JP5810035B2 - 排水トラップ - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍冷蔵庫、或いは業務用空調機等の排水管の適所に接続して円滑な排水を可能にすると共に該排水管の下流側から臭気が入るのを防止することができる排水トラップに関する。
臭気が逆流するのを防止し得る機能を備えた排水トラップとしては、例えば、特許文献1に記載されているように、一端に流入口を有し、他端に流出口を有する中空本体の上部に弁取付板を設け、この弁取付板にボルト状の止具によって開閉弁の上端部を取付けてなる構造のものが知られているが、このように構成では、中空本体内に開閉弁を取付ける作業が極めて困難であるばかりでなく、中空本体内に塵埃や異物等が溜まったり詰まっりした場合には、まず、この排水トラップを排水管から取り外し、次いで、開閉弁を中空本体内から取り外したのち、異物等の除去や中空本体と開閉弁との清掃を行わなければならず、手間を要するといった問題点がある。
このため、本願発明者等は、特許文献2に記載しているような排水弁を開発した。この排水弁は、中央部に弁室を形成している弁本体の一端部に流入口を、他端に流出口を設けていると共に、上記弁室の上端に平面長円形状の開口部を設けてあり、さらに、弁室の下部内に上記流入、流出口の内底面よりも下方に凹んでいるトラップ部を形成すると共に、弁室の両側壁部の対向面中央部に下端がトラップ部の上端部に達する縦突条を突設してこの縦突条の上端から上記流出口とトラップ部との連設部分に亘って弁室の内壁面に斜め下方に傾斜した平面U字状の弁座を形成している一方、弁室の上記開口部に着脱自在に装着した蓋部材の下面に、上記両側縦突条をガイドとしてその両側端面を弁室の両側内壁面に摺接させながら挿入して弁室内を上流側と下流側とに二分する矩形状に形成された仕切板を一体に設けていると共に、この仕切板の下流側に面した背面に上記流出口に向かって斜め下方に傾斜した舌片形状の弁体を上下回動自在に取付け、この弁体を上記弁本体に設けている弁座に座着させるように構成している。
実公平7−7412号公報 特開2007−224529号公報
しかしながら、上記排水弁によれば、弁本体に平面U字状の弁座を設ける一方、弁本体と別体に形成した蓋部材の下面に弁本体内の弁室を二分する仕切板を一体に設け、この仕切板の背面に上記弁座に座着させる弁体を設けているので、組立時において、弁本体内に仕切板を挿入してこの仕切板に一体的に取付けている弁体を弁座に座着させた際に、弁体の下面外周部を弁座に精度よく密接させることが困難となり、弁体と弁座との間、特に、仕切板に上下回動自在に取付けた弁体の枢着部と弁座の基端部との間に隙間が発生し、下流側からその隙間を通じて上流側に臭気が侵入するといった問題点あった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トラップ本体と弁体とを別体に形成している排水トラップにおいて、組立てが容易に且つ正確に行えると共に弁体と弁座との間から臭気が上流側に侵入するのを防止することができる排水トラップを提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の排水トラップは、請求項1に記載したように、排水管の中間部に接続する排水トラップであって、トラップ本体とこのトラップ本体内に装着した弁構成部材とからなり、上記トラップ本体は、上記弁構成部材を内装する弁室と、この弁室の両端部にそれぞれ設けられて該弁室に連通している流入口及び流出口と、弁室の上端に設けられて上記弁構成部材の出し入れ口となり、且つ、蓋体を着脱自在に装着している開口部と、弁室の下部内に設けられて上記流入、流出口の内底面よりも下方に凹んでいるトラップ部と、弁室の互いに平行に対向する両側壁部の内側面に縦方向に突設しているガイド突条とから構成されている一方、上記弁構成部材は、両側端部を上記弁室の対向内側面に突設している上記ガイド突条に接して弁室内に挿脱自在に挿入されて弁室内を上流側と下流側とに二分する矩形状に形成された仕切板と、この仕切板の下流側に面した背面における高さ方向の中央部から上記流出口とトラップ部との連設部分に向かって斜め下方に突設し、且つ、その中央部に通水口を設けていると共に外周端縁に弁室の内壁面に密接する突縁部を突設している弁座と、基端部を上記仕切板の背面側に上下回動自在に枢着されて上記弁座の通水口を開閉自在に閉止する弁体とから構成されていることを特徴とする。
