、内外のステータ又は磁石)より受ける反発力は以下の式(1)を満足すると発生するが、無負荷時では、滑りSが小さいので式(1)は満足しないからである。
Rm×S>1 ・・・・・(1)
ここで、Rmは装置の電磁気的構成で決定される磁気レイノズル数、Sは滑りである。
2)移送する液体が清浄液でなく、スラリーが混入している場合には、スラリーが内筒と外筒と蓋部によって形成される空間P1(図7に示す)、P2(図8に示す)に溜まる傾向があり、これによって、回転するロータの端部に回転抵抗を受ける。
3)インペラを収納するケーシングとロータを収納する内筒、外筒及び蓋部から形成される容器(ロータ収納室)は連結しているので、移送する液体中に含まれるスラリーが、ロータを収納する容器内に進入し、ロータの磨耗が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、軸受やシール部分を省略して、長期の寿命を有し、更には、インペラとこれに回転力を与える筒状ロータからなる回転体が、負荷時だけでなく無負荷運転であっても、筒状ロータやインペラを収納する外側ケーシングに接触しないようにして、不慮の事故を防止できる竪型ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の竪型ポンプは、軸心を垂直にして配置されたインペラ、及び該インペラの上部に軸心を合わせて固着され、主要部分が良導体からなる筒状ロータを有する回転体と、
下部中央には吸引口を一側部には吐出口をそれぞれ有し、前記インペラが収納されるインペラ室、及びそれぞれ非磁性で高電気抵抗の材料からなる内筒、外筒並びにこれらの上部を閉塞する蓋部を備え、その中間部に前記筒状ロータが隙間を有して回転自由に配置され、前記インペラ室の上部に一体的に連接して形成されるロータ収納室をそれぞれ内側に形成する外側ケーシングと、
前記外筒の外側及び前記内筒の内側にそれぞれ対向して配置されて、前記筒状ロータに回転力(及び反発力)を与える内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段とを有する竪型ポンプであって、
前記筒状ロータには、磁性円筒が同心上に配置され、該筒状ロータが停止した状態の該磁性円筒の断面重心の上下方向位置が、前記外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段の向かい合ってラップする部分の上下方向中心位置より下位置にあって、前記筒状ロータが回転駆動されると、該筒状ロータを含む前記回転体が浮上し、
しかも、前記インペラの上部には第1の環状磁石が設けられ、該インペラの上部が向かい合う前記内筒の内底板の下部には、前記第1の環状磁石に反発する第2の環状磁石が設けられている。
請求項2記載の竪型ポンプは、請求項1記載の竪型ポンプにおいて、前記外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段のそれぞれの磁極を形成するコアの上下方向の長さは同一で、かつ同一高さ位置にあって、該コアと前記磁性円筒との上下方向の長さは等しくなって、更に、前記磁性円筒は前記筒状ロータの上から同心上に埋め込まれ、該磁性円筒が該筒状ロータの肉厚方向中心位置にある。
請求項3記載の竪型ポンプは、請求項1又は2記載の竪型ポンプにおいて、前記ロータ収納室の上部位置に導入口を有する清浄液供給手段を有し、前記ロータ収納室内の上部から清浄液を供給している。
【0007】
請求項4記載の竪型ポンプは、請求項3記載の竪型ポンプにおいて、前記清浄液供給手段は、前記外側ケーシングの吐出口から排出される移送液を濾過するフィルタを備え、前記ロータ収納室の上部に、該フィルタで濾過された前記移送液を供給している。
請求項5記載の竪型ポンプは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の竪型ポンプにおいて、前記内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段が、交流電流を流すことによって回転磁界を発生する内ステータと外ステータからなっている。
請求項6記載の竪型ポンプは、請求項5記載の竪型ポンプにおいて、前記内ステータと前記外ステータを絶縁性液体によって冷却する冷却槽が設けられていると共に、該冷却槽には該絶縁性液体を冷却する冷却手段が設けられている。
