JP5814896B2 - 炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法 - Google Patents

炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法 Download PDF

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Description

この発明は、炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法に関する。
原子力発電プラントの原子炉圧力容器には、炉心差圧を検出し、原子炉圧力容器内の炉心に中性子吸収材を注入する炉心差圧及び液体注入制御装置が備えられている。炉心差圧及び液体注入制御装置は、一般には、DP/SLCノズル・配管といわれるもので、原子炉を停止させるための制御棒の挿入が不能となった場合に、中性子吸収材であるほう酸水溶液を炉心内に送るものである。これにより、炉心の反応を停止し、安全を確保する。
炉心差圧及び液体注入制御装置は、原子炉圧力容器の炉底部に形成した貫通孔と、原子炉圧力容器の炉底部内面に上記貫通孔を覆って形成された開口とに挿通されて、溶接により取り付けられている。この取付け溶接部近傍は、原子力運転の経年変化により応力が蓄積され易い。
そこで、原子炉圧力容器に設置されている炉心差圧及び液体注入制御装置を新規のものと取り替えることができれば、信頼性を向上することができる。
しかし、炉心差圧及び液体注入制御装置を新規のものと取り替える技術は検討されておらず、先行技術文献は見当たらない。
関連先行技術として中性子計測(ICM)ハウジングの取替方法に関する下記の技術が知られている。
先ず、原子炉圧力容器の炉底部内面に設けられた肉盛座の開口に挿通され溶接されたICMハウジングをICM配管から切断する。切断したICMハウジングを原子炉圧力容器の炉底部に設けられた貫通孔から原子炉圧力容器の炉底部の下方外部に引き出す。新規のICMハウジンングを上記貫通孔から原子炉圧力容器内に挿通する。新規のICMハウジングの上端面とICM配管の切出し端面との位置合せを行って、両部材を溶接する。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−108784号公報
上記特許文献1に記載されたICMハウジングは、単管であるため、ICM配管の切出し端面との溶接が可能である。しかし、炉心差圧及び液体注入制御装置は、注入制御用配管と炉心差圧用配管とが一体化された二重管であり、複雑な構造を有しているため、原子炉圧力容器内部で切出し部と新規の配管とを溶接して一体化するような方法を適用することはできない。
本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法は、原子炉圧力容器の炉底部に形成された貫通孔および原子炉圧力容器の炉底部の内面に形成された既設肉盛座に設けられた開口を貫通して設けられ、原子炉圧力容器に固定された既設炉心差圧・液体注入制御装置を切断して、原子炉圧力容器から取り出す注入制御装置取出し工程と、既設肉盛座が形成された領域に、新規開口が設けられた新規肉盛座を形成し、貫通孔および新規開口を貫通する新規炉心差圧・液体注入制御装置を取り付ける新規注入制御装置取付け工程と、を備え、新規注入制御装置取付け工程は、炉心差圧・注入ノズル部と、注入制御用配管と、炉心差圧用配管とが2本の平行な流路から同軸流路となるように接続された新規炉心差圧・液体注入制御装置を、原子炉圧力容器内に配置された炉心支持板に設けられた開口部を介して原子炉圧力容器の炉底部内に導入し、炉心差圧・注入ノズル部を新規肉盛座の新規開口および貫通孔に差込む炉心差圧・注入ノズル部差込み工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
本発明によれば、炉心差圧・注入ノズル部と、注入制御用配管と、炉心差圧用配管とが2本の平行な流路から同軸流路となるように接続された新規炉心差圧・液体注入制御装置を、原子炉圧力容器の炉底部内に導入して炉心差圧・注入ノズル部を新規肉盛座の新規開口および貫通孔に差込むので、原子炉圧力容器内で炉心差圧・注入ノズル部と、注入制御用配管と、炉心差圧用配管の少なくとも一部とを一体化する必要がなく、炉心差圧及び液体注入制御装置の取替を行うことが可能となる。
本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法が適用される原子力建屋の概略構造を示す断面図。 図1に図示された原子炉圧力容器の断面図。 図2における領域IIIの拡大図。 図3に図示された炉心差圧・液体注入制御装置をY方向からみた側面図。 (a)は図3において点線で示す領域Vaの拡大図、(b)は(a)における炉心差圧・液体注入制御装置の断面図。 本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法の一実施の形態としての処理フロー図。 図6に続く処理を示す処理フロー図。 図7に図示された新規肉盛座の作製工程の詳細を示す処理フロー図。 図7に図示された新規炉心差圧・液体注入制御装置準備体の設置工程の詳細を示す処理フロー図。 本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法における最初の工程を説明するための図。 図10に続く工程を説明するための図。 (a)、(b)は、図11における領域XIIの拡大図。 図11に続く工程を説明するための図。 図13に続く工程を説明するための図であり、残存DP/SLCノズルの係脱方法を説明するための図。 図14に続く工程を説明するための図であり、肉盛座の残存部を除去する方法を説明するための図。 既設炉心差圧・液体注入制御装置の側面図。 新規炉心差圧・液体注入制御装置の側面図。 図15に続く工程を説明するための図であり、(a)は側方からの図であり、(b)は、(a)における上方からの図である。 (a)、(b)は、図18(a)における領域IXXの拡大図。 図18に続く工程を説明するための図であり、(a)は側方からの図、(b)は、(a)における上方からの図。 図20(a)における領域XXIの拡大図。 図20に続く工程を説明するための図であり、(a)は側方からの図、(b)は、(a)における上方からの図。 図22(a)における領域XXIIIの拡大図。 は図23の変形例を示す図。 図22に続く工程を説明するための図であり、(a)は側方からの図、(b)は、(a)における上方からの図。 図25(a)における領域XXVIの拡大図。 図25(a)における領域XXVIIの拡大図。 図26の変形例を示す図。