このように構成した排水トラップにおいて、請求項2に係る発明は、上記弁構成部材における仕切板の背面両側端部に下端が弁座の基端上面に連設させている軸受片を突設してあり、この両側軸受片の基端部に縦長孔を穿設して、この縦長孔に弁体の基端部両側端面に突設している軸体を上下動可能に且つ回動自在に枢着していることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記弁体の上面中央部に錘片を突設していることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明は、上記トラップ本体における弁室の対向内側面に突設しているガイド突条の下端側から排水口に向かって弁室の下端内壁面に、上端面が平坦な面に形成されている平面U字状の突条部を形成している一方、弁構成部材における弁座の下端面にその下端を上記平面U字状の突条部の上端面に当接、受止させる周壁片を突設していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、排水トラップは、トラップ本体とこのトラップ本体内に装着する弁構成部材とからなり、この弁構成部材に上記トラップ本体の弁室内を上流側と下流側とに二分する仕切板と、この仕切板の下流側に面した背面から斜め下方に向かって突設している弁座と、仕切板の背面側に上下回動自在に枢着されて上記弁座の中央部に設けている通水口を開閉自在に閉止する弁体とを設けているので、予め、弁体が弁座に隙間なく着座できるように設定して精度のよい弁構成部材を形成しておくことがとができ、従って、仕切板の両側端部をトラップ本体の弁室の両側内側面に縦方向に突設しているガイド突条に沿って挿入して弁構成部材を弁室内に配設することにより、臭気が下流側から上流側に侵入するのを確実に防止することができる排水トラップを提供することができると共にこの排水トラップの組立も容易に且つ正確に行うことができる。
さらに、弁座の外周端縁に、弁室の内壁面に密接する突縁部を突設しているので、この突縁部によって流出口に連通している弁室上部内と、弁座から下方のトラップ部が存在する弁室下部内との通気が確実に遮断することができて、弁座の外周面側からの臭気の侵入も確実に防止することができる。
また、この排水トラップ内に塵埃や異物等が溜まったり詰まったりした場合には、配管からこのトラップ本体を取り外すことなく、トラップ本体の上端開口部から蓋部材を取り外すことによって弁構成部材を上記開口部を通じて簡単に取り出すことができ、内部の塵埃や異物等を容易に除去することができると共に仕切板と弁体及び弁座を備えてなる弁構成部材に付着している塵埃等もきれいに水洗、除去することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記弁構成部材における仕切板の背面両側端部に下端が弁座の基端上面に連設させている軸受片を突設してあり、この両側軸受片の基端部に縦長孔を穿設して、この縦長孔に弁体の基端部両側端面に突設している軸体を上下動可能に且つ回動自在に枢着しているので、軸受片に対する軸体の枢着位置を弁体が弁座上に隙間なく着座するように予め、正確に設定しておく必要はなく、軸受片に設けている縦長孔に弁体の基端部両側端面に突設している軸体を挿入するだけで、弁体全体が縦長孔を介して下方に移動してその下面を弁座の上面に簡単且つ隙間なく着座させることができる。
請求項3に係る発明によれば、上記弁体の上面中央部に錘片を突設しているので、弁体が不測に弁座から上方に浮き上がるのを防止することができると共に弁座に対する密着性を良好にして排水が停止している時には確実に密閉しておくことができる。
また、請求項4に係る発明によれば、上記トラップ本体における弁室の対向内側面に突設しているガイド突条の下端側から排水口に向かって弁室の下端内壁面に、上端面が平坦な面に形成されている平面U字状の突条部を形成している一方、弁構成部材における弁座の下端面にその下端を上記平面U字状の突条部の上端面に当接、受止させる周壁片を突設しているので、弁構成部材における上記仕切板をトラップ本体の両側内側面に縦方向に突設しているガイド突条に沿って挿入して弁座の下端面に突設している上記周壁片の下端面を弁室の下端内壁面に形成している平面U字状の突条部の上端面に当接、受止させることによって、トラップ本体内に弁構成部材を簡単且つ正確に配設することができ、品質に優れた精度のよい排水トラップを提供することができる。
