JP5818662B2 - アイスディスペンサ - Google Patents

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この発明は、貯氷装置から氷搬送装置で搬送された氷塊を、規定量に調節して氷放出部から放出させるようにしたアイスディスペンサに関するものである。
製氷機構で生成された氷塊を貯留する貯氷室を備えた貯氷装置と、この貯氷装置に接続されて、前記貯氷室内に貯留された氷塊を外部へ搬出する氷搬送装置とを備え、氷搬送装置で搬出された氷塊を氷放出部から放出するアイスディスペンサが実用化されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されたアイスディスペンサでは、ハウジングの内部に氷搬送スクリュー(オーガ)を備えた氷搬送装置が、氷塊を貯留する貯氷室を備えた貯氷装置に隣接して垂直に配設されると共に、前記ハウジングの上部に氷放出部(アイスディスペンスチューブ)が配設されている。そして、特許文献1のアイスディスペンサでは、前記氷搬送スクリューを回転駆動することで、貯氷装置の貯氷室内からハウジング内へ受け入れた氷塊を、該ハウジング内の上方へ搬送して氷放出部へ送り出し、該氷塊を氷放出部の下方にセットした飲料容器内へ放出するよう構成されている。
米国特許6039220号公報
前記特許文献1に開示されたアイスディスペンサは、氷放出部への氷塊の送り出し量を、前記氷搬送スクリューの作動時間(回転量)により調節するよう構成されている。すなわち、前記氷搬送スクリューの螺旋状に形成された羽根の外径およびピッチ等の各寸法諸元に基づき、該氷搬送スクリューの定速回転時における単位時間当たりの氷搬送量が算出されるから、これに基づいて氷搬送スクリューの作動時間を制御することで氷塊の送り出し量を調節している。しかしながら、このような氷塊の送り出し量の調節態様は、前記氷搬送スクリューの羽根の間に常に一定量の氷塊が連続して収容されていることが前提とされるものであるから、氷塊の収容量にバラツキがあると規定量の氷塊の送り出しが保証されず、氷塊の放出量の精度が低い難点がある。
また前記氷搬送装置は、前記氷搬送スクリューが長尺であり、かつ長手方向の中間部に支持部がないため、回転速度を高めて単位時間当たりの氷塊の搬送量を多くすることができず、多くの氷塊を連続放出する場合に氷塊の放出不足が発生する問題もある。
本発明は、従来のアイスディスペンサに内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、規定量の氷塊を正確かつ安定的に放出し得るよう構成したアイスディスペンサを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、製氷装置で生成された氷塊を搬送する氷搬送装置と、前記氷搬送装置で搬送された氷塊を外方へ放出する氷放出部とを備えたアイスディスペンサであって、
前記氷搬送装置の出口部と前記氷放出部の入口部との間に配設され、前記氷搬送装置により送り込まれた氷塊を規定量に調節して前記氷放出部へ放出する氷放出装置を備え、
前記氷放出装置は、
前記氷搬送装置の出口部に連通する氷受入れ口および前記氷放出部の入口部に連通する氷送出口が設けられ、前記氷搬送装置により送り込まれた氷塊を一時的に貯留し得るケーシングと、
前記ケーシング内に回転自在に配設されると共に、規定量の氷塊を収容可能な移送部が回転方向へ並んで複数設けられた氷移送体と、
前記氷移送体を、前記移送部が前記氷送出口に臨まない収容位置と該氷送出口に臨む放出位置との間を移動させ、氷移送体の回転する角度を変更可能に設定される駆動手段とを備え、
前記氷送出口は、前記氷移送体における複数の移送部に相対する開口面積に形成されており、
前記氷移送体を前記移送部の周方向の間隔毎に回転停止することで、1つの該移送部に収容された氷塊を、前記氷放出口を介して前記氷放出部に放出する態様と、該氷移送体を、該移送部の周方向の間隔の複数倍の間隔毎に回転停止することで、複数の該移送部に収容された氷塊を、該氷放出口を介して該氷放出部に放出する態様とを実行可能に構成されていることを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、規定量の氷塊を収容可能な移送部が設けられた氷移送体を備えた氷放出装置を氷搬送装置と氷放出部との間に設けたので、規定量に調節された氷塊が移送部に収容された前記氷移送体を駆動手段で回転させることで、氷放出部へ規定量の氷塊を適切に放出することが可能である。また、前記氷移送体は、氷搬送装置の出口部と氷放出部の入口部との間に配設されて、該氷搬送装置から送り込まれた氷塊を貯留可能なケーシングの収容空間内に配設されており、該氷移送体を連続して回転させることでケーシング内の氷塊を連続的に氷放出部へ放出することができるから、多量の氷塊の放出にも対応することができる。
そして、氷移送体の回転角度に応じて、少量の氷塊を放出する態様と、多量の氷塊を放出する態様とを設定し得る。
求項2に係る発明は、前記氷移送体は、鉛直に延在する回転軸を中心として水平方向に回転するよう前記ケーシングに配設され、
前記氷移送体の上部に、前記移送部へ収容した氷塊における該氷移送体から上方へ突出した部分を切離して、該移送部内の氷塊を規定量とする調節手段を備え、
前記調整手段は、円板状に形成されたカッターであって、外周縁の全周に亘って刃部が形成されており、
前記調整手段は、周方向へ所要角度毎に回転した位置で位置決めして、複数の取付姿勢で前記氷移送体の上部に配設可能に構成されたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、氷移送体の移送部に規定量以上の氷塊が収容されても、該氷塊における氷移送体から上方へ突出した部分を調節手段で切離するから、氷塊を規定量に調節して氷放出部へ放出することができる。そして、調整手段は複数の取付姿勢で配設可能となっているので、円板状の当該調整手段の全周に形成された刃部を無駄なく使用することができる。
請求項3に係る発明では、前記調整手段により切離した余剰分の氷塊を、前記ケーシング内における前記氷移送体の上方において攪拌しながら案内するガイド部材を備えたことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、余剰分の氷塊は、ガイド部材の上部において攪拌されながら移動するから、該余剰分の氷塊が互いに氷結することが防止される。
請求項4に係る発明では、前記氷移送体の前記移送部を画成する壁部に、該壁部から突出すると共に、該移送部から前記氷送出口への氷塊の放出方向に沿って延在する突状部が設けられたことを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、移送部を画成する壁部に、該壁部から突出する突状部を設けたので、該移送部に収容された氷塊が該壁部に固着し難くなり、氷塊を氷送出口へ円滑に放出することができる。しかも突状部は、氷塊の放出方向に沿って延在しているから、氷塊を氷送出口へ放出する際に該突状部が邪魔にならない。
請求項5に係る発明では、前記ケーシングに、氷搬送装置により該ケーシング内に送り込まれて貯留される氷塊の規定レベルを検知する氷塊検知手段が設けられ、
前記氷塊検知手段が前記規定レベルを検知しない場合に、前記氷搬送装置が作動するよう構成したことを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、氷塊検知手段がケーシング内に貯留される氷塊の規定レベルを検知するまで氷搬送装置を作動することで、該ケーシング内に常に規定レベルに相当する量の氷塊を貯留することが可能である。
