JP5815009B2 - 把持柄着脱式鍋 - Google Patents

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Description

本発明は、把持柄を鍋に対して着脱自在に設けた把持柄着脱式鍋に関するものである。
鍋やフライパン等のサイズが大きい調理器具は、収納場所を取るので、入れ子状態にして収納することで、コンパクトに収納できるが、従来の一般的な鍋は、長く突出した把持柄が邪魔になって、このような入れ子状態での収納ができなかった。
そこで、入れ子収納が可能となるよう、把持柄を着脱式にした鍋が提案され、収納時、把持柄を外して、鍋を入れ子状態にすることで、複数の鍋を収納場所を取らずにコンパクトに収納できるようになった。
しかしながら、従来の把持柄着脱式鍋は、把持柄を鍋に装着した際にガタツキがあり、このガタツキにより鍋の操作時に把持柄が動いてしまい、鍋操作に把持柄が外れてしまうのではないかという不安を感じるものや、また、連結構造が複雑で把持柄の装着が容易でないもの、更には、把持柄先端に設けた着脱操作部に調理作業時の熱が伝わり、熱くなって着脱操作ができなくなるもの等、様々な問題を抱えていた。
本発明は、上述のような現状の問題に鑑み、この種の把持柄着脱式鍋の改良に係るもので、把持柄を装着した際のガタツキを抑制し安定した鍋操作を可能にし、しかも、調理時の熱の影響を受けずに容易に把持柄の着脱操作をすることができる実用性に優れた把持柄着脱式鍋を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
鍋本体1に柄取付け部2を設け、この柄取付け部2に把持柄体3を着脱自在に設けた把持柄着脱式鍋において、前記柄取付け部2は、厚さ方向に貫通する貫通孔4を有する金属製の板状部材を板面が上下方向を向くようにして前記鍋本体1に突設した構成とし、前記把持柄体3は、合成樹脂製の把持部5の先端面に、前記貫通孔4の上側開口部から挿入し前記柄取付け部2の裏面に係止する裏面係止板部6と該裏面係止板部6が前記柄取付け部2の裏面に係止した際に前記柄取付け部2の表面に重合係止する表面係止板部7とから成る金属製の板状係止片8を突設すると共に、前記表面係止板部7の下方に前記柄取付け部2を配設し得る間隔をおいて前記柄取付け部2の裏面に係止する金属製のストッパ部9を突没自在に突設した構成とし、前記表面係止板部7と前記ストッパ部9との間に位置し、前記把持柄体3を前記柄取付け部2に装着した際、前記柄取付け部2の先端部に対して対向状態に当接する若しくは近接状態となる金属製の対向当接部10を前記把持部5の先端面に突設した構成としたことを特徴とする把持柄着脱式鍋に係るものである。
また、前記柄取付け部2と同じ厚みの平板状に形成した前記対向当接部10を前記把持部5の先端面に水平状態に突設し、前記把持柄体3を前記柄取付け部2に装着した際、この対向当接部10の先端部と、前記柄取付け部2の先端部とが対向配設され、夫々の先端部同士が当接する若しくは近接状態となることにより、前記把持柄体3の左右方向のガタツキを抑制するように構成したことを特徴とする請求項1記載の把持柄着脱式鍋に係るものである。
また、前記ストッパ部9の突没動作を操作するストッパ操作部11を、前記把持部5の基端部に設けると共に、このストッパ部9とストッパ操作部11との間に付勢体12を設け、前記ストッパ操作部11を引動操作すると、前記ストッパ部9が没入すると共に、前記付勢体12が縮退し、前記ストッパ操作部11の引動操作を解除すると、前記付勢体12が伸長し、この付勢体12の伸長による押圧付勢により前記ストッパ部9が突出すると共に、このストッパ部9の突出状態が保持されるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の把持柄着脱式鍋に係るものである。
また、前記ストッパ部9に、前記把持柄体3を前記柄取付け部2に装着する際、前記柄取付け部2の先端部が当接する傾斜状当接部13を設け、この傾斜状当接部13を前記柄取付け部2の先端部が押圧しながら摺動することにより、前記ストッパ部9が前記付勢体12の押圧付勢に抗して没入し、この柄取付け部2の先端部が前記傾斜状当接部13を乗り越えると、この柄取付け部2の先端部による押圧が解除されて、前記押圧付勢により前記ストッパ部9が突出して前記柄取付け部2に係止するように構成したことを特徴とする請求項3記載の把持柄着脱式鍋に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、把持柄体を柄取付け部に装着した際の把持柄体の左右方向のガタツキを抑制することができ、しかも、このガタツキを抑制する対向当接部を金属製としたから、金属製の柄取付け部の当接による摩耗劣化が無く、柄取付け部と対向当接部との対向間隔が拡がらないので、ガタツキの増大も生じず、長期的に把持柄体を安定状態で装着でき、常に安心して鍋操作を行うことができる実用性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
