JP3637731B2 - 椅子の肘掛け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の肘掛け装置に係わり、更に詳しくは肘掛け部が高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子の肘掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子の肘掛け部が座部又は脚部から立ち上がった支持部に対して高さ調節可能なものは既に提供されている。そして、肘掛け部の高さ調節機構としては、支持部を外杆と内杆とで伸縮自在に構成するとともに、固定側の杆体に上下方向に一定間隔毎に係合孔を形成し、可動側の杆体から出没する係合爪を前記係合孔に係脱することによって多段階で高さ調節するもの、あるいは支持部内に配したガスシリンダーにて肘掛け部を無段階で高さ調節するものがあり、係合爪を出没操作する操作部材あるいはガスシリンダーを制御する操作部材を肘掛け部の内部又は近傍に配したレバーに連動させた構造が存在する。
【0003】
一方、支持部に対して肘掛け部が角度調節可能なものも既に提供されている。そして、肘掛け部の角度調節機構としては、支持部の上端に肘掛け部の中央部を傾動可能に枢着するとともに、支持部の前後一端部に複数の係合凹部を上下方向に所定間隔で形成し、該係合凹部に肘掛け部の前後一端部に突設した突起を弾性的に嵌合して角度調節するものがあり、それを操作するための部分又はレバーを肘掛け部に設けた構造が存在する。
【0004】
また、肘掛け部が高さ調節可能であるとともに、角度調節可能であるものも存在する。この場合、高さ調節機構と角度調節機構とは全く独立した機構となっており、それぞれを操作するためのレバーが肘掛け部又はその近傍に設けられている。従って、肘掛け部の高さと角度を共に調節する場合には、それぞれのレバーを操作しなければならず、その操作が非常に手間であるばかりでなく、レバーが露出しているので外観性を損なうといった問題も有する。また、肘掛け部の高さ及び角度を調節する場合には、肘から先の腕を肘掛け部から離して行わなければならないので、調節した後に肘掛け部に腕を乗せて調節具合を確かめ、具合が悪ければ再度調節する必要があった。あるいは、肘掛け部に乗せた腕とは反対側の手で調節を行っていたので、操作に無理があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、肘掛け部が高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子の肘掛け装置において、高さ及び角度の調節用のレバーを一切設けず、しかも肘から先の腕を肘掛け部に乗せたまま、一連の簡単な操作で肘掛け部の高さと角度を同時に調節することができるようになした椅子の肘掛け装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、座部又は脚部から立ち上がった支持部に対して肘掛け部が高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子の肘掛け装置であって、支持部に肘掛け部を所定高さに係合保持し且つ操作部材の変位によって係合を係脱すべく、支持部を支持アームと昇降体とより形成し、支持アームの上端部に有する支持管内に肘掛け部の固定部分に固着した昇降体を構成する昇降杆を上下移動可能に且つ上方弾性付勢して配し、該支持管の側面中央部に沿って縦孔を形成し且つ該縦孔の前縁に一定間隔毎に係合凹部を形成し、前記昇降杆の上下中央部に前記操作部材を構成する操作杆の中央部を支軸にて枢着し、前記縦孔と昇降杆の下部に形成した横長孔とを貫通し且つ係合凹部に係合可能な係合ピンを前記操作杆の下端に遊嵌してなる高さ調節機構を備えるとともに、支持部の上端に設けた肘掛け部を所定角度に係合保持し且つ該肘掛け部を前方向に弾性付勢力に抗して移動させることによって係合を解除する角度調節機構を備え、前記高さ調節機構の操作部材を前記角度調節機構の移動部分に連係させ、肘掛け部を前方向に移動させることで高さ調節と角度調節とを行えるとともに、後方向に復帰させることで設定高さと設定角度を維持してなる椅子の肘掛け装置を構成した。
【0007】
また、前記支持管の上端に合成樹脂製のキャップを外嵌し、前記昇降杆を該キャップの中央部に開設した摺動孔に上下スライド可能に嵌挿するとともに、該昇降杆の下端に嵌着した合成樹脂製のスライダーを前記支持管内に上下スライド可能に嵌挿し、支持管内であって前記キャップとスライダー間に引張りコイルばねを介装し、常時昇降杆が上昇するように弾性付勢してなることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る椅子を示し、図2〜図8は本発明の実施形態の要部を示し、図中1は椅子の脚部、2は座部、3は背凭れ部、4は肘掛け装置、5は支持部、6は肘掛け部をそれぞれ示している。
