JP5806886B2 - 金属異形管への防食被膜の形成装置 - Google Patents

金属異形管への防食被膜の形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5806886B2
JP5806886B2 JP2011194348A JP2011194348A JP5806886B2 JP 5806886 B2 JP5806886 B2 JP 5806886B2 JP 2011194348 A JP2011194348 A JP 2011194348A JP 2011194348 A JP2011194348 A JP 2011194348A JP 5806886 B2 JP5806886 B2 JP 5806886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
metal deformed
metal
pipe
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011194348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013053364A (ja
Inventor
武 成松
武 成松
尚登 倉林
尚登 倉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chutetsukan KK
Original Assignee
Nippon Chutetsukan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chutetsukan KK filed Critical Nippon Chutetsukan KK
Priority to JP2011194348A priority Critical patent/JP5806886B2/ja
Publication of JP2013053364A publication Critical patent/JP2013053364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5806886B2 publication Critical patent/JP5806886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Description

この発明は、金属異形管への防食被膜の形成装置、特に、ダクタイル鋳鉄製または鋼製の曲管、T字管等の金属異形管の外面への亜鉛等からなる防食被膜の形成および封孔処理を、優れた作業環境のもとで容易に自動的かつ高能率で、しかも、連続して行うことが可能な、金属異形管への防食被膜の形成装置に関するものである。
例えば、ダクタイル鋳鉄製の直管は、その形状が2次元に近く、自動溶射装置の制御が比較的容易であることから、自動溶射装置により防食被膜を直管の外面に均一にかつ能率的に形成することは既に行われていた。
ダクタイル鋳鉄製の直管の外面に亜鉛等からなる防食被膜を溶射により自動的に形成する装置が特許文献1(特開平5−222511号公報)に開示されている。以下、この鋳鉄管への防食被膜の形成装置を従来装置といい、図面を参照しながら説明する。
図5は、従来装置を示す概略斜視図である。
図5に示すように、従来装置は、ダクタイル鋳鉄製の直管21の長手方向に沿って敷設されたレール22上を走行可能な台車23と、台車23上に設けられた、直管21をその軸芯回りに回転させる回転ローラ24と、回転ローラ24上に載置された直管21の外面に亜鉛等の溶射材を溶射して防食被膜25を形成する溶射ガン26と、直管21の外面に形成された防食被膜25を局部的に加熱するレーザ照射装置27と、加熱された防食被膜25を押圧する加圧ローラ28とからなっている。溶射ガン26とレーザ照射装置27と加圧ローラ28とは、台車23の走行方向上流側から順次、間隔をあけて、この順番で配置されている。
上記従来装置によれば、以下のようにして、直管21の外面に防食被膜25が自動的に形成される。
回転ローラ24上に直管21を水平に載置し、台車23を、図中、A矢印方向に走行させるとともに、回転ローラ24により直管21を、図中、B矢印方向に回転させる。そして、溶射ガン26とレーザ照射装置27と加圧ローラ28とをそれぞれ作動させる。これにより、直管21の外面に、溶射ガン26により亜鉛等の溶射材が溶射されて防食被膜25が形成される。この後、防食被膜25は、レーザ照射装置27により局部加熱される。そして、局部加熱された防食被膜25は、加圧ローラ28により押圧される。防食被膜25は、加圧ローラ28により押圧されることによって、防食被膜25に形成されているポーラス部が押し潰される。かくして、水などが浸透しにくい防食性能に優れた防食被膜25が直管21の外面に自動的に形成される。
