JP5805485B2 - ブラシヘッド - Google Patents

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本発明は、清掃に使用されるブラシヘッドに関する。
従来、ハンドルの先端に多数のブラシ毛材が植え付けられたトイレブラシが、便器の清掃に使用されている。しかし、使用後のブラシに汚れが付着していたり、ブラシに含まれた水が周囲にはねたり、床に滴るような場合がある。このため、衛生状態を向上させる観点から、使い捨てにできるブラシヘッドに関する技術が開発されている(例えば、特許文献1,2参照)。
これら特許文献1,2に記載のブラシヘッドは、水溶性または水解性のあるフラット状のシートをアコーディオン式に折りたたんで積層したり、シートの短い断片を一度折り返し、または全く折り返さずに積層したりして形成されている。
特許第4260185号公報 特許第4482559号公報
ところで、特許文献1,2に記載のブラシヘッドを構成するシートは、水溶性または水解性のあるものが使用されてはいるが、隙間なく幾重にも積層して使用しているため、便器の清掃後に水と一緒に流した際に分解されにくく、配管の詰まりなどが懸念される。
さらに、シート自体は薄いものであるため、汚れを擦って落とす目的で使用される道具としては剛性が不十分となる場合がある。
本発明の課題は、水解性に優れ、かつ剛性を高めることが可能なブラシヘッドを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、水解性材料からなるシートを重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部がハンドルによって着脱自在に把持されるブラシヘッドにおいて、
前記シートは、フラット状の基材シートと、波状の断面形状を有する立体シートとが重ねられて接着されることによって形成されており、
前記シート積層体は、前記ハンドルに把持される基端部において圧縮されるとともに結合されており、
前記基材シートと前記立体シートとの間には複数の空隙が形成され、これら複数の空隙のうち少なくとも一つに洗剤が収納されており、
前記複数の空隙のうち前記洗剤が収納された前記空隙の両端部が閉塞されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
前記シート積層体は、先端部側で折り返されることによって、二つに折り重ねられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
前記シート積層体は、先端部側で二回折り返されるとともに前記基端部側で一回折り返されることによって、略W字型に折り重ねられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
前記シートは、各々先端部側で折り返されて二つ折りされ、
前記シート積層体は、二つ折りされた前記シートが積層されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、前記シートが、先端部側と前記基端部側で繰り返し折り返されることによって構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、前記シートがロール状に巻かれることによって構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
前記シート積層体は、ロール状に巻かれていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のブラシヘッドにおいて、前記基材シートおよび前記立体シートのうち少なくとも前記洗剤が収納された前記空隙の部位が水溶性材料で構成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のブラシヘッドにおいて、前記シート積層体の最外層には、レーヨン繊維の含有率が50%以上に設定されたカバーシートが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、水解性材料からなるシートを、フラット状の基材シートと、波状の断面形状を有する立体シートとを重ねて接着することによって形成することから、例えば段ボールのようなフルート構造を取り入れることができるので、シートの剛性を高めることができる。また、このようにシートの剛性を高めながら、このシートを形成する基材シートや立体シートの量を少なくすることができるので、例えば、このシートと同じ厚みになるまで水解性のあるシートを重ね合わせたような構成のものに比して、水解性に優れる。これによって、ブラシヘッドの水解性および剛性を高めることが可能となるので、汚れを擦って落としやすくなるとともに、清掃後に水と一緒に流した際の配管の詰まりなどを防ぐことができる。
