JP5813401B2 - コネクタ及びそれを備えたワイヤハーネス - Google Patents

コネクタ及びそれを備えたワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネスが備えるコネクタ、及び、このコネクタを備えたワイヤハーネスに関するものである。
移動体としての自動車には、複数の電装品が搭載される。そのため、自動車には、前述した電装品に所望の電力や信号を伝達するためのワイヤハーネス(例えば、特許文献1参照)が配索されている。
例えば、図14に示すワイヤハーネス(図中、符号801で示す)は、複数の被覆電線が束ねられてなる電線部810と、電線部に互いに間隔をあけて設けられた複数のコネクタ820と、を備えている。
このようなワイヤハーネス801は、ワイヤハーネス製造場所で製造されたのち、自動車組立ラインがある場所まで搬送されて、当該組立ラインにおいて自動車に組み付けられていた。
特開2007−59298号公報
しかしながら、上述したようなワイヤハーネスはその全長が非常に長いので、ワイヤハーネスを延ばした状態で搬送すると、ワイヤハーネスが持ちづらく、そのため、電線部が床に垂れ下がってコネクタが落下したり、落下したコネクタを踏みつけたりして、コネクタを破損してしまうという問題があった。そして、このような問題を回避するために、電線部をコイル状に丸めるなどしてワイヤハーネス全体を小さく束ねた状態で搬送すると、ワイヤハーネスを解くときに電線部が絡まってしまうことがあり、そのため、組立作業性が低下してしまうという別の問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、ワイヤハーネスを小さく束ねて搬送できるとともに、当該ワイヤハーネスを解くときの電線部の絡まりを防止できるコネクタ及びワイヤハーネスを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、他のコネクタと電線部で接続され、相手方コネクタとの接続時に前記他のコネクタと隔てられる、ワイヤハーネスが備えるコネクタであって、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングにおける第1の外面部に設けられた結合部と、前記コネクタハウジングにおける前記第1の外面部と対向する第2の外面部に設けられた被結合部と、を備え、そして、前記結合部が、前記他のコネクタの前記被結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されており、前記結合部が、前記第1の外面部に垂直に立設した支持部と、前記第1の外面部に平行になるように前記支持部の先端に連接された平板状の庇部と、を有するアーム部を有し、前記被結合部が、前記第2の外面部に横向きに設けられた半角筒状のホルダ部を有し、前記ホルダ部が、前記庇部を前記第2の外面部に沿ってスライド移動して内側に挿抜可能に且つ内側に挿入された前記庇部を保持するように形成されており、前記結合部が、前記第1の外面部に突出して形成された係止凸部をさらに有し、前記被結合部が、前記第2の外面部に立設された脚部と、前記脚部の先端に設けられ、前記ホルダ部に前記庇部が所定の結合位置まで挿入されたときに前記スライド移動に対する所定の抵抗力を生じるように前記係止凸部に係止される係止凹部と、をさらに有していることを特徴とするコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記コネクタハウジングには、相手方コネクタとの嵌合部が設けられ、前記結合部と前記被結合部とが結合されたときに、前記結合部が設けられた前記コネクタハウジングの前記嵌合部と、前記被結合部が設けられた前記コネクタハウジングの前記嵌合部とが、同一方向を向くように前記嵌合部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記コネクタハウジングにおける前記第1の外面部と直交する第3の外面部には、横結合部が設けられ、前記コネクタハウジングにおける前記第3の外面部と対向する第4の外面部には、被横結合部が設けられ、前記横結合部が、他の前記コネクタの前記被横結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載された発明において、前記コネクタハウジングには、前記ワイヤハーネスの電線部を係止可能な電線係止部が設けられていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載された発明は、電線部と、前記電線部に設けられた複数のコネクタと、を備えたワイヤハーネスにおいて、前記複数のコネクタが、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたコネクタで構成されていることを特徴とするワイヤハーネスである。
請求項1に記載された発明によれば、コネクタハウジングにおける第1の外面部に設けられた結合部と、当該コネクタハウジングにおける第1の外面部と対向する第2の外面部に設けられた被結合部と、を備え、そして、結合部が、他のコネクタにおける被結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されているので、結合部及び被結合部によってコネクタ同士を互いに結合して一体にまとめることができるとともに、結合解除してばらすことができ、そのため、ワイヤハーネスが備える複数のコネクタとしてこのコネクタを用いると、搬送時はコネクタ同士を結合させることで、複数のコネクタにおける互いの位置関係を固定してワイヤハーネスを小さく束ねることができ、ワイヤハーネスが持ちやすくなり、コネクタの床への落下を防いで落下又は踏み付けによる破損を防止でき、そして、組立作業時は複数のコネクタを順に結合解除して使用することで、複数のコネクタにおける互いの位置関係の交錯を防いで、電線部が絡まってしまうことを防止することができ、組立作業性を向上できる。