特開平5−222511号公報
上述したように、上述した従来装置によれば、防食性能に優れた防食被膜25が直管21の外面に自動的に形成されるが、従来装置によって、曲管、T字管等の金属異形管の外面に防食被膜を形成することはできない。なぜなら、金属異形管は、その形状が3次元で複雑であるために、固定した異形管に対して、常に溶射ガンのヘッドを異形管と正対させながら溶射ガンと異形管との間の距離を一定に維持して移動させることが困難であるからである。すなわち、溶射ガンのヘッドの向き、作動経路等を事前にティーチングして、ロボットにより自動溶射を行うには、溶射ガンの移動が複雑であるので、そのティーチングに長時間を要し、特に、小口径のダクタイル鋳鉄製異形管の場合、100種類以上の品種があり、全てに対応させるには困難であるからである。
また、防食被膜の形成を手動で行う場合には、溶射ガンのヘッドと異形管との間の距離を一定に維持することが困難である。溶射ガンのヘッドと異形管との距離を一定に維持できないと、防食被膜の密着性が劣り剥離の問題が発生する。
さらには、手動の場合、異形管の形状に沿って溶射ガンを一定のスピードで移動させることが困難であるので、防食被膜の厚さを均一に維持することができない。従って、防食性能を保つためには規定値より厚めに防食被膜を形成する傾向にあった。
また、手動の場合は、防塵マスクを装着して集塵フードの下で作業を行っても、空気圧により溶融金属を吹き付けるため、ミスト状の微粒子の飛散と溶射時の騒音とにより、劣悪な環境となるので、作業環境の改善が必要であり、しかも、粉塵の回収リサイクル効率も悪いので、この改善も必要である。
なお、上述したアーク溶射等により形成された防食被膜内には、多くの空隙が形成されているので、この空隙を塞がないと防食被膜による耐食性の向上効果が著しく劣化する。従って、アーク溶射等により防食被膜を形成する際には、防食被膜を形成後、防食被膜内に形成された空隙に無機質または有機質の封孔材を含浸させて空隙を塞ぐ、いわゆる封孔処理が必要不可欠であった。通常、封孔処理は、スプレイ塗装またはローラ刷毛での塗装による含浸処理により行われている。
上述のように、封孔処理は、防食被膜の形成後に行われるが、異形管において、これらの一連の処理を、優れた作業環境の下で容易に自動的かつ高能率で、しかも、連続して行うことが可能な、金属異形管への防食被膜の形成装置は、まだ、提案されていない。
従って、この発明の目的は、ダクタイル鋳鉄製または鋼製の曲管、T字管等の金属異形管の外面への亜鉛等からなる防食被膜の形成および封孔処理を、優れた作業環境のもとで容易に自動的かつ高能率で、しかも、連続して行うことが可能な、金属異形管への防食被膜の形成装置を提供するものである。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とする。
金属異形管の外面に防食被膜を溶射により形成する装置であって、ターンテーブルと、前記ターンテーブル上に、前記ターンテーブルの回転方向に沿って間隔をあけて設けられた、それぞれ鉛直軸を中心として回転可能な複数個の金属異形管把持手段と、溶射ガンが取り付けられた溶射ロボットと、前記溶射ロボットと前記ターンテーブルの一部を、少なくとも1つの前記金属異形管把持手段とともに遮蔽する、搬入用開閉扉を有する集塵ブースと、塗装ガンが取り付けられた塗装ロボットと、前記塗装ロボットと前記ターンテーブルの一部を、少なくとも1つの前記金属異形管把持手段とともに遮蔽する、搬出用開閉扉を有する塗装ブースとからなり、前記集塵ブースと前記塗装ブースとは、移動用開閉扉を介して連通し、前記搬入用開閉扉から前記集塵ブース内に搬入された前記金属異形管に前記溶射ロボットにより溶射材が溶射されて、前記金属異形管の外面に溶射被膜が形成され、次いで、前記移動用開閉扉を介して前記塗装ブース内に移動された前記金属異形管の前記溶射被膜に前記塗装ロボットにより封孔材が吹き付けられて、前記溶射被膜に封孔処理が施され、封孔処理が施された前記金属異形管は、前記搬出用開閉扉から前記塗装ブース外に搬出され、前記溶射ロボットは、前記溶射ガンのヘッドを前記金属異形管把持手段により把持された金属異形管と正対させながら、前記溶射ガンのヘッドと前記金属異形管との間の距離を一定に維持しつつ前記溶射ガンを鉛直方向に移動可能であり、前記溶射ガンを鉛直方向に移動させて、1回目の前記溶射材の溶射を行い、この後、前記金属異形管把持手段を所定角度回転させ、2回目の前記溶射材の溶射を行う操作を繰り返し行うことによって、前記金属異形管の全外面に溶射被膜を形成し、前記塗装ロボットは、前記塗装ガンのヘッドを前記金属異形管把持手段により把持された金属異形管と正対させながら、前記塗装ガンのヘッドと前