JP5810976B2 - 重走検知装置、重走検知方法、及び重走検知プログラム、並びに当該重走検知装置を用いる自動取引装置 - Google Patents
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各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
以下、図1を参照して、第1実施形態に係る重走検知装置を備える自動取引装置の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る重走検知装置100を備える自動取引装置1の外観斜視図である。なお、以下説明する第1実施形態ないし第3実施形態に係る重走検知装置は、自動取引装置以外の媒体取扱装置にも広く適用することができる。
自動取引装置1は、通帳挿入排出口2と、カード挿入排出口3と、自動取引装置1内部に通帳印字装置を少なくとも備え、通帳印字装置は、通帳挿入排出口2に近接する位置に重走検知装置100(図2参照)を備える。自動取引装置1は、例えば金融機関に配設され、冊子状媒体としての通帳を用いた金融口座への預け入れや、金融口座からの引き出し等の種々の処理を行う。以下では、自動取引装置1の全体構成の内、重走検知装置100(図2参照)及びそれに関する制御についてのみ説明し、その他の装置及び制御については説明を省略する。
図2及び図3を参照して、第1実施形態に係る重走検知装置の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る重走検知装置100の概略側面図である。図3は、第1実施形態に係る重走検知装置100の概略正面図である。なお、図3では、図2に示す搬送路20の記載を省略してある。
搬送路20は、上搬送ガイド板21、及び上搬送ガイド板21に対して所定の間隔で対向する下搬送ガイド板22で構成される。これにより、上搬送ガイド板21と下搬送ガイド板22との間には一定の空間が形成され、通帳挿入排出口2から挿入された冊子状媒体10が上搬送ガイド板21と下搬送ガイド板22により形成された空間を搬送方向に移動する。ここで、通帳挿入排出口2は、冊子状媒体10の綴じ目13の軸方向が搬送方向に直交し、かつ表紙11が下側(下部ローラ50が配設される側)になるように開いた状態で冊子状媒体10が挿入されるように設けられ、通帳挿入排出口2に挿入された冊子状媒体10はその状態のまま搬送路20の内部を搬送される。以下では、冊子状媒体10の搬送方向の頁を前方頁部分と呼び、搬送方向とは逆方向とは逆方向の頁を後方頁部分と呼ぶ場合がある(図4参照)。
挿入検知センサ25は、光学式センサであり、自動取引装置1の操作者による、通帳挿入排出口2への冊子状媒体10の挿入を検知する。挿入検知センサ25は、挿入検知センサ25の直下に冊子状媒体10が存在している間は「ON」の信号を制御部90に出力する。
上部ローラ30は、円柱形状を成し、搬送方向に対して直交するシャフト31が軸通する。上部ローラ30は、シャフト31を回転軸として回転自在である。上部ローラ30は、回転状態で周面が冊子状媒体10に接触し、周面と冊子状媒体10との摩擦力を用いて、冊子状媒体10に対して搬送方向への推進力を伝達する。上部ローラ30の周面は、ゴム等の弾性体で形成される。
駆動部40は、シャフト31の一端に接続され、挿入検知センサ25が通帳挿入排出口2への冊子状媒体10の挿入を検知した場合に、上部ローラ30が破線矢印方向に回転する駆動力をシャフト31を介して付与する。駆動部40は、例えば、モータ、及びギヤを備えて構成される。
下部ローラ50は、円柱形状を成し、搬送方向に対して直交するシャフト51が軸通し、搬送路20を挟んで上部ローラ30に対向する位置に設けられる。下部ローラ50は、シャフト51を回転軸として回転自在に軸支される。
上部ローラ30のシャフト31には駆動部40が接続されているため、上部ローラ30は自力で回転することができるが、下部ローラ50のシャフト51には駆動力を付与する装置が接続されていないので、自力で回転することができない。そのため、下部ローラ50は、上部ローラ30の回転運動に従動して破線矢印方向に回転運動する。具体的には、下部ローラ50の周面が冊子状媒体10に接触した状態で、冊子状媒体10が搬送方向に進行すると、周面と冊子状媒体10との摩擦力を用いて破線矢印方向に回転する。下部ローラ50の周面は、ゴム等の弾性体で形成される。