請求項6に係る発明では、前記氷放出部に、別の駆動手段に連結されて、該別の駆動手段の駆動時に該氷放出部の氷放出口を開放すると共に別の駆動手段の停止時に氷放出口を閉成するよう姿勢変位するシャッター部材が配設され、
前記シャッター部材に、前記ケーシングの下方に配設したドレンパンに向けて開口した排水部が設けられたことを要旨とする。
従って、請求項6に係る発明によれば、別の駆動手段が停止した氷塊の非放出時には、氷放出部の氷放出口がシャッター部材で閉成されているので、氷放出部内や氷放出装置内に冷えていない空気や塵埃等が侵入することを防止し得ると共に、氷放出部内や氷放出装置内を清潔に保持することができる。また、氷放出部からシャッター部材上に滴下した水滴は、排水部を介してドレンパンへ排出されるから、シャッター部材上に水滴が溜まっている状態で該シャッター部材を開放させることで下方にセットした容器等に該水滴が落下することを防止し得る。
本発明に係るアイスディスペンサによれば、規定量の氷塊を正確かつ安定的に放出することができる。
実施例のアイスディスペンサの全体斜視図である。 実施例のアイスディスペンサを構成する貯氷装置、氷搬送装置および氷放出装置を示す左側断面図である。 実施例の氷放出装置を拡大して示す左側断面図である。 主要構成部材を分解して示す氷放出装置の斜視図である。 ケーシングの左側面図である。 (a)は、ケーシングの平面図であり、(b)は、ケーシングの正面図である。 氷移送体の斜視図である。 (a)は、氷移送体の正面図であり、(b)は、氷移送体の底面図である。 (a)は、ガイド部材の斜視図であり、(b)は、ガイド部材の左側面図である。 (a)は、ガイド部材の平面図であり、(b)は、ガイド部材の正面図である。 (a)は、カッター部材の斜視図であり、(b)は、カッター部材の正面図であり、(c)は、カッター部材の底面図である。 (a)は、シャッター部材の斜視図であり、(b)は、シャッター部材の平面図である。 氷放出装置により規定量の氷塊を放出する態様を経時的に示す説明図であって、(a)は、氷移送体の移送部に規定量以上の氷塊が受け入れられた状態を示す平面図であり、(b)は、(a)の側断面図である。 氷放出装置により規定量の氷塊を放出する態様を経時的に示す説明図であって、(a)は、氷移送体の移送部における氷塊の上方へ突出した部分をカッター部材で切離する状態を示す平面図であり、(b)は、(a)の側断面図である。 氷放出装置により規定量の氷塊を放出する態様を経時的に示す説明図であって、(a)は、カッター部材により氷塊の突出した部分を切離することで、氷移送体の移送部に規定量の氷塊が収容されて、該規定量の氷塊が氷放出口を介して氷放出部へ放出される状態を示す平面図であり、(b)は、(a)の側断面図である。 カッター部材により切離された氷塊が、ガイド部材で案内された後に再び氷移送体の移送部へ受け入れられることを示す平面図である。
次に、本発明に係るアイスディスペンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下に説明する。なお、実施例では、アイスディスペンサIDを設置した状態において、図1に示すように、該アイスディスペンサの前側正面から見た状態を基準として、左右方向、前後方向および上下方向を規定して説明する(図1参照)。
実施例のアイスディスペンサIDは、図1および図2に示すように、内部に貯氷室11が画成された貯氷装置10と、この貯氷装置10の上部に配設された製氷装置12と、前記貯氷室11に接続されると共に立設した状態で配設され、該貯氷室11内に貯留された氷塊Sを受け入れて上方へ搬送する氷搬送装置14と、氷搬送装置14の出口部と氷放出部18の入口部との間に配設され、氷搬送装置14により送り込まれた氷塊Sを規定量に調節して前記氷放出部18へ放出する氷放出装置16とを備えている。前記製氷装置12と貯氷装置10とは、上下に延在する放出シュート13を介して連通されており、製氷装置12で生成された氷塊Sは、該放出シュート13を介して貯氷装置10の貯氷室11内に落下放出される。また、前記氷放出装置16は、貯氷装置10における左前側に偏って配設され、該氷放出装置16を覆うカバー部材16Aの前面には、氷塊Sの放出スイッチ17が配設されている。
(貯氷装置)
前記貯氷装置10の貯氷室11は、図2に概略的に示すように、上方に開口した有底形状の本体部材11Aと、この本体部材11Aに上方から覆蓋される蓋部材11Bとで形成され、これら本体部材11Aおよび蓋部材11Bの外側には断熱材11Cが配設されている。そして、前記貯氷室11における縦壁部の一部が外方へ膨出した状態に形成され、前記氷搬送装置14を縦向きに配設するための配設部11Dが、上下方向に延在して設けられている。また、前記貯氷室11における前記放出シュート13の下部には、図1に示すように、該貯氷室11内に貯留された氷塊Sの貯氷量を検知する貯氷センサ13Aが設けられており、この貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知するまで前記製氷装置12での製氷運転が行なわれ、該貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知すると該製氷装置12での製氷運転が停止されるようになっている。なお、前記貯氷室11内には、該貯氷室11内に貯留された氷塊Sのアーチング(氷結)を防止する氷攪拌装置(図示せず)が配設されている。
(氷搬送装置)
前記氷搬送装置14は、図2および図3に示すように、長尺で円筒状に形成されて上下方向に延在する搬送筒体20と、該搬送筒体20内に回転自在に配設された氷搬送体22と、図示省略した駆動手段とを備えている。搬送筒体20は、長手方向における略下半分が前記貯氷装置10内に収容され、上半分が該貯氷装置10から上方へ延出しており、この延出した部分の外周部には断熱材24が配設されている。そして搬送筒体20は、その下部の外周面に、貯氷室11内に開口して該貯氷室11内の氷塊Sを取り込み可能な氷取込口20Aが形成されると共に、その上端部に、搬送した氷塊Sが排出される氷排出口20Bが形成されている。なお、搬送筒体20の上部には、氷放出装置16を構成するケーシング30が配設されている。
前記氷搬送体22は、図2および図3に示すように、搬送筒体20の軸方向に延在する回転軸22Aと、前記回転軸22Aの外周面に外方へ突出して該回転軸22Aの軸方向へ所定ピッチで螺旋状に巻装された螺旋羽根22Bとを備え、所定の方向へ回転することで、氷取込口20Aから搬送筒体20内へ取り込んだ氷塊Sを氷排出口20Bに向けて上方へ搬送するよう構成されている。前記回転軸22Aは、図3に示すように、氷放出装置16の前記ケーシング30の上部に配設した上支持部26に上端が挿通支持されると共に、搬送筒体20の下部に配設した下支持部28に下部が挿通支持された中空部材である。そして、前記回転軸22Aの下支持部28から下方へ延出した下端部が、駆動手段(ギアモータ等)29に連係されており、該駆動手段29を駆動することで氷搬送体22が所定方向へ定速回転して、氷塊Sを上方へ搬送するよう構成されている。
前記螺旋羽根22Bは、回転軸22Aの下端側から上端側へ所定のピッチで該回転軸22Aの外周面に下から見て右巻きに設けられている。この螺旋羽根22Bは、全長に亘って回転軸22Aからの延出幅(距離)が一定になるように形成され、該回転軸22Aの軸方向から見て円形となるように形成されている。なお、螺旋羽根22Bの外径は、搬送筒体20の内壁面との間に、氷塊Sが脱落しない程度の隙間が形成される大きさに設定されている。