記金属異形管との間の距離を一定に維持しつつ前記塗装ガンを鉛直方向に移動可能であり、前記塗装ガンを鉛直方向に移動させて、1回目の前記封孔材の吹き付けを行い、この後、前記金属異形管把持手段を所定角度回転させ、2回目の前記封孔材の吹き付けを行う操作を繰り返し行うことによって、前記溶射被膜に封孔処理を施すことに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記集塵ブースは、吸引フードを介して吸引機に接続され、金属異形管に付着しなかった前記溶射材の回収が可能である前記ロボットは、前記溶射ガンのヘッドを前記金属異形管把持手段により把持された金属異形管と正対させながら、前記溶射ガンのヘッドと前記金属異形管との間の距離を一定に維持しつつ前記溶射ガンを鉛直方向に移動可能であり、前記溶射ガンを鉛直方向に移動させて、1回の溶射が完了したら、前記金属異形管把持手段を所定角度回転させ、2回目の溶射を行うことに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記溶射材は、亜鉛と、アルミニウム−マグネシウム合金とからなることに特徴を有するものである。
この発明によれば、ダクタイル鋳鉄製または鋼製の曲管、T字管等の金属異形管の外面への亜鉛等からなる防食被膜の形成および封孔処理を、優れた作業環境のもとで容易に自動的かつ高能率で、しかも、連続して行うことが可能な、金属異形管への防食被膜の形成装置を提供することができる。
この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置を示す平面図である。 図1のA−A矢視図である。 この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置の部分拡大図である。 金属異形管を示す正面図である。 従来装置を示す概略斜視図である。
次に、この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置を示す平面図、図2は、図1のA−A矢視図、図3は、この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置の部分拡大図である。
図1から図3において、1は、ターンテーブルである。ターンテーブル1は、駆動手段2により車輪3を介して軸(M)を中心として回転する。4は、金属異形管把持手段である。図3に示すように、金属異形管把持手段4は、ターンテーブル1上に、ターンテーブル1の回転方向に沿って間隔をあけて複数個(この例では3個)、設けられ、それぞれ駆動手段5により鉛直軸(N)を中心として回転可能になっている。金属異形管把持手段4は、金属異形管6を把持するスクロールチャックからなり、金属異形管6は、スクロールチャックの複数個の爪7によりターンテーブル1上に垂直に固定される。複数個の爪7は、エアー給排気口8からのエアーの給排気により開閉可能になっている。
9は、溶射ガン10が取り付けられた溶射ロボットである。溶射ロボット9は、溶射ガン10のヘッド10aを、金属異形管把持手段4により把持されて、定位置に固定された金属異形管6と正対させながら、ヘッド10aと金属異形管6との間の距離を一定に維持しつつ、溶射ガン10を鉛直方向に移動可能になっている。溶射ガン10からは、例えば、亜鉛と、アルミニウム−マグネシウム合金とからなる溶射材が金属異形管6に向けてアーク溶射される。溶射ロボット9は、溶射ガン10を鉛直方向に移動させて、1回目の溶射が完了したら、金属異形管把持手段4を所定角度回転させ、2回目の溶射を行う。この操作を繰り返し行うことによって、金属異形管6の全外面に溶射材を溶射し、かくして、金属異形管6の外面に防食被膜を形成する。
11は、集塵ブースである。集塵ブース11は、昇降可能な搬入用開閉扉12を有し、溶射ロボット9とターンテーブル1の一部を、少なくとも1つ(この例では1つ)の金属異形管把持手段4とともに遮蔽する。集塵ブース11を設置することによって、金属異形管6に付着しなかった溶射材が周囲に飛散することを防止することができるので、作業環境が改善される。また、集塵ブース11に、吸引機(図示せず)に接続された吸引フード17を設けることによって、金属異形管6に付着しなかった溶射材の回収が可能になる。
13は、塗装ガン(図示せず)が取り付けられた塗装ロボットである。塗装ロボット13は、溶射ロボット9の場合と同じように、塗装ガンのヘッド(図示せず)を、金属異形管把持手段4により把持されて、定位置に固定された金属異形管6と正対させながら、ヘッドと金属異形管6との間の距離を一定に維持しつつ、塗装ガンを鉛直方向に移動可能になっている。塗装ガンからは、例えば、無機質または有機質からなる封孔材が金属異形管6に向けて吹き付けられる。塗装ロボット13は、塗装ガンを鉛直方向に移動させて、1回目の封孔材の吹き付けが完了したら、金属異形管把持手段4を所定角度回転させ、2回目の封孔材の吹き付けを行う。この操作を繰り返し行うことによって、金属異形管6の外面に形成された溶射被膜に封孔材を吹き付け、かくして、溶射被膜に封孔処理を施す。
