JP5813728B2 - 通信システムにおいて初期獲得利得制御のための方法および装置 - Google Patents

通信システムにおいて初期獲得利得制御のための方法および装置 Download PDF

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Description

背景
[I.分野]
本開示は、一般に通信システムにおいて初期獲得利得制御(initial acquisition gain control)のための方法および装置と、より詳しくは、不正確な利得の設定によるオーバーシュート(overshoot)を防ぐために、無線通信システムにおいて初期の獲得シンボル(initial acquisition symbols)を受け取るときにトランシーバの利得を調節するための方法および装置に関する。
[II.背景]
直交周波数分割多重化(OFDM)通信システム(orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) communication systems)のような特定の(particular)通信システムにおいて、初期のタイミング(initial timing)および周波数獲得(frequency acquisition)において、トランシーバの受信機部分を支援することに使用するために1つ以上の特定のOFDMシンボル(specific OFDM symbols)を送信することが、知られている。1つ以上の特定のOFDMシンボルは、獲得パイロットシンボル(acquisition pilot symbols)であり、固定された時間間隔(a fixed time interval)で十分なまたは最大のパワー値(power value)で繰り返し送信される。トランシーバの受信機部分は、例えばトランシーバがパワーアップ(powered up)されるかまたはスリープモード(a sleep mode)からウェイクアップ(wakes up)するときに、初期のタイミングおよび周波数獲得を得るために、シンボルを使用する。
典型的なトランシーバにおいては、しかしながら、自動利得制御(AGC)のような利得制御が、受信されたシンボルの測定されたパワーに基づいて受信機部分の利得を設定するために使用される。ある状況において、例えば先行するOFDMシンボルが単にデータで部分的にロード(loaded)される場合、OFDMシンボルは、獲得パイロットシンボルまたは複数のシンボルに先行するかもしれないし、あるいはフルパワーで送信されないかもしれない。このような場合、利得制御の利得の設定は、高すぎる範囲の中で設定されるかもしれないので、フルパワーで送信される次のOFDM獲得パイロットシンボル(OFDM acquisition pilot symbol)を適切に解析できず、したがってオーバーシュートまたは信号増幅のひずみを導く。これは、初期獲得の失敗を導き、トランシーバの受信機部分のパフォーマンス(performance)を低下させる。
本開示の一態様によれば、無線通信システムにおいて使用するための方法が開示される。方法は、あらかじめ決められた時間のインクリメント(time increments)で、規定された時間枠(prescribed time period)にわたって複数回(a plurality of times)、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定することを含んでおり、信号は複数のシンボルを含んでいる。さらに、方法は、現在測定されるパワーが、規定された時間枠の間に測定された信号の最大のパワー値に基づいて以前に測定されたパワーより高いとき、トランシーバの利得を一方向に調節すること(unidirectionally adjusting)を含んでいる。
本開示の別の態様によれば、無線通信システムにおいて動作可能な装置が開示される。装置は、規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定するように構成されたプロセッサを含んでおり、信号は複数のシンボルを含んでいる。プロセッサは、また、現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いとき、トランシーバの利得を一方向に調節するように構成され;そして、メモリがプロセッサに結合されている。
本開示のさらに(yet)別の態様によれば、無線通信システムにおいて動作可能な別の装置が開示されている。装置は、規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定するための手段と、信号は複数のシンボルを含んでいる;現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いとき、トランシーバの利得を一方向に調節するための手段と;を含んでいる。
本開示のさらに(still)別の態様によれば、コンピュータプログラム製品(a computer program product)が開示されている。コンピュータプログラム製品は、規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを、少なくとも1つのコンピュータに測定させるためのコード(code)を有するコンピュータ可読メディア(computer-readable medium)を含んでおり、信号は複数のシンボルを含んでいる。コンピュータ可読メディアは、また、現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いとき、少なくとも1つのコンピュータにトランシーバの利得を一方向に調節させるためのコードを含んでいる。
