JP5806088B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
(A) 背凭れを起立する方向に付勢するコイルばねの巻き始め側の端末の位置を、調節杆のねじ部に螺合するナットをハンドルにより回転させることによって変位させることにより、コイルばねの初期荷重を変えるようにしたもの(例えば特許文献1参照)。
(B) 複数のゴムトーションスプリングを、背凭れと一体となって回動するようにした枢軸に沿って並べ、それらのゴムトーションスプリングの付勢力を、枢軸に選択的に作用させるようにしたもの(例えば特許文献2参照)。
(C) 付勢力の伝達経路の途中において、付勢力が作用する位置を変化させることにより、伝達される付勢力に強弱をつけるようにしたもの(例えば特許文献3および4参照)。
(D) 背凭れと一体となって回動するようにした枢軸を、左右1対のコイルスプリングと、それらの間に配設したガスダンパとにより、背凭れが起立する方向に付勢するようにし、かつ一方のコイルスプリングの予圧縮量(初期圧)を、反力調節機構により調節しうるようにしたもの(例えば特許文献5参照)。
(A) ハンドルの操作にコイルばねの付勢力が直接作用するので、ハンドルの操作が重くなり、操作性が悪い。
(B) 背凭れを起立する方向に付勢する付勢力を段階的にしか調節することができず、細かな調整ができない。
(C) 移動させる部材のストロークを大きくしなければならないため、付勢手段その他の部材のレイアウトの変更を余儀なくされたり、または装置全体が大型化する。
(D) 左右のコイルスプリングのうちの一方のみの予圧縮量(初期圧)を、反力調節機構により調節するようにしてあるので、その調節によっては、左右のコイルスプリングの付勢力がアンバランスとなり、枢軸等に偏荷重や捩れが生じ、耐久性が悪くなったり、背凭れの回動が不円滑となったりするおそれがある。
(1)脚体によって支持された支基と、支基の上方に支持された座と、同一直線上に並ぶようにして、前記支基に枢支された左右方向を向く左右1対の枢軸と、前記各枢軸に前端部が固着され、かつ後端部において背凭れを支持し、前記枢軸とともに該枢軸の軸線を中心として回動することにより、前記背凭れを、前記座の後方において起立する起立位置とそれより後傾する後傾位置とに回動可能とする左右1対の背凭れ支持杆と、左右の各枢軸に固着した左右1対の回動部材と、左右の回動部材の偏心部同士を連結する左右方向を向く連結杆と、各回動部材の外周部の一部と支基の一部との間に設けられ、かつ圧縮によって反力を蓄積して、各回動部材に背凭れが起立する方向の付勢力を付与する左右1対の第1付勢手段と、左右の回動部材および左右の第1付勢手段の間に配設されるようにして、前記連結杆と支基の一部との間に設けられ、かつ圧縮によって反力を蓄積して、前記連結杆および左右の回動部材に、背凭れが起立する方向の付勢力を付与する付勢力調整手段付きの第2付勢手段とを備えるものとする。
図1は、本発明の椅子の正面図、図2は、同じく側面図である。
この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3と、脚体3の中央に立設され、内部にガススプリング4(図3、図14等参照)が収容された伸縮式の脚柱5と、脚柱4の上端部に後端部が支持された前上方を向く支基6と、支基6の上方に、後述するようにして支持された座7と、前端部が左右方向を向く左右1対の枢軸8、8(図3、図7等参照)をもって支基6に枢着された後方を向く左右1対の背凭れ支持杆9、9と、両背凭れ支持杆9、9の後端部によって支持された背凭れ10とを備えている。
なお、背凭れ10に関しては、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
このブッシュ14を、支基本体11の上片11aと、その下面にねじ止めした軸押え14aとによって挾持している。
各ブッシュ14内には、上記枢軸8が回転自在に嵌合されている。