また、複数のコネクタが設けられたワイヤハーネスにおいて、自動車等への組み付け順にコネクタを結合しておくことができるので、互いに結合されたコネクタを端から順番に結合解除することで、組み付けに必要なコネクタを組み付け順に得ることができ、そのため、組み付けに必要なコネクタを複数のコネクタの中から探す工数を削減できるとともに、誤った組み付けを未然に防ぐことができ、組立作業性を向上することができる。
また、搬送時において、互いに結合された複数のコネクタをひとまとめにして梱包することができるので、各コネクタを個別に梱包する必要が無くなり、そのため、梱包材料及び梱包工数を削減でき、製造コストを低減できる。
また、結合部が、第1の外面部に垂直に立設した支持部と、第1の外面部に平行になるように支持部の先端に連接された平板状の庇部と、を有するアーム部を有し、被結合部が、第2の外面部に横向きに設けられた半角筒状のホルダ部を有し、ホルダ部が、アーム部の庇部を第2の外面部に沿ってスライド移動して内側に挿抜可能に且つ内側に挿入された庇部を保持するように形成されているので、結合部及び被結合部を簡易な形状とすることができ、コネクタを容易に製造でき、製造コストを低減できる。
また、結合部が、第1の外面部に突出して形成された係止凸部をさらに有し、被結合部が、第2の外面部に立設された脚部と、脚部の先端に設けられ、ホルダ部に庇部が所定の結合位置まで挿入されたときに前記スライド移動に対する所定の抵抗力を生じるように係止凸部に係止される係止凹部と、をさらに有しているので、ホルダ部における庇部を保持する保持力と上記所定の抵抗力とを合わせた力を超える外力が上記スライド移動の方向に加わらない限り、結合部と被結合部との結合が維持されるところ、係止凸部と係止凹部とが簡易な形状であるため上記所定の抵抗力の調整が容易であり、そのため、搬送時は結合を維持し且つ組立時に容易に結合解除できるように、容易に調整することができる。
請求項2に記載された発明によれば、コネクタハウジングには、相手方コネクタとの嵌合部が設けられ、結合部と被結合部とが結合されたときに、当該結合部が設けられたコネクタハウジングの嵌合部と、当該被結合部が設けられたコネクタハウジングの嵌合部とが、同一方向を向くように嵌合部が形成されているので、複数のコネクタを結合して一体にまとめたときに、それぞれのコネクタの嵌合部が同一方向を向き、そのため、複数のコネクタについての導通試験が容易になり、ワイヤハーネスの製造に係る工数を削減でき、製造コストを低減できる。
請求項3に記載された発明によれば、コネクタハウジングにおける第1の外面部と直交する第3の外面部には、横結合部が設けられ、コネクタハウジングにおける第3の外面部と対向する第4の外面部には、被横結合部が設けられ、そして、横結合部が、他のコネクタの被横結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されているので、上述した結合部及び被結合部の結合方向と直交する方向に、横結合部及び被横結合部によってコネクタ同士を互いに結合して一体にまとめることができるとともに、結合解除してばらすことができ、そのため、さらにワイヤハーネスを小さく束ねることができ、組立作業性を向上できる。
請求項4に記載された発明によれば、コネクタハウジングには、ワイヤハーネスの電線部を係止可能な電線係止部が設けられているので、例えば、本発明のコネクタと結合できない形状のコネクタがワイヤハーネスに設けられている場合などにおいて、当該コネクタに接続された電線部を電線係止部に係止することができ、そのため、当該コネクタと他のコネクタとの位置関係を固定してワイヤハーネスを小さく束ねることができるとともに、当該位置関係の交錯を防いで、電線部が絡まってしまうことを防止することができ、組立作業性を向上できる。
請求項5に記載された発明によれば、複数のコネクタが、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたコネクタで構成されているので、結合部及び被結合部によってコネクタ同士を互いに結合して一体にまとめることができるとともに、結合解除してばらすことができ、そのため、搬送時はコネクタ同士を結合させることで、複数のコネクタにおける互いの位置関係を固定してワイヤハーネスを小さく束ねることができ、ワイヤハーネスが持ちやすくなり、コネクタの床への落下を防いで落下又は踏み付けによる破損を防止でき、そして、組立作業時は複数のコネクタを順に結合解除して使用することで、複数のコネクタにおける互いの位置関係の交錯を防いで、電線部が絡まってしまうことを防止することができ、組立作業性を向上できる。
また、複数のコネクタが設けられたワイヤハーネスにおいて、自動車等への組み付け順にコネクタを結合しておくことができるので、互いに結合されたコネクタを端から順番に結合解除することで、組み付けに必要なコネクタを組み付け順に得ることができ、そのため、組み付けに必要なコネクタを複数のコネクタの中から探す工数を削減できるとともに、誤った組み付けを未然に防ぐことができ、組立作業性を向上することができる。