(氷放出装置)
前記氷放出装置16は、図2〜図4に示すように、前記氷搬送装置14の出口部と氷放出部18の入口部に連通するケーシング30と、このケーシング30の内部空間30Aに移動自在に配設されて、規定量の氷塊Sを収容する移送部55が設けられた氷移送体50と、この氷移送体50を、移送部55が氷放出部18に整合する氷送出口44に臨まない収容位置と該氷送出口44に臨む放出位置との間を移動させる駆動手段としてのモータ58とを備えている。また、前記ケーシング30内には、前記氷移送体50の各移送部55に収容された氷塊Sを規定量に調節する調節手段としてのカッター部材100が配設されると共に、このカッター部材100により切離された残り(余剰分)の氷塊S(S1)を案内する案内手段としてのガイド部材80が配設されている。なお、実施例の氷放出装置16は、氷移送体50から放出された氷塊Sを放出する氷放出部18が、前記ケーシング30の下部前側に一体的に形成されている。
(ケーシング)
前記ケーシング30は、図3および図4に示すように、上方へ開口するバケット状を呈する収容箱体32と、この収容箱体32の上部に配設されて上部開口を塞ぐ蓋体34とを備え、内部に前記内部空間30Aを画成した中空体に構成されている。前記収容箱体32は、図5および図6に示すように、前後に長いバケット状に形成され、前後に延在する左壁32Aと、前後に延在して前記左壁32Aと対向する右壁32Bと、左壁32Aおよび右壁32Bの後側に連設されて後方へ凸となる円弧状の後壁32Cと、左壁32Aおよび右壁32Bの前側に連設されて前方へ凸となる多面状の前壁32Dと、前記各壁32A,32B,32C,32Dの上側に連設されて水平外方へ延出するリブ32Eとを備えている。前記左壁32Aは、図5および図6(b)に示すように、前後方向の略中間部分が、右壁32Bに向けて内部空間30A側へ凸となる湾曲形状に形成されており、また前記右壁32Bは、前後方向の略中間部分が、左壁32Aに向けて該内部空間30A側へ凸となる湾曲形状に形成されており、これら左壁32Aおよび右壁32Bは互いの突出した部分が連設されている。これにより、前記ケーシング30の下側部分における前後方向の略中間には、左右方向における中間部が最も前後幅が小さく、該中間部から左側および右側に向かうにつれて前後幅が徐々に大きくなる形状の仕切壁36が形成されている。従って、前記ケーシング30の内部空間30Aは、上下方向の中間から上側は前後に連通しており、上下方向の中間から下側は、前記仕切壁36により前後に区画されている。なお、前記仕切壁36から前側部分には、左壁32Aおよび右壁32Bの下側に底壁32Fが形成されている。
そして、前記ケーシング30の内部空間30Aは、前記仕切壁36で仕切られた後側部分が、前記氷搬送装置14の搬送筒体20の上部が連結される連結部38とされ、仕切壁36から前側部分が、前記氷移送体50を配設する配設部40とされている。前記連結部38は、図3および図5に示すように、下方へ開口する円筒形状に形成され、前記氷搬送装置14の搬送筒体20の上部が連結される連結筒部38Aが形成されると共に、搬送筒体20の上端部に形成された氷排出口20Bと整合する氷受入れ口39が形成されている。前記連結筒部38Aは、前記搬送筒体20の上部外径と同じ内径で、かつ前記氷受入れ口39より一回り大きく形成されており、連結筒部38Aと氷受入れ口39との境界に形成された段部に搬送筒体20の上端が当接するようになっている。なお、前記収容箱体32における前記連結部38の上部には、前記上支持部26が配設される支持板48が取り付けられている。
前記配設部40は、図3および図5に示すように、前記氷移送体50が配設される有底の略円筒形状に形成されており、前記底壁32Fの中央には、前記氷移送体50を支持する回転支軸62が挿通される軸支持孔42が形成されている。また、前記底壁32Fにおける前記軸支持孔42の前側には、前記氷放出部18に連通する氷送出口44が形成されていると共に、該底壁32Fにおける軸支持孔42の後側には、後述するドレンパン120へ水滴を排出する排水孔46が形成されている。
また、収容箱体32の前記底壁32Fの外部下面には、図3および図5に示すように、前記氷移送体50を回転させるための駆動手段であるモータ58を取り付けるための取付部や、後述するシャッター部材110を開閉させるための駆動手段である流体アクチュエータ118を取り付けるための取付部や、後述する位置検知センサ70を取り付ける取付部等が設けられている。また、前記排出孔46と前記ドレンパン120とを連通するドレンホース122が接続されるボス46A等も形成されている。
(氷移送体)
前記氷移送体50は、図4、図7および図8に示すように、円形の本体部52と、この本体部52から放射状に延出する複数(実施例では6板)の区画板54とから構成されている。前記本体部52は、円形の円板部52Aと、この円板部52Aの外周縁から下方へ延出した円筒部52Bと、前記円板部52Aの下面中央から下方へ延出した軸止部52Cと、前記円板部52Aの上面中央に上方へ突出したボス部52Dとを備えている。前記軸止部52Cには、下方に開口した支持孔52Eが形成されており、回転支軸62におけるDカットされた角軸部62A(図4参照)が突入することで、回転支軸62と氷移送体50とが空回り不能に固定されるようになっている(図3参照)。また前記ボス部52Dは、後述するカッター部材100に設けた位置決め孔104に回転可能に嵌合すると共に、後述するガイド部材80に設けた支持孔92に下方から突入するようになっている。
前記各区画板54は、図7および図8に示すように、前記本体部52の円筒部52Bに、前記軸止部52Cを中心として径方向へ放射状に延出する略矩形の板部であって、周方向へ60度毎の等間隔に配置されている。これにより本体部52の外側に、隣接する2つの区画板54,54で仕切られた合計6個の移送部55が画成されている。各移送部55は、周方向外側へ開放すると共に軸方向の両側に開放している。なお、前記各区画板54は、氷移送体50の回転により移送部55に収容した氷塊Sをカッター部材100で切離する際に受ける外力に対して変形しない剛性を有している。
前記各区画板54の氷塊押付面54Aには、図7、図8(a)および図8(b)に示すように、上下方向に延在する2つの突状リブ(突状部)56が形成されて、移送部55に収容された氷塊Sが該氷塊押付面54Aに固着し難くするように構成されている。前記氷塊押付面54Aは、各区画板54において、移送部55に収容された氷塊Sを押すようになる側、すなわち氷移送体50の回転方向において、区画板54が前進する側の壁面である。また、各突状リブ56の延在方向は、移送部55に収容された氷塊Sが前記氷送出口44へ放出される方向(実施例では、氷塊Sが移送部55から氷送出口44に向けて下方へ放出されるため上下方向となる)と同じに設定されており、該氷塊Sの放出を各突状リブ56が阻害しないよう考慮されている。なお、前記突状リブ56の形成数は、2つに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。また、 前記突状リブ56は、各区画板54における氷塊押付面54Aの裏面にも設けてもよい。