(a)は本発明に係るブラシヘッドをシートによって構成することを説明する図であり、(b)はシートのその他の例を示す図である。 本発明に係るブラシヘッドの概略構成を示す斜視図であり、(a)は基端部の圧縮前の状態、(b)は基端部の圧縮後の状態である。 本発明に係るブラシヘッドの他の例の概略構成を示す図である。フルート構造は省略する。 本発明に係るブラシヘッドの他の例の概略構成を示す図であり、(a)は変形前の状態、(b)は変形後の状態である。フルート構造は省略する。 本発明に係るブラシヘッドの他の例の概略構成を示す図である。 本発明に係るブラシヘッドの他の例の概略構成を示す図である。 本発明に係るブラシヘッドの他の例の概略構成を示す図である。フルート構造は省略する。 シートの空隙に洗剤が収納された状態を示す部分拡大断面図である。 シートの一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施の形態のブラシヘッド1Aは、図1および図2に示すように、水解性材料からなるシート10(10a,10b)を重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。そして、ブラシヘッド1Aとハンドルとによってトイレブラシを構成することができる。
前記シート積層体は、複数の前記シート10(10a,10b)により構成されている。また、このシート積層体は、前記ハンドルに把持される基端部3において圧縮されるとともに結合されている。
前記シート10(10a,10b)は、図1,図2,図8,図9に示すように、フラット状の基材シート11と、波状の断面形状を有する立体シート12とを重ねて接着することによって形成されている。
これら基材シート11および立体シート12は、水に触れることで小片化して水中に分散する性質(すなわち、水解性)を有する。これら基材シート11および立体シート12を構成する素材としては、木質パルプや、レーヨン等の再生セルロース、麻、綿などが挙げられる。
また、前記基材シート11および立体シート12として、水解性のある素材からなる単一層のシートを使用してもよいし、木質パルプとレーヨン等の再生セルロースとの混抄層のシートや、単一層と混抄層の積層構造のシートや、湿式抄紙、スパンレース、エアスルーなどにより形成したシート等を使用してもよい。
また、これら基材シート11および立体シート12の坪量としては、10〜60gsm(Gram per Square Meter)程度に設定されていることが望ましい。
図1(a)のシート10aは、2枚の基材シート11,11と、これら2枚の基材シート11,11間に設けられる立体シート12とからなる。
また、図1(b)のシート10bは、1枚の基材シート11と、1枚の立体シート12とからなる。
すなわち、図1(a)に示すシート10aの場合も、図1(b)に示すシート10bの場合も、フラット状の基材シート11と、波状の断面形状を有する立体シート12との組み合わせにより例えば段ボールのようなフルート構造とすることができるので、シート10a,10bの剛性を高めることができる。また、フルート構造とすることで、基材シート11や立体シート12の量を少なく、かつ基材シート11と立体シート12との間に隙間をあけることができるので、水解性に優れるとともに、材料コストを低減できる。
特に図1(b)に示すシート10bの場合は、図1(a)に示すシート10aよりも基材シート11の量を少なくすることができるので、さらに水解性に優れ、材料コストもさらに低減できる。つまり、図1(b)に示すシート10bが、シート10を構成する最小単位の形態とされている。
なお、本実施の形態においては、図2に示すように、図1(a)に示すシート10aを使用しているが、図1(b)に示すシート10bを使用してもよく、特に限定されるものではない。
さらに、シート積層体を構成するシート10の組み合わせや配置に制限はない。
例えば、図1(a)に示すシート10aと図1(b)に示すシート10bとを組み合わせてもよい。
また、シート10は、本実施の形態においては側断面視または側面視において連続する波形状が表れるようにして配置されているが、特に限定されるものではない。すなわち、例えば先端部2から見た際に連続する波形状が表れるように配置してもよいし、重なり合うシート10,10ごとに波形状が互い違いになるように配置してもよい。