また、請求項2記載の発明においては、簡易な構成でありながら、一層確実に把持柄体を柄取付け部に装着した際の把持柄体の左右方向のガタツキを抑制することができる画期的な把持柄着脱式鍋となる。
また、請求項3の発明においては、調理時の熱の影響を受けずに容易に把持柄体の柄取付け部への着脱操作をすることができ、しかも、鍋本体の柄取付け部への把持柄体の装着状態を保持するストッパ部の柄取付け部への係止状態が確実に保持され、鍋操作時に把持柄体が離脱する心配もなく、安心して鍋操作を行うことができる操作性及び実用性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
また、請求項4記載の発明においては、把持柄体を柄取付け部に装着する際、ストッパ操作部を操作しなくても、ストッパ部が退避位置に没入し、把持柄体が柄取付け部に装着状態となった際に自動的に突出して柄取付け部に係止するから、ワンタッチで把持柄体を柄取付け部に装着することができる操作性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
本実施例を示す説明斜視図である。 本実施例の把持柄体を鍋本体の柄取付け部に装着した状態を示す側断面図である。 図2における裏面係止板部とストッパ部との柄取付け部への係止状態を示す説明底面図である。 本実施例の把持柄体を鍋本体の柄取付け部から離脱させるためにストッパ操作部を引動操作してストッパ部を退避位置に没入させた状態を示す側断面図である。 本実施例の把持柄体の柄取付け部への装着方法を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
鍋本体1に把持柄体3を装着する際、把持部5を把持して、この把持部5の先端面に突設した板状係止片8の先端側に位置する裏面係止板部6を鍋本体1に設けた柄取付け部2の貫通孔4の上側開口部から挿入し、ストッパ部9を退避位置まで没入させた状態で把持柄体3の基端部を下げるようにこの把持柄体3を伏倒回動させると、貫通孔4に挿入した裏面係止板部6の上面が柄取付け部2の裏面に係止し、板状係止片8の基端側(把持部5側)に位置する表面係止板部7の裏面が柄取付け部2の表面に係止する。
この板状係止片8を構成する裏面係止板部6及び表面係止板部7が柄取付け部2に係止した状態で、更に退避位置に没入させたストッパ部9を突出させると、このストッパ部9の上面が柄取付け部2の裏面に係止して、把持柄体3の鍋本体1への装着が完了する。
これにより、把持柄体3を上方に持ち上げると、柄取付け部2の裏面に当接係止している裏面係止板部6とストッパ部9とが鍋本体1を支承し、柄取付け部2の表面に当接係止している表面係止板部7が片持ち状態に支承した鍋本体1の傾倒を抑制して、安定状態で鍋本体1を支承することができる。
また、この柄取付け部2の裏面に係止したストッパ部9は、鍋本体1を支承するだけでなく、表面係止板部7と共に柄取付け部2を挟持するから、柄取付け部2に装着した把持柄体3は、この表面係止板部7とストッパ部9とが柄取付け部2を挟持することで離脱不能となり、より一層安定状態で装着される。
更に、本発明は、この把持柄体3を柄取付け部2に装着すると、表面係止板部7の直下に位置する対向当接部10の先端部が、柄取付け部2の先端部と対向状態となると共に、これら先端部同士が当接状態若しくは近接状態となる。
即ち、この対向当接部10が、柄取付け部2の先端部と、把持部5の先端面との間に形成される隙間を埋め、この対向当接部10に柄取付け部2の先端部が当接若しくは近接状態となることによって、柄取付け部2に装着した把持柄体3の左右方向へのガタツキが抑制されることとなる。