本発明排水トラップの縦断側面図。 その分解斜視図。 弁構成部材の分解斜視図。 使用状態を示す簡略斜視図。 その縦断側面図。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、排水トラップAは、透明ないしは半透明の合成樹脂よりなるトラップ本体1とこのトラップ本体1内に装着した着色された合成樹脂製の弁構成部材11とからなり、上記トラップ本体1は、中央部に上記弁構成部材11を内装した弁室2に形成していると共にこの弁室2の一端側に弁室2に連通させて流入口3を弁室2と一体に形成してあり、他端側に同じく弁室2に連通させて流出口4を一体に形成している。これらの流入口3と流出口4とは同一径で一定長さの短筒形状に形成されていると共に上記弁室2を中央にして同一水平軸心上でこの弁室2の両端から互いに相反する方向に突設している。
弁室2はその両側壁部2a、2aを互いに平行に対向する垂直な壁部に形成していると共に上記流入口3と流出口4とにそれぞれ連通する連通口3a、4aを設けている両端壁部2b、2cを半円形状の湾曲壁部に形成して全体の平面形状を長円形状に形成している。この弁室2の両側壁部2a、2aの外側面間を上記流入口3や流出口4の外径に等しい幅寸法に形成していると共に弁室2の上端開口部2dを流入口3と流出口4の上周面よりも上方に突出させてあり、さらに、弁室2の下端にこの下端から下方に向かって船底状に膨出したトラップ部5を一体に形成している。
弁室2の上記上端開口部2dは、この開口部2dを通じて上記弁構成部材11を弁室2内に対して出し入れ可能な口部に形成されてあり、この開口部2dに合成樹脂製の蓋体6を着脱自在に装着している。この蓋体6の下面外周部には上記弁室2の上端開口部2dの外周面に外接する一定高さの長円形状の突条6a1 と、上端開口部2dの内周面に内接する一定高さの長円形条の突条6a2 とを下方に向かって突設してあり、これらの突条6a1 、6a2 間によって形成された一定幅を有する長円形状の周溝6a内にトラップ本体1の弁室2の上端開口部2dを着脱自在に嵌合させるように構成していると共に、周溝6aにおける互いに平行な溝部の一端部間に弁構成部材11における後述する仕切板12の上端部を挿嵌させる横溝部6bを設けている。
上記弁室2の互いに平行に対向する上記両側壁部2a、2aの一端部内面に、上端が上記上端開口部2dの下方近傍部に位置し、下端がトラップ部5の上端部に位置している縦方向に長い垂直なガイド突条7、7を突設していると共に、この両側ガイド突条7、7の下端部から上記弁構成部材11における後述する仕切板12の厚み間隔を存した弁室2の両側壁部2a、2aの下端部内面に長さの短い縦突条片7a、7aを突設してガイド突条7とこの縦突条片7aとの間に上記仕切板12の下端部が挿脱自在に挿嵌可能な縦溝8を形成している。
さらに、これらの両側縦突条片7a、7aの上端から流出口4側に向かって弁室2の両側壁部2a、2aの下端内面に、トラップ部5の上端開口部内面に沿って上端面が弁室2の両側壁部2a、2aの下端内面に直角に連なった一定幅を有する互いに平行な水平突条部9a1 、9a1
を形成していると共に、上記流出口4側の半円弧状に湾曲した壁部2cの下端内面に、トラップ部5における半円弧状に湾曲した他端側の上端開口部内面に沿って、上端面が上記水平突条部9a1 、9a1 の上端面と面一に連続した平面半円弧状の突条部9a2 を形成して、この突条部9a2 と上記水平突条部9a1 、9a1 とによって弁室2の下端内面にトラップ部5の上端開口部内面に沿って後述する弁座13をその上端面9bで受止する平面U字状の突条部9aを形成している。即ち、上記両側縦突条片7a、7aの上端から流出口4側の半円弧状に湾曲した壁部2cの下端部に亘ってトラップ本体1の弁室2の下端部内面に弁座13を支持する平滑な水平上端面9bを有する平面U字状の突条部9aを形成している。
このように形成したトラップ本体1の弁室2内に配設してトラップ本体1と共にトラップAを構成する弁構成部材11は、図1〜図3に示すように、トラップ本体1の弁室2内を上流側と下流側とに二分する矩形状に形成された一定厚みを有する仕切板12と、この仕切板12の下流側に面した背面における高さ方向の中央部からトラップ本体1における上記流出口4とトラップ部5との連設部である半円弧状に湾曲した壁部2cに向かって斜め下方に突設している一定厚みを有する弁座13と、この弁座13の基端部の上方において、上記仕切板12の背面側にその基端部を上下回動自在に取付けている弁体14とを備えている。
上記仕切板12は、上端が上記蓋部材6の下面に達し、下端がトラップ本体1の両側壁部2a、2aの対向する内面における一端側下部に設けている上記縦溝8の下端に達する長さを有すると共に、横幅はトラップ本体1の上記両側壁部2a、2aの対向する内面間の横幅に等しい幅に形成されてあり、その両側端面にトラップ本体1の両側壁部2a、2aの対向内面に水密状態に密接する突縁部12a 、12a を突設している。