図1は、通信システムにおいて時間に対するマルチプル受信されたOFDMシンボル(multiple received OFDM symbols)のパワーレベルの例示的なグラフ(exemplary graph)である。 図2は、初期のタイミングおよび周波数獲得の間にトランシーバにおいて利得を調節するためのプロセスのフローダイアグラム(flow diagram)である。 図3は、初期の獲得の間に利得制御のための別の例示的な方法のフローダイアグラムを示している。 図4は、図1および図2で説明された方法をインプリメント(implement)しうる例示的なトランシーバ装置を示している。 図5は、初期タイミングおよび周波数獲得の間に利得を設定するためにトランシーバで使用されてもよい装置の別の例を示している。
詳細な説明
本開示の特徴(features)、本質(nature)および利点(advantages)は、同様な参照符号が全体を通して、そして、ここにおいて、対応して識別する図面と併せて、以下に記載される詳細な説明から、一層明らかになるだろう。
本開示は、初期のタイミングおよび周波数獲得中のオーバーシュートまたはひずみを防ぐために、十分低く設定されるように、トランシーバの受信機部分における利得の設定を確実にする方法および装置を含んでいる。方法および装置は、初期の獲得パイロットシンボルの周期性と等しい時間枠にわたって生じる信号中の受信されたシンボルのパワー値を測定することによって、受信機の利得を設定する。利得は、受け取られた最も高いパワーのシンボルをアカウント(account)するために一方向に調節され(つまり、低減され)、それにより、利得が、アンプによるオーバーシュートあるいはひずみのない初期の獲得パイロットシンボルの十分なまたは最大のパワーのために十分に低く適切に設定されることが保証される。
図1は、通信システムにおいて、時間に対するマルチプル受信されたOFDMシンボルのパワーレベルの例示的なグラフを示している。図1より理解されるように、OFDM信号内の特定のシンボルのパワーレベルは、典型的にシンボルごとに変化する。獲得パイロットシンボルは典型的にスーパーフレーム(superframe)の先頭部分(preamble)で送信され、知られたパワーレベルおよびTの周期性で送信される。図1の例は、2つの隣り合う獲得シンボル102および104が、それぞれ時間枠T(矢印106を参照)で生じる場合を示している。獲得シンボル、例えば102と104は、あらかじめ決められたパワー値で常に送信され、この例においては最大のパワー値(Pmaximal)である。
簡単に上述したように、獲得パイロット102と104との間に介在するシンボル、例えば108、110、112および114は、十分なまたは最大のパワーで送信されない。従来のトランシーバにおいて、自動利得制御(AGC)は、その測定されたパワーレベルに基づいて各シンボルのために利得を調節するだろう。したがって、フルパワーの獲得シンボルに先行するローパワーシンボル(lower power symbol)の場合、例えばシンボル116および118は、獲得パイロット102および104よりも前に発生し、それぞれ、シンボル116および118のための利得の設定は、フルパワーのシンボル102および104のために必要とされる利得の設定と比較して絶対に高くなるだろう。したがって、特にトランシーバのウェイクアップ後またはトランシーバがターンドオン(turned on)した後の初期のタイミングおよび周波数獲得の間、オーバーシュートまたはひずみを回避するために利得を下方へと調節するために、トランシーバは必ずしも十分に速く応答できるとは限らない。そのようなオーバーシュートおよびひずみは、トランシーバにシンボルの不正確な評価(estimate)をもたらすので、タイミングおよび周波数獲得を失敗させる結果となる。先行するシンボルと獲得シンボルとの間のパワーレベルのより大きな差は、エラー見込み(error likelihood)を増加させる。
図2は、初期のタイミングおよび周波数獲得の間にトランシーバにおける利得を調節するためのプロセスのフローダイアグラムを示している。プロセス200は、ブロック202に示されるような規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定することにより始まる。ブロック202の手順において、規定された時間枠は獲得パイロットシンボル間の周期Tとなりうる。測定時間枠をTに設定することによって、少なくとも1つの獲得パイロットシンボルが受信され、そして測定されるだろうことを確実にする、ということは注目されるべきである。さらに、信号のパワーが測定される複数回あるいはインスタンス(instances)は、パワー測定において、信号の各シンボルが表わされるのを確実にするために、時間長で設定される間隔でありうる。図1に戻って参照すると、一例として、時間枠120によって示されたような獲得パイロット間のある時間で(at some time)開始および終了する、規定された時間枠が獲得パイロットの周期性Tと等しいならば、少なくとも1つの獲得パイロット(例えば、104)は確実に測定されると理解される。
ブロック202からブロック204へ進むフローにおいて、現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いとき、トランシーバの利得は一方向に調節される。アンプのオーバーシュートおよびひずみなしで、利得が、十分なまたは最大のパワーシンボル(つまり、獲得シンボル)をアカウントするための最小値へと下降する一方向に調節される、ということはさらに注目されるべきである。AGCのような典型的な利得制御とは異なり、プロセス200は1つの方向(つまり、一方向)に利得を調節する、ということは注目されるべきである。このように、例えば、下方への利得の調節において最初のシンボルが測定される結果、プロセス200での一方向の調節は、従来のAGCの場合のように、その後に測定されたシンボルが最初のシンボルより低いパワーを持っているとしても、利得が後に増加されないのは確実となる。
