JP5814027B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5814027B2
JP5814027B2 JP2011162123A JP2011162123A JP5814027B2 JP 5814027 B2 JP5814027 B2 JP 5814027B2 JP 2011162123 A JP2011162123 A JP 2011162123A JP 2011162123 A JP2011162123 A JP 2011162123A JP 5814027 B2 JP5814027 B2 JP 5814027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air chamber
engine
reservoir tank
radiator
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011162123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013024200A (ja
Inventor
聡 生平
聡 生平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2011162123A priority Critical patent/JP5814027B2/ja
Publication of JP2013024200A publication Critical patent/JP2013024200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5814027B2 publication Critical patent/JP5814027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、エンジンの冷却装置に関するものである。
一般にキャブオーバのトラックは、図3に示す如くキャブ(図示せず)の下方に位置するようにシャシフレーム1に搭載される車両用のエンジン2と、エンジン2の車両前方側に配置され且つエンジン2にサーモスタット3を介して接続されるラジエータ4と、ラジエータ4等に接続される密閉式のリザーバタンク(エクスパンションタンク)5とを備えている。
ラジエータ4は、キャブのフロアパネル(図示せず)の形状によりエンジン2内の冷却水位より低い位置に配置されている。またラジエータ4の下方側にはウォータポンプ6が配置されており、ウォータポンプ6は、ラジエータ4からエンジン2へ供給管7を介して冷却水を供給するようになっている。
サーモスタット3は、ラジエータ4の上方側に位置し、エンジン2を冷却した後の冷却水を、エンジン2から戻り管8を介してラジエータ4に送るか、またはエンジン2からバイパス管9を介して直接ウォータポンプ6に送るようになっている。
密閉式のリザーバタンク(エクスパンションタンク)5は、支持部10を介してエンジン2の冷却水位より高い位置に配置されており、リザーバタンク5の上部には、ラジエータ4やサーモスタット3からエアを抜くように、ラジエータ4及びサーモスタット3に連通するエア抜き管11が接続されている。更にリザーバタンク5の下部には、冷却水をエンジン2側へ給水するように、ウォータポンプ6の入口に接続される給水管12が接続されている。更にまたリザーバタンク5内には、冷却水を気液分離するように下側に水層を備えていると共に上側に空気層の空気室13を備えている。またリザーバタンク5には、内部の空気圧を調整し得る圧力弁14を備えている。
エンジン2の駆動等により冷却水温が上昇した際には、冷却水が膨張し、膨張した冷却水はリザーバタンク5内で水位が上昇すると共に、空気層の空気室13を圧縮する。ここでリザーバタンク5内の空気室13が所定圧以上になった場合には、圧力弁14により空気を大気中へ放出し、適切な圧力を保持している。一方、寒冷等により冷却水温が低下した際には、冷却水が収縮し、収縮した冷却水はリザーバタンク5内で水位が低下すると共に、空気層の空気室13が膨張する。
尚、この種のエンジンの冷却装置に関連する先行技術文献情報としては、例えば、下記の特許文献1等が既に存在している。
特開平8−210135号公報
しかしながら、トラックのエンジン負荷が大きくなる場合や、トラックの大型化に伴って排気量の大きなエンジン2を搭載した場合には、リザーバタンク5内の水位の変動が大きくなり、空気室13で適切に対応することができないという問題があった。
特に空気室13の容積がエンジン全水量に対して小さすぎる場合には、空気室13の湿った空気が圧力弁14を介して頻繁に大気中へ放出されることになり、冷却水が減少するという問題があった。また空気室13の容積がエンジン全水量に対して大きすぎる場合には、リザーバタンク5内の圧を高圧に保つことができず、キャビテーションや冷却水の沸騰を生じるという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、空気室の容積を適切にするエンジンの冷却装置を提供しようとするものである。
本発明のエンジンの冷却装置は、車両用のエンジンと、該エンジンにサーモスタットを介して接続されるラジエータと、該ラジエータとサーモスタットの少なくとも一方に接続され且つ内部に第一空気室を配する密閉式のリザーバタンクと、該リザーバタンクに接続され且つ第一空気室の容積を増やすように第二空気室を配して形成される密閉式の調整部とを備え、該調整部は、容積の異なる他の調整部と交換することにより、前記第二空気室の容積を変更可能にしたものである。
更に本発明のエンジンの冷却装置において、調整部は、空気層の第二空気室を備えるタンクであることが好ましい。