また、搬送時において、互いに結合された複数のコネクタをひとまとめにして梱包することができるので、各コネクタを個別に梱包する必要が無くなり、そのため、梱包材料及び梱包工数を削減でき、製造コストを低減できる。
本発明のワイヤハーネスを備えた電源システムを説明する図である。 本発明の第1の実施形態のワイヤハーネスの構成図である。 (a)は、図2のワイヤハーネスが備える機能コネクタの上方からの斜視図であり、(b)は、下方からの斜視図であり、(c)は、正面図であり、(d)は、(a)の一部拡大図である。 (a)〜(c)は、機能コネクタの結合動作及び結合解除動作を説明する側面図である。 (a)は、互いに結合された2つの機能コネクタの上方からの斜視図であり、(b)は、正面図である。 (a)は、互いに結合された複数の機能コネクタの上方からの斜視図であり、(b)は、側面図である。 図2のワイヤハーネスにおいて、機能コネクタが互いに結合された状態を示す上方からの斜視図である。 互いに結合された機能コネクタを導通チェッカーにかける様子を模式的に示す図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態のワイヤハーネスが備える機能コネクタの上方からの斜視図であり、(b)は、下方からの斜視図であり、(c)は、横方向に互いに結合された2つの機能コネクタの正面図である。 図9(a)の機能コネクタを縦方向及び横方向に互いに結合した状態を示す上方からの斜視図であり、(b)は、正面図である。 (a)は、図3(a)の機能コネクタに電線係止部を設けた構成を示す上方からの斜視図であり、(b)は、図9(a)の機能コネクタに他の電線係止部を設けた構成を示す上方からの斜視図である。 図11(a)の機能コネクタの電線係止部に電線部を係止した状態を示す上方からの斜視図である。 図11(b)の機能コネクタの電線係止部に電線部を係止した状態を示す上方からの斜視図である。 従来のワイヤハーネスの構成を示す図である。
以下、本発明の第1の実施形態のワイヤハーネスを、図1〜図8を参照して説明する。
本実施形態のワイヤハーネス(図中、符号1で示す)は、図1に示すように、電気自動車やハイブリッド自動車などに搭載される電動モータ駆動用のバッテリパック80と当該バッテリパック80の状態を監視する監視装置86との間を接続するために用いられる。
バッテリパック80は、整列配置された複数の電池セル81と、これら電池セル81の電極を接続する複数のバスバ82と、図示しない温度センサ部と、バスバ82及び温度センサ部に接続された図示しないコネクタ(即ち、相手方コネクタ)と、を有している。
このようなバッテリパック80は充放電を繰り返すうちに各電池セル81の電極間電圧、即ち充電状態(SOC)にばらつきが生じる。バッテリパック80の充放電にあたっては、各電池セル81の耐久性や安全確保の観点から、電極間電圧値の最も高い電池セル81が所定の上限電圧値に到達した時点で充電を禁止し、電極間電圧値の最も低い電池セル81が所定の下限電圧値に到達した時点で放電を禁止する必要がある。従って、各電池セル81にSOCのばらつきが生じた異常状態では、実質上、バッテリの使用可能容量が減少することになる。そこで、上述したバッテリパック80においては、電極間電圧値の高い電池セル81を上記電動モータ駆動とは別に放電させて、各電池セル81のSOCを均等化して正常状態に戻す必要がある。このような電池セル81のSOCの均等化のために、各電池セル81の電極間電圧を監視する必要がある。
また、上述したバッテリパック80は、上記電動モータ駆動時に大電流を放電することにより多大な熱が発生するところ、一部の電池セル81に不具合などがあると許容上限温度を超える高温となる異常状態になる場合がある。そこで、このような高温の異常状態になる前に放電を止めて当該異常状態を未然に防ぐために、電池セル81の温度を監視する必要がある。また、電池セル81の温度が変化することにより上記電極間電圧も変化するので、温度による上記電極間電圧の補正も行われる。
監視装置86は、コンピュータからなる制御部を有しており、ワイヤハーネス1によって複数のバッテリパック80と接続されている。また、監視装置86は、ワイヤハーネス1のコネクタプラグ50(後述)と嵌合して接続される図示しないコネクタソケットを有している。監視装置86は、ワイヤハーネス1から電池セル81の電圧や温度を示す情報を取得し、当該取得した情報に基づき、電池セル81を放電させる命令をワイヤハーネス1に出力する。また、監視装置86は、図示しない上位の電子制御装置にバッテリパック80の状態を通知する。
図2に示すように、ワイヤハーネス1は、電線部10と、上記バッテリパック80のコネクタ(即ち、相手方コネクタ)と接続される複数の電子制御部内蔵の機能コネクタ20と、上記監視装置86と接続されるコネクタプラグ50と、を備えている。
電線部10は、複数の被覆電線が束ねられて構成されている。被覆電線は、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えている。芯線は、銅等で構成された複数の素線が撚られて形成されている。または、芯線は、一本の素線で構成されていてもよい。被覆部は、絶縁性の合成樹脂で構成され、芯線を被覆している。電線部10には、複数の機能コネクタ20が互いに間隔をあけて設けられている。また、電線部10の一端には、コネクタプラグ50が設けられている。