ブレーキ開始センサ26は、光学式センサであり、下部ローラ50の回転運動を、トルクリミッタ機構60を用いて抑制する(ブレーキを掛ける)タイミングを制御するための装置である。ブレーキ開始センサ26は、ブレーキ開始センサ26を配設する位置を変更することにより抑制する(ブレーキを掛ける)タイミングを変更することができる。ブレーキ開始センサ26は、ブレーキ開始センサ26の直下に冊子状媒体10が存在している間は「ON」の信号を制御部90に出力する。
トルクリミッタ機構60は、制動トルクを加えるとともに、制動トルクが所定値になったときにその制動トルクを解除する。すなわち、トルクリミッタ機構60は、回転方向に一定の負荷(回転抑制トルク)を発生させる機構であり、発生させることのできる負荷を超えた場合には空転させる。トルクリミッタ機構60は、下部ローラ50の近傍に配設され、ブレーキ開始センサ26からブレーキ開始指示が通知されたタイミングで、下部ローラ50のシャフト51に接続される。接続の方法は、トルクリミッタ機構60で発生したトルクを下部ローラ50に伝達できるものであればよく、例えば、トルクリミッタ機構60が移動する方法や、クラッチを用いる方法などでよい。トルクリミッタ機構60は、下部ローラ50のシャフト51と接続されると、下部ローラ50の破線矢印方向への回転運動を抑制する回転抑制トルク(ブレーキ力)を付与する。これにより、下部ローラ50の回転は停止する。
一方、図5(b)に示すように、トルクリミッタ機構60(図3参照)が下部ローラ50の回転運動を抑制する回転抑制トルク(ブレーキ力)を付与する範囲が冊子状媒体10の後方頁部分の場合では、冊子状媒体10に働く推進力16は用紙12に対する圧縮力となり、冊子状媒体10に働く制動力17は表紙11に対する引っ張り力となる。
図2に戻り、第2ローラ70は、上部ローラ30及び下部ローラ50を通過した冊子状媒体10に搬送方向への推進力を付与し、冊子状媒体10を自動取引装置1のさらに奥に引き込む。第2ローラ70は、冊子状媒体10に搬送方向への推進力を付与する構成であればよく、例えば、上部ローラ30や下部ローラ50と同様の構成としてもよいし、その他の構成であっても構わない。
長さ検出センサ27は、光学式センサであり、冊子状媒体10の搬送方向の長さを検出するためのセンサであり、長さ検出センサ27の直下に冊子状媒体10が存在している状態の時は「ON」の信号を出力する。
記憶部80は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され、自動取引装置1の通帳印字装置の稼働に必要な種々の情報が格納される。例えば、記憶部80には、冊子状媒体10のサイズに関する情報、上部ローラ30のサイズや回転速度、各センサ25,26,27の位置情報などが格納される。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現され、自動取引装置1の通帳印字装置の稼働に必要な種々の機能を実現する。例えば、制御部90は、各センサ25,26,27から受信した信号に基づく駆動部40やトルクリミッタ機構60の制御、各センサ25,26,27から受信した信号に基づく重走判定などを実現する。以下では、制御部の内、重走判定を実現する部分を「重走判定部91」と呼ぶ場合がある。制御部90の詳細は、重走検知装置100の動作で説明する。
以上で、第1実施形態に係る重走検知装置の構成に関する説明を終了する。
図7(適宜図2ないし図6を参照)を参照して、第1実施形態に係る重走検知装置100の動作を説明する。図7は、第1実施形態に係る重走検知装置100の動作を示すフローチャートである。
以上で、第1実施形態に係る重走検知装置の動作に関する説明を終了する。
第1実施形態に係る重走検知装置100は、下部ローラ50は、上部ローラ30に従動して回転していた。これに対して、第2実施形態に係る重走検知装置100aは、下部ローラ50にトルクリミッタ機構60を常に接続した状態とし、下部ローラ50を軸支するシャフト51から任意のタイミングで切り離しを行うことができる駆動部40aを接続する。
これにより、第2実施形態に係る重走検知装置100aは、上部ローラ30のみならず下部ローラ50についても駆動力を持って回転するため、滑りやすい材質の冊子状媒体10を用いる場合や、変形した冊子状媒体10を用いる場合や、低温状況で使用する場合などの搬送力が不足しやすくなる条件においても、十分な推進力を確保することが可能になる。