しかも、本発明は、この把持柄体3の左右方向へのガタツキを抑制する対向当接部10を金属製としたから、金属製の柄取付け部2の当接による摩耗劣化による隙間の拡大が無く、従って、摩耗劣化によるガタツキの増大も無く、長期的に把持柄体3を安定状態で装着でき、常に安心して鍋操作を行うことができる実用性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、鍋本体1に柄取付け部2を設け、この柄取付け部2に把持柄体3を着脱自在に設けた把持柄着脱式鍋に係るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細に説明する。
本実施例の柄取付け部2は、厚さ方向に貫通する貫通孔4を有する金属製の板状部材を板面が上下方向を向くようにして鍋本体1に突設した構成としている。
具体的に説明すると、本実施例の柄取付け部2は、方形状に形成した金属板材の板面中央部付近にこの柄取付け部2の先端側縁部と平行な長孔形状の貫通孔4を穿孔し、鍋本体1の周面に重合係止する板状の鍋固定部14の上端部に水平方向に突設した構成とし、より具体的には、本実施例では、一枚の金属製板材をL字状に曲成して、垂直部を鍋固定部14、水平部を柄取付け部2として鍋本体1に設けた構成としている。
また、本実施例の把持柄体3は、合成樹脂製の把持部5の先端面に、柄取付け部2に係脱自在に係止する金属製の板状係止片8を突設すると共に、この板状係止片8の下方に柄取付け部2を配設し得る(介在し得る)間隔をおいて柄取付け部2に係止する金属製のストッパ部9を突没自在に突設した構成とし、更に、この板状係止片8とストッパ部9との間に、この把持柄体3を柄取付け部2に装着した際、柄取付け部2の先端部に対して対向状態に当接する若しくは近接状態となる金属製の対向当接部10を把持部5の先端面に突設した構成としている。
具体的には、板状係止片8は、柄取付け部2の貫通孔4の上側開口部から挿入し柄取付け部2の裏面、具体的には、貫通孔4の裏面側周縁の鍋本体1側となる先端側に係止する裏面係止板部6と、この裏面係止板部6が柄取付け部2の裏面に係止した際に柄取付け部2の表面、具体的には、貫通孔4から把持柄体3側となる基端側の表面に重合係止する表面係止板部7とから成る構成としている。
より具体的には、本実施例の板状係止片8は、金属製の帯板材から成る表面係止板部7の先端部を下方に向けて折曲して垂設板部を形成し、更にこの垂設板部の先端を前方に向けて略直角に折曲して水平板部を形成し、本実施例では、この水平板部を裏面係止板部6とし、垂設板部はこの裏面係止板部6と表面係止板部7とを連設する連設部15とした構成としている。
また、ストッパ部9は、金属製の板状部材から成り、上述した板状係止片8の表面係止板部7から柄取付け部2が配設可能な間隔、具体的には、柄取付け部2の厚みと略同等の間隔をおいて把持部5の先端面に突没自在に設けた構成とし、また、この突没動作は、把持部5の基端部に設けたストッパ操作部11の操作により成される構成としている。
具体的には、本実施例のストッパ部9は、連結板部16を介して把持部5の基端部に前後方向に進退自在に突設したストッパ操作部11と連設して、このストッパ操作部11の進退移動により前記把持部5の先端面に対して突没移動自在に設けた構成としている。
また、本実施例は、この連結板部16の長さ方向途中にバネ当接部17を設け、このバネ当接部17を把持部5に設けた付勢体12、具体的にはコイルばね12が押圧付勢するように構成し、このコイルばね12の押圧付勢に抗してストッパ操作部11を引動操作すると、コイルばね12が縮退してストッパ部9が没入し、このストッパ操作部11の引動操作を止めて解放すると、コイルばね12が伸長し、バネ当接部17を押圧付勢することにより連設部15が前方に移動し、この連設部15の前方への移動によりストッパ部9が把持部5の先端面から突出すると共に、付勢体12の押圧付勢により突出状態が保持される構成としている。
また更に、本実施例のストッパ部9は、把持柄体3を柄取付け部2に装着する際、柄取付け部2の先端部が当接する傾斜状当接部13を先端部に設けた構成としている。
具体的には、本実施例の傾斜状当接部13は、金属製の板状部材から成り、水平板状のストッパ部9の先端部に、下端を把持部5の先端面側となる内方に向けて傾斜状態に垂設した構成として、本実施例のストッパ部9は、把持柄体3を柄取付け部2に装着する際、この傾斜状当接部13を柄取付け部2の先端部が押圧しながら摺動することにより、傾斜状当接部13が柄取付け部2に当接して押圧され、この押圧によりコイルばね12の押圧付勢に抗してストッパ部9が没入し退避位置に移動し、このストッパ部9が退避位置まで移動して柄取付け部2の先端部が傾斜状当接部13を乗り越えると、この柄取付け部2の先端部による傾斜状当接部13の押圧が解除されて、コイルばね12が再び伸長し、このコイルばね12の伸長によって連設部15が押圧付勢され、この押圧付勢によりストッパ部9が突出して、この突出したストッパ部9の上面が柄取付け部2の裏面に係止する構成としている。