機能コネクタ20は、コネクタハウジング21と、複数の端子金具15と、電子制御部(図示なし)と、を備えている。機能コネクタ20は、請求項中のコネクタに相当する。
コネクタハウジング21は、絶縁性の合成樹脂などを用いて構成されており、図3(a)〜(d)に示すように、互いに一体に形成された本体部22と、結合部30と、被結合部40と、を備えている。
本体部22は、上壁23、下壁24、右壁25、左壁26、後壁27を有し、一端が開口された略四角筒状に形成されている。具体的には、本体部22は、(i)図中上方に配置された上壁23と、(ii)上壁23と間隔をあけて平行に対向配置された下壁24と、(iii)上壁23及び下壁24との間に当該上壁23と直交して配置された右壁25と、(iv)上壁23及び下壁24との間に右壁25と間隔をあけて平行に対向配置された左壁26と、(v)上壁23、下壁24、右壁25及び左壁26と直交して配置された後壁27と、が一体となって有底の四角筒状を構成している。なお、本明細書で用いている「上下左右前後」などの語は、構成部材等の相対的な位置関係を示すために便宜上使用しているものであり、必ずしも現実の位置関係を示すものではない。
また、本体部22の一端(即ち、後壁27と対向する開口部分)には相手方コネクタを嵌合するための嵌合部28が設けられている。また、後壁27の中央部分には、電線部10が挿通される電線部貫通孔27aが設けられている。
また、本体部22の上壁23の外面23aには、結合部30が設けられており、本体部22の下壁24の外面24aには、被結合部40が設けられている。外面23aは、請求項中の第1の外面部に相当し、外面24aは、請求項中の第2の外面部に相当する。
結合部30は、本体部22の上壁23の外面23aに設けられたアーム部31と、係止凸部38と、を備えている。
アーム部31は、支持部32と、庇部33と、を備えている。
支持部32は、外面23aの中央部分に垂直に立設されている。また、支持部32は、本体部22の軸方向(即ち、嵌合部28と後壁27との対向方向)に延在している。
庇部33は、略矩形平板状に形成されており、外面23aに平行になるように配置されて、外面23aと相対する一方の面における横方向(即ち、右壁25と左壁26との対向方向)の中央部分が前記支持部32の先端に連接されている。庇部33における上記軸方向の長さは、支持部32の延在方向の長さと同一にされている。アーム部31は、上記横方向の断面形状が略T字状になるように構成されている。
係止凸部38は、外面23aの上記横方向に相対する両縁部における嵌合部28寄りの箇所に、略台形状に突出して2つ形成されている。
被結合部40は、本体部22の下壁24の外面24aに設けられたホルダ部41と、脚部47と、係止凹部48と、を備えている。
ホルダ部41は、外面24aの中央部分に設けられた側壁部42、天壁部43を有し、一端が開口された略四角筒をその軸に沿って半分に切断した形状(即ち、半四角筒状)に形成されている。具体的には、ホルダ部41は、外面24aに垂直に立設され且つ平面視でコ字状に形成された側壁部42と、側壁部42の先端に連接され、外面24aと間隔をあけて平行に対向配置された平板状の天壁部43と、が一体となって有底の半四角筒状を構成している。また、ホルダ部41の開口部44は、本体部22の後壁27側を向けて配置されており、つまり、ホルダ部41は、外面24aに横向きに設けられた半四角筒状に形成されている。ホルダ部41の高さとアーム部31の高さは同一にされている。
下壁24の外面24aと、天壁部43における外面24aと相対する内面と、の間隔は、アーム部31の庇部33の厚みと略同一にされている。また、天壁部43における上記横方向の中央部分には、開口部44から上記軸方向に沿って嵌合部28寄りの側壁部42に至るスリット45が設けられている。このスリット45の幅は、結合部30の支持部32の幅(即ち、上記横方向の長さ)と略同一にされている。これにより、アーム部31がホルダ部41に挿入されると、庇部33が、外面24aと天壁部43の内面との間に挟まれて保持されるとともに上記縦方向(即ち、上壁23と下壁24との対向方向)の移動が規制され、且つ、支持部32が、スリット45に挟まれて保持されるとともに上記横方向の移動が規制される。
脚部47は、外面24aの上記横方向に相対する両縁部における嵌合部28寄りの箇所に、片状に突出して2つ形成されている。脚部47の高さは、ホルダ部41の高さと同一にされている。
係止凹部48は、係止凸部38の外形と略同一の凹み形状に形成されており、脚部47の先端に設けられている。係止凹部48は、係止凸部38と上記縦方向に並ぶように配置されている。係止凹部48は、他の機能コネクタ20の係止凸部38に係止される。係止凹部48と係止凸部38とは、これらが係止した状態において、上記軸方向にスライド移動する力に対して所定の抵抗力を生じるように形成されている。
複数の端子金具15は、先端を嵌合部28側に向けて上記横方向に一列に並べられた状態で、コネクタハウジング21の本体部22内に固定して収容されている。
図示しない電子制御部は、ICチップやディスクリート部品などの電子部品などで構成されており、上述したバッテリパック80の電池セル81の状態を収集する情報収集手段、電線部10を通じて上述した監視装置86と情報を通信する情報通信手段、電池セル81の放電を行う放電手段、などの各種手段を備えている。本実施形態において、電子制御部は、電線部10を通じて監視装置86との間でLIN(Local Interconnect Network)通信を行うように構成されている。