プロセス200は、複数のシンボルの測定後に生じることとして利得を設定するプロセスを示しているとはいえ、各シンボルが測定された後に、受信機の利得(例えば、AGCgain)が設定されてもよいことが理解される。このように、ブロック202および204のプロセスは、初期のタイミングおよび周波数獲得のために獲得パイロットシンボルを獲得するトランシーバに先立って、規定された時間枠の間で繰り返し行われるだろう。このプロセスを示す別の例は、図3に関連して後により十分に説明されるだろう。
利得がブロック204で適切に設定された後、トランシーバが獲得パイロット206を獲得することを試みるブロック206にフローは進む。トランシーバが獲得パイロットを獲得することを試みた後、判定ブロック208によって示されるように、獲得が成功したどうかを決定しうる。獲得が成功しているならば、タイミングおよび周波数は獲得されており、このプロセス200は終了する。獲得が成功していないならば、フローはブロック202に戻って進み、タイミングおよび周波数の獲得に成功するまで、その手順が1つ以上後の規定された時間枠で繰り返し行われうる。獲得の成功によってプロセス200が終了したならば、AGCの利得制御は受信することと受信されたシンボルを処理することのために、通常の動作に復帰される。
説明の簡単化の目的のために、プロセス200に示され、そして行為の回数またはシリーズとして記述されたとはいえ、これらの記述された行為が、それらの順番によって制限されないことが理解され、そして異なる順番または記述された他の行為と同時に生じてもよい。例えば、当業者は、状態図(state diagram)のように、状態またはイベントを相互に関係付けるシリーズとして、二者択一的に表わされる方法を認識するだろう。その上、示される行為が全てではなく、やがて開示される方法に応じて、方法をインプリメントすることが要求されるかもしれない。図2に示されたプロセスは、1つ以上のプロセッサ、自動利得制御(AGC)モジュール、またはそれの組み合わせによりインプリメントされるかもしれない、ということはさらに注目されるべきである。
図3は、初期の獲得の間に利得制御のための別の例示的な方法のフローダイアグラムを示している。図示するように、方法300は、ブロック302に示されるようなゼロ(0)と等しい時間tを設定することから始まる。時間tの初期化の後に、フローはブロック304に進み、時間ゼロ(E(0))での信号パワーが測定される。信号パワーの測定の後に、フローはブロック306に進み、トランシーバの受信機部分の利得gが測定されたパワーの関数(例えば、g=f(E(0)))として調節される。
受信機の利得がブロック306において設定された後、フローはブロック308に進み、時間計測(time count)が所定の時間間隔(predetermined time interval)によってインクリメントされる。間隔長の一例としては、信号において受け取られた各シンボルが測定されるのを確実にするためにシンボル時間間隔(symbol time interval)の1/4とされる。時間tのインクリメント後に、フローはブロック310に進み、受信された信号のパワーがインクリメントされた時間(E(t))で測定される。ブロック310でのパワー測定の後、フローは判定ブロック312に進み、現在測定される信号のパワー(E(t))が最大である以前の測定より大きいかどうかが決定される。別の方法を述べると、現在測定される信号のパワーf(E(t))の利得関数が、gに設定された現在の利得より小さいかどうかを決定するようにしてもよい。現在測定されるパワーの関数としての利得が現在の設定利得gより小さいならば、これは、パワーレベルE(t)がより大きく、そして対応する利得設定がより高いパワーレベルに適応させるために低減されることを意味する。したがって、測定された信号のパワーが最大である以前の測定ほど大きくないならば、フローは次の時間tでインクリメントのためのブロック308に戻って進み、そしてその時間で信号パワーを測定する。
他方、ブロック312で測定された信号のパワーが最大である以前の測定より大きいならば、フローはブロック314に進み、受信機利得gが現在測定されるパワー(つまり、f(E(t)))の利得関数と同等に設定される。ブロック314の後に、フローはブロック316に進み、現在のインクリメントされた時間tが規定された時間枠Tより大きいかどうかが決定される、それは信号内の獲得パイロットシンボルの時間周期性である。時間枠Tがまだ経過していないならば、フローは時間tを次にインクリメントするためにブロック308に逆に戻る。
ブロック316で決定されたように、時間枠Tが経過しているならば、フローはブロック318に進み、受信機でのタイミングおよび周波数獲得が開始される。利得設定gは受信された信号の最大または最高のパワーレベルに適応させるために設定され、それによって、ローパワーシンボルに基づいて利得設定することにより生じないであろうエラーの可能性を改善する、ということは注目されるべきである。タイミングおよび周波数獲得を開始した後に、タイミングと周波数獲得とに成功しているかどうかを決定するために、フローは判定ブロック320に進む。そうでなければ、フローはブロック302に戻って進み、パワー測定および利得設定のプロセスで獲得が成功するまで繰り返される。獲得が成功しているならば、プロセス300は終了し、そしてトランシーバの動作および利得制御は信号の受信および処理のために通常動作に復帰する。
図4は、図2および図3で説明された方法をインプリメントしうるトランシーバ装置の一例を示している。装置400は、入力RF信号、例えばOFDM信号を受信するフロントエンド処理モジュール(front end processing module)402を含んでいる。フロントエンド処理は、モジュール404によって示されるような自動利得制御(AGC)と同様に、A/D変換を含んでいる。信号がサンプラー(sampler)406を通過されると、高速フーリエ変換(FFT)408に、次に、通過されるシンボルを分解するためのサンプリングウィンドウ(sampling window)を設定する。FFT 408は、例えば、周波数から時間ドメイン(time domain)に切り替える信号の高速フーリエ変換を行う。変換された信号は、知られた変調スキーム(modulation schemes)の任意の数に応じて信号を復調するための復調器(demodulator)410に送られる。