以下、本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、この発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法が適用される原子力発電プラントの一実施の形態の概略構造を示す断面図である。
原子力発電プラントは、改良沸騰水型原子炉(ABWR)を一例として示されている。
原子炉建屋100の中央部には、黒塗りして示す原子炉格納容器101が設置され、原子炉格納容器101内に原子炉圧力容器1が収容されている。原子炉建屋100の上部には、使用済み燃料貯蔵プールまたは機器仮置き場としての保管部107が設けられている。
原子炉格納容器101は鋼製ライナを内張りした鉄筋コンクリート製で、気密性を有するように内壁面が鋼で構成される。原子炉格納容器101は、円筒形状であり、原子炉圧力容器1は、原子炉格納容器101の軸芯とほぼ同軸に配置される。
原子炉格納容器101は、原子炉圧力容器1を取り囲むドライウェル125、サプレッション・チェンバ109及び基礎盤114から構成される。原子炉圧力容器1の上部は蓋部材115により覆われている。ドライウェル125とサプレッション・チェンバ109は鉄筋コンクリート製のダイヤフラム・フロア126により区画されている。ドライウェル125とサプレッション・チェンバ109の下部プール槽109aとは、ベント管121によって相互に連通されている。苛酷な事態が生じることにより原子炉圧力容器1が破損してドライウェル125内に水蒸気が放出された場合、蒸気はベント管121を通ってサプレッション・チェンバ109の下部プール槽109aに導かれる。下部プール槽109a内に貯蓄された水で水蒸気を凝縮することで原子炉格納容器101内の圧力上昇を抑制する。
原子炉格納容器101の側壁111aは、例えば、その厚さが2m程度であり、この側壁111aには、側壁111aの内面から外面に貫通する貫通部130が設けられている。貫通部130は、機器搬入用およびサプレッション・チェンバ109内への作業員の出入口となるものであり、ハッチ131A、131Bを備えている。
ドライウェル125の下部ドライウェル125aには、原子炉圧力容器1の底部を貫通して炉底部26(図2参照)内に延出されたICMハウジング4およびCRD(制御棒駆動機構)ハウジング5が設けられている。
図2は、図1に図示された原子炉圧力容器の断面図であり、図3は、図2において点線で示す領域IIIの拡大図である。
原子炉圧力容器1の内部には、燃料集合体(図示せず)の下端部付近に配置された炉心支持板3、燃料集合体の上部側に配置された上部格子板2、シュラウド6、上部側に設置された不図示の蒸気乾燥器等の炉内構造物が設けられている。
炉心支持板3および上部格子板2はボルトにより固定され、それぞれ、板部の厚さ方向に貫通する開口部3aおよび2a(図13参照)を有している。
シュラウド6は、炉心を囲む円筒状の構造物であり、上部に炉心支持板3を固定するためのフランジが形成されている。シュラウド6は、燃料集合体を支持するための円筒形の溶接構造物であり、シュラウドサポートシリンダ8およびシュラウドサポートレグ7を介して原子炉圧力容器1に固定されている。
原子炉圧力容器1内の炉心支持板3より下方の炉底部26側には、炉心差圧・液体注入制御装置33が取り付けられている。
図4は、図3に図示された炉心差圧・液体注入制御装置をY方向からみた側面図であり、図5(a)は図3において点線で示す領域Vaの拡大図であり、図5(b)は、図5(a)における炉心差圧・液体注入制御装置の断面図である。
炉心差圧・液体注入制御装置(以下、DP/SLC装置という。以下同じ。)33は、炉心差圧・注入ノズル(DP/SLCノズル)10、注入制御用配管(SLC用配管)12および炉心差圧用配管(DP用配管)13が一体的に組み付けられた二重管構造を有する。DP用配管13は、SLC用配管12の外周に配置されており、SLC用配管12から分岐する分岐部13bを有している。DP/SLCノズル10とDP用配管13とは、ソケット11で溶接されている。
SLC用配管12の上端部にはキャップ12aが固定されている。キャップ12aの直下には不図示の開口が形成されている。
DP用配管13は、その最上部に、溶接により取り付けられた炉心差圧(DP短管)13aを含んでいる。
図5(a)に図示されるように、原子炉圧力容器1の底部には貫通孔1aが形成されており、貫通孔1a上には、貫通孔1aに連通する開口17aが形成された肉盛座17が形成されている。
DP/SLC装置33は、原子炉圧力容器1の底部に形成された貫通孔1aにDP/SLCノズル10が差し込まれた状態で、肉盛座17に溶接されて原子炉圧力容器1の軸芯とほぼ平行に植立して固定されている。
図3に図示されるように、DP/SLC装置33のSLC用配管12のキャップ12aは、炉心支持板3より少し下方に位置している。DP/SLC装置33のDP用配管13のDP短管13aの上端部は炉心支持板3の上方に位置している。
DP/SLC装置33のDP/SLCノズル10は不図示の配管を介してほう酸水溶液貯留槽に連通している。
通常運転時には、原子炉圧力容器1内には炉水で満たされており、DP/SLC装置33のSLC用配管12のキャップ12aおよびDP用配管13のDP短管13aの上端部は炉水中に没している。DP用配管13およびSLC用配管12を介して、炉心支持板3の上下の圧力を測定し、その圧力差をDP/SLCノズル10を介して検出する。
制御棒の挿入が不能となる異常状態が発生すると、ほう酸水溶液の注入系が作動し、キャップ12a直下の開口から、炉心に向けてほう酸水溶液を噴射して中性子の吸収を行うと共に原子炉を停止させる。
このように、DP/SLC装置33は、原子炉運転の安全性に重要な役割を担う。
しかして、DP/SLC装置33は、原子炉圧力容器1の底部に形成された貫通孔1aに連通する開口17a(図5(a)参照)が形成された肉盛座17に挿通して、溶接部31で溶接されて原子炉圧力容器1の底部に固定されている。溶接部31の近傍は、経年変化により応力が蓄積され易い。