機能コネクタ20は、バッテリパックに設けられたコネクタ(相手方コネクタ)と嵌合されると、電子制御部が端子金具15を通じてバッテリパックのバスバ82(即ち、電池セル81の電圧を出力する電圧出力部)や温度センサ部などに接続され、その電子制御部には、これら電圧出力部及び温度センサ部から出力される電圧及び温度を示す信号が入力される。そして、電子制御部は、入力された信号に基づいて、電池セル81の電圧及び温度を検出してこれら電圧及び温度を示す情報を含む電池状態情報を生成して、電線部10を通じて監視装置86に送信する。また、電子制御部は、電線部10を通じて監視装置86から所定の放電命令を受信すると当該放電命令により指定された電池セル81の放電を行い、当該電池セル81の出力電圧を低下させる。
コネクタプラグ50は、四角筒状のコネクタハウジングと、コネクタハウジングに収容された複数の端子金具と、を備えており、電線部10の一端に接続されている。コネクタプラグ50は、上述した監視装置に設けられた図示しないコネクタソケットと嵌合されると、監視装置86と電線部10とが電気的に接続される。
次に、上述したワイヤハーネス1における本発明に係る機能コネクタ20の結合動作及び結合解除動作について、図4〜図7を参照して説明する。
結合動作では、始めに、ワイヤハーネス1の電線部10に設けられた複数の機能コネクタ20のうち、一の機能コネクタ20(1)と、それに隣接する他の機能コネクタ20(2)と、をそれぞれの嵌合部28を同一方向(図4左方向)に向けて配置する。なお、各機能コネクタ20(1)、(2)の構成部材を特定して示すときは、各構成部材の符号末尾に(1)、(2)を付する。
そして、図4(a)に示すように、一の機能コネクタ20(1)の上壁23の外面23aにおける嵌合部28寄りの箇所に、他の機能コネクタ20(2)のホルダ部41の天壁部43の外面43aを当接させる。このとき、一の機能コネクタ20(1)のアーム部31(1)が、他の機能コネクタ20(2)のホルダ部41(2)の開口部44と相対するように各機能コネクタ20(1)、(2)を配置する。
そして、一の機能コネクタ20(1)のアーム部31(1)が他の機能コネクタ20(2)のホルダ部41(2)に近づくように、上記外面23a(1)と上記外面43a(2)を当接させたまま、一の機能コネクタ20(1)を他の機能コネクタ20(2)に対して上記軸方向に相対的にスライド移動させる。
すると、図4(b)に示すように、アーム部31(1)(即ち、庇部33の外面33a)が他の機能コネクタ20(2)の下壁24の外面24aに当接してスライド移動して、庇部33がホルダ部41(2)に徐々に挿入されていき、そして、上記外面23a(1)に他の機能コネクタ20(2)の脚部47(2)の先端が当接する。さらにスライド移動が進むと、一の機能コネクタ20(1)の係止凸部38(1)に、脚部47(2)の先端が当接する。
そして、さらにスライド移動が進み、ホルダ部41(2)にアーム部31(1)全体が挿入されると、アーム部31(1)の端部が、ホルダ部41(2)の側壁部42に突き当たり、上記軸方向へのスライド移動が規制される。即ち、各機能コネクタ20(1)、(2)は結合位置に位置づけられる。そして、この結合位置までのスライド移動の間に、脚部47(2)が係止凸部38(1)を乗り越えて、結合位置に至ると、図4(c)に示すように、脚部47(2)の先端の係止凹部48(2)が、係止凸部38(1)に係止される。そして、結合位置に位置づけられた各機能コネクタ20(1)、(2)は、それらの嵌合部28側の一端及び後壁27側の他端が面一に配置される。このようにして、各機能コネクタ20(1)、(2)が結合される。つまり、一の機能コネクタ20(1)の結合部30は、他の機能コネクタ20(2)の被結合部40と結合可能に形成されている。図4(c)及び図5(a)、(b)に各機能コネクタ20(1)、(2)が結合された状態を示す。
また、上記機能コネクタ20(1)、(2)以外の機能コネクタ20についても上記と同様に結合動作を行うことで、図6(a)、(b)に示すように、多数の機能コネクタ20を結合することができる。このように複数の機能コネクタ20が互いに結合されると、機能コネクタ20の位置関係が固定されるので、図7に示すように、各機能コネクタ20間の電線部10の位置関係も固定される。そのため、各機能コネクタ20が結合された状態では、電線部10が絡むことがない。
また、結合解除動作では、上述した結合動作と逆向きに各機能コネクタ20(1)、(2)を上記軸方向に相対的にスライド移動させることにより、脚部47(2)が係止凸部38(1)を乗り越えて、係止凹部48(2)と係止凸部38(1)との係止が外れ、また、アーム部31(1)がホルダ部41(2)から引き抜かれる。このようにして、各機能コネクタ20(1)、(2)の結合が解除される。つまり、一の機能コネクタ20(1)の結合部30は、他の機能コネクタ20(2)の被結合部40と結合解除可能に形成されている。また、ホルダ部41が、庇部33を外面24a(2)に沿ってスライド移動して内側に挿抜可能に且つ内側に挿入された庇部33を保持するように形成されている。
この結合解除動作においては、例えば、図7の一番上の機能コネクタ20から順番に結合解除することで、機能コネクタ20の位置関係の交錯を防ぐことができ、電線部10の位置関係の交錯も防いで電線部10が絡まってしまうことを防止できる。また、ワイヤハーネス1の機能コネクタ20は、結合解除された状態で自動車への組み付けが行われる。