前述のように構成された氷移送体50は、図3および図4に示すように、前記収容箱体32の底壁32Fに設けた前記軸支持孔42に鉛直(僅かに傾斜した略鉛直も含む)に挿通する回転支軸62の上端に固定されることで、前記円板部52Aが上側となって水平方向に倒伏した姿勢で該配設部40に配設され、回転支軸62の回転に従って水平方向で回転移動するようになっている。そして、図3に示すように、氷移送体50における各区画板54の外周端面54Bが、前記配設部40の円筒壁面に僅かに隙間を画成した状態となると共に、各区画板54の下端面54Cが、前記底壁32Fの上面に僅かに隙間を画成した状態で配設されている。また、氷移送体50の下側は前記底壁32Fが位置しており、各移送部55の下側および外側は塞がれた状態となっている。なお前記各隙間は、氷塊Sが通過することが不可能な間隔で形成されている。
(駆動手段)
前記ケーシング30の外部下面に設けた前記取付部には、図2および図3に示すように、前記氷移送体50を回転させるための駆動手段としてのモータ58が配設されている。前記モータ58は、駆動軸58Aを上側に向けた垂下状態に固定され、該駆動軸58Aには平歯車からなる駆動ギア60が固定されている。また、上端に前記氷移送体50を固定した前記回転支軸62の下端には、前記駆動ギア60に噛合する平歯車からなる従動ギア64が固定されている。従って、駆動モータ58を駆動制御すると、駆動ギア60および従動ギア64を介して前記回転支軸62が従動回転し、これにより前記氷移送体50が、図13〜図16に示すように、上方から見て反時計方向に回転するようになっている。
図3に示すように、前記従動ギア64の下部には、回転支軸62に固定されて該回転支軸62と同期回転する円板66が配設され、この円板66には、下方へ突出して円周上に配置した6個の被検知片68が設けられている(図3では、3個だけが見える状態となっている)。また、前記収容箱体32の下部には、前記円板66の回転に伴って円周上を移動する前記各被検知片68を検知可能な位置検知センサ70が配設されている。前記各被検知片68は、氷移送体50の各移送部55に各々対応しており、該被検知片68を位置検知センサ70が検知したタイミングにおいて、各々の移送部55の位置が把握されて該移送部55の位置決めが図られる。
そして、前記モータ58は、前記位置検知センサ70により各被検知片68を検出することに基づいて駆動制御されるようになっている。すなわち、位置検知センサ70による各被検知片68の検知回数を把握しながら前記モータ58の駆動を制御することで、前記氷移送体50の回転角度が制御されて氷送出口44に臨む移送部55の数が変更されるから、氷塊Sの放出量を可変調整することができる。更に、氷移送体50を定速で連続回転させる場合には、各被検知片68の検出タイミング(間隔)が予め把握されているから、例えば氷塊Sがカッター部材100に引掛かったり氷塊Sが氷送出口44に引掛かることで氷搬送体22の回転不良が発生した場合には、被検知片68の検知タイミングが規定より長くなるから、異常事態の発生を迅速に把握することができる。そして、前記異常事態が発生した場合には、前記モータ58を逆転駆動制御して氷移送体50を逆回転(図13(a)において時計方向へ回転)させることで、氷移送体50の破損やモータ58の故障等が発生することを防止し得るようになっている。
(ガイド部材)
図2〜図4に示すように、前記ケーシング30の内部空間30Aにおいて、前記氷移送体50の上方には、該氷移送体50の移送部55に収容された氷塊Sをカッター部材100により切離して分離した余剰分の氷塊S(S1)を案内するガイド部材80が設けられている。このガイド部材80は、前記収容箱体32の内壁から離間した状態で氷移送体50の上側に臨むように配設され、余剰分の氷塊S1が氷送出口44へ放出されることを防止すると共に、該余剰分の氷塊S1を内部空間30Aで移動させて攪拌し得るよう構成されている。
前記ガイド部材80は、図9(a)、図9(b)、図10(a)および図10(b)に示すように、前記氷移送体50の直上に位置する傘形状のガイド体82と、このガイド体82の上側に一体に形成された支持部84とを備えている。前記ガイド体82は、前記氷移送体50の回転直径より小径の略円形状に形成されると共に、右側へ突出して前記収容箱体32の前壁32Dと右壁32Bとの境界部に当接するブレード部82Aが一体に形成されている。またガイド体82は、外周縁の先端が最も薄くかつ鋭角状になっており、上面は支持部84に近づくにつれて上方傾斜している。前記支持部84は、前記ガイド体82の略中央から上方へ突出した縦支持部84Aと、この縦支持部84Aの上端から水平前方へ延出する横支持部84Bと、前記横支持部84Bの先端に設けられて、前記収容箱体32の前壁32Dに固定される取付部84Cとを備えている。また、支持部84の横支持部84Bには、図9および図10に示すように、前後方向へ水平に貫通する挿通孔84Dが形成されており、前記前壁32Dに形成された通孔86と該挿通孔84Dとが整合するようになっている。これにより、図3に示すように、通孔86に対して前側から固定ボルト88を挿通孔84Dに挿通させ、該固定ボルト88の先端に蝶ネジ88Aを締結することで、ガイド部材80が収容箱体32に強固に固定されるよう構成されている。
前記ガイド体82の下面には、図9(b)および図10(a)に示すように、後述する調整手段としてのカッター部材100を取り付けるための2つの位置決めボス90,90が、該ガイド体82の中心より前側において左右に離間して下方へ突出するように設けられている。また、前記氷移送体50のボス部52Dが下方から突入する1つの支持孔92が、該ガイド体82の中心より後側において下方へ開口するように設けられている。前記2つの位置決めボス90,90および支持孔92は、ガイド体82の中心を中心とする同一円周上に位置すると共に、正三角形の各頂点に位置する関係で配設されている。
また、前記ガイド体82の下面には、図9(b)および図10(a)に示すように、前記カッター部材100を該ガイド体82に固定するための固定ネジ(図示せず)が締結されるネジ締結孔94が、合計で4つ形成されている。すなわち、ガイド体82の中心に1つのネジ締結孔94が形成され、該ガイド体82の中心より後側において左右に離間して2つのネジ締結孔94,94が形成されると共に、該ガイド体82の中心より前側において1つのネジ締結孔94が形成されている。ガイド体82の中心に位置するネジ締結孔94を除く3つのネジ締結孔94,94,94は、ガイド体82の中心を中心とした同一円周上に位置すると共に正三角形の各頂点に位置し、かつ前記2つの位置決めボス90,90および支持孔92とは180°反対の関係で配設されている。
前記ガイド部材80は、図3および図13(a)に示すように、前記支持部84の取付部84Cを、ケーシング30の前壁32Dに設けられた凹部96に上方から差し込んで掛止すると共に、前記固定ボルト88に蝶ネジ88Aを締結することで、前記ガイド体82が前記氷移送体50の回転中心から前記氷送出口44の上方側(前側)へ偏倚した位置に固定され、前記ブレード部82Aが前壁32Dと右壁32Bとの境界部に当接する。すなわち、氷移送体50の上方に偏心して位置する前記ガイド体82により、前記氷搬送装置14側(氷受入れ口39側)では移送部55が上方に開放して該移送部55への氷塊Sの受け入れが可能であり、前記氷送出口44側では移送部55の上方が殆ど閉塞して該移送部55への氷塊Sの受け入れが不能となるよう構成されている。