また、図1(b)に示すシート10bによりシート積層体を構成する場合は、重なり合う一方のシート10bの基材シート11と他方のシート10bの立体シート12とが隣接する必要はなく、基材シート11,11同士が隣接してもよいし、立体シート12,12同士が隣接していてもよい。つまり、表裏も関係なく配置してもよい。したがって、図2において、シート積層体の最外層には基材シート11が配置されているが、波形状が表面に露出するように立体シート12が最外層に配置されるようにしてもよい。
また、立体シート12の波形状の頂点部分は基材シート11に当接しており、この当接部分は水溶性接着剤等の接着剤によって接着されている。
なお、基材シート11と立体シート12との接着方法は、接着剤を使用する方法に限られるものではなく、例えば基材シート11と立体シート12との当接部分を圧着する方法を採ってもよく、適宜変更可能である。
また、立体シート12は波状の断面形状を有するため、この立体シート12と前記基材シート11との間には、図1に示すように、複数のトンネル状の空隙13…が形成されている。また、これら複数の空隙13…は、立体シート12の波形状の長さ方向に沿って形成されている。
そして、これら複数の空隙13のうち少なくとも一つには、図8に示すように、例えば粉状の界面活性剤や発泡剤を含んだ洗剤14が収納されている。その他にも漂白剤等を収納してもよい。
このように洗剤14を、複数の空隙13…のうち少なくとも一つに収納できるので、清掃の際に洗剤を用意する必要が無くなる。
なお、基材シート11および立体シート12のうち、少なくとも洗剤14が収納された空隙13の部位を、水解性材料ではなく、例えばPVAフィルム等の水溶性材料で構成してもよい。これによって、便器を清掃する際に、水溶性材料で構成した部分が水に触れることで溶解するので、空隙13内の洗剤14を、粉のまま、または水に溶けた状態で外部に出すことができる。
なお、空隙13の両端部を閉塞し、この空隙13を、外部に対して閉じられた空間としてもよいものとする。すなわち、上述のように立体シート12の波形状の頂点部分は基材シート11に接着されている。このため、空隙13は、基材シート11と立体シート12との当接部分の二方向はすでに接着されて閉塞された状態となっている。したがって、このように空隙13の両端部を閉塞することで、空隙13の四方を閉塞することができる。
このように空隙13の四方を閉塞すれば、この空隙13内に収納された前記洗剤14が清掃前にこぼれおちることを防ぐことができる。
また、空隙13の両端部を閉塞する際は、図9に示すように、この空隙13の両端部に隔壁13aをそれぞれ設けるようにしてもよい。この隔壁13aは、立体シート12の波状の断面形状に対応した形に形成されている。
また、図9に示すように、立体シート12の波形状を細分化し、細分化された波形状の空隙13の両端部をそれぞれ閉塞することによって、外部に対して閉じられた空間(小部屋)を多数形成してもよい。
図9において、細分化された波形状の空隙13の両端部には隔壁13aがそれぞれ設けられているものとする。
また、前記シート積層体を構成する複数のシート10同士は、図2に示すように接着された状態となっているが、これに限られるものではない。
すなわち、圧縮されて結合される基端部3を除いて、複数のシート10同士が接着されずに分離した状態となっていてもよい。また、例えば先端部2付近だけを接着せずに分離し、中央部付近から基端部3までを接着した状態とするなど、圧縮されて結合される基端部3を除いて、部分的にシート10同士が接着された状態となっていてもよい。
前記基端部3は、前記ハンドルによって着脱自在に把持されるツマミ部4とされている。このツマミ部4は、シート10を重ね合わせて構成されるシート積層体を、基端部3において圧縮するとともに結合することによって形成されている。すなわち、重ね合わせたシート10,10自体を圧力処理して結合することで、ツマミ部4を形成する際にシート10の水解性を阻害するような部材を使わないようにすることができる。
本実施の形態においては、シート積層体の表裏両面もしくは片面からエンボス加工を行うことによって、シート積層体を、基端部3において圧縮結合している。
なお、その他にも、シート積層体を圧縮した状態で適宜切削加工して、重なり合ったシート10で形成された差込片と、この差込片が差し込まれる被差込孔とを形成する方法もある。これは、シート積層体を圧縮した状態のまま、差込片を被差込孔に差し込むことによって、シート積層体を、基端部3において結合する、というものである。
また、重ね合わされたシート10の最外層には、レーヨン繊維の含有率が50%以上に設定されたカバーシート15を配置してもよいものとする。