【0009】
本発明の実施形態に係る肘掛け装置4は、座部2又は脚部1から立ち上がった支持部5に対して肘掛け部6を高さ調節可能且つ角度調節可能に設けたものである。前記支持部5は、座部2に固定した支持アーム7の上部に、中空状の昇降体8を上下スライド可能に外嵌した構造を有する。そして、前記支持アーム7と昇降体8との間には、支持アーム7に対して昇降体8の高さを調節し且つその高さを維持するための高さ調節機構が設けられている。また、前記昇降体8の上端には、角度調節機構を構成する固定部材9が固着されており、同様に角度調節機構を構成する肘掛け部6の補強を兼ねた傾動部材10が前記固定部材9に対して角度調節可能に取付けている。
【0010】
先ず、本発明の肘掛け装置4の高さ調節機構を図2〜図7に基づいて説明する。前記支持部5を構成する支持アーム7の上端部には、断面長方形状の筒状の支持管11を長辺が椅子の前後方向に配向するように固定し、該支持管11の上端には合成樹脂製のキャップ12を外嵌している。そして、昇降体8を構成する厚肉長尺板状の昇降杆13の上端に固定部材9を固着し、該昇降杆13を前記キャップ12の中央部に開設した摺動孔14に上下スライド可能に嵌挿するとともに、該昇降杆13の下端に嵌着した合成樹脂製のスライダー15を前記支持管11内に上下スライド可能に嵌挿している。また、前記支持管11の内部であって、前記キャップ12とスライダー15間には、前記昇降杆13を前後に挟んだ位置に引張りコイルばね16,16を介装し、常時昇降杆13が上昇するように弾性付勢している。具体的には、キャップ12に設けた係止部12A,12Aと、スライダー15に設けた係止部15A,15Aとにそれぞれ引張りコイルばね16の両端のフック部16A,16Aを係止している。
【0011】
そして、前記支持管11に対して昇降杆13を所定高さ位置に係合保持し且つ操作部材17の変位によって係合を係脱して高さ調節可能とするために、前記支持管11の長辺側一側面11Aの中央部であって、略全長にわたって内向きに突出形成した凸台11Cに沿って上下方向に縦孔18を形成するとともに、該縦孔18の前縁に一定間隔毎に係合凹部19,…を形成し、該係合凹部19とは反対側の前記昇降杆13の側面の上下中央部に操作部材17を構成する操作杆20の中央部を支軸21にて枢着するとともに、該操作杆20の下端に形成した下向きU字溝22内に、前記縦孔18を貫通し且つ昇降杆13の下部に形成した横長孔23を貫通した係合ピン24の端部を位置させている。この係合ピン24は、軸部24Aの直径が前記縦孔18の横幅よりも若干小さく、一端に該縦孔18を通過しない頭部24Bを有するとともに、他端にU字溝22の外周に当止して抜止めするためのEリング25を嵌着する嵌合溝24Cを形成したものである。ここで、前記支持管11の他側面11Bの上部には、前記係合ピン24にEリング25を嵌合するための作業用開口26を形成している。また、前記キャップ12には、前記操作杆20を挿通し且つ該操作杆20の前後変位が可能なように摺動孔14に連続して挿通孔27を形成している。
【0012】
ここで、前記支持管11は、本実施形態では断面長方形状の筒状のものを示したが、他側面11Bの作業用開口26が全長に形成された断面略C字形の筒状部材であっても良い。また、前記縦孔18と係合凹部19,…とを、断面長方形状の筒状の支持管11の両側面11A,11Bの中央部に沿って形成し、前記昇降杆13を断面略コ字形に形成し、その両対向板間のスリット状の溝内に前記同様の操作杆20を回動可能に内装し、昇降杆13の両対向板に前記同様に横長孔23を形成し、前記両縦孔18,18及び横長孔23,23並びに操作杆20のU字溝22を貫通させて係合ピン24を配設しても良い。尚、前記支持管11は、前記支持アーム7の上端部の角筒部に内嵌し且つ固着されている。
【0013】
この高さ調節機構においては、前記操作部材17としての操作杆20の上端を前後に変位させることによって、支軸21を中心として下端が前後逆に変位し、U字溝22に係合した係合ピン24が横長孔23内を移動し、該係合ピン24が前記縦孔18に位置する高さ調節可能な状態(図3参照)と、係合凹部19に係合した高さ維持状態(図2参照)とを実現するのである。ここで、前記係合ピン24は、前記係合凹部19に係合する方向にキックばね等のばね体によって直接的又は間接的に弾性付勢することも好ましい。
【0014】