請求項7記載の竪型ポンプは、請求項6記載の竪型ポンプにおいて、前記内ステータを冷却する冷却手段は、前記絶縁性液体のクーラと循環ポンプとを有している。
請求項8記載の竪型ポンプは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の竪型ポンプにおいて、前記内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段が、モータによって回転駆動される内磁石及び外磁石からなって、該モータを回転させることによって、前記筒状ロータに回転力を発生している。
請求項9記載の竪型ポンプは、請求項1〜8のいずれか1項に記載の竪型ポンプにおいて、前記ロータ収納室には、支持架台によって支持される底板が設けられて、該底板に前記インペラを下から覆って前記インペラ室を形成する下ケーシング部が被さった状態で取付けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係る竪型ポンプの断面図、図2は図1における矢視A−A断面図、図3は同竪型ポンプにおける筒状ロータ周りの取付け状態を示す部分拡大断面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る竪型ポンプの一部省略断面図、図5は同竪型ポンプにおける筒状ロータ周りの取付け状態を示す部分拡大断面図、図6は同竪型ポンプにおける清浄液供給手段の説明図である。
【0009】
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る竪型ポンプ10は、筒状ロータ11が上部に取付けられたインペラ12を有する回転体13と、この回転体13を回転自由に支持する外側ケーシング14と、筒状ロータ11に回転磁界を与える内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段の一例である内ステータ15及び外ステータ16と、内ステータ15及び外ステータ16を冷却する絶縁油17(絶縁性液体の一例)を収納する冷却槽18と、これを支持する支持架台19とを有している。以下、これらについて詳細に説明する。
【0010】
前記インペラ12は通常の液体ポンプのインペラと同様、ステンレス、鋳鋼、、鋳鉄、合成樹脂等からなって、回転中心である軸心を垂直にして配置され、中央下部に吸引通路20をその周囲に放射状に吐出通路21を有し、高速回転することによって、外側ケーシング14の下ケーシング部23の中央底部の吸引口24から吸引される移送液を吸い込んで、遠心力によって周囲に排出し、下ケーシング部23の半径方向外側の一側部に形成された吐出口25から排出するようになっている。なお、下ケーシング部23は内側にインペラ室23aを形成し、内部に回転体13のインペラ12の部分が回転自由に配置されている。
このインペラ12の上部には、図1に示すように、リング状のフランジ26を介して筒状ロータ11が取付けられている。この筒状ロータ11の主材料はアルミニウム又は銅等の非磁性の良導体からなって、肉厚方向中間位置には、磁性部材の一例である鉄を材料とした磁性円筒27が上方から同心上に埋め込まれている。
【0011】
外側ケーシング14の上部は上ケーシング部27aとなって、上ケーシング部27aには筒状ロータ11を密閉収納するロータ収納室28がインペラ室23の上部に一体的に連接して形成されている。この上ケーシング部27aは、その周壁が非磁性で高電気抵抗の材料(例えば、ステンレス板、十分強度を有する樹脂)等からなる内筒29及び外筒30と、その上部を閉塞する蓋部31とによって形成されている。前記筒状ロータ11は、内筒29及び外筒30の中間位置に双方から僅少の隙間を有して回転自由に設けられている。なお、外側ケーシング14は、正確には上ケーシング部27a、底板51の一部、内底板38a、及び下ケーシング部23によって構成されている。
図1、図2に示すように、前記内筒29の内側には前記内ステータ15が、前記外筒30の外側には外ステータ16が、対向する極が異極となるようにして設けられている。この内ステータ15及び外ステータ16は、それぞれ周知の誘導電動機のステータと同一構造となって、積層鉄心(コア)にコイルを巻いて構成されて複数の極を有し、特定の方向に多相交流(例えば、3相交流)を流すことよって、筒状ロータ11を通過する磁界を回転させるようになっている。なお、図1においては、29a、30aはそれぞれ内ステータ15及び外ステータ30に電力を供給する3芯のコードを示す。
【0012】
