JP5817625B2 - ステータの固定構造 - Google Patents
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Description
また、ステータコア(11)の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面(14,140,15,150)をそれぞれ押圧する保持筒(1)の底面(2,20)及び当接部(16,160)は、両テーパ面(14,140,15,150)とそれぞれ同一のテーパ角度を有している。よって、両テーパ面(14,140,15,150)を、各面と同じテーパ角度を有する底面(2,20)及び当接部(16,160)でそれぞれ圧締することができる。
ステータコア11の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面14,15をそれぞれ押圧する底面2及び当接部16は、両テーパ面14,15とそれぞれ同一のテーパ角度を有する。両テーパ面14,15のテーパは、スロット13の谷に相当する台形状の上底がステータコア11の中心軸側となるような角度である。すなわち、すり鉢状に窪んだテーパ面14及びテーパ面15を、各面と同じテーパ角度を有する底面2及び当接部16でそれぞれ圧締するので、ステータコア11にはその外方向の矢印で示す外方力が作用する。この外方力は、図示しないロータの磁気吸引力と対抗するので、ステータコア11の円筒度を向上させるとともに、ステータコア11の固定力を向上させる。
ステータコア110の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面140,150をそれぞれ押圧する底面20及び当接部160は、両テーパ面140,150とそれぞれ同一のテーパ角度を有する。両テーパ面140,150のテーパは、スロット13の谷に相当する台形状の下底がステータコア110の中心軸側となるような角度である。すなわち、円錐台状に突出したテーパ面140及びテーパ面150を、各面と同じテーパ角度を有する底面20及び当接部160でそれぞれ圧締するので、ステータコア110にはその内方向の矢印で示す内方力が作用する。この内方力は、分割コア12を周方向に圧締して分割コア12相互の密着性を向上させるので、磁路の磁気抵抗が減少して回転電機の効率向上に寄与する。なお、内方力の方向は、従来技術におけるステータコアの径方向の圧締力と同一の方向である。しかしながら、内方力は、ステータコア110の軸方向両端部に集中して発生し、中央部には殆ど存在しないとともに、軸方向の圧締力の比較的小さいテーパ角度による分力として生ずるものであることから、内方力は従来技術の圧締力とは異なるものである。
また、前記ステータコア11は、分割コア12を円環状に積層してなり、前記スリット10は、前記分割コア12同士の当接面に対応する位置に設けられるので、分割コア12毎に圧締力を調整することができ、ステータコア11を安定的に固定することができるという優れた効果を奏する。
また、ステータコア11の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面14,15をそれぞれ押圧する前記保持筒1の底面2及び当接部16は、両テーパ面14,15とそれぞれ同一のテーパ角度を有し、両テーパ面14,15のテーパは、前記台形状の上底がステータコア11の中心軸側となるような角度である。そのため、ステータコア11に作用する外方力は、ステータコア11の円筒度を向上させるとともに、ステータコア11の固定力を向上させるという優れた効果を奏する。
また、ステータコア110の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面140,150をそれぞれ押圧する前記保持筒1の底面20及び当接部160は、両テーパ面140,150とそれぞれ同一のテーパ角度を有し、両テーパ面140,150のテーパは、前記台形状の下底がステータコア110の中心軸側となるような角度である。そのため、ステータコア110に作用する内方力は、分割コア12を周方向に圧締して分割コア12相互の密着性を向上させるので、磁路の磁気抵抗が減少して回転電機の効率が向上するという優れた効果を奏する。
また、押さえ部材5は円筒部6を備えるので、押さえ部材5の剛性が向上するとともに、ステータコア11の締着力のバラツキが低減するという優れた効果を奏する。
2、20 底面
5 押さえ部材
10 スリット
11 ステータコア
12 分割コア
16,160 当接部
17 ハウジング
Claims (5)
- 円筒状のステータコア(11)と、
軸方向一端に底面(2,20)をもつ円筒状を有し、前記底面(2,20)に前記ステータコア(11)の軸方向一方側端面が当接するように前記ステータコア(11)が内部に挿入される保持筒(1)と、
前記ステータコア(11)の軸方向他方側端面が当接する円環状の当接部(16,160)を有し、前記保持筒(1)とともにハウジング(17)に締着され前記ステータコア(11)を軸方向に圧締する円環状の押さえ部材(5)と、
前記当接部(16,160)の内周端部を分割するように設けられたスリット(10)と、
を備え、
前記ステータコア(11)の軸方向断面は台形状を現し、その両テーパ面(14,140,15,150)をそれぞれ押圧する前記保持筒(1)の前記底面(2,20)及び前記当接部(16,160)は、前記両テーパ面(14,140,15,150)とそれぞれ同一のテーパ角度を有することを特徴とするステータの固定構造。 - 前記ステータコア(11)は、分割コア(12)を円環状に積層してなり、前記スリット(10)は、前記分割コア(12)同士の当接面に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のステータの固定構造。
- 前記両テーパ面(14,15)のテーパは、前記台形状の上底が前記ステータコア(11)の中心軸側となるような角度であることを特徴とする請求項1又は2に記載のステータの固定構造。
- 前記両テーパ面(140,150)のテーパは、前記台形状の下底が前記ステータコア(11)の中心軸側となるような角度であることを特徴とする請求項1又は2に記載のステータの固定構造。
- 前記押さえ部材(5)は、円筒部(6)を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステータの固定構造。
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