次に、肘掛け部6の角度調節機構を図2〜図4、図8に基づいて説明する。前記昇降杆13の上端に固定した固定部材9は、下方開放した断面略コ字形の部材であり、上面となる基板28の両側に支持板29,29を垂下し、基板28の一側端には前記昇降杆13の上端を受け入れて溶着するための固定穴30を形成し、また両支持板29,29の後部には若干前上がりの長孔31,31を形成するとともに、該長孔31の延長線上の前部に若干横長の通孔32,32を形成したものである。そして、前記肘掛け部6の補強部材を兼ねた傾動部材10は、両保持板33,33の前後上縁を連結板34,34で連続させた形状で、両保持板33,33間に前記固定部材9を収容できるようになっており、両保持板33,33の後部寄りには軸孔35,35を形成するとともに、前部寄りには該軸孔35を中心とした円弧を有する円弧孔36を形成し且つ該円弧孔36の前縁には、前記軸孔35を中心に放射状に延びた係合溝37,…を複数、本実施形態では上下に4つ形成している。
【0015】
そして、前記固定部材9を前記傾動部材10の内部に収容した状態で、該固定部材9の軸孔35,35と傾動部材10の長孔31,31とに支軸38を貫通し、適宜な抜止め手段を講じて互いに連結するとともに、前記円弧孔36,36又は係合溝37,37と通孔32,32とに係合軸39を貫通し、同様に適宜な抜止め手段を講じて互いに連結する。また、前記傾動部材10の両保持板33,33の前端部間であって前記係合溝37よりも前方位置に設けた係止ピン40と、前記係合軸39との間に引張りコイルばね41を介装して、固定部材9に対して傾動部材10を後方へ弾性付勢している。
【0016】
更に、前記傾動部材10の一方の保持板33の中央部には、内方へ向けて肘掛け部6の前後方向に所定間隔を設けて一対のピン42,42を突設し、両ピン42,42の間に前記操作杆20の上端を位置させている。尚、前記ピン42,42に対応する固定部材9の一方の支持板29の下縁に切欠部43を形成して、前記ピン42の前後移動を可能にしている。また、前記傾動部材10は、肘掛け部6の外形を形成する合成樹脂製の化粧カバー44で覆われ、また前記支持管11及び昇降杆13は、上端が前記固定部材9に固定された二つ割りの合成樹脂製化粧カバー45で覆われ、該化粧カバー45は下部が前記支持アーム7の上部にスライド可能に外嵌している。
【0017】
尚、本実施形態では、固定部材9を下向き断面コ字形となし、前記傾動部材10の内部に収容した構造となしたが、固定部材9を上向き断面コ字形となし、該固定部材9の内部に前記傾動部材10を収容し、前記軸孔35,35を固定部材9の両支持板29,29に形成するとともに、前記長孔31,31を傾動部材10の両保持板33,33に形成しても良い。この場合、更に、前記傾動部材10に一対のピン42,42を突設し、両ピン42,42の間に操作杆20の上端を受け入れる代わりに、傾動部材10の両保持板33,33に操作ピンを貫通保持するとともに、固定部材9の基板28の開口を貫通した操作杆20の上部に形成した縦長孔に前記操作ピンを挿通して、傾動部材10の前方移動に伴って操作杆20を支軸21を中心に傾動させても良い。そして、前記昇降杆13の上端は、前記固定部材9の下端に位置する基板28の下面に溶着しても良い。
【0018】
ここで、通常の状態では、前記引張りコイルばね41の弾性付勢力によって傾動部材10は最も後方位置にあり、前記支軸38が長孔31の後端に位置し、何れかの前記係合溝37の前端に係合軸39が位置している(図2参照)。そして、前記肘掛け部6、即ち傾動部材10を引張りコイルばね41の弾性付勢力に抗して前方へ移動させると、傾動部材10に固定された支軸38が固定部材9の長孔31に沿って前方へスライド移動するとともに、前記固定部材9の通孔32によって移動量が規制された係合軸39に対して係合溝37が前方へスライド移動し、該係合軸39が円弧孔36に至るまで移動する(図3参照)。この傾動部材10の前方移動に伴って、前記両ピン42,42の間に位置した操作杆20の上端部は、前方へ押されて前記支軸21を中心として該操作杆20の下端部は後方へ移動し、前記係合ピン24が係合凹部19から外れて縦孔18に位置する(図3参照)。この状態で、肘掛け部6、即ち傾動部材10の前部を持ち上げたり、押し下げたりすることによって、前記支軸38に対して肘掛け部6の上下角度を調節することができるとともに、前記支持アーム7に対して昇降体8を上下高さ調節することができ、肘掛け部6を所定の角度及び所定の高さに設定した後に、前記引張りコイルばね41の弾性付勢力によって肘掛け部6、即ち傾動部材10を後方へ移動させると、何れかの係合溝37に係合軸39が係合して設定角度が維持されると同時に、何れかの係合凹部19に係合ピン24が係合して設定高さが維持される。