図10および図11に示すように、このロック部材33は、上面が支基本体11の中央に向かって上向き傾斜し、同方向に傾斜するようにして支基本体11の上片11aの下面に設けたガイド部11dに沿って、図11に示すように、下端の歯33aが回動部材16の歯31と噛合するようにしたロック位置と、図10に示すように、下端の歯33aが回動部材16の歯31から内上方に外れたロック解除位置とに斜めに移動しうるようになっている。
このボーデンケーブル34は、一端がガイド部11dの上部から斜め外下方を向くようにして止着され、かつ他端が操作手段のケースに止着された可撓性のアウターチューブ35と、このアウターチューブ35の一端から斜め外下方に向かって引き出され、ロック部材33の上端部に設けた斜め外下方を向くワイヤ挿通部33bを挿通し、そこからさらに引き出された部分の端末に、ワイヤエンド部材36aが止着されたインナーワイヤ36とからなっている。
すなわち、第2付勢手段40は、上端部(基端部)が連結杆19に枢着され、そこから垂下する、付勢力調整手段39の一部をなす付勢力伝達部材41と、支基6内において前上方に向かって傾斜するようにして配設され、後下端部が、付勢力伝達部材41の下端部(先端部)に設けた二股部41a内に嵌合され、そこに左右方向を向く軸42をもって連結され、かつ前上端部に設けた長手方向を向く長孔43が、上記軸23に外嵌されたばねガイド板44と、このばねガイド板44の後端部寄りに固着されたばね受け板45と、ばね受け面46aの中央に設けたスリット47(図20参照)に、ばねガイド板44が挿通するようにして、両側片46b、46bに設けた貫通孔46c、46cを、上記軸23に外嵌したスプリングリテーナ46と、ばねガイド板44に外嵌するようにして、ばね受け板45とスプリングリテーナ46のばね受け面46aとの間に縮設され、かつ圧縮によって反力を蓄積して、付勢力伝達部材41の下端部を後下方に向かって付勢する圧縮コイルばね48とを備えている。
圧縮コイルばね48のばね定数は、圧縮コイルばね28のばね定数より大としてある。
しかし、移動部材50の上面50aが、支点部材49の下面49aに対して摺動しうるようにするため、板ばね54の上片54aと下片54bの先端部が、上下方向に拡開するように弾性変形し、移動部材50の上面50aの波形の山部が、支点部材49の下面49aの波形の山部を乗り越える際の移動部材50に対する支点部材49の上下動を許容しうるようにしてある。
このインナーワイヤ57は、移動部材50のワイヤ挿通溝56からガイド部材55の左右の端部を越えて両側方に延出し、支基11におけるガイド部材55の両側方に一端が止着された可撓性のアウターチューブ58、58内に進入している。
この閉ループ状の1本のインナーワイヤ57と、1対のアウターチューブ58、58とによって、ボーデンケーブル59が形成されている。
このばね収容部60の左右方向の中間部において、インナーワイヤ57には、円筒形のばね受け61が固着されており、このばね受け61の左端面とばね収容部60の左端との間、およびばね受け61の右端面とばね収容部60の右端との間には、圧縮コイルばね62、63が、インナーワイヤ57に外嵌するようにして設けられている。
図16に示す状態において、操作手段の操作により、インナーワイヤ57が左方に牽引されると、そのときのばね受け61の左進により、左方の圧縮コイルばね62が圧縮されつつ、移動部材50が左進させられ、そのときの移動部材50の上面50aによって、支点部材49は持ち上げられる(図17参照)。
このとき、付勢力伝達部材41の後面は、支基11の垂直壁11eの前面と平行をなし、かつ支点部材49が付勢力伝達部材41の後面からわずかに離間しているか、または、圧縮コイルばね48の付勢力が支点部材49に作用しない程度に付勢力伝達部材41の後面に接するようにしておくのが望ましい。
背凭れ10が起立位置に位置しているときは、左右の回動部材16、16は、図8、図9、および図12に示す停止位置に位置している。このときの回動部材16および背凭れ10の図8等における反時計方向の回動は、ばねガイド板24における長孔22の前端部が軸23に当接していることによって阻止されている。
したがって、このとき、付勢力調整手段39における支点部材49は、操作手段の操作により、軽力で上下動させることができる。