FFT 408のアウトプット(output)は、また、一例として、デジタル信号プロセッサ(DSP)のようなプロセッサ412、または、他の適切なプロセッサのいずれかに、伝えられる。プロセッサは、チャネルエスティマーション(channel estimation)414およびタイムトラッキング(timing tracking)416のパフォーマンスを含んでいてもよい。チャネルエスティマーションおよびタイムトラッキングはプロセッサ412内のモジュールとして示されるとはいえ、これらのモジュールはまた個別のハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェア(firmware)によってインプリメントされてもよい。
図2および図3に関しては、上記で議論された方法のインプリメントすることに関連して、プロセッサは利得制御をインプリメントするためにAGC 404と通信(in communication with)しうる。特定の、AGC 404は、通信接続(communication connection)418によって示されるように、入ってくる信号のパワーを測定し、かつプロセッサにこれらのパワー測定を通信するように構成されうる。次に、プロセッサ412は、信号の測定されたパワーが現在の最大の測定より小さいならば、利得を計算するか、または、以前に最大の測定されたパワーより大きい値をもつ測定された信号のパワーに基づいて利得を計算するAGC 404の信号のどちらかを決定するように構成されうる。この通信は、図4において、通信回線(communication line)420によって示される。
規定された時間枠Tの後、以前に議論された、FFT 408、チャネルエスティマーション414およびタイミングトラッキング316と関連するプロセッサ412は、初期のタイミングおよび周波数を決定するために獲得パイロットチャネル(acquisition pilot channel)を獲得しうる。初期の獲得の後、プロセッサ412は、通常の利得制御動作を再開させるためにAGG 404に合図しうる。
図4は、また、FFT 408のタイミングウィンドウを設定するためにサンプラー406と通信し、そしてまた受信されたシンボル中のデータを復調するために復調器410と通信するプロセッサ412、および、デコード化されたシンボルを適切に符号化するスキーム(suitable encoding schemes)の任意の数に応じてデコード化するためのデコーダ422へのパスを示している。デコーダ422は、さらなる処理のためにトランシーバの他の処理エレメント(elements)にビット流れ(bit stream)を出力する。メモリデバイス424は、たくさんの知られた記憶装置からなってもよく、ここに開示された方法および動作をプロセッサ412に達成させるための指示を格納するものが含まれる、ということは注目されるべきである。
図5は、初期タイミングおよび周波数獲得の間に利得を設定するためにトランシーバで使用されてもよい装置の別の例を示している。示されるように、装置500は、規定された時間枠(例えば、T)にわたって受け取られた信号(例えば、高周波信号(RF signal))のパワーを複数回測定するためのプロセッサ502を含んでいる。プロセッサ500は、一例として、AGC 404およびプロセッサ412によってインプリメントされうる、ということは注目されるべきである。プロセッサ502によって決定されたパワー測定は、現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いとき、トランシーバの利得を一方向に調節するためにプロセッサ504に出力される。プロセッサ504は、例として、AGC 404、プロセッサ412、またはそれらの組み合わせによってインプリメントされてもよい。AGCによるプロセッサ504のインプリメンテーションが具現化されているとはいえ、初期獲得枠の間に一方向の調節を達成するために、AGCの動作は通常動作から変更されるであろう、ということは注目されるべきである。
装置500は、利得がプロセッサ504によって設定または調節された後に獲得パイロットシンボルを獲得するために、さらにプロセッサ506を含んでいる。プロセッサ506は、例として、サンプラー406、FFT 408、およびプロセッサ412の使用を通してインプリメントされてもよい、ということは注目されるべきである。
開示されたプロセスにおけるステップの階層または特定の順序は、例示的なアプローチ (exemplary approaches)の一例であることが、理解される。デザインプリファレンス(design preferences)に基づいて、プロセスにおけるステップの階層または特定の順序が、本開示の範囲内に留まりながら、再配置されることができるということが理解される。添付の方法の請求項は、サンプルの順序における様々のステップのエレメントを表わしているが、表わされた特定の順序または階層に制限されるようには意味するものではない。
当業者は、情報および信号が、種々の異なる技術および技法を任意に使用して表わされることができる、ということを認識するだろう。例えば、上記の説明の全体を通して参照されうる、データ、指示、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子(particles)、光学フィールドまたは光粒子、またはそれらの組み合わせのいずれかによって表わされることができる。