【0019】
尚、肘掛け部6を後方へ移動させて高さ調節機構の係合を解除する構造のものは、背凭れ部3に凭れ掛かった状態から起き上がる際に、また椅子から立ち上がる際にも、肘掛け部6を後方へ力を入れて引っ張る動作を伴うので、不意に係合が解除される恐れがあり、そのため肘掛け部6は前方へ移動させて高さ調節機構及び角度調節機構の係合を解除する構造が好ましいのである。
【0020】
【発明の効果】
以上にしてなる本発明の椅子の肘掛け装置は、肘から先の腕を肘掛け部に乗せたまま、両側の肘掛け部をそれぞれの手で持って前方へスライド移動させるといった一連の簡単な操作で肘掛け部の高さと角度を調節することができる。例えば、机天板に載置したワープロやパソコンのキーボードを操作する場合、肘掛け部の手口の高さを机天板と略同じ高さに設定して肘掛け部の前端上面を机天板の手前縁に連続させて手首部分の安楽な支持状態を実現した場合でも、肘掛け部に角度をつけることによって、肩から肘までの最適距離を確保できるのである。また、高さ及び角度の調節用のレバーを一切設けず、肘掛け部自体を従来の操作レバーのように利用することができるので、外観性にも優れたものとなる。更に、高さ調節機構が簡単且つ信頼性が高く、耐久性の高い構造であるので、コスト上昇を抑制しつつ、肘掛け部の姿勢を最適に調節できる肘掛け装置を提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の肘掛け装置を適用した椅子の側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る肘掛け装置の要部の縦断面図である。
【図3】同じく肘掛け部が前方へ移動した高さ調節可能な状態を示す要部の縦断面図である。
【図4】同じく分解斜視図である。
【図5】同じく組立状態の要部の斜視図である。
【図6】図2のX1−X1線断面図である。
【図7】図2のX2−X2線断面図である。
【図8】肘掛け部の省略横断面図である。
【符号の説明】
1 脚部 2 座部
3 背凭れ部 4 肘掛け装置
5 支持部 6 肘掛け部
7 支持アーム 8 昇降体
9 固定部材 10 傾動部材
11 支持管(支持アーム)12 キャップ
13 昇降杆(昇降体) 14 摺動孔
15 スライダー 16 引張りコイルばね
17 操作部材 18 縦孔
19 係合凹部 20 操作杆(操作部材)
21 支軸 22 U字溝
23 横長孔 24 係合ピン
25 Eリング 26 作業用開口
27 挿通孔 28 基板
29 支持板 30 固定穴
31 長孔 32 通孔
33 保持板 34 連結板
35 軸孔 36 円弧孔
37 係合溝 38 支軸
39 係合軸 40 係止ピン
41 引張りコイルばね 42 ピン
43 切欠部 44 化粧カバー
45 化粧カバー(昇降体)

Claims (2)

  1. 座部又は脚部から立ち上がった支持部に対して肘掛け部が高さ調節可能且つ角度調節可能な椅子の肘掛け装置であって、支持部に肘掛け部を所定高さに係合保持し且つ操作部材の変位によって係合を係脱すべく、支持部を支持アームと昇降体とより形成し、支持アームの上端部に有する支持管内に肘掛け部の固定部分に固着した昇降体を構成する昇降杆を上下移動可能に且つ上方弾性付勢して配し、該支持管の側面中央部に沿って縦孔を形成し且つ該縦孔の前縁に一定間隔毎に係合凹部を形成し、前記昇降杆の上下中央部に前記操作部材を構成する操作杆の中央部を支軸にて枢着し、前記縦孔と昇降杆の下部に形成した横長孔とを貫通し且つ係合凹部に係合可能な係合ピンを前記操作杆の下端に遊嵌してなる高さ調節機構を備えるとともに、支持部の上端に設けた肘掛け部を所定角度に係合保持し且つ該肘掛け部を前方向に弾性付勢力に抗して移動させることによって係合を解除する角度調節機構を備え、前記高さ調節機構の操作部材を前記角度調節機構の移動部分に連係させ、肘掛け部を前方向に移動させることで高さ調節と角度調節とを行えるとともに、後方向に復帰させることで設定高さと設定角度を維持してなることを特徴とする椅子の肘掛け装置。
  2. 前記支持管の上端に合成樹脂製のキャップを外嵌し、前記昇降杆を該キャップの中央部に開設した摺動孔に上下スライド可能に嵌挿するとともに、該昇降杆の下端に嵌着した合成樹脂製のスライダーを前記支持管内に上下スライド可能に嵌挿し、支持管内であって前記キャップとスライダー間に引張りコイルばねを介装し、常時昇降杆が上昇するように弾性付勢してなる請求項1記載の椅子の肘掛け装置。
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