また、本実施例の対向当接部10は、柄取付け部2と同じ厚みの金属製の平板部材を所定形状に形成した構成とし、把持部5に設けた位置決め係止部に位置決め係止することで、先端部が所定量、把持部5の先端面の上述した板状係止片8(表面係止板部7)とストッパ部9との間から水平方向に突出するように構成し、本実施例では、この対向当接部10の突出量を、この対向当接部10の先端が、退避位置まで没入したストッパ部9の先端と面一状態となる突出量に設定している。
また更に、対向当接部10は、把持柄体3を柄取付け部2に装着した際、この突出した対向当接部10の先端部と、柄取付け部2の先端部とが対向状態(突き合わせ状態)となり、夫々の先端部同士が当接する若しくは近接状態となることで把持柄体3の左右方向のガタツキを抑制する構成としている。
上述のように構成した本実施例の作用・効果について以下に説明する。
鍋本体1に把持柄体3を装着する際は、把持部5を把持して、この把持部5の先端面に突設した板状係止片8の先端側に位置する裏面係止板部6を鍋本体1に設けた柄取付け部2の貫通孔4の上側開口部から挿入し、把持柄体3の基端部を下げるようにこの把持柄体3を伏倒回動させるだけで装着が完了する。
即ち、裏面係止板部6を鍋本体1に設けた柄取付け部2の貫通孔4の上側開口部から挿入し、把持柄体3の基端部を下げるようにこの把持柄体3を伏倒回動させると、把持柄体3の先端面から突出しているストッパ部9の傾斜状当接部13に柄取付け部2の先端部が当接すると共に、伏倒回動に伴ってこの柄取付け部2の先端部がストッパ部9の傾斜状当接部13を押圧しながら摺動する。
この際、傾斜状当接部13は傾斜状態(先上がり傾斜状態)に設けられているので、伏倒回動が進むに連れ、より押し込み量が大きくなり、ストッパ部9は、この伏倒回動が進むに連れ、コイルばね12のバネ付勢(押圧付勢)に抗して徐々に押し込まれて没入してゆき、板状係止片8が柄取付け部2に当接して伏倒回動操作が終了すると、退避位置まで没入する。
そして、このストッパ部9が退避位置まで没入すると、柄取付け部2の先端部は傾斜状当接部13を乗り越え、対向当接部10と対向状態となると共に当接状態若しくは近接状態となり、また、板状係止片8の裏面係止板部6が柄取付け部2の裏面に重合係止し、表面係止板部7が柄取付け部2の表面に重合係止する。
また更に、柄取付け部2の先端部が傾斜状当接部13を乗り越えて、この柄取付け部2による押圧が解除されたストッパ部9は、柄取付け部2の押圧により縮退していたコイルばね12が伸長し、このコイルばね12の伸長によりバネ当接部17に押圧付勢が作用し連結板部16が前方に移動し、この連結板部16の前方への移動により再び突出状態となって柄取付け部2の裏面に重合係止し、装着完了となる。
これにより、把持柄体3を上方に持ち上げると、柄取付け部2の裏面に当接係止している裏面係止板部6とストッパ部9とが鍋本体1を支承し、柄取付け部2の表面に当接係止している表面係止板部7が片持ち状態に支承した鍋本体1の傾倒を抑制して、安定状態で鍋本体1を支承することができる。
また、この柄取付け部2の裏面に重合係止したストッパ部9は、鍋本体1を支承するだけでなく、表面係止板部7と共に柄取付け部2を挟持するから、柄取付け部2に装着した把持柄体3は、この表面係止板部7とストッパ部9とが柄取付け部2を挟持することで離脱不能となり、より一層安定状態で装着される。
しかも、本実施例は、このストッパ部9を、コイルばね12により突出状態が保持されるように構成したから、把持柄体3の柄取付け部2への係止状態が確実に保持され、鍋操作時に把持柄体3が離脱する心配がなく、安心して鍋操作を行うことができる。
更に、対向当接部10が、柄取付け部2の先端部と、把持部5の先端面との間に形成される隙間を埋め、この対向当接部10に柄取付け部2の先端部が当接若しくは近接状態となることによって、柄取付け部2に装着した把持柄体3の左右方向へのガタツキが抑制されることとなる。
このように、本実施例は、把持柄体3を鍋本体1に片手でワンタッチで装着することができ、しかも、把持柄体3は、上下方向及び左右方向へのガタツキが抑制された安定した状態で装着されるので、把持柄体3が鍋本体1から外れてしまうといった不安感が生じず、常に安心して鍋操作を行うことができる実用性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