また、互いに結合された複数の機能コネクタ20は、それぞれの嵌合部28が同一方向を向き、さらに、嵌合部28が面一に配置されているので、これら複数の機能コネクタ20を1つのコネクタとして扱うことができ、そのため、図8に示すように、互いに結合された複数の機能コネクタ20を一括して導通チェッカーにかけて、導通試験を行うことができる。
以上より、本実施形態によれば、コネクタハウジング21における上壁23の外面23aに設けられた結合部30と、当該コネクタハウジング21における外面23aと対向する下壁24の外面24aに設けられた被結合部40と、を備え、そして、結合部30が、他の機能コネクタ20における被結合部40と結合可能及び結合解除可能に形成されているので、結合部30及び被結合部40によって機能コネクタ20同士を互いに結合して一体にまとめることができるとともに、結合解除してばらすことができ、そのため、搬送時は機能コネクタ20同士を結合させることで、複数の機能コネクタ20における互いの位置関係を固定してワイヤハーネス1を小さく束ねることができ、ワイヤハーネス1が持ちやすくなり、機能コネクタ20の床への落下を防いで落下又は踏み付けによる破損を防止でき、そして、組立作業時は複数の機能コネクタ20を順に結合解除して組み付け(即ち、使用)することで、複数の機能コネクタ20における互いの位置関係の交錯を防いで、電線部10が絡まってしまうことを防止することができ、組立作業性を向上できる。
また、複数の機能コネクタ20が設けられたワイヤハーネス1において、自動車等への組み付け順に機能コネクタ20を結合しておくことができるので、互いに結合された機能コネクタ20を端から順番に結合解除することで、組み付けに必要な機能コネクタ20を組み付け順に得ることができ、そのため、組み付けに必要な機能コネクタ20を複数の機能コネクタ20の中から探す工数を削減できるとともに、誤った組み付けを未然に防ぐことができ、組立作業性を向上することができる。
また、搬送時において、機能コネクタ20は、衝撃や静電気などから保護するためにクッション性を有する静電気防止材などからなる梱包材料で梱包する必要があるところ、互いに結合された複数の機能コネクタ20をひとまとめにして梱包することができるので、各機能コネクタ20を個別に梱包する必要が無くなり、そのため、梱包材料及び梱包工数を削減でき、製造コストを低減できる。
また、コネクタハウジング21には、バッテリパック80に設けられたコネクタ(相手方コネクタ)との嵌合部28が設けられ、結合部30と被結合部40とが結合されたときに、当該結合部30が設けられたコネクタハウジング21の嵌合部28と、当該被結合部40が設けられたコネクタハウジング21の嵌合部28とが、同一方向を向くように嵌合部28が形成されているので、複数の機能コネクタ20を結合して一体にまとめたときに、それぞれの機能コネクタ20の嵌合部28が同一方向を向き、そのため、複数の機能コネクタ20についての導通試験が容易になり、ワイヤハーネスの製造に係る工数を削減でき、製造コストを低減できる。また、複数の機能コネクタ20の嵌合部28が面一に配置されているので、複数の機能コネクタ20についてひとつずつ導通試験を行う必要が無く、一括して導通試験を行うことができ、ワイヤハーネス1の製造に係る工数を削減でき、製造コストをさらに低減できる。
また、結合部30が、上記外面23aに垂直に立設した支持部32と、上記外面23aに平行になるように支持部32の先端に連接された平板状の庇部33と、を有するアーム部31を有し、被結合部40が、上記外面24aに横向きに設けられた半四角筒状のホルダ部41を有し、ホルダ部41が、アーム部31の庇部33を上記外面24aに沿ってスライド移動して内側に挿抜可能に且つ内側に挿入された庇部33を保持するように形成されているので、結合部30及び被結合部40を簡易な形状とすることができ、機能コネクタ20を容易に製造でき、製造コストを低減できる。
また、結合部30が、上記外面23aに突出して形成された係止凸部38をさらに有し、被結合部40が、上記外面24aに立設された脚部47と、脚部47の先端に設けられ、ホルダ部41に庇部33が所定の結合位置まで挿入されたときに前記スライド移動に対する所定の抵抗力を生じるように係止凸部38に係止される係止凹部48と、をさらに有しているので、ホルダ部41における庇部33を保持する保持力と上記所定の抵抗力とを合わせた力を超える外力が上記スライド移動の方向に加わらない限り、結合部30と被結合部40との結合が維持されるところ、係止凸部38と係止凹部48とが簡易な形状であるため上記所定の抵抗力の調整が容易であり、そのため、搬送時は結合を維持し且つ組立時に容易に結合解除できるように、容易に調整することができる。
次に、本発明の第2の実施形態のワイヤハーネスを、図9、図10を参照して説明する。
第2の実施形態のワイヤハーネスは、第1の実施形態のワイヤハーネス1において、機能コネクタ20が図9に示す機能コネクタ20Aに置き換えられている以外は、第1の実施形態のワイヤハーネス1と同一の構成である。また、この機能コネクタ20Aは、第1の実施形態の機能コネクタ20において、後述する横結合部60及び被横結合部70が追加して設けられている以外は、第1の実施形態の機能コネクタ20と同一の構成である。第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