レーヨン繊維の含有率が50%以上に設定されたカバーシート15は、レーヨン繊維の含有率が50%未満のものや、単に木質パルプで構成されたものよりも強度において優れる。このため、ブラシヘッド1Aの最外層にカバーシート15を配置すれば、汚れを擦って落とすのに好適な形態にすることができる。
前記ハンドルは、図示はしないが棒状に形成されており、先端部に、前記ツマミ部4を把持する把持部が設けられているものとする。
また、このハンドルは、前記把持部を操作する操作手段を備えており、使用者が適宜操作することによって、把持部でブラシヘッド1Aを把持したり、ブラシヘッド1Aを離したりすることができる。
本実施の形態のブラシヘッド1Aで便器の清掃を行う際は、まず、ハンドルにブラシヘッド1Aを取り付ける。
続いて、ブラシヘッド1Aを水で濡らしてから清掃を開始する。ブラシヘッド1Aを水で濡らすことによって、空隙13に収納された洗剤14を外部に出すことができるので、洗剤14を使用しながら清掃を行うことができる。
清掃が終了したら、ハンドルからブラシヘッド1Aを取り外して便器内に投入し、水で流して使い捨てることができる。以上のようにして、本実施の形態のブラシヘッド1Aで便器の清掃を行うことができる。
なお、本発明を適用可能な実施の形態は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
本実施例のブラシヘッド1Bは、図3に示すように、水解性材料からなるシート10を重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。
シート積層体は、複数の前記シート10…により構成されている。また、このシート積層体は、先端部2側で折り返されることによって、二つに折り重ねられている。
先端部2には、二つ折りされたシート積層体の中央部が配置されている。また、基端部3には、二つ折りされたシート積層体の両端部が重ね合わせられて配置されている。
さらに、基端部3において重ね合わされたシート積層体の両端部は、圧縮されるとともに結合されている。
本実施例のブラシヘッド1Bは、複数のシート10…により構成されるシート積層体を一遍に二つ折りすることによって形成されているので、フルート構造のシート10が折り重なった状態となり、複数のシート10…を単に積層する場合に比して剛性を高めることができる。
なお、図示例においては、シート10を表す線が一枚のシート10とされているが、これをシート積層体に置き換えてもよいものとする。すなわち、シート10を重ね合わせて構成されるシート積層体を、さらに複数重ね合わせたうえで二つ折りするような形態としてもよい。
<実施例2>
本実施例のブラシヘッド1C(1Ca,1Cb)は、図4(a),(b)に示すように、水解性材料からなるシート10を重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。
シート積層体は、複数の前記シート10…により構成されている。また、このシート積層体は、先端部2側で二回折り返されるとともに前記基端部3側で一回折り返されることによって、略W字型に折り重ねられている。
先端部2には、略W字型に折り重ねられたシート積層体の二つの山折り部が配置されている。また、基端部3には、略W字型に折り重ねられたシート積層体の両端部と、谷折りされた中央部とが重ね合わされて配置されている。
なお、図4(a)に示すブラシヘッド1Caは、シート積層体を一遍に略W字型に折り重ねた状態となっている。
また、図4(b)に示すブラシヘッド1Cbは、各シート10…を略W字型に折り、かつ、互いに重なり合う一方の略W字型のシート10の谷折りされた中央部に、他方の略W字型のシート10の両端部と中央部とを重ね合わせるようにして、全てのシート10…を重ね合わせた状態となっている。
図4(a),(b)に示すブラシヘッド1Cのいずれにしても、シート積層体が略W字型に折り重ねられているため、谷折りされた中央部で、一方の山折り部側と他方の山折り部側に分割しやすい構造となる。
本実施例のブラシヘッド1Cは、谷折りされた中央部で、一方の山折り部側と他方の山折り部側に分割しやすい構造となっているため、便器のボール面だけでなく、従来のブラシヘッドでは届きにくい便器のエッジ部分を効率良く清掃することができる。
また、複数のシート10…により構成されるシート積層体は先端部2で折られているので、フルート構造のシート10が折り重なった状態となり、複数のシート10…を単に積層する場合に比して剛性を高めることができる。
なお、図示例においては、シート10を表す線が一枚のシート10とされているが、これをシート積層体に置き換えてもよいものとする。すなわち、シート10を重ね合わせて構成されるシート積層体を、さらに複数重ね合わせたうえで略W字型に折り重ねるような形態としてもよい。