従って、必要に応じて、新規のものに取り替えることにより、その安全性を向上することができる。
以下に、炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法を説明する。
図6は、本発明の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法の一実施の形態としての処理フロー図であり、図7は、図6に続く処理を示す処理フロー図である。また、図8は、図7に図示された新規肉盛座の作製工程の詳細を示す処理フロー図であり、図9は、図7に図示された新規DP/SLC装置の設置工程の詳細を示す処理フロー図である。
炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法は、図6に示す既設炉心差圧・液体注入制御装置の撤去工程と、図7に示す新規炉心差圧・液体注入制御装置の取付け工程との2つの工程に大別される。
先ず、図6および図10〜図15を参照して、既設炉心差圧・液体注入制御装置の撤去工程を説明する。
ステップS1において、原子炉圧力容器1内を満水にする。
図10は、原子炉圧力容器1内を炉水Wにより満たした状態を示す。図10において、炉水Wは、炉心支持板3上のみに図示されているが、これは、図示の都合であって、炉水Wは、図2に図示された原子炉圧力容器1内の炉底部26の底面から、最上部の上端面まで原子炉圧力容器1内の全体に満たされる。
ステップS2で、既設DP/SLC装置33を切断する。また、既設DP/SLC装置33を支持するブラケット14を分断する。
DP/SLC装置33の切断は、長さ方向の複数個所で行う。例えば、原子炉圧力容器1の底部内面とソケット11との間、ソケット11、SLC用配管12、DP用配管13を切断する。また、ブラケット14における、シュラウド6、シュラウドサポートシリンダ8またはシュラウドサポートレグ7のいずれかと、SLC用配管12またはDP用配管13を連結する各ブラケット14の中間部で分断する。つまり、図11に図示されるように、分断した各ブラケット14の一部が、シュラウド6、シュラウドサポートシリンダ8またはシュラウドサポートレグ7に固定された状態で残存するように分断する。以下、このように、シュラウド6、シュラウドサポートシリンダ8またはシュラウドサポートレグ7に残存するブラケット14aを、残存ブラケット14aという。
DP/SLC装置33の切断および全ブラケット14の分断は、水中加工であり、例えば、遠隔操作による放電加工装置により行う。
ステップS3では、DP/SLC装置33の切断した各部分を、原子炉圧力容器1の外部に搬出する。
また、ステップS3では、DP/SLCノズル10の残存部と肉盛座17の突出部の除去を行う。図12(a)に図示されるように、原子炉圧力容器1の底部内面とソケット11との間で切断することにより、DP/SLCノズル10の切断面より下の部分は、原子炉圧力容器1の底部に固定されて残存している。このDP/SLCノズル10の残存した部分の中、原子炉圧力容器1の内面から突出している部分と、肉盛座17とを、図12(b)に図示されるように、肉盛座17の上面が原子炉圧力容器1の底部内面と同一となる程度まで除去する。このDP/SLCノズル10の突出部と肉盛座17の除去も、例えば、遠隔操作による放電加工装置により行う。図11(b)に図示されるように、除去後には、残存DP/SLCノズル10aが原子炉圧力容器1に残っている。
ステップS4では、図13に図示されるように、シュラウド6の上部にシュラウド遮へい体25を設け、原子炉圧力容器1の上部にRPV遮へい体23を設ける。シュラウド遮へい体25およびRPV遮へい体23には、それぞれ、板厚を貫通する貫通口(図示せず)が形成されている。
シュラウド遮へい体25およびRPV遮へい体23を設けることにより、原子炉圧力容器1の外部雰囲気の放射線量を低下することができ、炉水を抜いた後の作業の安全性が向上する。
ステップS5では、原子炉圧力容器1内の炉水Wを抜く。炉水Wは、原子炉圧力容器1の底部に設けた不図示の水抜きノズルから全量を抜くことができる。
ステップS5で炉水Wを原子炉圧力容器1から抜いたので、以降の作業および加工はすべて気中で行うことになる。
ステップS6では、ガイドパイプ24a、24bを設置する。ガイドパイプ24a、24bは、既設DP/SLC装置33および後述する新規炉心差圧・液体注入制御装置(新規DP/SLC装置)32(図17参照)の搬出・搬入、および作業装置の搬入・搬出を行う際のガイドとなるものである。
ガイドパイプ24aは、RPV遮へい体23、シュラウド遮へい体25および炉心支持板3を貫通して炉底部に達するように設けられている。ガイドパイプ24bは、RPV遮へい体23、シュラウド遮へい体25を貫通し、炉心支持板3に達した位置または炉心支持板3の上面の手前で終端するように設けられている。既設炉心差圧・液体注入制御装置33の撤去工程では、ガイドパイプ24bのみが使用され、後述する新規炉心差圧・液体注入制御装置の取付け工程では、ガイドパイプ24aとガイドパイプ24bの両方が使用される。
ステップS7では、RPV遮へい体23上に操作架台22を設置する。また、操作架台22上の操作フロア21上に巻取装置19が搭載された作業台車18を設置する。操作架台22において、既設および新規炉心差圧・液体注入制御装置33、32(図17参照)および炉底部26内に導入する作業装置の取付け、取り外しを行う。また、作業台車18は、巻取装置19に接続されたチェーンケーブル20を巻取りおよび巻戻して、既設および新規炉心差圧・液体注入制御装置33、32および作業装置を昇降する。
ステップS8では、残存しているDP/SLCノズル10a(以下、残存DP/SLCノズルという)を原子炉圧力容器1から取り外して外部に搬出する。
図14は、図13に続く工程を説明するための図であり、残存DP/SLCノズル10aを原子炉圧力容器1から取り外す方法を説明するための図である。また、図15は、図14に続く工程を説明するための図であり、肉盛座の残存部を除去する方法を説明するための図である。