図8を参照して、第2実施形態に係る重走検知装置の構成について説明する。図8は、第2実施形態に係る重走検知装置100aの概略正面図である。なお、図8では、搬送路20(図2参照)の記載を省略してある。
駆動部40aは、シャフト51の一端に切り離し可能に接続され、接続状態において、下部ローラ50が回転する駆動力(トルク)をシャフト51を介して付与する。駆動部40aが付与する駆動力(トルク)は、トルクリミッタ機構60aが抑制するブレーキ力(回転抑制トルク)よりも大きく設定される。駆動部40aは、例えば、モータ、及びギヤを備えて構成される。駆動部40aの切り離しの方法は、駆動部40aで発生したトルクを下部ローラ50に伝達しないようにするものであればよく、例えば、クラッチを用いる方法などでよい。駆動部40aは、ブレーキ開始センサ26からブレーキ開始指示が通知されたタイミングで切り離される。
トルクリミッタ機構60aは、下部ローラ50のシャフト51に常に接続される。それ以外は、第1実施形態に係るトルクリミッタ機構60と同様である。
以上で、第2実施形態に係る重走検知装置の構成に関する説明を終了する。
図9(適宜図8を参照)を参照して、第2実施形態に係る重走検知装置100aの動作を説明する。図9は、第2実施形態に係る重走検知装置100aの動作を示すフローチャートである。
以上で、第2実施形態に係る重走検知装置の動作に関する説明を終了する。
第1実施形態に係る重走検知装置100及び第2実施形態に係る重走検知装置100aは、共に、挿入された冊子状媒体10が一冊の場合(非重走媒体の場合)も、複数重ねられた場合(重走媒体の場合)も、関係なくブレーキ動作を実施している。
そのため、冊子状媒体10が一冊の場合(非重走媒体の場合)は、冊子状媒体10と上部ローラ30との間、又は冊子状媒体10と下部ローラ50との間にスリップが発生することになる。重なった冊子状媒体10を検知する機能に問題は無いが、スリップが発生することにより冊子状媒体10の表面に汚れが発生する虞がある。また、上部ローラ30と冊子状媒体10との間でスリップが発生した場合、その間、冊子状媒体10の搬送が一時的に止まっているかのように見えてしまう。第3実施形態は、これらの点を留意した構成とする。
第3実施形態に係る重走検知装置100b(図示せず)の構成は、第1実施形態に係る重走検知装置100の構成と同様である。ただし、トルクリミッタ機構60から下部ローラ50に与えられるブレーキ力は、複数の冊子状媒体10が重なって挿入された場合(重走媒体の場合)の冊子状媒体10をずらすために必要な相互間の力(冊子状媒体10相互間の最大静止摩擦力)よりも大きく、一冊の冊子状媒体10が挿入された場合(非重走媒体の場合)の冊子状媒体10と上部ローラ30若しくは下部ローラ50との間にスリップが発生する力(冊子状媒体10と上部ローラ30若しくは下部ローラ50との間の最大静止摩擦力)よりも小さく設定する。
〈ブレーキ力のリミッタ(上限値)の設定条件〉
・冊子状媒体10相互間の最大静止摩擦力<トルクリミッタ機構60のブレーキ力のリミッタ(上限値)<冊子状媒体10と上部ローラ30若しくは下部ローラ50との間の最大静止摩擦力
なお、駆動部40が上部ローラ30に付与する駆動力は、ブレーキ力のリミッタ(上限値)よりも強く設定する。
以上で、第3実施形態に係る重走検知装置の構成に関する説明を終了する。
第3実施形態に係る重走検知装置100b(図示せず)の動作は、第1実施形態に係る重走検知装置100と同様なので説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
第1実施形態に係る重走検知装置100では、図3に示すように、上部ローラ30に駆動部40を接続し、下部ローラ50にトルクリミッタ機構60を任意のタイミングで接続するようにした。しかしながら、図10に示すように、下部ローラ50に駆動部40c(駆動部40に相当)を接続し、上部ローラ30にトルクリミッタ機構60c(トルクリミッタ60に相当)を接続する構成としてもよい。
第2実施形態に係る重走検知装置100aでは、図8に示すように、上部ローラ30に駆動40を接続し、下部ローラ50にトルクリミッタ機構60aと駆動部40aとを接続し、ブレーキ開始センサ26からブレーキ開始指示が通知されたタイミングで駆動部40aを切り離せるようにした。しかしながら、図11に示すように、下部ローラ50に駆動部40d1(駆動部40に相当)を接続し、上部ローラ30にトルクリミッタ機構60d(トルクリミッタ機構60aに相当)と駆動部40d2(駆動部40a)とを接続し、ブレーキ開始センサ26からブレーキ開始指示が通知されたタイミングで駆動部40d2を切り離せる構成としてもよい。
