JP5809826B2 - 運行情報解析結果の提示方法、運行情報記録装置及び運行情報解析装置 - Google Patents

運行情報解析結果の提示方法、運行情報記録装置及び運行情報解析装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両のデジタルタコグラフで収集した運行情報の解析結果を提示する技術に関する。
車両に搭載して走行速度や加減速等の走行状態を運行情報として収集する運行情報記録装置では、収集した運行情報をメモリカードに記憶させる。記憶させた運行情報は、例えば車両の管理事務所等に設置した運行情報解析装置でメモリカードから読み出して、各種の解析に利用する。この解析により、車両の運転者の運転状態(加減速、燃費等)を評価することができ、また、その評価結果を運転者に提示して安全及び経済運転の意識を運転者に植え付けることができる(例えば、特許文献1)。
また、運行情報記録装置の中には、車両で一定の期間収集した運行情報に基づいて、その車両における運転状態を内部で解析し、車内で運転者に提示するようにしたものもある(例えば、特許文献2,3)。
この種の運行情報記録装置によれば、乗務中の運転者に運転状態の評価を直接提示することができ、解析装置による評価結果をプリントアウトしたシートや解析装置のモニタ等で運転者に提示するよりも、その結果を運転者の運転操作に反映させ易くすることができる。
特開2002−362185号公報 特開2006−77665号公報 特開2005−286986号公報
一般に車両は複数の運転者が交代で運転することが多い。そのため、各運転者がメモリカードを銘々所持し、車両の乗務時に自分のメモリカードを運行情報記録装置に装填して、乗務を終了しメモリカードを取り出すまでの間の運行情報を、装填したメモリカードに運行情報記録装置で記録している。
また、運行情報解析装置においては、メモリカードから読み出した運行情報を過去分から運転者別に蓄積し、様々なメニューにしたがい解析して、運転者別に運転状態を評価している。評価の結果は管理者が一括して管理することもあり、各運転者に自身の評価結果を提示するのに利用することもある。
このような運用形態では、運転者は提示された自身の評価結果を念頭に、次の乗務時の運転状態の改善等を図ることになる。しかし、評価結果の提示と次の乗務との間に時間的距離的間隔が空くと、評価結果を意識した運転状態を次の乗務時に実行することが難しくなる場合もある。
上述したように、車両の運行情報記録装置で運行情報の解析、評価を行える場合は、運転者が乗務中に車内でその結果を知ることができるので、運行情報解析装置側で評価結果を提示されるのに比べると、その評価結果を意識した運転状態を乗務の際に実行し易くなる。
しかし、車両に搭載した運行情報記録装置では、装填したメモリカードに記録されている限られた期間分の運行情報についてしか、運転者別の運転状態の評価を行い、表示等により提示することができない。
なお、装填したメモリカードに記録した運行情報と同じ内容を運行情報記録装置の内蔵固定メモリにも記憶、蓄積し、これを用いて、メモリカードの運行情報を用いるよりも長期間に亘る運行情報に基づいた運転状態解析及び評価を、運行情報記録装置で行うこともできる。しかし、途中で運転者が交代している場合は、その解析結果やそれに基づく評価は、最早運転者毎のものと言うよりも、車両毎のものとなってしまう。
さらに、運行情報解析装置と同じレベルの解析を運行情報記録装置で行えるようにするには、運行情報解析装置と同じ程度の解析に関する構成を運行情報記録装置にも搭載しなければならなくなる。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、運行情報解析装置における運転者別の運行情報の評価結果を、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に提示することができる運行情報解析結果の提示方法と、この方法を実施するのに用いて好適な運行情報記録装置及び運行情報解析装置とを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の運行情報解析結果の提示方法は、
車両の運行情報記録装置で収集して運転者別のIDが記録された可搬型の記録媒体に記録した運行情報を、車両外の運行情報解析装置で前記記録媒体から前記運転者別のIDと共に読み出して解析し、その解析に基づき前記運行情報解析装置で生成した運転状態の評価情報を、運転者別に提示する方法であって、