当業者は、ここに開示された実施形態に関連して説明された、様々の説明のための論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとしてインプリメントされてもよいことを、さらに認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアとの互換性(interchangeability)を明確に示すために、様々の説明のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、および、ステップが、それらの機能性の点から一般に上記に説明されてきた。そのような機能性が、ハードウェアとしてまたはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課される設計の制約に依存する。熟練者は、各特定のアプリケーションについて様々な方法で、記述された機能性をインプリメントするかもしれないが、そのようなインプリメンテーションの決定は本開示の範囲から逸脱されるものとして解釈されるべきではない。
ここに開示された実施形態に関連して説明された、様々の説明的な論理的なブロック、モジュール、および、回路は、汎用プロセッサ(general purpose processor)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または、他のプログラムマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、ここに説明された機能を達成するように設計された、それらの組み合わせのいずれかによりインプリメントされ、あるいは行われ(performed)うる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサ(microprocessor)であってもよいが、あるいは(in the alternative)、プロセッサは従来のプロセッサ、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、または、ステートマシン(state machine)のいずれかであってもよい。プロセッサは、また、コンピューティングデバイス(computing devices)の組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1以上のマイクロプロセッサ、または、他のそのようなコンフィグレーション(configuration)のいずれかで、インプリメントされてもよい。
ここに開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または、それらの2つの組み合わせで、具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ(flash memory)、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ(registers)、ハードディスク(hard disk)、リムーバブルディスク(removable disk)、CD−ROM、または、この技術分野において知られている記憶メディアの他の形式のいずれかで存在してもよい。例示的な記憶メディア(例えば、図4におけるメモリ424)は、プロセッサが記憶メディアから情報を読み出し、そして記憶メディアに情報を書き込んだりできるように、プロセッサ(例えば、図4におけるプロセッサ412)に結合される。あるいは、記憶メディアはプロセッサと一体化してもよい。プロセッサおよび記憶メディアはASIC内に存在してもよい。ASICはユーザ端末内に存在してもよい。あるいは、プロセッサおよび記憶メディアはユーザ端末内にディスクリートコンポーネント(discrete components)として存在してもよい。
上記に記述された例は単に例示的であって、当業者は、ここに開示された発明の概念から逸脱することなしに、上述された例を多く利用するかもしれないし、発展させるかもしれない。これらの例への様々な修正は当業者にとっては容易に明らかであって、そしてここで定義された包括的な原理は、他の例に、例えば、インスタントメッセージサービス(instant messaging service)あるいは任意の一般的な無線データ通信アプリケーション(wireless data communication applications)において、ここに記述された新規な態様の精神または範囲から逸脱することなく適用されうる。したがって、開示の範囲は、ここに示された例に制限されるべきことは意図されていないが、ここに開示された原理および新規な特徴と整合する広い範囲が与えられるべきである。「例示的な」という単語は、「エグザンプル(example)、インスタンス(instance)、またはイラストレイション(illustration)として機能すること」を意味するために、ここでは排他的に使用される。「例示的な」としてここに説明されたいずれの例も、他の例に対して好ましいまたは有利であるとして、必ずしも解釈されるべきではない。したがって、ここに説明された新規な態様は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義にされることになる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]無線通信システムにおいて使用される方法であって、前記方法は、
規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定することと、なお、前記信号は複数のシンボルを含む;
現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いときに、前記トランシーバの利得を一方向に調節することと;
を備える、
方法。
[C2]前記規定された時間枠が終了しそして前記利得が調節された後に、初期の獲得シンボルを獲得すること、
をさらに備えるC1に記載の方法。
[C3]前記初期の獲得シンボルは、前記規定された時間枠にわたって測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、C2に記載の方法。
[C4]前記規定された時間枠が終了した後に前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得を始めること、
