JP5807209B2 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Description

本発明は、植物体を育成する水耕栽培装置に関する。
土を用いずに植物を栽培する技術としては、下記の特許文献1、2が知られている。
特許文献1に記載された水耕栽培装置は、栽培ベットを複数設け、栽培養液を分離している。これにより、この水耕栽培装置は、任意の栽培ベットにおいて植物の病気が発生しても、病気の拡大を防ぐことが可能である。
特許文献2に記載された浄化装置は、水耕栽培において、植物を育成するための養液をオゾンと紫外線光によって浄化している。
特開2013-111046号公報 特開2013-103184号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の水耕栽培装置は、植物体の病気を検出する検出機構を備えていない。したがって、植物体に病気が発生した場合に、同じ栽培ベット内の他の植物体に病気が拡大してしまう。
特許文献2に記載の技術は、オゾンと紫外線により養液の浄化を行っているが、養液の浄化をしても病気となった植物体から生ずる細菌を全て防ぐことはできない。したがって、浄化装置によって養液を浄化しても必ずしも植物の病気が防止できるわけではない。したがって、浄化装置を用いても、一旦発生した植物体の病気の拡大を防ぐことはできない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、植物体に病気が生じても、他の植物体への拡大を抑制できる水耕栽培装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る水耕栽培装置は、植物体を栽培する水耕栽培装置であって、前記植物体を栽培するための少なくとも2つの栽培槽と、前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽の上方に前記植物体を支持する複数の植物支持部と、前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽に養液を供給する複数の養液供給部と、前記養液供給部のそれぞれに設けられた複数の第1開閉弁と、前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽から養液を排出する複数の養液排出部と、前記養液排出部のそれぞれに設けられた複数の第2開閉弁と、前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽に蓄えられた養液のpH値を検出する複数のpH値検出部と、前記複数の養液排出部から排出された前記養液を蓄える容器部と、前記容器部から前記養液供給部に養液を供給する養液循環部と、それぞれの前記pH値検出部により検出されたpH値に基づいて、少なくともそれぞれの前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る水耕栽培装置は、第1の態様の水耕栽培装置であって、前記制御部は、前記各栽培槽に対する前記第1開閉弁と前記第2開閉弁との開閉動作を連動させて行うことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る水耕栽培装置は、第1の態様の水耕栽培装置であって、前記制御部は、前記pH値検出部によって検出されたpH値が、所定の閾値以上になった前記栽培槽に対して、少なくとも前記第2開閉弁を閉動作とするよう制御することを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る水耕栽培装置は、第1乃至第3の何れかの態様の水耕栽培装置であって、前記複数の養液供給部は、前記複数の栽培槽に対して共通した供給部を有し、前記養液循環部は前記供給部に対して少なくとも一つが接続されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る水耕栽培装置は、第1乃至第4の何れかの態様の水耕栽培装置であって、前記養液は酸塩基指示薬を含有したことを特徴とする。
本発明によれば、植物体に病気が生じても、他の植物体への拡大を抑制できる。