前記運行情報解析装置において、運転者別の前記評価情報を対応する運転者のIDが記録された前記記録媒体に記録するステップと、
前記運行情報記録装置において、収集した運転者の運行情報を記録する該運転者のIDが記録された記録媒体から、該記録媒体に対応する運転者の前記評価情報を読み出しディスプレイに表示するステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の運行情報解析結果の提示方法によれば、運行情報記録装置で収集して運転者別の記録媒体に記録した運行情報を、運行情報解析装置が記録媒体から読み出し解析して運転状態の評価情報を生成すると、その評価情報が対応する運転者の記録媒体に記録され、その評価情報が運行情報記録装置において記録媒体から読み出されてディスプレイに表示される。
したがって、運行情報解析装置が運行情報を解析して運転状態の評価情報を生成するために用いる構成と同じ構成を運行情報記録装置に設けなくても、運行情報解析装置で生成した運転者別の運行情報の評価結果を、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に提示することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載した本発明の運行情報記録装置は、
運転者別のIDが記録された可搬型の記録媒体を装填して、該記録媒体に対応する運転者による車両の運行情報を、時間の経過に応じて前記装填した記録媒体に記録する運行情報記録装置において、
前記装填した記録媒体の前記運行情報の記録エリアとは別に確保された運転状態の評価情報の記録エリアから、過去に前記運行情報の記録エリアに記録した運行情報を用いて生成、記録された評価情報を読み出す読出手段と、
前記読み出した評価情報に基づいて、前記装填した記録媒体のIDに対応する運転者の運転状態に関する評価メッセージを生成しディスプレイに表示させる表示手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の運行情報記録装置によれば、運行情報記録装置で収集して運転者別の記録媒体に記録した運行情報を読み出し解析した運行情報解析装置が、運転状態の評価情報を生成して対応する運転者の記録媒体の専用の記録エリアに記録されていると、その評価情報が記録媒体から読み出され、これに基づいて生成された、対応する運転者の運転状態の評価情報に関する評価メッセージが、ディスプレイに表示されることになる。
したがって、運行情報解析装置が運行情報を解析して運転状態の評価情報を生成するために用いる構成と同じ構成を運行情報記録装置に設けなくても、運行情報解析装置で生成した運転者別の運行情報の評価結果を、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に提示することができる。
また、請求項3に記載した本発明の運行情報記録装置は、請求項2に記載した本発明の運行情報記録装置において、前記ディスプレイが前記運行情報の記録に関連する情報の表示に兼用され、前記車両の運行中に前記表示手段が、前記ディスプレイの表示を前記評価メッセージから前記運行情報の記録に関連する情報に切り替えることを特徴とする。
請求項3に記載した本発明の運行情報記録装置によれば、請求項2に記載した本発明の運行情報記録装置において、車両の運行、即ち、運行情報の記録が開始されると、ディスプレイの表示が評価メッセージから運行情報の記録に関する情報に切り替えられることになる。
したがって、評価メッセージの表示に運行情報の記録に関する情報を表示するディスプレイを兼用する場合に、運行情報の記録開始後には運行情報の記録に関する情報を優先してディスプレイに表示させるようにして、ディスプレイによる運行情報記録関係の情報の表示機能が評価メッセージの表示によって損なわれないようにすることができる。
したがって、運行情報解析装置が運行情報を解析して運転状態の評価情報を生成するために用いる構成と同じ構成を運行情報記録装置に設けなくても、運行情報解析装置で生成した運転者別の運行情報の評価結果を、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に提示することができる。
さらに、上記目的を達成するため、請求項4に記載した本発明の運行情報解析装置は、
運転者の乗務中に車両で収集して該運転者のIDが記録された可搬型の記録媒体に記録した運転者別の運行情報を、該記録媒体から読み出して運転者別に蓄積し、蓄積した運転者別の運行情報を解析して運転状態の評価情報を運転者別に生成する運行情報解析装置において、