第1実施形態ないし第3実施形態では、通帳挿入排出口2に近接する位置に重なった冊子状媒体10をずらすための上部ローラ30及び下部ローラ50を配設したが、自動取引装置1の奥(搬送方向に進んだ場所)に上部ローラ30及び下部ローラ50を配設し、冊子状媒体10を自動取引装置1の奥に引き込んでから冊子状媒体10の重走判定を行ってもよい。この場合、上部ローラ30及び下部ローラ50が冊子状媒体10に接触しているときには、それ以外のローラが冊子状媒体10に接触しないように配設するか、それ以外のローラを一時的に退避させるような仕組みを設ける必要がある。重なった冊子状媒体10をずらす動作の妨害をしないようにするためである。
第1実施形態ないし第3実施形態に係る重走検知装置100,100a,100bは、図2に示すように、上部ローラ30と下部ローラ50とを搬送路20に対向するように1つずつ配設していた。しかしながら、図12に示すように、上部ローラ30と下部ローラ50とが対になっていれば組数は特に限定されず、搬送路20に沿って複数組を配設するようにしてもよい。
なお、第4変形例では、複数の下部ローラ50の内、いずれか1つが第2の搬送ローラであり、それ以外の下部ローラ50が第3の搬送ローラである。
第1実施形態ないし第3実施形態では、制御部90は、ブレーキ開始センサ26と長さ検出センサ27とを用いて冊子状媒体10の長さを算出していた。しかしながら、ブレーキ開始センサ26のみの構成として、制御部90は、ブレーキ開始センサ26より「ON」信号を受信してから「OFF」信号を受信するまでの上部ローラ30の回転数を用いて冊子状媒体10の長さを算出するようにしてもよい。
第1実施形態ないし第3実施形態では、上部ローラ30や下部ローラ50を用いて複数の重ねられた冊子状媒体10を判定する方法について説明した。しかしながら、図13に示すように、下部ローラ50側から冊子状媒体10にブレーキ力を付与するブレーキパッド61eを、過負荷保護装置60eを用いることで上限値をもって押し付けてもよい。
この場合、ブレーキ力を付与している間は、下部ローラ50に対して駆動力を伝達してはならない。また、冊子状媒体10に対して、ブレーキ力を付与する範囲は、第1実施形態ないし第3実施形態と同様である。
第1実施形態ないし第3実施形態では、冊子状媒体10の搬送をローラで行っていたが、第1実施形態ないし第3実施形態に係る重走検知装置100,100a,100bは、ベルト等のその他の手段を用いた搬送方法にも適用可能である。
第1実施形態ないし第3実施形態では、重走検知装置100,100a,100bが取り扱う媒体として冊子状媒体10を想定して説明したが、第1実施形態ないし第3実施形態に係る重走検知装置100,100a,100bは、カード状媒体やシート状媒体のようにある程度薄い媒体であれば冊子状でなくとも取り扱うことができる。また、重走検知装置100,100a,100bが取り扱う媒体の材質は特に限定されず、紙やプラスチックなどの他に種々の材質を用いることができる。
第1実施形態ないし第3実施形態では、トルクリミッタ機構60,60aを接続するローラやトルクリミッタ機構60,60aがブレーキ力を付与する範囲を固定していたが、挿入検知センサ25が、表紙11が下側(下部ローラ50が配設される側)にあるのかそれとも上側(上部ローラ30が配設される側)にあるのかを検知し、冊子状媒体10の表紙11の位置によりトルクリミッタ機構60,60aを接続するローラやトルクリミッタ機構60,60aがブレーキ力を付与する範囲を選択するようにしてもよい。
この場合、挿入検知センサ25を例えばイメージセンサなどを用い、冊子状媒体10の存在の有無に加えて画像イメージを認識するようにし、認識したイメージに基づいて表紙11が上下どちら側となっているか判断すればよい。また、挿入検知センサ25とは別にイメージセンサを新たに設けてもよい。
第1実施形態ないし第3実施形態では、トルクリミッタ機構60,60aを用いていたが、冊子状媒体10と下部ローラ50との間にスリップが発生しても構わない場合は、下部ローラ50を完全に固定した状態でブレーキ力を付与してもよい。
2 通帳挿入排出口
3 カード挿入排出口
10 冊子状媒体
11 表紙
12 用紙
13 綴じ目
20 搬送路
25 挿入検知センサ
26 ブレーキ開始センサ(前方頁部分検知部、後方頁部分検知部)
27 長さ検出センサ(媒体長検出部)