図3に示すように、前記内ステータ15と外ステータ16のそれぞれの磁極を形成するコアは、上下方向に同一な幅Lを有し、同一高さ位置に設けられている。その磁界中心位置Φ1は、静止状態の筒状ロータ11の磁性円筒27の断面重心位置である磁界中心位置Φ2より、少しの距離(例えば、2〜3mm程度)上位置に設けられている。なお、磁性円筒27の磁界中心位置Φ2は、磁性円筒27の上下方向の中心位置になり、磁性円筒27の上下方向の長さは、内ステータ15と外ステータ16とのコアの上下方向の長さLと同一となっている。このように、構成することによって、内ステータ15及び外ステータ16に回転磁界を発生させた場合には、磁性円筒27に吸引力が発生して、磁性円筒27を備えている回転体13が浮上し、仮に、外側ケーシング14内に移送液がない場合であっても、回転体13が外側ケーシング14の底部や側壁等に接触することなく高速回転ができる。
【0013】
図1に示すように、内ステータ15と外ステータ16は、絶縁油17を入れた冷却槽18に浸漬されている。内ステータ15は周囲を内筒29によって囲まれているので、内ステータ15の中央に下部に排出口32が設けられた支持パイプ33を設け、支持パイプ33の上部の給油口34から、冷却槽18内の絶縁油17を冷却手段の一例であるヒートパイプ空冷型のクーラ35及び循環ポンプ36を通じて強制循環させるようになっている。なお、37はヒートパイプを、38は送油管を示す。この支持パイプ33は、内筒29の底部に設けられている内底板38aに取付けられて、内筒29、内ステータ15を支持している。
インペラ12の上部と内底板38aの下部とには、同極で対向する第1及び第2の環状磁石38b、38cが軸心を合わせて設けられ、常時反発し、インペラ12の上部と内底板38aの下部とが接触しないようになっている。
【0014】
図2に示すように、前記冷却槽18の周囲には冷却手段の一例であるフィン板39が多数設けられて、これによって、絶縁油17の温度上昇を防止している。この冷却槽18の内側の適当箇所には、図1に示すように、外ステータ16を支持する支持部材40が設けられている。冷却槽18の上部には周囲のフランジ41にねじ固定される蓋42が設けられ、この蓋42の中央に、支持パイプ33が挿通すると共に、支持パイプ33に螺合するナット43、44によって蓋42の中央を固定している。
【0015】
前記吐出口25の配管45にはフィルタ46に移送液を供給する図示しない分岐管が設けられている。このフィルタ46を通過した清浄液は、中間位置に開閉弁47が設けられた送液管48を介して、蓋部31の導入口49に供給し、ロータ収納室28の上部から供給されるようになっている。これによって、ロータ収納室28の内部にスラッジやゴミ等が供給されることなく、常時清浄な状態となっている。なお、送液管48の頂部には別の開閉弁50が設けられて、配管やロータ収納室28内に溜まった空気を除去できるようになっている。また、フィルタ46、開閉弁47、送液管48を有して清浄液供給手段が構成されている。
前記支持架台19は、ステンレスや鋼等の十分強度を有する材料からなって、冷却槽18の底板51を支持し、この底板51に外側ケーシング14のインペラ室23aを形成する下ケーシング部23が、インペラ12を下から覆うようにして取付けられている。また、この底板51にはその軸心を合わせて外筒30が取付けられている。ここで、下ケーシング部23を外すと、内部の回転体13が下方に取り出せて、ポンプ内部や回転体13の清掃や保守点検ができるようになっている。
【0016】
従って、この竪型ポンプ10においては、冷却槽18内に絶縁油17を入れた状態で、内ステータ15及び外ステータ16に交流電流を流すと回転磁界が発生して、筒状ロータ11に回転力を与えると共に、筒状ロータ11に半径方向内外から反発力を与える。この場合、筒状ロータ11内には、磁性円筒27が設けられているので、仮に無負荷運転であっても、磁性円筒27の上下方向中心位置(即ち、磁界中心位置)Φ2が内ステータ15及び外ステータ16の上下方向中心位置(即ち、磁界中心位置)Φ1に一致するように、筒状ロータ11が浮上する。これによってインペラ12及び筒状ロータ11が外側ケーシング14内で浮上した状態で回転駆動され、負荷状態及び無負荷状態の何れにおいても、インペラ12が外側ケーシング14の内側に無接触状態で回転できるという利点がある。
【0017】