前記生成した運転者別の評価情報を、該運転者に対応するIDが記録された記録媒体の前記運行情報の記録エリアとは別に確保された評価情報の記録エリアに記録する記録手段を備える、
ことを特徴とする。
請求項4に記載した本発明の運行情報解析装置によれば、運行情報記録装置で収集して運転者別の記録媒体に記録した運行情報をその記録媒体から読み出し解析して、運転者別の運転状態の評価情報を生成する場合には、生成した評価情報を同じ記録媒体の運転情報とは異なるエリアに運転者別の評価情報が記録されることになる。
したがって、その記録媒体を運転者が運転情報記録装置において運行情報の記録用に用いる場合に、その記録媒体の専用エリアから評価情報を読み出させ、これに基づき運転者の運転状態の評価情報に関する評価メッセージを生成させて、運行情報記録装置のディスプレイにおいて表示させることで、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に運行情報の評価結果を提示できるようにすることができる。
本発明によれば、運行情報解析装置で生成した運転者別の運行情報の評価結果を、運転者の運転状態に反映させやすい環境で運転者に提示することができる。
本発明の運行情報解析結果の提示方法を適用した本発明の一実施形態に係る運行情報記録解析システムの概略構成図である。 図1に示すデジタルタコグラフの正面図である。 図1に示すデジタルタコグラフの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す運行情報解析ユニットのパーソナルコンピュータのCPUがROMのプログラムにしたがって実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図3の制御ユニットのCPUがROMのプログラムにしたがって実行する処理の概要を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は図1に示すデジタルタコグラフのディスプレイにおける安全運転評価情報の表示画面パターンを示す説明図である。 図3の制御ユニットのCPUがROMのプログラムにしたがって実行する処理の概要を示すフローチャートである。
以下、本発明による運行情報解析結果の提示方法を適用した運行情報記録解析システムの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の運行情報解析結果の提示方法を適用した本発明の一実施形態に係る運行情報記録解析システムの概略構成図である。図1に示す運行情報記録解析システムは、運行情報解析ユニット1(請求項中の運行情報解析装置に相当)とデジタルタコグラフ10(請求項中の運行情報記録装置に相当)とを有している。
運行情報解析ユニット1は、デジタルタコグラフ10を搭載する車両(図示せず)を管理する営業所等に設置される。本実施形態では、車両が荷室を有するトラック等の輸送車である場合を例に取って説明する。
運行情報解析ユニット1は、キーボード3a及びディスプレイ3bを有するパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略記する。)3と、パソコン3に接続したプリンタ5及びリーダ/ライタ7とを有している。
パソコン3は、CPU、RAM、ROM、及び、ハードディスク等(いずれも図示せず)を内蔵しており、ハードディスクには運行情報解析プログラムがインストールされている。
この運行情報解析プログラムは、デジタルタコグラフ10で収集してSDメモリーカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の可搬型メモリカード(以下、「カード」と略記する。)Cに記録した運行情報を、パソコン3の内蔵ハードディスク(図示せず)に移し替えて解析するためのソフトウェアである。
また、運行情報解析プログラムには、カードC(請求項中の可搬型の記録媒体に相当)をフォーマットするプログラムや、カードCから読み取った運行情報を解析して生成した運転状態の評価情報をカードCの専用領域に書き込むプログラムが含まれている。
プリンタ5は、パソコン3で行った解析による評価情報等をプリントアウトする際に用いられる。リーダ/ライタ7は、カードスロット7aから挿入したカードCに対するデータの書き込み及び読み出しを、パソコン3のCPUの制御によって行う。