本発明の実施形態として示す水耕栽培装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す水耕栽培装置における制御部に対する接続関係を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す水耕栽培装置において閾値によって制御する構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す水耕栽培装置の他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す水耕栽培装置の他の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態として示す水耕栽培装置は、例えば図1に示すように構成される。この水耕栽培装置は、植物体100の育成のために土を使わない水耕栽培を行うものである。
水耕栽培装置は、植物体100のうち少なくとも側根103に液体を供給して、植物体100を栽培する。本実施形態として示す水耕栽培装置は、植物体100として、地上部で合成した養分を地下部に蓄積する植物、例えば根物作物を育成するものについて説明する。
この根物作物としては、例えば図1に示す植物体100としてのオタネニンジン(朝鮮人参、高麗人参)が挙げられる。この植物体100において、本実施形態では、例えばオタネニンジンを示すが、これに限定したものではない。また、本実施形態では植物体100に液体を供給するものについて説明するが、当該液体としては、水や水に栄養分を加えた培養液が挙げられる。
この水耕栽培装置は、2つの栽培槽30A,30Bを備える。この栽培槽30A,30Bは、多数の植物体100を栽培するためのものである。したがって、本実施形態のように2つの栽培槽30A,30Bではなく、水耕栽培装置は、少なくとも2つの栽培槽を備えていればよい。
栽培槽30A,30Bは、底部に養液110を蓄えている。水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bに植物体100の主根102を支持する植物支持部7A,7Bを有する。水耕栽培装置は、植物体100を支持した状態で、植物体100の側根103に潅水を行う。
植物支持部7A,7Bは、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられる。植物支持部7A,7Bは、栽培槽30A,30Bの上方に植物体100を支持する。植物支持部7A,7Bは、栽培槽30A,30Bの上方を塞ぐように設けられたスポンジ等からなる。
植物支持部7A,7Bは、植物体100のための貫通穴が複数設けられる。これにより、植物支持部7A,7Bは、植物体100が成長しても、側面に摩擦力を生じて植物体100を支持する。なお、植物体100を支持できるものであれば、地上部をひも状のもので吊るなど、植物支持部7A,7Bの手段は問わない。
植物支持部7A,7Bによって支持されている植物体100は、主根102の上端が植物支持部7A,7Bから露出している。主根102の上端からは、上方に向けて植物体100の茎及び葉101が延びている。水耕栽培装置の上方には例えば照明部が設けられている。この照明部は、例えば複数のLEDからなる。茎及び葉101は、照明部から発せられた光を受けて光合成を行うことが可能となる。
植物体100を支持した状態で、植物体100の側根103は、栽培槽30の底部に蓄えられた養液110に浸漬される。これにより、水耕栽培装置は、側根103を潅水する。
さらに水耕栽培装置は、養液供給部3A,3Bを備える。養液供給部3A,3Bは、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられる。養液供給部3A,3Bは、栽培槽30A,30Bに養液110を供給する。この養液供給部3A,3Bは、例えば、植物支持部7A,7Bの上方から貫通した配管からなる。
さらに水耕栽培装置は、養液供給部3A,3Bのそれぞれに設けられた複数の第1開閉弁4A,4Bを備える。第1開閉弁4A,4Bは、制御部1A,1Bからの制御信号によって動作する電磁弁であってもよい。この場合、第1開閉弁4A,4Bは、その開閉動作が制御部1A,1Bによって制御される。これにより第1開閉弁4A,4Bは、養液供給部3A,3Bから栽培槽30A,30Bへの養液供給の開始及び停止を制御する。
なお、第1開閉弁4A,4Bは、自動制御される電磁弁のみならず、手動で開閉できる弁であってもよい。
さらに水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられた養液排出部5A,5Bを備える。養液排出部5A,5Bは、栽培槽30A,30Bから養液110を排出する。養液排出部5A,5Bは、栽培槽30A,30Bにおける所定の高さに開口が設けられた配管により構成される。養液110は、所定高さの水量となると養液排出部5A,5Bから排出可能となる。