をさらに備えるC1に記載の方法。
[C5]前記トランシーバの前記タイミングと周波数の獲得とが成功していないとき、その後に続く1つまたは複数の規定された時間枠の間に、前記トランシーバの前記利得を調節することが繰り返される、C4に記載の方法。
[C6]前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、C1に記載の方法。
[C7]前記方法は、少なくとも、初期トランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って行われる、C1に記載の方法。
[C8]前記トランシーバの前記利得を調節することは、
最大の測定パワー値が測定されるまで前記利得を低減すること、
をさらに備えるC1に記載の方法。
[C9]前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、C1に記載の方法。
[C10]無線通信システムにおいて動作可能な装置であって、
規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定し、なお、前記信号は複数のシンボルを含む;
現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いときに、前記トランシーバの利得を一方向に調節する;
ように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
を備える装置。
[C11]前記プロセッサは、前記規定された時間枠が終了しそして前記利得が調節された後に、初期の獲得シンボルを取得する、ようにさらに構成されている、C10に記載の装置。
[C12]前記初期の獲得シンボルは、前記規定された時間枠にわたって測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、C11に記載の装置。
[C13]前記プロセッサは、前記規定された時間枠が終了した後に、前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得を始める、ようにさらに構成されている、C10に記載の装置。
[C14]前記トランシーバの前記タイミングと周波数の獲得とが成功していないとき、その後に続く1つまたは複数の規定された時間枠の間に、前記トランシーバの前記利得を調節することが繰り返される、C13に記載の装置。
[C15]前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、C10に記載の装置。
[C16]前記プロセッサは、初期トランシーバタイミングの開始および周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って前記利得を決定する、ように構成されている、C10に記載の装置。
[C17]前記プロセッサは、最大の測定パワー値が測定されるまで前記利得を低減する、ようにさらに構成されている、C1に記載の装置。
[C18]前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、C1に記載の装置。
[C19]無線通信システムにおいて動作可能な装置であって、前記装置は、
規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを測定するための手段と、なお、前記信号は複数のシンボルを含むこと;
現在測定されたパワーが以前に測定されたパワーより高いときに、前記トランシーバの利得を一方向に調節するための手段と;
を備える、
装置。
[C20]前記規定された時間枠が終了しそして前記利得が調節された後に、初期の獲得シンボルを獲得するための手段、
をさらに備えるC19に記載の装置。
[C21]前記初期の獲得シンボルは、前記規定された時間枠にわたって測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、C20に記載の装置。
[C22]前記規定された時間枠が終了した後に、前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得を始めるための手段、
をさらに備えるC19に記載の装置。
[C23]前記トランシーバの前記タイミングと周波数の獲得とが成功していないとき、その後に続く1つまたは複数の規定された時間枠の間に、前記トランシーバの前記利得を調節することが繰り返される、C22に記載の装置。
[C24]前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、C19に記載の装置。
[C25]測定するための前記手段と一方向に獲得するための前記手段は、少なくとも、初期トランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って動作する、ように構成されている、C19に記載の装置。
[C26]前記トランシーバの前記利得を調節するための前記手段は、
最大のパワー値が測定されるまで前記利得を低減するための手段、
を含む前記利得を一方向に調節するための手段、
をさらに備える、
C19に記載の装置。
[C27]前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、C19に記載の装置。
[C28]コンピュータ可読メディアは、
規定された時間枠にわたって複数回、トランシーバによって受け取られた信号のパワーを、少なくとも1つのコンピュータに測定させるためのコードと、なお、前記信号は複数のシンボルを含むこと;
現在測定されるパワーが以前に測定されたパワーより高いときに、少なくとも1つのコンピュータに前記トランシーバの利得を一方向に調節させるためのコードと;
を備えるコンピュータプログラム製品。
[C29]前記コンピュータ可読メディアは、
前記規定された時間枠が終了しそして前記利得が調節された後に、少なくとも1つのコンピュータに初期の獲得シンボルを獲得させるためのコード、