<実施例3>
本実施例のブラシヘッド1Dは、図5に示すように、水解性材料からなるシート10を重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。
シート積層体は、複数の前記シート10により構成され、前記シート10は、各々先端部2側で折り返されて二つ折りされている。また、このシート積層体は、二つ折りされた前記シートが積層されている。すなわち、一枚一枚のシート10…が二つ折りされた状態で積層している。
先端部2には、二つ折りされた各シート10…の中央部が配置されている。また、基端部3には、二つ折りされた各シート10…の両端部が重ね合わせられて配置されている。
さらに、基端部3において重ね合わされた各シート10…の両端部は、図中の矢印のように圧縮されるとともに結合される。
本実施例のブラシヘッド1Dは、各シート10…を一枚一枚二つ折りすることによって形成されているので、フルート構造のシート10が折り重なった状態となり、複数のシート10…を単に積層する場合に比して剛性を高めることができる。
<実施例4>
本実施例のブラシヘッド1Eは、図6に示すように、水解性材料からなるシート10を重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。
シート積層体は、前記シート10が、先端部2側と前記基端部3側で繰り返し折り返されることによって構成されている。すなわち、一枚のシート10を繰り返し折り返すことによって複数の層を形成している。
先端部2および基端部3には、一枚のシート10の両端部と、折り返し部とが重ね合わされて配置されている。
さらに、基端部3において重なり合うシート10の両端部および折り返し部は、図中の矢印のように圧縮されるとともに結合される。
本実施例のブラシヘッド1Eは、一枚のシート10を繰り返し折り返すことによって形成されているので、フルート構造のシート10が折り重なった状態となり、複数のシート10…を単に積層する場合に比して剛性を高めることができる。
<実施例5>
本実施例のブラシヘッド1Fは、図7に示すように、水解性材料からなるシート10がロール状に巻かれることによって構成された第一シート積層体と、複数のシート10…を積層することによって構成された第二シート積層体とを組み合わせて構成されるとともに、基端部3がハンドル(図示せず)によって着脱自在に把持されるものである。また、第二シート積層体は、第一シート積層体の周囲に複数配置されている。
ロール状に巻かれたシート10により構成された第一シート積層体には、シート10が重なり合った複数の層を形成することができる。
なお、本実施例においては第一シート積層体を一枚のシート10により構成されるものとしたが、これに限られるものではなく、複数のシート10…により構成されるものとしてもよい。すなわち、第一シート積層体を複数のシート10…により構成し、この第一シート積層体をロール状に巻くことによって形成される。この場合、一枚のシート10をロール状に巻くよりも複数の層を形成できるので、より剛性を高めることができる。
第二シート積層体の最外層には、レーヨン繊維の含有率が50%以上に設定された前記カバーシート15がそれぞれ配置されている。本実施例においては、このカバーシート15によって第二シート積層体が巻かれて被覆された状態となっている。
基端部3には、第一シート積層体の端部と、最外層にカバーシート15が配置された第二シート積層体の端部とが束ねられるようにして重ね合わされて配置されている。
さらに、基端部3において重ね合わされた第一シート積層体の端部と、第二シート積層体の端部は圧縮されるとともに結合されている。
本実施例のブラシヘッド1Fは、ロール状に巻かれたシート10を使用しているので、フルート構造のシート10が同心円状に重なり合った状態となり、複数のシート10…を単に積層する場合に比して剛性を高めることができる。さらに、第一シート積層体の周囲には、強度の高いカバーシート15によって被覆された第二シート積層体が複数配置されているので、より剛性の高い構造にすることができる。
また、第一シート積層体の周囲に、第二シート積層体を配置するので、ブラシヘッド1Fを多面的に使用することができ、使い勝手が良い。
さらに、第一シート積層体の端部と、最外層にカバーシート15が配置された第二シート積層体の端部とが束ねられているので、第二シート積層体は、基端部3を基点にして、ロール状に巻かれたシート10から離間する方向に屈曲させることができる。これによって、従来のブラシヘッドでは届きにくい便器のエッジ部分を、第二シート積層体で効率良く清掃することができる。