なお、図3に示すように、前記ガイド部材80における支持部84の縦支持部84Aと収容箱体32の前壁32Dとが前後に離間していると共に、前記ガイド体82と横支持部84Bとが上下に離間しているので、縦支持部84Aと前壁32Dとの間には隙間98が画成されている。従ってガイド部材80は、後述すると共に図15(a)、図15(b)および図16に示すように、移送部55に受け入れた氷塊Sを切離することで発生した余剰分の氷塊S(S1)を、前記隙間98を通過させてガイド体82上を移動させることが可能であると共に、該隙間98を通過した氷塊Sを、氷移送体50の空になった移送部55に案内させ得るようになっている。また前記ガイド部材80は、前記ガイド体82が前記氷送出口44の上方に位置しているから、該氷送出口44に臨んだ移送部55に収容されていた氷塊Sが該氷送出口44から放出された際に、空になった当該移送部55に上方から別の氷塊Sが入って該氷送出口44へ落下することを防止するようになっている。
(カッター部材)
前記ガイド部材80におけるガイド体82の下側には、図3および図4に示すように、前記氷移送体50における移送部55に収容された氷塊Sにおける該氷移送体50から上方へ突出した部分を切離するためのカッター部材(調整手段)100が配設されている。このカッター部材100は、図11(a)〜(c)に示すように、前記ガイド部材80のガイド体82より一回り大きい直径の円板部材であり、外周縁に全周に亘って鋭角の刃部102が形成されている。
前記カッター部材100は、前記ガイド部材80に対し、該カッター部材100の周方向へ所定角度(実施例では120度)毎に回転した位置で位置決めされて取付けられるように構成されている。すなわち、カッター部材100の中心部周辺には、厚み方向へ貫通した3つの位置決め孔104および4つのネジ挿通孔106が設けられている。前記位置決め孔104は、カッター部材100の中心から離間して位置すると共に、該カッター部材100の中心を中心とする同一円周上に位置し、かつ正三角形の各頂部に位置する関係で設けられている。そして、3つのうちの1つの位置決め孔104は、前記ガイド体82に設けた支持孔92に整合して、前記氷移送体50の円板部52Aに設けた位置決めボス90が貫通すると共に、残りの2つの位置決め孔104,104は、前記ガイド体82に設けた各位置決めボス90,90が嵌合するようになっている。従って、2つの位置決めボス90,90が、3つのうちの2つの位置決め孔104,104に嵌合することで、ガイド体82に対するカッター部材100の位置決めが図られ、該カッター部材100の刃部102がガイド体82に外周縁から外方へ突出するよう構成されている。また、前記4つの各ネジ挿通孔106は、前記ガイド部材80のガイド体82の下側に設けた前記4つの各ネジ締結孔94に各々整合するようになっている。従って、各ネジ挿通孔106に下方から挿通させた固定ネジ(図示せず)を、対応する各ネジ締結孔94に締結することで、カッター部材100がガイド体82にがたつきなく固定される。
なお、3つの位置決め孔104および4つのネジ挿通孔106を設けたことにより、前述したように、ガイド体82に対するカッター部材100の取付姿勢を、該カッター部材100の周方向へ120度ずつずらした3態様とすることができる。すなわち、図13(a)に示すように、同図において氷移送体50が反時計方向に回転しながら氷塊Sを移送する際に、カッター部材100の刃部102が実際に氷塊Sを切離する部分は、カッター部材100の外周の約1/3周(120度)分程度である。そこで、カッター部材100を氷塊Sの切離に使用することで、刃部102の1/3周分の部分が変形した場合には、ガイド体82に対するカッター部材100の取付け位置を周方向へ120度ずらして該ガイド体82に再び固定することで、まだ変形していない刃部102で氷塊Sを切離することができる。更に、刃部102が変形したら、ガイド体82に対するカッター部材100の取付け位置を周方向へ120度ずらして該ガイド体82に固定することで、残りの変形していない刃部102で氷塊Sを再び切離することができ、円板状の当該カッター部材100の全周に形成された刃部102を無駄なく使用することができる。
前述のように構成したカッター部材100は、図3および図13(a)に示すように、ガイド部材80のガイド体82の下面に固定した状態で配設されることで、鋭角に形成された刃部102が、該ガイド体82の外縁から外方へ突出した状態となる。従って、前記氷移送体50が回転するに際し、前記移送部55に収容された氷塊Sの一部が氷移送体50から上方へ突出していた場合には、前記カッター部材100の刃部102に該氷塊Sが押付けられるようになり、これにより該氷塊Sの突出した部分が切離されて前記ガイド部材80のガイド体82の上面へ移動する。そして、前記刃部102が氷塊Sとの接触により変形した場合には、前述したように120度回転させた状態でガイド体82に取付けることで、変形していない刃部102を使用することができる。
(氷塊検知センサ)
前記ケーシング30には、図3および図5に示すように、該ケーシング30内に貯留された氷塊Sの貯留量を検知する氷塊検知手段としての氷塊検知センサ108が配設されている。この氷塊検知センサ108は、ケーシング30の対向する一方の壁部(実施例では左壁32A)に配設された発光部108Aと、対向する他方の壁部(右壁32B)に配設された受光部108Bとを備えた赤外線センサである。すなわち氷塊検知センサ108は、ケーシング30に送り込まれて貯留されている氷塊Sの高さが該センサ108の検知位置より低い場合には、発光部108Aからの赤外線が遮られずに受光部108Bで受光され、氷塊Sの高さが該センサ108の検知位置より高い場合には、発光部108Aからの赤外線が遮られて受光部108Bで受光されない。そして、発光部108Aからの赤外線が遮られていない場合には、ケーシング30内に規定レベルの氷塊Sが貯留されていないから、前記氷搬送装置14を作動して前記貯氷装置10の氷塊Sをケーシング30に供給するようにし、発光部108Aからの赤外線が遮られた場合には、ケーシング30内に規定レベルの氷塊Sが貯留されているから、前記氷搬送装置14の作動を停止するようになっている。また、前記氷塊検知センサ108は、氷搬送装置14により搬送されて内部空間30A内へ受け入れられた氷塊Sが氷移送体50の上方へ移動する際にも遮光され、該氷搬送装置14で氷塊Sが搬送されていることをも検知し得るようになっている。なお、前記「規定レベル」とは、例えば前記氷移送体50が1回転する際に氷放出部18へ放出される量程度(すなわち、前記移送部55の容積の6倍程度)である。
(氷送出口)
前記氷送出口44は、図6(a)に示すように、前縁44Aおよび後縁44Bが左右に平行に延在し、左縁44Cが左方向へ三角状に突出すると共に、右縁44Dが右方向へ三角状に突出して、全体が横長の略六角形状に開口形成されている。左縁44Cの後縁部および右縁44Dの後縁部は、前記軸支持孔42を通る放射線方向に延在するように形成されており、該軸支持孔42を中心とした所定の開口角度θ(実施例では、開口角度θが100度程度)に設定されている。すなわち前記氷送出口44は、図6(a)に示すように、前記氷移送体50における2つの移送部55に略相対する開口面積に形成されている。これにより、移送部55の1つ分に相当する60度だけ氷移送体50を回転させて停止した場合には、1つの移送部55に収容されていた氷塊Sを氷送出口44を介して放出することができる。また、移送部55の2つ分に相当する120度で氷移送体50を回転させて停止した場合には、2つの移送部55に収容されていた各氷塊S,Sを氷送出口44へ同時に放出することができる。従って、実施例の氷放出装置16では、氷移送体50を60度(移送部55の周方向の間隔)毎に回転停止して少量の氷塊Sを放出する態様と、氷移送体50を120度毎に回転停止して多量の氷塊Sを放出する態様とが設定されて、前記氷送出口44は前述のような形状とすることで何れの放出態様にも対応するようになっている。なお、実施例の氷送出口44の形状によれば、60度毎に回転停止させて氷塊Sを2回放出するよりも、120度で回転停止させて氷塊Sを1回放出するほうが、同量の氷塊Sを放出するのに要する時間を短くできる。