さらに水耕栽培装置は、養液排出部5A,5Bのそれぞれに設けられた複数の第2開閉弁6A,6Bを備える。第2開閉弁6A,6Bは、制御部1A,1Bからの制御信号によって動作する電磁弁が使用可能である。第2開閉弁6A,6Bは、その開閉動作が制御部1A,1Bによって制御される。これにより第2開閉弁6A,6Bは、栽培槽30A,30Bから栽培槽30A,30B外への養液排出の開始及び停止を制御する。なお、第2開閉弁6A,6Bは、自動のみならず、手動で開閉できてもよい。
養液排出部5A,5Bから排出された養液110は、容器部20に蓄えられる。この容器部20は、栽培槽30A,30Bの下方に設けられたタンクによって実現可能である。容器部20の底部において、各栽培槽30A,30Bから排出された養液120は混合する。
養液120は、養液循環部2A,2Bによって養液供給部3A,3Bへ向けて供給される。養液循環部2A,2Bは、例えば液体を取り込んで吐出するポンプにより構成される。養液循環部2A,2Bから養液供給部3A,3Bに供給された養液120は、第1開閉弁4A,4Bを介して栽培槽30A,30Bに供給される。これにより、容器部20から栽培槽30A,30Bに養液を循環する。
さらに水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられたpH値検出部8A,8Bを備える。pH値検出部8A,8Bは、栽培槽30A,30Bに蓄えられた養液110のpH値を検出する。pH値検出部8A,8Bは、検出したpH値を、それぞれ制御部1A,1Bに供給する。
制御部1A,1Bは、それぞれ、養液110のpH値に基づいて制御を行う。制御部1A,1Bは、pH値検出部8A,8Bにより検出されたpH値をそれぞれ取得する。制御部1A,1Bは、pH値に基づいて第2開閉弁6A,6Bの開閉動作を制御する。制御部1A,1Bは、例えば栽培槽30A,30BのpH値が所定の値となるように第2開閉弁6A,6Bの開閉を制御してもよい。
また、第2開閉弁6A,6Bは、他の方法によって開閉させてもよい。例えば、pH値に異常がない場合のみ一定時間ごとに第1開閉弁4A,4B、第2開閉弁6A,6Bを開いて養液の循環を行ってもよい。
さらに他の方法としては、手動によって第1開閉弁4A,4B、第2開閉弁6A,6Bを開閉させてもよい。この場合、第1開閉弁4A,4B、第2開閉弁6A,6Bは電磁弁ではなくてもよい。制御部1A,1Bは、例えばアラート音等をだし、手動により第1開閉弁4A,4B、第2開閉弁6A,6Bの開閉を促してもよい。
なお、制御部1A,1Bは、第2開閉弁6A,6Bのみならず、第1開閉弁4A,4Bも閉状態とすることが望ましい。これにより、養液120を無駄に栽培槽30A,30Bに供給しない。
なお、水耕栽培装置は、植物体100の病気、腐敗等の育成不調を検出できれば、pH値ではなく、他の値を検出してもよい。例えば、水耕栽培装置は、養液のEC値(導電率)といった値を検出してもよい。さらに、水耕栽培装置は、pH値に加えて養液のEC値(導電率)を検出して、双方を参照して第1開閉弁4A,4B及び第2開閉弁6A,6Bの制御を行っても良い。
以上のように、水耕栽培装置は、植物体100に供給する養液を循環させて栽培を行う。水耕栽培装置は、植物体100を栽培するための少なくとも2つの栽培槽30A,30Bを有する。さらに、水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられ、栽培槽30A,30Bの上方に植物体100を支持する複数の植物支持部7A,7Bを有する。さらに、水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられ、栽培槽30A,30Bに養液を供給する複数の養液供給部3A,3Bを有する。さらに水耕栽培装置は、養液供給部3A,3Bのそれぞれに設けられた複数の第1開閉弁4A,4Bを有する。さらに水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられ、栽培槽30A,30Bから養液を排出する複数の養液排出部5A,5Bを有する。さらに、水耕栽培装置は、養液排出部5A,5Bのそれぞれに設けられた複数の第2開閉弁6A,6Bを有する。さらに水耕栽培装置は、栽培槽30A,30Bのそれぞれに設けられ、栽培槽30A,30Bに蓄えられた養液110のpH値を検出する複数のpH値検出部8A,8Bを有する。さらに水耕栽培装置は、複数の養液排出部5A,5Bから排出された養液110を蓄える容器部20を備える。さらに水耕栽培装置は、容器部20から養液供給部3A,3Bに養液を供給する養液循環部2A,2Bを備える。さらに水耕栽培装置は、pH値検出部8A,8Bにより検出されたpH値に基づいて、少なくとも第2開閉弁6A,6Bの開閉動作を制御する制御部1A,1Bを備える。