図14に図示されるように、原子炉圧力容器1の底部外部の下方に押上げ装置27を設置し、押上げ装置27のロッド27aを上昇させて残存DP/SLCノズル10aを、貫通孔1aから抜き出して、原子炉圧力容器1の炉底部26内に移動させる。この状態では、移動した残存DP/SLCノズル10aは、図14に図示されているように、起立した状態である。チェーンケーブル20の端部に不図示の把持装置を固定し、この把持装置を、ガイドパイプ24a内を挿通させ、巻取装置19によりチェーンケーブル20を巻戻して原子炉圧力容器1の炉底部26内を下降させる。そして、把持装置により残存DP/SLCノズル10aを把持し、巻取装置19によりチェーンケーブル20を巻取って、ガイドパイプ24a内を上昇させ、操作架台22において、残存DP/SLCノズル10aを把持装置から取り外す。
ステップS9では、肉盛座17の残存部を除去する。
押上げ装置27のロッド27aを下降させて、貫通孔1aから抜き出す。次に、押上げ装置27と同様に、原子炉圧力容器1の底部外部の下方に不図示の機械加工装置を配置し、機械加工装置に取り付けられた切削歯を、貫通孔1a内を挿通して、炉底部16内に移動する。そして、原子炉圧力容器1の貫通孔1a周囲の内面に残存している肉盛座17を、切削歯を回転して切除する。
肉盛座17の残存部の除去は、既設の肉盛座17がすべて完全に除去されるように、既設の肉盛座17よりも少し広い領域Rに亘って行う。また、原子炉圧力容器1の底部内面には、肉盛座17と同様に溶接により形成された薄い溶接層1bが形成されているが、肉盛座17の残存部の除去は、除去された領域Rの上面が、溶接層1bの上面から陥没するように行う。この状態を図15に図示する。
なお、肉盛座17の残存部の除去は、切削以外の方法としてもよい。
以上により、既設DP/SLC装置33の撤去が完了する。
次に、新規DP/SLC装置32(図17参照)の取付け工程を行う。新規DP/SLC装置32の取付けは、以下に説明するように、既に原子炉圧力容器1に取り付けた、ガイドパイプ24a、24b、操作架台22、作業台車18等を用いて行うので、この時点で、新規DP/SLC装置の取付け準備も完了している。
以下、図7〜9および図16〜図28を参照して、既設炉心差圧・液体注入制御装置32の取付け工程を説明する。
先ず、ステップS11で、新規DP/SLC装置32を準備する。
図17に図示された新規DP/SLC装置32は、図16に図示された既設DP/SLC33とは、構造が一部異なっている。
既設DP/SLC装置33においては、DP/SLCノズル10とSLC用配管12との間にソケット11が介装されており、図16に示されるように多数の溶接部31を有している。このように溶接部31が多い構造では、遠隔操作による作業装置の取付けが困難であり、また、取付けの作業効率が悪い。
そこで、第1に、新規DP/SLC装置32は、構造を単純化して溶接箇所の低減が図られたものとなっている。図17に図示されるように、新規DP/SLC32では、新規SLC用配管12Aの下端部12Alにおいて、下部点線で示すソケット11が無くなっており、新規SLC用配管12Aが、DP/SLCノズル10(図16参照)の領域まで延出され、DP/SLCノズル10を含む単管とされている。また、SLC用配管12において多数存在した溶接部31は存在しない。
第2に、新規DP/SLC装置32では、新規DP用配管13Aの分岐部13cは、図17において点線で図示された分岐部13bよりも上方の位置に変更されている。新規DP/SLC装置32が取り付けられる領域では、原子炉圧力容器1の底部は、傾斜角度が45°以上の急勾配で湾曲されている。このような急勾配の領域の付近に分岐部13bが設けられていると、原子炉圧力容器1の底部内面と新規SLC用配管12Aとの間の空間が狭くなり、遠隔操作による作業装置での取付け作業が困難となる。そこで、分岐部13cのように上方の位置に変更することにより、原子炉圧力容器1の底部内面と新規SLC用配管12Aとの間の空間が広くなるように配慮されている。
なお、ステップS11で準備される新規DP/SLC装置32は、DP短管13aを備えていない新規炉心差圧・液体注入制御装置準備体(新規DP/SLC装置準備体)32A(図22参照)となっている。DP短管13aは、後述する如く、この後の工程で溶接される。
--ステップS12の詳細(図18)--
ステップS12では、新規肉盛座17Aを作製する。
図8は、新規肉盛座17Aの作製方法の詳細を示す処理フロー図である。また、図18は、図15に続く工程を説明するための図であり、図18(a)は側方からの図であり、図18(b)は、図18(a)の上方からの図であり、図19(a)および図19(b)は、図18(a)における領域IXXの拡大図である。
先ず、ステップS21で、プラグ36を原子炉圧力容器1の貫通孔1aの上部に配置する。図19(a)に図示されるように、プラグ36は、上面が原子炉圧力容器1の底部内面と同様な湾曲面とされている。湾曲面は、平坦な傾斜面であっても差し支えない。プラグ36は高ニッケル鋼により形成されており、遠隔操作により、貫通孔1a内の上部に取り付けられる。
ステップS22では、新規肉盛座17Aを形成する。図18(a)に図示されるように、肉盛座溶接装置38を、ガイドパイプ24a内を挿通して原子炉圧力容器1の炉底部26内に導入する。ガイドパイプ24aは、図18(b)に図示されるように、炉心支持板3に形成された複数の開口部3aの中の1つの開口部3a内を挿通して設置されている。肉盛座溶接装置38は、チェーンケーブル20に連結され、チェーンケーブル20を巻取装置19で巻戻して降下される。
図18(b)では、炉心支持板3を透明として、新規DP/SLC装置32の新規DP用配管13Aおよび新規SLC用配管12Aが図示されているが、新規DP/SLC装置32の新規DP用配管13A、新規SLC用配管12Aは、開口部3a1の直下から少しずれた位置に取り付けられている。肉盛座溶接装置38は、アーム部38aおよび回転部38bを有し、遠隔操作により溶接ヘッドが三次元的に移動可能となっている。
肉盛座溶接装置38には不図示のカメラが搭載されており、遠隔操作により溶接ヘッドを移動して位置決めを行い、溶接により新規肉盛座17Aを形成する。溶接材料としては高ニッケル鋼等を用いる。
原子炉圧力容器1の貫通孔1a内には、プラグ36が取り付けられているため、新規肉盛座17Aは、貫通孔1a上も含めて、既設肉盛座17が形成された領域に、既設肉盛座17と同一かもしくは一回り大きい面積を有するように形成される。
ステップS23では、プラグ36を切削により除去する。