(氷放出部)
前記氷放出部18は、図5および図6(b)に示すように、前記収容箱体32の底壁32Fから垂直下方へ延出した筒状のシュートである。前記氷放出部18における底壁32Fに連設される上縁部は、前記氷送出口44を囲む大きさで左右に横長に形成され、この上縁部から上下方向の略中間までが下方に向かうにつれて水平断面積が徐々に小さくなるテーパ部18Aとして形成され、上下方向の略中間から下縁部近傍までが水平断面積が一定であるストレート部18Bとして形成されている。また、氷放出部18における下端の氷放出口19における左縁および右縁は、下方に向かうにつれて互いに離間するよう左方および右方へ湾曲した湾曲部18Cが形成され、該氷放出口19は左右に広がっている。このような形状に形成された氷放出部18は、氷送出口44から放出された氷塊Sを、該氷放出部18の下方にセットした容器Tへ適切に落下案内することができる。また、前記氷送出口44を介して氷放出部18内へ流下した水滴は、前記湾曲部18Cに沿って外方へ案内され、容器Tへ直接滴下され難くなっている。
(シャッター部材)
前記氷放出部18の氷放出口19の下側には、図2および図3に示すように、該氷放出口19を開閉するシャッター部材110が設けられている。このシャッター部材110は、図3、図12(a)および図12(b)に示すように、前後方向において下方へ凸となる湾曲状に形成された扉部112と、この扉部112の左縁および右縁から上方へ延出して左右方向において対向する支持アーム114,114とが一体的に形成された成形部材である。前記各支持アーム114,114の突出端には、前記氷放出部18の左壁下部および右壁下部に各々左右外方へ突設した取付ボス116,116に各々係合する係合孔114A,114Aが形成されており、各係合孔114A,114Aを各取付ボス116,116に係合させることで、前記扉部112が前後へ揺動するように該氷放出部18に取付けられる。
また、前記ケーシング30の底部下方には、図3に示すように、前記シャッター部材110を揺動させる作動手段としての流体アクチュエータ118が配設されている。この流体アクチュエータ118のロッド118Aは、前記シャッター部材110を構成する左側の支持アーム114において、前記係合孔114Aから下方へ離間して設けた連結部114Bに連結されている。従って、前記シャッター部材110は、流体アクチュエータ118をロッド118Aが前進するよう制御すると、前記扉部112が氷放出部18の氷放出口19の真下に移動して該氷放出口19を塞ぐ閉成位置に姿勢変位し(図3に実線で示す)、流体アクチュエータ118をロッド118Aが後退するよう制御すると、前記扉部112が氷放出部18の氷放出口19から後方へ移動して該氷放出口19を開放する開放位置に姿勢変位する(図3に2点鎖線で示す)。なお、実施例の氷放出装置16は、前記モータ58と前記流体アクチュエータ118とが連動して作動するように制御され、前記氷移送体50の停止中はシャッター部材110が閉成位置に保持され、氷移送体50の回転開始と略同時にシャッター部材110が開放位置へ姿勢変位し、氷移送体50の回転停止と略同時にシャッター部材110が閉成位置へ姿勢変位するようになっている。なお、前記モータ58と前記流体アクチュエータ118とを非連動で作動するようにして、氷移送体50の回転および回転停止タイミングとシャッター部材110の開閉タイミングとをずらすようにすることも可能である。
また、前記シャッター部材110は、図12(a)および図12(b)に示すように、前記扉部112の後縁側に、後端で開口する溝部(排水部)112A,112Aが、左右方向に離間して複数(実施例では3本)設けられている。この溝部112A,112Aは、図3に示すように、シャッター部材110の前記閉成位置において、後下方へ僅かに傾斜するように形成されており、前記氷放出部18の内側を流下した水滴が前記扉部112の上側に滴下した際に、該水滴を後方へ放出し得るようになっている。なお、図2および図3に示すように、前記シャッター部材110の後側下方に前記ドレンパン120が配設されており、シャッター部材110から放出された水滴は該ドレンパン120へ落下して回収されるよう構成されている。
(テーブル)
前記氷放出部18の氷放出口19の下方には、氷塊Sを受け入れる容器Tを載置するメッシュ状のテーブル124が設けられている。このテーブル124は、後方に向けて下方傾斜しており、載置した容器Tを後方傾斜させた状態として、氷塊Sの落下時に前方へ該容器Tが倒れることを防止するよう構成されている。また、テーブル124の後側には、容器Tを後側から支持する支持ステー126が設けられており、該容器Tが後方へ倒れるのを防止するようになっている。
(実施例の作用)
実施例のアイスディスペンサIDは、メインスイッチをONすると、前記製氷装置12が作動して氷塊Sを生成し、該製氷装置12で生成された氷塊Sは、貯氷装置10の冷却された貯氷室11内へ前記放出シュート13を介して落下放出される。そして、前記貯氷室11内に所定量の氷塊Sが貯留されると、氷放出装置16では、ケーシング30の内部空間30A内に氷塊Sが存在しないから、前記氷塊検知センサ108が該氷塊Sの非検知状態となっており、これにより前記氷搬送装置14が作動される。従って、前記貯氷装置10の貯氷室11内に貯留された氷塊Sは、氷搬送装置14の氷取込口20Aを介して搬送筒体20内へ移動し、氷搬送体22により搬送筒体20内を上方へ搬送された後に、氷排出口20Bおよび氷受入れ口39を介して氷放出装置16におけるケーシング30の内部空間30A内へ受け入れられる。そして、氷搬送装置14から氷放出装置16の内部空間30A内へ順次送り込まれた氷塊Sの貯氷量が規定レベルとなり、前記氷塊検知センサ108がこれを検知すると、アイスディスペンサIDは、氷塊Sの放出準備状態が完了して氷塊Sの放出可能状態となる。そして、前記放出スイッチ17が操作されると、前記氷移送体50を回転させるモータ58が作動制御されて、該氷移送体50が回転して氷塊Sの放出動作が行なわれる。また、前記流体アクチュエータ118が作動制御されて、前記シャッター部材110が姿勢変位して氷放出部18の氷放出口18が開放される。そして、前記貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知するまで前記製氷装置12での製氷運転が行なわれ、該貯氷センサ13Aが氷塊Sを検知すると該製氷装置12での製氷運転が停止される。
次に、前述のように構成された実施例のアイスディスペンサIDの氷塊Sの放出態様について、図13〜図16を引用して説明する。なお、実際には、氷移送体50が回転することで、各移送部55に氷塊Sが順次収容されていくが、ここでは理解を容易とするため、図13(a)および図13(b)に示すように、氷移送体50において2つの区画板54(54a),54(54b)により画成された移送部55(55a)に受け入れられた氷塊Sだけを示して、該氷塊Sが規定量に調節されて氷送出口44を介して氷放出部18へ放出される態様を説明する。また氷塊Sは、図面が煩雑にならないように単純な形状で表示してある。
