JP5805454B2 - 硬化物の成形型および硬化物の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本実施形態における金型(成形型)1について図1を参照して説明する。図1は、金型1の断面概略図である。図1に示すように、金型1は、上型10および下型20からなる。また、上型10は、下側の面(下型20側の面)の硬化性材料を挟み込む領域に、基材部11と、素子部(繰り返し構造)12と、突出部40とを有している。また、下型20は、上側の面(上型10側の面)の硬化性材料を挟み込む領域に、基材部21と、素子部22とを有している。
次に、突出部40について、図1および図2を参照して説明を行う。突出部40は、図1に示すように、上型10の素子部12の基部(基材部11)に形成された略円錐状の突起(凸部)である。突出部40は、上型10に一つ形成されていることが好ましい。また、突出部40は、上型10の中央部(硬化性材料を挟み込む領域の中心からのずれが、光学レンズ60aの配列ピッチ10個以下の範囲)に形成されていることが好ましい。上型10と硬化性材料を塗布した下型20とを合わせた時、突出部40の直下、つまり下型20の中央部には、硬化性材料が存在する。そのため、突出部40が、確実に硬化性材料と最初に接触することができる。
次に、突出部40の高さhについて説明を行う。突出部40の高さhは、素子部12の高さよりも高いことが好ましい。なお、本明細書において、素子部12の高さとは、素子部(繰り返し構造)12の基部(基材部11)からの、下型20方向への、素子部12の突出幅を指す。例えば、図1に示すように、素子部12が凹状に形成されている場合には、素子部12の高さは0となり、図2に示すように、素子部12が凸状に形成されている場合には、素子部12の高さは、基材部11と、素子部12の頂上部分との間の鉛直方向の幅となる。
次に、突出部40の幅について説明を行う。突出部40の幅は、素子部12のピッチより狭いことが好ましい。つまり、図2(a)〜(c)に示すように、素子部12のピッチ(製造するウェハレンズ60の光学レンズ60aの配列ピッチ)をpとすると、突出部40の底面の半径rは、r<p/2を満たすことが好ましい。突出部40の幅が、光学レンズ60aの配列ピッチより広い場合、複数の光学レンズ60aに影響を及ぼしてしまう。よって、突出部40の幅を、光学レンズ60aの配列ピッチより狭くすることにより、基材部11における突出部40の領域を、光学レンズ60aの1個分に収めることができる。よって、複数の光学レンズ60aに影響を及ぼすことなく、突出部40を形成することができる。
次に、図3を参照して、金型1を用いてウェハレンズ60を製造するウェハレンズの製造方法について説明を行う。図3は、ウェハレンズの製造方法の各工程を示す説明図である。
近接工程において、上型10を下型20に近づけることについて説明を行ったが、本発明はこれに限定されず、例えば、下型20を上型10に近づけてもよく、両者を互いに近づけてもよい。つまり、近接工程では、上型10と下型20とを近接させればよい。
10 上型
11 基材部
12 素子部
20 下型
21 基材部
22 素子部(繰り返し構造)
30 硬化性材料
40 突出部
60 ウェハレンズ(基板)
60a 光学レンズ(素子)
60b 凹み
Claims (12)
- 上型および下型からなり、前記下型に塗布された硬化性材料を前記上型と前記下型とにより挟み込むことによって、表面に素子が形成された硬化物を成形する硬化物の成形型であって、
前記上型の前記硬化物が挟み込まれる領域には、前記硬化物を成形するための基部となる基材部と、前記素子を成形するための素子部と、前記素子部とは異なる形状の突出部とが設けられており、
前記基材部からの前記突出部の高さが、前記基材部からの前記素子部の高さより高く、
前記硬化性材料を前記上型と前記下型とにより挟み込んだときに、前記突出部が前記下型に衝突しないようになっていることを特徴とする硬化物の成形型。 - 前記突出部が、一つであることを特徴とする請求項1に記載の硬化物の成形型。
- 前記突出部が、前記上型の中央部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の硬化物の成形型。
- 前記素子部が、複数の前記素子を成形するための繰り返し構造であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の硬化物の成形型。
- 前記突出部の幅が、前記繰り返し構造のピッチより狭いことを特徴とする請求項4に記載の硬化物の成形型。
- 前記突出部が、尖形の頂上部分を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の硬化物の成形型。
- 上型および下型からなり、前記下型に塗布された硬化性材料を前記上型と前記下型とにより挟み込むことによって、表面に素子が形成された硬化物を成形する硬化物の成形型であって、
前記上型の前記硬化物が挟み込まれる領域には、前記硬化物を成形するための基部となる基材部と、前記素子を成形するための素子部と、前記素子部とは異なる形状の突出部とが設けられており、
前記基材部からの前記突出部の高さが、前記基材部からの前記素子部の高さより高く、
前記突出部が、前記上型に垂直な軸を有する回転体であることを特徴とする硬化物の成形型。 - 前記素子が、光学レンズであることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の硬化物の成形型。
- 前記硬化性材料を前記上型と前記下型とにより挟み込んだときの前記下型における前記突出部の直下にあたる位置に、前記突出部が前記下型に衝突しないように凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の硬化物の成形型。
- 請求項1から9の何れか1項に記載の硬化物の成形型を用いて、硬化物を製造することを特徴とする硬化物の製造方法。
- 硬化性材料を前記成形型の下型に塗布する塗布工程と、
前記塗布工程の後、前記成形型の上型に形成された突出部が前記硬化性材料に最初に接触するように、前記上型および前記下型を近接させる近接工程と、
前記近接工程の後、前記硬化性材料を硬化させることにより前記硬化物を製造する硬化工程と、を含むことを特徴とする請求項10に記載の硬化物の製造方法。 - 前記近接工程において、前記上型および前記下型を近接させる速さが、0.02mm/s以下であることを特徴とする請求項11に記載の硬化物の製造方法。
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JP2011167737A JP5805454B2 (ja) | 2011-07-29 | 2011-07-29 | 硬化物の成形型および硬化物の製造方法 |
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JP2011098487A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Fujifilm Corp | 素子アレイ成形型、及び該成形型を用いて成形された素子アレイ |
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