デジタルタコグラフ10は、例えば不図示の車両のダッシュボードに設置される。図2(a),(b)に正面図で示すように、デジタルタコグラフ10は、開閉されるカバー11と、図2(a)に示す閉状態時のカバー11の右側に配置されたディスプレイ12(請求項中のディスプレイに相当)と、カバー11の図中左側に配置された開スイッチ13と、図2(a)に示すようにディスプレイ12の下側に配置された切替スイッチ14と、作業入力を行うための作業スイッチ(実/空スイッチ15、高速スイッチ16、及び、専用道スイッチ17)とを有している。
カバー11は、図2(a)に示す閉状態と図2(b)に示す開状態との間で図中の矢印F方向にスライド開閉できるように構成されており、バネ等の不図示の付勢手段により開方向に付勢されている。なお、図2(a)に示すカバー11の閉状態は、デジタルタコグラフ10のハウジング側の不図示の係止片と、閉状態の位置にあるカバー11の係止片との係止によって維持することができる。両係止片の係止は、開スイッチ13の操作によって解除することができる。
図2(b)に示すカバー11の開状態時には、閉状態時にカバー11で隠されていたカードスロット18が露出する。このカードスロット18にはカードCが抜き差しされる。カードCをカードスロット18に挿入して開スイッチ13を操作すると、後述するリーダ/ライタ24によるカードCからの評価情報の読み出しが行われ、その後、カードCへの運行情報の記録が開始される。記録の開始後に開スイッチ13を操作すると、カードCへの運行情報や温度情報の記録が終了され、カードCがカードスロット18から排出される。
切替スイッチ14は、ディスプレイ12に表示する後述の安全運転評価情報の表示画面を切り替える際等に操作される。
実/空スイッチ15は、不図示の荷室の実車/空車の状態を切り替える際に操作される。実車とは、積荷がある積載状態のことを言い、空車とは、積荷がない非積載状態のことを言う。
実/空スイッチ15を操作すると、ディスプレイ12の表示が、デフォルトの時刻表示から、不図示の荷室の実車、空車の設定状態表示に切り替わる。この状態で実/空スイッチ15を再び操作すると、ディスプレイ12に表示される実車、空車の設定状態が実車から空車に、又は、空車から実車に切り替わる。
なお、実/空スイッチ15を一定時間操作しないと、その時点でディスプレイ12が表示している荷室の実車、空車の設定状態が保存され、ディスプレイ12の表示がデフォルトの時刻表示に戻る。
また、高速スイッチ16は、不図示の車両が走行する道路の設定を一般道から高速道に、又はその反対に切り替える際に操作される。通常機能のときに専用道スイッチ17は、車両が走行する道路の設定を一般道から専用道(自動車専用道路)に、又はその反対に切り替える際に操作される。
次に、図3のブロック図を参照して、本実施形態のデジタルタコグラフ10の電気的構成について説明する。図3は図1に示すデジタルタコグラフ10の電気的構成を示すブロック図である。図3中引用符号20は、デジタルタコグラフ10の全体制御を行う制御ユニットである。
制御ユニット20は、CPU21と、CPU21の処理に使用する作業領域等として利用されるRAM22と、CPU21が実行する制御プログラム等を記憶するROM23とを有している。CPU21には、ディスプレイ12と、開スイッチ13、切替スイッチ14、実/空スイッチ15、高速スイッチ16、及び、専用道スイッチ17と、カードスロット18に挿入されたカードCに対するデータの読み書きを行うリーダ/ライタ24と、車両の車速に応じた周期で車速パルスを出力する車速センサ41とが接続されている。
次に、図1に示す運行情報解析ユニット1のパソコン3の不図示のCPUが不図示のROMに記憶されたプログラムにしたがって実行する、リーダ/ライタ7にカードCが装填された際に行う処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、パソコン3のCPUは、リーダ/ライタ7にカードCが装填されるまで、カードCの装填の有無(メモリ−カード有?)を確認する(ステップS1)。そして、リーダ/ライタ7にカードCが装填された場合は(ステップS1でYES)、装填されたカードCの運行情報の記録エリアから記録された運行情報のデータ(運行データ)を、カードCを所持する運転者に対応付けたカードIDのデータと共に、リーダ/ライタ7により読み取る(ステップS3)。
次に、パソコン3のCPUは、カードCからカードIDと共にデータを読み取った運行情報を解析することで、カードIDに対応する運転者の安全運転に関する評価を分析し(ステップS5)、その結果である安全運転評価情報(請求項中の運転状態の評価情報に相当)のデータ(安全運転評価データ)を、内蔵の不図示のハードディスクにおける対応する運転者用の評価情報専用のエリアに記憶、保存する(ステップS7)。