この背凭れ10の後傾時に、図13に示すように、左右の回動部材16、16と連結杆19とが、背凭れ10と一体となって、枢軸8の軸線を中心として、図13における時計回りに回動し、このときの軸21、21の移動により、左右のばねガイド板24、24が前上方に押し上げられ、圧縮コイルばね28、28が圧縮されて、そのときの反力が、左右の第1付勢手段20、20の付勢力として、回動部材16、16に、背凭れ10を起立位置方向に復帰回動させるように作用する。
座7は、平面視枠状をなす座受けフレーム70と、この座受けフレーム70に取付けられた合成樹脂製の座板71と、座板71の上面および外周面を覆うように座板71に取付けられたクッション体72とからなっている。
図3、図20および図21に示すように、支基本体11の上面の前部には、上面が側面視において曲率の大きい円弧面をなす左右1対の受け板77、77が設けられており、この各受け板77上に、その上面と補形をなす円弧面とした前部連結杆74の下面を載置し、さらにその上に前部より後部の厚さを大としたワッシャ78を載置して、このワッシャ78と、前部連結杆74の長孔76と、受け板77とを貫通するボルト79を、支基本体11の上片11aに螺着することにより、座受けフレーム70の前部が、支基本体11の上面から上方に外れることなく、受け板77の上面の円弧面に沿って前後方向に摺動しうるようにしてある。
左右の凹溝85、85を、座板71の下面における左右の両側端より若干内方寄りに設けてあるので、左右のガイド杆73、73は、座板71の両端より内方に離間している。
この例では、各ガイド杆73の内側の縁と、各凹溝85の内側の縁との前後方向のほぼ中央に、前後方向に長い1個の外向突片86と係合突片88とを設け、各ガイド杆73の外側の縁と、各凹溝85の外側の縁とには、前後方向の長さが短い3個の外向突片87と係合突片89とを設け、座受けフレーム70に対して、座板71が、後限から前限の手前の境界位置までの間に位置しているとき、いずれかの外向突片86、87と係合突片88、89とが互いに係合して、ガイド杆73が凹溝85から下方に離脱するのを阻止するが、座板71が、境界位置を越えて前限寄りに位置したときは、すべての外向突片86、87と係合突片88、89とが係合しなくなるようにしてある。
このように、外向突片86、87と係合突片88、89の数、長さ、および間隔を、各凹溝85内におけるガイド杆73の所要の移動範囲内において、常にいずれかの部分が係合して、ガイド杆73が凹溝85から脱落しないようにしてあるので、外向突片86、87と係合突片88、89を、上記移動範囲の全域に亘って設ける場合よりも、係合突片88、89を形成するための型抜き孔88a、89a(図23および図27参照)の範囲を狭くして、座板71の強度の低下を抑えることができる。
この弾性係合片90を、上向きに弾性変形させて、ガイド杆73の移動軌跡から外すことにより、座板71は、前限位置方向へ移動することができるようになり、またその間においては、座板71を上方に持ち上げるだけで、座受けフレーム70から簡単に外すことができる。
ガイド杆73が、凹溝85内において、境界位置より前方に移動すると、弾性係合片90が、凹溝85内のガイド杆73の移動軌跡内に突出し、それ以後、ガイド杆73は境界位置より後方に相対的に移動できなくなり、座板71は座受けフレーム70から外れることはなくなる。
まず、座受けフレーム70に対する座板71の前後位置調節手段91について説明する。
図22に示すように、座受けフレーム70の前部右側面には、縦長の複数のスリット92が、前後方向に並べて設けられている。
なお、操作レバー93を、その係合爪95がスリット92に係合する方向に付勢する付勢手段を設けてあるが、それについては図示を省略してある。
このロック操作手段100は、図2および図27に示すように、前後位置調節手段91の後方における座受けフレーム70の右側部に設けられている。