本発明のエンジンの冷却装置によれば、リザーバタンクの第一空気室を備えると共に、第一空気室の容積を増やすように調整部の第二空気室を備えるので、トラックのエンジン負荷が大きくなった場合のようにリザーバタンク内の水位の変動が大きい条件下でも、空気室の容積を適切にすることができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施例のエンジンの冷却装置を示す概念図である。 本発明の実施例のエンジンの冷却装置であって調整部を変更した場合を示す概念図である。 従来のエンジンの冷却装置を示す概念図である。
以下、本発明のエンジンの冷却装置を実施する形態例を図1、図2を参照して説明する。なお、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
実施の形態例におけるエンジンの冷却装置は、キャブの下方に位置するようにシャシフレーム1に搭載される車両用のエンジン2と、エンジン2の車両前方側に配置され且つエンジン2にサーモスタット3を介して接続されるラジエータ4と、ラジエータ4等に接続される密閉式のリザーバタンク(エクスパンションタンク)15と、リザーバタンク15の上部に接続される密閉式の調整部16とを備えている。
ラジエータ4は、キャブのフロアパネル等の形状によりエンジン2内の冷却水位より低い位置に配置されており、サーモスタット3は、ラジエータ4の上方側に配置されている。またラジエータ4の下方側にはウォータポンプ6が配置されている。
密閉式のリザーバタンク(エクスパンションタンク)15は、支持部10を介してエンジン2の冷却水位より高い位置に配置されている。またリザーバタンク15の上部には、ラジエータ4やサーモスタット3からエアを抜くように、ラジエータ4とサーモスタット3の少なくとも一方に連通するエア抜き管11が接続されている(図1、図2ではラジエータ4とサーモスタット3の両方にエア抜き管11が接続されている場合を示す)。更にリザーバタンク15の下部には、ウォータポンプ6の入口に接続される給水管12が接続されている。またリザーバタンク15内には、冷却水を気液分離するように下側に水層を備えていると共に上側に空気層の第一空気室17を備えている。更にリザーバタンク15の上部には、内部の空気圧を調整し得る圧力弁18を備えている。ここでリザーバタンク15の位置は、エンジン2の冷却水位よりも高い位置ならば、車両前方側でも良いし、他の位置でも良い。またエア抜き管11は、ラジエータ4のみに接続されても良いし、サーモスタット3のみに接続されても良い。
密閉式の調整部16は、支持部19を介してリザーバタンク15の水層よりも高い位置に配置されている。また調整部16は、連結管20によりリザーバタンク15の上部に接続され且つリザーバタンク15の第一空気室17の容積を増やすように第二空気室21を配して形成されている。ここで調整部16は、第二空気室21のみを備えるタンクであることが好ましいが、第二空気室21を備えるならば他の容器や構造体でも良い。また密閉式の調整部16は、図2に示す如く第二空気室21の容積を変更可能にするように他の調整部16aを設置しても良い。なお図2の調整部16aは、図1の第二空気室21の容積よりも小さな容積の第二空気室21aを備えている。
以下本発明を実施する形態例の作用を説明する。
エンジン2の駆動により冷却水温が上昇した際には、冷却水が膨張し、膨張した冷却水はリザーバタンク15内で水位が上昇すると共に、リザーバタンク15の第一空気室17と調整部16の第二空気室21を圧縮する。ここでリザーバタンク15内の第一空気室17が所定圧以上になった場合には、圧力弁18により空気を大気中へ放出し、リザーバタンク15の第一空気室17と調整部16の第二空気室21を適切な圧力に保持している。一方、寒冷等により冷却水温が低下した際には、冷却水が収縮し、収縮した冷却水はリザーバタンク15内で水位が低下すると共に、リザーバタンク15の第一空気室17及び調整部16の第二空気室21が膨張する。
而して、このように実施の形態例によれば、リザーバタンク15の第一空気室17を備えると共に、第一空気室17の容積を増やすように調整部16の第二空気室21を備えるので、トラックのエンジン負荷が大きくなる場合や排気量の大きなエンジン2を搭載する場合のようにリザーバタンク15内の水位の変動が大きい条件下でも、第一空気室17及び第二空気室21による全体の空気室の容積を適切にして水位の変動に好適に対応することができる。
また調整部16の第二空気室21を備えることにより、リザーバタンク15の第一空気室17の容積がエンジン全水量に対して小さすぎる場合であっても、適切な容積にし、空気室の湿った空気が圧力弁18を介して頻繁に大気中へ放出されることを防止し、冷却水の減水を抑制することができる。更に第一空気室17及び第二空気室21の容積がエンジン全水量に対して大きすぎる場合であっても、第二空気室21の容積を小さなものにすることにより、リザーバタンク15内の圧を高圧に保ち、キャビテーションや冷却水の沸騰を防止することができる。
実施の形態例において、調整部16を変えて第二空気室21の容積を変更可能にするので、トラックのエンジン負荷が大きくなる場合や排気量の大きなエンジン2を搭載する場合のように種々の条件の場合であっても、第一空気室17及び第二空気室21による全体の空気室の容積を適切にすることができる。また調整部16を変更し得るので、一種類のリザーバタンク15で、エンジン全水量が異なる種々のエンジン2に対応することが可能となり、結果的にリザーバタンク15の設置における自由度を高め、更に開発コストを低減することができる。
実施の形態例において、調整部16は、空気層の第二空気室21を備えるタンクであると、調整部16を容易に配置し得るので、リザーバタンク15及び調整部16の設置における自由度を高めることができる。
尚、本発明のエンジンの冷却装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 エンジン
3 サーモスタット
4 ラジエータ
15 リザーバタンク