なお、本実施例においては、第一シート積層体と第二シート積層体とを組み合わせたが、これに限られるものではなく、第一シート積層体を単体で使用してもよいし、第一シート積層体を複数結合して使用してもよい。
上述のような各実施例を含む本実施の形態によれば、水解性材料からなるシート10を、フラット状の基材シート11と、波状の断面形状を有する立体シート12とを重ねて接着することによって形成することから、例えば段ボールのようなフルート構造を取り入れることができるので、シート10の剛性を高めることができる。
また、このようにシート10の剛性を高めながら、このシート10を形成する基材シート11や立体シート12の量を少なくすることができるので、例えば、このシート10と同じ厚みになるまで水解性のあるシートを重ね合わせたような構成のものに比して、水解性に優れる。これによって、ブラシヘッド1A,1B,1C,1D,1E,1Fの水解性および剛性を高めることが可能となるので、汚れを擦って落としやすくなるとともに、清掃後に水と一緒に流した際の配管の詰まりなどを防ぐことができる。
1A ブラシヘッド
1B ブラシヘッド
1C ブラシヘッド
1D ブラシヘッド
1E ブラシヘッド
1F ブラシヘッド
2 先端部
3 基端部
4 ツマミ部
10 シート
11 基材シート
12 立体シート
13 空隙
13a 隔壁
14 洗剤
15 カバーシート

Claims (9)

  1. 水解性材料からなるシートを重ね合わせてシート積層体が構成されるとともに、基端部がハンドルによって着脱自在に把持されるブラシヘッドにおいて、
    前記シートは、フラット状の基材シートと、波状の断面形状を有する立体シートとが重ねられて接着されることによって形成されており、
    前記シート積層体は、前記ハンドルに把持される基端部において圧縮されるとともに結合されており、
    前記基材シートと前記立体シートとの間には複数の空隙が形成され、これら複数の空隙のうち少なくとも一つに洗剤が収納されており、
    前記複数の空隙のうち前記洗剤が収納された前記空隙の両端部が閉塞されていることを特徴とするブラシヘッド。
  2. 前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
    前記シート積層体は、先端部側で折り返されることによって、二つに折り重ねられていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  3. 前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
    前記シート積層体は、先端部側で二回折り返されるとともに前記基端部側で一回折り返されることによって、略W字型に折り重ねられていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  4. 前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
    前記シートは、各々先端部側で折り返されて二つ折りされ、
    前記シート積層体は、二つ折りされた前記シートが積層されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  5. 前記シート積層体は、前記シートが、先端部側と前記基端部側で繰り返し折り返されることによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  6. 前記シート積層体は、前記シートがロール状に巻かれることによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  7. 前記シート積層体は、複数の前記シートにより構成され、
    前記シート積層体は、ロール状に巻かれていることを特徴とする請求項1に記載のブラシヘッド。
  8. 前記基材シートおよび前記立体シートのうち少なくとも前記洗剤が収納された前記空隙の部位が水溶性材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のブラシヘッド。
  9. 前記シート積層体の最外層には、レーヨン繊維の含有率が50%以上に設定されたカバーシートが配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のブラシヘッド。
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