をさらに備える、
C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C30]前記初期の獲得シンボルは、前記規定された時間枠にわたって測定された最大のパワー値と等しい固定されたパワー値、を有している、C29に記載のコンピュータプログラム製品。
[C31]前記コンピュータ可読メディアは、
前記規定された時間枠が終了した後に、少なくとも1つのコンピュータに前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得を始めさせるためのコード、
をさらに備える、
C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C32]前記コンピュータ可読メディアは、
前記トランシーバの前記タイミングと周波数の獲得とが成功していないとき、その後に続く1つまたは複数の規定された時間枠の間に、少なくとも1つのコンピュータに前記トランシーバの前記利得を繰り返し調節させるためのコード、
をさらに備える、
C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C33]前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C34]前記コンピュータ可読メディアは、
少なくとも、初期トランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って、少なくとも1つのコンピュータに前記利得を調節させるためのコード、
をさらに備える、
C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C35]前記コンピュータ可読メディアは、
最大のパワー値が測定されるまで、少なくとも1つのコンピュータに前記利得を低減させるためのコード、
をさらに備える、
C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36]前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、C28に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (36)

  1. 無線通信システムにおいて使用される方法であって、前記方法は、
    トランシーバで信号を受信することと、
    測定された複数のパワー値のそれぞれに対応する複数のインスタンスを生成するために複数の所定の測定時間インスタンスにおいて前記信号のパワーを測定することと、なお、前記信号は複数のシンボルを含む;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいかどうかを決定することと;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいという決定まで前記測定することおよび前記決定することを継続することと;
    前記決定に応答して前記トランシーバの利得を設定することと;
    を備える、
    方法。
  2. 規定された時間枠が終了しそして前記利得が設定された後に、初期の獲得シンボルを獲得すること、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、請求項2に記載の方法。
  4. 前記初期の獲得シンボルは、測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、請求項2に記載の方法。
  5. 前記規定された時間枠が終了した後に前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得を始めること、
    をさらに備える請求項2に記載の方法。
  6. 前記トランシーバの前記タイミングおよび周波数の獲得が成功していないとき、前記測定することおよび前記決定することは継続する、請求項5に記載の方法。
  7. 初期のトランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って前記利得が設定される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 最大のパワー値が測定されるまで前記利得は低減される、請求項1に記載の方法。
  10. 無線通信システムにおいて動作可能な装置であって、
    測定された複数のパワー値のそれぞれに対応する複数のインスタンスを生成するために複数の所定の測定時間インスタンスにおいて信号のパワーを測定し、なお、前記信号はトランシーバによって受信され、複数のシンボルを含む;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいかどうかを決定し;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいという決定まで前記測定することおよび前記決定することを継続し;
    前記決定に応答して前記トランシーバの利得を設定する;
    ように構成されたプロセッサ、
    を備える装置。
  11. 前記プロセッサは、規定された時間枠が終了しそして前記利得が設定された後に、初期の獲得シンボルを取得する、ようにさらに構成されている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、請求項11に記載の装置。
  13. 前記初期の獲得シンボルは、測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、請求項11に記載の装置。
  14. 前記規定された時間枠が終了した後に、前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得が始められる、請求項11に記載の装置。