30 上部ローラ(搬送ローラ)
40,40a,40c,40d1,40d2, 駆動部(駆動力付与部)
50 下部ローラ(搬送ローラ)
60,60a,60c,60d トルクリミッタ機構(回転力抑制部)
60e 過負荷保護装置(回転力抑制部、推進力抑制部)
61e ブレーキパッド(接触部)
80 記憶部
90 制御部
91 重走判定部
100,100a,100b,100c,100d,100e 重走検知装置
Claims (9)
- 搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを検知する重走検知装置であって、
前記媒体に搬送方向への推進力を伝達する第1の搬送ローラ、前記第1の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第1の駆動力付与部、及び前記搬送路を挟んで前記第1の搬送ローラに対向する位置に設けられ、前記媒体に従動して回転運動する第2の搬送ローラを有する搬送部と、
前記第2の搬送ローラ側に前記推進力に反する制動力を得るように、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する回転抑制トルクを付与する回転力抑制部と、
前記媒体の搬送方向の長さを検出する媒体長検出部と、
前記媒体長検出部が検出した長さに基づいて、前記搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを判定する重走判定部と、を備え、
前記媒体は、表紙を有し、綴じ目を軸に開閉可能な冊子状媒体であり、前記冊子状媒体の綴じ目の軸方向が前記搬送方向に直交し、かつ表紙が前記第2の搬送ローラが配設させる側になるように開いた状態で前記搬送路内を搬送され、前記第1の搬送ローラの周面が前記冊子状媒体の前方頁部分に接触する区間で、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する、ことを特徴とする重走検知装置。 - 搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを検知する重走検知装置であって、
前記媒体に搬送方向への推進力を伝達する第1の搬送ローラ、前記第1の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第1の駆動力付与部、及び前記搬送路を挟んで前記第1の搬送ローラに対向する位置に設けられ、前記媒体に従動して回転運動する第2の搬送ローラを有する搬送部と、
前記第2の搬送ローラ側に前記推進力に反する制動力を得るように、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する回転抑制トルクを付与する回転力抑制部と、
前記媒体の搬送方向の長さを検出する媒体長検出部と、
前記媒体長検出部が検出した長さに基づいて、前記搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを判定する重走判定部と、を備え、
前記媒体は、表紙を有し、綴じ目を軸に開閉可能な冊子状媒体であり、前記冊子状媒体の綴じ目の軸方向が前記搬送方向に直交し、かつ表紙が前記第1の搬送ローラが配設させる側になるように開いた状態で前記搬送路内を搬送され、前記第2の搬送ローラの周面が前記冊子状媒体の後方頁部分に接触する区間で、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する、ことを特徴とする重走検知装置。 - 前記回転力抑制部が、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する以外の区間において、前記第2の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第2の駆動力付与部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された重走検知装置。 - 前記回転抑制トルクの上限値は、
前記媒体相互間の最大静止摩擦力よりも大きく、前記第1の搬送ローラの周面と前記媒体との間の最大静止摩擦力よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の重走検知装置。 - 搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを検知する重走検知装置であって、