続いて、パソコン3のCPUは、カードCからカードIDと共にデータを読み取った運行情報を、内蔵の不図示のハードディスクにおける対応する運転者用の運行情報専用のエリアに記憶、保存した後(ステップS9)、カードCの運行情報のデータ(運行データ)を消去(クリア)する(ステップS11)。
次に、パソコン3のCPUは、リーダ/ライタ7に装填されたカードCから読み出されたカードIDに対応する運転者について内蔵ハードディスクに確保された評価情報専用のエリアの、安全運転評価情報のデータ(安全運転評価データ)を検索し(ステップS13)、保存された安全運転評価情報のデータが存在するか否か(対象データ有?)を確認する(ステップS15)。
安全運転評価情報のデータが存在しない場合は(ステップS15でNO)、一連の処理を終了し、存在する場合は(ステップS15でYES)、存在する安全運転評価情報のデータをカードC(メモリーカード)の評価情報の記録エリアに記録(コピー)して(ステップS17)、一連の処理を終了する。
続いて、図1に示すデジタルタコグラフ10の制御ユニット20のCPU21がROM23に記憶された制御プログラムにしたがって実行する、特に安全運転の評価情報の表示に関する処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
リーダ/ライタ24(図3参照)にカードCが装填されたものとして、まず、CPU21は、装填されたカードCの評価情報の記録エリアに安全運転評価情報のデータが存在するか否か(安全運転評価データ有?)を確認する(ステップS21)。
安全運転評価情報のデータが存在しない場合は(ステップS21でNO)、後述するステップS35に移行し、存在する場合は(ステップS21でYES)、CPU21は、装填されたカードCの評価情報の記録エリアから安全運転評価情報のデータ(安全運転評価データ)を読み取り(ステップS23)、RAM22の作業領域に一時保存した後、そのデータを用いて安全運転評価情報画面M(請求項中の評価メッセージに相当)を生成し、デジタルタコグラフ10のディスプレイ12に表示させる(ステップS25)。
ここで、ディスプレイ12に表示される安全運転評価情報画面Mのパターンは、図6(a)〜(d)の各説明図に示す4つのパターンがある。図6(a)のパターンでは、カードCに対応する運転者の直近の過去の運行日と評価点数(100点満点)、及び、評価ランク(本実施形態では、アルファベットのA〜Dの4段階)が表示される。
図6(b)〜(d)の各パターンでは、カードCに対応する運転者の過去一定期間(本実施形態では3週間)分の評価点数、評価ランク、及び、評価点数順位の各推移を示すグラフがそれぞれ表示される。図5のステップS25では、デフォルトとして図6(a)のパターンで安全運転評価情報画面Mがディスプレイ12に表示される。
次に、CPU21は、作業スイッチ(実/空スイッチ15、高速スイッチ16、及び、専用道スイッチ17のいずれか)が操作されていないか否か(押下無?)を確認する(ステップS27)。操作された場合は(ステップS27でNO)、後述するステップS35に処理を移行し、操作されていない場合は(ステップS27でYES)、CPU21は、車速センサ41からの車速パルスが入力されていないか否か(速度入力無し?)を確認する(ステップS29)。
車速センサ41からの車速パルスが入力されている場合は(ステップS29でNO)、後述するステップS35に移行し、入力されていない場合は(ステップS29でYES)、CPU21は、切替スイッチ14が操作されているか否か(押下有?)を確認する(ステップS31)。操作されていない場合は(ステップS31でNO)、ステップS27にリターンする。
一方、切替スイッチ14が操作された場合は(ステップS31でYES)、CPU21は、RAM22の作業領域に一時保存したデータを用いて生成しディスプレイ12に表示する安全運転評価情報画面Mのパターンを、次のパターンに順次切り替えて(ステップS33)、ステップS27にリターンする。なお、本実施形態では、図6(a)→図6(b)→図6(c)→図6(d)→図6(a)→…の順に、CPU21が安全運転評価情報画面Mのパターンを切り替える。
そして、ステップS21、ステップS27、及び、ステップS29でそれぞれNOであった場合に移行するステップS35では、CPU21は、ディスプレイ12の安全運転評価情報画面Mの表示を消去して(表示終了させて)、一連の処理を終了する。なお、安全運転評価情報画面Mの表示の消去後に、ディスプレイ12には運行情報収集中の通常画面が表示される。