この水耕栽培装置によれば、各栽培槽30A,30Bに蓄えた養液110のpH値に基づいて、各栽培槽30A,30Bに設けた第2開閉弁6A,6Bを制御する。これにより、水耕栽培装置によれば、植物体100の病気の蔓延した栽培槽30A,30Bから排出された養液110を、他の栽培槽30A,30Bに供給する養液120に混合することを防ぐことができる。
また、この水耕栽培装置によれば、植物体100の病気のみならず、栽培槽30A,30Bごとに異常が検出された場合に、栽培槽30A,30Bごとに養液120を循環させることを停止させることできる。この異常としては、例えば、養液110、120の異常、栽培槽30内への菌の蔓延が挙げられる。
上述した水耕栽培装置において、制御部1A,1Bは、各栽培槽30A,30Bに対する第1開閉弁4A,4Bと第2開閉弁6A,6Bとの開閉動作を連動させて行うことが望ましい。このために、制御部1は、図2に示すように、第2開閉弁6A,6Bのみならず、第1開閉弁4A,4Bにも制御信号を供給する。
具体的には、pH値が所定の閾値以上となった場合に、第2開閉弁6A,6Bを閉状態にすることによって栽培槽30A,30Bからの養液110の排出を停止する。略同時に、第1開閉弁4A,4Bを閉状態にする。この水耕栽培装置によれば、第2開閉弁6A,6Bとともに第1開閉弁4A,4Bを閉状態に制御する。
これにより、栽培槽30A,30Bにおける養液110を適切な量に調整できる。例えば、排水量と同量を栽培槽30A,30Bに供給するよう第1開閉弁4A,4Bと第2開閉弁6A,6Bとを連動できる。
さらに水耕栽培装置において、制御部1A,1Bは、pH値検出部8A,8Bによって検出されたpH値が、所定の閾値以上になった栽培槽30A,30Bに対して、少なくとも第2開閉弁6A,6Bを閉動作に制御してもよい。
この水耕栽培装置は、図3に示すように、pH値の目標値を設定しておく。この目標値は、植物体100の育成にとって望ましい養液110のpH値である。例えばマイクロコンピュータにより制御部1A,1Bを構成し、制御部1A,1Bに目標値を記憶しておく。さらに水耕栽培装置は、演算部1a、加算器1bを更に備える。
水耕栽培装置は、pH値検出部8によって検出されたpH値を、加算器1bに供給する。加算器1bは、検出されたpH値と目標値との差分を演算部1aに供給する。
演算部1aは、加算器1bから供給された差分値が所定の閾値を超えているか否かを判定する。養液110のpH値は、側根103が腐敗して発生するアンモニアによって上昇する。このため、演算部1aは、目標値に対して許容できる所定の閾値を設定しておく。演算部1aは、目標値に対するpH値が所定の閾値以上であるか否かの演算結果を制御部1に供給する。
制御部1は、目標値に対するpH値が所定の閾値以上であるという演算結果を得た場合、少なくとも第2開閉弁6A,6Bを制御する。すなわち、制御部1は、検出されたpH値が、目標値を超える差分について設定した所定の閾値以上になった栽培槽30に対して、少なくとも第2開閉弁6A,6Bを閉動作とするよう制御する。
さらに水耕栽培装置は、養液110のpH値に異常がある栽培槽30について、第1開閉弁4A,4B及び第2開閉弁6A,6Bの通常状態を閉状態に制御してもよい。制御部1は、第1開閉弁4A,4B及び第2開閉弁6A,6Bを閉状態とした後に、栽培槽30についてのpH値が異常でないか否かを判定する。
この水耕栽培装置においては、例えばpH値に異常のある栽培槽30内の養液110が交換された場合に、養液110のpH値が正常となる。また、pH値の測定方法によるが、極めて短時間でpH値を測定している場合は測定誤差により一時的に異常が検出される場合もある。この場合にも、pH値に異常が検知された後、pH値が正常となる。
制御部1は、pH値が異常ではなくなった場合に、第1開閉弁4A,4B及び第2開閉弁6A,6Bを開状態に制御する。これにより、制御部1は、pH値に異常が検出された栽培槽30については、間欠的に養液を循環させる。
この水耕栽培装置によれば、栽培槽30内の養液110のpH値が異常である場合に、第1開閉弁4A,4B及び第2開閉弁6A,6Bを閉状態に制御する。これにより、水耕栽培装置は、養液110が容器部20に循環して養液120に混合することを防ぐことができる。したがって、水耕栽培装置によれば、植物体100が腐敗した場合に、当該植物体100を育成している栽培槽30の外で植物体100の病気が蔓延することを回避できる。
また、水耕栽培装置によれば、栽培槽30内の養液110に異常がない場合のみ養液を循環させるので、異常のない養液110のみを循環させることができる。