前記氷移送体50の移送部55aは、図13(a)および図13(b)に示すように、前記仕切壁36側の収容位置に位置し、前記ガイド部材80のガイド体82の下方から外れているため、上方へ開放して氷塊Sの受け入れが可能となっている。なお、移送部55aの外側は円筒壁部が位置しており、移送部55aの下側は底壁32Fが位置しており、該移送部55aの下側および外側は塞がれた状態となっている。これにより、ケーシング30の内部空間30A内に送り込まれた氷塊Sが、氷移送体50の移送部55aに上方から受け入れられる。ここで、内部空間30Aに収容された氷塊Sの量が多い場合には、規定量以上の氷塊Sが移送部55aに収容されるため、該氷塊Sの一部が氷移送体50より上方へ突出している。
図13(a)および図13(b)の状態から、モータ58の駆動により氷移送体50が回転すると、該氷移送体50は、上方から見て反時計方向へ回転する。図14(a)および図14(b)は、図13(a)および図13(b)の状態から、反時計方向へ60度回転した状態である。この図14(a)および図14(b)では、前記ガイド部材80のガイド体82の下側に固定した前記カッター部材100の刃部102が、移送部55aの上方へ相対的に迫り出すようになるため、該カッター部材100の刃部102が移送部55aに受け入れられた氷塊Sに食い込むようになる。
そして、図14(a)および図14(b)の状態から、モータ58の駆動により氷移送体50が更に反時計方向へ回転すると、前記カッター部材100の刃部102が、移送部55aの上方へ更に相対的に迫り出すため、該カッター部材100の刃部102が氷塊Sへ更に食い込むようになる。そして、図14(a)および図14(b)の状態から反時計方向へ更に60度回転した図15(a)および図15(b)の状態では、食い込んだカッター部材100の刃部102により、氷塊Sの氷移送体50から上方へ突出した部分が切離され、この切離された余剰分の氷塊S1はガイド部材80のガイド体82の上面に乗り上がるようになる。また、余剰分の氷塊S1が切離されたため、氷移送体50の移送部55a内には、規定量の氷塊Sが収容されたことになる。
そして、図15(a)および図15(b)の状態では、氷移送体50の移送部55aが氷送出口44の上方に整合するようになるから、該移送部55a内の規定量の氷塊Sが該氷送出口44から氷放出部18内へ落下し始める。氷移送体50が更に反時計方向へ回転して、移送部55aが氷送出口44に完全に整合した放出位置となると、該移送部55a内の氷塊Sは、氷放出部18内へ落下して、氷放出口19から下方へ落下放出する。これにより、容器テーブル124に載置された容器Tには、予め設定された規定量の氷塊Sが放出されることになる。なお、移送部55aの下側の開口寸法より氷送出口44の開口寸法が大きいので、氷塊Sの引掛かりや噛み込みは発生し難い。
一方、前記カッター部材100により切離された余剰分の氷塊S1は、図16に示すように、後方に到来している図示省略した余剰分の氷塊に押されて、前記ガイド部材80により形成された隙間98を通過して、該ガイド部材80の右側へ移動する。更に、前記余剰分の氷塊S1は、後方からの余剰分の氷塊により押されて、ガイド部材80の下方から再び現われた移送部55内へ落下して収容され、新たに受け入れられる氷塊Sと共に、氷送出口44に向けて移送される。すなわち、余剰分の氷塊S1は、ガイド部材80のガイド体82の上部において攪拌されながら移動するから、該余剰分の氷塊S1が互いに氷結することが防止される。
なお、図14(a)の状態においては、前記カッター部材100が氷塊Sに対し、該氷塊Sの移送方向の前方から食い込むようになるため、該カッター部材100は反対方向へ押されるようになり、これにより該カッター部材100が取り付けられたガイド部材80も押される。しかし、ガイド部材80に設けた前記ブレード部82Aが、収容箱体32の右壁32Bまたは前壁32Dに当接すると共に、該ガイド部材80の支持アーム114が前壁32Dに固定されているため、該ガイド部材80の移動が防止されてカッター部材100を氷塊Sへ適切に食い込ませることができる。
前述のように構成された実施例のアイスディスペンサIDでは、規定量の氷塊Sを収容可能な移送部55が設けられた氷移送体50を備えた氷放出装置16を氷搬送装置14と氷放出部18との間に設けたので、規定量に調節された氷塊Sが移送部55に収容された氷移送体50をモータ58で回転移動させることで、氷放出部18へ規定量の氷塊Sを正確に放出することが可能である。また、前記氷移送体50は、氷搬送装置14の氷排出口20Bと氷放出部18の入口部との間に配設されて所定量の氷塊Sを貯留可能なケーシング30の内部空間30A内に配設されており、該氷移送体50をモータ58で連続回転させれば、ケーシング30内に貯留されている氷塊Sをカッター部材100で規定量に調節しながら氷送出口44を介して連続的に氷放出部18へ放出することができるから、多量の氷塊Sの放出に対しても好適に対応することができる。
また、実施例のアイスディスペンサIDは、回転方向へ6個の移送部55を備えた氷移送体50をモータ58で回転させながら、各移送部55を氷送出口44へ順次臨ませるようになっているから、ケーシング30内の氷塊Sを氷送出口44から氷放出部18へ順次放出することが可能である。そして、前記位置検知センサ70による前記被検知片68の検知に基づいてモータ58の駆動を制御して氷移送体50の回転角度を調節することで、氷送出口44から氷放出部18へ放出される氷塊Sの放出量を容易に可変調整し得る。しかも、前記氷送出口44の開口幅を、移送部55の周方向における開口寸法の2倍近くに設定したので、氷移送体50を60度(移送部55の周方向の間隔)毎に回転停止して少量の氷塊Sを放出する態様と、氷移送体50を120度毎に回転停止して多量の氷塊Sを放出する態様とを実行することができる。
また、実施例のアイスディスペンサIDは、水平方向で回転する氷移送体50の移送部55へ受け入れた氷塊Sにおける該氷移送体50から上方へ突出した部分を、ガイド部材80に取付けたカッター部材100で切離するよう構成されている。従って、氷移送体50の移送部55に規定量以上の氷塊Sが収容されたとしても、該氷塊Sにおける氷移送体50から上方へ突出した部分をカッター部材100で切離することで、該移送部55内に収容した氷塊Sを規定量に調節し得るから、氷送出口44に規定量の氷塊Sを放出することができる。
また、実施例のアイスディスペンサIDでは、氷移送体50の各移送部55を画成する区画板54の氷塊押付面54Aに、該氷塊押付面54Aから突出した突状リブ56を設けたので、該移送部55に収容された氷塊Sが該氷塊押付面54Aに固着し難くすることができ、よって氷塊Sを氷送出口44へ円滑に放出することができる。しかも突状リブ56は、氷塊Sの氷送出口44への放出方向に沿って延在しているから、氷塊Sを氷送出口44へ放出する際に該突状リブ56が邪魔にならない。
更に、実施例のアイスディスペンサIDでは、氷放出装置16のケーシング30内に送り込まれて貯留された氷塊Sの規定レベルを検知する氷塊検知センサ108を備えているから、該ケーシング30内の氷塊Sの貯留量を適切に把握することができると共に、常に規定レベルの貯留量で氷塊Sを貯留することが可能である。これにより、前記氷搬送装置14による氷塊Sの単位時間当たりの搬送量が少ない場合でも、氷塊Sの連続放出に好適に対応し得る。