したがって、本実施形態のデジタルタコグラフ10では、カードCをリーダ/ライタ24に装填した後、作業スイッチ(実/空スイッチ15、高速スイッチ16、及び、専用道スイッチ17)の操作による運行情報上のイベント入力が行われたり、車速センサ41からの車速パルスが入力されて、運行情報の収集が開始されるまでの間、ディスプレイ12において安全運転評価情報画面Mの表示が行われることになる。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、図4のフローチャートにおけるステップS17が、請求項中の記録手段に対応する処理となっている。また、本実施形態では、図5のフローチャートにおけるステップS23が、請求項中の読出手段に対応する処理となっている。さらに、本実施形態では、図5中のステップS25及びステップS33が、請求項中の表示手段に対応する処理となっている。
以上に説明したように、本実施形態の運行情報解析ユニット1によれば、デジタルタコグラフ10で収集した運転者の運行情報を、運行情報解析ユニット1のリーダ/ライタ7によりカードCから読み出し解析して、それを基に運転者の安全運転評価を分析する度に、その結果である安全運転評価情報のデータをリーダ/ライタ7によりカードCの専用エリアに書き込む構成とした。
また、本実施形態のデジタルタコグラフ10によれば、専用エリアに安全運転評価情報のデータが書き込まれたカードCをリーダ/ライタ24に装填する度に、専用エリアから安全運転評価情報のデータを読み出してその内容を示す安全運転評価情報画面Mを生成し、運行情報の収集が開始されるまでの間、生成した安全運転評価情報画面Mをデジタルタコグラフ10のディスプレイ12に表示させるようにした。
このため、カードCを所持する運転者の安全運転評価情報を、運転者が次に車両に乗務する際に最も身近なデジタルタコグラフ10のディスプレイ12に表示する安全運転評価情報画面Mによって、運転者に提示することができる。
また、本実施形態のデジタルタコグラフ10では、デジタルタコグラフ10で収集した過去分の運行情報を含めて運行情報解析ユニット1で解析した結果による安全運転評価情報が、安全運転評価情報画面Mとしてディスプレイ12に表示される。このため、1回の運行中にデジタルタコグラフ10が収集してカードCに書き込んでいる限られた運行情報のみに基づいた安全運転評価情報ではなく、過去の運行情報も含めて運行情報解析ユニット1が解析した安全運転評価情報を、同じ内容で対応する運転者に提示することができる。
即ち、デジタルタコグラフ10で過去に収集した運行情報を例えば内蔵のメモリに蓄積したとしても、その運行情報が単一の運転者の運行情報であるとは限らないので、その運行情報を用いてデジタルタコグラフ10側で安全運転評価情報を生成してもその安全運転評価情報は、その車両に関する安全運転評価情報にしかならない。
これに対して、本実施形態のデジタルタコグラフ10によれば、運行情報解析ユニット1が運転情報を解析して安全運転評価情報を生成するのに必要とする構成と同じ構成をデジタルタコグラフ10側に設けなくても、運行情報解析ユニット1が解析した安全運転評価情報を、同じ内容で対応する運転者に提示することができる。
なお、本実施形態では、デジタルタコグラフ10が運行情報の収集を開始するまでの間、リーダ/ライタ24によりカードCから読み出した安全運転評価情報画面Mをディスプレイ12に表示する構成とした。しかし、運行情報の収集開始後にも継続して安全運転評価情報画面Mをディスプレイ12に表示する構成としてもよい。また、運行情報の収集開始後には、例えば切替スイッチ14の操作を行うことで、安全運転評価情報画面Mをディスプレイ12に再び表示させることができる構成としてもよい。
そのように構成した場合には、デジタルタコグラフ10の制御ユニット20のCPU21が、図6のフローチャートにおけるステップS35の処理に続いて、図7のフローチャートに示す手順の処理を、ROM23に記憶された制御プログラムにしたがって実行することになる。
即ち、CPU21は、ステップS35に続いて、図7に示すように、リーダ/ライタ24にカードCが装填されていないか否か(メモリ−カード無?)を確認し(ステップS37)、装填されていない場合は(ステップS37でYES)、一連の処理を終了する。一方、装填されている場合は(ステップS37でNO)、切替スイッチ14が操作されたか否か(押下有?)を確認する(ステップS39)。操作されていない場合は(ステップS39でNO)、ステップS37にリターンする。