14は、塗装ブースである。塗装ブース14は、昇降可能な搬出用開閉扉15を有し、塗装ロボット13とターンテーブル1の一部を、少なくとも1つ(この例では1つ)の金属異形管把持手段4とともに遮蔽する。塗装ブース14を設置することによって、金属異形管6に形成された溶射被膜に吹き付けられた封孔材が周囲に飛散することを防止することができる。
集塵ブース11と塗装ブース14とは、昇降可能な移動用開閉扉16を介して連通し、集塵ブース11内の金属異形管6を塗装ブース14内に移動させることができるようになっている。
以上のように構成されている、この発明の、金属異形管への防食被膜の形成装置によれば、以下のようにして、金属異形管の全外面に防食被膜が形成される。
先ず、図1に示すように、ターンテーブル1のP2位置の金属異形管把持手段4に金属異形管6をセットする。なお、図4に示すような金属異形管6の場合、その上部が受口で、下部が別の金属異形管の受口内に挿入される挿口であるので、挿口部分には、防食被膜を形成せず、それ以外の外面に防食被膜を形成する。なお、この挿口部分には、別工程で樹脂塗装が施される。
次いで、集塵ブース11の搬入用開閉扉12を開き、ターンテーブル1を回転させて金属異形管6を集塵ブース11内のP1位置に移動させる。この後、集塵ブース11の開閉扉12を閉じる。P1位置は、溶射ロボット9の溶射ガン10と正対している。金属異形管6がP1位置に移動すると、溶射ロボット9は、溶射ガン10をそのヘッド10aを金属異形管6と正対させながら、ヘッド10aと金属異形管6との間の距離を一定に維持しつつ、金属異形管6の上部から下部に沿って鉛直方向に移動させる。これによって、金属異形管6の外面には、一定幅で亜鉛等からなる溶射被膜が形成される。
このようにして、1回目の溶射が完了したら、金属異形管把持手段4を所定角度回転させ、1回目と同様にして2回目の溶射を行う。2回目の溶射によって、1回目の溶射により形成された溶射被膜に隣接して2回目の溶射被膜が形成される。
以上の操作を繰り返し行うことによって、P1位置の金属異形管6の全外面に溶射被膜が溶射される。この間に、P2位置の金属異形管把持手段4に別の金属異形管6をセットしておく。
次いで、移動用開閉扉16を開き、ターンテーブル1を回転させて、集塵ブース11内の金属異形管6を塗装ブース14内のP3位置に移動させる。この後、移動用開閉扉16を閉じる。P3位置は、塗装ロボット13の塗装ガンと正対している。金属異形管6がP3位置に移動すると、塗装ロボット13は、塗装ガンをそのヘッドを金属異形管6と正対させながら、ヘッドと金属異形管6との間の距離を一定に維持しつつ、金属異形管6の上部から下部に沿って鉛直方向に移動させる。これによって、金属異形管6に形成された溶射被膜には、一定幅で封孔材が吹き付けられる。
このようにして、1回目の封孔材の吹き付けが完了したら、金属異形管把持手段4を所定角度回転させ、1回目と同様にして2回目の封孔材の吹き付けを行う。2回目の封孔材の吹き付けによって、1回目に吹き付けられた封孔材に隣接して2回目の封孔材が吹き付けられる。
以上の操作を繰り返し行うことによって、P3位置の金属異形管6に形成された溶射被膜の全面に封孔材が吹き付けられ、かくして、溶射被膜に封孔処理が自動的に施されて防食被膜が形成される。
このように、溶射ロボット9は、溶射ガン10のヘッド10aと金属異形管6との間の距離を一定に維持しつつ、金属異形管6の上部から下部に沿って鉛直方向に移動させることを繰り返すのみで済むので、金属異形管6の形状が3次元で複雑であっても、金属異形管6を固定して溶射する場合に比べて、溶射ロボット9の作動経路等のティーチング等が簡素化される。塗装ロボット13についても同様である。
また、集塵ブース11によって、溶射ロボット9と溶射中の金属異形管6とが遮蔽されているので、金属異形管6に付着しなかった溶射材が周囲に飛散することを防止することができ、この結果、作業環境が改善される。しかも、金属異形管6に付着しなかった溶射材は、吸引フード17を介して吸引機(図示せず)により回収されるので、付着しなかった溶射材のリサイクルを図ることができる。
このようにして、金属異形管6への防食被膜の形成が完了したら、塗装ブース14の搬出用開閉扉15を開き、ターンテーブル1を回転させて、防食被膜の形成が完了したP3位置の金属異形管6をP2位置に移動させる。これによって、防食被膜の形成が完了した金属異形管6は、塗装ブース14外に搬出される。これと同時に、P2位置の次の金属異形管6がP1位置に移動するので、同様にして、次の金属異形管6への溶射被膜の形成および封孔処理が行われる。