そして、吸引口24に、図示しないパイプやホースを介して移送液を供給すると、吸引されて吐出口25から排出される。開閉弁47を開くと、吐出口25から排出される移送液の一部がフィルタ46によって浄化されて、ロータ収納室28の上部に供給される。これによって、ロータ収納室28内に上から下に向かい清浄な移送液の流れが発生するので、ロータ収納室28の下部からスラッジ等を含む移送液が侵入しないことになり、これによって、筒状ロータ11のスラッジ等による磨耗を防止することができる。
内ステータ15及び外ステータ16は常時絶縁油17によって冷却されているので、適正温度に保つことができる。
【0018】
次に、図4〜図6を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る竪型ポンプ55について説明する。第1の実施の形態に係る竪型ポンプ10との基本的な相違は、第1の実施の形態に係る竪型ポンプ10においては、回転磁界発生手段に交流電流を流す静止型の内ステータ15及び外ステータ16を使用しているが、第2の実施の形態に係る竪型ポンプ55においては、回転磁界発生手段としてモータによって回転駆動される磁石を使用している点である。第1の実施の形態に係る竪型ポンプ10と同一の構成要素については、同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。
【0019】
図4〜図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る竪型ポンプ55は、筒状ロータ11が上部に取付けられたインペラ12を有する回転体13と、この回転体13を回転自由に収納する外側ケーシング56と、筒状ロータ11に回転磁界を与える内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段の一例である内磁石57及び外磁石58、並びにこれらを同期回転するモータ59と、これらを支持する支持架台60とを有している。以下、これらについて詳細に説明する。
【0020】
ロータ収納室61を形成する上ケーシング部60a、底板67aの一部、内底板77、及び下ケーシング部23によって構成される前記外側ケーシング56は、下部のインペラ室23aの上部にロータ収納室61が設けられている。ロータ収納室61は、非磁性で高抵抗材料(例えば、ステンレス板、樹脂板)からなる内筒62及び外筒63と、これらの天井部分を閉塞する蓋部64とによって囲まれて形成されている。
内筒62の内側及び外筒63の外側には、僅少の隙間を有して同一の支持部材65によって支持される内磁石57と外磁石58とが設けられている。内磁石57及び外磁石58は、円周方向に少しの隙間を開けて設けられた複数の永久磁石からなって、それぞれの永久磁石が、筒状ロータ11を中心にして対極するように設けられている。内磁石57及び外磁石58の非対極側を支持する支持部材65は、好ましくは鉄等の磁性体からなって、内磁石57及び外磁石58を強度的に支持すると共に、これらの外側磁路を形成させるのが好ましい。なお、支持部材65の上部には回転駆動軸66が設けられ、図示しないカップリング等でモータ59の出力軸に連結されている。回転駆動軸66は図示しない軸受によって回転自由に支持されている。
【0021】
内磁石57及び外磁石58はそのコア(即ち、磁石本体)が上下方向に同一長さを有して、上下方向に同一高さに取付けられている。これらの上下方向の磁気中心位置が、静止してインペラ室23aの底部に載った回転体13を構成する筒状ロータ11の磁性円筒27の上下方向中心位置より、やや高い(2〜3mm)位置に設定され、内磁石57及び外磁石58によって磁性円筒27が吸引されて、筒状ロータ11が外側ケーシング56内を浮上するようになっている。
外磁石58の外側を覆うカバー67は、その基端が底板67aに取付けられ、この底板67aの周囲は支持架台60に取付けられている。このカバー67は十分強度を有する部材からなって、上部に蓋板68を備え、この蓋板68上に、モータ59が取付けられている。なお、前記底板67aに下ケーシング部23がねじ固定されている。
【0022】
ロータ収納室61に、清浄液を供給する清浄液供給手段としては、フィルタ46、開閉弁69及び送液部を使用している。図5、図6に示すように、送液部は上流側のパイプ部71と、外筒63に形成された通液部72からなっているが、この通液部72は厚めの外筒63に外側から縦溝73を形成し、この上に溝蓋74を被せて形成されている。縦溝73の上端部は内側のロータ収納室61の上部に連通する小孔75が形成され、縦溝73の下部は外側からパイプ部71に連通している。