上述したように、左右のガイド杆73、73を、座板71の両端より内方に離間するようにしてあるので、操作レバー104を、座板71の側部の下方に、座板71の側端から外側方に突出しないように配設することができるとともに、座板71の下面が操作レバー104を引き上げた際のストッパとすることもでき、さらに、座板71に手を掛けて、操作レバー104を操作することができ、操作性を向上させることができる。
また、このアウターチューブ35の他端から引き出されたインナーワイヤ36の端末は、操作レバー104に止着され、操作レバー104を、図27に実線で示すロック位置から、上向き回動させることにより、インナーワイヤ36を牽引しうるようになっている。
この操作手段110は、図31に示すように、座受けフレーム70の左側部における前後方向の中間部の下面に設けられている。
この操作手段110の取付けに関しても、左右のガイド杆73、73を、座板71の両端より内方に離間するようにしたことが役立っている。
すなわち、下部ガード113の外側端を、座板71の外側端の直下か、または内方に位置させることにより、下部ガード113が、座板71より外側方に突出しないようにすることができ、下部ガード113が、座板71より外側方に突出しているときのように、着座者が下部ガード113の上面に手をついて、体重をかけることにより、下部カバー114が下方に外される等のおそれを防止することができる。
回動部材116は、その回動範囲に応じて、例えば半円弧状、または扇形等とすることができる。また、操作レバー117と直交する腕部を有する十字形とし、その腕部の先端部に、2本のインナーワイヤの端末を止着するようにしてもよい。
したがって、板ばね121の固定手段を省略することができ、構造を簡素化できるとともに、安価に製造することができる。
この高さ調節手段130は、図3、図26、および図31に示すように、座受けフレーム70の前部の左側面から下面にかけての部分に取付けられた保持部材131に、前後方向を向く軸132をもって枢着され、かつ座7の下方において外下方に向かって突出する操作レバー133と、図14および図15に示すように、脚柱5の直上における支基本体11の後部上面に設けられた端面カム機構134と、操作レバー133と端面カム機構134とを連係する連係手段135とからなっている。
上述したように、左右のガイド杆73、73を、座板71の両端より内方に離間するようにしてあるので、操作レバー133を、座板71の側部の下方に、座板71の側端から外側方に突出しないように配設することができるとともに、座板71の下面が操作レバー133を引き上げた際のストッパとすることもでき、さらに、座板71に手を掛けて、操作レバー133を操作することができ、操作性を向上させることができる。
また、それに対向する昇降部材138の上端面には、傾斜カム面145と同一の傾斜角度をもって円周方向に傾斜する3個の傾斜カム面146が設けられている。
第2付勢手段40における圧縮コイルばね48に代えて、ガススプリングとする。
このとき、ガススプリングを、ロック機能付きのものとすると、ロック装置32を省略することができる。
2 脚杆
3 脚体
4 ガススプリング
4a ロック解除ピン
5 脚柱
6 支基
7 座
8 枢軸
8a、8b 角軸部
9 背凭れ支持杆
10 背凭れ
11 支基本体
11a上片
11b側片
11cリブ
11dガイド部
11e垂直壁
12 下カバー
13 軸孔
14 ブッシュ
14a軸押え
15 角孔
16 回動部材
17 角孔
18 嵌合孔
19 連結杆
20 第1付勢手段
21 軸
22 長孔
23 軸
24 ばねガイド板
25 ばね受け板
26 スプリングリテーナ
26aばね受け面
26b側片
26c貫通孔
27 スリット
28 圧縮コイルばね
29 凹溝
30 軸押え
31 歯
32 ロック装置
33 ロック部材
33a歯
33bワイヤ挿通部
34 ボーデンケーブル
35 アウターチューブ
36 インナーワイヤ
36aワイヤエンド部材
37、38 圧縮コイルばね
39 付勢力調整手段
40 第2付勢手段
41 付勢力伝達部材
41a二股部
42 軸
43 長孔
44 ばねガイド板
45 ばね受け板
46 スプリングリテーナ
46aばね受け面
46b側片
46c貫通孔
47 スリット
48 圧縮コイルばね
49 支点部材