しかも、この把持柄体3の左右方向へのガタツキを抑制する対向当接部10を金属製としたから、金属製の柄取付け部2の当接による摩耗劣化による隙間の拡大が無く、従って、摩耗劣化によるガタツキの増大も無く、長期的に把持柄体3を安定状態に装着でき、より一層安心して鍋操作を行うことができる実用性に優れた把持柄着脱式鍋となる。
また、鍋本体1から把持柄体3を離脱させる際は、例えば片方の手で把持部5を把持し、もう一方の手で把持部5の基端部に設けたストッパ操作部11を引動操作して、柄取付け部2の裏面に重合係止しているストッパ部9を柄取付け部2から離脱させ、このストッパ部9が柄取付け部2より離脱している状態のまま、把持柄体3の基端部を上げるようにこの把持柄体3を起立回動させて、柄取付け部2の貫通孔4に挿入している裏面係止板部6を引き抜き可能な状態にし、上方に把持柄体3を引き抜くことで柄取付け部2から離脱させることができる。
この把持柄体3の離脱操作においては、本実施例は、ストッパ操作部11を把持柄体3の基端部側(把持部5の基端部)に設けた構成としたから、ストッパ操作部11が調理時の熱の影響を受けにくく、よって、調理中や調理後直ぐに把持柄体3の離脱操作を行う際も、ストッパ操作部11が熱くないので、容易に把持柄体3の離脱操作をすることができると共に、やけどの心配もなく、安心して鍋操作を行うことができる操作性及び実用性に優れた画期的な把持柄着脱式鍋となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 鍋本体
2 柄取付け部
3 把持柄体
4 貫通孔
5 把持部
6 裏面係止板部
7 表面係止板部
8 板状係止片
9 ストッパ部
10 対向当接部
11 ストッパ操作部
12 付勢体
13 傾斜状当接部

Claims (4)

  1. 鍋本体に柄取付け部を設け、この柄取付け部に把持柄体を着脱自在に設けた把持柄着脱式鍋において、前記柄取付け部は、厚さ方向に貫通する貫通孔を有する金属製の板状部材を板面が上下方向を向くようにして前記鍋本体に突設した構成とし、前記把持柄体は、合成樹脂製の把持部の先端面に、前記貫通孔の上側開口部から挿入し前記柄取付け部の裏面に係止する裏面係止板部と該裏面係止板部が前記柄取付け部の裏面に係止した際に前記柄取付け部の表面に重合係止する表面係止板部とから成る金属製の板状係止片を突設すると共に、前記表面係止板部の下方に前記柄取付け部を配設し得る間隔をおいて前記柄取付け部の裏面に係止する金属製のストッパ部を突没自在に突設した構成とし、前記表面係止板部と前記ストッパ部との間に位置し、前記把持柄体を前記柄取付け部に装着した際、前記柄取付け部の先端部に対して対向状態に当接する若しくは近接状態となる金属製の対向当接部を前記把持部の先端面に突設した構成としたことを特徴とする把持柄着脱式鍋。
  2. 前記柄取付け部と同じ厚みの平板状に形成した前記対向当接部を前記把持部の先端面に水平状態に突設し、前記把持柄体を前記柄取付け部に装着した際、この対向当接部の先端部と、前記柄取付け部の先端部とが対向配設され、夫々の先端部同士が当接する若しくは近接状態となることにより、前記把持柄体の左右方向のガタツキを抑制するように構成したことを特徴とする請求項1記載の把持柄着脱式鍋。
  3. 前記ストッパ部の突没動作を操作するストッパ操作部を、前記把持部の基端部に設けると共に、このストッパ部とストッパ操作部との間に付勢体を設け、前記ストッパ操作部を引動操作すると、前記ストッパ部が没入すると共に、前記付勢体が縮退し、前記ストッパ操作部の引動操作を解除すると、前記付勢体が伸長し、この付勢体の伸長による押圧付勢により前記ストッパ部が突出すると共に、このストッパ部の突出状態が保持されるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の把持柄着脱式鍋。
  4. 前記ストッパ部に、前記把持柄体を前記柄取付け部に装着する際、前記柄取付け部の先端部が当接する傾斜状当接部を設け、この傾斜状当接部を前記柄取付け部の先端部が押圧しながら摺動することにより、前記ストッパ部が前記付勢体の押圧付勢に抗して没入し、この柄取付け部の先端部が前記傾斜状当接部を乗り越えると、この柄取付け部の先端部による押圧が解除されて、前記押圧付勢により前記ストッパ部が突出して前記柄取付け部に係止するように構成したことを特徴とする請求項3記載の把持柄着脱式鍋。
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