これによって、外筒63の外方及び上方に回転する外磁石58及び支持部材65があっても、支障なくロータ収納室61の上部に清浄な移送液を送ることができる。なお、76はエア抜き用の開閉弁である。また、清浄液供給手段としては、ロータリージョイントを使用し、回転駆動軸66を通して供給することも可能である。
また、内筒62の内底板77の底部には、インペラ12の上部に取付けられた第1の環状磁石38bと反発し合う第2の環状磁石38cが設けられて、インペラ12と内底板77との接触を防止するようになっている。
【0023】
従って、この竪型ポンプ55においては、モータ59を回転させることによって、内磁石57及び外磁石58が回転し、これによって回転磁界が発生し、筒状ロータ11に回転力が発生し、筒状ロータ11とインペラ12が一体となった回転体13が回転駆動されることになる。
この場合、ロータ収納室61に清浄な移送液が供給されること、及び筒状ロータ11が外側ケーシング56内で浮上して回転することは、竪型ポンプ10と同様である。
なお、インペラ12及び筒状ロータ11を含む回転体13や外側ケーシング56の清掃、修理を行う場合には、下ケーシング部23を取り外し、回転体13を引き抜いて行うことになる。
【0024】
前記した実施の形態に係る竪型ポンプ10、55の実際に製作した材料や寸法等の主要諸元の具体例について説明する。
1.電磁誘導形式の竪型ポンプ10の場合、
1)内ステータ15及び外ステータ16の仕様
3相200V、60Hzで、2P(極)、2.2kwのものを使用し、内外のステータ15、16は直列に接続した。
2)内筒29及び外筒30の材質、厚み、及び隙間
厚み1mmのステンレス(SUS304)、厚み2.5mmのポリカーボネイトの2種類を使用してみたが、いずれも支障無く運転が可能であった。
内筒29び外筒30の隙間は8mmであった。
3)筒状ロータ11の構成
良導体部分はアルミニウム円筒を使用し、磁性円筒27には厚みが3mmの普通鋼(SS400)を使用した。
4)使用した絶縁油
難燃性シリコンオイルを使用した。操業中の温度は約60℃で飽和した。
5)ポンプ容量
250〜300リットル/分で、揚程が15〜20mであった。
【0025】
2.マグネット誘導式の竪型ポンプ55の場合
1)内磁石57及び外磁石58の仕様
磁石の極数は8P(極)で、希土類磁石を使用した。これらを回転駆動するモータ59には、2P、2.2kwの誘導電動機を使用した。
2)内筒62及び外筒63の材質、厚み及び隙間
内筒62及び外筒63には厚み4mmのポリカーボネイトを使用し、その隙間は8mmであった。
3)筒状ロータ11の構成
良導体部分はアルミニウム円筒を使用し、磁性円筒27には厚みが3mmの普通鋼(SS400)を使用した。
4)ポンプ容量
200〜300リットル/分で、揚程が20〜30mであった。
【0026】
第1、第2の実施の形態に係る竪型ポンプ10、55を以上に示す諸元で製作して運転した場合のテスト結果を以下に示す。
1)移送液中に150μmのSiCの粉末を約3%混入して運転を行ってみたが、24時間連続運転しても、内筒29、62及び外筒30、63に損耗は見られなかった。
2)移送液を竪型ポンプ10、55に供給しないで、空運転を1分間、3回行ってみたが、異常音は発生せず、筒状ロータ11、インペラ12、外側ケーシング14、56の磨耗はなかった。
前記実施の形態においては、具体的に数字を用いて説明したが、本発明はこれらの数値に限定されるものではなく、更には諸元や寸法を変える場合も適用される。
また、清浄液供給手段によって供給される清浄液は、移送液と同一の又は移送液に混合しても支障のない液を別にポンプ等で供給するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1〜9記載の竪型ポンプにおいては、インペラと筒状ロータとを含む回転体が、外側ケーシングに非接触状態で回転駆動されるので、メンテナンスフリーで運転が可能となる。従って、従来の軸受式ポンプのように、摺動部分から異物が移送液中に浸入しないので、微細片の混入を特に嫌うバイオ関係のポンプや純水液用のポンプとして有効に使用できる。
また、筒状ロータに磁性円筒を配置しているので、磁気的特性が向上し、良導体のみからなる筒状ロータに比較して、より大きな回転力を筒状ロータに与えることができる。