上記操作を繰り返し行うことによって、複数本の金属異形管6の全外面への防食被膜の形成が連続的にかつ自動的に行われる。
1:ターンテーブル
2:駆動手段
3:車輪
4:金属異形管把持手段
5:駆動手段
6:金属異形管
7:爪
8:エアー給排気口
9:溶射ロボット
10:溶射ガン
10a:ヘッド
11:集塵ブース
12:搬入用開閉扉
13:塗装ロボット
14:塗装ブース
15:搬出用開閉扉
16:移動用開閉扉
17:吸引フード
21:直管
22:レール
23:台車
24:回転ローラ
25:防食被膜
26:溶射ガン
27:レーザ照射装置
28:加圧ローラ

Claims (3)

  1. 金属異形管の外面に防食被膜を溶射により形成する装置であって、ターンテーブルと、前記ターンテーブル上に、前記ターンテーブルの回転方向に沿って間隔をあけて設けられた、それぞれ鉛直軸を中心として回転可能な複数個の金属異形管把持手段と、溶射ガンが取り付けられた溶射ロボットと、前記溶射ロボットと前記ターンテーブルの一部を、少なくとも1つの前記金属異形管把持手段とともに遮蔽する、搬入用開閉扉を有する集塵ブースと、塗装ガンが取り付けられた塗装ロボットと、前記塗装ロボットと前記ターンテーブルの一部を、少なくとも1つの前記金属異形管把持手段とともに遮蔽する、搬出用開閉扉を有する塗装ブースとからなり、前記集塵ブースと前記塗装ブースとは、移動用開閉扉を介して連通し、前記搬入用開閉扉から前記集塵ブース内に搬入された前記金属異形管に前記溶射ロボットにより溶射材が溶射されて、前記金属異形管の外面に溶射被膜が形成され、次いで、前記移動用開閉扉を介して前記塗装ブース内に移動された前記金属異形管の前記溶射被膜に前記塗装ロボットにより封孔材が吹き付けられて、前記溶射被膜に封孔処理が施され、封孔処理が施された前記金属異形管は、前記搬出用開閉扉から前記塗装ブース外に搬出され、前記溶射ロボットは、前記溶射ガンのヘッドを前記金属異形管把持手段により把持された金属異形管と正対させながら、前記溶射ガンのヘッドと前記金属異形管との間の距離を一定に維持しつつ前記溶射ガンを鉛直方向に移動可能であり、前記溶射ガンを鉛直方向に移動させて、1回目の前記溶射材の溶射を行い、この後、前記金属異形管把持手段を所定角度回転させ、2回目の前記溶射材の溶射を行う操作を繰り返し行うことによって、前記金属異形管の全外面に溶射被膜を形成し、前記塗装ロボットは、前記塗装ガンのヘッドを前記金属異形管把持手段により把持された金属異形管と正対させながら、前記塗装ガンのヘッドと前記金属異形管との間の距離を一定に維持しつつ前記塗装ガンを鉛直方向に移動可能であり、前記塗装ガンを鉛直方向に移動させて、1回目の前記封孔材の吹き付けを行い、この後、前記金属異形管把持手段を所定角度回転させ、2回目の前記封孔材の吹き付けを行う操作を繰り返し行うことによって、前記溶射被膜に封孔処理を施すことを特徴とする、金属異形管への防食被膜の形成装置。
  2. 前記集塵ブースは、吸引フードを介して吸引機に接続され、金属異形管に付着しなかった前記溶射材の回収が可能であることを特徴とする、請求項1に記載の、金属異形管への防食被膜の形成装置。
  3. 前記溶射材は、亜鉛と、アルミニウム−マグネシウム合金とからなることを特徴とする、請求項1または2に記載の、金属異形管への防食被膜の形成装置。
JP2011194348A 2011-09-06 2011-09-06 金属異形管への防食被膜の形成装置 Active JP5806886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194348A JP5806886B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 金属異形管への防食被膜の形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194348A JP5806886B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 金属異形管への防食被膜の形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013053364A JP2013053364A (ja) 2013-03-21
JP5806886B2 true JP5806886B2 (ja) 2015-11-10

Family