既設の肉盛座17の残存部を除去する場合と同様に、原子炉圧力容器1の底部の下方に不図示の機械加工装置を配置し、貫通孔1a内に挿通してプラグ36を切削して除去する。また、引き続いて、新規肉盛座17Aに貫通孔1aとほぼ同じ直径の開口17aを形成する。この状態を、図19(b)に示す。
ステップS24では、開口17aが形成された新規肉盛座17Aの表面を仕上げ加工する。これにより、新規肉盛座17Aの作製工程が完了する。
以上がステップS12の詳細である。
--ステップS13の詳細(図20)--
ステップS13では、新規DP/SLC装置準備体32Aの設置を行う。
図8は、新規DP/SLC装置準備体の設置工程の詳細を示す処理フロー図である。また、図20は、図18に続く工程を説明するための図であり、図20(a)は側方からの図であり、図20(b)は、図20(a)における上方からの図であり、図21は、図20(a)における領域XXIの拡大図である。
ステップS31では、DP/SLC準備体32Aの位置合せ装置39を原子炉圧力容器1の炉底部26内に導入する。
位置合せ装置39を炉底部26内に導入するには、位置合せ装置39をチェーンケーブル20にて保持し、巻取装置19でチェーンケーブル20を巻き戻して、ガイドパイプ24a内を下降させて行う。
位置合せ装置39は、上下に配置された把持部40を備えている。各把持部40には、中央側で回転可能に連結された一対のアーム41aおよびクランプ部41bを備えている。一対のアーム41aの各先端側は、それぞれ、異なるスライド板(図示せず)に回転可能に取り付けられており、スライド板を異なる方向にスライドすることにより、倒伏姿勢から起立姿勢に状態が変化し、これに伴って、クランプ部41bの高さが変化する。位置合せ装置39を、ガイドパイプ24a内を挿通させるときは、各把持部40を倒伏姿勢にする。位置合せ装置39が炉底部26内に導入されたら、各把持部40を起立姿勢にする。クランプ部41bは、開閉可能となっている。
位置合せ装置39を、炉底部26内に固定されているCRDハウジング5の上端に着座させる。
位置合せ装置39の各把持部40は、不図示の駆動機構部により軸方向と垂直な面で回転可能に駆動することができる。位置合せ装置39の把持部40を回転させ、クランプ部41bを、炉心支持板3に形成された開口部3a2の中心の下側に位置させる。
ステップS32では、新規DP/SLC装置準備体32Aを炉底部26内に導入する。
上述した如く、新規DP/SLC装置準備体32AはDP短管13aを備えていない。
この新規DP/SLC装置準備体32Aを、炉心支持板3の開口部3a1内に設置したガイドパイプ24b内を挿通して、炉底部26内に導入する。新規DP/SLC装置準備体32Aを炉底部26内に導入するには、新規DP/SLC装置準備体32Aをチェーンケーブル20にて保持し、巻取装置19でチェーンケーブル20を巻き戻して、ガイドパイプ24b内を下降させて行う(図20(b)参照)。
導入された新規DP/SLC装置準備体32Aを把持部40のクランプ部41bを閉じて把持する。そして、把持部40のアーム41aの高さを調整して、原子炉圧力容器1の貫通孔1aとの位置合せを行う。
なお、図20(b)には、新規DP用配管13Aおよび新規SLC用配管12Aが、貫通孔1aに位置合せされた位置にも図示されている。
ステップS33では、ガイド装置47の保持部47aを炉底部26内に導入する。原子炉圧力容器1の底部外部の下方にガイド装置47を配置する。ガイド装置47は、昇降可能な保持部47aを有しており、貫通孔1aを挿通して、保持部47aを炉底部26内に導入する。
ステップS34では、ガイド装置47の保持部47aにより新規SLC用配管12Aの下端部12Alを保持する。
保持部47aにより新規SLC用配管12Aの下端部12Alを保持する構造の一例として、保持部47aを、傘状に開閉する複数の爪で構成し、この保持部47aを新規SLC用配管12Aの下端部12Alの内側に嵌入し、爪を開いて新規SLC用配管12Aの下端部12Alの内壁に圧接する構造を用いることができる。このようにする場合には、位置合せ装置39にカメラ61(図20参照)を搭載しておくことが望ましい。この状態を図21に図示する。
ステップS35では、新規SLC用配管12Aの下端部12Alを貫通孔1a内に差込む。
この工程は、遠隔操作により、位置合せ装置39の把持部40を回転、起伏させ、かつ、上下方向に回転させ、また、ガイド装置47の保持部47aを降下させて行う。
新規SLC用配管12Aの下端部12Alを、貫通孔1a内における所定の深さに差し込んだ状態に維持する。
以上がステップS13の詳細説明である。
ステップS14では、DP/SLC装置準備体32AにDP短管13aを溶接する。
図22は、図20に続く工程を説明するための図であり、図22(a)は側方からの図であり、図22(b)は、図22(a)の上方からの図である。また、図23は、図20(a)における領域XXIIIの拡大図である。
DP/SLC装置準備体32Aは、位置合せ装置39により所定の高さに保持されている。DP短管13aを短管保持装置50の保持部50aで保持し、ガイドパイプ24b内を挿通する。炉心支持板3には、DP短管13aの直上に開口部51(図22(a)参照)が形成されており、DP短管13aをこの開口部51に挿通する。
位置合せ装置39およびガイド装置47を遠隔操作により駆動してDP/SLC装置準備体32AのDP用配管13の上端部13dをDP短管13aの下端面と位置合せする。そして、DP短管13aをDP用配管13の上端部13d上に搭載する。この状態では、DP短管13aの上部は、炉心支持板3の上面より上方に位置している。この状態で、短管保持装置50の保持部50aを開放して、短管保持装置50を原子炉圧力容器1の外部に取り出す。
次に、ガイドパイプ24b内に不図示の短管溶接装置を挿通し、炉心支持板3の下方まで導入する。そして、短管溶接装置により、DP短管13aとDP用配管13の上端部13dとを、すみ肉溶接により接合する。この後、同様の手順で、ガイドパイプ24bを介して作業装置を導入し、遠隔操作により、すみ肉溶接部の研磨および浸透探傷試験を行う。
図23は、このようにして、接合が完了した状態におけるDP短管13aとDP用配管13の上端部13dの接合部近傍の側面図を示す。
図24は、図23の変形例を示す図である。
変形例では、DP/SLC装置準備体32AのDP用配管13の上端部13dとDP短管13aとの結合を機械的な方法で行うものである。