49a下面
49b上面
49c前面
49d傾斜面
49e当接部
49f後面
50 移動部材
50a上面
50b後面
51 凹溝
52、53 凹溝
54 板ばね
54a上片
54b下片
55 ガイド部材
56 ワイヤ挿通溝
57 インナーワイヤ
58 アウターチューブ
59 ボーデンケーブル
60 ばね収容部
61 ばね受け
62、63圧縮コイルばね
70 座受けフレーム
71 座板
72 クッション体
73 ガイド杆
74 前部連結杆
75 後部連結杆
76 長孔
77 受け板
78 ワッシャ
79 ボルト
80 凹溝
81 突起
82 下向突片
83 上向突片
84 軸
85 凹溝
86、87 外向突片
88、89 係合突片
88a、89a 型抜き孔
90 弾性係合片
91 前後位置調節手段
92 スリット
93 操作レバー
94 軸
95 係合爪
100 ロック操作手段
101 操作装置本体
102 ケース
103 軸
104 操作レバー
110 操作手段
111 窓孔
112 本体ケース
113 下部ガード
114 下部カバー
115 軸
116 回動部材
117 操作レバー
118 表示
119 切欠き
120 ワイヤ止め
121 板ばね
122 押圧部材
122a 基片
122b 拡幅部
123 凸部
124 凹部
125 ガイド軸
126 長孔
130 高さ調節手段
131 保持部材
132 軸
133 操作レバー
134 端面カム機構
135 連係手段
136 ケース
137 回転部材
138 昇降部材
138a突条
139 円筒部
139a縦溝
140 上面板
141 切欠き
142 軸
142a 大径軸
142b 小径軸
143 大径孔
144 小径孔
145、146 傾斜カム面
147 ワイヤ係止部
148 アウターチューブ
149 インナーワイヤ
150 ボーデンケーブル
Claims (3)
- 脚体によって支持された支基と、
支基の上方に支持された座と、
同一直線上に並ぶようにして、前記支基に枢支された左右方向を向く左右1対の枢軸と、
前記各枢軸に前端部が固着され、かつ後端部において背凭れを支持し、前記枢軸とともに該枢軸の軸線を中心として回動することにより、前記背凭れを、前記座の後方において起立する起立位置とそれより後傾する後傾位置とに回動可能とする左右1対の背凭れ支持杆と、
左右の各枢軸に固着した左右1対の回動部材と、
左右の回動部材の偏心部同士を連結する左右方向を向く連結杆と、
各回動部材の外周部の一部と支基の一部との間に設けられ、かつ圧縮によって反力を蓄積して、各回動部材に背凭れが起立する方向の付勢力を付与する左右1対の第1付勢手段と、
左右の回動部材および左右の第1付勢手段の間に配設されるようにして、前記連結杆と支基の一部との間に設けられ、かつ圧縮によって反力を蓄積して、前記連結杆および左右の回動部材に、背凭れが起立する方向の付勢力を付与する付勢力調整手段付きの第2付勢手段とを備えることを特徴とする椅子。 - 付勢力調整手段が、連結杆に基端部が枢着され、かつ先端部に第2付勢手段が連結された付勢力伝達部材と、前記付勢力伝達部材の受圧側の側縁の中間部に当接可能、かつ前記受圧側の側縁に沿って移動可能として支基に設けられた支点部材と、前記支点部材を、前記付勢力伝達部材における受圧側の側縁に沿って移動させる移動部材とを備えており、前記付勢力伝達部材が、支点部材との当接点を支点とするてことして、力点である先端部に作用する前記第2付勢手段の付勢力を反転させて、作用点である基端部により、前記連結杆および回動部材を、背凭れが起立する方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1記載の椅子。
- 左右の回動部材における枢軸との固着部分より上方の部分に連結杆を連結し、付勢力伝達部材を、前記連結杆から垂下し、かつその下端部において第2付勢手段が連結されるようにして配設し、前記付勢力伝達部材と左右の回動部材とが、左右方向に重合するようにしたことを特徴とする請求項2記載の椅子。
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