ID=48130617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194348A Active JP5806886B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 金属異形管への防食被膜の形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5806886B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2715875T3 (es) * 2015-01-20 2019-06-06 Sturm Maschinen & Anlagenbau Gmbh Instalación y procedimiento para el recubrimiento metálico de una pieza de trabajo

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598185B2 (ja) * 1979-11-26 1984-02-23 川崎製鉄株式会社 ラッパ管若しくはロ−ト管等のショットブラストならびに金属溶射の一貫処理装置
JP4916618B2 (ja) * 2001-02-26 2012-04-18 株式会社ダイヘン 溶射金属層表面の塗装方法
JP3908525B2 (ja) * 2001-12-10 2007-04-25 株式会社ダイヘン 小径周面単一物の複数個繰り返し溶射加工方法
JP2004066104A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Ngk Spark Plug Co Ltd 加工装置
JP4464779B2 (ja) * 2004-09-22 2010-05-19 株式会社ダイヘン 溶射装置
JP5504648B2 (ja) * 2009-03-03 2014-05-28 日産自動車株式会社 溶射装置及び溶射方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013053364A (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432982B2 (ja) 再塗装装置
JP4505736B2 (ja) 塗装機
KR100806942B1 (ko) 3층 폴리에틸렌과 세라믹을 강관에 코팅하는 장치 및 방법
JP6424903B2 (ja) 塗装乾燥装置及び塗装乾燥方法
JP5806893B2 (ja) 金属異形管への防食被膜の形成方法
KR20110010571U (ko) 대형 강관 부식 방지 코팅층의 자동 코팅 생산 장치
US11975227B2 (en) Method for producing a pipe element, particularly a pipe element of a fire-extinguishing facility, pipe element and pipe system comprising same
JP5806886B2 (ja) 金属異形管への防食被膜の形成装置
JP2013049879A (ja) 金属異形管への防食被膜の形成装置
CN107377337A (zh) 一种钢管内外环氧粉末喷涂工艺
US20170283958A1 (en) Dual layer fusion bond epoxy coating for continuous sucker rod
JP5869818B2 (ja) バルブ用金属製弁箱への防食被膜の形成方法
CN209798062U (zh) 一种用于钢管镀锌的装置
CN106031970A (zh) 一种集装箱的制造方法
CN106824868A (zh) 焊接件的清洗装置
JP6459554B2 (ja) 自動車ボディの塗装乾燥方法
JP6465123B2 (ja) 塗装乾燥装置及び塗装乾燥方法
CN206763235U (zh) 一种涂装喷漆隔间
JP4748721B2 (ja) エアーブラスト及び塗装設備のブロック移動方法及び装置
KR101806087B1 (ko) 인코너 거푸집 분체도장장치
CN104338660A (zh) 一种钢管道内防腐粉末补涂机
CN110938793B (zh) 一种热喷涂覆层钢筋生产线
JP2007203194A (ja) 建設機械におけるフレームの塗装方法
CN207667885U (zh) 一种汽车轮毂喷涂治具
WO2019201392A2 (de) Rohr sowie beschichtungsverfahren und -anlage zum beschichten eines rohrs

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5806886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250