前記媒体に搬送方向への推進力を伝達する第1の搬送ローラ、前記第1の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第1の駆動力付与部、及び前記搬送路を挟んで前記第1の搬送ローラに対向する位置に設けられ、前記媒体に従動して回転運動する第2の搬送ローラを有する搬送部と、
前記第2の搬送ローラ側に前記推進力に反する制動力を得るように、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する回転抑制トルクを付与する回転力抑制部と、
前記媒体の搬送方向の長さを検出する媒体長検出部と、
前記媒体長検出部が検出した長さに基づいて、前記搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを判定する重走判定部と、を備え、
前記第2の搬送ローラの搬送方向前後の一方又は双方の位置に、前記第1の搬送ローラに従動して回転運動する単数又は複数の第3の搬送ローラが配設され、
前記回転力抑制部は、
前記第2の搬送ローラ及び前記第3の搬送ローラの回転運動を抑制する前記回転抑制トルクを付与する、ことを特徴とする重走検知装置。 - 搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを検知する重走検知装置であって、
前記媒体に搬送方向への推進力を伝達する第1の搬送ローラ、前記第1の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第1の駆動力付与部、及び前記搬送路を挟んで前記第1の搬送ローラに対向する位置に設けられ、前記媒体に従動して回転運動する第2の搬送ローラを有する搬送部と、
前記第2の搬送ローラ側に前記推進力に反する制動力を得るように、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する回転抑制トルクを付与する回転力抑制部と、
前記媒体の搬送方向の長さを検出する媒体長検出部と、
前記媒体長検出部が検出した長さに基づいて、前記搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを判定する重走判定部と、
前記媒体の前記第2の搬送ローラ側に任意に接触することができる接触部と、を備え、
前記回転力抑制部は、
前記媒体が、前記制動力を前記接触部との摩擦力を介して得るように、前記接触部を前記媒体に押圧する押圧力を付与する、ことを特徴とする重走検知装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の重走検知装置を備えた自動取引装置。
- 搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを検知する重走検知装置が実行する重走検知方法であって、
前記重走検知装置は、
前記媒体に搬送方向への推進力を伝達する第1の搬送ローラ、前記第1の搬送ローラが回転するための駆動力を付与する第1の駆動力付与部、及び前記搬送路を挟んで前記第1の搬送ローラに対向する位置に設けられ、前記媒体に従動して回転運動する第2の搬送ローラを有する搬送部を備え、
前記媒体は、表紙を有し、綴じ目を軸に開閉可能な冊子状媒体であり、前記冊子状媒体の綴じ目の軸方向が前記搬送方向に直交し、かつ表紙が前記第2の搬送ローラが配設させる側になるように開いた状態で前記搬送路内を搬送され、
前記第1の搬送ローラの周面が前記冊子状媒体の前方頁部分に接触する区間で、前記第2の搬送ローラ側に前記推進力に反する制動力を得るように、前記第2の搬送ローラの回転運動を抑制する回転抑制トルクを付与し、
前記媒体の搬送方向の長さを検出し、
検出した長さに基づいて、前記搬送路内の媒体が重走媒体であるか否かを判定する、
ことを特徴とする重走検知方法。 - 請求項8に記載の重走検知方法をコンピュータに実行させることを特徴とする重走検知プログラム。
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Family Applications (1)
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Family Cites Families (4)
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