  15. 前記トランシーバの前記タイミングおよび周波数の獲得が成功していないとき、前記測定することおよび前記決定することは継続する、請求項14に記載の装置。
  16. 前記プロセッサは、初期のトランシーバタイミングの開始および周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って前記利得を設定する、ように構成されている、請求項10に記載の装置。
  17. 前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、請求項10に記載の装置。
  18. 最大のパワー値が測定されるまで前記利得は低減される、請求項10に記載の装置。
  19. 無線通信システムにおいて動作可能な装置であって、前記装置は、
    測定された複数のパワー値のそれぞれに対応する複数のインスタンスを生成するために複数の所定の測定時間インスタンスにおいて信号のパワーを測定するための手段と、なお、前記信号はトランシーバによって受信され、複数のシンボルを含む;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいかどうかを決定するための手段と;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいという決定まで前記測定することおよび前記決定することを継続するための手段と;
    前記決定に応答して前記トランシーバの利得を設定するための手段と;
    を備える、
    装置。
  20. 規定された時間枠が終了しそして前記利得が設定された後に、初期の獲得シンボルを獲得するための手段、
    をさらに備える請求項19に記載の装置。
  21. 前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、請求項20に記載の装置。
  22. 前記初期の獲得シンボルは、測定された最大のパワー値と等しいパワー値、を有している、請求項20に記載の装置。
  23. 前記規定された時間枠が終了した後に、前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得が始められる、請求項20に記載の装置。
  24. 前記トランシーバの前記タイミングおよび周波数の獲得が成功していないとき、前記測定することおよび前記決定することは継続する請求項23に記載の装置。
  25. 初期のトランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って、前記利得が設定される、請求項19に記載の装置。
  26. 前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、請求項19に記載の装置。
  27. 最大のパワー値が測定されるまで前記利得は低減される、請求項19に記載の装置。
  28. 測定された複数のパワー値のそれぞれに対応する複数のインスタンスを生成するために複数の所定の測定時間インスタンスにおいて信号のパワーを、少なくとも1つのコンピュータに測定させるためのコードと、なお、前記信号はトランシーバによって受信され、複数のシンボルを含む;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいかどうかを、前記少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと;
    測定されたパワー値の1つの前記インスタンスが測定されたパワー値の最大の以前の前記インスタンスより大きいという決定まで前記測定することおよび前記決定することを、前記少なくとも1つのコンピュータに継続させるためのコードと;
    前記決定に応答して前記少なくとも1つのコンピュータに前記トランシーバの利得を設定させるためのコードと;
    を備えるコンピュータ可読記憶メディア。
  29. 規定された時間枠が終了しそして前記利得が設定された後に、前記少なくとも1つのコンピュータに初期の獲得シンボルを獲得させるためのコード、
    をさらに備える、
    請求項28に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  30. 前記規定された時間枠は、前記信号における2つの隣り合う初期の獲得シンボル間の固定された周期的な時間枠と等しい、請求項29に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  31. 前記初期の獲得シンボルは、測定された最大のパワー値と等しい固定されたパワー値、を有している、請求項29に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  32. 前記規定された時間枠が終了した後に、前記トランシーバのタイミングおよび周波数の獲得が始められる、請求項29に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  33. 前記トランシーバの前記タイミングおよび周波数の獲得が成功していないとき、前記測定することおよび前記決定することは継続する、請求項32に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  34. 初期のトランシーバタイミングおよび周波数の獲得時間枠の間またはそれに先立って、前記利得は設定される、請求項28に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  35. 前記複数のシンボルは、直交周波数分割多重化された複数のシンボルを備える、請求項28に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
  36. 最大のパワー値が測定されるまで、前記利得は低減される、請求項28に記載のコンピュータ可読記憶メディア。
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