DP短管13aの下端部の外面に雄ねじ13eを設け、DP用配管13の上端部に雌ねじ13fを設けておく。ガイドパイプ24bから不図示のねじ込み装置を導入し、このねじ込み装置によりDP短管13aを回転させて、DP用配管13の上端部に螺合させる。この後、回り止めのための溶接を行う。
このようにして、DP/SLC装置準備体32AにDP短管13aを溶接することにより、図17に図示される新規DP/SLC装置32が原子炉圧力容器1内に固定される。
ここで、DP/SLC装置準備体32Aのみを原子炉圧力容器1内に導入し、この後、DP短管13aをDP/SLC装置準備体32Aに溶接して新規DP/SLC装置32を形成する理由について説明する。
図3に関して説明した通り、新規DP/SLC装置32は、SLC用配管12の上端部が炉心支持板3よりも下方に位置し、DP短管13aの上端が炉心支持板3の上方に位置することによりその機能が果たされる。つまり、新規DP/SLC装置32がDP短管13aを備えていると、DP短管13aの上部側は、炉心支持板3に形成された開口部3a2を挿通して炉心支持板3の上方に延出されることになる。しかし、このように新規DP/SLC装置32のDP用配管13が、ガイドパイプ24b内に挿通されて炉心支持板3に形成された開口部3a2の上方に延出されている状態では、新規DP/SLC装置32を移動させて貫通孔1a内に差込む作業は困難である。そこで、DP短管13aが備えられておらず、DP短管12Aが炉心支持板3に達しない状態のDP/SLC装置準備体32Aのみを原子炉圧力容器1内に導入するようにしたのである。
ステップS15では、位置合せ装置39を原子炉圧力容器1の外部に搬出する。この作業は、巻取装置19によりチェーンケーブル20を巻き取ることにより行うことができる。
ステップS16では、新規DP/SLC装置32の新規ブラケット14Aを、残存ブラケット14aに溶接する。
図25は、図22に続く工程を説明するための図であり、図25(a)は側方からの図であり、図25(b)は、図25(a)の上方からの図である。また、図26は、図25(a)における領域XXVIの拡大図であり、図27は、図25(a)における領域XXVIIの拡大図である。
ガイドパイプ24aから不図示のブラケット溶接装置を炉底部26内に導入する。このブラケット溶接装置を遠隔操作して、残存ブラケット14aに新規ブラケット14Aを溶接する。残存ブラケット14aは、シュラウド6、シュラウドサポートシリンダ8およびシュラウドサポートレグ7にそれぞれ固定されている。これらすべての残存ブラケット14aと新規ブラケット14Aとが、図26に図示されるように、溶接部52において接合される。
残存ブラケット14aと新規ブラケット14Aとの溶接が完了したら、ブラケット溶接装置を、ガイドパイプ24aを介して原子炉圧力容器1の外部に搬出する。
この後、同様の手順で、ガイドパイプ24aを介して作業装置を導入し、遠隔操作により、溶接部52の研磨および浸透探傷試験を行う。
図28は、図26の変形例を示す図である。変形例は、残存ブラケット14aと新規ブラケット14Aとを機械的に組み付ける方法である。炉底部26内に不図示のねじ締結装置を導入し、遠隔操作により残存ブラケット14aと新規ブラケット14Aとをボルト52aにより締結する。この後、接合部(図示せず)で溶接して回り止めを行う。
ステップS17では、新規DP/SLC装置32を新規肉盛座17Aに溶接する。
図25に図示されるように、ガイドパイプ24aを介して配管溶接装置53を炉底部26内に導入する。配管溶接装置53は、アーム部53aおよび回転部53bを有し、遠隔操作により取付けヘッド55(図27参照)が三次元的に移動可能となっている。
遠隔操作で取付けヘッド55を新規SLC用配管12Aの外周に沿って移動させ、溶接部31で新規肉盛座17Aに溶接する。この後、同様の手順で、ガイドパイプ24aを介して作業装置を導入し、遠隔操作により、溶接部の研磨および浸透探傷試験を行う。
これにより、既設DP/SLC装置33と新規DP/SLC装置32との取替が完了する。
以上説明した通り、上記一実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)既設DP/SLC装置33を撤去した後、DP/SLCノズル10と、SLC用配管12とDP用配管13Aとが一体化された新規DP/SLC装置準備体32Aを原子炉圧力容器1の外部で準備して原子炉圧力容器1内に導入するようにした。このため、新規DP/SLC装置準備体32Aが複雑な二重管構造を有しているものでありながら、取替えることが可能となる。
(2)DP短管13aを備えていない新規DP/SLC装置準備体32Aを、原子炉圧力容器1内に導入して、貫通孔1aに差し込んだ後、DP短管13aを新規DP/SLC装置準備体32Aに溶接するようにした。DP短管13aは、炉底部26から炉心支持板3の開口部3a内を挿通されて炉心支持板3の上方に延出されているため、DP短管13aを備えていると、炉底部26内における移動に支障が生じ、取付けけが困難となる。上記のようにすることにより、新規DP/SLC装置32の取付けけが可能かつ容易となった。
(3)新規DP/SLC装置32において、ソケット11を無くし、新規SLC用配管12Aが、DP/SLCノズル10(図16参照)の領域まで延出してDP/SLCノズル10を含む単管とした。このため、新規DP/SLC装置準備体32Aを炉底部内に導入した際、新規SLC用配管12Aにおける溶接作業を無くことができ、新規DP/SLC装置32の取付け作業の効率化を図ることができる。
(4)新規DP/SLC装置32における新規DP用配管13Aの分岐部13cを、既設DP/SLC装置の分岐部13bよりも上方の位置に変更した。このため、原子炉圧力容器1の底部の急勾配な領域に取り付けられる新規DP用配管13Aと炉底部26の底部内面との間の空間を広くすることができ、新規DP/SLC装置32の取付け作業の効率化を図ることができる。
(5)シュラウド6の上部にシュラウド遮へい体25を設け、原子炉圧力容器1の上部にRPV遮へい体23を設けた後、原子炉圧力容器1内から炉水Wを抜き取り、以降の原子炉圧力容器1内における作業および加工はすべて遠隔操作により行うようにした。このため、原子炉圧力容器1の外部雰囲気の放射線量を低下することができ、炉水Wを抜いた後の作業の安全性が向上する。