図9(a)、(b)に、機能コネクタ20Aを示す。機能コネクタ20Aには、コネクタハウジング21に一体に設けられた横結合部60と、被横結合部70と、を備えている。横結合部60は、本体部22の右壁25の外面25aに設けられており、被横結合部70は、本体部22の左壁26の外面26aに設けられている。外面25aは、請求項中の第3の外面部に相当し、外面26aは、請求項中の第4の外面部に相当する。
横結合部60は、コネクタハウジング21の本体部22の右壁25の外面25aに垂直に立設された2本の円柱部61を備えている。2つの円柱部61は、上記軸方向に間隔をあけて配置されている。
被横結合部70は、コネクタハウジング21の本体部22の左壁26の外面26aに突出して設けられた2つの円環部71を備えている。2つの円環部71は、上記軸方向に間隔をあけて配置されている。
円環部71は、その内径が円柱部61の外径と同一に形成されている。また、円環部71は、それぞれの中心が、2つの円柱部61のそれぞれの軸芯の延長線上に配置されている。これにより、図9(c)に示すように、一の機能コネクタ20A(1)の2つの円柱部61(1)の先端を、他の機能コネクタ20A(2)の2つの円環部71に挿入すると、互いに結合されて円柱部61が円環部71によって保持される。このとき、各機能コネクタ20A(1)、(2)は、それらの嵌合部28側の一端及び後壁27側の他端が面一に配置される。また、円柱部61(1)の先端を、円環部71(2)から引き抜くと互いの結合が解除される。つまり、つまり、一の機能コネクタ20A(1)の横結合部60は、他の機能コネクタ20A(2)の被横結合部70と結合可能及び結合解除可能に形成されている。
そして、図10(a)、(b)に示すように、結合部30と被結合部40とによって上記縦方向に機能コネクタ20を積み重ねるとともに、横結合部60と被横結合部70とによって上記横方向に機能コネクタ20を配列することができる。また、横結合部60の円柱部61がコネクタハウジング21の右壁25の外面25aに突出して設けられているので、図10(a)に示すように、複数の円柱部61に電線部10の余長部分を巻き付けることができる。
以上より、本実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果に加えて、コネクタハウジング21における右壁25の外面25aには、横結合部60が設けられ、コネクタハウジング21における左壁26の外面26aには、被横結合部70が設けられ、そして、横結合部60が、他の機能コネクタ20Aの被横結合部70と結合可能及び結合解除可能に形成されているので、上記縦方向と直交する方向(即ち、上記横方向)に、横結合部60及び被横結合部70によって機能コネクタ20A同士を互いに結合して一体にまとめることができるとともに、結合解除してばらすことができ、そのため、さらにワイヤハーネスを小さく束ねることができ、組立作業性を向上できる。
上述した各実施形態では、ワイヤハーネスに設けられたコネクタプラグ50が、機能コネクタ20と結合できない構成であるため、コネクタプラグ50の位置関係を固定することができない。そこで、図11(a)、(b)に示すように、機能コネクタ20、20Aのコネクタハウジング21に一体に電線係止部91、92を設けるようにしてもよい。
図11(a)に示す機能コネクタ20は、右壁25の外面25aに突出して設けられた略C字状の電線係止部91が設けられている。この電線係止部91は、自身を弾性変形させてC字状の開口部分から内側に電線部10を挿入することで、電線部10を係止することができる。これにより、例えば、図12に示すように、電線部10におけるコネクタプラグ50寄りの箇所を電線係止部91によって係止することで、コネクタプラグ50と機能コネクタ20との位置関係を固定することができる。
図11(b)に示す機能コネクタ20Aは、コネクタハウジング21の上壁23及び後壁27における右壁25寄りの部分に設けられたくさび状の切欠部93と、切欠部93内に上記横方向に互いに近づくように突出して設けられた一対の突起部94と、を有する電線係止部92が設けられている。この電線係止部92は、一対の突起部94の隙間から切欠部93内に電線部を挿入することで、電線部10を係止することができる。これにより、例えば、図13に示すように、電線部10におけるコネクタプラグ50寄りの箇所を電線係止部92によって係止することで、コネクタプラグ50と機能コネクタ20との位置関係を固定することができる。なお、図12、図13において、機能コネクタ20間を接続する電線部10は、記載を省略している。
このように、コネクタハウジング21に、ワイヤハーネスの電線部10を係止可能な電線係止部91、92が設けられていると、例えば、上述した機能コネクタ20、20Aと結合できない形状のコネクタプラグ50がワイヤハーネスに設けられている場合などにおいて、当該コネクタプラグ50に接続された電線部10を電線係止部91、92に係止することができ、そのため、当該コネクタプラグ50と機能コネクタ20、20Aとの位置関係を固定してワイヤハーネスを小さく束ねることができるとともに、当該位置関係の交錯を防いで、電線部が絡まってしまうことを防止することができ、組立作業性を向上できる。