一方、切替スイッチ14が操作された場合は(ステップS39でYES)、CPU21は、ディスプレイ12に表示する画面を切り替える(ステップS41)。ここで、直前に表示されていた画面が運行情報収集中の通常画面である場合は、ディスプレイ12に表示する画面をデフォルトの図6(a)のパターンの安全運転評価情報画面Mに切り替える。また、直前に表示されていた画面が安全運転評価情報画面Mである場合は、図6(a)→図6(b)→図6(c)→図6(d)→図6(a)→…の順にしたがって、ディスプレイ12に表示する安全運転評価情報画面Mのパターンを切り替える。
そして、CPU21は、切替スイッチ14が操作されたか否か(押下有?)を確認する(ステップS43)。操作された場合は(ステップS43でYES)、ステップS41にリターンする。
一方、切替スイッチ14が操作されていない場合は(ステップS43でNO)、CPU21は、切りかッス一致14の前回の操作から一定時間が経過したか否かを確認する(ステップS45)。一定時間が経過していない場合は(ステップS45でNO)、ステップS43にリターンし、経過した場合は(ステップS45でYES)、ディスプレイ12の表示を安全運転評価情報画面Mから、運行情報収集中の通常画面に復帰させた後(ステップS47)、ステップS37にリターンすることになる。
本発明は、車両のデジタルタコグラフで収集した運行情報の解析結果を提示する際に用いて好適である。
1 運行情報解析ユニット(運行情報解析装置)
3 パーソナルコンピュータ(記録手段)
3a キーボード
3b ディスプレイ
5 プリンタ
7 リーダ/ライタ
7a カードスロット
10 デジタルタコグラフ(運行情報記録装置)
11 カバー
12 ディスプレイ
13 開スイッチ
14 切替スイッチ
15 実/空スイッチ
16 高速スイッチ
17 専用道スイッチ
18 カードスロット
20 制御ユニット
21 CPU(読出手段、表示手段)
22 RAM
23 ROM
24 リーダライタ
24 リーダ/ライタ
41 車速センサ
C 可搬型メモリカード(可搬型の記録媒体)

Claims (4)

  1. 車両の運行情報記録装置で収集して運転者別のIDが記録された可搬型の記録媒体に記録した運行情報を、車両外の運行情報解析装置で前記記録媒体から前記運転者別のIDと共に読み出して解析し、その解析に基づき前記運行情報解析装置で生成した運転状態の評価情報を、運転者別に提示する方法であって、
    前記運行情報解析装置において、運転者別の前記評価情報を対応する運転者のIDが記録された前記記録媒体に記録するステップと、
    前記運行情報記録装置において、収集した運転者の運行情報を記録する該運転者のIDが記録された記録媒体から、該記録媒体に対応する運転者の前記評価情報を読み出しディスプレイに表示するステップと、
    を含むことを特徴とする運行情報解析結果の提示方法。
  2. 運転者別のIDが記録された可搬型の記録媒体を装填して、該記録媒体に対応する運転者による車両の運行情報を、時間の経過に応じて前記装填した記録媒体に記録する運行情報記録装置において、
    前記装填した記録媒体の前記運行情報の記録エリアとは別に確保された運転状態の評価情報の記録エリアから、過去に前記運行情報の記録エリアに記録した運行情報を用いて生成、記録された評価情報を読み出す読出手段と、
    前記読み出した評価情報に基づいて、前記装填した記録媒体のIDに対応する運転者の運転状態に関する評価メッセージを生成しディスプレイに表示させる表示手段と、
    を備えることを特徴とする運行情報記録装置。
  3. 前記ディスプレイは前記運行情報の記録に関連する情報の表示に兼用され、前記車両の運行中に前記表示手段は、前記ディスプレイの表示を前記評価メッセージから前記運行情報の記録に関連する情報に切り替えることを特徴とする請求項2記載の運行情報記録装置。
  4. 運転者の乗務中に車両で収集して該運転者のIDが記録された可搬型の記録媒体に記録した運転者別の運行情報を、該記録媒体から読み出して運転者別に蓄積し、蓄積した運転者別の運行情報を解析して運転状態の評価情報を運転者別に生成する運行情報解析装置において、
    前記生成した運転者別の評価情報を、該運転者に対応するIDが記録された記録媒体の前記運行情報の記録エリアとは別に確保された評価情報の記録エリアに記録する記録手段を備える、
    ことを特徴とする運行情報解析装置。
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