そして、磁性円筒の断面重心の上下方向位置が、外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段の向かい合ってラップする部分の上下方向中心位置より下位置にあるので、筒状ロータが回転駆動されると、該筒状ロータを含む回転体が浮上し、負荷状態及び無負荷状態に関係なく、回転体を外側ケーシング内で浮上させた状態で回転させることができる。従って、竪型ポンプとした場合に落下しようとする回転体の重量を打ち消して回転体を液中に浮上させることができ、異常磨耗や不慮の事故の発生を防止できる。
また、インペラの上部には第1の環状磁石が設けられ、インペラの上部が向かい合う内筒の内底板下部には、第1の環状磁石に反発する第2の環状磁石が設けられているので、インペラと内底板との接触を防止でき、不慮の事故の発生を防止できる。
特に、請求項2記載の竪型ポンプにおいては、外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段のそれぞれの磁極を形成するコアの上下方向の長さは同一で、かつ同一高さ位置にあるので、効率的に回転磁界を発生させることができる。
そして、磁極を形成するコアと磁性円筒との上下方向の長さは等しくなって、磁性円筒は筒状ロータの上から同心上に埋め込まれ、磁性円筒が筒状ロータの肉厚方向中心位置にあるので、筒状ロータと内筒及び外筒の距離が適正に保たれた状態となり、効率的に回転体を浮上させることができる。
請求項3記載の竪型ポンプにおいては、筒状ロータのロータ収納室の上部から清浄液供給手段によって、清浄液を供給するようにしているので、ロータ収納室内にスラッジ等の不純物が混入することがなく、筒状ロータ、内筒及び外筒の磨耗が極めて少ない。この結果長期の寿命を有する竪型ポンプとなる。
請求項4記載の竪型ポンプにおいては、清浄液供給手段は、吐出口から排出する移送液を濾過するフィルタを備えて、濾過された移送液を使用しているので、特別な液やポンプを必要としない。
請求項5記載の竪型ポンプにおいては、内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段が、交流電流を流すことによって回転磁界を発生する対向する内ステータと外ステータからなっているので、回転体以外の回転部分が無くなり、しかも、回転体には軸受やシール部材を使用していないので、より長期の寿命を有する竪型ポンプを提供できる。
請求項6記載の竪型ポンプにおいては、内ステータと外ステータを絶縁性液体によって冷却する冷却槽が設けられていると共に、該冷却槽には該絶縁性液体を冷却する冷却手段が設けられているので、内部で発生する熱を外部に逃がすことができ、より小型の竪型ポンプを提供できる。
請求項7記載の竪型ポンプにおいては、内ステータを冷却する冷却手段は、絶縁性液体のクーラと循環ポンプを有するので、更に内ステータの冷却が効率的になる。
請求項8記載の竪型ポンプにおいては、従来のマグネットポンプの問題を改良して、更に、長期の寿命を有する竪型のマグネットポンプを提供できることになった。従って、これによって、効率が極めてよく、長期の寿命を有する竪型のマグネットポンプを提供できる。
請求項9記載の竪型ポンプにおいては、インペラ室を形成する下ケーシング部を外せば、インペラ及び筒状ロータからなる回転体が取り出せるので、従来のポンプと異なり、その取付け取り外しが容易となり、掃除や点検が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る竪型ポンプの断面図である。
【図2】図1における矢視A−A断面図である。
【図3】同竪型ポンプにおける筒状ロータ周りの取付け状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る竪型ポンプの一部省略断面図である。
【図5】同竪型ポンプにおける筒状ロータ周りの取付け状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】同竪型ポンプにおける清浄液供給手段の説明図である。
【図7】従来例に係る軸無し型のポンプの断面図である。
【図8】従来例に係るマグネットポンプの断面図である。
【符号の説明】
10 竪型ポンプ 11 筒状ロータ
12 インペラ 13 回転体
14 外側ケーシング 15 内ステータ
16 外ステータ 17 絶縁油
18 冷却槽 19 支持架台
20 吸引通路 21 吐出通路
23 下ケーシング部 23a インペラ室
24 吸引口 25 吐出口