上述した本実施形態において、アーム部31は、上記横方向の断面形状が略T字状になるように、支持部32と庇部33とが組み合わされて構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、アーム部31において、支持部32が上記横方向に延在するように形成され、庇部33が、支持部32の先端に一縁部が連接されて嵌合部28側に向かって外面23aに平行に延在する平板状に設けられて、つまり、上記縦方向の断面形状が略L字状になるように、支持部32と庇部33とが組み合わされて構成されていてもよく、本発明の目的に反しない限り、アーム部31の構成、及び、アーム部31を保持するホルダ部41の構成は任意である。また、結合部30が、他の機能コネクタ20の被結合部40と結合可能及び結合解除可能に形成されていれば、本発明の目的に反しない限り、結合部30及び被結合部40の形状は任意である。
また、本実施形態では、電子制御部を内蔵した機能コネクタ(即ち、電子制御機能内蔵コネクタ)及びそれを備えたワイヤハーネスについて説明するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子制御部を備えない通常のコネクタ及びそれを備えたワイヤハーネスに適用してもよい。但し、電子制御部を内蔵した機能コネクタは、通常のコネクタよりもデリケートであるので、搬送時の落下、踏み付け、又は、静電気などによって故障する可能性が高く、そのため、通常コネクタに本発明を適用した場合に比べ、電子制御機能内蔵コネクタに本発明を適用した方が、より大きな効果を奏する。
また、本実施形態では、機能コネクタ20のコネクタハウジング21が四角筒状に形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、六角筒状、八角筒状、円筒状、など、本発明の目的に反しない限り、コネクタハウジングの形状は任意である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ワイヤハーネス
10 電線部
20、20A 機能コネクタ(コネクタ)
21 コネクタハウジング
23a 上壁の外面(第1の外面部)
24a 下壁の外面(第2の外面部)
25a 右壁の外面(第3の外面部)
26a 左壁の外面(第4の外面部)
28 嵌合部
30 結合部
31 アーム部
32 支持部
33 庇部
38 係止凸部
40 被結合部
41 ホルダ部
47 脚部
48 係止凹部
50 コネクタプラグ
60 横結合部
61 円柱部
70 被横結合部
71 円環部
80 バッテリパック
81 電池セル
82 バスバ
86 監視装置
91、92 電線係止部

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスが複数個備えるコネクタであって、
    当該コネクタは、他のコネクタと電線部で接続され、相手方コネクタとの接続時に前記他のコネクタと隔てられるものであり、
    コネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングにおける第1の外面部に設けられた結合部と、
    前記コネクタハウジングにおける前記第1の外面部と対向する第2の外面部に設けられた被結合部と、を備え、そして、
    前記結合部が、前記他のコネクタの前記被結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されており、
    前記結合部が、前記第1の外面部に垂直に立設した支持部と、前記第1の外面部に平行になるように前記支持部の先端に連接された平板状の庇部と、を有するアーム部を有し、
    前記被結合部が、前記第2の外面部に横向きに設けられた半角筒状のホルダ部を有し、
    前記ホルダ部が、前記庇部を前記第2の外面部に沿ってスライド移動して内側に挿抜可能に且つ内側に挿入された前記庇部を保持するように形成されており、
    前記結合部が、前記第1の外面部に突出して形成された係止凸部をさらに有し、
    前記被結合部が、前記第2の外面部に立設された脚部と、前記脚部の先端に設けられ、前記ホルダ部に前記庇部が所定の結合位置まで挿入されたときに前記スライド移動に対する所定の抵抗力を生じるように前記係止凸部に係止される係止凹部と、をさらに有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングには、前記相手方コネクタとの嵌合部が設けられ、
    前記結合部と前記被結合部とが結合されたときに、前記結合部が設けられた前記コネクタハウジングの前記嵌合部と、前記被結合部が設けられた前記コネクタハウジングの前記嵌合部とが、同一方向を向くように前記嵌合部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングにおける前記第1の外面部と直交する第3の外面部には、横結合部が設けられ、
    前記コネクタハウジングにおける前記第3の外面部と対向する第4の外面部には、被横結合部が設けられ、
    前記横結合部が、他の前記コネクタの前記被横結合部と結合可能及び結合解除可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングには、前記ワイヤハーネスの電線部を係止可能な電線係止部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 電線部と、前記電線部に設けられた複数のコネクタと、を備えたワイヤハーネスにおいて、
    前記複数のコネクタが、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたコネクタで構成されていることを特徴とするワイヤハーネス。
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