さらに、この仕切板12の背面両側端部に、下端が上記弁座13の基端部における両側端縁の上面に一体に設けられた軸受片15、15を弁座13の先端側に向かって互いに平行に突設してあり、この両側軸受片15、15の基端部に、上記弁体14の基端部における両側端面に互いに相反する方向に水平に突設している小径の軸体16、16を上下動可能に且つ弁体14がこの軸体15、15を中心として回動自在に枢着させた上下方向に長い縦長孔17、17を穿設している。
上記弁座13は、その外周端縁の平面形状を上記トラップ本体1の弁室2の下端部内面に形成している平面U字状の突条部9aと同大、同形のU字形状に形成していると共にその上面を上記弁体14の外周部下面が密接する面一の平滑面に形成している。さらに、その外周端縁に、トラップ本体1における上記両側縦突条片7a、7a側から流出口4側の半円弧状に湾曲した壁部2cに亘って仕切板12の背面側の弁室2の内壁面に水密状態に密接する突縁部13a を突設していると共に中央部に平面O形状の通水口18を設けている。
また、弁座13の下面外周部に、基端が仕切板12の背面下部に一体に連らなり、上端が上記突縁部13a の基端に連なった平面U字状の周壁片19を下方に向かって突設してあり、この周壁片19の下端面19a を上記トラップ本体1の平面U字状突状部9aの上端面9bに当接、支持させる水平な下端面に形成している。
上記弁体14は上記弁座13の中央部に設けている通水口18よりも一回り大きくてその下面外周部を弁座13の外周部上面に開閉自在に密接させる平面O形状の弁体部14a と、この弁板部14a の上面における長さ方向の中央部から仕切板12の背面における高さ方向の中央部に向かって突設している基板部14b とからなり、この基板部14b における仕切板12の背面に対向する基端部の両側端面に上記互いに相反する方向に小径の軸体16、16を突設していあり、この両側軸体16、16を上記仕切板12の背面両側端部に突設した両側軸受片15、15に設けている軸受孔である縦長孔17、17に上下動可能に且つ回動自在に枢着させている。このように、弁体14の軸体16、16を縦長孔17、17に挿入すると、弁体14はその自重によってその軸体16、16を縦長孔17、17に沿って下動してその下面外周部を弁座13の上面全面に亘って精度よく密接させることができる。なお、この弁体14の上面中央部に錘片20を突設しているが、この錘片20は必ずしも設けておく必要はない。
上記のように構成したトラップ本体1と弁座構成部材11及び蓋体6とによって排水トラップAを構成するには、弁構成部材11の仕切板12における流入口3側に面した正面両側端部を、トラップ本体1の弁室2の両側壁部2a、2aの一端側対向内面に突設している垂直なガイド突条7に摺接させながら弁構成部材11全体をトラップ本体1内に挿入、配設する。この際、仕切板12の下端部が、上記ガイド突条7の下端部と、この両側ガイド突条7、7の下端部から仕切板12の厚み間隔を存した弁室2の両側壁部2a、2aの下端部内面に突設している縦突条片7a、7aとによって形成された縦溝8内に挿嵌すると共に、弁座13の下面外周部に突設している周壁片19の下端面19a がトラップ本体1の弁室2の下端部内面に設けている平面U字状の突条部9aの上端面9bに当接、受止されて弁構成部材11がそれ以上、トラップ本体1内に挿入することができない。
即ち、トラップ本体1内に弁構成部材11をその弁座13の下面外周部に突設している周壁片19の下端面19a がトラップ本体1の弁室2の下端部内面に設けている平面U字状の突条部9aの上端面9bに当接、受止するまで挿入することによって、トラップ本体1内に弁構成部材11を簡単且つ正確に組み込むことができる。さらに、仕切板12の両側端縁に突設してている突縁部12a が弁室2の両側壁部2a、2aの内面に水密的に密接して弁室2を流入口3側と流出口4側とに精度よく二分することができると共に、弁座13の外周端縁に、トラップ本体1における両側縦突条片7a、7a側から流出口4側の半円弧状に湾曲した壁部2cに亘って仕切板12の背面側の弁室2の内壁面に水密状態に密接する突縁部13a を突設しているので、この突縁部13a によって流出口4側の弁室上部内と、弁座13から下方のトラップ部5が存在する弁室下部内との通気を確実に遮断することができる。
こうして弁構成部材11をトラップ本体1内に収納、配設したのち、トラップ本体1の弁室2の上端開口部2dに蓋体6の下面外周部に設けている周溝6aを外嵌させると共に、この周溝6aと共に蓋体6の下面に設けている横溝6bを仕切板12の上端面に被嵌させることによって上端開口部2dを蓋体6によって閉止し、排水トラップAを構成する。