16 調整部
16a 調整部
17 第一空気室
21 第二空気室
21a 第二空気室

Claims (2)

  1. 車両用のエンジンと、該エンジンにサーモスタットを介して接続されるラジエータと、該ラジエータとサーモスタットの少なくとも一方に接続され且つ内部に第一空気室を配する密閉式のリザーバタンクと、該リザーバタンクに接続され且つ第一空気室の容積を増やすように第二空気室を配して形成される密閉式の調整部とを備え、該調整部は、容積の異なる他の調整部と交換することにより、前記第二空気室の容積を変更可能にしたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 調整部は、空気層の第二空気室を備えるタンクであることを特徴とする請求項に記載のエンジンの冷却装置。
JP2011162123A 2011-07-25 2011-07-25 エンジンの冷却装置 Active JP5814027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011162123A JP5814027B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011162123A JP5814027B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 エンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013024200A JP2013024200A (ja) 2013-02-04
JP5814027B2 true JP5814027B2 (ja) 2015-11-17

Family

ID=47782824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011162123A Active JP5814027B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 エンジンの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5814027B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6454142B2 (ja) 2014-11-28 2019-01-16 日立建機株式会社 建設機械
JP6730766B2 (ja) * 2016-04-07 2020-07-29 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械における冷却システムの配設構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63198420U (ja) * 1987-06-09 1988-12-21
JPH08210135A (ja) * 1995-02-06 1996-08-20 Nissan Diesel Motor Co Ltd 自動車用エンジンの冷却装置
JP4785626B2 (ja) * 2006-06-05 2011-10-05 本田技研工業株式会社 ターボチャージャの冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013024200A (ja) 2013-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4387413B2 (ja) 車両冷却システム
JP5325316B1 (ja) ブルドーザ
US20160109191A1 (en) Cooling Module with Integral Surge Tank
US9490509B2 (en) Motor vehicle with battery cooling system
US7694775B2 (en) Power steering gear cooling
JP5814027B2 (ja) エンジンの冷却装置
US20160107558A1 (en) Beverage holder for vehicles
CN101960249A (zh) 散热器
CN109072580B (zh) 施工设备中的冷却系统的布置结构
CN202370644U (zh) 用于发动机冷却系统的副水箱和发动机冷却系统
US8397681B2 (en) Expansion tank for vehicle cooling system
US20200161677A1 (en) Fuel cell system
US20150345369A1 (en) Shunt tank for engine cooling systems
US11679665B2 (en) Heat exchanger module
KR20120041103A (ko) 내연기관
CN102383911A (zh) 内燃机温控冷却系统
CN202399891U (zh) 轻型卡车副水箱总成的布置结构
JP2007038791A (ja) サスペンション装置
JP2015052358A (ja) タンク一体型パワーパッケージ
CN210217892U (zh) 一种冷却模块结构
KR101592434B1 (ko) 냉각수 제어밸브를 갖는 엔진시스템
JP7381245B2 (ja) ショベル
US9562464B2 (en) Modular assembly for heat exchanger
JP4407367B2 (ja) 燃料冷却構造
JP2017214865A (ja) キャニスタの配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5814027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250