(6)新規DP/SLC装置32の原子炉圧力容器1の炉底部26の貫通孔1aへの差し込み作業は、炉底部26内に導入した位置合せ装置39と、原子炉圧力容器1の底部外部の下方に配置したガイド装置47とにより行うようにした。ガイド装置47の保持部47aを貫通孔1aから挿通して、新規DP/SLC装置32の新規SLC用配管12Aの下端部12Alを保持して、貫通孔1a内にガイドするので、新規SLC用配管12Aの下端部12Alの差し込み作業を確実かつ効率的に行うことができる。
(7)既設DP/SLC装置33のDP/SLCノズル10が溶接されていた残存肉盛座17b完全に除去し、新規肉盛座17Aを形成して新規DP/SLC装置32の新規SLC用配管12Aの下端部12Alに溶接するようにした。このため、肉盛座17に蓄積されていた応力をすべて取り除くことができる。
なお、上記一実施の形態では、新規DP/SLC装置32における新規SLC用配管12Aはソケット11を有しておらず、DP/SLCノズル10を含む単管とされ、かつ、新規DP用配管13Aの分岐部13cは上方の位置に変更された構造として例示した。しかし、新規DP/SLC装置32として、上記とは異なる構造や、既設DP/SLC装置33と同一の構造を用いることが可能である。
特に、新規SLC用配管12Aは、SLC用配管12がDP/SLCノズル10とは別体である構造を含むものであっても構わないことから、本発明では、新規SLC用配管12Aの下端部12AlをDP/SLCノズル部と称することとする。すなわち、DP/SLCノズル部は、新規SLC用配管12Aの下端部12Al(貫通孔1aに差し込まれる部分付近)および既設DP/SLC用装置33のDP/SLCノズル10を含む用語である。
上記一実施の形態では、炉底部内に新規DP/SLC装置準備体32Aを導入した後、DP短管13aを新規DP/SLC装置準備体32Aに溶接する方法として例示した。しかし、新規DP/SLC装置32のDP用配管13の上部に、DP短管13aを二重構造にして差し込んでおき、炉底部内に導入後にDP短管13aを引き出して、DP短管13aの根元部とDP用配管13の上部とを溶接するようにしてもよい。
あるいは、ガイドパイプ24bの内径を大きくし、ガイドパイプ24bに対する新規DP/SLC装置32の可動空間を大きくすることにより、DP短管13aが正常に溶接された新規DP/SLC装置32を炉底部26内に導入するようにしてもよい。
また、上記一実施の形態で示した、押上げ装置27、肉盛座溶接装置38、位置合せ装置39、ガイド装置47、短管保持装置50、配管溶接装置53等の各種作業および加工装置は、単なる一例であって、種々、変形したり、同一の機能を有する異種作業装置に変更したりすることができるものである。
要は、原子炉圧力容器に固定された既設炉心差圧・液体注入制御装置を切断して、原子炉圧力容器から取り出す注入制御装置取出して新規肉盛座を形成し、新規肉盛座の開口に新規炉心差圧・液体注入制御装置の下端部を差込むようした炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法であって、新規注入制御装置取付けは、炉心差圧・注入ノズル部と、注入制御用配管と、炉心差圧用配管とが2本の平行な流路から同軸流路となるように接続された新規炉心差圧・液体注入制御装置を、原子炉圧力容器の炉底部に挿通し、炉心差圧・注入ノズル部を新規肉盛座の開口に差込むようにするものであればよい。
1 原子炉圧力容器
1a 貫通孔
2 上部格子板
3 炉心支持板
5 CRDハウジング
6 シュラウド
10 炉心差圧・注入ノズル(DP/SLCノズル)
11 ソケット
12、12A 注入制御用配管(SLC用配管)
13、13A 炉心差圧用配管(DP用配管)
13a 炉心差圧短管(DP短管)
14、14A ブラケット
14a 残存ブラケット
17、17A 肉盛座
23 RPV遮へい体
24a、24b ガイドパイプ
25 シュラウド遮へい体
26 炉底部
27 押上げ装置
31 溶接部
33 炉心差圧・液体注入制御装置(DP/SLC装置)
32 新規炉心差圧・液体注入制御装置(新規DP/SLC装置)
32A 新規炉心差圧・液体注入制御装置準備体(新規DP/SLC装置準備体)
38 肉盛座溶接装置
39 位置合せ装置
40 把持部
47 ガイド装置
50 短管保持装置
53 配管溶接装置

Claims (14)

  1. 原子炉圧力容器の炉底部に形成された貫通孔および前記原子炉圧力容器の前記炉底部の内面に形成された既設肉盛座に設けられた開口を貫通して設けられ、前記原子炉圧力容器に固定された既設炉心差圧・液体注入制御装置を切断して、前記原子炉圧力容器から取り出す注入制御装置取出し工程と、
    前記既設肉盛座が形成された領域に、新規開口が設けられた新規肉盛座を形成し、前記貫通孔および前記新規開口を貫通する新規炉心差圧・液体注入制御装置を取り付ける新規注入制御装置取付け工程と、を備え、
    前記新規注入制御装置取付け工程は、炉心差圧・注入ノズル部と、注入制御用配管と、炉心差圧用配管とが2本の平行な流路から同軸流路となるように接続された新規炉心差圧・液体注入制御装置を、前記原子炉圧力容器内に配置された炉心支持板に設けられた開口部を介して前記原子炉圧力容器の前記炉底部内に導入し、前記炉心差圧・注入ノズル部を前記新規肉盛座の新規開口および前記貫通孔に差込む炉心差圧・注入ノズル部差込み工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  2. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記炉心差圧・注入ノズル部差込み工程において前記炉心差圧・注入ノズル部を前記新規肉盛座の前記新規開口および前記貫通孔に差込む際、前記新規炉心差圧・液体注入制御装置は、前記炉心差圧用配管の最上部に設けられる炉心差圧短管を備えていない炉心差圧・液体注入制御装置準備体であることを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  3. 請求項2に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記新規注入制御装置取付け工程は、さらに、前記炉心差圧短管を備えていない前記炉心差圧用配管に前記炉心差圧短管を取り付ける炉心差圧短管取付け工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  4. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記原子炉圧力容器内には、さらに、前記炉心支持板の上側に配置された上部格子板を備え、前記差圧・注入ノズル部差込み工程は、前記原子炉圧力容器内の炉心支持板に設けられた第1の貫通孔と、前記上部格子板に設けられた第2の貫通孔とを介して前記新規炉心差圧・液体注入制御装置の位置合せ装置を前記原子炉圧力容器の前記炉底部内に導入し、前記炉心支持板の前記第1の貫通孔と前記上部格子板の前記第2の貫通孔とを介して前記新規炉心差圧・液体注入制御装置を前記原子炉圧力容器の前記炉底部内に導入し、前記位置合せ装置により前記新規炉心差圧・液体注入制御装置を把持して前記炉心差圧・注入ノズル部を変位する工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  5. 請求項4に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記位置合せ装置は、倒伏姿勢と起立姿勢に切り換えが可能であり、前記倒伏姿勢で前記炉心支持板の前記第1の貫通孔と前記上部格子板の前記第2の貫通孔とを挿通し、前記炉底部内において前記起立姿勢とされて前記新規炉心差圧・液体注入制御装置を把持することを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  6. 請求項4に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記位置合せ装置は、前記炉心差圧・注入ノズル部と前記新規肉盛座の前記新規開口との位置合せ用カメラを備えていることを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  7. 請求項4に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記炉心差圧・注入ノズル部差込み工程は、前記原子炉圧力容器の外部にガイド装置を配置し、前記ガイド装置のガイド部を前記新規肉盛座の前記新規開口および前記貫通孔から前記原子炉圧力容器の前記炉底部内に挿通し、前記ガイド部を前記炉心差圧・注入ノズル部に連結する工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  8. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記新規注入制御装置取付け工程は、さらに、前記貫通孔内にプラグを配置するプラグ配置工程と、前記プラグ上に前記新規肉盛座を形成する新規肉盛座形成工程と、前記新規肉盛座に前記貫通孔に連通する前記新規開口を設ける肉盛座開口形成工程とを含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  9. 請求項8に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記新規注入制御装置取付け工程は、さらに、前記新規肉盛座の前記新規開口に差し込んだ前記炉心差圧・注入ノズル部を前記新規肉盛座に溶接する炉心差圧・注入ノズル部溶接工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  10. 請求項9に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記炉心差圧・注入ノズル部溶接工程は、前記炉心支持板の前記第1の貫通孔と、前記上部格子板の第2の貫通孔を介して溶接装置を前記原子炉圧力容器の前記炉底部内に導入する工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  11. 請求項4乃至10のいずれか1項に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、さらに、前記原子炉圧力容器の上部に複数の貫通孔が形成された放射線遮へい体を取り付ける工程と、少なくも2つのガイドパイプを前記放射線遮へい体に設けられた前記貫通孔に挿通する工程とを備え、前記新規注入制御装置取付け工程は、少なくとも、前記ガイドパイプの1つに挿通されて前記原子炉圧力容器の前記炉底部に配置される遠隔操作可能な装置を用いて行うことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  12. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記注入制御装置取出し工程は、さらに、前記既設炉心差圧・液体注入制御装置を固定するブラケットを中間部で分断して、前記ブラケットの一部を前記原子炉圧力容器の前記炉底部に残存させるブラケット分断工程を含み、前記新規注入制御装置取付け工程は、さらに、前記新規炉心差圧・液体注入制御装置に設けられたブラケットを、前記ブラケット分断工程で残存された前記ブラケットの残存部に溶接するブラケット溶接工程を含むことを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  13. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記新規炉心差圧・液体注入制御装置は、前記差圧・注入ノズル部と前記注入制御用配管を連結するソケットを備えておらず、前記注入制御用配管の延出部が前記炉心差圧・注入ノズル部として形成されていることを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
  14. 請求項1に記載の炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法において、前記既設および新規炉心差圧・液体注入制御装置は、前記注入制御用配管と、前記炉心差圧用配管とが分岐する分岐部を有し、前記新規炉心差圧・液体注入制御装置の前記分岐部は、前記既設炉心差圧・液体注入制御装置の前記分岐部よりも上方に位置することを特徴とする炉心差圧及び液体注入制御装置の取替方法。
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