更に、実施例のアイスディスペンサIDでは、モータ58の駆動時に氷放出口19を開放すると共に該モータ58の停止時に該氷放出口19を閉成するシャッター部材110を備えている。従って、モータ58が停止した氷塊Sの非放出時には氷放出部18の氷放出口19がシャッター部材110で閉成されているので、氷放出部18内や氷放出装置16内に冷えていない空気や塵埃等が侵入することを防止し得る一方、氷放出部18内や氷放出装置16内を低温状態に保持し得ると共に清潔に保持することができる。また、氷放出部18からシャッター部材110の扉部112上に滴下した水滴は、該扉部112に形成した排水部112Aを介してドレンパン120へ排出されるから、シャッター部材110上に水滴が溜まらない。従って、シャッター部材110を開放させた際に、扉部112に溜まった水滴が下方へ落下することを防止し得る。
(変更例)
本願のアイスディスペンサIDは、前記実施例に例示した構成に限定されず、様々に変更することが可能である。
(1)氷移送体50は、実施例に例示したように、鉛直または略鉛直に配設した回転支軸に対して水平方向で回転するものに限らず、水平または略水平に配設した回転支軸に対して垂直方向で回転するものや、傾斜状態に配設した回転支軸に対して傾斜方向で回転するものであってもよい。例えば、水平に配設した回転支軸に対して垂直方向で回転する形態の氷移送体は、所謂水車の如く構成されたもので、径方向外方へ開口する移送部が周方向へ複数設けられ、当該氷移送体の上方に位置している移送部に対して上方から規定量となるように氷塊を収容した後、氷移送体が回転することで下方に位置する氷送出口へ該氷塊を放出するように構成されたものである。
(2)氷移送体50は、規定量の氷塊Sを収容し得る移送部55を備えたものであれば、回転タイプに限らず、スライドタイプ等であってもよい。
(3)氷塊検知手段108は、実施例に例示した赤外線センサに限らず、氷塊Sを検知し得るものであれば、圧力スイッチやメカニカルスイッチ等、様々なものが実施可能である。
(4)氷移送体50に設けられる移送部55は6個に限定されず、1〜5個または7個以上であってもよい。
(5)氷送出口44は、1つの移送部55が臨む開口寸法に形成されたものでもよいし、3つ以上の移送部55が臨む開口寸法に形成されたものであってもよい。また、氷送出口44の開口角度θは100度に限定されず、100度以下または100度以上であってもよい。
(6)調節部材であるカッター部材100は、120度毎に周方向へ回転して装着するものに限らず、所定角度毎に周方向へ回転して取付けるものであればよい。
(7)氷搬送装置14は、実施例のように垂直に立設して上方へ氷塊を搬送する形態に限らず、貯氷装置の前方や側方へ水平に配設されて水平に氷塊を搬送するものであってもよい。
(8)ケーシング30に向けて氷塊Sを送り込む氷搬送手段は、実施例に示した駆動手段による氷搬送体が駆動する氷搬送装置に限らず、例えば該氷放出装置16より上方に製氷装置12を配置し、該製氷装置12で製造した氷塊Sを氷放出シュート等を介して前記ケーシング30に供給する形態等であってもよい。
12 製氷装置,14 氷搬送装置,16 氷放出装置,18 氷放出部,19 氷放出口
30 ケーシング,39 氷受入れ口,44 氷送出口,50 氷移送体,55 移送部
56 突状リブ(突状部),58 モータ(駆動手段),80 ガイド部材
100 カッター部材(調節手段),102 刃部,108 氷塊検知センサ(氷塊検知手段)
110 シャッター部材,112A 溝部(排水部)
118 流体アクチュエータ(別の駆動手段),120 ドレンパン,S 氷塊

Claims (6)

  1. 製氷装置(12)で生成された氷塊(S)を搬送する氷搬送装置(14)と、前記氷搬送装置(14)で搬送された氷塊(S)を外方へ放出する氷放出部(18)とを備えたアイスディスペンサであって、
    前記氷搬送装置(14)の出口部と前記氷放出部(18)の入口部との間に配設され、前記氷搬送装置(14)により送り込まれた氷塊(S)を規定量に調節して前記氷放出部(18)へ放出する氷放出装置(16)を備え、
    前記氷放出装置(16)は、
    前記氷搬送装置(14)の出口部に連通する氷受入れ口(39)および前記氷放出部(18)の入口部に連通する氷送出口(44)が設けられ、前記氷搬送装置(14)により送り込まれた氷塊(S)を一時的に貯留し得るケーシング(30)と、
    前記ケーシング(30)内に回転自在に配設されると共に、規定量の氷塊(S)を収容可能な移送部(55)が回転方向へ並んで複数設けられた氷移送体(50)と、
    前記氷移送体(50)を、前記移送部(55)が前記氷送出口(44)に臨まない収容位置と該氷送出口(44)に臨む放出位置との間を移動させ、氷移送体(50)の回転する角度を変更可能に設定される駆動手段(58)とを備え、
    前記氷送出口(44)は、前記氷移送体(50)における複数の移送部(55)に相対する開口面積に形成されており、
    前記氷移送体(50)を前記移送部(55)の周方向の間隔毎に回転停止することで、1つの該移送部(55)に収容された氷塊(S)を、前記氷放出口(44)を介して前記氷放出部(18)に放出する態様と、該氷移送体(50)を、該移送部(55)の周方向の間隔の複数倍の間隔毎に回転停止することで、複数の該移送部(55)に収容された氷塊(S)を、該氷放出口(44)を介して該氷放出部(18)に放出する態様とを実行可能に構成されている
    ことを特徴とするアイスディスペンサ。
  2. 前記氷移送体(50)は、鉛直に延在する回転軸を中心として水平方向に回転するよう前記ケーシング(30)に配設され、
    前記氷移送体(50)の上部に、前記移送部(55)へ収容した氷塊(S)における該氷移送体(50)から上方へ突出した部分を切離して、該移送部(55)内の氷塊(S)を規定量とする調節手段(100)を備え
    前記調整手段(100)は、円板状に形成されたカッターであって、外周縁の全周に亘って刃部(102)が形成されており、
    前記調整手段(100)は、周方向へ所要角度毎に回転した位置で位置決めして、複数の取付姿勢で前記氷移送体(50)の上部に配設可能に構成された請求項記載のアイスディスペンサ。
  3. 前記調整手段(100)により切離した余剰分の氷塊(S)を、前記ケーシング(30)内における前記氷移送体(50)の上方において攪拌しながら案内するガイド部材(80)を備えた請求項2記載のアイスディスペンサ。
  4. 前記氷移送体(50)の前記移送部(55)を画成する壁部に、該壁部から突出すると共に、該移送部(55)から前記氷送出口(44)への氷塊(S)の放出方向に沿って延在する突状部(56)が設けられた請求項1〜の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。
  5. 前記ケーシング(30)に、氷搬送装置(14)により該ケーシング(30)内に送り込まれて貯留される氷塊(S)の規定レベルを検知する氷塊検知手段(108)が設けられ、
    前記氷塊検知手段(108)が前記規定レベルを検知しない場合に、前記氷搬送装置(14)が作動するよう構成した請求項1〜の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。
  6. 前記氷放出部(18)に、別の駆動手段(118)に連結されて、該別の駆動手段(118)の駆動時に該氷放出部(18)の氷放出口(19)を開放すると共に別の駆動手段(118)の停止時に氷放出口(19)を閉成するよう姿勢変位するシャッター部材(110)が配設され、
    前記シャッター部材(110)に、前記ケーシング(30)の下方に配設したドレンパン(120)に向けて開口した排水部(112A)が設けられた請求項1〜の何れか一項に記載のアイスディスペンサ。
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