さらに水耕栽培装置は、上述した複数の養液供給部3A,3Bを、共通なものにしてもよい。この水耕栽培装置は、図4に示すように、複数の栽培槽30A,30Bに対して共通した供給部3を有する。養液循環部2は、供給部3に接続されている。供給部3は、栽培槽30A,30Bごとに分岐した養液供給部3A,3Bを有する。これにより、養液循環部2は供給部3に主根102を供給する。
このような水耕栽培装置は、共通した供給部3を設けたので、当該供給部3に接続された複数の栽培槽30A,30Bに対して単一の養液循環部2を設けるだけでよい。
また、この水耕栽培装置によれば、各栽培槽30A,30Bで必要な養液を容器部20に循環させる。これにより、各栽培槽30A,30Bで必要な養液を水耕栽培装置の全体で共有できる。これにより、水耕栽培装置によれば、余剰な養液を減らして、全体の養液総量を減らすことができる。
上述した水耕栽培装置において、養液110、120には酸塩基指示薬を含有することが望ましい。酸塩基指示薬はpH値に応じて養液を変色させる性質を有する。
例えばpH値が6.0で栽培が適した植物体100の場合、酸塩基指示薬には、ニュートラルレッド(pH6.8以上で変色)などを用いる。これにより、例えば図5に示すように、栽培槽30Bで育成している植物体100が腐敗してpH値が所定値を超えた場合、栽培槽30Bにおける養液110’が変色する。
この水耕栽培装置によれば、養液110、120に酸塩基指示薬を含めたので、養液の変色によりpH値を検出できる。これにより、水耕栽培装置によれば、例えば停電時やpH値検出部8A,8Bが故障した時であっても、目視によりpH値の異常を検知できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1A,1B 制御部
2A,2B 養液循環部
3 供給部
3A,3B 養液供給部
4A,4B 第1開閉弁
5A,5B 養液排出部
7A,7B 植物支持部
8A,8B pH値検出部
20 容器部
30A,30B 栽培槽
100 植物体
110、120 養液

Claims (5)

  1. 植物体を栽培する水耕栽培装置であって、
    前記植物体を栽培するための少なくとも2つの栽培槽と、
    前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽の上方に前記植物体を支持する複数の植物支持部と、
    前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽に養液を供給する複数の養液供給部と、
    前記養液供給部のそれぞれに設けられた複数の第1開閉弁と、
    前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽から養液を排出する複数の養液排出部と、
    前記養液排出部のそれぞれに設けられた複数の第2開閉弁と、
    前記栽培槽のそれぞれに設けられ、前記栽培槽に蓄えられた養液のpH値を検出する複数のpH値検出部と、
    前記複数の養液排出部から排出された前記養液を蓄える容器部と、
    前記容器部から前記養液供給部に養液を供給する養液循環部と、
    それぞれの前記pH値検出部により検出されたpH値に基づいて、少なくともそれぞれの前記第2開閉弁の開閉動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする水耕栽培装置。
  2. 前記制御部は、前記各栽培槽に対する前記第1開閉弁と前記第2開閉弁との開閉動作を連動させて行うことを特徴とする請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記制御部は、前記pH値検出部によって検出されたpH値が、所定の閾値以上になった前記栽培槽に対して、少なくとも前記第2開閉弁を閉動作とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記複数の養液供給部は、前記複数の栽培槽に対して共通した供給部を有し、
    前記養液循環部は前記供給部に対して少なくとも一つが接続されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記養液は酸塩基指示薬を含有したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の水耕栽培装置。
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