このように構成した排水トラップAは、例えば冷凍冷蔵庫、或いは業務用空調機等から外部にドレンを排出するための水平状に配管された排水管Aの適所に図4、図5に示すように介在させた状態で接続して使用される。具体的には蓋体6を上向きにしてトラップ本体1の流入口3を上流側の排水管B1に接続し、流出口4を下流側の排水管B2に接続した状態にする。
この使用状態におてい、上流側からドレン等の排水が行われていない場合には、弁座13上に弁体14が密接して通水口18を閉止してあり、外気や臭気等が上流側の排水管B1内に入るのを防止している。
次に、冷凍冷蔵庫や業務用空調機等から排水された場合、上流側の排水管B1からこのトラップ本体1の流入口3を通じてこの流入口3側に連通している弁室2の上流側空間部内に内からトラップ部5内に流入し、トラップ部5内でその水面を上昇させながら下流側に流動して該トラップ部5の排出側と流出口4とを遮断している弁体14をその水圧によって押し上げて弁座13に設けている通水口18を解放し、トラップ部5から通水口18を通じて流出口4へと排出される。
また、トラップ本体1は上記のように、透明ないしは半透明の合成樹脂によって形成されているので、外部からこのトラップ本体1内を透視することができ、蓋体6を取り除くことなくトラップ本体1内の状態を確認することができる。そして、長期の使用中に、ドレン等に混入している塵埃や異物等によりトラップ本体1内や弁構成部材11が汚損されたり、塵埃等が付着して円滑な作動が行えなくなった場合、蓋体6を取り外して弁構成部材11の仕切板12の上端部を摘んで弁構成部材全体をトラップ本体1内から取り出し、水洗等によって弁構成部材11を洗浄する。
一方、空になったトラップ本体1は排水管Aに接続したまま、その内部を弁構成部材11と同様に水洗等によって洗浄し、しかるのち、このトラップ本体1内に上記洗浄した弁構成部材11を上記同様にして収納して再び排水トラップAとして使用する。
A 排水トラップ
1 トラップ本体
2 弁室
3 流入口
4 流出口
5 トラップ部
6 蓋体
7 ガイド突条
9 平面U字状の突条部弁体
11 弁構成部材
12 仕切板
13 弁座
13a 突縁部
14 弁体
15 軸受片
16 軸体
17 縦長孔
18 通水孔
19 周壁片

Claims (4)

  1. 排水管の中間部に接続する排水トラップであって、トラップ本体とこのトラップ本体内に装着した弁構成部材とからなり、上記トラップ本体は、上記弁構成部材を内装する弁室と、この弁室の両端部にそれぞれ設けられて該弁室に連通している流入口及び流出口と、弁室の上端に設けられて上記弁構成部材の出し入れ口となり、且つ、蓋体を着脱自在に装着している開口部と、弁室の下部内に設けられて上記流入、流出口の内底面よりも下方に凹んでいるトラップ部と、弁室の互いに平行に対向する両側壁部の内側面に縦方向に突設しているガイド突条とから構成されている一方、上記弁構成部材は、両側端部を上記弁室の対向内側面に突設している上記ガイド突条に接して弁室内に挿脱自在に挿入されて弁室内を上流側と下流側とに二分する矩形状に形成された仕切板と、この仕切板の下流側に面した背面における高さ方向の中央部から上記流出口とトラップ部との連設部分に向かって斜め下方に突設し、且つ、その中央部に通水口を設けていると共に外周端縁に弁室の内壁面に密接する突縁部を突設している弁座と、基端部を上記仕切板の背面側に上下回動自在に枢着されて上記弁座の通水口を開閉自在に閉止する弁体とから構成されていることを特徴とする排水トラップ。
  2. 弁構成部材における仕切板の背面両側端部に下端が弁座の基端上面に連設させている軸受片を突設してあり、この両側軸受片の基端部に縦長孔を穿設して、この縦長孔に弁体の基端部両側端面に突設している軸体を上下動可能に且つ回動自在に枢着していることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 弁体の上面中央部に錘片を突設していることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  4. トラップ本体における弁室の対向内側面に突設しているガイド突条の下端側から排水口に向かって弁室の下端内壁面に、上端面が平坦な面に形成されている平面U字状の突条部を形成している一方、弁構成部材における弁座の下端面にその下端を上記平面U字状の突条部の上端面に当接、受止させる周壁片を突設していることを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
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