26 フランジ 27 磁性円筒
27a 上ケーシング部 28 ロータ収納室
29 内筒 29a コード
30 外筒 30a コード
31 蓋部 32 排出口
33 支持パイプ 34 給油口
35 クーラ 36 循環ポンプ
37 ヒートパイプ 38 送油管
38a 内底板 39 フィン板
40 支持部材 41 フランジ
42 蓋 43 ナット
44 ナット 45 配管
46 フィルタ 47 開閉弁
48 送液管 49 導入口
50 開閉弁 51 底板
55 竪型ポンプ 56 外側ケーシング
57 内磁石 58 外磁石
59 モータ 60 支持架台
60a 上ケーシング部 61 ロータ収納室
62 内筒 63 外筒
64 蓋部 65 支持部材
66 回転駆動軸 67 カバー
68 蓋板 69 開閉弁
71 パイプ部 72 通液部
73 縦溝 74 溝蓋
75 小孔 76 開閉弁
77 内底板
Claims (9)
- 軸心を垂直にして配置されたインペラ、及び該インペラの上部に軸心を合わせて固着され、主要部分が良導体からなる筒状ロータを有する回転体と、
下部中央には吸引口を一側部には吐出口をそれぞれ有し、前記インペラが収納されるインペラ室、及びそれぞれ非磁性で高電気抵抗の材料からなる内筒、外筒並びにこれらの上部を閉塞する蓋部を備え、その中間部に前記筒状ロータが隙間を有して回転自由に配置され、前記インペラ室の上部に一体的に連接して形成されるロータ収納室をそれぞれ内側に形成する外側ケーシングと、
前記外筒の外側及び前記内筒の内側にそれぞれ対向して配置されて、前記筒状ロータに回転力を与える内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段とを有する竪型ポンプであって、
前記筒状ロータには、磁性円筒が同心上に配置され、該筒状ロータが停止した状態の該磁性円筒の断面重心の上下方向位置が、前記外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段の向かい合ってラップする部分の上下方向中心位置より下位置にあって、前記筒状ロータが回転駆動されると、該筒状ロータを含む前記回転体が浮上し、
しかも、前記インペラの上部には第1の環状磁石が設けられ、該インペラの上部が向かい合う前記内筒の内底板の下部には、前記第1の環状磁石に反発する第2の環状磁石が設けられていることを特徴とする竪型ポンプ。 - 前記外回転磁界発生手段及び内回転磁界発生手段のそれぞれの磁極を形成するコアの上下方向の長さは同一で、かつ同一高さ位置にあって、該コアと前記磁性円筒との上下方向の長さは等しくなって、
更に、前記磁性円筒は前記筒状ロータの上から同心上に埋め込まれ、該磁性円筒が該筒状ロータの肉厚方向中心位置にある請求項1記載の竪型ポンプ。 - 前記ロータ収納室の上部位置に導入口を有する清浄液供給手段を有し、前記ロータ収納室内の上部から清浄液を供給する請求項1又は2記載の竪型ポンプ。
- 前記清浄液供給手段は、前記外側ケーシングの吐出口から排出される移送液を濾過するフィルタを備え、前記ロータ収納室の上部に、該フィルタで濾過された前記移送液を供給する請求項3記載の竪型ポンプ。
- 前記内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段が、交流電流を流すことによって回転磁界を発生する内ステータと外ステータからなっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の竪型ポンプ。
- 前記内ステータと前記外ステータを絶縁性液体によって冷却する冷却槽が設けられていると共に、該冷却槽には該絶縁性液体を冷却する冷却手段が設けられている請求項5記載の竪型ポンプ。
- 前記内ステータを冷却する冷却手段は、前記絶縁性液体のクーラと循環ポンプとを有する請求項6記載の竪型ポンプ。
- 前記内回転磁界発生手段及び外回転磁界発生手段が、モータによって回転駆動される内磁石及び外磁石からなって、該モータを回転させることによって、前記筒状ロータに回転力を発生する請求項1〜4のいずれか1項に記載の竪型ポンプ。
- 前記ロータ収納室には、支持架台によって支持される底板が設けられて、該底板に前記インペラを下から覆って前記インペラ室を形成する下ケーシング部が被さった状態で取付けられている請求項1〜8のいずれか1項に記載の竪型ポンプ。
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